JP6795899B2 - ワイヤソー、クーラント供給装置、及び被加工物の加工方法 - Google Patents
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Description
(ワイヤソー及びクーラント供給装置の構造)
先ず、図1乃至図3を参照し、実施例1に係るワイヤソー及び当該ワイヤソーに用いられるクーラント供給装置について詳細に説明する。ここで、図1は、実施例1に係るワイヤソーの概略構成図である。また、図2は、実施例1に係るクーラント供給装置の部分拡大斜視図である。更に、図3は、実施例1に係るクーラント供給装置の先端におけるクーラントの流れを示す模式図である。
次に、本実施例に係る被加工物の加工方法について説明する。本実施例に係る被加工物の加工方法においては、上述したワイヤソー1が使用されることになる。具体的には、主軸ローラ2及びその他のローラ(巻き取りローラ)の周面に対して所定のピッチで巻回されたワイヤ3を走行させる(ワイヤ走行工程)。具体的なワイヤ3の走行方法としては、当該他のローラに接続したモータを駆動させ、ワイヤ3を巻き取るように一定の方向又はこれとは逆の方向に向けて走行させ、且つ所定周期でワイヤ3の走行方向を切り替える。
実施例1においては、加工点の加工熱を冷却するために、タンク11から加工点の近傍に向けて延在するクーラント供給経路7を設置していたが、更に主軸ローラ2及びその近傍に位置するワイヤ3に生じる熱を冷却するための部品冷却用のクーラント供給経路を更に設けてもよい。以下において、部品冷却用のクーラント供給経路が更に設けられたワイヤソー及びクーラント供給装置を実施例2とし、図4乃至図9を参照しつつ説明する。ここで、図4は、実施例2に係るワイヤソーの概略構成図である。また、図5は、実施例2に係るワイヤソーのタンク内に設けられる仕切板の正面図である。図6は、実施例2に係る第1クーラント供給装置の部分拡大斜視図である。図7及び図8は、実施例2に係るワイヤソーに設けられる整流板の動作を説明するための概略図である。図9は、実施例2に係る第1クーラント供給装置の部分拡大正面図である。
図4に示すように、実施例2に係るワイヤソー101は、複数のローラ(図4においては、2つの主軸ローラ102のみを示す)、及び当該複数のローラの周面に対して所定のピッチで巻回されたワイヤ103を有している。また、ワイヤソー101は、スライス加工がなされる被加工物104を支持する基台105及び取付け治具106を有している。更に、ワイヤソー101は、加工点に対してクーラントWを供給するための2つの第1クーラント供給経路107、並びに主軸ローラ102及びこれに巻回されたワイヤ103に対してクーラントWを供給するための2つの第2クーラント供給経路108を有している。そして、ワイヤソー101は、クーラントWを一時的に貯留する2つのタンク111、クーラントWの外部貯留源112から各タンク111にクーラントWを供給する2つの供給管113を有している。
次に、本実施例に係る被加工物の加工方法について説明する。本実施例に係る被加工物の加工方法においては、上述したワイヤソー101が使用されることになる。具体的には、主軸ローラ102及びその他のローラ(巻き取りローラ)の周面に対して所定のピッチで巻回されたワイヤ103を走行させる(ワイヤ走行工程)。具体的なワイヤ103の走行方法としては、当該他のローラに接続したモータを駆動させ、ワイヤ103を巻き取るように一定の方向又はこれとは逆の方向に向けて走行させ、且つ所定周期でワイヤ103の走行方向を切り替える。
実施例1及び実施例2においては、クーラントWへの空気混入を防止する観点から、供給管の供給口がタンク内に配置され、当該供給口がクーラントW内に浸漬していたが、当該供給口をタンクの上方に位置させてもよい。このような構成を採用する場合を、図10を参照しつつ、変形例として説明する。ここで、図10は、変形例に係るタンク及び供給管の拡大模式図である。
2、102 主軸ローラ
3、103 ワイヤ
4、104 被加工物
5、105 基台
6、106 取付け治具
7 クーラント供給経路(加工熱冷却用クーラント供給経路)
11、111、211 タンク
11a 第1側壁部
11b 第2側壁部
12、112 外部貯留源
13、113、213 供給管
13a、113a 供給口
21、121 底部
22、122 側壁部
23、123 始端部
24、124 終端部
25、125 傾斜部
26、126 突出部
41、141 クーラント供給装置
107 第1クーラント供給経路(加工熱冷却用クーラント供給経路)
108 第2クーラント供給経路(部品冷却用クーラント供給経路)
114 仕切板
114a メッシュ部
127、137 整流板
127a、137a 板部
127b、137b 支持部
128 クーラント誘導部
128a 第1側壁部
128b 底部
128c 第2側壁部
133 始端部
134 第1傾斜部
135 第2傾斜部
136 終端部
251 補助タンク
252 側壁部
253 底部
254 開口
W クーラント
Claims (10)
- 被加工物を加工する際に流体のクーラントを使用するワイヤソーであって、
複数のローラと、
前記複数のローラの周面に対して所定のピッチで巻回されたワイヤと、
前記クーラントを一時的に貯留し、前記ローラ及び前記ワイヤよりも上方に配置されたタンクと、
前記クーラントの外部貯留源から前記タンクに前記クーラントを供給する供給管と、
前記タンクからオーバーフローした前記クーラントを流路勾配によって供給し、前記被加工物と前記ワイヤとの加工熱を冷却する加工熱冷却用クーラント供給経路と、
前記タンクからオーバーフローした前記クーラントを流路勾配によって供給し、前記ローラ及び前記ローラ近傍に位置する前記ワイヤの熱を冷却する部品冷却用クーラント供給経路と、を備え、
前記加工熱冷却用クーラント供給経路は、前記クーラントの流路を形成する底部及び前記底部の両側面に配設された側壁部を有し、
前記部品冷却用クーラント供給経路は、前記クーラントの流路を形成する底部及び前記底部の両側面に配設された側壁部を有する、ワイヤソー。 - 前記側壁部は、前記加工熱冷却用クーラント供給経路の終端部において、前記クーラントの流方向に沿って前記底部よりも突出した突出部を含む請求項1に記載のワイヤソー。
- 前記加工熱冷却用クーラント供給経路は、始端部及び終端部における水平方向に対する傾斜角度よりも、前記始端部及び前記終端部の間で傾斜した傾斜部における水平方向に対する傾斜角度が大きい請求項1又は2に記載のワイヤソー。
- 前記加工熱冷却用クーラント供給経路に、前記クーラントの流量に応じてその開度を自動調整する整流板を有する請求項1乃至3のいずれか1項に記載のワイヤソー。
- 前記加工熱冷却用クーラント供給経路の終端部上方に、前記被加工物から跳ね返る前記クーラントを前記加工熱冷却用クーラント供給経路の外部に誘導するクーラント誘導部を有する請求項1乃至4のいずれか1項に記載のワイヤソー。
- 前記クーラントが前記供給管から供給される供給領域を囲む仕切板を前記タンク内に有し、
前記仕切板は、前記クーラントを通過可能とするメッシュ部を備える請求項1乃至5のいずれか1項に記載のワイヤソー。 - 前記供給管の供給口は、前記タンク内に位置する請求項1乃至6のいずれか1項に記載のワイヤソー。
- 前記側壁部は、前記部品冷却用クーラント供給経路の終端部において、前記クーラントの流方向に沿って前記底部よりも突出した突出部を含む請求項1乃至7のいずれか1項に記載のワイヤソー。
- 被加工物と接触する複数のローラ及び前記複数のローラの周面に対して所定のピッチで巻回されたワイヤを備えるワイヤソーに対して流体のクーラントを供給するクーラント供給装置であって、
前記クーラントを一時的に貯留するタンクと、
前記クーラントの外部貯留源から前記タンクに前記クーラントを供給する供給管と、
前記タンクからオーバーフローした前記クーラントを流路勾配によって供給し、前記被加工物と前記ワイヤとの加工熱を冷却する加工熱冷却用クーラント供給経路と、
前記タンクからオーバーフローした前記クーラントを流路勾配によって供給し、前記ローラ及び前記ローラ近傍に位置する前記ワイヤの熱を冷却する部品冷却用クーラント供給経路と、を備え、
前記加工熱冷却用クーラント供給経路は、前記クーラントの流路を形成する底部及び前記底部の両側面に配設された側壁部を有し、
前記部品冷却用クーラント供給経路は、前記クーラントの流路を形成する底部及び前記底部の両側面に配設された側壁部を有する、クーラント供給装置。 - 前記側壁部は、前記加工熱冷却用クーラント供給経路の終端部において、前記クーラントの流方向に沿って前記底部よりも突出した突出部を含む請求項9に記載のクーラント供給装置。
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