JP6795837B2 - 抗菌性繊維、その製造方法及び抗菌性繊維を用いた製品 - Google Patents

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Description

本発明は、硝酸セリウム等の希土類硝酸塩を吸尽した抗菌性繊維、その製造方法及び抗菌性繊維を含む製品に関する。
ウールなどの繊維に抗菌加工することは従来から知られており、特許文献1には塩化セリウム等のセリウム塩、イットリウム塩、ランタン塩、アルミニウム塩及びビスマス塩から選ばれる少なくとも一つの金属塩とスルホン酸(塩)又は硫酸エステル(塩)を含有するコンプレックス(複合塩)をウールなどの繊維に付与することが提案されている。また、特許文献2には繊維をインジゴ染料で染色した後、セリウム塩等を使用して媒染し、消臭機能を付与することが提案されている。
特開2001−200469号公報 特開2006−200086号公報
しかし、前記従来例は、抗菌性がいまだ十分ではなく、さらなる改良が求められていた。
本発明は前記従来の問題を解決するため、抗菌性が高く、耐洗濯性も高い抗菌性繊維、その製造方法及び抗菌性繊維を用いた製品を提供する。
本発明の抗菌性繊維は、繊維に硝酸セリウム(III)、硝酸セリウム(IV)、硝酸ランタン及び硝酸ガドリニウムから選ばれる少なくとも一つの希土類硝酸塩が吸尽されており、抗菌性を有することを特徴とする。
本発明の抗菌性繊維の製造方法は、pHが4.5以下の酸性希土類硝酸塩水溶液に繊維を含浸又は接触させ、60〜130℃の温度で繊維内に希土類硝酸塩を吸尽させ、抗菌性を付与することを特徴とする。
本発明の抗菌性繊維の別の製造方法は、繊維シートにpHが4.5以下の希土類硝酸塩水溶液をパッド−ドライ−キュア法により、繊維内に希土類硝酸塩を吸尽させ、抗菌性を付与することを特徴とする。
本発明の抗菌性繊維を用いた製品は、綿、糸、組紐、織物、編物、不織布及び成形物から選ばれる少なくとも一つであることを特徴とする。
本発明の抗菌性繊維は繊維内に希土類硝酸塩が吸尽されており、抗菌性を有する。好ましくは、JIS L1902による菌液吸収法において、洗濯10回以上後の抗菌活性値が2.2以上、かつ標準布接触直後の菌数以下の抗菌性(殺菌性能)を有することにより、抗菌性が高く、耐洗濯性も高い。本発明の抗菌性繊維を含む生地は、一般社団法人、繊維評価技術協議会(Japan Textile Evaluation Technology Council: JTETC)の規定による抗菌性の赤ラベルに合格する性能を有する。今までの生地は一段下の青レベル(洗濯10回後の抗菌活性値が2.2以上)がせいぜいであった。また、本発明の抗菌性繊維の製造方法は、前記本発明の抗菌性繊維を効率よく合理的に製造方法できる。さらに、本発明の抗菌性繊維を用いた製品は抗菌性が高く、JTETCの規定による抗菌性の赤ラベルに合格する性能を有する。赤レベルは、A(抗菌活性値)>F(標準布の増殖値)である。
図1は本発明の実施例1の硝酸セリウム処理ウール表面の走査電子顕微鏡(SEM)写真(倍率3000)である。 図2は比較例1のウール表面の走査電子顕微鏡(SEM)写真(倍率3000)である。 図3は本発明の一実施形態のウールの圧縮成形物の斜視図である。
本発明の抗菌性繊維は繊維内に希土類硝酸塩が吸尽されている。ここで吸尽とは吸着と同じであり、架橋剤やバインダーを使用することなく、繊維内に直接希土類硝酸塩が吸尽されている。好ましい抗菌性は、JIS L1902による菌液吸収法において、洗濯10回以上後の抗菌活性値が2.2以上、かつ標準布接触直後の菌数以下の抗菌性(殺菌性能)を有する。前記希土類硝酸塩は、硝酸セリウム(III)、硝酸セリウム(IV)、硝酸ランタン及び硝酸ガドリニウムから選ばれる少なくとも一つが好ましい。硝酸セリウム(III)は化学式Ce(NO33・6H2Oで示される溶液であり、硝酸セリウム(IV)は化学式(NH42[Ce(NO36]で示される溶液である。硝酸セリウム(III)、硝酸セリウム(IV)の場合を例に挙げると、抗菌性能はCe3+とCe4+の間での酸化還元反応によってもたらされていると思われる。
前記抗菌性は、JIS L1902による菌液吸収法において、接触直後の生菌数の常用対数値に比べて18時間培養後の生菌数の常用対数値が1.5倍以下であるのが好ましく、より好ましくは1.2倍以下であり、さらに好ましくは1.0倍以下である。
前記抗菌性繊維を含む生地は洗濯50回後においても抗菌性を有するのが好ましい。さらに好ましくは、JIS L 1096に規定されているワッシャ法の「高温加速洗濯法」の80℃×50回洗濯後においても、JTETCの規定による抗菌性の赤ラベルに合格する性能を有する。
前記抗菌性繊維は、ウール、シルク、コットン、ポリエステル、ナイロン、アクリル、レーヨン、キュプラ及びアセテートから選ばれる少なくとも一つの繊維であるのが好ましい。これらの繊維は抗菌性が要求される場合がある。この中でもとくにウールが好ましい。ウールと他の繊維を混紡する場合の混率は、繊維全体を100重量%としたとき、20重量%以上が好ましい。ウールに混紡する80重量%以下の他の繊維は、ポリエステル、ナイロン、アクリル、シルク、コットン、レーヨン、キュプラ、アセテートなどの繊維である。
本発明の抗菌性繊維の製造方法は、希土類硝酸塩水溶液に繊維を含浸又は接触させ、60〜130℃の温度で繊維内に希土類硝酸塩を吸尽させ、抗菌性を付与する。この条件は織物、編物、不織布等の繊維シートも同じである。吸尽時間は温度にもよるが、20〜200分が好ましい。吸尽温度が60℃未満では吸尽効率が低く、130℃を超えると繊維が傷む傾向となる。本発明の別の抗菌性繊維の製造方法は、織物、編物、不織布等の繊維シートに希土類硝酸塩水溶液をパッド−ドライ−キュア法により、繊維内に希土類硝酸塩を吸尽させ、抗菌性を付与する。ドライは100℃以上の温度が好ましく、キュアは150℃以上の温度が好ましい。樹脂の併用は特に必要はない。
前記希土類硝酸塩水溶液における希土類硝酸塩の濃度は、1〜10%o.w.f(on the weight of fiber)が好ましい。また、前記パッド−ドライ−キュア法における希土類硝酸塩濃度は1〜10%sol.であるのが好ましい。前記の範囲であれば吸尽効率を高く維持できる。
前記希土類硝酸塩水溶液に繊維を含浸又は接触させるときのpHは、4.5以下の酸性条件であるのが好ましい。希土類硝酸塩の一つである硝酸セリウム自体は強酸性であり、pHが弱酸性以上になると沈殿が生じる。このため、pHの上限値は、pH=4.5までが硝酸セリウム水溶液として存在することは確認できている。より好ましくは、pH調整は酢酸/酢酸ソーダを使用し、pH=4.3に調整する。界面活性剤は、どのようなものでもよいが、ノニオン系の界面活性剤が好ましい。
本発明の抗菌性繊維を用いた製品は、綿(わた)、糸、組紐、織物、編物、不織布及び成形物から選ばれる少なくとも一つである。織物、編物及び不織布は繊維シートともいう。また織物及び編物は生地ともいう。本発明の抗菌性繊維を含む生地は、織物、編物、不織布等の繊維シートが好ましい。織物組織、編物組織はどのようなものであってもよい。前記生地は、衣類、寝具、カーペット等のインテリア品等、様々な用途に適用できる。また、成形物は、本発明者らがすでに特願2015-246370で提案している繊維自体を圧縮成形した成形物を含む。その他、繊維強化樹脂成形物も含む。
以下、実施例を用いてさらに具体的に説明する。本発明は下記の実施例に限定されるものではない。
<生菌数の常用対数値>
JIS L1902による菌液吸収法において、接触直後の生菌数の常用対数値(P)と、18時間培養後の生菌数の常用対数値(Q)で比較した。この試験は、一般社団法人カケンテストセンター、及び一般社団法人ボーケン品質評価機構に依頼した。
<抗菌活性値(A値)>
同、「標準布18時間後の菌数の常用対数値」−「抗菌加工布の18時間後の菌数の常用対数値」で算出した。
<増殖値(F値)>
同、「標準布18時間後の菌数の常用対数値」−「標準布接種直後の菌数の常用対数値」で算出した。
<殺菌活性値>
同、「標準布接種直後の菌数の常用対数値」−「抗菌加工布の18時間後の菌数の常用対数値」で算出した。なお、JISの改定により2015年7月より「殺菌活性値」という表記はなくなったが、従来品と比較するのに都合がよいため使用した。「殺菌活性値」は接種直後よりも菌数が減っている(殺菌されている)ことを示す。
<生地pH>
JIS L1096に従って測定した。すなわち、ガラスフラスコに50mlの蒸留水を入れて2分間沸騰した後、細かく切った生地の試験片5.0gを投入し、栓をして30分間放置した。30分後、抽出液を25℃±2℃に調整し、pHメーターで抽出液のpHを測定した。この試験は硝酸セリウムが強酸性なので、生地が酸性になってその原因で抗菌効果が出ているのではないかという推定をされないためである。加えて、人体に対する安全性も考慮に入れたものである。
<洗濯方法>
実施例中で条件を記載していない洗濯は、JIS L1096に規定されている103法の温度40℃、強洗いの条件で実施した。
(実施例1)
防縮加工していないウール織物生地100%品を60g採取し、硝酸セリウム(III)水溶液5%o.w.f(pH調整なし)の中に浸漬し、大気圧下、温度98℃で40分間吸尽処理した。使用した硝酸セリウム(III)水溶液の濃度は酸化セリウム換算で239g/Lである。希土類塩類を使用する場合、酸化セリウムに濃度換算にするのが慣例であるのでその慣例に従った。以下の実施例及び比較例に使用した硝酸セリウム(III)水溶液の濃度は実施例1と同じものである。吸尽処理は、染色機中で浴比1:20の条件で実施した。その後水洗し、風乾した。得られた生地試料の条件と結果は表1〜2にまとめて示す。図1は実施例1の硝酸セリウム処理ウール表面の走査電子顕微鏡(SEM)写真(倍率3000)である。表面に粒子などは見られず、繊維内に吸着されていることがわかる。
(比較例1)
硝酸セリウム(III)を添加しない以外は実施例1と同様に実験した。図2は比較例1のウール表面の走査電子顕微鏡(SEM)写真(倍率3000)である。
(比較例2)
硝酸セリウム(III)水溶液5%o.w.fに替えて酸化セリウムゾル10%o.w.fを使用した以外は実施例1と同様に実験した。使用した酸化セリウムゾルの濃度は9.11%である。
(実施例2)
クロイ加工による防縮加工したウール織物生地100%品を60g採取し、酢酸と酢酸ソーダでpH=5.0に調整した緩衝液に、硝酸セリウム(III)水溶液5%o.w.f(pH調整なし)を添加し、pHを4.3に調整した中に浸漬し、大気圧下、温度65℃で40分間吸尽処理した。その後水洗し、風乾した。前記クロイ加工は、塩素ガス又は塩素化合物をウールに付与するもので、ウールの防縮加工として一般的に行われている方法である。
(実施例3)
硝酸セリウム(III)の吸尽条件を温度98℃、40分間とした以外は実施例2と同様に実験した。
(実施例4)
クロイ加工による防縮加工したウール織物生地100%品を60g採取し、硝酸セリウム(IV)水溶液5%o.w.f(pH調整なし)の中に浸漬し、大気圧下、温度98℃で40分間吸尽処理した。その後水洗し、風乾した。使用した硝酸セリウム(IV)水溶液の濃度は酸化セリウム換算で200g/Lである。
(比較例3)
硝酸セリウムを添加しない以外は実施例2と同様に実験した。
(比較例4)
硝酸セリウムに替えて酸化セリウムゾル10%o.w.fを使用し、温度98℃、40分間とした以外は実施例4と同様に実験した。
以上の条件と結果を表1〜2にまとめて示す。
表1〜2から明らかなとおり、本実施例の抗菌性ウールを含む生地は、JIS L1902による菌液吸収法において、洗濯10回以上後の抗菌活性値が2.2以上、かつ標準布接触直後の菌数以下の抗菌性(殺菌性能)を有することにより、抗菌性が高く、耐洗濯性も高いことが確認できた。この抗菌性ウールは、一般社団法人、繊維評価技術協議会(Japan Textile Evaluation Technology Council: JTETC)の規定による抗菌性の赤ラベルに合格する性能を示した。また、各実施例の生地をほぐして綿(わた)状の繊維に戻しても同様の性能を示した。
(実施例5)
コットン紡績糸100%使いの生地を使用した以外は実施例1と同様に実施した。
(実施例6)
シルク100%使いの生地を使用した以外は実施例1と同様に実施した。
(実施例7)
ポリエステル(PET)紡績糸100%使いの生地を使用し、硝酸セリウム(III)溶液10 %sol.をパドードライーキュア法で生地に接触させた以外は実施例1と同様に実施した。"%sol."は溶液濃度のsolutionの略である。
以上の条件と結果を表3〜4にまとめて示す。
表3〜4から明らかなとおり、本実施例の抗菌性繊維を含む生地は、JIS L1902による菌液吸収法において、洗濯10回以上後の抗菌活性値が2.2以上、かつ標準布接触直後の菌数以下の抗菌性(殺菌性能)を有することにより、抗菌性が高く、耐洗濯性も高いことが確認できた。ポリエステル(実施例7)以外の抗菌性繊維は、一般社団法人、繊維評価技術協議会(Japan Textile Evaluation Technology Council: JTETC)における抗菌性の赤ラベルに合格する性能を示した。また、各実施例の生地をほぐして綿(わた)状の繊維に戻しても同様の性能を示した。
(実施例8)
硝酸ランタンを使用した以外は実施例1と同様に実施した。結果を表5〜6に示す。
(実施例9)
硝酸ガドリニウムを使用した以外は実施例1と同様に実施した。結果を表5〜6に示す。
表5〜6に示すように、硝酸ランタン及び硝酸ガドリニウムも抗菌性が認められた。
(実施例10)
実施例2で得られた硝酸セリウム(III)を吸尽したウール生地を圧縮成形して抗菌試験をした。この圧縮成形物は、ウール生地を金型に入れ、温度150℃、圧力32MPaで3分間圧縮して圧縮成形物としたものである。この圧縮成形物は、図3に示すように長さ40mm、幅25mm、厚さ2mmの板状であり、見かけ上は透明であった。この圧縮成形物を破壊したところ、ウールに起因する繊維状フィブリルが観察された。またこの成形物の見掛け密度は1.30g/mm3であった。ウール繊維の密度は1.32g/mm3(文献値)であることから、この成形物の見掛け密度はウール繊維の密度の0.98倍であり、高密度に圧縮成形されていた。抗菌試験は、プラスチックの抗菌方法であるJIS Z 2801による抗菌試験方法をカケンテストセンターで実施した。抗菌試験の結果を表7に示す。なお、ウール生地を圧縮成形物したものについては繊維製品ではないため、一般社団法人抗菌製品技術協議会(SIAA:Society of Industrial technology for Antimicrobial Articles)に規定された方法に従い評価を行った。SIAAでは、抗菌活性値2.0以上あることが抗菌性能ありの規定となっている。
(比較例5)
比較として無処理のポリエチレンフィルムを用いた。抗菌試験の結果を表7に示す。
表7に示すとおり、硝酸セリウム(III)を吸尽したウール生地の圧縮成形品も抗菌性が認められた。
本発明の抗菌性繊維は、織物、編物、不織布等の繊維シート、衣類、寝具、カーペット等のインテリア品等、様々な用途に適用できる。またウールの圧縮成形体は廃品ウールを使用することができ、コストの安い抗菌製品とすることができる。この圧縮成形体は、抗菌性とともに除菌性を利用して、例えば土地改良剤として使用できる。
1 ウールの圧縮成形体

Claims (10)

  1. 抗菌性繊維であって、
    繊維に硝酸セリウム(III)、硝酸セリウム(IV)、硝酸ランタン及び硝酸ガドリニウムから選ばれる少なくとも一つの希土類硝酸塩が吸尽されており、抗菌性を有することを特徴とする抗菌性繊維。
  2. 前記抗菌性は、JIS L1902による菌液吸収法において、洗濯10回以上後の抗菌活性値が2.2以上、かつ標準布接触直後の菌数以下の抗菌性である請求項1に記載の抗菌性繊維。
  3. 前記抗菌性は、JIS L1902による菌液吸収法において、接触直後の生菌数の常用対数値に比べて18時間培養後の生菌数の常用対数値が1.5倍以下である請求項1又は2に記載の抗菌性繊維。
  4. 前記抗菌性繊維を含む生地は、洗濯50回後においても抗菌性を有する請求項1〜のいずれかに記載の抗菌性繊維。
  5. 前記抗菌性繊維は、ウール、シルク、コットン、ポリエステル、ナイロン、アクリル、レーヨン、キュプラ及びアセテートから選ばれる少なくとも一つの繊維である請求項1〜のいずれかに記載の抗菌性繊維。
  6. 請求項1〜のいずれかに記載の抗菌性繊維の製造方法であって、
    pHが4.5以下の酸性希土類硝酸塩水溶液に繊維を含浸又は接触させ、60〜130℃の温度で繊維内に希土類硝酸塩を吸尽させ、抗菌性を付与することを特徴とする抗菌性繊維の製造方法。
  7. 請求項1〜のいずれかに記載の抗菌性繊維の製造方法であって、
    繊維シートにpHが4.5以下の希土類硝酸塩水溶液をパッド−ドライ−キュア法により、繊維内に希土類硝酸塩を吸尽させ、抗菌性を付与することを特徴とする抗菌性繊維の製造方法。
  8. 前記吸尽させるときの希土類硝酸塩濃度は1〜10%o.w.f(on the weight of fiber)である請求項6に記載の抗菌性繊維の製造方法。
  9. 前記パッド−ドライ−キュア法における希土類硝酸塩濃度は1〜10%sol.である請求項7に記載の抗菌性繊維の製造方法。
  10. 請求項1〜のいずれかに記載の抗菌性繊維を用いた製品であって、
    前記製品は、綿、糸、組紐、織物、編物、不織布及び成形物から選ばれる少なくとも一つであることを特徴とする抗菌性繊維を用いた製品。
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