以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.情報処理装置の動作〕
最初に、本実施形態の情報処理装置の一例である情報処理サーバ20を備える情報処理システム1を例に、情報処理装置の動作を説明する。
図1は、実施形態に係る情報処理システム1の動作を示す図である。情報処理システム1は、端末装置101、102、103、104と、情報処理サーバ20と、を備える。なお、図1の例では、端末装置が4つ示されているが、端末装置は4つより少なくてもよいし、4つより多くてもよい。以下の説明では、端末装置101、102、103、104等を総称して端末装置10と記載することがある。
端末装置10は、例えば、スマートデバイス(スマートフォン、或いはタブレット)、携帯電話、パーソナルコンピュータ等のユーザ端末である。図1に記載の複数の端末装置10はそれぞれ異なるユーザによって使用されている。端末装置101はユーザU1が使用する端末であり、端末装置102はユーザU2が使用する端末であり、端末装置103はユーザU3が使用する端末であり、端末装置104はユーザU4が使用する端末である。端末装置10は、ネットワークを介して情報処理サーバ20と通信する。例えば、端末装置10は、情報処理サーバ20からネットショッピングに関するページの情報を取得する。
なお、ページとは、コンテンツの配置面のことをいう。より具体的には、ページとは、画像(例えば、静止画、動画)、テキスト情報(例えば、商品の紹介記事)等のコンテンツが配置されたページ単位の情報である。例えば、ページはウェブページである。なお、ページはウェブページに限定されない。例えば、ページは、ユーザインタフェース画面に表示されることを目的として作成されたページ(例えばアプリの画面)であってもよい。ページは、端末装置10が備える記憶装置に予めインストールされたデータ(例えば、ユーザがネットショッピングを行うためのユーザインタフェース画面のデータ)に基づき生成されてもよい。以下の説明で示される“ページ”の記載は“配置面”に置き換えることが可能である。なお、ページはコンテンツそのものとみなすことが可能である。また、以下に説明する端末装置10の動作は、ブラウザ上での動作のみならず、予めインストールされたプログラム上(例えば、アプリ上)での動作も含有している。以下の説明の“ページ”の記載は“コンテンツ”に置き換えることが可能である。
情報処理サーバ20は、クライアント端末に対して各種サービスを提供するサーバ用ホストコンピュータである。情報処理サーバ20は、例えば、ショッピングサイト或いはEC(Electric Commerce)サイトとして機能するショッピングサーバである。情報処理サーバ20は、オンラインストア(以下、単にストアという。)に対してオンラインモールの機能を提供する。また、情報処理サーバ20は、ユーザに対してネットショッピングに関するサービス(以下、ショッピングサービスという。)を提供する。例えば、情報処理サーバ20は、ショッピングサービスの1つとして、クライアント端末に対して、クライアント端末から要求された情報(例えば、商品の情報が掲載されたストアのページ)の配信処理を行う。また、情報処理サーバ20は、ショッピングサービスの1つとして、クライアント端末を操作するユーザのストア等での商品の購入に関する処理を行う。
情報処理サーバ20が提供するショッピングサービスは、評価の投稿可能なサービスとなっている。すなわち、情報処理サーバ20は、商品を購入したユーザが、所定の対象(例えば、商品、サービス、或いはストア)に対する評価を投稿するための機能を備えている。なお、以下の説明では、評価のことをレビューと表現するが、“レビュー”は適宜“評価”と言い換えることが可能である。なお、ネットを介したサービスの提供(例えば、音楽のダウンロードサービスや商品の包装サービス)も商品の一種とみなすことが可能である。なお、以下の説明では、情報処理サーバ20は、ウェブページを介してユーザにショッピングサービスを提供するものとするが、端末装置10に予めインストールされたアプリの画面を介してショッピングサービスを提供してもよい。以下の説明では、情報処理サーバ20がショッピングサービスを提供するためのページ(アプリの画面を含む。)をショッピングページという。
以下、図1を参照しながら、情報処理サーバ20を備える情報処理システム1の動作を説明する。
まず、情報処理サーバ20は、ショッピングページの閲覧者(例えば、ユーザU1〜U3)が操作する端末装置10とショッピングサービスに関する通信を行う(ステップS1a〜ステップS1c)。例えば、情報処理サーバ20は、ショッピングページの情報を端末装置10に送信するとともに、ショッピングページを介して行われたユーザの指示を処理する。例えば、情報処理サーバ20は、ユーザ指定の商品をカートに入れる処理や、ユーザ指定の商品をお気に入り登録する処理を実行する。
続いて、情報処理サーバ20は、ショッピングページの閲覧者に関する情報を取得する。例えば、情報処理サーバ20は、情報処理サーバ20が提供するショッピングサービスを使って商品の情報を閲覧した閲覧者に関する情報を取得する。上述したように、本実施形態の情報処理サーバ20は、ショッピングサービスの1つとして、クライアント端末に対し、クライアント端末から要求されたショッピングに関する情報(例えば、ショッピングページ)の配信処理を提供するよう構成されている。ここで、「サービスを使って情報を閲覧」とは、例えば、端末装置10が情報処理サーバ20に配信処理を要求して得られる情報を、端末装置10を操作するユーザ(閲覧者)が閲覧することをいう。なお、端末装置10が情報処理サーバ20に配信処理を要求して得られる情報は、ウェブページの情報に限られず、例えば、アプリの画面に配置するコンテンツの情報であってもよい。上述したように、ショッピングサービスは、商品或いはストアに対するレビューを投稿可能となっている。
また、情報処理サーバ20は、商品に関して所定の操作を行った閲覧者に関する情報を取得する(ステップS2)。例えば、情報処理サーバ20は、ショッピングサービスで商品に関して興味を示す操作を行った閲覧者に関する情報を取得する。このとき、「興味を示す操作」は商品の購買に関する操作であってもよい。例えば、商品の購買に関する操作は、商品の購買の一環となる操作(例えば、商品をカートに入れる操作等の決済前操作)であってもよいし、商品の購買検討のための操作(例えば、商品をお気に入り登録する等の登録操作)であってもよい。本実施形態では、情報処理サーバ20は、商品をカートに入れた閲覧者に関する情報(例えば、商品をカートに入れた閲覧者の数)を取得する。また、情報処理サーバ20は、商品をお気に入り登録した閲覧者に関する情報(例えば、商品をお気に入り登録した閲覧者の数)を取得する。そして、情報処理サーバ20は、取得した情報を商品情報データベースに登録する。図1の例では、情報処理サーバ20は、商品IDがM1の商品(以下、商品M1という。)をカートに入れた人数(カート投入数)が23人であるとの情報を商品情報データベースに登録している。また、情報処理サーバ20は、商品M1をお気に入り登録した人数(お気に入り登録数)が45人であるとの情報を商品情報データベースに登録している。情報処理サーバ20は、他の商品(例えば、商品IDがM2、M3の商品)についても、商品M1と同様に、カート投入数とお気に入り登録数を登録する。
続いて、情報処理サーバ20は、ショッピングページのユーザ(例えば、ユーザU4)が操作する端末装置10とショッピングサービスに関する通信を行う(ステップS3)。そして、情報処理サーバ20は、ショッピングサービスを利用するユーザが所定の基準を満たしてレビューを投稿可能となった場合には、ユーザの投稿に対するモチベーションを高めるため、ユーザに対して閲覧者に関する情報を通知する(ステップS4)。上述したように、本実施形態の情報処理サーバ20は、ショッピングサービスの1つとして、クライアント端末に対し、ユーザの商品の購入に関する処理を提供するよう構成されている。ここで、「サービスを利用するユーザ」とは、例えば、商品の購入に関する処理を情報処理サーバ20に要求した端末装置10を操作するユーザのことをいう。なお、情報処理サーバ20は、所定の対象(例えば、商品、サービス)に対する情報を閲覧した閲覧者に関する情報を通知してもよい。例えば、情報処理サーバ20は、ユーザU4が商品M1を購入することにより商品M1に対するレビューを投稿可能となった場合には、ユーザU4に対して、商品M1を閲覧した閲覧者に関する情報を通知する。
このとき、情報処理サーバ20は、ショッピングサービスで商品を購入したユーザに対して、ユーザが購入した商品に関して所定の操作を行った閲覧者に関する情報を通知してもよい。例えば、情報処理サーバ20は、商品M1を購入したユーザU4に対して、商品M1をカートに入れた閲覧者に関する情報(例えば、カート投入数)を通知してもよい。図1の例であれば、情報処理サーバ20は、商品M1のカート投入数である“23”をユーザU4に通知してもよい。また、情報処理サーバ20は、商品M1を購入したユーザU4に対して、商品M1をお気に入り登録した閲覧者に関する情報(例えば、お気に入り登録数)を通知してもよい。図1の例であれば、情報処理サーバ20は、商品M1のお気に入り登録数である“45”をユーザU4に通知してもよい。
なお、情報処理サーバ20は、ユーザに対して、閲覧者に関する情報が含まれるメッセージを通知してもよい。このとき、通知には、ユーザに対して、レビューの投稿を促すメッセージが含まれていてもよい。図2は、情報処理サーバ20が端末装置10に送信する情報の例を示す図である。図2の状態D10は、メッセージMS1が配置されたページP1が画面に表示された様子を示している。メッセージMS1は、レビューの投稿を促すメッセージである。図2の状態D10の例では、商品M1を購入したユーザU4に対するメッセージMS1として“68人があなたの買った商品M1のレビューを待っています”とのメッセージが示されている。メッセージMS1に示された“68人”は、商品M1のカート投入数“23”と商品M1のお気に入り登録数“45”を加算した人数である。なお、ユーザに通知する人数はこの例に限定されない。ユーザに通知する人数は、カート投入数であってもよいし、お気に入り登録数であってもよい。勿論、ユーザに通知する人数はカート投入数及びお気に入り登録数以外の人数であってもよい。
なお、図2の状態D10には、ブラウザを使って通知が行われる例が示されているが、通知の方法はブラウザを使った方法に限定されない。例えば、情報処理サーバ20は、ユーザに対して、閲覧者に関する情報が含まれるメールを送信してもよい。また、情報処理サーバ20は、ショッピングサービスを提供するアプリに対してプッシュ通知を行ってもよい。なお、通知には必ずしもレビュー結果に関するメッセージが記載されていなくてもよい。このとき、通知には、ユーザがブラウザ或いはアプリを開くように誘導するメッセージが付されていてもよい。レビューに関するメッセージがあることをユーザに気づかせることができるのであれば、通知にメッセージが付されていなくてもよい。閲覧者に関する情報は、通知ではなく、ユーザが通知に誘導されて開くブラウザ(ウェブページ)やアプリ面に含まれていてもよい。また、ユーザが投稿を即座に行えるように、ページP1には、投稿ページP2を表示するためのリンク或いはコントロールが配置されていてもよい。投稿ページは、ユーザがレビューを投稿するためのページのことである。投稿ページは、ウェブページに限定されない。例えば、投稿ページは、アプリの画面であってもよい。図2の状態D10の例では、ページP1に、投稿ページP2を表示するためのボタンB11が配置されている。ユーザU4がボタンB11を押すと、端末装置10に投稿ページP2が表示される。
図2の状態D20は、投稿ページP2が端末装置10に表示された様子を示している。投稿ページP2には、レビューを入力するためのコントロールが配置される。例えば、投稿ページP2には、商品の総合評価を星で示すための評価入力ボックスRや、評価コメントを入力するためのテキストボックスT21や、レビューのタイトルを入力するためのテキストボックスT22が配置されている。また、投稿ページP2には、OKボタンB21やキャンセルボタンB22が配置されている。ユーザU4が、レビューとなる投稿情報(以下、単にレビューという。)を入力し、OKボタンB21を押すと、端末装置10は情報処理サーバ20にレビューを送信する(ステップS5)。
情報処理サーバ20は、レビューを受信したら、レビュー情報データベースに受信したレビューを登録する(ステップS6)。図1の例では、情報処理サーバ20は、レビューID“1001”のレコードに、ユーザU4が投稿した商品M1に関するレビューL11を登録している。
情報処理サーバ20は、閲覧者(例えば、ユーザU1〜U3)が操作する端末装置10とレビューページに関する通信を行う(ステップS7a〜ステップS7c)。レビューページは、レビューが配置されたページのことであり、必ずしもレビュー専用のページでなくてもよい。例えば、レビューページは、レビューが表示された商品紹介ページであってもよい。情報処理サーバ20は、レビュー情報データベースに登録された情報に基づいてレビューページを生成する。
図3は、レビューページP3の一例を示す図である。図3に示した例では、レビューページP3は、商品M1のレビューが表示されたページである。端末装置10のコンテンツ表示領域A1の長手方向の長さより長くなっている。コンテンツ表示領域A1は、例えば、ブラウザのページ表示領域である。レビューページP3には、商品M1のレビューL11、L12、L13等が配置さている。ユーザは端末装置10をスクロール操作することによりレビューページP3に配置されたレビューを閲覧可能である。ユーザによってレビューページP3が閲覧されると、情報処理サーバ20は、レビュー情報データベースの閲覧者数を更新する(ステップS8)。例えば、レビューページP3のレビューL11がユーザによって閲覧されたら、情報処理サーバ20は、レビュー情報データベースのレビューID“1001”のレコードの閲覧者数の項目の数値に1を加える。
なお、レビューがユーザによって閲覧されたか否かは、例えば、端末装置10の画面の所定の領域に該当のレビューが表示されたか否かで判別してもよい。例えば、情報処理サーバ20は、レビューL11の一部或いは全部がコンテンツ表示領域A1に表示された場合に、レビューL11がユーザによって閲覧されたと判別してもよい。或いは、情報処理サーバ20は、レビューL11の一部或いは全部が、コンテンツ表示領域A1の長手方向の中央にある中央領域A2に表示された場合に、レビューL11がユーザによって閲覧されたと判別してもよい。
また、情報処理サーバ20は、レビューが所定の領域に一定時間以上表示された場合にレビューL11がユーザによって閲覧されたと判別してもよい。例えば、情報処理サーバ20は、レビューL11の一部或いは全部が、コンテンツ表示領域A1或いは中央領域A2に所定時間(例えば、1秒〜30秒)以上表示された場合に、レビューL11がユーザによって閲覧されたと判別してもよい。なお、所定時間は、1秒〜30秒に限られない。所定時間は、1秒より短い時間であってもよいし、30秒より長い時間であってもよい。
情報処理サーバ20は、ユーザの投稿に対するモチベーションをさらに高めるため、レビューを投稿したユーザに対して、当該ユーザが投稿したレビューを閲覧した閲覧者に関する情報を通知する(ステップS9)。例えば、情報処理サーバ20は、レビューを投稿したユーザに対して、当該ユーザが投稿したレビューを閲覧した閲覧者の数を通知する。このとき、情報処理サーバ20は、所定の条件(以下、通知条件という。)を満たした場合に、レビューを閲覧した閲覧者に関する情報を通知する。例えば、情報処理サーバ20は、ユーザがレビューを投稿してから一定期間が経過した場合に、閲覧者に関する情報を通知してもよい。或いは、情報処理サーバ20は、閲覧数が一定数に達した場合に、閲覧者に関する情報を通知してもよい。通知条件は、情報処理サーバ20の運営者が任意に定めることが可能である。なお、情報処理サーバ20は、通知をメールで行ってもよいし。プッシュ通知で行ってもよい。このとき、通知には、ユーザがブラウザ或いはアプリを開くように誘導するメッセージが付されていてもよい。閲覧者に関する情報は、通知ではなく、ユーザが通知に誘導されて開くブラウザ(ウェブページ)やアプリ面に含まれていてもよい。
図4は、メッセージMS2が配置されたページP4が画面に表示された様子を示す図である。メッセージMS2は、レビューを投稿したユーザに情報をフィードバックするためのメッセージである。より具体的には、メッセージMS2は、レビューを閲覧した閲覧者に関する情報(例えば、閲覧者数)を含むメッセージである。図4の例では、商品M1に対するレビューL11を投稿したユーザU4に対するメッセージMS2として“あなたの書いたレビューが123人に見られました”とのメッセージが示されている。メッセージMS2に示された“123人”は、レビューL11の閲覧者数を示している。図4の例では、ページP4に、投稿ページP2を表示するためのボタンB31が配置されている。ユーザU4がボタンB31を押すと、端末装置10に投稿ページP2が表示される。ユーザは、投稿ページP2を使って、自らのレビューを編集可能である。
なお、ユーザに通知する情報は、レビューの閲覧者数の情報に限定されない。例えば、情報処理サーバ20は、ユーザが投稿したレビューを閲覧した閲覧者のうちレビュー対象の商品の購買行動に関して態度変容した閲覧者の数を通知してもよい。「商品の購買行動に関して態度変容した閲覧者」とは、例えば、ユーザが投稿したレビューを閲覧した後、商品の購買行動を新たに起こした閲覧者のことをいう。ここで「商品の購買行動」とは、商品の購買に関する操作を行うことであり、商品の購入操作のみならず、商品の購買の一環となる操作(例えば、商品をカートに入れる操作等の決済前操作)や、商品の購買検討のための操作(例えば、商品をお気に入り登録する等の登録操作)も含まれる。本変形の一例として、情報処理サーバ20は、ユーザが投稿したレビューを閲覧した閲覧者のうちレビュー対象商品を購入した閲覧者に関する情報を通知してもよい。例えば、情報処理サーバ20は、ユーザが投稿したレビューを閲覧した閲覧者のうちレビュー対象の商品を購入した閲覧者の数を通知してもよい。このとき、情報処理サーバ20は、ユーザU4に、例えば、“あなたのレビューを見た123人のうち13人が実際に商品M1を購入しました”とのメッセージを通知してもよい。
従来、レビューを書くユーザは、不特定多数の者に向けてレビューを書くという状況にあった。しかし、本実施形態の情報処理サーバ20は、ショッピングサービスを利用したユーザに対して、閲覧者に関する情報を通知している。これにより、多くのユーザは、不特定多数の者に向けてレビューを書くという状況から、特定の者に向けてレビューを書くという状況に変わる。結果として、ユーザはレビューを書くモチベーションが高まるので、情報処理サーバ20は、多くのユーザにレビューを投稿してもらうことを可能にすることができる。しかも、特定の誰かに見られるという心理状況がユーザに発生するので、情報処理サーバ20は、レビューの質を高めることもできる。
また、情報処理サーバ20は、ユーザがレビューを投稿した後、ユーザにその投稿の結果をフィードバックしている。これにより、ユーザは、「書いたレビューが見られた」、「レビューを書いた商品が他のユーザに買われた」という事実を知ることができるので、承認欲求を満たすことができる。これが、ユーザのさらなるレビューを書く動機となるので、情報処理サーバ20は、ユーザにレビューを継続的に投稿してもらうことを可能にすることができる。また、情報処理サーバ20は、ユーザにレビューをブラッシュアップしてもらうことを可能にすることができる。
〔2.情報処理システムの構成例〕
以上、本実施形態の情報処理装置の一例である情報処理サーバ20を備える情報処理システム1を例に、情報処理装置の動作を述べたが、以下、本実施形態の情報処理装置の構成を説明する。以下の説明では、情報処理システム1を例に情報処理装置の構成を説明する。上述したように、情報処理システム1は、端末装置10と、情報処理サーバ20と、を備える。端末装置10、及び情報処理サーバ20は、ネットワークを介して接続される。ネットワークは、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、電話網(携帯電話網、固定電話網等)、地域IP(Internet Protocol)網、インターネット等の通信ネットワークである。ネットワークには、有線ネットワークが含まれていてもよいし、無線ネットワークが含まれていてもよい。
〔3.端末装置の構成例〕
図5は、実施形態に係る端末装置10の構成例を示す図である。端末装置10は、ユーザがページの閲覧に使用する情報表示装置(情報処理装置)である。端末装置10は、例えば、スマートフォン、タブレット、携帯電話等の通信端末である。通信機能を備えるのであれば、端末装置10は、パーソナルコンピュータ(ノートPC、デスクトップPC)、PDA(Personal Digital Assistant)等の情報処理端末であってもよい。この場合、情報処理端末も通信端末の一種である。端末装置10は、ネットワークを介して情報処理サーバ20と接続する。端末装置10は、図5に示すように、通信部11と、入力部12と、記憶部13と、出力部14と、制御部15と、を備える。なお、図5に示した構成は機能的な構成であり、ハードウェア構成はこれとは異なっていてもよい。
通信部11は、外部の装置と通信する通信インタフェースである。通信部11は、ネットワークインタフェースであってもよいし、機器接続インタフェースであってもよい。例えば、通信部11は、NIC(Network Interface Card)等のLANインタフェースであってもよいし、USB(Universal Serial Bus)ホストコントローラ、USBポート等により構成されるUSBインタフェースであってもよい。また、通信部11は、有線インタフェースであってもよいし、無線インタフェースであってもよい。通信部11は、端末装置10の通信手段として機能する。通信部11は、制御部15の制御に従って情報処理サーバ20と通信する。
入力部12は、外部から各種入力を受け付ける入力装置である。例えば、入力部12は、キーボードやマウスや操作キー等、ユーザが各種操作を行うための操作装置である。入力部12は、端末装置10の入力手段として機能する。なお、端末装置10にタッチパネルが採用される場合には、タッチパネルも入力部12に含まれる。この場合、ユーザは、指やスタイラスで画面をタッチすることにより各種操作を行う。
記憶部13は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)、フラッシュメモリ、ハードディスク等のデータ読み書き可能な記憶装置である。記憶部13は、端末装置10の記憶手段として機能する。記憶部13は、ウェブブラウザ等のアプリケーションソフトのデータが格納されている。ユーザはアプリケーションソフトを介して情報処理サーバ20と通信する。
出力部14は、音、光、振動、画像等、外部に各種出力を行う装置である。出力部14は、端末装置10の出力手段として機能する。出力部14は、各種情報を表示する表示装置を備える。表示装置は、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイである。なお、端末装置10にタッチパネルが採用される場合には、表示装置は入力部12と一体であってもよい。出力部14は、制御部15の制御に従って、画面に画像を表示する。
制御部15は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等のプロセッサによって、端末装置10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAM等を作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部15は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現されてもよい。
〔4.情報処理サーバの構成例〕
情報処理サーバ20は、端末装置10等のクライアントコンピュータからの要求を処理するサーバ用ホストコンピュータ(以下、単に「サーバ」という。)である。情報処理サーバ20は、PCサーバであってもよいし、ミッドレンジサーバであってもよいし、メインフレームサーバであってもよい。また、情報処理サーバ20は、1つのサーバにより構成されていてもよいし、協働して処理を実行する複数のサーバにより構成されていてもよい。情報処理サーバ20が複数のサーバで構成される場合、これらサーバの設置場所は離れていてもよい。設置場所が離れていたとしても、協働して処理を実行するのであれば、これらサーバは1つのサービス提供サーバとみなすことができる。
図6は、実施形態に係る情報処理サーバ20の構成例を示す図である。情報処理サーバ20は、通信部21と、記憶部22と、制御部23と、を備える。なお、図6に示した構成は機能的な構成であり、ハードウェア構成はこれとは異なっていてもよい。
通信部21は、外部の装置と通信する通信インタフェースである。通信部21は、ネットワークインタフェースであってもよいし、機器接続インタフェースであってもよい。例えば、通信部21は、NIC等のLANインタフェースであってもよいし、USBホストコントローラ、USBポート等により構成されるUSBインタフェースであってもよい。また、通信部21は、有線インタフェースであってもよいし、無線インタフェースであってもよい。通信部21は、情報処理サーバ20の通信手段として機能する。通信部21は、制御部23の制御に従って端末装置10と通信する。
記憶部22は、DRAM、SRAM、フラッシュメモリ、ハードディスク等のデータ読み書き可能な記憶装置である。記憶部22は、情報処理サーバ20の記憶手段として機能する。記憶部22は、商品情報データベース221、レビュー情報データベース222を記憶する。
商品情報データベース221は、商品に関する情報を記憶するデータベースである。図7は、商品情報データベース221に格納される情報の一例を示す図である。図7に示した例では、商品情報データベース221は、「商品ID」、「コンテンツ」、「カート投入数」、「お気に入り登録者数」等の項目を有している。
「商品ID」は、商品の識別情報を示す。図7の例では、「商品ID」には、M1、M2等の情報が格納されている。
「コンテンツ」は、ページに表示する商品の情報(例えば、商品の紹介文や画像)を示す。図7の例では、「コンテンツ」にはC11〜C16といった概念的な情報が格納されているが、音声データ、画像データ、テキストデータ等、コンテンツのデータそのものが格納されていてもよい。なお、「コンテンツ」には、各コンテンツが所在するURL、または、これらの格納場所を示すファイルパス名などが格納されていてもよい。
「カート投入数」は、「商品ID」で示される商品をカートに投入している人数を示す。「カート投入数」には、23、67等の値が格納されている。
「お気に入り登録者数」は、「商品ID」で示される商品をお気に入り登録している人数を示す。「お気に入り登録者数」には、45、89等の値が格納されている。
レビュー情報データベース222は、レビューに関する情報を記憶するデータベースである。図8は、レビュー情報データベース222に格納される情報の一例を示す図である。図8に示した例では、レビュー情報データベース222は、「商品ID」、「レビューID」、「投稿者」、「投稿内容」、「閲覧者数」等の項目を有している。
「商品ID」は、商品の識別情報を示す。図8の例では、「商品ID」には、M1、M2等の情報が格納されている。
「レビューID」は、レビューの識別情報を示す。図8の例では、「レビューID」には、1001、1002等の情報が格納されている。
「投稿者」は、レビューを投稿したユーザの識別情報を示す。図8の例では、「投稿者」には、U4、U1等の情報が格納されている。
「投稿内容」は、「レビューID」で示されるレビューの内容を示す。図8の例では、「投稿内容」にはL11〜L13といった概念的な情報が格納されているが、音声データ、画像データ、テキストデータ等、レビューのデータそのものが格納されていてもよい。なお、「投稿内容」には、各コンテンツが所在するURL、または、これらの格納場所を示すファイルパス名などが格納されていてもよい。
「閲覧者数」は、「レビューID」で示されるレビューを閲覧した者の数を示す。図8の例では、「閲覧者数」には、123、45等の値が格納されている。
図6に戻り、制御部23は、コントローラであり、例えば、CPU、MPU等のプロセッサによって、情報処理サーバ20内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAM等を作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部23は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現されてもよい。
制御部23は、図6に示すように、取得部231と、生成部232と、通知部233と、を備える。制御部23を構成するブロック(取得部231〜通知部233)はそれぞれ制御部23の機能を示す機能ブロックである。これら機能ブロックはソフトウェアブロックであってもよいし、ハードウェアブロックであってもよい。例えば、上述の機能ブロックが、それぞれ、ソフトウェア(マイクロプログラムを含む。)で実現される1つのソフトウェアモジュールであってもよいし、半導体チップ(ダイ)上の1つの回路ブロックであってもよい。勿論、各機能ブロックがそれぞれ1つのプロセッサ或いは1つの集積回路であってもよい。機能ブロックの構成方法は任意である。なお、制御部23は上述の機能ブロックとは異なる機能単位で構成されていてもよい。
取得部231は、所定の対象に対するレビューを投稿可能なサービスを使って情報を閲覧した閲覧者に関する情報を取得する。例えば、取得部231は、商品に対するレビューを投稿可能なショッピングサービスを使って商品の情報を閲覧した閲覧者に関する情報を取得する。或いは、取得部231は、ストアに対するレビューを投稿可能なショッピングサービスを使って商品の情報を閲覧した閲覧者に関する情報を取得する。
また、取得部231は、ショッピングサービスで商品に対して興味を示す操作を行った閲覧者に関する情報を取得する。例えば、取得部231は、ショッピングサービスで商品の購買に関する操作を行った閲覧者に関する情報を取得する。より具体的には、取得部231は、ショッピングサービスで商品をカートに入れた若しくはお気に入り登録した閲覧者に関する情報を取得する。
生成部232は、取得部231が取得した情報に基づいて、レビューを投稿可能なサービスのユーザに送信する情報(例えば、ページの情報)を生成する。
通知部233は、レビューを投稿可能なサービスを利用したユーザに対して閲覧者に関する情報を通知する。例えば、通知部233は、所定の対象に対する情報を閲覧した閲覧者に関する情報を通知する。また、通知部233は、ユーザに対して、閲覧者に関する情報が含まれるメッセージであってレビューの投稿を促すメッセージを通知する。
また、通知部233は、レビューを投稿したユーザに対して、該ユーザが投稿したレビューを閲覧した閲覧者に関する情報を通知する。例えば、通知部233は、レビューを投稿したユーザに対して、該ユーザが投稿したレビューを閲覧した閲覧者の数を通知する。
また、通知部233は、レビューが投稿された場合に所定の基準を満たす閲覧者に対してレビューを通知するとともに、該レビューを投稿したユーザに対して、該レビューを通知した閲覧者に関する情報を通知する。例えば、通知部233は、レビューが投稿された場合に所定の基準を満たす閲覧者に対してレビューを通知するとともに、該レビューを投稿したユーザに対して、該レビューを通知した閲覧者の数を通知する。
通知部233は、ショッピングサービスで商品を購入したユーザに対して、該ユーザが購入した商品の情報を閲覧した閲覧者に関する情報を通知する。通知部233は、ショッピングサービス内のストアを利用したユーザに対して、該ユーザが利用したストアで商品の情報を閲覧した閲覧者に関する情報を通知する。
また、通知部233は、ショッピングサービスで商品を購入したユーザに対して、該ユーザが購入した商品に対して興味を示す操作を行った閲覧者に関する情報を通知する。例えば、通知部233は、ショッピングサービスで商品を購入したユーザに対して、該ユーザが購入した商品の購買に関する操作を行った閲覧者に関する情報を通知する。より具体的には、通知部233は、ショッピングサービスで商品を購入したユーザに対して、該ユーザが購入した商品をカートに入れた若しくはお気に入り登録した閲覧者に関する情報を通知する。
通知部233は、レビューを投稿したユーザに対して、該ユーザが投稿したレビューを閲覧した閲覧者のうちレビューの対象の商品の購買行動に関して態度変容した閲覧者に関する情報を通知する。また、通知部233は、レビューを投稿したユーザに対して、該ユーザが投稿したレビューを閲覧した閲覧者のうちレビューの対象の商品の購買行動に関して態度変容した閲覧者の数を通知する。
〔5.情報処理サーバの処理フロー〕
次に、情報処理サーバ20が実行する処理の手順について説明する。情報処理サーバ20が実行する処理は、ショッピング情報配信処理と、レビュー配信処理と、レビュー登録処理と、に分けられる。情報処理サーバ20は、マルチタスクOSを備え、これらの処理を並行して実行可能である。
〔5−1.ショッピング情報配信処理の処理フロー〕
最初にショッピング情報配信処理について説明する。図9は、ショッピング情報配信処理の一例を示すフローチャートである。情報処理サーバ20は、電源が投入されると、ショッピング情報配信処理を開始する。
まず、情報処理サーバ20は、ユーザ(例えば、図1に示すユーザU1〜U4)が操作する端末装置10からショッピングサービスに関するリクエストを受信したか判別する(ステップS11)。リクエストを受信していない場合(ステップS11:No)、情報処理サーバ20は、リクエストを受信するまでステップS11を繰り返す。
リクエストを受信した場合(ステップS11:Yes)、情報処理サーバ20は、受信したリクエストがショッピングサービスに関する処理要求か判別する(ステップS12)。例えば、情報処理サーバ20は、受信したリクエストが、商品のカートへの投入処理か、商品のお気に入り登録処理か、等を判別する。受信したリクエストがショッピングサービスに関する処理要求でない場合(ステップS12:No)、情報処理サーバ20は、ステップS15に処理を進める。
受信したリクエストがショッピングサービスに関する処理要求の場合(ステップS12:Yes)、情報処理サーバ20は、要求された処理を実行する(ステップS13)。例えば、受信したリクエストが、商品のカートへの投入処理の場合、情報処理サーバ20は、指定された商品をユーザのカートに投入する処理を実行する。また、受信したリクエストが、商品のお気に入り登録処理の場合、情報処理サーバ20は、指定された商品をユーザのお気に入りとして登録する処理を実行する。
続いて、情報処理サーバ20は、ステップS13の処理に基づいて、商品情報データベース221に情報を登録する(ステップS14)。例えば、ステップS13の処理が商品のカートへの投入処理の場合、情報処理サーバ20は、該当の商品のカート投入数に1を加える。また、ステップS13の処理が商品のお気に入り登録処理の場合、情報処理サーバ20は、該当の商品のお気に入り登録数に1を加える。
なお、ステップS13の処理が商品の購入に関する処理の場合、情報処理サーバ20は、商品情報データベース221からショッピングページの閲覧者に関する情報を取得し、取得した情報を商品の購入者に通知してもよい。例えば、図2に示すユーザU4が商品M1を購入したのであれば、情報処理サーバ20は、商品M1をお気に入り登録した閲覧者の数をユーザU4の端末装置10に通知してもよい。
続いて、情報処理サーバ20は、端末装置10にショッピングに関するコンテンツを送信する(ステップS15)。例えば、ステップS12で情報処理サーバ20が端末装置10からページの配信要求を受信したのであれば、情報処理サーバ20は、要求されたページの情報を端末装置10に送信する。また、ステップS12で端末装置10からショッピングサービスの処理要求を受信したのであれば、情報処理サーバ20は、ステップS13での処理の結果の情報を端末装置10に送信する。
送信が完了したら、情報処理サーバ20は、ステップS11に戻り、端末装置10からリクエストを受信するまで待機する。
〔5−2.レビュー配信処理の処理フロー〕
次にレビュー配信処理について説明する。図10は、レビュー配信処理の一例を示すフローチャートである。情報処理サーバ20は、電源が投入されると、レビュー配信処理を開始する。
まず、情報処理サーバ20は、閲覧者(例えば、図1に示すユーザU1〜U3)が操作する端末装置10からレビューページのリクエストを受信したか判別する(ステップS21)。リクエストを受信していない場合(ステップS21:No)、情報処理サーバ20は、ステップS23に処理を進める。
リクエストを受信した場合(ステップS21:Yes)、情報処理サーバ20は、閲覧者の端末装置10にレビューのコンテンツを送信する(ステップS22)。端末装置10に送信するコンテンツは、レビューページの情報そのもの(例えば、図3に示すレビューページP3)であってもよいし、レビューページに配置するコンテンツ(例えば、図3に示すレビューL11〜L13)であってもよい。
続いて、情報処理サーバ20は、閲覧者の端末装置10から操作情報を受信したか判別する(ステップS23)。操作情報は、ユーザの端末装置10の操作によって取得される情報である。例えば、操作情報は、レビューページのスクロールに関する情報(例えば、スクロール量)であってもよいし、画面の所定の領域にどのレビューが表示されたかの情報であってもよい。操作情報を受信していない場合(ステップS23:No)、情報処理サーバ20は、ステップS21に処理を戻す。
操作情報を受信した場合(ステップS23:Yes)、情報処理サーバ20は、レビュー情報データベースに情報を登録する(ステップS24)。例えば、情報処理サーバ20は、ユーザによって閲覧されたレビューの投稿者数に1を加算する。情報処理サーバ20は、レビューが閲覧されたか否かを、操作情報に基づき判別する。
続いて、情報処理サーバ20は、レビューを投稿したユーザ(例えば、図1に示すユーザU4。以下、投稿者という。)に対する、閲覧者に関する情報の通知条件を満たしたか判別する(ステップS25)。例えば、情報処理サーバ20は、閲覧数が一定数に達した商品があるか判別する。通知条件を満たしていない場合(ステップS25:No)、情報処理サーバ20は、ステップS21に処理を戻す。
通知条件を満たした場合(ステップS25:Yes)、情報処理サーバ20は、レビュー情報データベース222から情報を取得する(ステップS26)。例えば、情報処理サーバ20は、閲覧数が一定数に達した商品に対するレビューの閲覧者数の情報を取得する。
そして、情報処理サーバ20は、ステップS26で取得した情報に基づいて、該当のレビューを投稿した投稿者へ通知する情報(以下、通知情報という。)を生成する(ステップS27)。例えば、情報処理サーバ20は、通知情報として図4に示すようなページP4の情報を生成する。
通知情報の生成が完了したら、情報処理サーバ20は、投稿者に情報を通知する(ステップS28)。通知が完了したら情報処理サーバ20は、ステップS21に処理を戻し、端末装置10からリクエストを受信するまで待機する。
〔5−3.レビュー登録処理の処理フロー〕
次にレビュー登録処理について説明する。図11は、レビュー登録処理の一例を示すフローチャートである。情報処理サーバ20は、電源が投入されると、レビュー登録処理を開始する。
まず、情報処理サーバ20は、ショッピングサービスを利用したユーザ(例えば、図1に示すユーザU4)が操作する端末装置10からレビューを受信したか判別する(ステップS31)。レビューを受信していない場合(ステップS31:No)、情報処理サーバ20は、レビューを受信するまでステップS31を繰り返す。
レビューを受信した場合(ステップS31:Yes)、情報処理サーバ20は、レビュー情報データベース222に、受信したレビューに関する情報を登録する(ステップS32)。例えば、レビュー情報データベース222に、レビューの投稿者の情報や投稿内容を登録する。
続いて、情報処理サーバ20は、商品情報データベース221からレビュー対象商品に関する情報を取得する(ステップS33)。例えば、情報処理サーバ20は、商品情報データベース221から、レビュー対象商品のカート投入数、お気に入り登録者数の情報を取得する。
続いて、ステップS33で取得した情報に基づいて、レビューの投稿者(例えば、図1に示すユーザU4)へ通知する通知情報を生成する(ステップS34)。例えば、情報処理サーバ20は、通知情報として図2の状態D10に示すようなページP1の情報を生成する。
通知情報の生成が完了したら、情報処理サーバ20は、投稿者に情報を通知する(ステップS35)。通知が完了したら情報処理サーバ20は、ステップS31に処理を戻し、端末装置10からリクエストを受信するまで待機する。
〔6.変形例〕
上述の実施形態は一例を示したものであり、種々の変更及び応用が可能である。
上述の実施形態では、情報処理サーバ20は、商品を購入したユーザに対して、ユーザが購入した商品の閲覧者に関する情報を通知した。しかし、情報処理サーバ20は、ショッピングサービス内のストアを利用したユーザに対して、そのユーザが利用したストアで商品の情報を閲覧した閲覧者に関する情報を通知してもよい。例えば、情報処理サーバ20は、ストアを利用したユーザに対して、そのユーザが利用したストアで商品の情報を閲覧した閲覧者の数を通知してもよい。ユーザに、ストアに対するレビューの投稿の動機を与えることができる。
また、情報処理サーバ20は、あるユーザによってレビューが投稿された場合に所定の基準を満たす閲覧者に対してレビューを通知してもよい。例えば、情報処理サーバ20は、ユーザによってレビューが投稿された場合に、レビュー対象の商品をカートに入れている閲覧者に対してレビューを通知してもよい。或いは、情報処理サーバ20は、ユーザによってレビューが投稿された場合に、レビュー対象の商品をお気に入り登録している閲覧者に対してレビューを通知してもよい。レビューの通知は、レビュー内容の通知であってもよいし、レビューされたことの通知であってもよい。そして、情報処理サーバ20は、レビューを投稿したユーザに対して、レビューを通知した閲覧者の数を通知してもよい。ユーザにレビューの投稿の動機を与えることができる。
また、上述の実施形態では、レビュー投稿可能なサービス(評価を投稿可能なサービス)はショッピングサービスであるものとして説明したが、レビュー投稿可能なサービスはショッピングサービスに限定されない。例えば、レビュー投稿可能なサービスは、オークションサービスや商品のレンタルサービスであってもよい。また、レビュー投稿可能なサービスは、例えば、デジタルコンテンツの配信サービスや、購買を伴わない単なる比較サービス(例えば、商品の価格やスペック等を比較する比較サイトで行われるサービス)であってもよい。勿論、レビュー投稿可能なサービスは上記以外のサービスであってもよい。
本実施形態の情報処理サーバ20を制御する制御装置は、専用のコンピュータシステムによって実現してもよいし、通常のコンピュータシステムにより実現してもよい。例えば、上述の動作を実行するためのプログラムを、光ディスク、半導体メモリ、磁気テープ、フレキシブルディスク等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、該プログラムをコンピュータにインストールし、上述の処理を実行することによって制御装置を構成してもよい。制御装置は、情報処理サーバ20の外部の装置(例えば、パーソナルコンピュータ)であってもよいし、内部の装置(例えば、制御部23)であってもよい。また、上記プログラムをインターネット等のネットワーク上のサーバ装置が備えるディスク装置に格納しておき、コンピュータにダウンロード等できるようにしてもよい。また、上述の機能を、OS(Operating System)とアプリケーションソフトとの協働により実現してもよい。この場合には、OS以外の部分を媒体に格納して配布してもよいし、OS以外の部分をサーバ装置に格納しておき、コンピュータにダウンロード等できるようにしてもよい。
また、上記各実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上述してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔7.ハードウェア構成〕
実施形態及び変形例に係る情報処理サーバ20は、例えば図12に示すような構成のコンピュータ1000によっても実現可能である。図12は、情報処理サーバ20の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD(Hard Disk Drive)1400、通信インタフェース(I/F)1500、入出力インタフェース(I/F)1600、及びメディアインタフェース(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インタフェース1500は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータをネットワークNを介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インタフェース1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インタフェース1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インタフェース1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインタフェース1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインタフェース1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る情報処理サーバ20として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部23の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の行に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
〔8.効果〕
本実施形態によれば、情報処理サーバ20は、所定の対象に対する評価を投稿可能なサービスを使って情報を閲覧した閲覧者に関する情報を取得する。また、情報処理サーバ20は、サービスを利用したユーザに対して閲覧者に関する情報を通知する。このとき、情報処理サーバ20は、所定の対象に対する情報を閲覧した閲覧者に関する情報を通知する。また、情報処理サーバ20は、ユーザに対して、閲覧者に関する情報が含まれるメッセージであって評価の投稿を促すメッセージを通知する。これにより、ユーザは、特定の者に向けて評価を書くという状況になるので、評価を書くモチベーションが高まる。結果として、情報処理サーバ20は、多くのユーザに評価を投稿してもらうことを可能にすることができる。
情報処理サーバ20は、評価を投稿したユーザに対して、該ユーザが投稿した評価を閲覧した閲覧者に関する情報を通知する。例えば、情報処理サーバ20は、評価を投稿したユーザに対して、該ユーザが投稿した評価を閲覧した閲覧者の数を通知する。これにより、ユーザは、承認欲求が満たされる。これが、ユーザのさらなる評価を書く動機となる。結果として、情報処理サーバ20は、多くのユーザに評価を投稿してもらうことを可能にすることができる。
情報処理サーバ20は、評価が投稿された場合に所定の基準を満たす閲覧者に対して評価を通知するとともに、該評価を投稿したユーザに対して、該評価を通知した閲覧者に関する情報を通知する。例えば、情報処理サーバ20は、評価が投稿された場合に所定の基準を満たす閲覧者に対して評価を通知するとともに、該評価を投稿したユーザに対して、該評価を通知した閲覧者の数を通知する。これにより、ユーザは、実際に自分の書いた評価が通知されたということを知ることによって、評価を書くモチベーションが高まる。結果として、情報処理サーバ20は、多くのユーザに評価を投稿してもらうことを可能にすることができる。
情報処理サーバ20は、商品に対する評価を投稿可能なショッピングサービスを使って商品の情報を閲覧した閲覧者に関する情報を取得する。そして、情報処理サーバ20は、ショッピングサービスで商品を購入したユーザに対して、該ユーザが購入した商品の情報を閲覧した閲覧者に関する情報を通知する。これにより、ユーザは、特定の者に向けて評価を書くという状況になるので、評価を書くモチベーションが高まる。結果として、情報処理サーバ20は、多くのユーザに評価を投稿してもらうことを可能にすることができる。
情報処理サーバ20は、ストアに対する評価を投稿可能なショッピングサービスを使って商品の情報を閲覧した閲覧者に関する情報を取得する。そして、情報処理サーバ20は、ショッピングサービス内のストアを利用したユーザに対して、該ユーザが利用したストアで商品の情報を閲覧した閲覧者に関する情報を通知する。これにより、ユーザは、特定の者に向けて評価を書くという状況になるので、評価を書くモチベーションが高まる。結果として、情報処理サーバ20は、多くのユーザに評価を投稿してもらうことを可能にすることができる。
情報処理サーバ20は、ショッピングサービスで商品に対して興味を示す操作を行った閲覧者に関する情報を取得する。そして、情報処理サーバ20は、ショッピングサービスで商品を購入したユーザに対して、該ユーザが購入した商品に対して興味を示す操作を行った閲覧者に関する情報を通知する。例えば、情報処理サーバ20は、ショッピングサービスで商品の購買に関する操作を行った閲覧者に関する情報を取得する。そして、情報処理サーバ20は、ショッピングサービスで商品を購入したユーザに対して、該ユーザが購入した商品の購買に関する操作を行った閲覧者に関する情報を通知する。これにより、ユーザは、特定の者に向けて評価を書くという状況になるので、評価を書くモチベーションが高まる。結果として、情報処理サーバ20は、多くのユーザに評価を投稿してもらうことを可能にすることができる。
情報処理サーバ20は、評価を投稿したユーザに対して、該ユーザが投稿した評価を閲覧した閲覧者のうち評価の対象の商品の購買行動に関して態度変容した閲覧者に関する情報を通知する。例えば、情報処理サーバ20は、評価を投稿したユーザに対して、該ユーザが投稿した評価を閲覧した閲覧者のうち評価の対象の商品の購買行動に関して態度変容した閲覧者の数を通知する。これにより、ユーザは、承認欲求が満たされる。これが、ユーザのさらなる評価を書く動機となる。結果として、情報処理サーバ20は、多くのユーザに評価を投稿してもらうことを可能にすることができる。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、通知部は、通知手段や通知回路に読み替えることができる。