JP6795418B2 - ユニオン継手のシール構造及びユニオン継手の防水部材 - Google Patents
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Description
ガスメーターは、一般的に、ガスメーター上面から突き出したガス入管及びガス出管に雄ねじを有する口金が形成されている。ガス出管及びガス入管の口金に接続されるガス配管は、いずれもガスメーターの上方から下向きに配置され、そのガス配管の端末には、ユニオン継手(ユニオンナット等)が付属しており、スパナ等の工具により、ユニオンナットを回転して、ガス出管及びガス入管の各口金の雄ねじに螺合して締め込むことにより、ガス配管と、ガス出管及びガス入管の口金との接続が行われている。
ユニオン継手は、接続する一方の配管端部にユニオンネジ、他方の配管端部に鍔部を取り付け、ユニオンネジと鍔部との各対向面間を保持し、ユニオンナットを両者に跨がって嵌めて接続する管継手である。接続や分離の際、ユニオンナットだけを回せばよく、管を回す必要がないのが特徴である。
なお、ここで、「鍔部に係合する突部」には、突部が直接的に鍔部に接触して係合する(当接して引っ掛かる)ようなものが含まれ、また、突部と鍔部との間に他の部材(例えば、防水部材(筒状体))が挿入され、当該他の部材(例えば、防水部材(筒状体))を介して突部が鍔部に係合する(当接して引っ掛かる)ようなものが含まれる。
本発明は、鍔部を取り外すことで、筒状体をガス配管の下端からガス配管へ挿通させることができる。ガス配管の上端から筒状体を挿通させることが容易ではないような場合には、着脱作業を容易なものにすることができる。
先ず、図1及び図2を参照して、本実施の形態に係るユニオン継手のシール構造が用いられるガスメーター10の構成について説明する。
図1には、本実施の形態に係るガスメーター10の正面図が示され、図2には、図1に示すガスメーター10を図1の右側から見た側面図が示されている。図1及び図2に示すように、本実施の形態に係るガスメーター10は、設置場所の地面等から立ち上がるよう設けられたガス配管20(ガス上流側配管22及びガス下流側配管24)が接続されている。
このユニオン継手40は、ガスメーター10上部の口金30と、この口金30の上方に位置するガス配管20とをユニオンナット50で接続するものである。
ガス配管20の管肉厚部20Aは、口金30の上方に位置して径方向外周に脱着可能な鍔部27を有している。
このC字状部材28は、金属製であって、一部に切断部29を有して、全体としてC字状に形成されている。このC字状部材28は、ガス配管20の外周の円環状の溝26に嵌め込まれることにより、ユニオン継手40の鍔部27としての役割を有するものである。このC字状部材28は、特殊な工具を用いて、切断部29の間隔を拡げて弾性変形させることで、溝26に嵌め込み可能であり、また、溝26から取り外すことができ、溝26に脱着可能に形成されている。
なお、ここで、「ガス配管20の鍔部27を除いた最大外径」とは、脱着可能な鍔部27を取り外した状態において、ガス配管20の口金30に接続される端部側における最大の外径寸法を意味する。
ガス配管20と口金30との間には、パッキン120が挟まれている。
この防水部材70は、上部よりも下部の外径が大きなテーパー状の金属製の筒状体80である(図5参照)。具体的には、筒状体80は、縦断面形状が直角三角形であって、この直角三角形の斜辺に対応する斜面82が外側に位置している。
なお、筒状体80の断面形状は直角三角形に限定されるものではなく、C字状部材28の上面に載置され、斜面82を有していれば例えば台形等の他の形状でもよい。
なお、この突部56は断面形状が鈍角の角部であり、ユニオンナット50を雄ねじ部36及び雌ねじ部52を介してねじ込むことにより、斜面82に対して強く押圧する。
筒状体80の内径は、ガス配管20の鍔部27を除いた最大外径dより大きくなるように形成されている。これにより、鍔部27としてのC字状部材28をガス配管20から取り外せば、ガス配管20の下端部から挿通させることが可能となる。
次に、図8を参照して、ユニオン継手のシール構造の組立手順について、説明する。
先ず、図8(A)に示すように、ガス配管20、ユニオンナット50、防水部材70(筒状体80)、C字状部材28(鍔部27)、パッキン120、口金30が配置されている。
次に、図8(C)に示すように、防水部材70(筒状体80)をガス配管20に挿通する。
次に、図8(D)に示すように、C字状部材28(鍔部27)をガス配管20の溝26に入れる。そして、パッキン120を間に入れて、ガス配管20を口金30に当接する。
次に、ユニオンナット50を雄ねじ部36及び雌ねじ部52を介して締め付けることで、図8(E)に示すように、ユニオン継手40が組み立てられる。
このように、ガス配管20の外周とユニオンナット50の内周との間を防水部材70(筒状体80)が塞いでいることで、ガス配管20の外周とユニオンナット50の内周との間隙部60から雨水等が浸入することを防止することができる。これにより、C字状部材28の切断部29から雨水等がユニオン継手40の内部に浸入するようなことを防止することができ、ユニオン継手40の防水性を向上させることができ、結果として、ユニオン継手40の耐久性を向上させることができる。
次に、図9を参照して、第2の実施の形態のユニオン継手40のシール構造について、説明する。
突部56に部分傾斜面57を設けたことで、突部56が筒状体80を押す力を第1の実施の形態よりも分散させることができ、突部56の変形や摩耗を抑えることができ、耐久性を向上させることができる。
その他の構成や、作用及び効果は、第1の実施の形態と同様である。
次に、図10を参照して、第3の実施の形態のユニオン継手40のシール構造について、説明する。
突部56に全体傾斜面58を設けたことで、突部56が筒状体80を押す力を第1の実施の形態や、第2の実施の形態よりもさらに分散させることができ、突部56の変形や摩耗をさらに抑えることができ、耐久性を向上させることができる。
その他の構成や、作用及び効果は、第1の実施の形態と同様である。
次に、図11及び図12を参照して、第4の実施の形態のユニオン継手40のシール構造について、説明する。
このゴム部材100は、C字状部材28及び円環状の溝26の間に挟み込まれる固定部102と、この固定部102から外方側に突出して、ユニオンナット50の内周に当接する当接部104とを備えている。
固定部102から突出する当接部104がユニオンナット50の内周に当接することで、ユニオンナット50の内周とガス配管20の外周との間隙部60から浸入してきた雨水等が当該当接部104より下方のユニオン継手40の内部に浸入することを防止することができる。また、ゴム部材100はリング状であって、溝26の円周方向に連続して配置されるため、C字状部材28の切断部29の隙間から雨水等が入り込むようなことが抑えられる。
その他の構成や、作用及び効果は、第1の実施の形態と同様である。
20A 管肉厚部 20B 管テーパー部
22 ガス上流側配管 24 ガス下流側配管
26 溝 27 鍔部
28 C字状部材 29 切断部
30 口金 36 雄ねじ部
40 ユニオン継手 50 ユニオンナット
52 雌ねじ部 56 突部
57 部分傾斜面 58 全体傾斜面
60 間隙部 70 防水部材
80 筒状体 82 斜面
100 ゴム部材 102 固定部
104 当接部 120 パッキン
Claims (5)
- ガスメーターから上方に突出して径方向外周に雄ねじ部を有する管状の口金と、
前記口金の上方に位置して径方向外周に鍔部を有するガス配管と、
前記口金の前記雄ねじ部に螺合可能な雌ねじ部、及び、径方向内周で軸側に突出して前記ガス配管の前記鍔部に係合する突部を有するユニオンナットとを備え、
前記口金及び前記ガス配管を前記ユニオンナットで接続するユニオン継手のシール構造であって、
前記鍔部は、一部に切断部を有するC字状部材であって、前記ガス配管の外周の円環状の溝に嵌め込まれ、弾性変形させることで脱着可能であり、
前記ユニオンナットの最小内径は、前記ガス配管の前記鍔部を除いた最大外径より大きくなるように形成され、
前記ガス配管の外周と前記ユニオンナットの内周との間を塞ぐ防水部材を設け、
前記ユニオンナット及び前記ガス配管は金属製であり、
前記防水部材は、
上部よりも下部の外径が大きなテーパー状の金属製の筒状体であって、
前記筒状体の外周と前記ユニオンナットの前記突部とがメタルタッチし、
前記筒状体の下面と前記鍔部の上面とがメタルタッチしていることを特徴とするユニオン継手のシール構造。 - 前記筒状体の内径は、前記ガス配管の前記鍔部を除いた最大外径より大きいことを特徴とする請求項1に記載のユニオン継手のシール構造。
- ガスメーターから上方に突出して径方向外周に雄ねじ部を有する管状の口金と、
前記口金の上方に位置して径方向外周に鍔部を有するガス配管と、
前記口金の前記雄ねじ部に螺合可能な雌ねじ部、及び、径方向内周で軸側に突出して前記ガス配管の前記鍔部に係合する突部を有するユニオンナットとを備え、
前記口金及び前記ガス配管を前記ユニオンナットで接続するユニオン継手のシール構造であって、
前記鍔部は、一部に切断部を有するC字状部材であって、前記ガス配管の外周の円環状の溝に嵌め込まれ、弾性変形させることで脱着可能であり、
前記ユニオンナットの最小内径は、前記ガス配管の前記鍔部を除いた最大外径より大きくなるように形成され、
前記ガス配管の外周と前記ユニオンナットの内周との間を塞ぐ防水部材を設け、
前記防水部材は、前記ガス配管の前記円環状の溝に挿入可能なリング状のゴム部材を有し、
前記ゴム部材は、
前記C字状部材及び前記円環状の溝の間に挟み込まれる固定部と、
前記固定部から突出して、前記ユニオンナットの内周に当接する当接部とを備えたことを特徴とするユニオン継手のシール構造。 - ガスメーターから上方に突出して径方向外周に雄ねじ部を有する管状の口金と、
前記口金の上方に位置して径方向外周に脱着可能な鍔部を有する金属製のガス配管と、
前記口金の前記雄ねじ部に螺合可能な雌ねじ部、及び、径方向内周で軸側に突出して前記ガス配管の前記鍔部に係合する突部を有する金属製のユニオンナットとを備え、
前記鍔部は、一部に切断部を有する金属製のC字状部材であって、前記ガス配管の外周の円環状の溝に嵌め込まれて弾性変形することにより脱着可能であり、
前記ユニオンナットの最小内径は、前記ガス配管の前記鍔部を除いた最大外径より大きくなるように形成されているユニオン継手の防水部材であって、
前記防水部材は、上部よりも下部の外径が大きなテーパー状の筒状体であり、
前記筒状体の外周面と前記ユニオンナットの前記突部とがメタルタッチし、
前記筒状体の下面と前記ガス配管の前記鍔部の上面とがメタルタッチするように形成されていることを特徴とするユニオン継手の防水部材。 - ガスメーターから上方に突出して径方向外周に雄ねじ部を有する管状の口金と、
前記口金の上方に位置して径方向外周に鍔部を有する金属製のガス配管と、
前記口金の前記雄ねじ部に螺合可能な雌ねじ部、及び、径方向内周で軸側に突出して前記ガス配管の前記鍔部に係合する突部を有する金属製のユニオンナットとを備え、
前記鍔部は、一部に切断部を有する金属製のC字状部材であって、前記ガス配管の外周の円環状の溝に嵌め込まれて弾性変形することにより脱着可能であり、
前記ユニオンナットの最小内径は、前記ガス配管の前記鍔部を除いた最大外径より大きくなるように形成されているユニオン継手の防水部材であって、
前記防水部材は、前記ガス配管の前記円環状の溝に挿入可能なリング状のゴム部材を有し、
前記ゴム部材は、
前記C字状部材及び前記円環状の溝の間に挟み込まれる固定部と、
前記固定部から突出して、前記ユニオンナットの内周に当接する当接部とを備えたことを特徴とするユニオン継手の防水部材。
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JP2017018716A JP6795418B2 (ja) | 2017-02-03 | 2017-02-03 | ユニオン継手のシール構造及びユニオン継手の防水部材 |
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