JP6793685B2 - ワイヤハーネス導通検査方法及びワイヤハーネス導通検査プログラム - Google Patents
ワイヤハーネス導通検査方法及びワイヤハーネス導通検査プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6793685B2 JP6793685B2 JP2018119803A JP2018119803A JP6793685B2 JP 6793685 B2 JP6793685 B2 JP 6793685B2 JP 2018119803 A JP2018119803 A JP 2018119803A JP 2018119803 A JP2018119803 A JP 2018119803A JP 6793685 B2 JP6793685 B2 JP 6793685B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connector
- wire harness
- diagram
- wiring
- continuity inspection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R31/00—Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
- G01R31/50—Testing of electric apparatus, lines, cables or components for short-circuits, continuity, leakage current or incorrect line connections
- G01R31/66—Testing of connections, e.g. of plugs or non-disconnectable joints
- G01R31/68—Testing of releasable connections, e.g. of terminals mounted on a printed circuit board
- G01R31/69—Testing of releasable connections, e.g. of terminals mounted on a printed circuit board of terminals at the end of a cable or a wire harness; of plugs; of sockets, e.g. wall sockets or power sockets in appliances
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R31/00—Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
- G01R31/005—Testing of electric installations on transport means
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R16/00—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
- B60R16/02—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
- B60R16/0207—Wire harnesses
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F2113/00—Details relating to the application field
- G06F2113/16—Cables, cable trees or wire harnesses
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F30/00—Computer-aided design [CAD]
- G06F30/10—Geometric CAD
- G06F30/18—Network design, e.g. design based on topological or interconnect aspects of utility systems, piping, heating ventilation air conditioning [HVAC] or cabling
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01B—CABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
- H01B7/00—Insulated conductors or cables characterised by their form
- H01B7/0045—Cable-harnesses
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
Description
(1)
コンピュータが、車両に搭載されるある電装システムを駆動させるための配線について記述された実体配線図と、車両に搭載されるワイヤハーネス毎に、当該ワイヤハーネスが回路の一部を構成する前記電装システムを識別するための仕様が記述されたマトリックス表と、コネクタ、当該コネクタと前記配線との対応関係、及び当該コネクタが回路の一部を構成する前記電装システムを識別するための仕様が記述されたコネクタ図と、に基づいて、隣り合う分割領域に配索される2つのワイヤハーネスを連結するコネクタによって当該2つのワイヤハーネスに含まれる配線が導通されているか否かを判定する、
ことを特徴とするワイヤハーネス導通検査方法。
(2)
前記実体配線図を参照して前記2つのワイヤハーネスを連結するコネクタを検出する連結箇所検出ステップと、
前記マトリックス表を参照して、前記隣り合う分割領域それぞれに配索される前記ワイヤハーネスのうち、ワイヤハーネスに割り当てられた仕様が共通するワイヤハーネスの組を特定するワイヤハーネス特定ステップと、
前記コネクタ図を参照して、前記ワイヤハーネス特定ステップにて特定された前記ワイヤハーネスの組に共通する仕様と同じ仕様が割り当てられたコネクタを特定するコネクタ特定ステップと、
前記コネクタ特定ステップによって特定されたコネクタに関して記述されたコネクタ図、及び前記共通する仕様が割り当てられた電装システムの配線について記述された前記実体配線図を参照して、前記コネクタによって前記2つのワイヤハーネスに含まれる配線が導通されているか否かを判定する導通判定ステップと、
を備えることを特徴とする上記(1)に記載のワイヤハーネス導通検査方法。
(3)
前記導通判定ステップにて判定された導通の合否を出力する結果出力ステップをさらに備え、
前記結果出力ステップは、導通の失敗を出力する際、不合格となった検査項目、及び誤った記述があるマトリックス表、実体配線図及びコネクタ図の一つまたは複数を提示する、
ことを特徴とする上記(2)に記載のワイヤハーネス導通検査方法。
(4)
コンピュータに、上記(1)から(3)のいずれか1項に記載の導通検査方法の各ステップを実行させるためのワイヤハーネス導通検査プログラム。
上記(2)の構成のワイヤハーネス導通検査方法によれば、WtoW接続に用いられる配線を高精度に特定することができる。ワイヤハーネスには、同一の識別子が割り当てられたコネクタが複数存在することがあり、コネクタを特定しただけではそのコネクタが導通検査を行いたいWtoW接続に用いられていない可能性も有る。本発明によれば、WtoW接続に用いられるコネクタをマトリックス表に記述された仕様から特定している。このため、WtoW接続に用いられるコネクタを簡潔な処理によって特定でき、また真に導通検査が必要な配線に対して導通検査を行うため検査精度向上を実現することができる。
上記(3)の構成のワイヤハーネス導通検査方法によれば、導通検査に失敗した旨を回路設計者に通知する際、不合格となった検査項目、及び誤った記述がある情報(マトリックス表、実体配線図及びコネクタ図の一つまたは複数)を提示することにより、回路設計者に有益な情報を提供することができる。
上記(4)の構成のワイヤハーネス導通検査プログラムによれば、マトリックス表、実体配線図及びコネクタ図を参照し、WtoW接続された連結箇所の導通検査を部位毎コネクタ・配線情報を作成する前の途中段階で行い、中間生成物である実体配線図及びコネクタ図の検証を行うことができる。これにより、これまで発生していた部位毎コネクタ・配線情報の修正頻度を抑制して部位毎コネクタ・配線情報を作成するための工数を削減することができる。
そこで、図1を参照して、本発明のワイヤハーネス導通検査方法及びワイヤハーネス導通検査プログラムの特徴をまずは端的に説明する。図1は、本発明のワイヤハーネス導通検査方法及びワイヤハーネス導通検査プログラムによる、ワイヤハーネスをコンピュータによって回路設計する流れを示す概略図である。ワイヤハーネスの回路設計をする流れ自体は、図10を参照して説明した流れと同一である。本発明の導通検査方法の特徴となる処理は、コンピュータによってワイヤハーネスの回路設計を行う際、マトリックス表、実体配線図及びコネクタ図(図1において網掛けされた情報)を参照し、後述するWtoW接続された連結箇所の導通検査を部位毎コネクタ・配線情報を作成する前の途中段階で行い、中間生成物である実体配線図及びコネクタ図の検証を行うことである。以下、本発明のワイヤハーネス導通検査方法及びワイヤハーネス導通検査プログラムによる導通検査方法を詳細に説明する。
まず、図2から図4を参照してマトリックス表、実体配線図及びコネクタ図について説明し、その後、これらマトリックス表、実体配線図及びコネクタ図を用いた導通検査処理の流れを説明する。図2は、マトリックス表を説明する表である。図3は、実体配線図を説明する図である。図4は、コネクタ図を説明する図である。尚、車両仕様情報及び補器毎配線情報は、既に説明したとおりであるため、改めての説明は省略する。
マトリックス表は、様々な車種の車両毎に作成される車両仕様情報を基に作成される情報である。マトリックス表には、ワイヤハーネスを識別する品番と、各ワイヤハーネスに求められる仕様と、の対応関係が記述された情報である。図2に示されるように、本発明にて参照されるマトリックス表は、「ワイヤハーネスの品番」(111−AAA、111−BBB、・・・141−III)が縦方向に、「仕様コード」(XXX、YYY、ZZZ)が横方向に、それぞれ並ぶマトリックスによってその対応関係が記述される。実際のマトリックス表は、「ワイヤハーネスの品番」及び「仕様コード」の数が図2に示されるマトリックス表よりも多く設定されるが、本実施形態では発明の理解を助けるためその数を抑えている。
実体配線図は、補器毎配線情報及びマトリックス表を基に作成される情報であり、上述した電装システム毎に作成される。実体配線図には、補器毎配線情報に記述された回路線に電線の情報が付加して記述されるとともに、上述した分割領域毎に回路線の情報が区分けされている。実体配線図は、補器毎配線情報に記述されているある回路線が複数の分割領域を跨いで複数の電気部品に接続されている場合、該回路線は、実体配線図において、その始点と終点にて電気部品の端子に接続される端子またはコネクタについての情報が記述される。さらに、実体配線図には、その分割領域に位置する各電線の情報、および各分割領域に位置する電線の端部を接続するコネクタ、ECU(Electronic Control Unit)JB(Junction Box)、JC(Joint Connector)などの補器についての情報(電線の端部を溶接や、突き合わせ圧着して接続する場合にはその旨の情報)が記述されている。このように電線の情報が記述された実体配線図が、車両に搭載されたシステム毎に作成される。以下、図3を参照しながら実体配線図の記述について説明する。
コネクタ図には、ワイヤハーネスを構成する全てのコネクタについて、品番、ハウジングに収容される端子、その端子が収容されるキャビティ、ハウジングの色、等の仕様が記述される。図4は、図3の実体配線図に記述されたコネクタCONNECTOR1、及びコネクタCONNECTOR2の仕様を記述するコネクタ図である。図4に示されるコネクタ図では、対象となるコネクタを相手側コネクタと嵌合する前面から視た平面図としてコネクタ形状が描画されている。また、図4に示されるように、コネクタCONNECTOR1についての仕様として、6つのキャビティが形成され、上段に位置する3つのキャビティそれぞれに収容される端子S111〜S113が規定されている。同様に、コネクタCONNECTOR2についての仕様として、6つのキャビティが形成され、上段に位置する3つのキャビティそれぞれに収容される端子S211〜S213が規定されている。さらに、コネクタCONNECTOR1、CONNECTOR2は、仕様コード「XXX」が割り当てられた電装システムを実現する回路に設けることが記述されている。
ここまでは、マトリックス表、実体配線図及びコネクタ図について説明した。ここからは、これらマトリックス表、実体配線図及びコネクタ図を用いたコンピュータによる導通検査処理の流れを説明する。
そこでまず、本発明の理解を助けるため、異なる仕様コードが割り当てられた複数の実体配線図の回路線が同一の連結箇所でWtoW接続される際の、実体配線図及びコネクタ図の記述について説明する。ここでは、図2のマトリックス表に示す仕様コード「YYY」が割り当てられたSYSTEM2と、仕様コード「ZZZ」が割り当てられたSYSTEM3とが、図3に示すSYSTEM1にて記述された連結箇所においてWtoW接続されるものとして話を進める。
[WtoW接続された連結箇所を特定する処理]
まず、一つの実体配線図を選び、その実体配線図におけるWtoW接続された連結箇所を検出する(S801。本明細書では、連結箇所検出ステップと称されることがある。)。図3を参照して説明したように、実体配線図には、ワイヤハーネスがWtoW接続されている箇所が記述されている。具体的には、図3に示すような、「111×121」の文字列、または端子を示すマークが二つ連なる記号を検出することによって、WtoW接続されている連結箇所を検出する。
さて、隣り合う分割領域に配索されたワイヤハーネスはWtoW接続された一つの連結箇所において連結されるが、上述した通り、各ワイヤハーネスには様々な電装システムを構成する電線が含まれており、図6に示されるようにWtoW接続された一つの連結箇所には様々な電装システムの回路線が2つのワイヤハーネスを跨いで実現されていることがある。このため、WtoW接続をしているコネクタを特定し、そのコネクタ単位で導通検査を行うことが好ましい。
嵌合する2つのコネクタCONNECTOR1、CONNECTOR2による導通の合否を判定するにあたっては様々な項目がある。ここでは、それらの項目のそれぞれについて説明する。
コネクタには、嵌合する2つのコネクタの対応関係を示す対応表が別途存在する。詳細には、あるコネクタに割り当てられたコネクタ品番と、そのコネクタに嵌合する別のコネクタに割り当てられたコネクタ品番との対応関係を示す対応表が存在する。本実施形態では、CONNECTOR1、CONNECTOR2をコネクタに割り当てられる識別子としているが、実際には、この識別子は、コネクタに割り当てられた品番に相当する。このため、コネクタCONNECTOR1、CONNECTOR2の品番を上記の対応表において検索し、それらの2つの品番が対応するものと記述されていれば、コネクタCONNECTOR1、CONNECTOR2がハウジングの形状の観点でみれば嵌合可能なものであると判定できる。他方、それらの2つの品番が対応するものと記述されていなければ、コネクタCONNECTOR1及びコネクタCONNECTOR2の一方、または両方が、コネクタ図において誤って記述されていると判定できる。
コネクタ図には、コネクタ毎に仕様コードが割り当てられている。WtoW接続に用いられる2つのコネクタCONNECTOR1及びコネクタCONNECTOR2は、その仕様コードの一部または全部が一致するはずである。このため、コネクタCONNECTOR1、CONNECTOR2に割り当てられた仕様コードの一部が一致すれば、コネクタCONNECTOR1、CONNECTOR2が仕様コードの観点でみれば嵌合可能なものであると判定できる。他方、割り当てられた仕様コードに一致するものがなければ、コネクタCONNECTOR1及びコネクタCONNECTOR2の一方、または両方が、コネクタ図またはマトリックス表において誤って記述されていると判定できる。
コネクタ図には、ハウジングの色が記述されていることがある。このようにハウジングが色分けされている理由はいくつかあるが、作業者が車両に配索された2つのワイヤハーネスをWtoW接続する際に連結すべき2つのコネクタを判別し易いようにするため、また、重要な電装システムの回路線を含む比較的重要度の高いコネクタを判別し易いようにするため、などが挙げられる。このため、コネクタCONNECTOR1、CONNECTOR2が同じ色と記述されていれば、コネクタCONNECTOR1、CONNECTOR2がハウジングの色の観点でみれば嵌合可能なものであると判定できる。他方、同じ色と記述されていなければ、コネクタCONNECTOR1及びコネクタCONNECTOR2の一方、または両方が、コネクタ図において誤って記述されていると判定できる。
WtoW接続に用いられるコネクタCONNECTOR1、CONNECTOR2それぞれには、割り当てられた仕様コードにより特定される電装システムの回路線を連結するための端子が存在していなければならない。言い換えれば、対象となる電装システムの実体配線図に記述されている端子は、コネクタ図に記載されていなければならない。このため、本合否判定では、対象となる電装システムの回路線を連結する端子がコネクタ図に不足していないかを判定する。以下、図7(B)のコネクタ図に示されるコネクタCONNECTOR1、CONNECTOR2がWtoW接続に用いられるものとして特定された場合を例に挙げて説明する。図7(B)に示されるコネクタ図では、コネクタCONNECTOR1に関しては端子S111、S112、S113、S115、S116が記述され、コネクタCONNECTOR2に関しては端子S211、S212、S213、S215、S216が記述されている。これらの端子S111〜S116、S211〜S216は、仕様コード「XXX」、「YYY」により特定される電装システムの回路線を連結するための端子である。他方、図3及び図5(A)それぞれに示される「SYSTEM1」と「SYSTEM2」の実体配線図では、「111×121」と記述されたWtoW接続される箇所において、コネクタCONNECTOR1に関しては端子S111、S112、S113、S115、S116が記述され、コネクタCONNECTOR2に関しては端子S211、S212、S213、S215、S216が記述されている。図7(B)に示されるコネクタ図に記述された端子と、図3及び図5(A)それぞれに示される実体配線図に記述された端子とを比較すると、コネクタ図に記述された端子に不足が無いことが分かる。このようにコネクタ図及び実体配線図を比較してコネクタ図に記述された端子に不足が無ければ、回路線端部に位置する端子を仕様の観点でみたときに嵌合可能なものであると判定できる。他方、コネクタ図に端子の不足が有れば、実体配線図またはコネクタ図において誤って端子が記述されていると判定できる。
コネクタ図には、ハウジングに設けられたキャビティと、それらのキャビティに収容される端子と、の位置関係が記述されている。上述した[回路線端部に位置する端子の有無による合否判定]によって嵌合可能と判断されてWtoW接続に用いられる全ての端子が存在するとなれば、続いてコネクタCONNECTOR1に設けられる端子と、コネクタCONNECTOR2に設けられる端子とのキャビティ位置が対応するものとなっているかを判定する。言い換えれば、コネクタCONNECTOR1、CONNECTOR2が嵌合したときに向かい合う一組のキャビティに、実体配線図において接続することが記述された一組の端子が収容されるかを判定する。具体的には、図9に示されるキャビティ位置が記述されたコネクタ図のように、コネクタCONNECTOR1には各キャビティ毎に識別子A〜Fが、コネクタCONNECTOR2には各キャビティ毎に識別子A’〜F’が、割り当てられている。尚、対象となるコネクタを相手側コネクタと嵌合する前面から視た平面図としてコネクタ図が描画されるとしているため、図9に示されるコネクタCONNECTOR1とコネクタCONNECTOR2のキャビティの位置関係は左右反転していることに注意されたい。2つのコネクタが嵌合した際に対向する一組のキャビティA−A’、B−B’、C−C’、D−D’、E−E’、F−F’毎にそれぞれのキャビティに収容されている一組の端子を特定し、それらの一組の端子すべてが実体配線図のWtoW接続された連結箇所の関係と一致するか否かを判定する。それらの一組の端子すべてが一致すれば、キャビティへの端子の収容位置の観点でみれば嵌合可能なものであると判定できる。他方、それらの一組の端子の一つでも一致しない、または相手側コネクタのキャビティに端子が存在しない場合は、実体配線図またはコネクタ図において誤って記述されていると判定できる。
上述した[回路線の導通の合否を判定する処理]の全ての検査項目にて合格となれば、今回対象となったWtoWに関する実体配線図及びコネクタ図の記述は正しいと判定されて、導通検査に成功した旨回路設計者に通知する(S805。本明細書では結果出力ステップと称されることがある。)。他方、上述した[回路線の導通の合否を判定する処理]のいずれかの検査項目にて不合格となれば、今回対象となったWtoWに関する実体配線図及びコネクタ図の記述には誤りがあると判定されて、導通検査に失敗した旨回路設計者に通知する。導通検査に失敗した旨を回路設計者に通知する際、併せて、不合格となった検査項目、誤った記述があった情報(マトリックス表、実体配線図及びコネクタ図の一つまたは複数)、及びその情報の記述箇所を提示するようにすればなお良い。
以上、本発明の実施形態に係る導通検査方法について詳細に説明した。本発明の実施形態に係る導通検査方法によれば、マトリックス表、実体配線図及びコネクタ図を参照し、WtoW接続された連結箇所の導通検査を部位毎コネクタ・配線情報を作成する前の途中段階で行い、中間生成物である実体配線図及びコネクタ図の検証を行うことができる。特許文献1〜3に示される従来の導通検査方法は、部位毎コネクタ・配線情報を必須とするため、部位毎コネクタ・配線情報を一度作り上げる前の途中段階で行うことができなかった。一方、本発明の実施形態に係る導通検査方法によってWtoW接続された連結箇所の導通検査を行うことによって、これまで発生していた部位毎コネクタ・配線情報の修正頻度を抑制して部位毎コネクタ・配線情報を作成するための工数を削減することができる。
[1]
コンピュータが、車両に搭載されるある電装システムを駆動させるための配線について記述された実体配線図と、車両に搭載されるワイヤハーネス毎に、当該ワイヤハーネスが回路の一部を構成する前記電装システムを識別するための仕様が記述されたマトリックス表と、コネクタ、当該コネクタと前記配線との対応関係、及び当該コネクタが回路の一部を構成する前記電装システムを識別するための仕様が記述されたコネクタ図と、に基づいて、隣り合う分割領域に配索される2つのワイヤハーネスを連結するコネクタによって当該2つのワイヤハーネスに含まれる配線が導通されているか否かを判定する、
ことを特徴とするワイヤハーネス導通検査方法。
[2]
前記実体配線図を参照して前記2つのワイヤハーネスを連結するコネクタを検出する連結箇所検出ステップ(S801)と、
前記マトリックス表を参照して、前記隣り合う分割領域それぞれに配索される前記ワイヤハーネスのうち、ワイヤハーネスに割り当てられた仕様が共通するワイヤハーネスの組を特定するワイヤハーネス特定ステップ(S802)と、
前記コネクタ図を参照して、前記ワイヤハーネス特定ステップにて特定された前記ワイヤハーネスの組に共通する仕様と同じ仕様が割り当てられたコネクタを特定するコネクタ特定ステップ(S803)と、
前記コネクタ特定ステップによって特定されたコネクタに関して記述されたコネクタ図、及び前記共通する仕様が割り当てられた電装システムの配線について記述された前記実体配線図を参照して、前記コネクタによって前記2つのワイヤハーネスに含まれる配線が導通されているか否かを判定する導通判定ステップ(S804)と、
を備えることを特徴とする上記[1]に記載のワイヤハーネス導通検査方法。
[3]
前記導通判定ステップ(S804)にて判定された導通の合否を出力する結果出力ステップ(S805)をさらに備え、
前記結果出力ステップ(S805)は、導通の失敗を出力する際、不合格となった検査項目、及び誤った記述があるマトリックス表、実体配線図及びコネクタ図の一つまたは複数を提示する、
ことを特徴とする上記[2]に記載のワイヤハーネス導通検査方法。
[4]
コンピュータに、上記[1]から[3]のいずれか1項に記載の導通検査方法の各ステップ(S801〜S806)を実行させるためのワイヤハーネス導通検査プログラム。
S111〜S118 端子
W111〜W118 電線
A211〜A214 端子
L215〜L218 端子
S211〜S213 端子
W211〜W214 電線
Claims (4)
- コンピュータが、車両に搭載されるある電装システムを駆動させるための配線について記述された実体配線図と、車両に搭載されるワイヤハーネス毎に、当該ワイヤハーネスが回路の一部を構成する前記電装システムを識別するための仕様が記述されたマトリックス表と、コネクタ、当該コネクタと前記配線との対応関係、及び当該コネクタが回路の一部を構成する前記電装システムを識別するための仕様が記述されたコネクタ図と、に基づいて、隣り合う分割領域に配索される2つのワイヤハーネスを連結するコネクタによって当該2つのワイヤハーネスに含まれる配線が導通されているか否かを判定する、
ことを特徴とするワイヤハーネス導通検査方法。 - 前記実体配線図を参照して前記2つのワイヤハーネスを連結するコネクタを検出する連結箇所検出ステップと、
前記マトリックス表を参照して、前記隣り合う分割領域それぞれに配索される前記ワイヤハーネスのうち、ワイヤハーネスに割り当てられた仕様が共通するワイヤハーネスの組を特定するワイヤハーネス特定ステップと、
前記コネクタ図を参照して、前記ワイヤハーネス特定ステップにて特定された前記ワイヤハーネスの組に共通する仕様と同じ仕様が割り当てられたコネクタを特定するコネクタ特定ステップと、
前記コネクタ特定ステップによって特定されたコネクタに関して記述されたコネクタ図、及び前記共通する仕様が割り当てられた電装システムの配線について記述された前記実体配線図を参照して、前記コネクタによって前記2つのワイヤハーネスに含まれる配線が導通されているか否かを判定する導通判定ステップと、
を備えることを特徴とする請求項1に記載のワイヤハーネス導通検査方法。 - 前記導通判定ステップにて判定された導通の合否を出力する結果出力ステップをさらに備え、
前記結果出力ステップは、導通の失敗を出力する際、不合格となった検査項目、及び誤った記述があるマトリックス表、実体配線図及びコネクタ図の一つまたは複数を提示する、
ことを特徴とする請求項2に記載のワイヤハーネス導通検査方法。 - コンピュータに、請求項1から3のいずれか1項に記載の導通検査方法の各ステップを実行させるためのワイヤハーネス導通検査プログラム。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018119803A JP6793685B2 (ja) | 2018-06-25 | 2018-06-25 | ワイヤハーネス導通検査方法及びワイヤハーネス導通検査プログラム |
EP19175312.8A EP3594703B1 (en) | 2018-06-25 | 2019-05-20 | Wire harness conduction inspection method and wire harness conduction inspection program |
US16/417,773 US10955452B2 (en) | 2018-06-25 | 2019-05-21 | Wire harness conduction inspection method and wire harness conduction inspection program |
CN201910548077.5A CN110632446B (zh) | 2018-06-25 | 2019-06-24 | 线束导通检查方法和线束导通检查程序 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018119803A JP6793685B2 (ja) | 2018-06-25 | 2018-06-25 | ワイヤハーネス導通検査方法及びワイヤハーネス導通検査プログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020003852A JP2020003852A (ja) | 2020-01-09 |
JP6793685B2 true JP6793685B2 (ja) | 2020-12-02 |
Family
ID=66625776
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018119803A Active JP6793685B2 (ja) | 2018-06-25 | 2018-06-25 | ワイヤハーネス導通検査方法及びワイヤハーネス導通検査プログラム |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US10955452B2 (ja) |
EP (1) | EP3594703B1 (ja) |
JP (1) | JP6793685B2 (ja) |
CN (1) | CN110632446B (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7074726B2 (ja) * | 2019-07-18 | 2022-05-24 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス製造システム及びワイヤハーネス製造方法 |
DE102020121614B4 (de) * | 2020-08-18 | 2022-05-25 | Lisa Dräxlmaier GmbH | Elektrische Verbindungsanordnung zum Anschließen von frei konfigurierbaren elektrischen Komponenten in einem Fahrzeug |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4008204B2 (ja) * | 2001-04-12 | 2007-11-14 | 株式会社シンテックホズミ | 結線状況提示 |
JP2004200076A (ja) * | 2002-12-19 | 2004-07-15 | Fujikura Ltd | ワイヤハーネス検査装置および検査等処理方法 |
CN1707484A (zh) * | 2004-06-12 | 2005-12-14 | 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 | 主机板上横跨裂缝的布线检查系统及方法 |
JP5674097B2 (ja) | 2009-12-04 | 2015-02-25 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス導通検査装置、ワイヤハーネス導通検査プログラムおよびワイヤハーネス導通検査方法 |
JP5674098B2 (ja) | 2010-02-08 | 2015-02-25 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス導通検査装置、ワイヤハーネス導通検査プログラムおよびワイヤハーネス導通検査方法 |
JP5605540B2 (ja) * | 2010-02-16 | 2014-10-15 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス導通検査方法およびワイヤハーネス導通検査プログラム |
JP5550455B2 (ja) * | 2010-05-28 | 2014-07-16 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス導通検査方法およびワイヤハーネス導通検査プログラム |
JP5586325B2 (ja) * | 2010-05-28 | 2014-09-10 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス導通検査方法およびワイヤハーネス導通検査プログラム |
US8547108B2 (en) * | 2010-11-24 | 2013-10-01 | Ziota Technology Inc. | Universal mate-in cable interface system |
US9836573B2 (en) * | 2014-10-16 | 2017-12-05 | TATA TECHNOLOGIES PTE_Limited | Method and system for multilateral validation of wire harness design outputs |
-
2018
- 2018-06-25 JP JP2018119803A patent/JP6793685B2/ja active Active
-
2019
- 2019-05-20 EP EP19175312.8A patent/EP3594703B1/en active Active
- 2019-05-21 US US16/417,773 patent/US10955452B2/en active Active
- 2019-06-24 CN CN201910548077.5A patent/CN110632446B/zh not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP3594703A1 (en) | 2020-01-15 |
US20190391197A1 (en) | 2019-12-26 |
EP3594703B1 (en) | 2022-01-12 |
JP2020003852A (ja) | 2020-01-09 |
CN110632446A (zh) | 2019-12-31 |
US10955452B2 (en) | 2021-03-23 |
CN110632446B (zh) | 2021-09-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6793685B2 (ja) | ワイヤハーネス導通検査方法及びワイヤハーネス導通検査プログラム | |
JP6020777B1 (ja) | ワイヤーハーネス配線作業用プログラム | |
US10319057B2 (en) | Safety analysis system for wiring | |
JP5586325B2 (ja) | ワイヤハーネス導通検査方法およびワイヤハーネス導通検査プログラム | |
JP5550455B2 (ja) | ワイヤハーネス導通検査方法およびワイヤハーネス導通検査プログラム | |
WO2013057888A1 (ja) | 配線の接続確認方法及び接続確認システム | |
WO2011102397A1 (ja) | ワイヤハーネス導通検査方法およびワイヤハーネス導通検査プログラム | |
US8924025B2 (en) | Heating, ventilating, and air conditioning module for a vehicle | |
US9514579B2 (en) | Method and apparatus for checking vehicle specification | |
US20140088919A1 (en) | Method for determining wiring risk and wiring risk determination system | |
JP2017152154A (ja) | ワイヤハーネス製造方法及びワイヤハーネス製造装置 | |
US20070049108A1 (en) | Hierarchical cable harness structure for a motor vehicle | |
Pradhan | Current trends in automotive wire harness design | |
JP5557384B2 (ja) | ワイヤハーネス導通検査方法およびワイヤハーネス導通検査プログラム | |
KR101950268B1 (ko) | 차량용 정션 블록 회로의 검증 장치 및 방법 | |
JP6411897B2 (ja) | 配線図データの検査方法 | |
KR102619664B1 (ko) | 와이어 연결 가이드 장치 및 그 방법 | |
JP7193319B2 (ja) | 設計支援方法および設計支援装置 | |
EP3992831A1 (en) | Method, system and software for assessing component failure probability in a vehicle e/e architecture | |
KR101589219B1 (ko) | 자동차 전자 장치의 연결 진단 방법, 시스템 및 컴퓨터 판독 가능한 기록매체 | |
CN116868544A (zh) | 用于在网络中分配电信号的方法 | |
JP2020160580A (ja) | 接続状態検出方法、接続状態検出プログラムおよび設計支援装置 | |
CN115994195A (zh) | 用于自动确定车辆的电子电路图的装置 | |
KR20040022751A (ko) | 커넥터 정보 제공 시스템 및 그 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190819 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20201015 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20201027 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20201110 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6793685 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |