JP6793328B2 - 照明制御システム、照明制御方法、プログラム - Google Patents

照明制御システム、照明制御方法、プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6793328B2
JP6793328B2 JP2016133716A JP2016133716A JP6793328B2 JP 6793328 B2 JP6793328 B2 JP 6793328B2 JP 2016133716 A JP2016133716 A JP 2016133716A JP 2016133716 A JP2016133716 A JP 2016133716A JP 6793328 B2 JP6793328 B2 JP 6793328B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lighting
turned
power supply
state
condition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016133716A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018006221A (ja
Inventor
燕峰 王
燕峰 王
知也 十河
知也 十河
山本 友和
友和 山本
西川 誠
誠 西川
賑華 杜
賑華 杜
西岡 伸介
伸介 西岡
啓 三浦
啓 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2016133716A priority Critical patent/JP6793328B2/ja
Publication of JP2018006221A publication Critical patent/JP2018006221A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6793328B2 publication Critical patent/JP6793328B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、照明制御システム、照明制御方法、及びプログラムに関し、より詳細には、照明器具の制御を行う照明制御システム、照明制御方法、及びプログラムに関する。
従来、照明機器の制御を行う電源分離照明制御システムがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の電源分離照明制御システムは、スイッチングパネルを備えている。スイッチングパネルは、照明機器のスイッチング指令又は調光指令を発信し、照明機器とは別の電源で作動する。照明機器には、照明制御装置が一体に設けてある。照明制御装置は、スイッチングパネルからの指令を受信し、照明機器の制御を行う。
特開2001−291597号公報
特許文献1の照明制御システム(電源分離照明制御システム)は、照明器具(照明機器)が電力供給ケーブルに接続されており、照明器具には常に電力供給がされている状態である。したがって、光源が消灯している場合であっても待機電力が発生していた。照明制御システムの分野において、照明器具の消費電力の低減が望まれている。
本発明は、上記事由に鑑みてなされており、その目的は、照明器具の消費電力の低減を図ることが可能な照明制御システム、照明制御方法、及びプログラムを提供することにある。
本発明の一態様に係る照明制御システムは、電源制御部と照明制御部と判断部とを備えている。前記電源制御部は、照明器具に供給される電力を制御する。前記照明制御部は、前記照明器具の照明状態を制御する。前記判断部は、消灯対象の照明器具への電力供給の停止が可能であるか否かを判断する。前記消灯対象の照明器具への電力供給の停止が可能であると前記判断部が判断した場合、前記電源制御部は、前記消灯対象の照明器具へ電力供給を停止する。前記消灯対象の照明器具への電力供給の停止が不可であると前記判断部が判断した場合、前記電源制御部は、前記消灯対象の照明器具への電力供給を維持し、かつ、前記照明制御部は、前記消灯対象の照明器具の照明状態が消灯状態となるように制御する。前記電源制御部及び前記照明制御部の制御対象として前記照明器具が複数ある。前記電源制御部は、前記複数の照明器具のうち1以上の前記照明器具で構成されたグループを単位にして、1つのグループに属する前記1以上の照明器具に供給される電力を一括して制御している。前記判断部は、対象判断処理と、条件判断処理とを行う。前記対象判断処理は、前記消灯対象の照明器具が属するグループにおいて、当該グループを構成する前記1以上の照明器具のうち消灯状態である照明器具を除いた残りの照明器具の全てが消灯対象であるか否かを判断する。前記条件判断処理は、前記消灯対象の照明器具が属するグループにおける全ての照明器具が、所定の停止可能条件を満たしているか否かを判断する。前記判断部は、前記対象判断処理において、前記残りの照明器具の全てが消灯対象であると判断し、かつ、前記条件判断処理において、前記停止可能条件を満たしていると判断した場合、前記消灯対象の照明器具への電力供給の停止が可能であると判断する。
本発明の一態様に係る照明制御方法は、電源制御ステップと照明制御ステップと判断ステップとを含む。前記電源制御ステップは、照明器具に供給される電力を制御する。前記照明制御ステップは、前記照明器具の照明状態を制御する。前記判断ステップは、消灯対象の照明器具への電力供給の停止が可能であるか否かを判断する。前記消灯対象の照明器具への電力供給の停止が可能であると前記判断ステップで判断された場合、前記電源制御ステップにおいて、前記消灯対象の照明器具へ電力供給を停止する。前記消灯対象の照明器具への電力供給の停止が不可であると前記判断ステップで判断された場合、前記電源制御ステップにおいて、前記消灯対象の照明器具への電力供給を維持し、かつ、前記照明制御ステップにおいて、前記消灯対象の照明器具の照明状態が消灯状態となるように制御する。前記電源制御ステップ及び前記照明制御ステップでの制御対象として前記照明器具が複数ある。前記電源制御ステップは、前記複数の照明器具のうち1以上の前記照明器具で構成されたグループを単位にして、1つのグループに属する前記1以上の照明器具に供給される電力を一括して制御している。前記判断ステップは、対象判断処理と、条件判断処理とを行う。前記対象判断処理は、前記消灯対象の照明器具が属するグループにおいて、当該グループを構成する前記1以上の照明器具のうち消灯状態である照明器具を除いた残りの照明器具の全てが消灯対象であるか否かを判断する。前記条件判断処理は、前記消灯対象の照明器具が属するグループにおける全ての照明器具が、所定の停止可能条件を満たしているか否かを判断する。前記判断ステップは、前記対象判断処理において、前記残りの照明器具の全てが消灯対象であると判断し、かつ、前記条件判断処理において、前記停止可能条件を満たしていると判断した場合、前記消灯対象の照明器具への電力供給の停止が可能であると判断する。
本発明の一態様に係るプログラムは、コンピュータを上記の照明制御システムとして機能させる。
本発明の照明制御システム、照明制御方法、及びプログラムでは、照明器具の消費電力の低減を図ることが可能となる。
図1は、本発明の実施形態1に係る照明制御システムのブロック図である。 図2は、同上の照明制御システムを含む全体構成を示すシステム構成図である。 図3は、本発明の実施形態1に係る照明器具のブロック図である。 図4は、本発明の実施形態1に係る照明制御システムにおける消灯動作を示すフローチャートである。 図5は、本発明の実施形態1の変形例に係る照明制御システムにおける提案情報の出力処理動作を示すフローチャートである。 図6は、本発明の実施形態2に係る照明制御システムにおける消灯動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
<概要>
本実施形態の照明制御システム10について、図1〜図5を用いて説明する。本実施形態の照明制御システム10は、コントローラ1で構成されており、複数(図2では6つ)の照明器具3に対して、照明状態と電力の供給状態との制御を行う。
コントローラ1は、照明制御用の通信線4を介して複数(図2では2つ)の中継器50と接続されている。コントローラ1は、中継器50を介して照明器具3と通信する機能を有している。コントローラ1は、複数の照明器具3に対して照明制御信号を送信することにより、複数の照明器具3の照明状態を個別又は一括に制御する。なお、複数の中継器50を区別して説明する場合、中継器50A,50Bという。また、複数の照明器具3を区別して説明する場合、照明器具3A,3B,3C,3D,3E,3Fという。照明器具3、中継器50それぞれの台数は、上記に限らず他の台数であってもよい。
また、コントローラ1は、2線式の通信線5を介して複数(図2では2つ)のリレー2と接続されており、各リレー2と通信する機能を有している。リレー2は、照明器具3の動作電源として機能する電源部7(例えば商用電源)と接続されている。リレー2がオン状態である場合、オン状態のリレー2に接続された照明器具3に対して電源部7から電力が供給される。リレー2がオフ状態である場合、オフ状態のリレー2に接続された照明器具3に対して電源部7からの電力供給が遮断される。コントローラ1は、リレー2に対して電源制御信号を送信してリレー2の動作状態(オン状態、オフ状態)を制御することにより、照明器具3に供給される電力を制御する。なお、複数のリレー2を区別して説明する場合、リレー2A,2Bという。リレー2の台数は、上記に限らず他の台数であってもよい。
本実施形態の照明制御システム10(コントローラ1)は、光源32(図3参照)を消灯させる対象(消灯対象)の照明器具3への電力供給の停止が可能であるか否かの判断を行う。コントローラ1は、消灯対象の照明器具3への電力供給の停止が可能であると判断した場合、消灯対象の照明器具3に接続されたリレー2をオフ状態にすることにより、消灯対象の照明器具3への電力供給を停止するように構成されている。これにより、本実施形態の照明制御システム10は、照明器具3の消費電力の低減を図ることが可能となる。
<詳細>
以下に、本実施形態の照明制御システム10の詳細な構成について説明する。本実施形態の照明制御システム10は、上述したようにコントローラ1で構成されている。コントローラ1は、複数の照明器具3を制御対象としている。
《照明器具》
照明器具3は、図3に示すように、電源回路31、光源32、及び通信部33を備えている。
電源回路31は、光源32、及び通信部33に対して、光源32、及び通信部33を動作させるための電力を供給するように構成されている。具体的には、リレー2がオン状態である場合、リレー2を介して電源部7から電源回路31に電力が供給される。電源回路31は、電源部7から供給された電力を必要に応じて電力変換し、光源32、及び通信部33に供給することにより、光源32、及び通信部33を動作させる。一方、リレー2がオフ状態である場合、電源回路31には電源部7から電力が供給されない。したがって、電源回路31は、光源32、及び通信部33に電力を供給しないので、光源32、及び通信部33は動作しない。図2に示すように、本実施形態では、照明器具3A,3Bそれぞれの電源回路31は、リレー2Aに接続され、照明器具3C〜3Fそれぞれの電源回路31は、リレー2Bに接続されている。
光源32は、例えばLED(Light Emitting Diode)であり、電源回路31から供給される電力により発光するように構成されている。電源回路31は、光源32に供給する電力の大きさを制御することにより、光源32の調光及び調色を行うように構成されている。
通信部33は、無線又は有線による通信を中継器50と行うように構成されている。本実施形態では、中継器50Aは、無線(例えば特定小電力無線)で照明器具3と通信を行う機器である。中継器50Bは、有線で照明器具3と通信を行う機器である。照明器具3A,3Bそれぞれの通信部33は、中継器50Aとの間で無線通信を行う。照明器具3C〜3Fそれぞれの通信部33は、中継器50Bとの間で有線通信を行う。したがって、中継器50Aを介してコントローラ1と照明器具3A,3Bとの間で通信が行われ、中継器50Bを介してコントローラ1と照明器具3C〜3Fとの間で通信が行われる。
《コントローラ》
コントローラ1は、図1に示すように、第1通信部11、第2通信部12、記憶部13、及び処理部14を備えている。
第1通信部11は、通信線4に接続されており、リレー2A,2Bと通信可能に構成されている。
第2通信部12は、通信線5に接続されており、照明器具3A〜3Fと通信可能に構成されている。
記憶部13は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、又はEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等で構成されている。
処理部14は、マイコン(マイクロコンピュータ)を主構成とし、プロセッサがメモリに記憶されたプログラムを実行することにより所望の機能を実現する。なお、プログラムは、予めメモリに書き込まれていてもよいが、メモリカードのような記憶媒体に記憶されて提供されてもよいし、電気通信回線を通じて提供されてもよい。処理部14は、電源制御部15、照明制御部16、及び判断部17としての機能を有している。
電源制御部15は、第1通信部11を介してリレー2に電源制御信号を送信しリレー2の動作状態を制御することにより、照明器具3に供給される電力を制御するように構成されている。リレー2は、受信した電源制御信号に基づいて動作状態をオン状態、又はオフ状態とする。電源制御部15は、リレー2をオン状態に制御することにより、リレー2に接続された照明器具3に電源部7から電力を供給させる。電源制御部15は、リレー2をオフ状態に制御することにより、リレー2に接続された照明器具3への電力供給を停止させる。
また、電源制御部15は、1以上の照明器具3で構成されたグループ30を単位にして、1つのグループ30に属する照明器具3に供給される電力を一括して制御する。本実施形態では、図2に示すように、リレー2Aに照明器具3A,3Bが接続されており、照明器具3A,3Bでグループ30Aを構成している。また、リレー2Bに照明器具3C〜3Fが接続されており、照明器具3C〜3Fでグループ30Bを構成している。電源制御部15は、リレー2Aの動作状態を制御することにより、グループ30Aに属する照明器具3A,3Bに供給される電力を一括して制御する。また、電源制御部15は、リレー2Bの動作状態を制御することにより、グループ30Bに属する照明器具3C〜3Fに供給される電力を一括して制御する。
照明制御部16は、第2通信部12を介して照明器具3に照明制御信号を送信することにより、照明器具3の照明状態を制御するように構成されている。照明器具3は、受信した照明制御信号に基づいて照明状態を変化させる。照明状態とは、照明器具3が有する光源32の状態であり、光源32が点灯している点灯状態と、光源32が消灯している消灯状態とが含まれる。また、照明器具3は、照明制御信号が示す調光率で光源32を点灯させる調光機能を有しており、点灯状態には、光源32が100%の調光率で点灯している全点灯状態と、光源32が100%未満の調光率で点灯している調光点灯状態とが含まれる。また、消灯状態とは、照明制御部16による照明状態の制御で見掛け上、光源32が消灯している状態であり、光源32の調光率が0%である状態だけでなく、光源32の調光率が所定調光率(例えば10%)以下である状態を含む。つまり、光源32が、全点灯時の10分の1以下の調光率で点灯している状態も、本実施形態では消灯状態という。
照明制御部16は、スイッチ装置61からの制御命令に基づいて、対象の照明器具3の照明状態を制御する。スイッチ装置61は、例えば壁に設けられており、通信線4に接続されている。スイッチ装置61は、例えば複数のプッシュボタンスイッチを備えている。各プッシュボタンスイッチは、1つの照明器具3、あるいはグループ30と対応付けられている。スイッチ装置61は、プッシュボタンスイッチが押されると、押されたプッシュボタンスイッチに対応する照明器具3、あるいは対応するグループ30に属する照明器具3の照明状態を指示する制御命令をコントローラ1に出力する。例えば、グループ30Aに対応付けられたプッシュボタンが押されるたびに、スイッチ装置61は、照明器具3A,3Bの照明状態を点灯状態に指示する制御命令と、消灯状態に指示する制御命令とを交互にコントローラ1に出力する。照明制御部16は、スイッチ装置61からの制御命令に基づいて、制御対象である照明器具3A,3Bの照明状態を制御する。例えば、スイッチ装置61からの制御命令が、照明器具3A,3Bの照明状態を消灯状態とする命令である場合、照明制御部16は、消灯対象である照明器具3A,3Bの照明状態を点灯状態から消灯状態に切り替える。
また、照明制御部16は、記憶部13に記憶されたスケジュールに基づいて、照明器具3の照明状態を制御する。スケジュールは、照明器具3あるいはグループ30ごとに対応しており、対応する照明器具3、あるいは対応するグループ30に属する照明器具3の照明状態の変化の予定である。このスケジュールは、例えば、ルータ63を介して無線信号によりコントローラ1と通信可能に構成された操作端末62(例えば、スマートフォン、タブレット端末等)によって、記憶部13に登録(記憶)される。例えば、照明制御部16は、スケジュールに基づいて、現在時刻が点灯予定時刻に達した場合、点灯対象の照明器具3の照明状態を点灯状態に制御する。また、照明制御部16は、現在時刻が消灯予定時刻に達した場合、消灯対象の照明器具3の照明状態を消灯状態に制御する。
スイッチ装置61からの制御命令、又はスケジュールによる消灯対象の照明器具3に対して、電源制御部15は、判断部17の判断結果に基づいて、電力供給の継続、又は電力供給の停止を行う。
判断部17は、消灯対象の照明器具3への電力供給の停止が可能であるか否かを判断するように構成されている。具体的には、判断部17は、対象判断処理と条件判断処理との判断結果に基づいて、消灯対象の照明器具3への電力供給の停止が可能であるか否かを判断する。
対象判断処理とは、消灯対象の照明器具3が属するグループ30において、当該グループ30を構成する照明器具3のうち消灯状態である照明器具3を除いた残りの照明器具3の全てが消灯対象であるか否かの判断処理である。以降、「消灯対象の照明器具3が属するグループ30において、当該グループ30を構成する照明器具3のうち消灯状態である照明器具3を除いた残りの照明器具3」を残照明器具3と略して説明する場合がある。判断部17は、対象判断処理において、消灯対象の照明器具3が属するグループ30から残照明器具3を抽出し、残照明器具3の全てが消灯対象であるか否かを判断する。例えば、グループ30Bにおいて、照明器具3C,3Dが消灯対象であり、照明器具3E,3Fが既に消灯状態であると仮定する。この場合、判断部17は、対象判断処理において、残照明器具3(照明器具3C,3D)の全てが消灯対象であると判断する。また、例えば、照明器具3C,3Dが消灯対象であり、照明器具3Eが既に消灯状態であり、照明器具3Fが点灯状態であると仮定する。この場合、判断部17は、対象判断処理において、残照明器具3(照明器具3C,3D,3F)に消灯対象ではない照明器具3(照明器具3F)が含まれていると判断する。言い換えれば、判断部17は、対象判断処理において、残照明器具3(照明器具3C,3D,3F)に点灯状態の照明器具3(照明器具3F)が含まれていると判断する。
条件判断処理とは、消灯対象の照明器具3が属するグループ30における全ての照明器具3が、所定の停止可能条件を満たしているか否かの判断処理である。本実施形態では、停止可能条件に、時間帯条件、履歴条件、及びスケジュール条件が含まれている。判断部は、条件判断処理において、時間帯条件、履歴条件、及びスケジュール条件の全ての条件を満足する場合、停止可能条件を満たしていると判断する。
時間帯条件とは、現在時刻が、電力供給の停止が可能な停止時間帯に属しているという条件である。停止時間帯は、照明器具3、あるいはグループ30ごとに対応しており、対応する照明器具3、あるいは対応するグループ30に属する照明器具3への電力供給の停止を許可する時間帯である。つまり、停止時間帯とは異なる時間帯は、電力供給の停止を禁止する時間帯である。停止時間帯は、例えば操作端末62によって記憶部13に登録(記憶)される。停止時間帯は、照明器具3の光源32を点灯させる頻度が低い時間帯(例えば23時から翌日の5時までの時間帯)に設定されることが好ましい。判断部17は、時間帯条件を満たす場合、現在時刻が照明器具3の照明状態が頻繁に点灯状態になる時間帯ではないことを認識することができる。
履歴条件とは、過去の照明状態の履歴が所定条件を満たすという条件である。具体的には、照明状態の履歴とは、照明状態が消灯状態から点灯状態に切り替わった切替回数であり、履歴条件とは、過去の所定期間における切替回数が閾値回数以下であるという条件である。なお、切替回数は、照明状態が点灯状態から消灯状態に切り替わった回数、又は、照明状態が消灯状態から点灯状態に切り替わった回数と照明状態が点灯状態から消灯状態に切り替わった回数との合計回数等であってもよい。例えば、履歴条件は、過去の1日間(例えば、前日、1週間前の同曜日)における切替回数が20回以下であるという条件、現在時刻から10分前までの期間における切替回数が5回以下であるという条件等がある。判断部17は、履歴条件を満たす場合、照明器具3の照明状態が頻繁に点灯状態になる状況ではないと推定することができる。
スケジュール条件とは、照明状態の変化のスケジュールにおいて、照明状態が消灯状態から点灯状態に切り替えられる点灯予定時刻が、現在時刻から所定時間(例えば、1時間)以降であるという条件である。つまり、スケジュール条件は、現在時刻から所定時間以内に、照明器具3を点灯状態にする予定がないという条件である。判断部17は、スケジュール条件を満たす場合、照明器具3の照明状態が近い将来に点灯状態になる予定がないことを認識することができる。
判断部17は、対象判断処理と条件判断処理との両方の判断結果が肯定である場合、消灯対象の照明器具3への電力供給の停止が可能であると判断する。つまり、判断部17は、対象判断処理において、残照明器具3の全てが消灯対象であると判断し、かつ、条件判断処理において、停止可能条件を満たすと判断した場合、消灯対象の照明器具3への電力供給の停止が可能であると判断する。また、判断部17は、対象判断処理と条件判断処理との少なくとも一方が否定である場合、消灯対象の照明器具3への電力供給の停止が不可であると判断する。
消灯対象の照明器具3への電力供給の停止が可能であると判断部17が判断した場合、電源制御部15は、消灯対象の照明器具3に接続されたリレー2をオフ状態に制御する。これにより、消灯対象の照明器具3が属するグループ30における全ての照明器具3への電力供給が停止され、光源32が消灯する。なお、電源制御部15がリレー2をオフ状態に制御する前に、照明制御部16が、消灯対象の照明器具3が属するグループ30の全ての照明器具3が消灯状態となるように制御してもよい。
また、消灯対象の照明器具3への電力供給の停止が不可であると判断部17が判断した場合、電源制御部15は、消灯対象の照明器具3に接続されたリレー2をオン状態に維持し、照明制御部16は、消灯対象の照明器具3を消灯状態にする。これにより、消灯対象の照明器具3が属するグループ30における全ての照明器具3への電力供給が維持された状態で、消灯対象の照明器具3の光源32が消灯する。
<動作例>
本実施形態の照明制御システム10(コントローラ1)の動作例について説明する。以下に、本実施形態の照明制御システム10(コントローラ1)による、照明器具3の光源32を消灯する消灯動作について、図4に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、判断部17は、対象判断処理を行う(S1)。判断部17は、対象判断処理において、消灯対象の照明器具3が属するグループ30を構成する照明器具3のうち、消灯状態である照明器具3を除いた残りの照明器具3(残照明器具3)の全てが消灯対象であるか否かを判断する。
判断部17は、対象判断処理において、残照明器具3の全てが消灯対象であると判断した場合(S1:Yes)、条件判断処理を行う。判断部17は、条件判断処理において、消灯対象の照明器具3が属するグループ30における全ての照明器具3が、停止可能条件を満たしているか否かの判断処理を行う。まず、判断部17は、停止可能条件のうち時間帯条件を満たしているか否かの判断処理を行う(S2)。つまり、判断部17は、現在時刻が、電力供給の停止が可能な停止時間帯に属しているという条件を満たしているか否かを判断する。
判断部17は、時間帯条件の判断処理において、時間帯条件を満たしていると判断した場合(S2:Yes)、停止可能条件のうち履歴条件を満たしているか否かの判断処理を行う(S3)。つまり、判断部17は、過去の照明状態の履歴が所定条件を満たすという条件を満たしているか否かを判断する。
判断部17は、履歴条件の判断処理において、履歴条件を満たしていると判断した場合(S3:Yes)、停止可能条件のうちスケジュール条件を満たしているか否かの判断処理を行う(S4)。つまり、判断部17は、照明状態の変化のスケジュールにおいて、照明状態が消灯状態から点灯状態に切り替えられる点灯予定時刻が、現在時刻から所定時間以降であるという条件を満たしているか否かを判断する。
判断部17は、スケジュール条件の判断処理において、スケジュール条件を満たしていると判断した場合(S4:Yes)、消灯対象の照明器具3への電力供給の停止が可能であると判断する。そして、電源制御部15は、消灯対象の照明器具3に接続されたリレー2をオフ状態に制御する(S5)。これにより、消灯対象の照明器具3が属するグループ30における全ての照明器具3への電力供給が停止され、光源32が消灯する。
また、判断部17は、残照明器具3に消灯対象ではない照明器具3が含まれていると判断した場合(S1:No)、消灯対象の照明器具3への電力供給の停止が不可であると判断する。また、判断部17は、時間帯条件を満たしていないと判断した場合(S2:No)、消灯対象の照明器具3への電力供給の停止が不可であると判断する。また、判断部17は、履歴条件を満たしていないと判断した場合(S3:No)、消灯対象の照明器具3への電力供給の停止が不可であると判断する。また、判断部17は、スケジュール条件を満たしていないと判断した場合(S4:No)、消灯対象の照明器具3への電力供給の停止が不可であると判断する。
消灯対象の照明器具3への電力供給の停止が不可であると判断部17が判断した場合、電源制御部15は、消灯対象の照明器具3に接続されたリレー2をオン状態に維持する(S6)。これにより、消灯対象の照明器具3が属するグループ30における全ての照明器具3への電力供給は維持される。そして、照明制御部16は、消灯対象の照明器具3の照明状態を消灯状態にする(S7)。したがって、消灯対象の照明器具3が属するグループ30における全ての照明器具3への電力供給が維持された状態で、消灯対象の照明器具3の光源32が消灯する。
次に、本実施形態の照明制御システム10(コントローラ1)による、照明器具3の光源32を点灯させる点灯動作について説明する。
照明器具3の光源32を点灯させる場合、電源制御部15は、点灯対象の照明器具3に接続されたリレー2の動作状態を確認する。リレー2がオフ状態である場合、電源制御部15は、リレー2をオン状態にし、電源部7から点灯対象の照明器具3に電力を供給させる。このとき、電源制御部15は、点灯対象の照明器具3が属するグループ30において、点灯対象ではない照明器具3が含まれている場合であっても、点灯対象の照明器具3に接続されたリレー2をオン状態とする。
照明器具3は、電源が投入(電源部7からの電力供給が開始)された際に、例えばマイコン等を起動するための起動時間を要する場合がある。そこで、照明制御部16は、電源制御部15がリレー2をオン状態にしてから、照明器具3の起動時間よりも長い時間が経過した後に、照明状態を点灯状態とする。
また、照明制御部16は、点灯対象の照明器具3の光源32を点灯させる際に、消灯前の点灯状態(調光率)を再現するように制御してもよい。コントローラ1は、照明器具3の光源32を消灯させる際に、点灯状態(調光率)を記憶部13に記憶する。照明制御部16は、記憶部13に記憶されている調光率で点灯対象の照明器具3の光源32を点灯させる。例えば、調光率80%で点灯している光源32を消灯する際に、照明器具3の識別情報と調光率80%というデータが対応付けられて記憶部13に記憶される。この照明器具3の光源32を再び点灯させる場合、照明制御部16は、記憶部13に記憶されたデータに基づいて、調光率80%で光源32を点灯させる。
また、コントローラ1は、上述した消灯動作、点灯動作を用いて、グループ点灯、グループ消灯、パターン点灯、フェード制御、遅れ消灯、一時点灯等の照明制御が可能である。グループ点灯とは、複数の照明器具3の全ての光源32を略同時に点灯させる照明制御である。グループ消灯とは、複数の照明器具3の全ての光源32を略同時に消灯させる照明制御である。パターン点灯とは、複数の照明器具3の各々を所定の調光率で点灯させる照明制御である。フェード制御とは、光源32の調光率を徐々に増加又は減少させる照明制御である。遅れ消灯とは、消灯命令を受けてから一定時間後に光源32を消灯させる照明制御である。一時点灯とは、点灯命令を受けてから一定時間の間、光源32を点灯させたのちに消灯させる照明制御である。
<変形例>
次に、本実施形態の照明制御システム10(コントローラ1)の変形例について説明する。なお、以下に説明する変形例は、上記実施形態と適宜組み合わせて適用可能である。
図1に示すように、コントローラ1の処理部14は、情報出力部18としての機能を更に有していてもよい。情報出力部18は、対象判断処理において、残照明器具3に消灯対象ではない照明器具3(点灯状態の照明器具3)が含まれていると判断部17が判断した場合、消灯対象ではない照明器具3に対するグループ30の再編成の提案情報を出力する。情報出力部18における、提案情報の出力処理の一例について、図5に示すフローチャートを用いて説明する。
情報出力部18は、照明状態の過去の履歴に基づいて、所定期間(例えば1時間)ごとに消灯割合を算出する(S11)。消灯割合とは、グループ30における照明器具3の全ての台数に対する消灯状態の照明器具3の台数の割合である。例えば、グループ30Bにおいて、所定期間の間、照明器具3C〜3Eが消灯状態であり、照明器具3Fが点灯状態である場合、消灯割合は75%となる。なお、情報出力部18は、照明状態の変化のスケジュールに基づいて、予測値として消灯割合を算出してもよい。
情報出力部18は、消灯割合の対象期間が、電力の料金単価が閾値単価よりも高い時間帯(高料金時間帯)に含まれているか否かを判断する(S12)。消灯割合の対象期間が高料金時間帯に含まれている場合(S12:Yes)、情報出力部18は、消灯割合と第1閾値割合(例えば50%)とを比較する(S13)。
情報出力部18は、消灯割合が第1閾値割合以上である場合(S13:Yes)、消灯対象ではない照明器具3に対するグループ30の再編成の提案情報を出力する(S14)。例えば、提案情報は、消灯割合が高いグループ30に属する照明器具3への電力供給を停止して消費電力の低減させるために、点灯状態の照明器具3を他のグループ30への編入を提案する情報である。情報出力部18は、例えばスマートフォン、タブレット端末等で構成された操作端末62に、提案情報を出力する。
消灯割合の対象期間が高料金時間帯に含まれていない場合(S12:No)、情報出力部18は、コントローラ1の動作モードが省エネルギーモードであるか否かを判断する(S15)。省エネルギーモードとは、照明器具3の消費電力を抑制するための動作モードである。動作モードが省エネルギーモードである場合(S15:Yes)、情報出力部18は、消灯割合と第1閾値割合とを比較する(S13)。また、動作モードが省エネルギーモードでない場合(S15:No)、情報出力部18は、消灯割合と、第1閾値割合よりも値が大きい第2閾値割合(例えば75%)とを比較する(S16)。情報出力部18は、消灯割合が第2閾値以上である場合(S16:Yes)、消灯対象ではない照明器具3に対するグループ30の再編成の提案情報を出力する(S14)。
ステップS13において消灯割合が第1閾値未満である場合(S13:No)、及びステップS16において消灯割合が第2閾値未満である場合(S16:No)、情報出力部18は、提案情報を出力しない(S17)。
また、判断部17は、停止可能条件のうち少なくとも時間帯条件を満たしておらず、グループ30内の全ての照明器具3が消灯状態のまま現在時刻が停止時間帯に達した場合、条件判断処理を再度行ってもよい。そして、判断部17は、条件判断処理において、停止可能条件を満たす場合、照明器具3への電力供給の停止が可能であると判断する。
また、電源制御部15は、停止時間帯の終了時にリレー2がオフ状態である場合、このリレー2をオン状態にし、照明器具3への電力供給を開始させてもよい。
また、判断部17は、停止可能条件のうち少なくとも履歴条件を満たしておらず、グループ30内の全ての照明器具3が消灯状態となった場合、所定時間後に条件判断処理を再度行ってもよい。例えば、消灯対象の照明器具3が、現在時刻から10分前までの期間における切替回数が5回よりも多いので履歴条件を満たしておらず、グループ30内の全ての照明器具3が消灯状態となったと仮定する。この場合、判断部17は、1時間後に条件判断処理を再度行う。そして、判断部17は、条件判断処理において、停止可能条件を満たす場合、照明器具3への電力供給の停止が可能であると判断する。
また、上述した例では、判断部17は、消灯対象の照明器具3への電力供給の停止が可能であるか否かの判断処理において、対象判断処理を行った後に条件判断処理を行っているが、条件判断処理を行った後に対象判断処理を行ってもよい。
また、上述した例では、判断部17は、条件判断処理において、時間帯条件、履歴条件、スケジュール条件の順に判断処理を行っているが、これとは異なる順番で判断処理を行ってもよい。また、条件判断処理における停止可能条件には、時間帯条件、履歴条件、及びスケジュール条件の全ての条件が含まれている必要はなく、少なくともいずれか1つの条件が含まれていればよい。つまり、照明器具3の光源32を消灯する消灯動作において、時間帯条件の判断処理(図4のステップS2)、履歴条件の判断処理(図4のステップS3)、及びスケジュール条件の判断処理(図4のステップS4)のうち、少なくともいずれかの判断処理が含まれていればよい。また、停止可能条件には、複数の履歴条件が含まれていてもよい。また、停止可能条件には、時間帯条件、履歴条件、及びスケジュール条件とは異なる条件が含まれていてもよい。
また、照明制御システム10は、1つの機器であるコントローラ1で構成されているが、照明制御システム10の構成要素を、分散して別々の機器が備えていてもよい。
(実施形態2)
本実施形態の照明制御システム10(コントローラ1)は、判断部17が対象判断処理の判断結果に基づいて、消灯対象の照明器具3への電力供給の停止が可能であるか否かを判断する。つまり、本実施形態の照明制御システム10は、照明器具3の光源32の消灯動作において、実施形態1の照明制御システム10における条件判断処理を省略している。本実施形態の照明制御システム10について、実施形態1と異なる点を中心に説明する。実施形態1と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を適宜省略する。
本実施形態の照明制御システム10(コントローラ1)による、照明器具3の光源32を消灯する消灯動作について、図6に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、判断部17は、対象判断処理を行う(S21)。判断部17は、対象判断処理において、消灯対象の照明器具3が属するグループ30を構成する照明器具3のうち、消灯状態である照明器具3を除いた残りの照明器具3(残照明器具3)の全てが消灯対象であるか否かを判断する。
判断部17は、対象判断処理において、残照明器具3の全てが消灯対象であると判断した場合(S21:Yes)、消灯対象の照明器具3への電力供給の停止が可能であると判断する。そして、電源制御部15は、消灯対象の照明器具3に接続されたリレー2をオフ状態に制御する(S22)。これにより、消灯対象の照明器具3が属するグループ30における全ての照明器具3への電力供給が停止され、光源32が消灯する。
また、判断部17は、残照明器具3に消灯対象ではない照明器具3が含まれていると判断した場合(S21:No)、消灯対象の照明器具3への電力供給の停止が不可であると判断する。この場合、電源制御部15は、消灯対象の照明器具3に接続されたリレー2をオン状態に維持する(S23)。これにより、消灯対象の照明器具3が属するグループ30における全ての照明器具3への電力供給は維持される。そして、照明制御部16は、消灯対象の照明器具3の照明状態を消灯状態にする(S24)。これにより、消灯対象の照明器具3が属するグループ30における全ての照明器具3への電力供給が維持された状態で、消灯対象の照明器具3の光源32が消灯する。
(まとめ)
以上説明したように、第1態様に係る照明制御システム10(コントローラ1)は、電源制御部15と照明制御部16と判断部17とを備える。電源制御部15は、照明器具3に供給される電力を制御する。照明制御部16は、照明器具3の照明状態を制御する。判断部17は、消灯対象の照明器具3への電力供給の停止が可能であるか否かを判断する。消灯対象の照明器具3への電力供給の停止が可能であると判断部17が判断した場合、電源制御部15は、消灯対象の照明器具3へ電力供給を停止する。消灯対象の照明器具3への電力供給の停止が不可であると判断部17が判断した場合、電源制御部15は、消灯対象の照明器具3への電力供給を維持し、かつ、照明制御部16は、消灯対象の照明器具3の照明状態が消灯状態となるように制御する。
上記構成により、電力供給の停止が可能と判断された照明器具3への電力供給が停止されることにより待機電力が発生しなくなるので、照明器具3の消費電力の低減を図ることが可能となる。
また、第2態様に係る照明制御システム10は、第1態様において、電源制御部15及び照明制御部16の制御対象として照明器具3が複数あることが好ましい。電源制御部15は、複数の照明器具3のうち1以上の照明器具3で構成されたグループ30を単位にして、1つのグループ30に属する1以上の照明器具3に供給される電力を一括して制御することが好ましい。判断部17は、消灯対象の照明器具3が属するグループ30において、当該グループ30を構成する1以上の照明器具3のうち消灯状態である照明器具3を除いた残りの照明器具3(残照明器具3)の全てが消灯対象であるか否かを判断する対象判断処理を行うことが好ましい。判断部17は、対象判断処理において、残照明器具3の全てが消灯対象であると判断した場合、消灯対象の照明器具3への電力供給の停止が可能であると判断することが好ましい。
上記構成により、グループ30内に点灯状態の照明器具3が含まれていない場合、グループ30内の照明器具3の全てへの電力供給が停止されるので、消費電力のさらなる低減を図ることが可能となる。
また、第3態様に係る照明制御システム10は、第1態様において、照明制御部16及び電源制御部15の制御対象として照明器具3が複数あることが好ましい。電源制御部15は、複数の照明器具3のうち1以上の照明器具3で構成されたグループ30を単位にして、1つのグループ30に属する1以上の照明器具3に供給される電力を一括して制御することが好ましい。判断部17は、消灯対象の照明器具3が属するグループ30において、当該グループ30を構成する1以上の照明器具3のうち消灯状態である照明器具3を除いた残りの照明器具3(残照明器具3)の全てが消灯対象であるか否かを判断する対象判断処理を行うことが好ましい。また、判断部17は、消灯対象の照明器具3が属するグループ30における全ての照明器具3が、所定の停止可能条件を満たしているか否かを判断する条件判断処理を行うことが好ましい。判断部17は、対象判断処理において、残照明器具3の全てが消灯対象であると判断し、かつ、条件判断処理において、停止可能条件を満たしていると判断した場合、消灯対象の照明器具3への電力供給の停止が可能であると判断することが好ましい。
上記構成により、判断部17による、電力供給の停止が可能であるか否かの判断精度が向上し、不要に電力供給が停止されることが抑制される。したがって、照明器具3を点灯させる際に、リレー2をオン状態にして照明器具3の起動時間を待つ頻度が低減し、点灯制御の応答性の向上を図ることが可能となる。
また、第4態様に係る照明制御システム10は、第3態様において、停止可能条件には、現在時刻が、電力供給の停止が可能な停止時間帯に属しているという時間帯条件が含まれていることが好ましい。
上記構成により、照明器具3を頻繁に点灯させる時間帯に、照明器具3への電力供給が停止されることを抑制することが可能となる。したがって、照明器具3を点灯させる際に、リレー2をオン状態にして照明器具3の起動時間を待つ頻度が低減し、点灯制御の応答性の向上を図ることが可能となる。
また、第5態様に係る照明制御システム10は、第3又は第4態様において、停止可能条件には、過去の照明状態の履歴が所定条件を満たすという履歴条件が含まれていることが好ましい。
上記構成により、照明器具3の照明状態の履歴に基づいて、近い将来に照明状態が点灯状態になると推測される場合、電力供給が停止されることを禁止することができる。これにより、照明器具3を点灯させる際に、リレー2をオン状態にして照明器具3の起動時間を待つ頻度が低減し、点灯制御の応答性の向上を図ることが可能となる。
また、第6態様に係る照明制御システム10は、第5態様において、照明状態の履歴は、照明状態が、点灯状態から消灯状態に切り替わった回数と、消灯状態から点灯状態に切り替わった回数との少なくとも一方の回数である切替回数であることが好ましい。履歴条件は、過去の所定期間における切替回数が閾値回数以下であるという条件であることが好ましい。
上記構成により、照明器具3が頻繁に点灯された履歴がある場合、近い将来に照明状態が点灯状態になる可能性が高いと推測され、電力供給が停止されることを禁止することができる。これにより、照明器具3を点灯させる際に、リレー2をオン状態にして照明器具3の起動時間を待つ頻度が低減し、点灯制御の応答性の向上を図ることが可能となる。
また、第7態様に係る照明制御システム10は、第3〜第6態様のいずれか1つの態様において、停止可能条件には、スケジュール条件が含まれていることが好ましい。スケジュール条件は、照明状態の変化のスケジュールにおいて、照明状態が消灯状態から点灯状態に切り替えられる点灯予定時刻が、現在時刻から所定時間以降であるという条件であることが好ましい。
上記構成により、近い将来に照明器具3が点灯する予定がある場合、照明器具3への電力供給の停止を禁止することができる。これにより、照明器具3を点灯させる際に、リレー2をオン状態にして照明器具3の起動時間を待つ頻度が低減し、点灯制御の応答性の向上を図ることが可能となる。
また、第8態様に係る照明制御システム10は、第2〜第7態様のいずれか1つの態様において、情報出力部18を備えることが好ましい。情報出力部18は、対象判断処理において、残照明器具3に消灯対象ではない照明器具3が含まれていると判断部17が判断した場合、消灯対象ではない照明器具3に対するグループ30の再編成の提案情報を出力することが好ましい。
上記構成により、残照明器具3に消灯対象ではない照明器具3が含まれていることにより照明器具3への電力供給を停止できないような場合に、グループ30の再編成を提案することで、照明器具3への電力供給の停止を図ることができる。これにより、照明器具3の消費電力の低減を図ることが可能となる。
また、第9態様に係る照明制御方法は、電源制御ステップと照明制御ステップと判断ステップと含む。電源制御ステップは、照明器具3に供給される電力を制御する。照明制御ステップは、照明器具3の照明状態を制御する。判断ステップは、消灯対象の照明器具3への電力供給の停止が可能であるか否かを判断する。消灯対象の照明器具3への電力供給の停止が可能であると判断ステップで判断された場合、電源制御ステップにおいて、消灯対象の照明器具3へ電力供給を停止する。消灯対象の照明器具3への電力供給の停止が不可であると判断ステップで判断された場合、電源制御ステップにおいて、消灯対象の照明器具3への電力供給を維持する。かつ、照明制御ステップにおいて、消灯対象の照明器具3の照明状態が消灯状態となるように制御する。
上記方法により、電力供給の停止が可能と判断された照明器具3への電力供給が停止されることにより待機電力が発生しなくなるので、照明器具3の消費電力の低減を図ることが可能となる。
また、第10態様に係るプログラムは、コンピュータを、第1〜第8態様のいずれか1つの態様に係る照明制御システム10として機能させる。
上記プログラムにより、電力供給の停止が可能と判断された照明器具3への電力供給が停止されることにより待機電力が発生しなくなるので、照明器具3の消費電力の低減を図ることが可能となる。
なお、上述した実施形態1,2は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態1,2に限定されることはなく、この実施形態1,2以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることはもちろんのことである。
10 照明制御システム
15 電源制御部
16 照明制御部
17 判断部
18 情報出力部
3(3A〜3F) 照明器具

Claims (8)

  1. 照明器具に供給される電力を制御する電源制御部と、
    前記照明器具の照明状態を制御する照明制御部と、
    消灯対象の照明器具への電力供給の停止が可能であるか否かを判断する判断部とを備え、
    前記消灯対象の照明器具への電力供給の停止が可能であると前記判断部が判断した場合、前記電源制御部は、前記消灯対象の照明器具へ電力供給を停止し、
    前記消灯対象の照明器具への電力供給の停止が不可であると前記判断部が判断した場合、前記電源制御部は、前記消灯対象の照明器具への電力供給を維持し、かつ、前記照明制御部は、前記消灯対象の照明器具の照明状態が消灯状態となるように制御し、
    前記電源制御部及び前記照明制御部の制御対象として前記照明器具が複数あり、
    前記電源制御部は、前記複数の照明器具のうち1以上の前記照明器具で構成されたグループを単位にして、1つのグループに属する前記1以上の照明器具に供給される電力を一括して制御しており、
    前記判断部は、
    前記消灯対象の照明器具が属するグループにおいて、当該グループを構成する前記1以上の照明器具のうち消灯状態である照明器具を除いた残りの照明器具の全てが消灯対象であるか否かを判断する対象判断処理と、
    前記消灯対象の照明器具が属するグループにおける全ての照明器具が、所定の停止可能条件を満たしているか否かを判断する条件判断処理とを行い、
    前記判断部は、前記対象判断処理において、前記残りの照明器具の全てが消灯対象であると判断し、かつ、前記条件判断処理において、前記停止可能条件を満たしていると判断した場合、前記消灯対象の照明器具への電力供給の停止が可能であると判断する
    ことを特徴とする照明制御システム。
  2. 前記停止可能条件には、現在時刻が、電力供給の停止が可能な停止時間帯に属しているという時間帯条件が含まれている
    ことを特徴とする請求項1記載の照明制御システム。
  3. 前記停止可能条件には、過去の照明状態の履歴が所定条件を満たすという履歴条件が含まれている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の照明制御システム。
  4. 前記照明状態の履歴は、照明状態が、点灯状態から消灯状態に切り替わった回数と、消灯状態から点灯状態に切り替わった回数との少なくとも一方の回数である切替回数であり、
    前記履歴条件は、過去の所定期間における前記切替回数が閾値回数以下であるという条件である
    ことを特徴する請求項3に記載の照明制御システム。
  5. 前記停止可能条件には、照明状態の変化のスケジュールにおいて、照明状態が消灯状態から点灯状態に切り替えられる点灯予定時刻が、現在時刻から所定時間以降であるというスケジュール条件が含まれている
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の照明制御システム。
  6. 前記対象判断処理において、前記残りの照明器具に消灯対象ではない照明器具が含まれていると前記判断部が判断した場合、前記消灯対象ではない照明器具に対するグループの再編成の提案情報を出力する情報出力部を更に備える
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の照明制御システム。
  7. 照明器具に供給される電力を制御する電源制御ステップと、
    前記照明器具の照明状態を制御する照明制御ステップと、
    消灯対象の照明器具への電力供給の停止が可能であるか否かを判断する判断ステップとを含み、
    前記消灯対象の照明器具への電力供給の停止が可能であると前記判断ステップで判断された場合、前記電源制御ステップにおいて、前記消灯対象の照明器具へ電力供給を停止し、
    前記消灯対象の照明器具への電力供給の停止が不可であると前記判断ステップで判断された場合、前記電源制御ステップにおいて、前記消灯対象の照明器具への電力供給を維持し、かつ、前記照明制御ステップにおいて、前記消灯対象の照明器具の照明状態が消灯状態となるように制御し、
    前記電源制御ステップ及び前記照明制御ステップでの制御対象として前記照明器具が複数あり、
    前記電源制御ステップは、前記複数の照明器具のうち1以上の前記照明器具で構成されたグループを単位にして、1つのグループに属する前記1以上の照明器具に供給される電力を一括して制御しており、
    前記判断ステップは、
    前記消灯対象の照明器具が属するグループにおいて、当該グループを構成する前記1以上の照明器具のうち消灯状態である照明器具を除いた残りの照明器具の全てが消灯対象であるか否かを判断する対象判断処理と、
    前記消灯対象の照明器具が属するグループにおける全ての照明器具が、所定の停止可能条件を満たしているか否かを判断する条件判断処理とを行い、
    前記判断ステップは、前記対象判断処理において、前記残りの照明器具の全てが消灯対象であると判断し、かつ、前記条件判断処理において、前記停止可能条件を満たしていると判断した場合、前記消灯対象の照明器具への電力供給の停止が可能であると判断する
    ことを特徴とする照明制御方法。
  8. コンピュータを、請求項1〜6のいずれか1項に記載の照明制御システムとして機能させるためのプログラム。
JP2016133716A 2016-07-05 2016-07-05 照明制御システム、照明制御方法、プログラム Active JP6793328B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016133716A JP6793328B2 (ja) 2016-07-05 2016-07-05 照明制御システム、照明制御方法、プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016133716A JP6793328B2 (ja) 2016-07-05 2016-07-05 照明制御システム、照明制御方法、プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018006221A JP2018006221A (ja) 2018-01-11
JP6793328B2 true JP6793328B2 (ja) 2020-12-02

Family

ID=60949453

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016133716A Active JP6793328B2 (ja) 2016-07-05 2016-07-05 照明制御システム、照明制御方法、プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6793328B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7042431B2 (ja) * 2018-08-13 2022-03-28 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明システムおよび照明システムの電力供給方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003282278A (ja) * 2002-03-26 2003-10-03 Toshiba Lighting & Technology Corp 照明制御システム、照明親機、調光エリア設定方法
JP4862364B2 (ja) * 2005-11-16 2012-01-25 岩崎電気株式会社 照明制御装置
JP5481089B2 (ja) * 2009-04-09 2014-04-23 株式会社アイ・ライティング・システム 遠隔点灯制御システム
JP5662067B2 (ja) * 2010-07-05 2015-01-28 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明制御システム及びそれに用いられる制御ユニット
JP2012186078A (ja) * 2011-03-07 2012-09-27 Toshiba Lighting & Technology Corp 照明制御システム
JP2013247081A (ja) * 2012-05-29 2013-12-09 Sharp Corp 照明装置
KR101301755B1 (ko) * 2013-06-05 2013-08-29 정완석 스마트 빌딩 제어 시스템
US8941307B1 (en) * 2013-11-27 2015-01-27 Best Digital Co., Ltd. Light control system using statement of personal computer which is applied to a building for energy saving and method thereof

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018006221A (ja) 2018-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11758624B2 (en) Lighting control system with emergency mode
US20120212140A1 (en) Apparatus and method for controlling lighting based on dali communication
EP3501240B1 (en) Lighting device for powering from a main power supply and an auxiliary power supply
US9736915B2 (en) Driver for a light source
JP6846665B2 (ja) 照明器具
JP2009245834A (ja) 照明装置及び照明システム
KR101360685B1 (ko) 대기전력 절감 조명 시스템
KR101727698B1 (ko) Dali 통신 프로토콜을 이용한 비상등 제어 시스템 및 그 제어 장치
JP6793328B2 (ja) 照明制御システム、照明制御方法、プログラム
KR20160055750A (ko) Dali 통신 프로토콜을 이용한 비상등 제어 시스템 및 그 제어 장치
RU2460247C2 (ru) Способ и схема для управления работой устройства
US8890487B2 (en) Method for reducing standby power and wireless device using the same
JP6996027B2 (ja) 照明システムにおけるプラグ負荷コントローラの統合方法
EP3504940A1 (en) Emergency lighting
JP2006185601A (ja) 照明制御システム
KR101698346B1 (ko) 별도의 배선없이 led 조명 제어를 수행하는 교류전원 벽스위치
US20230341099A1 (en) Low power standby mode for luminaire
JP2009176477A (ja) 照明制御システム
JP2007294475A (ja) 負荷制御システム
JP2017016808A (ja) 停電補償付き電源装置およびそれを用いた夜間照明システム
JP3193100U (ja) 無停電電源検知装置
JP7236051B2 (ja) 照明システム
KR100911603B1 (ko) 일회로 옥내 배선용 멀티 램프 제어 장치 및 제어 방법
JP2020027785A (ja) 負荷制御システム
JP5188030B2 (ja) 照明制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20170118

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190527

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200305

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200414

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200615

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200929

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201023

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6793328

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151