JP2013247081A - 照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外光が変化した場合でも、利用者に不快感又は違和感を与えることを防止することができる照明装置を提供する。
【解決手段】マイクロコンピュータ10は、光源部16を消灯した時点からの消灯時間を計時する。そして、マイクロコンピュータ10は、計時した消灯時間が所定の消灯時間閾値Tfを超えた場合に、照度センサ13で検出した照度が所定の点灯照度閾値Ln以下であるとき、光源部16を点灯する。例えば、検出部で検出した照度が点灯照度閾値以下であっても、消灯時点からの消灯時間が消灯時間閾値を超えていないときは、光源を点灯しない。また、消灯時間が消灯時間閾値を超えた場合に、検出部で検出した照度が点灯照度閾値以下のときは、光源を点灯する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光源の光を含む光による照度を検出する検出部を備える照明装置に関する。
従来、光源の光が照射される床面又は机面などの所定の箇所の照度を照度センサで検出して、検出した照度が所望の値になるように光源の明るさを調整することができる照明装置が製品化されている。このような照明装置を外光が窓から入るような室内に設置した場合に、照明装置の光源を消灯させても、窓から十分な外光が入るときには、所定の箇所の照度が所望の値になる場合がある。
例えば、床面の目標照度値及び調光度の下限で点灯した場合の照明装置のみによる床面照度値を予め設定しておき、照明装置を調光度の下限で動作させている際に、その時点の外光を含む照度値から目標照度値を減じた値が、調光度の下限で点灯した時の照明装置のみによる床面照度値以上である場合、すなわち外光のみによる照度値が目標照度値以上である場合に、光源を消灯することにより、省電力を図ることができる照明装置が開示されている(特許文献1参照)。
特開2002−260880号公報
しかしながら、特許文献1の照明装置にあっては、照度値が目標照度値以上となれば、消灯し、逆に照度値が目標照度値未満となれば点灯する。このため、外光が急激に変化する場合、例えば、太陽が雲間で見え隠れを繰り返すような場合には、照明装置が頻繁に点灯と消灯を繰り返す事態となり、利用者に不快感又は違和感を与えるという問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、外光が変化した場合でも、利用者に不快感又は違和感を与えることを防止することができる照明装置を提供することを目的とする。
本発明に係る照明装置は、光源と、照射面の照度を検出する検出部と、該検出部が検出した照度に基づいて前記光源の点灯及び消灯を制御する制御部とを備える照明装置において、前記制御部が前記光源を消灯した時点からの経過時間である消灯時間を計時する計時部を備え、前記制御部は、前記計時部で計時した消灯時間が所定の消灯時間閾値を超えた場合に、前記検出部で検出した照度が所定の点灯照度閾値以下であるとき、前記光源を点灯するようにしてあり、前記検出部で複数回検出した照度に基づいて算出した照度の統計値の大小に応じて、前記消灯時間閾値を長短とすべく調整するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、計時部は、制御部が光源を消灯した時点からの経過時間である消灯時間を計時する。制御部は、計時部で計時した消灯時間が所定の消灯時間閾値を超えた場合に、検出部で検出した照度が所定の点灯照度閾値以下であるとき、光源を点灯する。消灯時間閾値Tfは、例えば、60秒〜120秒程度とすることができるが、これに限定されるものではない。また、点灯照度閾値Lnは、光源を点灯するか否かを判定するための照度閾値であり、例えば、2700lx〜3000lx程度とすることができるが、これに限定されるものではない。
例えば、消灯時間閾値Tfを60秒とし、検出部で照度を検出した結果、光源を消灯した場合に、消灯時点からの消灯時間が30秒のときに、検出部で検出した照度が点灯照度閾値以下であっても、消灯時間が消灯時間閾値Tfを超えていないので、光源を点灯しない。また、消灯時間が消灯時間閾値Tfを超えた場合に、検出部で検出した照度が点灯照度閾値以下のときは、光源を点灯する。これにより、外光が変化して、検出部で検出した照度が点灯照度閾値以下になった場合でも、直ちに光源を点灯(再点灯)せず、消灯時間が消灯時間閾値Tfを超えた場合に、検出部で検出した照度が点灯照度閾値以下であれば光源を点灯するので、外光が変化した場合に、光源の点灯と消灯が短い時間の間に繰り返されることを防止することができ、利用者に不快感又は違和感を与えることを防止することができる。
また、制御部は、検出部で複数回検出した照度に基づいて算出した照度の統計値の大小に応じて、消灯時間閾値を長短とすべく調整する。統計値は、例えば、平均値、中央値、最頻値などとすることができる。すなわち、制御部は、照度の統計値が大きい(高い)場合には、消灯時間閾値Tfを長くし(例えば、120秒など)、照度の統計値が小さい(低い)場合には、消灯時間閾値Tfを短くする(例えば、60秒など)。照度の統計値が大きい(高い)場合とは、例えば、昼間、夏場などであり、照度の統計値が小さい(低い)場合とは、夕方又は夜間、冬場などである。
すなわち、照度の統計値が大きい(高い)、昼間の時間帯、あるいは夏場では、消灯時間閾値Tfを長くするので、例えば、外光の明暗が頻繁に変化するような場合でも、光源の点灯と消灯を繰り返す事態を抑制することができ、利用者に不快感又は違和感を与えることを防止することができる。また、照度の統計値が小さい(低い)、夕方又は夜間の時間帯、あるいは冬場では、短い時間であっても消灯時間閾値Tfを設けることにより、光源の点灯と消灯を繰り返す事態を抑制することができ、利用者に不快感又は違和感を与えることを防止することができる。また、消灯時間閾値Tfを比較的短くすることにより、光源の再点灯までの時間を短くして早く光源を点灯させることができるので、照明装置の周囲が暗くなり過ぎて利用者に不快感を与えることを防止することができる。
本発明に係る照明装置は、前記制御部は、前記照度の統計値の大小に応じて、前記点灯照度閾値を小大とすべく調整するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、制御部は、検出部で複数回検出した照度に基づいて算出した照度の統計値の大小に応じて、点灯照度閾値を小大とすべく調整する。すなわち、制御部は、照度の統計値が大きい(高い)場合には、点灯照度閾値Lnを小さく(低く)する(例えば、2700lxなど)。また、制御部は、照度の統計値が小さい(低い)場合には、点灯照度閾値Lnを大きく(高く)する(例えば、3000lxなど)。照度の統計値が大きい(高い)場合とは、例えば、昼間、夏場などであり、照度の統計値が小さい(低い)場合とは、夕方又は夜間、冬場などである。
すなわち、照度の統計値が大きい(高い)、昼間の時間帯、あるいは夏場では、点灯照度閾値Lnを小さく(低く)することにより、検出部で検出する照度が比較的低くなるまで光源を点灯しない。これにより、比較的長く光源を消灯させたままにすることができ、電力消費を低減することができる。
また、照度の統計値が小さい(低い)、夕方又は夜間の時間帯、あるいは冬場では、点灯照度閾値Lnを大きく(高く)することにより、検出部で検出する照度が比較的高くても光源を点灯させることができるので、比較的早く光源を点灯することができ、照明装置の周囲が暗くなり過ぎて利用者に不快感を与えることを防止することができる。
本発明に係る照明装置は、月、日付又は時刻の少なくとも1つを特定する特定部を備え、前記制御部は、前記特定部で特定した月、日付又は時刻に応じて、前記消灯時間閾値を調整するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、特定部は、月、日付又は時刻の少なくとも1つを特定する。特定部は、例えば、カレンダー機能又は時計を備え、月、日付、あるいは時刻の少なくとも一つを特定する。制御部は、特定部で特定した月、日付又は時刻に応じて、消灯時間閾値を調整する。例えば、月日を特定する場合、制御部は、夏場又は冬場に応じて、消灯時間閾値を調整する。また、時刻を特定する場合、制御部は、昼間又は夜間に応じて、消灯時間閾値を調整する。これにより、外光の明暗に応じて、消灯時間閾値を調整することができる。
本発明に係る照明装置は、光源と、照射面の照度を検出する検出部と、該検出部が検出した照度に基づいて前記光源の点灯及び消灯を制御する制御部とを備える照明装置において、前記制御部が前記光源を点灯した時点からの経過時間である点灯時間を計時する計時部を備え、前記制御部は、前記計時部で計時した点灯時間が所定の点灯時間閾値を超えた場合に、前記検出部で検出した照度が所定の消灯照度閾値以上であるとき、前記光源を消灯するようにしてあり、前記検出部で複数回検出した照度に基づいて算出した照度の統計値の大小に応じて、前記点灯時間閾値を短長とすべく調整するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、計時部は、光源を点灯した時点からの経過時間である点灯時間を計時する。制御部は、計時部で計時した点灯時間が所定の点灯時間閾値を超えた場合に、検出部で検出した照度が所定の消灯照度閾値以上であるとき、光源を消灯する。点灯時間閾値Tnは、例えば、60秒〜120秒程度とすることができるが、これに限定されるものではない。また、消灯照度閾値Lfは、光源を消灯するか否かを判定するための照度閾値であり、例えば、3200lx〜3500lx程度とすることができるが、これに限定されるものではない。
例えば、点灯時間閾値Tnを60秒とし、検出部で照度を検出した結果、光源を点灯した場合に、点灯時点からの点灯時間が30秒のときに、検出部で検出した照度が消灯照度閾値以上であっても、点灯時間が点灯時間閾値Tnを超えていないので、光源を消灯しない。また、点灯時間が点灯時間閾値Tnを超えた場合に、検出部で検出した照度が消灯照度閾値以上のときは、光源を消灯する。これにより、外光が変化して、検出部で検出した照度が消灯照度閾値以上になった場合でも、直ちに光源を消灯(再消灯)せず、点灯時間が点灯時間閾値Tnを超えた場合に、検出部で検出した照度が消灯照度閾値以上であれば光源を消灯するので、外光が変化した場合に、光源の点灯と消灯が短い時間の間に繰り返されることを防止することができ、利用者に不快感又は違和感を与えることを防止することができる。
また、制御部は、検出部で複数回検出した照度に基づいて算出した照度の統計値の大小に応じて、点灯時間閾値を短長とすべく調整する。すなわち、制御部は、照度の統計値が大きい(高い)場合には、点灯時間閾値Tnを短くし(例えば、60秒など)、照度の統計値が小さい(低い)場合には、点灯時間閾値Tnを長くする(例えば、120秒など)。照度の統計値が大きい(高い)場合とは、例えば、昼間、夏場などであり、照度の統計値が小さい(低い)場合とは、夕方又は夜間、冬場などである。
すなわち、照度の統計値が大きい(高い)、昼間の時間帯、あるいは夏場では、短い時間であっても点灯時間閾値Tnを設けることにより、光源の点灯と消灯を繰り返す事態を抑制することができ、利用者に不快感又は違和感を与えることを防止することができる。また、点灯時間閾値Tnを短くすることにより、外光が変化した場合でも比較的早く光源を消灯させることができるので、電力消費を低減することができる。また、照度の統計値が小さい(低い)、夕方又は夜間の時間帯、あるいは冬場では、点灯時間閾値Tnを長くすることにより、光源の点灯と消灯を繰り返す事態を抑制することができ、利用者に不快感又は違和感を与えることを防止することができるとともに、光源の再消灯までの時間を長くして光源を点灯させることができるので、照明装置の周囲が暗くなり過ぎて利用者に不快感を与えることを防止することができる。
本発明に係る照明装置は、前記制御部は、前記照度の統計値の大小に応じて、前記消灯照度閾値を小大とすべく調整するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、制御部は、検出部で複数回検出した照度に基づいて算出した照度の統計値の大小に応じて、消灯照度閾値を小大とすべく調整する。すなわち、制御部は、照度の統計値が大きい(高い)場合には、消灯照度閾値Lfを小さく(低く)する(例えば、3200lxなど)。また、制御部は、照度の統計値が小さい(低い)場合には、消灯照度閾値Lfを大きく(高く)する(例えば、3500lxなど)。照度の統計値が大きい(高い)場合とは、例えば、昼間、夏場などであり、照度の統計値が小さい(低い)場合とは、夕方又は夜間、冬場などである。
すなわち、照度の統計値が大きい(高い)、昼間の時間帯、あるいは夏場では、消灯照度閾値Lfを小さく(低く)することにより、検出部で検出する照度が比較的低い場合でも光源を消灯させることができる。これにより、比較的早く光源を消灯することができ、電力消費を低減することができる。
また、照度の統計値が小さい(低い)、夕方又は夜間の時間帯、あるいは冬場では、消灯照度閾値Lfを大きく(高く)することにより、検出部で検出する照度が比較的高くなったときに光源を消灯させることができる。すなわち、検出部で検出する照度が比較的高くなるまで光源を点灯する。これにより、比較的長く光源を点灯することができ、照明装置の周囲が暗くなり過ぎて利用者に不快感を与えることを防止することができる。
本発明に係る照明装置は、月、日付又は時刻の少なくとも1つを特定する特定部を備え、前記制御部は、前記特定部で特定した月、日付又は時刻に応じて、前記点灯時間閾値を調整するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、特定部は、月、日付又は時刻の少なくとも1つを特定する。特定部は、例えば、カレンダー機能又は時計を備え、月、日付、あるいは時刻の少なくとも一つを特定する。制御部は、特定部で特定した月又は時刻に応じて、点灯時間閾値を調整する。例えば、月、日付を特定する場合、制御部は、夏場又は冬場に応じて、点灯時間閾値を調整する。また、時刻を特定する場合、制御部は、昼間又は夜間に応じて、点灯時間閾値を調整する。これにより、外光の明暗に応じて、点灯時間閾値を調整することができる。
本発明によれば、外光が変化した場合でも、利用者に不快感又は違和感を与えることを防止することができる。
本実施の形態の照明装置の構成の一例を示すブロック図である。 消灯時間閾値を設けない場合の比較例としての光源部の点灯・消灯の例を示す説明図である。 本実施の形態の照明装置による光源部の点灯・消灯の一例を示す説明図である。 点灯時間閾値を設けない場合の比較例としての光源部の点灯・消灯の例を示す説明図である。 本実施の形態の照明装置による光源部の点灯・消灯の一例を示す説明図である。 本実施の形態の消灯時間閾値の調整方法の一例を示す説明図である。 本実施の形態の点灯時間閾値の調整方法の一例を示す説明図である。 本実施の形態の照度閾値の調整方法の一例を示す説明図である。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて説明する。図1は本実施の形態の照明装置100の構成の一例を示すブロック図である。照明装置100には、別体のリモートコントロール200が付帯する。利用者(ユーザ)がリモートコントロール200を操作することにより、照明装置100の動作状態(点灯、消灯、あるいは調光状態など)を遠隔制御することができる。
リモートコントロール200は、制御部201、発光部202、操作部203などを備える。
制御部201は、発光部202、操作部203の制御を行う。
操作部203は、操作スイッチ、液晶ディスプレイなどの表示部(不図示)を備える。操作部203で操作を受け付けることにより、照明装置100の点灯、消灯、点灯開始又は点灯終了などの時刻設定、照明装置100に調光機能が備えられている場合には調光レベルの設定、照明装置100に調色機能が備えられている場合には調色レベルの設定などを行うことができる。操作部203は、受け付けた操作の内容を制御部201へ出力する。
発光部202は、赤外線発光部を備え、赤外線を使用して操作情報(例えば、操作部203で受け付けた操作の内容)を照明装置100へ送信する。
照明装置100は、照明装置全体を制御するマイクロコンピュータ10、メモリ11、A/D変換部12、検出部としての照度センサ13、受光部14、光源インタフェース部15、光源としての光源部16などを備える。
受光部14は、赤外線受光部を備え、リモートコントロール200の発光部202が送信した操作情報を受信し、受信した操作情報をマイクロコンピュータ10へ出力する。
光源部16は、例えば、1又は複数のLEDモジュールを備える。なお、LEDモジュールは、同じ発光色のものでもよく、電球色と昼白色のように発光色の異なるLEDモジュールを備える構成でもよい。また、光源部16の光源は、LEDモジュールに限定されるものではなく、他の光源を用いてもよい。
光源インタフェース部15は、光源部16に電力を供給するための定電流回路を備える電源機能を有する。光源インタフェース部15は、マイクロコンピュータ10の制御の下、光源部16の点灯、消灯、調光制御を行う。また、照明装置100に調色機能が備えられている場合には、光源インタフェース部15は、マイクロコンピュータ10の制御の下、調色制御を行うこともできる。
照度センサ13は、光源部16の近傍に設けてあり、周囲の光、すなわち、光源部16の光を含む光による照射面の照度を検出する。光源部16の光以外の光としては、例えば、外光、光源部16を備えた照明装置以外の照明器具による光などが含まれる。以下では、光源部16の光以外の光は外光として説明する。すなわち、照度センサ13は、光源部16が点灯している場合には、光源部16からの光及び外光による照度を検出し、光源部16が消灯している場合には、外光による照度を検出する。
A/D変換部12は、照度センサ13で検出した照度(アナログ値)をデジタル値に変換し、変換したデジタル値を照度センサ13の出力値としてマイクロコンピュータ10へ出力する。なお、A/D変換部12を照度センサ13に含めた構成であってもよい。
メモリ11は、照度センサ13の出力値(照度)を格納する格納メモリを備える。また、メモリ11は、消灯時間閾値Tf、点灯時間閾値Tn、消灯照度閾値Lf、点灯照度閾値Ln、照度センサ13で検出した照度の統計値(例えば、平均照度)などを記憶している。
マイクロコンピュータ10は、計時部、制御部、照度閾値調整部、時間閾値調整部、算出部及び特定部としての機能を有する。なお、消灯時間閾値Tf、点灯時間閾値Tn、消灯照度閾値Lf、点灯照度閾値Lnの調整は、マイクロコンピュータ10ですべて調整することもできるが、それぞれの閾値をそれぞれ別の制御部で調整するようにしてもよい。
以下では、まず、消灯時間閾値Tf、消灯照度閾値Lf、点灯照度閾値Lnを用いる場合について説明する。マイクロコンピュータ10は、光源部16を消灯した時点からの消灯時間を計時する。そして、マイクロコンピュータ10は、計時した消灯時間が所定の消灯時間閾値Tfを超えた場合に、照度センサ13で検出した照度が所定の点灯照度閾値Ln以下であるとき、光源部16を点灯する。
消灯時間閾値Tfは、例えば、60秒〜120秒程度とすることができるが、これに限定されるものではない。また、点灯照度閾値Lnは、消灯している光源部16を点灯するか否かを判定するための照度閾値であり、例えば、2700lx〜3000lx程度とすることができる。なお、点灯照度閾値Lnは、照明装置の種類、形状、大きさ、照度センサ13の種類又は取付位置などに応じて、適宜設定することができ、2700lx〜3000lxの範囲内に限定されるものではない。
例えば、消灯時間閾値Tfを60秒とし、照度センサ13で照度を検出した結果、光源部16を消灯した場合に、消灯時点からの経過時間が30秒のときに、照度センサ13で検出した照度が点灯照度閾値Ln以下であっても、消灯時間が消灯時間閾値Tfを超えていないので、マイクロコンピュータ10は、光源部16を点灯しない。また、消灯時間が消灯時間閾値Tfを超えた場合に、照度センサ13で検出した照度が点灯照度閾値Ln以下のときは、マイクロコンピュータ10は、光源部16を点灯する。
図2は消灯時間閾値を設けない場合の比較例としての光源部の点灯・消灯の例を示す説明図であり、図3は本実施の形態の照明装置100による光源部16の点灯・消灯の一例を示す説明図である。図2Aは、照度センサで検出する照度の時間変化を示し、光源からの光及び外光による照度を表す。図2Bは光源部の点灯・消灯の切り替わりの様子を示す。
図2に示すように、光源部の点灯状態において、外光による照度が増加して、時刻t1において検出した照度が消灯照度閾値Lf以上になったとき、光源部は点灯状態から消灯状態に切り替わる。そして、時刻t1で光源部が消灯するので、検出した照度は、光源部からの光に相当する分だけ減少する。
次に、光源部の消灯状態において、外光による照度が減少して、時刻t2において検出した照度が点灯照度閾値Ln以下になったとき、光源部は消灯状態から点灯状態に切り替わる。そして、時刻t2で光源部が点灯するので、検出した照度は、光源部からの光に相当する分だけ増加する。
次に、光源部の点灯状態において、外光による照度が増加して、時刻t3において検出した照度が消灯照度閾値Lf以上になったとき、光源部は点灯状態から消灯状態に切り替わる。そして、時刻t3で光源部が消灯するので、検出した照度は、光源部からの光に相当する分だけ減少する。
さらに、光源部の消灯状態において、外光による照度が減少して、時刻t4において検出した照度が点灯照度閾値Ln以下になったとき、光源部は消灯状態から点灯状態に切り替わる。そして、時刻t4で光源部が点灯するので、検出した照度は、光源部からの光に相当する分だけ増加する。
図2に例示するように、消灯時間閾値Tfを設けない場合には、外光の明暗が変化することにより、光源部の点灯と消灯が繰り返されることになり、利用者に不快感又は違和感を与えることになる。
一方、消灯時間閾値Tfを設ける場合は、図3に示すように、光源部16の点灯状態において、外光による照度が増加して、時刻t1において検出した照度が消灯照度閾値Lf以上になったとき、光源部16は点灯状態から消灯状態に切り替わる。そして、時刻t1で光源部16が消灯するので、照度センサ13で検出した照度は、光源部16からの光に相当する分だけ減少する。
次に、光源部16の消灯状態において、外光による照度が減少して、時刻t2において検出した照度が点灯照度閾値Ln以下になったとき、光源部16の消灯時間(時刻t2から時刻t1を差し引いた時間)は、消灯時間閾値Tfを超えていないので、光源部16は点灯することなく消灯状態を維持する。
さらに、光源部16の消灯状態において、外光による照度が変動して、時刻t4において検出した照度が点灯照度閾値Ln以下になったとき、光源部16の消灯時間(時刻t4から時刻t1を差し引いた時間)は、消灯時間閾値Tfを超えているので、光源部16は消灯状態から点灯状態に切り替わる。そして、時刻t4で光源部16が点灯するので、照度センサ13で検出した照度は、光源部16からの光に相当する分だけ増加する。
図2及び図3から解るように、外光が変化して、照度センサ13で検出した照度が点灯照度閾値Ln以下になった場合でも、直ちに光源部16を点灯(再点灯)せず、消灯時間が消灯時間閾値Tfを超えた場合に、照度センサ13で検出した照度が点灯照度閾値以下であれば光源部16を点灯するので、外光が変化した場合に、光源部16の点灯と消灯が短い時間の間に繰り返されることを防止することができ、利用者に不快感又は違和感を与えることを防止することができる。
次に、点灯時間閾値Tn、消灯照度閾値Lf、点灯照度閾値Lnを用いる場合について説明する。マイクロコンピュータ10は、光源部16を点灯した時点からの点灯時間を計時する。そして、マイクロコンピュータ10は、計時した点灯時間が所定の点灯時間閾値Tnを超えた場合に、照度センサ13で検出した照度が所定の消灯照度閾値Lf以上であるとき、光源部16を消灯する。
点灯時間閾値Tnは、例えば、60秒〜120秒程度とすることができるが、これに限定されるものではない。また、消灯照度閾値Lfは、点灯している光源部16を消灯するか否かを判定するための照度閾値であり、例えば、3200lx〜3500lx程度とすることができる。なお、消灯照度閾値Lfは、照明装置の種類、形状、大きさ、照度センサ13の種類又は取付位置などに応じて、適宜設定することができ、3200lx〜3500lxの範囲内に限定されるものではない。
例えば、点灯時間閾値Tnを60秒とし、照度センサ13で照度を検出した結果、光源部16を点灯した場合に、点灯時点からの経過時間が30秒のときに、照度センサ13で検出した照度が消灯照度閾値Lf以上であっても、点灯時間が点灯時間閾値Tnを超えていないので、光源部16を消灯しない。また、点灯時間が点灯時間閾値Tnを超えた場合に、照度センサ13で検出した照度が消灯照度閾値Lf以上のときは、光源部16を消灯する。
図4は点灯時間閾値を設けない場合の比較例としての光源部の点灯・消灯の例を示す説明図であり、図5は本実施の形態の照明装置100による光源部16の点灯・消灯の一例を示す説明図である。図4Aは、照度センサで検出する照度の時間変化を示し、光源からの光及び外光による照度を表す。図4Bは光源部の点灯・消灯の切り替わりの様子を示す。
図4に示すように、光源部の消灯状態において、外光による照度が減少して、時刻t11において検出した照度が点灯照度閾値Ln以下になったとき、光源部は消灯状態から点灯状態に切り替わる。そして、時刻t11で光源部が点灯するので、検出した照度は、光源部からの光に相当する分だけ増加する。
次に、光源部の点灯状態において、外光による照度が増加して、時刻t12において検出した照度が消灯照度閾値Lf以上になったとき、光源部は点灯状態から消灯状態に切り替わる。そして、時刻t12で光源部が消灯するので、検出した照度は、光源部からの光に相当する分だけ減少する。
次に、光源部の消灯状態において、外光による照度が減少して、時刻t13において検出した照度が点灯照度閾値Ln以下になったとき、光源部は消灯状態から点灯状態に切り替わる。そして、時刻t13で光源部が点灯するので、検出した照度は、光源部からの光に相当する分だけ増加する。
さらに、光源部の点灯状態において、外光による照度が増加して、時刻t14において検出した照度が消灯照度閾値Lf以上になったとき、光源部は点灯状態から消灯状態に切り替わる。そして、時刻t14で光源部が消灯するので、検出した照度は、光源部からの光に相当する分だけ減少する。
図4に例示するように、点灯時間閾値Tnを設けない場合には、外光の明暗が変化することにより、光源部の点灯と消灯が繰り返されることになり、利用者に不快感又は違和感を与えることになる。
一方、点灯時間閾値Tnを設ける場合は、図5に示すように、光源部16の消灯状態において、外光による照度が減少して、時刻t11において検出した照度が点灯照度閾値Ln以下になったとき、光源部16は消灯状態から点灯状態に切り替わる。そして、時刻t11で光源部16が点灯するので、照度センサ13で検出した照度は、光源部16からの光に相当する分だけ増加する。
次に、光源部16の点灯状態において、外光による照度が増加して、時刻t12において検出した照度が消灯照度閾値Lf以上になったとき、光源部16の点灯時間(時刻t12から時刻t11を差し引いた時間)は、点灯時間閾値Tnを超えていないので、光源部16は消灯することなく点灯状態を維持する。
さらに、光源部16の点灯状態において、外光による照度が変動して、時刻t14において検出した照度が消灯照度閾値Lf以上になったとき、光源部16の点灯時間(時刻t14から時刻t11を差し引いた時間)は、点灯時間閾値Tnを超えているので、光源部16は点灯状態から消灯状態に切り替わる。そして、時刻t14で光源部16が消灯するので、照度センサ13で検出した照度は、光源部16からの光に相当する分だけ減少する。
図4及び図5から解るように、外光が変化して、照度センサ13で検出した照度が消灯照度閾値Lf以上になった場合でも、直ちに光源部16を消灯(再消灯)せず、点灯時間が点灯時間閾値Tnを超えた場合に、照度センサ13で検出した照度が消灯照度閾値Lf以上であれば光源部16を消灯するので、外光が変化した場合に、光源部16の点灯と消灯が短い時間の間に繰り返されることを防止することができ、利用者に不快感又は違和感を与えることを防止することができる。
次に、消灯時間閾値Tfの調整方法について説明する。マイクロコンピュータ10は、照度センサ13で複数回検出した照度に基づいて、照度の統計値を算出する。統計値は、例えば、平均値、中央値、最頻値などとすることができる。
照度の統計値の算出は、より具体的には、以下のようにすることができる。例えば、100msの都度、照度センサ13で照度の検出を8回繰り返し、8個の検出値のうち、最大値と最小値を除外した残りの6個の検出値の平均値を算出する。そして、当該平均値の算出を、例えば、10秒の都度繰り返す。そして、10秒毎の算出を1時間の間繰り返して、照度の最終的な平均値を1時間毎に算出する。
例えば、照度の平均値は、1500lx〜2000lx程度とすることができるが、これに限定されるものではなく、照明装置の種類、形状、大きさ、照度センサ13の種類又は取付位置などに応じて、適宜設定することができる。
1日の時間帯で比較した場合、照度の統計値が大きい(高い)ときとは、例えば、昼間などであり、照度の統計値が小さい(低い)場合とは、夕方又は夜間などである。また、月日で比較した場合、照度の統計値が大きい(高い)ときとは、例えば、夏場などであり、照度の統計値が小さい(低い)場合とは、冬場などである。
マイクロコンピュータ10は、算出した照度の統計値の大小に応じて、消灯時間閾値Tfを長短とする。すなわち、マイクロコンピュータ10は、照度の統計値が大きい(高い)場合には、消灯時間閾値Tfを長くし(例えば、120秒など)、照度の統計値が小さい(低い)場合には、消灯時間閾値Tfを短くする(例えば、60秒など)。
図6は本実施の形態の消灯時間閾値Tfの調整方法の一例を示す説明図である。図6において、横軸は平均照度であり、照度の統計値を表す。図6に示すように、平均照度が高いとき(L2:例えば、2000lxなど)、消灯時間閾値TfはTf2(例えば、120秒など)である。また、平均照度が低いとき(L1:例えば、1500lxなど)、消灯時間閾値TfはTf1(例えば、60秒など)である。平均照度がL1とL2との間では、消灯時間閾値Tfは、Tf1とTf2との間で線形近似してある。
上述のように、照度の統計値が大きい(高い)、昼間の時間帯、あるいは夏場では、消灯時間閾値Tfを長くするので、例えば、外光の明暗が頻繁に変化するような場合でも、光源部16の点灯と消灯を繰り返す事態を抑制することができ、利用者に不快感又は違和感を与えることを防止することができる。
また、照度の統計値が小さい(低い)、夕方又は夜間の時間帯、あるいは冬場では、短い時間であっても消灯時間閾値Tfを設けることにより、光源部16の点灯と消灯を繰り返す事態を抑制することができ、利用者に不快感又は違和感を与えることを防止することができる。また、消灯時間閾値Tfを比較的短くすることにより、光源部16の再点灯までの時間を短くして早く光源部16を点灯させることができるので、照明装置の周囲が暗くなり過ぎて利用者に不快感を与えることを防止することができる。
次に、点灯時間閾値Tnの調整方法について説明する。マイクロコンピュータ10は、算出した照度の統計値の大小に応じて、点灯時間閾値Tnを短長とする。すなわち、マイクロコンピュータ10は、照度の統計値が大きい(高い)場合には、点灯時間閾値Tnを短くし(例えば、60秒など)、照度の統計値が小さい(低い)場合には、点灯時間閾値Tnを長くする(例えば、120秒など)。
図7は本実施の形態の点灯時間閾値Tnの調整方法の一例を示す説明図である。図7において、横軸は平均照度であり、照度の統計値を表す。図7に示すように、平均照度が高いとき(L2:例えば、2000lxなど)、点灯時間閾値TnはTn2(例えば、60秒など)である。また、平均照度が低いとき(L1:例えば、1500lxなど)、点灯時間閾値TnはTn1(例えば、120秒など)である。平均照度がL1とL2との間では、点灯時間閾値Tnは、Tn1とTn2との間で線形近似してある。
すなわち、照度の統計値が大きい(高い)、昼間の時間帯、あるいは夏場では、短い時間であっても点灯時間閾値Tnを設けることにより、光源部16の点灯と消灯を繰り返す事態を抑制することができ、利用者に不快感又は違和感を与えることを防止することができる。また、点灯時間閾値Tnを短くすることにより、外光が変化した場合でも比較的早く光源部16を消灯させることができるので、電力消費を低減することができる。
また、照度の統計値が小さい(低い)、夕方又は夜間の時間帯、あるいは冬場では、点灯時間閾値Tnを長くすることにより、光源部16の点灯と消灯を繰り返す事態を抑制することができ、利用者に不快感又は違和感を与えることを防止することができるとともに、光源部16の再消灯までの時間を長くして光源部16を点灯させることができるので、照明装置の周囲が暗くなり過ぎて利用者に不快感を与えることを防止することができる。
次に、消灯照度閾値Lf及び点灯照度閾値Lnの調整方法について説明する。マイクロコンピュータ10は、外光の明暗に応じて光源部16を消灯させる消灯照度閾値Lfを調整する。
例えば、周囲の明暗(例えば、外光の明暗)を時間帯で比較した場合には、昼間は外光が明るく、夕方又は夜間は外光が暗いとすることができる。また、外光の明暗を月日で比較した場合には、夏場は外光が明るく、冬場は外光が暗いとすることができる。そして、マイクロコンピュータ10は、外光が明るい場合(例えば、昼間、夏場など)には、消灯照度閾値Lfを小さくし(例えば、3200lxなど)、外光が暗い場合(例えば、夕方又は夜間、冬場など)には、消灯照度閾値Lfを大きくする(例えば、3500lxなど)。
マイクロコンピュータ10は、照度センサ13で検出した照度が消灯照度閾値Lf以上である場合、光源部16を消灯する。例えば、外光が明るい場合には、消灯照度閾値Lfを小さく(低く)するので、照度センサ13で検出する照度が比較的低い場合でも光源部16を消灯させることができる。これにより、消灯照度閾値を調整しない場合に比べて、比較的早く光源部16を消灯することができ、電力消費を低減することができる。
また、外光が暗い場合には、消灯照度閾値Lfを大きく(高く)するので、照度センサ13で検出する照度が比較的高くなったときに光源部16を消灯させることができる。すなわち、照度センサ13で検出する照度が比較的高くなるまで光源部16を点灯する。これにより、消灯照度閾値を調整しない場合に比べて、比較的長く光源部16を点灯することができ、照明装置の周囲が暗くなり過ぎて利用者に不快感を与えることを防止することができる。
また、マイクロコンピュータ10は、外光の明暗に応じて光源部16を点灯させる点灯照度閾値Lnを調整する。例えば、マイクロコンピュータ10は、外光が明るい場合(例えば、昼間、夏場など)には、点灯照度閾値Lnを小さくし(例えば、2700lxなど)、外光が暗い場合(例えば、夕方又は夜間、冬場など)には、点灯照度閾値Lnを大きくする(例えば、3000lxなど)。
マイクロコンピュータ10は、照度センサ13で検出した照度が点灯照度閾値Ln以下である場合、光源部16を点灯する。例えば、外光が明るい場合には、点灯照度閾値Lnを小さく(低く)するので、照度センサ13で検出する照度が比較的低くなるまで光源部16を点灯しない。これにより、点灯照度閾値を調整しない場合に比べて、比較的長く光源部16を消灯させたままにすることができ、電力消費を低減することができる。
また、外光が暗い場合には、点灯照度閾値Lnを大きく(高く)するので、照度センサ13で検出する照度が比較的高くても光源部16を点灯させることができる。これにより、点灯照度閾値を調整しない場合に比べて、比較的早く光源部16を点灯することができ、照明装置の周囲が暗くなり過ぎて利用者に不快感を与えることを防止することができる。
図8は本実施の形態の照度閾値の調整方法の一例を示す説明図である。図8において、横軸は平均照度であり、照度の統計値を表す。図8に示すように、平均照度が高いとき(L2:例えば、2000lxなど)、消灯照度閾値Lfは、Lf2(例えば、3200lxなど)である。また、平均照度が低いとき(L1:例えば、1500lxなど)、消灯照度閾値Lfは、Lf1(例えば、3500lxなど)である。また、平均照度が高いとき(L2:例えば、2000lxなど)、点灯照度閾値Lnは、Ln2(例えば、2700lxなど)である。また、平均照度が低いとき(L1:例えば、1500lxなど)、点灯照度閾値Lnは、Ln1(例えば、3000lxなど)である。平均照度がL1とL2との間では、消灯照度閾値Lf及び点灯照度閾値Lnの値は線形近似してある。
上述の例では、平均照度は、照度センサ13で照度を複数回検出し、検出した値を統計処理(例えば、平均化)して求めた。しかし、平均照度の求め方は、照度センサ13で実測する方法に限定されるものではなく、カレンダー又は時計を用いることもできる。
例えば、マイクロコンピュータ10は、カレンダー機能又は時計を備え、月日、あるいは時刻の少なくとも一つを特定する。マイクロコンピュータ10は、特定した月又は時刻に応じて、消灯照度閾値、点灯照度閾値、消灯時間閾値又は点灯時間閾値を調整する。例えば、月日を特定する場合、マイクロコンピュータ10は、特定した月日から夏場であるか、あるいは冬場であるかを判定し、夏場又は冬場に応じて、それぞれの閾値を調整することができる。また、時刻を特定する場合、マイクロコンピュータ10は、特定した時刻から昼間であるか、あるいは夜間であるかを判定し、昼間又は夜間に応じて、それぞれの閾値を調整することできる。これにより、外光の明暗に応じて、それぞれの閾値を調整することができる。
なお、時刻を特定する場合、1日を昼間及び夜間に分ける方法に代えて、1日を午前、午後、夕方、夜間のように4分割してもよく、あるいは1日を3時間単位、あるいは2時間単位に分けて、それぞれの時間帯に応じて各閾値を調整することもできる。また、月日を特定する場合、1年を夏場と冬場とに分ける方法に代えて、夏場、冬場、春秋に分けてもよく、1年を1月〜12月の12に分けてもよい。
上述の実施の形態において、消灯時間閾値だけを設ける構成でもよく、点灯時間閾値だけを設ける構成でもよく、あるいは消灯時間閾値及び点灯時間閾値の両方を設ける構成でもよい。この場合、消灯時間閾値又は点灯時間閾値を平均照度に応じて変更してもよく、平均照度に関わらず所定の時間に設定することもできる。また、消灯照度閾値及び点灯照度閾値は、平均照度に応じて変更してもよく、平均照度に関わらず所定の照度に設定することもできる。つまり、消灯時間閾値、点灯時間閾値、消灯照度閾値及び点灯照度閾値のうち少なくとも1つを、検出した照度の統計値、あるいは月、日付又は時刻に応じて調整するようにしてあればよい。
本実施の形態は、平面視の外形が円形状のシーリングライト、外形が矩形状の照明装置など、種々の形状の照明装置に適用することができる。また、光源はLEDモジュールに限定されるものではなく、EL(Electro-Luminescence)など他の光源でもよい。
10 マイクロコンピュータ
11 メモリ
12 A/D変換部
13 照度センサ
14 受光部
15 光源インタフェース部
16 光源部

Claims (6)

  1. 光源と、照射面の照度を検出する検出部と、該検出部が検出した照度に基づいて前記光源の点灯及び消灯を制御する制御部とを備える照明装置において、
    前記制御部が前記光源を消灯した時点からの経過時間である消灯時間を計時する計時部を備え、
    前記制御部は、
    前記計時部で計時した消灯時間が所定の消灯時間閾値を超えた場合に、前記検出部で検出した照度が所定の点灯照度閾値以下であるとき、前記光源を点灯するようにしてあり、
    前記検出部で複数回検出した照度に基づいて算出した照度の統計値の大小に応じて、前記消灯時間閾値を長短とすべく調整するようにしてあることを特徴とする照明装置。
  2. 前記制御部は、
    前記照度の統計値の大小に応じて、前記点灯照度閾値を小大とすべく調整するようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 月、日付又は時刻の少なくとも1つを特定する特定部を備え、
    前記制御部は、
    前記特定部で特定した月、日付又は時刻に応じて、前記消灯時間閾値を調整するようにしてあることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の照明装置。
  4. 光源と、照射面の照度を検出する検出部と、該検出部が検出した照度に基づいて前記光源の点灯及び消灯を制御する制御部とを備える照明装置において、
    前記制御部が前記光源を点灯した時点からの経過時間である点灯時間を計時する計時部を備え、
    前記制御部は、
    前記計時部で計時した点灯時間が所定の点灯時間閾値を超えた場合に、前記検出部で検出した照度が所定の消灯照度閾値以上であるとき、前記光源を消灯するようにしてあり、
    前記検出部で複数回検出した照度に基づいて算出した照度の統計値の大小に応じて、前記点灯時間閾値を短長とすべく調整するようにしてあることを特徴とする照明装置。
  5. 前記制御部は、
    前記照度の統計値の大小に応じて、前記消灯照度閾値を小大とすべく調整するようにしてあることを特徴とする請求項4に記載の照明装置。
  6. 月、日付又は時刻の少なくとも1つを特定する特定部を備え、
    前記制御部は、
    前記特定部で特定した月、日付又は時刻に応じて、前記点灯時間閾値を調整するようにしてあることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の照明装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018006221A (ja) * 2016-07-05 2018-01-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明制御システム、照明制御方法、プログラム

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