JP6790709B2 - プラズマ光源 - Google Patents

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Description

本発明は、極端紫外光を生成するプラズマ光源に関する。
半導体デバイスの更なる微細化を図るには、フォトリソグラフィにおける露光用光源の短波長化が必須であり、近年ではそのための光として極端紫外光が注目されている。極端紫外光は高温・高密度のプラズマから得られ、このようなプラズマの発生源(換言すれはプラズマを利用した光源、以下プラズマ光源)は多種多様である。産業上の観点から、プラズマ光源は小型化が図れるものが望ましく、その候補として、放電生成プラズマ(DPP:Discharge Produced Plasma)方式のプラズマ光源や、レーザー生成プラズマ(LPP:Laser Produced Plasma)方式のプラズマ光源が知られている。なお、これらのプラズマ光源から放出される極端紫外光は何れもパルス光である。
フォトリソグラフィでは露光時間の制御が極めて重要である。そのためには、極端紫外光の十分な強度及び輝度を確保するだけでなく、これらを安定に得る必要がある。また、極端紫外光の放出時間は数μs程度以下と短いため、プラズマの発生(即ち、極端紫外光の放出)を高速に繰り返す必要がある。
上記に関連するプラズマ光源が特許文献1に開示されている。同文献のプラズマ光源はDPP方式の一種であるプラズマフォーカス方式を採用したプラズマ光源であって、対称面に対して互いに対向配置され、極端紫外光を放射するプラズマを発生すると共にプラズマを閉じ込める一対の同軸状電極と、各同軸状電極に対して放電電圧を印加する電圧印加装置とを備えている。各同軸状電極は、棒状の中心電極と、中心電極と一定の間隔を隔て、且つ中心電極の周方向に配置された複数の外部電極とを有している。
特許文献1のプラズマ光源では、中心電極と外部電極との間に高電圧が印加した状態で、さらにパルス状の電圧を印加する、或いは、同軸状電極の何れかの箇所においてレーザーアブレーションを行うことによって両電極間に初期放電を誘発し、プラズマ(初期プラズマ)を生成する。初期放電は中心電極を中心とする環状に形成され、プラズマの生成および成長を促しつつ、電磁力によって中心電極の先端に向けて移動する。さらに、各同軸状電極のプラズマは電気エネルギーを受けつつ、各同軸状電極の間で融合し、閉じ込められ、収束することで、高温・高密度となる。その結果、極端紫外光を含む光が放出される。
特開2013−089634号公報
特許文献1のプラズマ光源では、一対の同軸状電極がその間にプラズマを閉じ込めている。このプラズマは大強度の紫外線を発生するほど高温・高密度である。このプラズマの高温・高密度は当該プラズマに投入される多大な電気エネルギー、即ち、大電流によって達成されている。そのため、プラズマに最も近接した中心電極はこの大電流による過度な加熱によって損傷するおそれがある。中心電極が損傷するとプラズマの成長過程も変化し、結果的に極端紫外光の強度が低下する可能性がある。即ち、所望の強度の極端紫外光を長時間にわたって安定的に得ることに困難が生じてしまう。
そこで本発明は、対称面に対して互いに対向配置され、極端紫外光を放射するプラズマを発生すると共にプラズマを閉じ込める一対の同軸状電極を備えるプラズマ光源において、極端紫外光の安定的な強度が得られる稼働時間の長期化を図ることを目的とする。
本発明の第一の態様はプラズマ光源であって、単一の軸線上に延びる中心電極および前記中心電極の外周を囲むように配列する複数の外部電極を有し、対称面を挟んで互いに対向配置され、極端紫外光を放射するプラズマを発生すると共に前記プラズマを閉じ込める一対の同軸状電極と、前記中心電極と前記外部電極との間に供給される前記プラズマの媒体を保持する媒体保持部と、各前記同軸状電極に対して放電電圧を印加する電圧印加装置と、前記媒体のアブレーションを行うためのレーザー光を前記媒体保持部に照射するレーザー装置と、前記一対の同軸状電極が設置される真空槽内で前記中心電極と前記中心電極の予備電極とを交換する交換部とを備え、前記交換部は、前記真空槽内で移動可能に設けられ、前記中心電極及び前記予備電極を所定の配列方向に配列させた状態で支持する電極支持部と、前記中心電極及び前記予備電極が前記配列方向に移動するように前記電極支持部を操作する操作部とを含み、前記中心電極及び前記予備電極は前記軸線に平行な状態で、前記軸線に直交する方向に配列していることを要旨とする。
本発明の第二の態様はプラズマ光源であって、単一の軸線上に延びる中心電極および前記中心電極の外周を囲むように配列する複数の外部電極を有し、対称面を挟んで互いに対向配置され、極端紫外光を放射するプラズマを発生すると共に前記プラズマを閉じ込める一対の同軸状電極と、前記中心電極と前記外部電極との間に供給される前記プラズマの媒体を保持する媒体保持部と、各前記同軸状電極に対して放電電圧を印加する電圧印加装置と、前記媒体のアブレーションを行うためのレーザー光を前記媒体保持部に照射するレーザー装置と、前記一対の同軸状電極が設置される真空槽内で前記中心電極と前記中心電極の予備電極とを交換する交換部とを備え、前記交換部は、前記真空槽内で移動可能に設けられ、前記中心電極及び前記予備電極を所定の配列方向に配列させた状態で支持する電極支持部と、前記中心電極及び前記予備電極が前記配列方向に移動するように前記電極支持部を操作する操作部とを含み、前記中心電極及び前記予備電極は前記軸線に平行な状態で、前記軸線に平行な回転軸線を中心とする同一円上に配列している
前記電極支持部は複数設けられてもよい。
本発明の第三の態様はプラズマ光源であって、単一の軸線上に延びる中心電極および前記中心電極の外周を囲むように配列する複数の外部電極を有し、対称面を挟んで互いに対向配置され、極端紫外光を放射するプラズマを発生すると共に前記プラズマを閉じ込める一対の同軸状電極と、前記中心電極と前記外部電極との間に供給される前記プラズマの媒体を保持する媒体保持部と、各前記同軸状電極に対して放電電圧を印加する電圧印加装置と、前記媒体のアブレーションを行うためのレーザー光を前記媒体保持部に照射するレーザー装置と、前記一対の同軸状電極が設置される真空槽内で前記中心電極と前記中心電極の予備電極とを交換する交換部とを備え、前記交換部は、前記真空槽内で移動可能に設けられ、前記中心電極及び前記予備電極を所定の配列方向に配列させた状態で支持する電極支持部と、前記中心電極及び前記予備電極が前記配列方向に移動するように前記電極支持部を操作する操作部とを含み、
前記中心電極及び前記予備電極は前記軸線に直交する回転軸線を中心として放射状にかつ周方向に配列している
本発明によれば、対称面に対して互いに対向配置され、極端紫外光を放射するプラズマを発生すると共にプラズマを閉じ込める一対の同軸状電極を備えるプラズマ光源において、稼働時間の長期化を図ることができる。
本発明の実施形態に係るプラズマ光源の概略構成図(断面図)である。 本発明の実施形態に係るプラズマ光源の電気系統を示す図である。 図1のIII−III断面を示す図である。 本発明の実施形態に係る交換部の概念図である。 交換部の第1の例に係る電極支持部を示す図である。 交換部の第2の例に係る電極支持部を示す図である。 交換部の第3の例に係る電極支持部を示す図である。 交換部の第4の例に係る電極支持部を示す図である。 交換部の第5の例に係る電極支持部を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係るプラズマ光源について添付図面に基づいて説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態に係るプラズマ光源を示す概略構成図(断面図)である。図2は当該プラズマ光源の電気系統を示す図である。図3は、図1のIII−III断面を示す図である。図4は、本実施形態に係る交換部の概念図である。これらの図に示すように、本実施形態のプラズマ光源は、一対の同軸状電極10、10と、媒体保持部18と、電圧印加装置30と、レーザー装置40と、交換部20とを備える。
一対の同軸状電極10、10は真空槽5内に設置されている。また、同軸状電極10、10は、対称面1に対して互いに対称な位置に設置されている。即ち、このプラズマ光源は、対向型プラズマフォーカス方式を採用している。具体的には、対称面1を挟み一定の間隔を隔てて設置され、先端側(後述の面状放電2bが放出される側)が互いに対向している。同軸状電極10、10には電圧印加装置30によって放電に必要な高電圧が印加されている。同軸状電極10、10に電圧が印加された状態で、媒体保持部18にはレーザー装置40からのレーザー光42が照射される。レーザー光42は媒体保持部18内のプラズマ媒体6を蒸発させ、蒸発したプラズマ媒体6は各同軸状電極10の中心電極12と外部電極14との間に供給される。即ち、レーザー光42のアブレーションによりプラズマ媒体6は各同軸状電極10の中心電極12と外部電極14との間に拡散する。
一方、プラズマ媒体6が中心電極12と外部電極14との間に拡散すると、中心電極12と外部電極14の間には初期放電2aが発生する。初期放電2aは、プラズマ媒体6を電離する。更に、同軸状電極10、10は、この初期放電2aを面状放電2bに成長させて、両者の間にプラズマ3を発生させ、これを閉じ込める。同軸状電極10、10の間に閉じ込められたプラズマ3は同軸状電極10、10からの電気エネルギーを受けて加熱され、極端紫外光を含むプラズマ光8を放射する。なお、面状放電とは、2次元的に広がる面状の放電電流のことであり、電流シート又はプラズマシートとも呼ばれている。
各同軸状電極10は、中心電極12と、中心電極12の外周を囲むように設けられる複数の外部電極14と、絶縁体16とを備える。図1および図3に示すように、中心電極12は、各同軸状電極10に共通する単一の軸線Z−Zを中心軸(以下、この軸を中心軸Zと称する)として、この中心軸Z上に延びる棒状の導電体である。また、中心電極12は交換部20の電極支持部22によって移動可能に設置されている。後述するように、交換部20は、所定の条件に基づいて、中心電極12と、中心電極12の予備電極12sとを交換する。
中心電極12は、対称面1に面する先端部12aと、中心軸Zの周りに形成された側面12bとを有し、直径は例えば5mmである。中心電極12は高温に対して耐性を有する材料を用いて形成される。このような材料は、例えばW(タングステン)やMo(モリブデン)等の高融点金属である。
先端部12aは、対称面1に対向する半球状の曲面を有する。ただし、対称面1に対向する面の形状は曲面に限られず、単なる平面でもよい。また、中心軸Zに沿って窪んだ凹部(図示せず)を設けてもよい。
図1に示すように、外部電極14は、中心電極12の中心軸Zと平行に延びる棒状の導電体であり、直径は例えば3mmである。また、図3に示すように、外部電極14は、中心電極12の周方向に沿って角度θ毎に配置されている。換言すると、各外部電極14は中心電極12と平行に配置され、中心電極12の周囲を囲んでいる。図3に示す例では、6本の外部電極14が中心電極12の周りで60°毎に配置されている。外部電極14の材質は、中心電極12と同じく、高温に対して耐性をもつ導電物質である。また、対称面1に対向する外部電極14の端面は曲面、平面の何れでもよい。
外部電極14は中心電極12の周りで等角度間隔に設置されることが望ましい。例えば、加工や組み立ての観点あるいは面状放電2bの形成の容易性から、各外部電極14は中心電極12に対して回転対称な位置に設置されることが望ましい。しかしながら、本発明はこのような配列に限定されない。また、外部電極14の本数も図3に示す6本に限られることなく、中心電極12及び外部電極14の大きさや形状、両者の間隔などに応じて適宜設定される。
なお、中心電極12の直径は、対称面1に向かうに連れて小さくなっていてもよい。例えば、中心電極12は、先端部12aを頂角にもつ略円錐状に形成されてもよい。この場合、中心軸Zに直交する面において中心電極12に最も近接している外部電極14の部位は、中心軸Zとの距離が対称面1に向かうに連れて短くなるように形成されてもよい。例えば、外部電極14が棒状に形成されている場合、外部電極14は、対称面1に近づくに連れて中心軸Zに近づくように、中心軸Zに対して傾斜する。中心電極12と外部電極14との間隔は一定でもよく、この間隔が対称面1に近づくほど小さくてもよい。
絶縁体16は例えばセラミックを用いて形成され、外部電極14の各基部を支持して互いの間隔を規定する。絶縁体16は例えば一対の略半円状に形成される。この場合、一対の絶縁体16は、交換部20による中心電極12の交換と干渉しないように、少なくとも中心電極12の直径を超える所定の間隔だけ互いに離隔している。なお、絶縁体16は全ての外部電極14を支持する一枚の円板状に形成され、中心軸Zに沿って中心電極12を着脱可能に保持する孔を有していてもよい。
媒体保持部18は、中心電極12と外部電極14との間に供給されるプラズマ媒体6を保持する。媒体保持部18は、プラズマ媒体6を保持する容器として或いはプラズマ媒体6自体で構成され、隣接する2本の外部電極14の間から、外部電極14と中心電極12の間にプラズマ媒体6を供給する。また、媒体保持部18は同軸状電極10の外側に設置される。この場合の「外側」とは、例えば、各外部電極14の中心によって囲まれる領域外の空間を意味する。
図3に示すように、媒体保持部18は同軸状電極10の周りに複数設けられ、中心電極12の周りに点対称な或いは回転対称な位置に位置することが望ましい。即ち、同軸状電極10へのプラズマ媒体6の供給箇所は、中心電極12に対して対称に分布していることが望ましい。ただし、媒体保持部18の設置箇所はこれらに限定されない。また、何れの場合も、プラズマ媒体6の放出角特性を考慮して、レーザー光42の照射点を含むプラズマ媒体6の表面は、外部電極14と中心電極12の間の空間あるいは中心電極12に向いている。
プラズマ媒体6の組成は、必要な紫外光の波長に応じて選択される。プラズマ媒体6は、例えば、13.5nmの紫外光が必要な場合はLi(リチウム)やSn(スズ)を含み、6.7nmの紫外光が必要な場合はガドリニウム(Gd)やテルビウム(Tb)を含み、3〜4nmの紫外光が必要な場合はBi(ビスマス)を含む。
交換部20は、真空槽5内で中心電極12と中心電極12の予備電極12sとを交換する。図4に示すように、交換部20は、例えば、電極支持部22と、操作部24とを含んでいる。この交換部20については詳細を後述する。
次に、本実施形態のプラズマ光源における電気系統について説明する。図2に示すように、プラズマ光源は各同軸状電極10に接続する電圧印加装置30を備える。電圧印加装置30は、各同軸状電極10に同極性又は逆極性の放電電圧を印加する。
電圧印加装置30は、高圧電源32を備える。高圧電源32の正極側は同軸状電極10の中心電極12に接続し、高圧電源32の負極側は外部電極14に接続している。高圧電源32は、中心電極12‐外部電極14間に放電電圧(例えば5kV)を印加する。なお、放電電圧の極性は中心電極12に対して正または負の何れでもよい。また、図2に示すように、高圧電源32の中心電極12に接続されている側(本実施例では正極側)は接地されていてもよい。
上述の通り、各中心電極12の周囲には複数の外部電極14が設けられている。理想的な放電を得るには、全ての外部電極14と中心電極12との間で、放電が発生する必要がある。しかも、これらの放電が、中心電極12の周りで空間的に等間隔に分布していることが望ましい。しかしながら、高圧電源32から供給される放電エネルギーは最初に発生した放電に対して優先的に費やされる傾向があり、この場合は複数の放電を異なる場所で略同時に発生させることが困難になる。
そこで、本実施形態の電圧印加装置30は、放電電圧の放電エネルギーを外部電極14毎に蓄積するエネルギー蓄積回路34を備えている。エネルギー蓄積回路34は、例えば図2に示すように中心電極12と各外部電極14との間を個別に接続する複数のコンデンサCで構成される。各コンデンサCは、放電のピーク時に10kA程度の放電電流を流すことが可能な静電容量を持ち、高圧電源32の各出力間に接続される。
このように、放電エネルギーを蓄積するコンデンサCを外部電極14毎に設けることで、全ての外部電極14において放電を発生させることができる。即ち、放電エネルギーが、最初に発生した放電に過剰に消費されることを防止でき、中心電極12の全周に亘る面状放電2bを発生させることができる。
さらに、本実施形態の電圧印加装置30は、放電電流が帰還することを阻止する放電電流阻止回路36を備えてもよい。放電電流阻止回路36は、例えば図2に示すように各外部電極14と電圧印加装置30との間を接続するインダクタLで構成される。インダクタLは、放電電流に対して十分に高いインピーダンスを有するため、中心電極12及び外部電極14を経由した放電電流を、その発生源であるエネルギー蓄積回路34に戻すことができる。つまり、各コンデンサCに蓄積された放電エネルギーが、当該コンデンサCに直結した外部電極14以外の外部電極14に供給されることを防止するため、中心電極12の周方向における放電の発生分布に偏りが生じることを防止できる。
上述の通り、本実施形態のプラズマ光源はレーザー装置40を備える。レーザー装置40は、各同軸状電極10の媒体保持部18にレーザー光42を照射することで、プラズマ3の媒体を放出させると共に、電圧印加装置30と協働してプラズマ3の初期放電(初期プラズマ)2aを発生させる。レーザー装置40は例えばYAGレーザーであり、アブレーションを行うために基本波やその二倍波を短パルスのレーザー光42として出力する。レーザー光42は、ハーフミラー等の光学素子によって分岐し、媒体保持部18に照射される。レーザー光42が照射された媒体保持部18では、レーザー光42のアブレーションによって、プラズマ媒体6が中性粒子又はイオンとなって放出される。
本実施形態のプラズマ光源における極端紫外光の放出までの動作について説明する。
まず、真空槽5内に一対の同軸状電極10が設置された状態で、真空槽5内はプラズマ3の発生に適した温度及び圧力に保持される。次に、各同軸状電極10に、電圧印加装置30によって同極性又は逆極性の放電電圧が印加される。
各同軸状電極10に放電電圧が印加された状態で、レーザー光42が各媒体保持部18に照射される。各同軸状電極10内には、この照射によってプラズマ媒体6が中性ガス又はイオンとなって多量に放出される。
一方、レーザー光42の照射時には、既に電圧印加装置30による放電電圧が、各同軸状電極10の中心電極12と外部電極14の間に印加されている。従って、アブレーションの発生により、中心電極12と各外部電極14間の初期放電2aが誘発される。
初期放電2aは対称面1に向けて進行する。また、初期放電2aは、アブレーションによって放出されたプラズマ媒体6を取り込みつつ、中心電極12の全周に亘って分布する面状放電2bに成長する。面状放電2bは、自己磁場によって同軸状電極10から排出される方向(即ち、対称面1に向かう方向)に移動する。このときの面状放電2bは、中心軸Zから見て略環状に分布する。
面状放電2bが同軸状電極10の先端に達すると、面状放電2bの放電電流の出発点は中心電極12の円周側面から先端部12aに移行する。換言すれば、放電電流は先端部12aから集中的に流れ出す。この電流集中によって先端部12a周辺の電流密度は急激に上昇し、一対の面状放電2bの間に挟まれていた先端部12a周辺のプラズマ媒体6は高密度、高温になる。
さらに、この現象は対称面1を挟んだ各同軸状電極10で進行するため、プラズマ媒体6は、一方の同軸状電極10から他方の同軸状電極10に向かって押し出される。その結果、プラズマ媒体6は、中心軸Zに沿う両方向からの電磁的圧力を受けて各同軸状電極10が対向する中間位置(即ち、中心電極12の対称面1)に移動し、プラズマ媒体6を成分とする単一のプラズマ3が形成される。
面状放電2bが発生している間は、各中心電極12の先端部12aに各面状放電2bの電流が集中する。従って、先端部12a周辺には、プラズマ3に対して電磁的圧力がかかり、プラズマ3の高密度化及び高温化が進行する。即ち、プラズマ媒体6の電離が進行する。その結果、プラズマ3からは極端紫外光を含むプラズマ光8が放射される。この状態において、電圧印加装置30は、プラズマ3に電気エネルギーを供給し続ける。このエネルギー供給により、プラズマ光8を長時間に亘って発生させることができる。
以上の通り、本実施形態のプラズマ光源によれば、所望の強度の極端紫外光を長時間に亘って発生させることができる。しかしながら、中心電極12は複数の外周電極との間で流れる電流が集中するため、その大電流による加熱によって損傷するおそれがある。また、中心電極12はプラズマ3に最も近接しているので、輻射熱により過度に加熱も損傷を誘発する場合がある。中心電極12が損傷すると、プラズマ3の周囲の環境(電界分布など)が変化するので、プラズマ3の成長過程も変化し、極端紫外光の強度が低下する可能性がある。即ち、所望の強度の極端紫外光を長時間にわたって安定的に得ることに困難が生じてしまう。なお、ここでいう損傷とは、欠損、亀裂、融解、変質など本来の形状や物性からの変化を意味する。
そこで本実施形態では中心電極12とその予備電極12sを真空槽5内に保管し、交換部20によって中心電極12と予備電極12sを交換する。即ち、交換部20は、作動位置(operation position)に位置した中心電極12を取り出し、予備電極12sを作動位置に設置する。ここで、作動位置とは、プラズマ光源が稼働しているときの中心電極12の位置、換言すれば、中心軸Zにおいて外部電極14に囲まれた位置である。
上述の通り、交換部20は、電極支持部22と、操作部24とを含んでいる(図4参照)。交換部20は、所定の条件に基づき使用中の中心電極12を予備電極12sに交換する。所定の条件とは、例えば、1つの中心電極12を電流や熱による損傷の発生確率が高まる時間だけ連続使用した場合、放出された極端紫外光の単位時間当たりの強度に所定の範囲以上の変動が確認された場合、あるいは、使用中の中心電極12が不測の損傷を受けた場合、などである。
交換部20による中心電極12から予備電極12sへの交換は、真空槽5内の真空を破ることなく実行される。従って、プラズマ光源の稼働を極力中断させることなく、極端紫外光の生成を継続することができる。即ち、電極の交換時間を大幅に短縮することができる。また、作動位置に設置された中心電極12を損傷の無い状態で常に使用することができるので、極端紫外光の安定的な強度が得られる稼働時間の長期化を図ることができる。
電極支持部22は真空槽5内で移動可能に設けられ、中心電極12及び中心電極12の予備電極12sを所定の配列方向ARに配列させた状態で支持する。また、電極支持部22は、中心電極12と予備電極12sとが電気的に接続する。即ち、中心電極12と予備電極12sは、同電位に置かれている。この電気的接続を達成するために、電極支持部22は中心電極12と予備電極12sを支持する導電材料で構成されてもよく、絶縁材料の本体に中心電極12と予備電極12sを支持する複数のアダプタを設け、これらのアダプタ間を電気的に接続してもよい。
操作部24は、中心電極12及び予備電極12sがその配列方向ARに移動するように電極支持部22を操作する。つまり、配列方向ARは電極支持部22の移動方向の1つとも言える。操作部24は、周知のモータ、回転導入器、直線導入器、これらの連結部材(何れも図示せず)等で構成され、真空槽5の壁を介して電極支持部22に連結している。
(第1例)
図5(a)及び図5(b)は交換部20の第1の例に係る電極支持部22を示す図であり、図5(a)は第1の例に係る電極支持部22の側面図、図5(b)は第1の例に係る電極支持部22の正面図である。第1の例に係る電極支持部22は例えば配列方向ARに延伸する棒状部材である。電極支持部22は、連結部材26を介して操作部24に連結している。
中心電極12及び予備電極12sは中心軸Zに平行な状態で、中心軸Zに直交する方向に配列している。また、何れの電極も、その延伸方向が中心軸Zに平行な状態で、電極支持部22に固定されている。例えば、電極支持部22には、所定の間隔を置いて形成された複数の取付孔23が設けられ、取付孔23には対応する中心電極12及び予備電極12sの基部が挿入され、電極支持部22に固定されている。
操作部24は、中心電極12及び予備電極12sが配列方向ARに平行移動するように電極支持部22を操作し、中心電極12及び予備電極12sの何れかを作動位置に位置決めする。その後、プラズマ光源の稼働が再開される。
(第2例)
図6(a)及び図6(b)は交換部20の第2の例に係る電極支持部22を示す図であり、一例として中心電極12を作動位置に設置する際の主な状態を示している。第1の例と同じく、第2の例に係る電極支持部22も配列方向ARに延伸する棒状部材であり、連結部材26を介して操作部24に連結している。
中心電極12及び予備電極12sは中心軸Zに平行な状態で、中心軸Zに直交する方向に配列している。ただし、第1の例と異なり、何れの電極も、その延伸方向が中心軸Zに平行な状態で、電極支持部22に着脱可能に支持されている。例えば、電極支持部22には、所定の間隔を置いて形成された複数の取付孔23が設けられており、取付孔23には対応する中心電極12及び予備電極12sの基部が着脱可能に挿入されている。
電極支持部22は同軸状電極10から後方(即ち中心軸Zに沿って対称面1から離れる方向)に所定の距離だけ離隔している。これにより、電極支持部22の操作時における予備電極12sと同軸状電極10との互いの接触を避けている。
第2の例では、電極支持部22の後方の所定位置に取付部材25が設けられる。取付部材25は例えば中心軸Zに沿って延伸する棒状に形成され、取付孔23に挿入可能な寸法(例えば直径)を有する。取付部材25は、少なくとも中心軸Zに沿って移動可能に設けられており、作動位置に位置していた中心電極12を電極支持部22に移送(回収)する。また、取付部材25は、電極支持部22に保持されていた予備電極12sを作動位置に移送する。
例えば図6に示すように、取付部材25の先端には雄ネジが形成されている。一方、中心電極12及び予備電極12sの各基部には雌ネジが形成されている。操作部24は、作動位置の後方の位置に予備電極12sが位置するように、電極支持部22を操作する。次に、操作部24は取付部材25を取付孔23に挿入し、取付部材25を回転させることで取付部材25の雄ネジを予備電極12sの雌ネジに螺合させる。この螺合によって、予備電極12sが取付部材25に一時的に取り付けられる。ところで、第2例では、絶縁体16に中心電極12や予備電極12sを着脱可能に支持する支持孔17が形成されている。そこで、操作部24は、取付部材25の操作によって予備電極12sを支持孔17に挿入する。これにより中心電極12は支持孔17に支持され、作動位置に位置する。その後、上記の螺合は解除され、プラズマ光源の稼働が再開される。
第2例では、中心電極12や予備電極12sが絶縁体16に取り付けられるため、対称面1や外部電極14との相対的な位置を高精度に定めることができる。即ち、交換前後の位置の再現性を高めることが可能となり、プラズマ3からの発光の再現性を高めることができる。
(第3例)
図7は交換部20の第3の例に係る電極支持部22を示す図である。第3の例に係る電極支持部22は中心軸Zに直交する円板であり、シャフト27を有している。シャフト27は中心軸Zに平行な回転軸線Za上を延伸し、操作部24に連結している。
電極支持部22において、中心電極12及び予備電極12sは中心軸Zに平行な状態で、回転軸線Zaを中心とする同一円上に配列している。また、何れの電極も、その延伸方向が中心軸Zに平行な状態で、電極支持部22に固定されている。つまり、シャフト27、中心電極12及び予備電極12sは何れも中心軸Zに平行である。例えば、電極支持部22には、所定の間隔を置いて形成された複数の取付孔(図示せず)が設けられ、これらの取付孔(図示せず)には対応する中心電極12及び予備電極12sの基部が挿入され、電極支持部22に固定されている。
なお、電極支持部22は、シャフト27を起点として放射状に延伸する複数の棒状部材によって構成されてもよい(図8参照)。この場合、各棒状部材はその先端に中心電極12或いは予備電極12sを支持する。
操作部24は、中心電極12及び予備電極12sが回転軸線Za(シャフト27)の周りを回転するように電極支持部22を操作し、中心電極12及び予備電極12sの何れかを作動位置に位置決めする。即ち、操作部24は、配列方向ARに電極支持部22を回転させる。その後、プラズマ光源の稼働が再開される。
なお、操作部24は、中心電極12及び予備電極12sが回転軸線Zaの周りを連続的に回転するように、電極支持部22を操作してもよい。この場合、電圧印加装置30及びレーザー装置40は、中心電極12及び予備電極12sの何れかが作動位置に到達した時に初期放電2aが発生するように動作し、この動作を連続的(周期的)に繰り返す。この場合、例えば、プラズマ光源を中心電極12及び予備電極12sの全てを用いるまで休止することなく連続的に稼働することができる。面状放電2bの移動時間やプラズマ3の持続時間(即ち、閉じ込め時間あるいは所望の光が得られる時間)は非常に短時間(数μs程度)である。従って、電極支持部22の回転速度が低ければ、外部電極14と中心電極12の相対的な位置ずれによるプラズマ3の成長及び閉じ込めへの影響が小さくなるため、電極支持部22を回転させながらプラズマ3を生成することが可能である。この場合、中心電極12及び予備電極12sの1本あたりの損傷や加熱の頻度は、回転する本数分に分散されるため、極端紫外光の安定的な強度が得られる稼働時間の長時間化を図ることができる。
なお、中心電極12及び予備電極12sの配置は同一円上に限られない。例えば、電極支持部22は、作動位置を含む軌道をもつ環状のレール(図示せず)を有してもよい。この場合、中心電極12及び予備電極12sの各基部は摺動可能にレール(図示せず)に支持され、操作部を中心電極12及び予備電極12sがレール(図示せず)に沿って移動するように電極支持部22を操作する。
(第4例)
図8は交換部20の第4の例に係る電極支持部22を示す図である。第4の例では、第3の例に係る電極支持部22が複数設けられる。例えば電極支持部22が2つ設けられる場合、各電極支持部22は、それぞれの回転軸線Zaが所定の距離だけ互いに離隔するように設けられる。所定の距離とは、例えば、中心電極12及び予備電極12sが配列する円の直径である。第4の例に係る電極支持部22は、操作部24に連結されたシャフト27を中心として放射状に延伸する複数の棒状部材を含む。各棒状部材の先端には、中心電極12或いは予備電極12sが支持される。また、各棒状部材はシャフト27の周りに所定の角度だけずれている。なお、回転軸線Za(シャフト27)の周りの各電極(中心電極12及び予備電極12s)の配置(位相)は、各電極支持部22の間で互いにずれており、互いの干渉を防いでいる。
操作部24は、回転軸線Za(シャフト27)が配列方向ARに回転するように各電極支持部22を操作し、中心電極12及び予備電極12sの何れかを作動位置に位置決めする。その後、プラズマ光源の稼働が再開される。
第4の例では、第3の例と比べて、真空槽5内により多くの予備電極12sを格納することができ、プラズマ光源の稼働時間の更なる長期化を図ることができる。
(第5例)
図9(a)及び図9(b)は交換部20の第5の例に係る電極支持部22を示す図であり、図9(a)は第5の例に係る電極支持部22の側面図、図9(b)は第5の例に係る電極支持部22の上面図である。第5の例に係る電極支持部22は中心軸Zに直交する回転軸線R上に延伸する棒状部材であり、操作部24に連結するシャフト28を有する。
中心電極12及び予備電極12sは、中心軸Zに直交する回転軸線Rを中心として放射状にシャフト28に固定されている。また、中心電極12及び予備電極12sは回転軸線Rの周方向に配列し、何れの電極も中心軸Zを含み回転軸線Rに直交する同一平面に配置され、各先端が回転軸線Rの径方向外方に向くように各基部がシャフト28に固定されている。
操作部24は、中心電極12及び予備電極12sが回転軸線R(シャフト28)の周りを回転するように各電極支持部22を操作し、中心電極12及び予備電極12sの何れかを作動位置に位置決めする。その後、プラズマ光源の稼働が再開される。あるいは、第3例と同様に、中心電極12及び予備電極12sが回転軸線Rの周りを連続的に回転するように、電極支持部22を操作してもよい。この場合は、第3例と同様の連続運転が可能となり、稼働時間の長期化が図れる。
本発明は上述の実施形態に限定されず、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
1 対称面
2a 初期放電
2b 面状放電
3 プラズマ
5 真空槽
6 プラズマ媒体
8 プラズマ光
10 同軸状電極
12 中心電極
12a 先端部
12b 側面
12s 中心電極の予備電極
14 外部電極
16 絶縁体
17 支持孔
18 媒体保持部
20 交換部
22 電極支持部
23 取付孔
24 操作部
25 取付部材
26 連結部材
27 シャフト
28 シャフト
30 電圧印加装置
32 高圧電源
34 エネルギー蓄積回路
36 放電電流阻止回路
40 レーザー装置
42 レーザー光
AR 配列方向
R 回転軸線
Z 中心軸(軸線)
Za 回転軸線

Claims (4)

  1. 単一の軸線上に延びる中心電極および前記中心電極の外周を囲むように配列する複数の外部電極を有し、対称面を挟んで互いに対向配置され、極端紫外光を放射するプラズマを発生すると共に前記プラズマを閉じ込める一対の同軸状電極と、
    前記中心電極と前記外部電極との間に供給される前記プラズマの媒体を保持する媒体保持部と、
    各前記同軸状電極に対して放電電圧を印加する電圧印加装置と、
    前記媒体のアブレーションを行うためのレーザー光を前記媒体保持部に照射するレーザー装置と、
    前記一対の同軸状電極が設置される真空槽内で前記中心電極と前記中心電極の予備電極とを交換する交換部と
    を備え
    前記交換部は、
    前記真空槽内で移動可能に設けられ、前記中心電極及び前記予備電極を所定の配列方向に配列させた状態で支持する電極支持部と、
    前記中心電極及び前記予備電極が前記配列方向に移動するように前記電極支持部を操作する操作部と
    を含み、
    前記中心電極及び前記予備電極は前記軸線に平行な状態で、前記軸線に直交する方向に配列してい
    プラズマ光源。
  2. 単一の軸線上に延びる中心電極および前記中心電極の外周を囲むように配列する複数の外部電極を有し、対称面を挟んで互いに対向配置され、極端紫外光を放射するプラズマを発生すると共に前記プラズマを閉じ込める一対の同軸状電極と、
    前記中心電極と前記外部電極との間に供給される前記プラズマの媒体を保持する媒体保持部と、
    各前記同軸状電極に対して放電電圧を印加する電圧印加装置と、
    前記媒体のアブレーションを行うためのレーザー光を前記媒体保持部に照射するレーザー装置と、
    前記一対の同軸状電極が設置される真空槽内で前記中心電極と前記中心電極の予備電極とを交換する交換部と
    を備え、
    前記交換部は、
    前記真空槽内で移動可能に設けられ、前記中心電極及び前記予備電極を所定の配列方向に配列させた状態で支持する電極支持部と、
    前記中心電極及び前記予備電極が前記配列方向に移動するように前記電極支持部を操作する操作部と
    を含み、
    前記中心電極及び前記予備電極は前記軸線に平行な状態で、前記軸線に平行な回転軸線を中心とする同一円上に配列している
    プラズマ光源。
  3. 前記電極支持部は複数設けられている
    請求項2に記載のプラズマ光源。
  4. 単一の軸線上に延びる中心電極および前記中心電極の外周を囲むように配列する複数の外部電極を有し、対称面を挟んで互いに対向配置され、極端紫外光を放射するプラズマを発生すると共に前記プラズマを閉じ込める一対の同軸状電極と、
    前記中心電極と前記外部電極との間に供給される前記プラズマの媒体を保持する媒体保持部と、
    各前記同軸状電極に対して放電電圧を印加する電圧印加装置と、
    前記媒体のアブレーションを行うためのレーザー光を前記媒体保持部に照射するレーザー装置と、
    前記一対の同軸状電極が設置される真空槽内で前記中心電極と前記中心電極の予備電極とを交換する交換部と
    を備え、
    前記交換部は、
    前記真空槽内で移動可能に設けられ、前記中心電極及び前記予備電極を所定の配列方向に配列させた状態で支持する電極支持部と、
    前記中心電極及び前記予備電極が前記配列方向に移動するように前記電極支持部を操作する操作部と
    を含み、
    前記中心電極及び前記予備電極は前記軸線に直交する回転軸線を中心として放射状にかつ周方向に配列している
    プラズマ光源。
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