JP6790441B2 - スタッドピン、空気入りタイヤ、空気入りタイヤの製造方法、及びスタッドピン装着方法 - Google Patents
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Description
一般に、スタッドピンは、トレッド部に設けられたピン埋め込み用孔(以降、単に孔ともいう)に埋め込まれる。孔にスタッドピンを埋め込むとき、孔径を拡張した状態の孔にスタッドピンを挿入することで、スタッドピンが孔にきつく埋め込まれる。これにより、空気入りタイヤの転動中に路面から受ける制駆動力や横力によるスタッドピンの孔からの抜け落ちを防いでいる。
例えば、スタッドピンの、多角形形状を成した上部フランジ及び下部フランジの側面に湾曲状凹部を設け、トレッドゴムが上記湾曲状凹部に入り込むことにより、スタッドピンの回転を抑制することができる技術が知られている(特許文献1)。
空気入りタイヤのトレッド部に設けられたピン埋め込み用孔に埋め込むためのスタッドピンである。
当該スタッドピンは、
路面と接触するチップ先端面を有するチップと、
前記チップを保持し、一方向に延在する胴体部と、を有する。
前記胴体部は、
前記胴体部の一方の端で前記チップを固定した上部フランジと、
前記胴体部の前記上部フランジと反対側の位置に設けられた下部フランジと、を備え、
前記下部フランジを前記胴体部の延在方向から見たとき、前記下部フランジの外周形状を定める縁は、前記下部フランジの外側に向かって丸く突出した形状で、前記胴体部の延在方向に直交する第1の方向に突出した第1の辺と、前記チップが設けられるチップ配置位置を基準にして前記第1の辺と反対側に設けられ、前記延在方向及び前記第1の方向に直交する第2の方向に延びるとともに、前記下部フランジの内側に向かって凹んだ凹部を備える第2の辺と、前記第1の辺と前記第2の辺を接続する前記第1の方向に延びる一対の第3の辺と、を有する。
前記第3の辺のそれぞれは、前記下部フランジの内側に向かって凹んだ凹部を備え、
前記第1の辺は、前記第3の辺が備える前記凹部が開始する点を端とし、
前記第2の辺は、前記第2の辺が備える前記凹部の最も凹んだ位置を通る前記第2の方向と平行な直線が前記下部フランジの前記縁と交わる一対の点を端とし、
前記第3の辺の、前記第2の辺と接続する接続点間の第2の距離は、前記第3の辺の、前記第1の辺と接続する接続点間の第1の距離の1.05倍以上1.3倍以下である。
当該空気リタイヤは、
スタッドピン取り付け用孔が設けられたトレッド部と、
前記スタッドピン取り付け用孔に装着されたスタッドピンと、を有する。
前記スタッドピンは、
路面と接触するチップ先端面を有するチップと、
前記チップを保持し、一方向に延在する胴体部と、を有する。
前記胴体部は、
前記胴体部の一方の端で前記チップを固定した上部フランジと、
前記胴体部の前記上部フランジと反対側の位置に設けられた下部フランジと、を備え、
前記下部フランジを前記胴体部の延在方向から見たとき、前記下部フランジの外周形状を定める縁は、前記下部フランジの外側に向かって丸く突出した形状で、前記胴体部の延在方向に直交する第1の方向に突出した第1の辺と、前記チップが設けられるチップ配置位置を基準にして前記第1の辺と反対側に設けられ、前記延在方向及び前記第1の方向に直交する第2の方向に延びるとともに、前記下部フランジの内側に向かって凹んだ凹部を備える第2の辺と、前記第1の辺と前記第2の辺を接続する前記第1の方向に延びる一対の第3の辺と、を有する。
前記第3の辺のそれぞれは、前記下部フランジの内側に向かって凹んだ凹部を備え、
前記第1の辺は、前記第3の辺が備える前記凹部が開始する点を端とし、
前記第2の辺は、前記第2の辺が備える前記凹部の最も凹んだ位置を通る前記第2の方向と平行な直線が前記下部フランジの前記縁と交わる一対の点を端とし、
前記第3の辺の、前記第2の辺と接続する接続点間の第2の距離は、前記第3の辺の、前記第1の辺と接続する接続点間の第1の距離の1.05倍以上1.3倍以下である。
前記スタッドピンは、前記第1の方向が、前記空気入りタイヤのタイヤ周方向に対応するように、前記スタッドピン取り付け用孔に装着されている。
前記スタッドピンは、前記第1の方向が、前記空気入りタイヤの回転方向に対応するように、前記スタッドピン取り付け用孔に装着されている、ことが好ましい。
当該製造方法において用いる前記スタッドピンは、
路面と接触するチップ先端面を有するチップと、
前記チップを保持し、一方向に延在する胴体部と、を有し、
前記胴体部は、
前記胴体部の一方の端で前記チップを固定した上部フランジと、
前記胴体部の前記上部フランジと反対側の位置に設けられた下部フランジと、を備える。
前記下部フランジを前記胴体部の延在方向から見たとき、前記下部フランジの外周形状を定める縁は、前記下部フランジの外側に向かって丸く突出した形状で、前記胴体部の延在方向に直交する第1の方向に突出した第1の辺と、前記チップが設けられるチップ配置位置を基準にして前記第1の辺と反対側に設けられ、前記延在方向及び前記第1の方向に直交する第2の方向に延びるとともに、前記下部フランジの内側に向かって凹んだ凹部を備える第2の辺と、前記第1の辺と前記第2の辺を接続する前記第1の方向に延びる一対の第3の辺と、を有する。
前記第3の辺のそれぞれは、前記下部フランジの内側に向かって凹んだ凹部を備え、
前記第1の辺は、前記第3の辺が備える前記凹部が開始する点を端とし、
前記第2の辺は、前記第2の辺が備える前記凹部の最も凹んだ位置を通る前記第2の方向と平行な直線が前記下部フランジの前記縁と交わる一対の点を端とし、
前記第3の辺の、前記第2の辺と接続する接続点間の第2の距離は、前記第3の辺の、前記第1の辺と接続する接続点間の第1の距離の1.05倍以上1.3倍以下である。
当該製造方法は、
スタッドピン取り付け用孔が設けられたトレッド部を備える空気入りタイヤを作製するステップと、
前記スタッドピンの前記下部フランジの縁の3箇所を、スタッドピン打ち込み装置の3つの把持部材で把持するとともに、前記スタッドピン取り付け用孔を、前記3つの把持部材の先端部分で拡張することにより、前記スタッドピン取り付け用孔に前記スタッドピンを装着するステップと、を有し、
前記把持部材が把持する前記下部フランジの縁は、前記第1の辺と前記第2の辺である。
前記スタッドピンを、前記第1の方向が、前記空気入りタイヤの前進のための回転方向に対応するように、前記スタッドピン取り付け用孔に装着する、ことが好ましい。
当該スタッドピン装着方法に用いる前記スタッドピンは、
路面と接触するチップ先端面を有するチップと、
前記チップを保持し、一方向に延在する胴体部と、を有し、
前記胴体部は、
前記胴体部の一方の端で前記チップを固定した上部フランジと、
前記胴体部の前記上部フランジと反対側の位置に設けられた下部フランジと、を備え、
前記下部フランジを前記胴体部の延在方向から見たとき、前記下部フランジの外周形状を定める縁は、前記下部フランジの外側に向かって丸く突出した形状で、前記胴体部の延在方向に直交する第1の方向に突出した第1の辺と、前記チップが設けられるチップ配置位置を基準にして前記第1の辺と反対側に設けられ、前記延在方向及び前記第1の方向に直交する第2の方向に延びるとともに、前記下部フランジの内側に向かって凹んだ凹部を備える第2の辺と、前記第1の辺と前記第2の辺を接続する前記第1の方向に延びる一対の第3の辺と、を有する。
前記第3の辺のそれぞれは、前記下部フランジの内側に向かって凹んだ凹部を備え、
前記第1の辺は、前記第3の辺が備える前記凹部が開始する点を端とし、
前記第2の辺は、前記第2の辺が備える前記凹部の最も凹んだ位置を通る前記第2の方向と平行な直線が前記下部フランジの前記縁と交わる一対の点を端とし、
前記第3の辺の、前記第2の辺と接続する接続点間の第2の距離は、前記第3の辺の、前記第1の辺と接続する接続点間の第1の距離の1.05倍以上1.3倍以下である。
当該スタッドピン装着方法は、
スタッドピン取り付け用孔が設けられたトレッド部を備える空気入りタイヤをスタッドピン打ち込み装置の所定の位置に配置するステップと、
前記スタッドピンの前記下部フランジの縁の3箇所を、スタッドピン打ち込み装置の3つの把持部材で把持するとともに、前記スタッドピン取り付け用孔を、前記3つの把持部材の先端部分で拡張することにより、前記スタッドピン取り付け用孔に前記スタッドピンを装着するステップと、を有し、
前記把持部材が把持する前記下部フランジの縁は、前記第1の辺と前記第2の辺である。
前記スタッドピンを、前記第1の方向が、前記空気入りタイヤの回転方向に対応するように、前記スタッドピン取り付け用孔に装着する、ことが好ましい。
以下、本実施形態のスタッドタイヤについて説明する。図1は、本実施形態のスタッドタイヤ(以降、タイヤという)10の断面の一例を示すタイヤ断面図である。図2は、タイヤ10の外観斜視図である。
タイヤ10は、トレッド部にスタッドピンが埋め込まれたタイヤである(図1,2では、スタッドピンは図示されていない)。
タイヤ10は、例えば、乗用車用タイヤである。乗用車用タイヤは、JATMA YEAR BOOK 2012(日本自動車タイヤ協会規格)のA章に定められるタイヤをいう。この他、B章に定められる小型トラック用タイヤおよびC章に定められるトラック及びバス用タイヤに適用することもできる。
以降で具体的に説明する各パターン要素の寸法の数値は、乗用車用タイヤにおける数値例であり、スタッドタイヤはこれらの数値例に限定されない。
タイヤ10は、骨格材として、カーカスプライ層12と、ベルト層14と、ビードコア16とを有する。タイヤ10は、これらの骨格材の周りに、トレッドゴム18と、サイドゴム20と、ビードフィラーゴム22と、リムクッションゴム24と、インナーライナゴム26と、を主に有する。
この他に、タイヤ10は、ベルト層14のタイヤ径方向外側からベルト層14を覆う、有機繊維をゴムで被覆したベルトカバー層28を備える。
図3は、タイヤ10の、一例であるトレッドパターン30を平面上に展開したトレッドパターンの一部の平面展開図である。図3では、トレッド部に装着されるスタッドピンの図示は省略されている。タイヤ10は図3に示されるように、タイヤ周方向Cの一方の向きを示す回転方向Xが指定されている。回転方向Xの向きの情報は、タイヤ10のサイドウォール表面に設けられた数字、記号(例えば、矢印の記号)等の情報表示部に示されている。スタッドピン(図4(a)参照)は、図3に示される複数のピン埋め込み用孔(スタッドピン取り付け用孔)29に装着される。
傾斜溝32は、タイヤ周方向(図3の上下方向)に所定の間隔で複数形成されている。
傾斜溝32は、タイヤ回転方向X(図3では、下方向)と逆方向(図3では、上方向)に、かつタイヤ幅方向外側に延びている。傾斜溝32は、タイヤ赤道線CLを挟んでタイヤ幅方向Wの一方の側の、タイヤ赤道線CLの近傍の位置を始端として、タイヤ赤道線CLを横切って、タイヤ幅方向Wの他方の側に向かって進み、パターンエンドPEに至る。
傾斜溝32の溝幅は、タイヤ赤道線CLの近傍の始端から徐々に大きくなっている。傾斜溝32のタイヤ幅方向Wに対する傾斜は、始端を含むタイヤ赤道線CL近傍で最も小さく、タイヤ赤道線CLを横切った後、タイヤ幅方向Wに対する傾斜角度が大きくなるように屈曲してタイヤ幅方向外側で、タイヤ回転方向Xと逆方向に進む。さらに、タイヤ幅方向外側に進むに連れて上記傾斜角度は、徐々に小さくなっている。このような傾斜溝32は、タイヤ赤道線CLを挟んだ両側に設けられる。
トレッド部のタイヤ赤道線CLを挟んだ一方の側に設けられる傾斜溝32は、他方の側に設けられる傾斜溝32に対してタイヤ周方向Cに対して位置ずれしており、一方の側に設けられる傾斜溝32の始端は、他方の側に設けられる傾斜溝32と接続されない構成となっている。
傾斜溝32、周方向連絡溝34、及び突出溝36の溝深さは、例えば8.5〜10.5mmであり、溝幅の最大幅は12mmである。図3に示すトレッドパターンは一例であり、本実施形態のスタッドピンを装着するタイヤのトレッドパターンは、図3に示す形態に限定されない。
図4(a)は、本実施形態のスタッドピン50の例を示す斜視図である。図4(b)は、スタッドピン50の平面図であり、スタッドピン50の下部フランジを胴体部の延在方向から見たときの図である。
胴体部54の上部フランジ56は、タイヤ10のトレッド部に埋め込まれる時、トレッド表面からチップ52が突出するように構成されている。チップ52は、胴体部54の第1の端であって上部フランジ56の端で固定される。
下部フランジ58は、タイヤ10のトレッド部に埋め込まれる時、ピン埋め込み用孔29の底に接触するように構成されている。下部フランジ58は、胴体部54の第1の端と反対側の位置に設けられている。
シャンク部60は、上部フランジ56と下部フランジ58を接続する部分で、シャンク部60の中心軸Zに直交する断面は、上部フランジ56及び下部フランジ58それぞれの断面に比べて細い。
胴体部54の材料は特に制限されないが、例えば、スタッドピン50の軽量化のためにアルミニウム合金等で構成されている。
中心軸Zは、胴体部54の延びる延在方向に直交する断面の図心を通る。したがって、中心軸Zの軸方向は、胴体部54の延在方向である。
上部フランジ56を胴体部54の延在方向からみたとき、上部フランジ56の外周形状を定める縁は、六角形形状の6つの角が丸まり、4つの辺の一部が凹状になった変形した6角形形状を成している。このような形状は、一例であって、図4(b)に示すように、胴体部54を胴体部54の延在方向からみたとき、下部フランジ58は上部フランジ56に比べて大きければ、上部フランジ56の形状は特に制限されず、公知の他の形状であってもよい。
第1の辺58aは、下部フランジ58の外側に向かって丸く突出した形状で、胴体部54の延在方向(中心軸Zの軸方向)に直交する第1の方向Aに突出している。
第2の辺58bは、図4(b)に示すように、チップ52が設けられるチップ配置位置、具体的にはチップ52の中心位置52c(あるいは中心軸Zの位置)を基準にして第1の辺58aと反対側に設けられている。第2の辺58bは、胴体部54の延在方向(中心軸Zの軸方向)及び第1の方向Aに直交する第2の方向Bに延びるとともに、下部フランジ58の内側に向かって凹んだ凹部を備える。
また、第2の辺58bに設けられている凹部の最も凹んだ位置を通る第2の方向Bに平行な直線58eが、下部フランジ58の縁と交わる一対の点58fは、第2の辺58bの端として形成される。したがって、図4(b)に示す例では、第3の辺58cは、点58fと点58dの間の直線あるいは曲線の部分をいう。
第2の辺58bは、2つの直線と、2つの直線に挟まれた凹状に凹んだ部分とを備える形状でもよく、凹部を挟む部分の形状は直線形状でなく、下部フランジ58の外側に向けて凸状を成した曲線形状であってもよい。また、第2の辺58bの凹部の形状は、曲線形状で凹状に形成されてもよく、2つの直線がV字状に組み合わされて凹状に形成されてもよい。第3の辺58cの凹部の形状は、曲線形状で凹状に形成されてもよく、2つの直線がV字状に組み合わされて凹状に形成されてもよい。
この場合、距離L2は、距離L1の1.05倍以上1.3倍以下であることが好ましい。
また、第3の辺58cの凹部の第1の方向Aに沿った長さは、点58dと点58fの間の、第1の方向Aに沿った長さの60〜90%であることが好ましい。また、第3の辺58cの凹部の深さ(凹部の開始点と凹部の最も凹んだ点の間の、第2の方向Bに沿った長さ)は、点58dと点58fの間の、第1の方向Aに沿った長さの5〜20%であることが好ましい。
スタッドピン50をタイヤ10に装着する時、スタッドピン打ち込み装置を用いて行う。図6(a),(b)は、本実施形態のスタッドピン装着方法の一例を説明する図である。
図6(a)に示すように、スタッドピン50の下部フランジ58の縁の3箇所を、スタッドピン打ち込み装置の3つの把持部材70で把持するとともに、ピン埋め込み用孔(スタッドピン取り付け用孔)29を、3つの把持部材70の先端部分で拡張する。下部フランジ58の縁の3箇所以外、把持部材70はスタッドピン50と接触しない。これにより、ピン埋め込み用孔29の大きさはスタッドピン50が入る程度に大きくなる。この後、スタッドピン50が、図示されない押し込みロッドがスタッドピン50のチップ52の側からピン埋め込み用孔29の底部に向けて図6(b)中の上方向から下方向に押し込まれ、ピン埋め込み用孔29内に装着される。このとき、把持部材70が把持する下部フランジ58の縁は、図6(a)に示すように第1の辺58aと第2の辺58bである。このように、第1の辺58aと第2の辺58bの3箇所を3つの把持部材70で把持しつつ、ピン埋め込み用孔29を拡張するので、従来のように把持部材によるピン埋め込み用孔29の4箇所の位置で孔の拡張する場合に比べて、ピン埋め込み用孔29にクラックが生じ難く、耐ピン抜け性は向上する。また、丸い形状の第1の辺58aで把持するので、把持部材70の把持位置がずれても、スタッドピン50の中心軸Zが傾斜する(ぶれる)ことなく把持できるので、スタッドピンの打ち込みの失敗を低減できる。
このとき、第1の辺58aの2箇所の把持位置は、第2の辺58bの把持位置を頂点とする2等辺3角形の残りの2つの頂点に対応する位置であることが好ましい。
下部フランジの形状が異なるスタッドピンを種々作製し、作製したスタッドピンを図1〜3に示すタイヤ10に埋め込んだスタッドタイヤを乗用車に装着して、耐ピン抜け性を調べた。
作製したタイヤのタイヤサイズは、205/55R16とした。乗用車は、排気量2000ccの前輪駆動のセダン型乗用車を用いた。タイヤの内圧条件は、前輪、後輪ともに230(kPa)とした。各タイヤの荷重条件は、前輪荷重を450kg重、後輪荷重を300kg重とした。
図7(a)〜(f)は、下部フランジ58の縁の形状の例を示す図である。図7(a)〜(f)に示す矢印は、スタッドピンを把持部材70が把持する把持位置を示している。実施例1〜5では、いずれも第1の方向Aがタイヤの回転方向Xに対応するように、スタッドピンを装着した。
従来例2、3及び実施例1,2では、L1=L2=6mmとし、実施例3,4では、L1=5mm、L2=7mmとした。実施例5では、L1=7mm、L2=5mmとした。
打ち込み安定性において、指数98は、指数100と実質区別が付かない程度に打ち込みの失敗が少ない。
実施例3,4の比較より、スタッドピンの把持数を4から3にすることにより優れた打ち込み安定性を得ることができることがわかる。実施例1,2の比較より、第3の辺に凹部を設けることにより、耐ピン抜け性が向上することがわかる。実施例2,3,5の比較より、距離L2を距離L1より大きくすることにより、耐ピン抜け性が向上することがわかる。
12 カーカスプライ層
14 ベルト層
14a,14b ベルト材
16 ビードコア
18 トレッドゴム
18a 上層トレッドゴム
18b 下層トレッドゴム
20 サイドゴム
22 ビードフィラーゴム
24 リムクッションゴム
26 インナーライナゴム
28 ベルトカバー層
29 ピン打ち込み用孔
30 トレッドパターン
32 傾斜溝
34 周方向連絡溝
36 突出溝
50 スタッドピン
52 チップ
52c 中心位置
54 胴体部
56 上部フランジ
58 下部フランジ
58a 第1の辺
58b 第2の辺
58c 第3の辺
58d,58f 点
58e 直線
58g 両端
60 シャンク部
Claims (14)
- 空気入りタイヤのトレッド部に設けられたピン埋め込み用孔に埋め込むためのスタッドピンであって、
路面と接触するチップ先端面を有するチップと、
前記チップを保持し、一方向に延在する胴体部と、を有し、
前記胴体部は、
前記胴体部の一方の端で前記チップを固定した上部フランジと、
前記胴体部の前記上部フランジと反対側の位置に設けられた下部フランジと、を備え、
前記下部フランジを前記胴体部の延在方向から見たとき、前記下部フランジの外周形状を定める縁は、前記下部フランジの外側に向かって丸く突出した形状で、前記胴体部の延在方向に直交する第1の方向に突出した第1の辺と、前記チップが設けられるチップ配置位置を基準にして前記第1の辺と反対側に設けられ、前記延在方向及び前記第1の方向に直交する第2の方向に延びるとともに、前記下部フランジの内側に向かって凹んだ凹部を備える第2の辺と、前記第1の辺と前記第2の辺を接続する前記第1の方向に延びる一対の第3の辺と、を有し、
前記第3の辺のそれぞれは、前記下部フランジの内側に向かって凹んだ凹部を備え、
前記第1の辺は、前記第3の辺が備える前記凹部が開始する点を端とし、
前記第2の辺は、前記第2の辺が備える前記凹部の最も凹んだ位置を通る前記第2の方向と平行な直線が前記下部フランジの前記縁と交わる一対の点を端とし、
前記第3の辺の、前記第2の辺と接続する接続点間の第2の距離は、前記第3の辺の、前記第1の辺と接続する接続点間の第1の距離の1.05倍以上1.3倍以下である、することを特徴とするスタッドピン。 - 前記第1の方向から前記下部フランジを見たとき、前記第2の方向において前記チップ配置位置から最も遠く離れた、前記下部フランジの両端の、前記第1の方向の位置は、前記チップ配置位置に対して前記第2の辺の側にある、請求項1に記載のスタッドピン。
- 空気入りタイヤであって、
スタッドピン取り付け用孔が設けられたトレッド部と、
前記スタッドピン取り付け用孔に装着されたスタッドピンと、を有し、
前記スタッドピンは、
路面と接触するチップ先端面を有するチップと、
前記チップを保持し、一方向に延在する胴体部と、を有し、
前記胴体部は、
前記胴体部の一方の端で前記チップを固定した上部フランジと、
前記胴体部の前記上部フランジと反対側の位置に設けられた下部フランジと、を備え、
前記下部フランジを前記胴体部の延在方向から見たとき、前記下部フランジの外周形状を定める縁は、前記下部フランジの外側に向かって丸く突出した形状で、前記胴体部の延在方向に直交する第1の方向に突出した第1の辺と、前記チップが設けられるチップ配置位置を基準にして前記第1の辺と反対側に設けられ、前記延在方向及び前記第1の方向に直交する第2の方向に延びるとともに、前記下部フランジの内側に向かって凹んだ凹部を備える第2の辺と、前記第1の辺と前記第2の辺を接続する前記第1の方向に延びる一対の第3の辺と、を有し、
前記第3の辺のそれぞれは、前記下部フランジの内側に向かって凹んだ凹部を備え、
前記第1の辺は、前記第3の辺が備える前記凹部が開始する点を端とし、
前記第2の辺は、前記第2の辺が備える前記凹部の最も凹んだ位置を通る前記第2の方向と平行な直線が前記下部フランジの前記縁と交わる一対の点を端とし、
前記第3の辺の、前記第2の辺と接続する接続点間の第2の距離は、前記第3の辺の、前記第1の辺と接続する接続点間の第1の距離の1.05倍以上1.3倍以下であり、
前記スタッドピンは、前記第1の方向が、前記空気入りタイヤのタイヤ周方向に対応するように、前記スタッドピン取り付け用孔に装着されている、ことを特徴とする空気入りタイヤ。 - 前記空気入りタイヤには、前進のための回転方向を指定する情報表示体が設けられ、
前記スタッドピンは、前記第1の方向が、前記空気入りタイヤの回転方向に対応するように、前記スタッドピン取り付け用孔に装着されている、請求項3に記載の空気入りタイヤ。 - スタッドピンが装着された空気入りタイヤの製造方法であって、
前記スタッドピンは、
路面と接触するチップ先端面を有するチップと、
前記チップを保持し、一方向に延在する胴体部と、を有し、
前記胴体部は、
前記胴体部の一方の端で前記チップを固定した上部フランジと、
前記胴体部の前記上部フランジと反対側の位置に設けられた下部フランジと、を備え、
前記下部フランジを前記胴体部の延在方向から見たとき、前記下部フランジの外周形状を定める縁は、前記下部フランジの外側に向かって丸く突出した形状で、前記胴体部の延在方向に直交する第1の方向に突出した第1の辺と、前記チップが設けられるチップ配置位置を基準にして前記第1の辺と反対側に設けられ、前記延在方向及び前記第1の方向に直交する第2の方向に延びるとともに、前記下部フランジの内側に向かって凹んだ凹部を備える第2の辺と、前記第1の辺と前記第2の辺を接続する前記第1の方向に延びる一対の第3の辺と、を有し、
前記第3の辺のそれぞれは、前記下部フランジの内側に向かって凹んだ凹部を備え、
前記第1の辺は、前記第3の辺が備える前記凹部が開始する点を端とし、
前記第2の辺は、前記第2の辺が備える前記凹部の最も凹んだ位置を通る前記第2の方向と平行な直線が前記下部フランジの前記縁と交わる一対の点を端とし、
前記第3の辺の、前記第2の辺と接続する接続点間の第2の距離は、前記第3の辺の、前記第1の辺と接続する接続点間の第1の距離の1.05倍以上1.3倍以下であり、
スタッドピン取り付け用孔が設けられたトレッド部を備える空気入りタイヤを作製するステップと、
前記スタッドピンの前記下部フランジの縁の3箇所を、スタッドピン打ち込み装置の3つの把持部材で把持するとともに、前記スタッドピン取り付け用孔を、前記3つの把持部材の先端部分で拡張することにより、前記スタッドピン取り付け用孔に前記スタッドピンを装着するステップと、を有し、
前記把持部材が把持する前記下部フランジの縁は、前記第1の辺と前記第2の辺である、ことを特徴とする空気入りタイヤの製造方法。 - 前記スタッドピンの縁が前記把持部材により把持される把持位置は、前記第1の辺の2箇所の把持位置と、前記第2の辺の前記凹部の1箇所の把持位置である、請求項5に記載の空気入りタイヤの製造方法。
- 前記第1の辺の2箇所の把持位置は、前記第2の辺の把持位置を頂点とする2等辺3角形の残りの2つの頂点に対応する位置である、請求項6に記載の空気入りタイヤの製造方法。
- 前記スタッドピンを、前記第1の方向が、前記空気入りタイヤのタイヤ周方向に対応するように、前記スタッドピン取り付け用孔に装着する、請求項5〜7のいずれか1項に記載の空気入りタイヤの製造方法。
- 前記空気入りタイヤには、回転方向を指定する情報表示体が設けられ、
前記スタッドピンを、前記第1の方向が、前記空気入りタイヤの前進のための回転方向に対応するように、前記スタッドピン取り付け用孔に装着する、請求項5〜7のいずれか1項に記載の空気入りタイヤの製造方法。 - スタッドピンを空気入りタイヤに装着するスタッドピン装着方法であって、
前記スタッドピンは、
路面と接触するチップ先端面を有するチップと、
前記チップを保持し、一方向に延在する胴体部と、を有し、
前記胴体部は、
前記胴体部の一方の端で前記チップを固定した上部フランジと、
前記胴体部の前記上部フランジと反対側の位置に設けられた下部フランジと、を備え、
前記下部フランジを前記胴体部の延在方向から見たとき、前記下部フランジの外周形状を定める縁は、前記下部フランジの外側に向かって丸く突出した形状で、前記胴体部の延在方向に直交する第1の方向に突出した第1の辺と、前記チップが設けられるチップ配置位置を基準にして前記第1の辺と反対側に設けられ、前記延在方向及び前記第1の方向に直交する第2の方向に延びるとともに、前記下部フランジの内側に向かって凹んだ凹部を備える第2の辺と、前記第1の辺と前記第2の辺を接続する前記第1の方向に延びる一対の第3の辺と、を有し、
前記第3の辺のそれぞれは、前記下部フランジの内側に向かって凹んだ凹部を備え、
前記第1の辺は、前記第3の辺が備える前記凹部が開始する点を端とし、
前記第2の辺は、前記第2の辺が備える前記凹部の最も凹んだ位置を通る前記第2の方向と平行な直線が前記下部フランジの前記縁と交わる一対の点を端とし、
前記第3の辺の、前記第2の辺と接続する接続点間の第2の距離は、前記第3の辺の、前記第1の辺と接続する接続点間の第1の距離の1.05倍以上1.3倍以下であり、
スタッドピン取り付け用孔が設けられたトレッド部を備える空気入りタイヤをスタッドピン打ち込み装置の所定の位置に配置するステップと、
前記スタッドピンの前記下部フランジの縁の3箇所を、スタッドピン打ち込み装置の3つの把持部材で把持するとともに、前記スタッドピン取り付け用孔を、前記3つの把持部材の先端部分で拡張することにより、前記スタッドピン取り付け用孔に前記スタッドピンを装着するステップと、を有し、
前記把持部材が把持する前記下部フランジの縁は、前記第1の辺と前記第2の辺である、ことを特徴とするスタッドピン装着方法。 - 前記スタッドピンの縁が前記把持部材により把持される把持位置は、前記第1の辺の2箇所の把持位置と、前記第2の辺の前記凹部の1箇所の把持位置である、請求項10に記載のスタッドピン装着方法。
- 前記第1の辺の2箇所の把持位置は、前記第2の辺の把持位置を頂点とする2等辺3角形の残りの2つの頂点に対応する位置である、請求項11に記載のスタッドピン装着方法。
- 前記スタッドピンを、前記第1の方向が、前記空気入りタイヤのタイヤ周方向に対応するように、前記スタッドピン取り付け用孔に装着する、請求項10〜12のいずれか1項に記載のスタッドピン装着方法。
- 前記空気入りタイヤには、前記空気入りタイヤの前進のための回転方向を指定する情報表示体が設けられ、
前記スタッドピンを、前記第1の方向が、前記空気入りタイヤの回転方向に対応するように、前記スタッドピン取り付け用孔に装着する、請求項10〜13のいずれか1項に記載のスタッドピン装着方法。
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