JP6790041B2 - 多段抵抗トルク式トルクヒンジ - Google Patents
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Description
図10の概略図に示すとおり、ほぼ90°の角度範囲に亘って開閉可能となった蓋体CMには、蓋体CMと一体的に回動する回転シャフトRSが固着され、回転シャフトRSの両端にトルクヒンジTHが設置してある。トルクヒンジTHのハウジングHGは、複写機等の本体MB側に固定されて回転不能となっている。
一方、蓋体CMを開く方向に回転シャフトRSが回動する場合には、一方向クラッチOWが切断されて回転シャフトRSが空転する。このときは、リング体RBがコイルばねCSにより固定されたままであり、蓋体CMの開き方向の操作に対しては、トルクヒンジTHの抵抗トルクは作用しないから、開き操作に要する力を軽減することができる。
「中心軸の周りに回動可能な物品を、回動に対して抵抗トルクを付与しながら支持するトルクヒンジであって、
回転不能のハウジングを備え、
前記ハウジングの内側には、前記中心軸の周りに回転する回転体と、前記回転体の一方向の回転に対し摩擦抵抗を付与する手段とを備えた一方向抵抗トルク付与体が前記中心軸上に少なくとも2個直列に設置され、
軸方向の端部に設置された第1の前記一方向抵抗トルク付与体の前記回転体には、前記回動可能な物品が相対回転不能に結合されると共に、隣接する第2の前記一方向抵抗トルク付与体の前記回転体に回転を伝達する回転伝達部材が相対回転不能に結合され、
第2の前記一方向抵抗トルク付与体の前記回転体には、第1の前記一方向抵抗トルク付与体の前記回転伝達部材が一方向に所定角度回転した後に、前記回転伝達部材と一体的に回転する被回転伝達部材が相対回転不能に結合され、かつ、前記被回転伝達部材が戻しばねにより他方向に付勢されている」
ことを特徴とするトルクヒンジとなっている。
前記回転伝達部材及び前記被回転伝達部材の一方には、軸方向に突出する押圧片が形成されると共に、他方には、前記押圧片が収容される空間部と前記回転伝達部材が所定角度回転したときに前記押圧片が当接する被押圧片とが形成されるのがよい。この際には、前記回転伝達部材及び前記被回転伝達部材の他方は、前記回転体が挿通される基部と、前記基部の外周に固着されて径方向外方に突出する一対の突出部とを有し、前記一対の突出部の一方に前記被押圧片が形成され、他方に、前記ハウジングと係合するストッパ部が形成されるのがよい。
前記回転伝達部材及び前記被回転伝達部材の中心には、断面円形のピンが共通して挿通されているのがより好ましい。この際には、前記回転伝達部材と前記被回転伝達部材との間には中間リングが設けられ、前記中間リングには前記ピンが挿通されているのがよい。
第2の前記一方向抵抗トルク付与体の、第1の前記一方向抵抗トルク付与体と反対側には、第3の前記一方向抵抗トルク付与体が設置されており、第2の前記一方向抵抗トルク付与体の前記回転体には、第3の前記一方向抵抗トルク付与体に回転を伝達する回転伝達部材が相対回転不能に結合されると共に、第3の前記一方向抵抗トルク付与体の前記回転体には、第2の前記一方向抵抗トルク付与体の前記回転伝達部材が一方向に第2所定角度回転した後に、その回転伝達部材と一体的に回転する被回転伝達部材が相対回転不能に結合され、かつ、その被回転伝達部材が戻しばねにより他方向に付勢されていてもよい。
図9では、d列が図1のD−D断面、c列が図1のC−C断面、b列が図1のB−B断面を夫々示しており、複写機の蓋や便座等の回動可能な物品の角度位置を一方向に漸次変化させた際の各部断面の状態を1行乃至4行に夫々示している。
4:ハウジング
6:一方向抵抗トルク付与体
50:回転体
60:回転伝達部材
62:被回転伝達部材
74:押圧片
84:被押圧片
88:空間部
92:押しばね
Claims (7)
- 中心軸の周りに回動可能な物品を、回動に対して抵抗トルクを付与しながら支持するトルクヒンジであって、
回転不能のハウジングを備え、
前記ハウジングの内側には、前記中心軸の周りに回転する回転体と、前記回転体の一方向の回転に対し摩擦抵抗を付与する手段とを備えた一方向抵抗トルク付与体が前記中心軸上に少なくとも2個直列に設置され、
軸方向の端部に設置された第1の前記一方向抵抗トルク付与体の前記回転体には、前記回動可能な物品が相対回転不能に結合されると共に、隣接する第2の前記一方向抵抗トルク付与体の前記回転体に回転を伝達する回転伝達部材が相対回転不能に結合され、
第2の前記一方向抵抗トルク付与体の前記回転体には、第1の前記一方向抵抗トルク付与体の前記回転伝達部材が一方向に所定角度回転した後に、前記回転伝達部材と一体的に回転する被回転伝達部材が相対回転不能に結合され、かつ、前記被回転伝達部材が戻しばねにより他方向に付勢されている、ことを特徴とするトルクヒンジ。 - 前記手段は、前記回転体の外周に設けられた一方向クラッチと、前記一方向クラッチの外周に巻き付けられたコイルばねと、前記コイルばねを介して前記一方向クラッチに接続される外輪とから構成される、請求項1に記載のトルクヒンジ。
- 前記回転伝達部材及び前記被回転伝達部材の一方には、軸方向に突出する押圧片が形成されると共に、他方には、前記押圧片が収容される空間部と前記回転伝達部材が所定角度回転したときに前記押圧片が当接する被押圧片とが形成される、請求項1又は2に記載のトルクヒンジ。
- 前記回転伝達部材及び前記被回転伝達部材の他方は、前記回転体が挿通される基部と、前記基部の外周に固着されて径方向外方に突出する一対の突出部とを有し、前記一対の突出部の一方に前記被押圧片が形成され、他方に、前記ハウジングと係合するストッパ部が形成される、請求項3に記載のトルクヒンジ。
- 前記回転伝達部材及び前記被回転伝達部材の中心には、断面円形のピンが共通して挿通されている、請求項1乃至4のいずれかに記載のトルクヒンジ。
- 前記回転伝達部材と前記被回転伝達部材との間には中間リングが設けられ、前記中間リングには前記ピンが挿通されている、請求項5に記載のトルクヒンジ。
- 第2の前記一方向抵抗トルク付与体の、第1の前記一方向抵抗トルク付与体と反対側には、第3の前記一方向抵抗トルク付与体が設置されており、
第2の前記一方向抵抗トルク付与体の前記回転体には、第3の前記一方向抵抗トルク付与体に回転を伝達する回転伝達部材が相対回転不能に結合されると共に、第3の前記一方向抵抗トルク付与体の前記回転体には、第2の前記一方向抵抗トルク付与体の前記回転伝達部材が一方向に第2所定角度回転した後に、その回転伝達部材と一体的に回転する被回転伝達部材が相対回転不能に結合され、かつ、その被回転伝達部材が戻しばねにより他方向に付勢されている、請求項1乃至6のいずれかに記載のトルクヒンジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018207524A JP6790041B2 (ja) | 2018-11-02 | 2018-11-02 | 多段抵抗トルク式トルクヒンジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018207524A JP6790041B2 (ja) | 2018-11-02 | 2018-11-02 | 多段抵抗トルク式トルクヒンジ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2020070915A JP2020070915A (ja) | 2020-05-07 |
JP6790041B2 true JP6790041B2 (ja) | 2020-11-25 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018207524A Active JP6790041B2 (ja) | 2018-11-02 | 2018-11-02 | 多段抵抗トルク式トルクヒンジ |
Country Status (1)
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JP (1) | JP6790041B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0828545A (ja) * | 1994-07-19 | 1996-02-02 | Mitsubishi Electric Corp | 情報機器 |
JP4555869B2 (ja) * | 2008-02-29 | 2010-10-06 | 株式会社ストロベリーコーポレーション | ヒンジ装置並びにヒンジ装置を用いた電子機器 |
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- 2018-11-02 JP JP2018207524A patent/JP6790041B2/ja active Active
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JP2020070915A (ja) | 2020-05-07 |
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