JP6789917B2 - 建設機械 - Google Patents

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Description

本発明は、排気ガス浄化装置としてとしてSCR(Selective Catalytic Reduction:選択触媒還元)装置を搭載した建設機械に関する。
ディーゼルエンジンの排気ガス中にNOx(窒素酸化物)を浄化するための排気ガス浄化装置として、SCR装置を用いる装置がある。
例えば、特許文献1には、「ディーゼルエンジンの排気通路に、NOxを還元浄化するSCR触媒を配設すると共に、該SCR触媒の上流側に、上流側から順に酸化触媒と、該酸化触媒の触媒作用により排ガス中の硫黄分が酸化されて生じるサルフェート分を捕集できるフィルタを直列に配設して(要約抜粋)」構成されたディーゼルエンジンの排ガス浄化装置が開示されている。特許文献1に開示の技術では、SCR装置の排気ガス上流に尿素水を噴射し、排気ガスの熱でアンモニアを生成する。そして、このアンモニアによってSCR装置内のSCR触媒上でNOxを還元して浄化する。
このような排ガス浄化装置では、噴射する尿素水の濃度は浄化性能に関わり、適切に保たれていることが前提である。このため、尿素水タンク内の尿素水の濃度を監視する濃度センサが設けられる。しかしながら、この濃度センサは、気泡等の泡沫が付着すると、濃度が正確に計測できない。このため、濃度センサに気泡の付着を防止する技術として、例えば、特許文献2には、「NOxを還元浄化するための選択還元型触媒に対し還元剤として添加すべき尿素水の貯蔵装置に関し、尿素水を貯蔵するタンク内に尿素水濃度センサを配置し、該尿素水濃度センサの周囲を上部開口の容器状を成す泡沫ガードにより包囲し、該泡沫ガードの内側で親水性素材から成る泡沫捕捉フィルタにより前記尿素水濃度センサを被包する(要約抜粋)。」技術が開示されている。
特開2000−303826号公報 特開2005−299441号公報
油圧ショベル等の建設機械は、自動車に比べて動作環境が厳しく、作業中に大きく振動することが多い。このため、建設機械では、振動により尿素水を貯蔵するタンク(尿素水タンク)内に気泡が発生し易い。特許文献1に開示された技術では、泡沫捕捉フィルタ内に気泡が発生した場合、濃度センサに気泡が付着し、測定精度の低下は避けられない。また、建設機械の作業環境では、尿素水タンクに新たな尿素水を投入する際に砂塵等のコンタミが浸入する可能性がある。このコンタミが、泡沫捕捉フィルタに付着するため、メンテナンスも必要である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、SCR装置を用いた排気ガス浄化装置を備える建設機械において、メンテナンスの手間を増大させることなく、尿素水タンク内における尿素水濃度の測定精度の低下を、高い確度で抑える技術を提供することを目的とする。
本発明は、エンジンから排出される排気ガスの流路において、選択触媒還元(SCR)装置の上流に配置され、前記排気ガスに還元剤を噴射する還元剤噴射装置を備える建設機械であって、前記還元剤噴射装置は、前記還元剤を貯留する貯留タンクと、前記貯留タンク内の前記還元剤を前記排気ガスに噴射する噴射器と、前記噴射器に前記還元剤を、圧送配管を介して圧送するポンプと、前記圧送配管と前記貯留タンクとを前記ポンプを介さずに接続する戻りラインと、前記貯留タンク内に配置されて前記還元剤の濃度を検出する濃度センサと、を備える。前記戻りラインは、前記還元剤を一時貯留する圧力容器と、前記圧力容器と前記貯留タンクとを接続し、前記貯留タンク側の開口が前記濃度センサに面する吹付配管と、前記吹付配管に設けられる切替バルブと、所定の条件を満たした場合、前記切替バルブを開く制御装置と、を備えることを特徴とする建設機械を提供する。
本発明によれば、SCRを用いた排気ガス浄化装置を備える建設機械において、メンテナンスの手間を増大させることなく、尿素水タンク内における尿素水濃度の測定精度の低下を、高い確度で抑えることができる。なお、前述した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
(a)は、第一の実施形態の油圧ショベルの側面図であり、(b)は、第一の実施形態の油圧ショベルの要部を説明するための説明図である。 本発明の実施形態の排気ガス浄化装置の概要を説明するための説明図である。 本発明の実施形態の還元剤噴射装置を説明するための説明図である。 本発明の実施形態の還元剤噴射装置の各構成要素の高さ方向の配置を説明するための説明図である。 (a)は、本発明の実施形態の制御装置の機能ブロック図であり、(b)は、本発明の実施形態の制御装置のハードウェア構成図である。 本発明の実施形態の気泡除去処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を、図面を用いて説明する。また、以下の各実施形態では、SCR装置を用いた排ガス浄化装置を搭載する建設機械として、油圧ショベルを例にあげて説明する。
図1(a)は、本実施形態の排気ガス浄化装置を搭載した建設機械の一例である油圧ショベル1の側面図である。また、図1(b)は、図1(a)に示す油圧ショベルの要部を説明するための説明図である。なお、説明の便宜上、図1(a)および図1(b)に示すようにX、Y、Z軸を設定する。すなわち、油圧ショベル1が水平面上に配置されている状態で、鉛直方向をZ軸方向、Z軸方向に垂直な平面において、油圧ショベル1の左右方向をX軸方向、X軸方向に垂直な方向をY軸方向とする。
本実施形態の油圧ショベル1は、走行体2と、走行体2の上側に配置され、旋回フレーム3aを有する旋回体3と、旋回体3の前方に取り付けられて上下方向に回動するフロント作業機4と、フロント作業機4を動作させる後述の油圧シリンダとを備える。
フロント作業機4は、例えば基端が旋回フレーム3aに回動可能に取り付けられて上下方向に回動するブーム4Aと、例えば、ブーム4Aの先端に回動可能に取り付けられたアーム4Bと、アーム4Bの先端に回動可能に取り付けられたバケット4Cとを備える。また、前述した油圧シリンダは、例えば、旋回フレーム3aとブーム4Aとを接続し、伸縮することによってブーム4Aを回動させるブームシリンダ4aと、ブーム4Aの上側に配置されてブーム4Aとアーム4Bとを接続し、伸縮することによってアーム4Bを回動させるアームシリンダ4bと、アーム4Bとバケット4Cとを接続し、伸縮することによってバケット4Cを回動させるバケットシリンダ4cとを備える。
旋回体3は、前方左側にキャブ7を備え、後方にカウンタウェイト6を備える。また、旋回体3は、キャブ7およびカウンタウェイト6の間に設けられたエンジンルーム5と、エンジンルーム5の上部に設けられた車体カバー15と、この車体カバー15に設けられ、後述のエンジンから排出される排気ガスを外部へ放出する尾管10とを備える。また、旋回体3は、エンジンルーム5内に配設されたエンジン24(図2参照)と、エンジン24に隣接するように設けられ、エンジン24の駆動力によって駆動される油圧ポンプ14と、油圧ポンプ14の前方に配置され、油圧ポンプ14と図示しない配管によって接続される作動油タンク22と、作動油タンク22の前方に配置され、エンジン24の燃料を貯蔵する燃料タンク21と、を備える。
また、旋回体3は、後述する排気ガス浄化装置20(図2参照)を備える。
[排気ガス浄化装置]
排気ガス浄化装置20について、図2、図3、および図4を用いて説明する。図2は、本実施形態の排気ガス浄化装置20の概要を説明するための図である。また、図3は、排気ガス浄化装置20の、後述する還元剤噴射装置18の詳細を説明するための図である。また、図4は、還元剤噴射装置18の各構成の高さ方向の配置を説明するための図である。
油圧ショベル1等の原動機となるエンジンには、一般にディーゼルエンジンが用いられる。そして、このディーゼルエンジンから排出される排気ガスには、例えば、粒子状物質(PM:Particulate Matter)、窒素酸化物(NOx)等が含まれる。排気ガス浄化装置20は、排気ガスに含まれるこれらの物質を取り除く装置である。排気ガス浄化装置20は、図2に示すように、エンジン24の排気ガスの流路を形成する排気管24c上に設けられる。
本実施形態の排気ガス浄化装置20は、図2に示すように、PM処理装置12と、排気管24cのPM処理装置12の下流に設けられる窒素酸化物(NOx)浄化装置17と、を備える。そして、NOx浄化装置17は、排気管24cに接続されたSCR装置13と、排気管24cの、SCR装置13の上流に設けられ、排気ガスに尿素水を噴射する還元剤噴射装置18と、を備える。
これらのPM処理装置12とNOx浄化装置17のSCR装置13とは、図1(b)に示すように、油圧ポンプ14の上方、かつ車体カバー15の下方に配置される。
[PM処理装置]
PM処理装置12は、図3に示すように、酸化触媒装置(DOC:Diesel Oxdation Catalyst)12aと、フィルタ装置(DPF:Diesel Particulate Filter)12bと、を備える。
DOC12aは、例えば、排気ガス中に含まれる一酸化窒素(NO)、一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)等を酸化して除去する装置である。DPF12bは、DOC12aの下流側に配置され、排気ガス中の粒子状物質を捕集して除去する装置である。
[NOx浄化装置]
排気管24cに排出された排気ガスは、PM処理装置12を経てNOx浄化装置17に導かれる。NOx浄化装置17は、排気ガス中の窒素酸化物(NOx)を還元剤となる尿素水溶液(以下、尿素水という)を用いて除去する装置である。本実施形態では、還元剤噴射装置18により排気ガス中に尿素水を噴射し、SCR装置13内の尿素選択還元触媒により尿素水からアンモニアを生成する。そして、生成されたアンモニアを用いて排気ガス中のNOxを還元反応させ、水と窒素とに分解する。そして、酸化触媒によって排気ガス中のアンモニアを低減させる。
[SCR装置]
SCR装置13は、生成されたアンモニアと排気ガスに含まれる窒素酸化物との反応を促進する還元触媒と、この還元触媒よりも下流側に設けられ、窒素酸化物と反応しなかったアンモニアを酸化する第二の酸化触媒とを有する。
[還元剤噴射装置]
還元剤噴射装置18は、還元剤として尿素水を尿素水タンク25に保持し、上述のように、排気ガスに噴射する。このとき、噴射量は、尿素水タンク内の尿素水が適切な濃度であることが前提で制御される。この尿素水タンク25は、図1(b)に示すように、例えば、旋回体3上に配置される。
従って、尿素水タンク25は、建設機械の振動を直接受けやすく、尿素水タンク25内の尿素水には、気泡が発生し易い。例えば、車両の走行振動により水面が波打って気泡が生じたりする。また、例えば、エンジン24から熱を受け、尿素水タンク25の内外の温度差が大きくなると、尿素水タンク25の内壁に気泡が生じることがある。また、尿素水タンク25上部の供給口から新たな尿素水を投入する際に水面で空気が巻きこまれて気泡が生じることがある。さらに、尿素水を送り出すポンプ内で気泡が発生したりすることがある。これらの気泡が尿素水の濃度センサの表面に付着すると、尿素水の正確な濃度測定を阻害する。
本実施形態の還元剤噴射装置18は、正確な濃度測定を阻害する、濃度センサの表面に付着した気泡を取り除き、常に精度よく濃度測定可能とする。これを実現するため、本実施形態の還元剤噴射装置18は、図3に示すように、前述の尿素水タンク25に加え、さらに、噴射装置28と、ポンプ27と、戻りライン40と、送り配管31と、圧送配管34と、制御装置38と、濃度センサ26と、を備える。
尿素水タンク25は、尿素水を貯留する貯留タンクである。ポンプ27は、尿素水タンク25内の尿素水を噴射装置28に加圧供給(圧送)する。噴射装置28は、噴射器を備え、圧送された尿素水を噴射器から排気管24cの排気ガスに噴射する。送り配管31は、尿素水タンク25と、ポンプ27とを接続する。圧送配管34は、ポンプ27と噴射装置28とを接続する。
濃度センサ26は、前記尿素水タンク25内に配置され、尿素水タンク25内の尿素濃度に相当する信号(濃度信号)を検出する。検出した濃度信号は、制御装置38に出力される。濃度センサ26は、例えば、熱式、超音波式等、その形式は問わない。
例えば、音速測定方式の濃度センサ26では、超音波振動子と反射板が対向配置された検知部を備え、超音波振動子から発信した超音波が、反射板から返ってくるまでの時間を計測することにより、音速vを測定する。つまり、濃度センサ26で検出される尿素水の濃度に相当する信号は、音速vを表す信号である。なお、音速vに代えて、超音波の往復時間としてもよい。
戻りライン40は、圧送配管34と、尿素水タンク25とを、ポンプ27を介することなく接続し、ポンプ27を介して噴射装置28に過剰に供給された尿素水を、尿素水タンク25に戻す。また、本実施形態では、この戻りの尿素水を用いて、濃度センサ26に付着した気泡を吹き飛ばす。これらの機能を実現するため、本実施形態の戻りライン40は、圧力容器30と、水位センサ39と第一リリーフバルブ35と、第二リリーフバルブ36と、切替バルブ37と、戻り配管32と、吹付配管33と、を備える。
圧力容器30は、戻りライン40中に設けられ、尿素水タンク25に戻す尿素水を一時的に貯留する。本実施形態では、圧力容器30に所定量の尿素水を蓄積し、蓄積した尿素水を、吹付配管33を介して濃度センサ26に吹き付ける。第一リリーフバルブ35は、圧送配管34上の、圧力容器30の上流に設けられ、圧送配管34内の圧力が、そのリリーフ圧以上とならないようにする。例えば、第一リリーフバルブ35のリリーフ圧をP1とすると、圧送配管34内の圧力がP1を超えると、第一リリーフバルブ35が開き、圧送配管34内の尿素水および/または空気を圧力容器30に排出する。これにより、ポンプ27にて加圧された尿素水および/または空気が、圧力容器30に供給される。
水位センサ39は、圧力容器30内の水位を検出する。検出した水位は、制御装置38に出力される。
戻り配管32は、圧力容器30と尿素水タンク25とを接続する。第二リリーフバルブ36は、戻り配管32上に設けられ、圧力容器30内の圧力が、そのリリーフ圧以上とならないようにする。例えば、第二リリーフバルブ36のリリーフ圧を、P2とすると、圧力容器30内の圧力がP2を超えると、第二リリーフバルブ36が開き、圧力容器30内の尿素水および/または空気を、尿素水タンク25に戻す。
なお、本実施形態では、第一リリーフバルブ35のリリーフ圧P1を、第二リリーフバルブ36のリリーフ圧P2以上(P1≧P2)に設定する。
例えば、圧送配管34内の圧力がP1以上になると、第一リリーフバルブ35が開き、これにより、第一リリーフバルブ35を通過した尿素水および/または空気により、圧力容器30内の圧力が上昇する。圧力容器30内の圧力が第一リリーフバルブ35のリリーフ圧P1と同等以上になると、第一リリーフバルブ35が開いていても圧送配管34内の尿素水および/または空気が、圧力容器30に排出できなくなり、圧送配管34内の圧力がP1以上となる。本実施形態のように、圧力容器30と尿素水タンク25との間の戻り配管32上に、リリーフ圧がP2(P2≦P1)の第二リリーフバルブ36を設けると、圧力容器30内の圧力がP1になる前に、第二リリーフバルブ36が開き、尿素水および/または空気が戻り配管32を通過して尿素水タンク25に戻る。
吹付配管33は、圧力容器30と尿素水タンク25とを接続する。吹付配管33の一端は、圧力容器30に接続され、他端は、尿素水タンク25内に挿入される。図4に示すように、尿素水タンク25内の吹付配管33の開口33aは、尿素水タンク25内で、濃度センサ26に対面するよう配管される。
切替バルブ37は、吹付配管33上に設けられ、電気信号によって開閉が切り替えられるバルブである。電気信号は、制御装置38から出力される。切替バルブ37が開くと、圧力容器30内の尿素水が吹付配管33を通って濃度センサ26に噴射され、濃度センサ26に付着した気泡を水流によってはらい落とす。
なお、本実施形態では、切替バルブ37は、制御装置38からの電気信号を受信していない状態では、バルブが開いた状態(以下、開状態と呼ぶ。)とする。そして、制御装置38からの電気信号を受信すると、バルブを閉じる(以下、閉状態と呼ぶ。)。また、制御装置38からの電気信号を閉指令信号と呼ぶ。このように設定することにより、例えば、油圧ショベル1のエンジン24停止時、制御装置38から閉指令信号が出力されないため、切替バルブ37を開状態とすることができる。
また、戻り配管32は、図4に示すように、例えば、圧力容器30の上面または圧力容器30の側面の上面側に近い位置に接続される。吹付配管33は、例えば、圧力容器30の底面または側面の底面側に近い位置に接続される。
一般に、尿素水タンク25内で発生した気泡やポンプ27の駆動によって発生した気泡は、浮力により圧力容器30内の上層に蓄積される。上述のように接続することにより、圧力容器30内の空気が尿素水より優先して尿素水タンク25に排出される。そして、圧力容器30の下層には、気泡の少ない尿素水が貯留する。
吹付配管33を介して濃度センサ26に吹き付けられる尿素水に空気が含まれると、この空気がさらに気泡として濃度センサ26に付着する可能性がある。しかしながら、吹付配管33を、上述のように低い位置に接続することにより、圧力容器30の下層の、気泡の少ない尿素水を濃度センサ26に噴射することができる。従って、空気の吹き付けを回避できる。
また、例えば、第二リリーフバルブ36のリリーフ圧P2は、大気圧以上とする。リリーフ圧P2を大気圧以上とすることで、ポンプ27によって圧力容器30内の尿素水および空気を加圧することができる。
制御装置38は、エンジン24、濃度センサ26および水位センサ39からの信号を受信し、ポンプ27および切替バルブ37の動作を制御する。本実施形態では、濃度センサ26に気泡が付着し、かつ、圧力容器30に十分な尿素水が貯留されている場合、切替バルブ37を開状態とし、圧力容器30内の尿素水を、濃度センサ26に吹き付け、気泡を除去する。
これを実現するため、本実施形態の制御装置38は、図5(a)に示すように、初期処理部51と、濃度算出部52と、閾値保持部53と、水位受信部54と、決定部55と、閉指令出力部56と、を備える。
初期処理部51は、エンジン24が始動されたことを検出し、初期処理を行う。本実施形態では、ポンプ27を稼働させるよう、ポンプ27に駆動信号を出力する。また、切替バルブ37に閉指令信号を出力するよう、閉指令出力部56に指示を出す。
濃度算出部52は、濃度センサ26から出力された濃度信号に基づき、尿素水タンク25内の尿素濃度を算出する。例えば、上述のように、音速測定方式の濃度センサ26を用いる場合、後述する記憶装置に、予め、音速vと濃度との相関関係を表すデータテーブル(以下、濃度データテーブルと記す。)を記憶する。そして、濃度算出部52は、濃度信号を受信すると、濃度データテーブルを参照し、尿素濃度を算出する。算出した濃度は、決定部55に出力される。
水位受信部54は、水位センサ39から水位を特定する信号を受信し、決定部55に出力する。
閾値保持部53には、後述する決定部55が、閉指令信号を出力するか否かを決定する際に用いる閾値が格納される。本実施形態では、尿素水タンク25の尿素濃度の正常範囲を示す閾値と、圧力容器30内の尿素水の水位の閾値とが格納される。水位の閾値は、図4に示すように、切替バルブ37を閉から開にするために最低限必要な尿素水量を規定する第一の水位h1と、開から閉にする閾値である第二の水位h2(h2<h1)との、2種が格納される。これらの閾値は、予め設定され、閾値保持部53に保持される。
本実施形態では、上述のように、圧力容器30に貯留された尿素水を濃度センサ26に吹き付けることにより、気泡を払い落とす。従って、気泡を飛ばすためには、ある程度の尿素水の貯留が必要である。h1−h2に圧力容器30の断面積を乗じて得られる尿素水量が、気泡を飛ばすために用いる尿素水量である。
このため、第一の水位h1は、気泡を飛ばすために必要な尿素水量から定められる。なお、第一の水位h1は、戻り配管32の接続位置より低い高さに設定される。また、第二の水位h2は、吹付配管33の設置位置に応じて定められる。すなわち、第二の水位h2は、吹付配管33を介して空気を吹付けるのを避けるため、吹付配管33の接続位置より高い高さに設定される。
決定部55は、濃度算出部52から受信した濃度と、水位受信部54から受信した水位と、閾値保持部53に保持される閾値と、に従って、閉指令信号の出力を継続するか停止するかを決定する。そして、決定に応じて閉指令出力部56に指示を行う。
本実施形態では、決定部55は、閉指令信号が出力されている時、まず、尿素水タンク25内の濃度が、正常範囲であるか否かを判別する。正常範囲外である場合、濃度センサ26に気泡が付着している可能性があるため、尿素水の吹き付けが必要と判断する。
そして、決定部55は、圧力容器30内に、所定量の尿素水が貯留されているか否かを判別する。ここでは、圧力容器30内の尿素水の水位hが第一の水位h1以上であるか否かを判別する。例えば、圧力容器30内の尿素水の量が少ない状態で切替バルブ37を開くと、圧力容器30内の空気が吹付配管33を介して濃度センサ26に噴射され、濃度センサ26に、さらに、気泡を付着させてしまうためである。
そして、第一の水位h1以上であれば、圧力容器30内に、濃度センサ26に吹き付ける、十分な尿素水が貯留しているため尿素水の吹き付け可能と判断し、決定部55は、切替バルブ37を開くよう制御する。具体的には、決定部55は、閉指令出力部56に閉指令信号の出力を停止するよう指示する。なお、その他の場合は、そのまま閉指令信号の出力を継続させる。
一方、閉指令信号の出力が停止されている時、決定部55は、圧力容器30内の尿素水の水位hが第二の水位h2以上であるか否かを判別する。第二の水位h2より小さくなると、濃度センサ26に、尿素水ではなく空気が吹き付けられる可能性があるため、吹き付け不可と判断し、切替バルブ37を閉じるよう制御する。具体的には、決定部55は、閉指令出力部56に閉指令信号の出力を再開させる。
閉指令出力部56は、決定部55からの指示に従って、切替バルブ37に閉指令信号を出力する。
本実施形態の制御装置38は、図5(b)に示すように、CPU61と、メモリ62と、記憶装置63と、入出力インタフェース(I/F)64と、を備える情報処理装置で実現される。制御装置38の各機能は、予め記憶装置63に格納されたプログラムを、CPU61がメモリ62にロードして実行することにより実現される。
また、閾値保持部53は、例えば、記憶装置63に設定される。その他、各機能が用いるデータ、実行途中に算出されるデータ、算出結果等は、メモリ62または記憶装置63に格納される。さらに、エンジン24、濃度センサ26、水位センサ39、ポンプ27、切替バルブ37とは、入出力I/F64を介してデータの送受信を行う。
また、本実施形態の制御装置38は、還元剤噴射装置18に独立に設けられていなくてもよい。油圧ショベル1の他の制御を行う制御装置、例えば、エンジン24の動作制御を行うECU(engine control unit)等と兼用されてもよい。
次に、本実施形態の制御装置38の各部による気泡除去処理を説明する。図6は、本実施形態の制御処理の処理フローである。本処理は、エンジン24の始動により開始される。エンジン24は、例えば、運転手がキースイッチをスタート位置に回転させることにより、始動する。
エンジン24が始動すると、初期処理部51は、初期処理を行う(ステップS1101)。ここでは、初期処理部51は、ポンプ27に対し、所定の吐出圧で稼働するよう回転速度を制御する制御信号を出力するとともに、切替バルブ37に閉指令信号(以下、処理フローの説明内では、単に閉指令と呼ぶ。)を出力する。これにより、還元剤噴射装置18内での尿素水の循環フローが開始される。
循環フローは、具体的には、以下のとおりである。尿素水の圧送が開始され、圧送配管34内の圧力が上昇する。圧送配管34内の圧力がP1以上になると、第一リリーフバルブ35が開き、尿素水および/または空気が、圧力容器30に排出される。そして、圧力容器30内の圧力が上昇し、圧力容器30に接続される戻り配管32内の圧力がP2以上になると、第二リリーフバルブ36が開き、尿素水および/または空気が、尿素水タンク25に戻される。
循環フローが開始されると、決定部55は、まず、閉指令が出力されているか否かを判別する(ステップS1102)。
閉指令が出力されている場合、決定部55は、濃度算出部52に、濃度センサ26から受信した濃度信号に基づいて、尿素水タンク25の尿素水の濃度を算出させる(ステップS1103)。そして、決定部55は、算出した濃度が正常範囲か否かを判別する(ステップS1104)。
正常範囲であれば、決定部55は、濃度センサ26に気泡の付着無し、と判別し、閉指令出力部56にそのまま閉指令の出力を継続させる。そして、決定部55は、エンジン24が稼働中であるか否かを判別する(ステップS1105)。
エンジン24が稼働中であれば、ステップS1102へ戻り、処理を繰り返す。
一方、ステップS1104において、正常範囲外であると判別した場合、決定部55は、濃度センサ26に気泡の付着の可能性があり、吹き付けが必要と判断する。この場合、決定部55は、水位受信部54が水位センサ39から受信した水位から、圧力容器30内の水位hを特定する(ステップS1106)。
そして、決定部55は、算出した水位hが予め定めた第一の水位h1以上であるか否かを判別する(ステップS1107)。ここで、水位hがh1以下の場合は、決定部55は、圧力容器30に貯留している尿素水量が不足しているため、吹き付け不可と判断し、閉指令出力部56にそのまま閉指令の出力を継続させる。そして、ステップS1105へ移行する。
一方、ステップS1107において、水位hがh1以上である場合、決定部55は、吹き付け可能と判断し、切替バルブ37に対する閉指令の出力を停止するよう、閉指令出力部56に指示を行い(ステップS1108)、ステップS1105へ移行する。閉指令出力部56は、指示に従って、切替バルブ37に対し、閉指令の出力を停止する。閉指令を停止することで、吹付配管33の切替バルブ37が開き、圧力容器30内の尿素水が吹付配管33を通って濃度センサ26に吹き付けられる。これにより、濃度センサ26に付着した気泡が除去される。
また、ステップS1102で閉指令が出力されていないと判別された場合、決定部55は、水位受信部54が水位センサ39から受信した水位から、圧力容器30内の水位hを特定する(ステップS1109)。そして、決定部55は、特定した水位hがh2以上であるか否かを判別する(ステップS1110)。すなわち、切替バルブ37が開いている間は、水位センサ39で、水位を監視する。
水位hがh2以上であれば、閉指令の出力を停止した状態のままで、すなわち、切替バルブ37を開状態のままとし、ステップS1105へ移行する。
一方、水位hがh2より低い場合、決定部55は、閉指令の出力を開始させ(ステップS1111)、ステップS1105へ移行する。このように、水位hがh2より低下した場合、切替バルブ37が閉じられ、濃度センサ26への尿素水の吹き付けが止まる。これにより、圧力容器30内の空気が、濃度センサ26に吹き付けられるのを回避できる。
ステップS1105において、エンジン24が稼働中でないと判別された場合、そのまま処理を終了する。エンジンが停止すると、ポンプ27への制御信号の出力および切替バルブ37への閉指令の出力も止まる。これにより、循環フローも停止し、また、切替バルブ37は開状態となる。切替バルブ37が開状態になると、圧力容器30内の尿素水が、尿素水タンク25に放出される。これにより、例えば、寒冷地等で、圧力容器30内の尿素水が凍結することを回避できる。
以上説明したように、本実施形態の油圧ショベル1に搭載される排気ガス浄化装置20の、NOx浄化装置17の還元剤噴射装置18は、還元剤である尿素水を貯留する貯留タンクである尿素水タンク25と、貯留タンク内の還元剤を排気ガスに噴射する噴射器を備える噴射装置28と、噴射器に還元剤を圧送配管34を介して圧送するポンプ27と、噴射器と貯留タンクとをポンプ27を介さずに接続する戻りライン40と、貯留タンク内に配置されて還元剤の濃度を検出する濃度センサ26と、を備える。そして、戻りライン40は、還元剤を一時貯留する圧力容器30と、圧力容器30と貯留タンクとを接続し、貯留タンク内の開口33aが濃度センサ26に面する吹付配管33と、吹付配管33に設けられる切替バルブ37と、所定の条件を満たした場合、切替バルブ37を開く制御装置38と、を備える。
このように、本実施形態の還元剤噴射装置18では、圧力容器30内に加圧した状態で貯留した尿素水を、尿素水タンク25内の濃度センサ26に噴射することで、濃度センサ26に付着した気泡を払い落す。
従って、本実施形態によれば、簡易な構成で、確実に、尿素水タンク25内の濃度センサ26に付着した気泡を除去できる。これにより、尿素水タンク25内の濃度センサ26に気泡が付着することによる、尿素水濃度の検出精度の低下を抑えることができる。このため、高い精度で尿素水の排気ガスへの噴射を制御でき、結果として、NOxの除去精度を向上させることができる。また、本実施形態の構成によれば、フィルタ等の付属品を用いないため、このような付属品のメンテナンスも不要である。
<変形例>
なお、上記実施形態では、油圧ショベル1のエンジン24が停止した時点で切替バルブ37が開き、重力によって圧力容器30内の尿素水を尿素水タンク25に戻す。この場合、より効率よく重力のみで圧力容器30内の全ての尿素水を排出するために、例えば、圧力容器30の底面の、最も低い面を、尿素水タンク25の上面より高い位置に配置してもよい。例えば、図4の例では、尿素水タンク25の上面から高さH(H>0)の位置に、圧力容器30の底面の最も低い面を配置する。
さらに、吹付配管33の、圧力容器30への接続位置が、圧力容器30の最も低い位置になるように配策してもよい。
また、吹付配管33の、尿素水タンク25内の開口33aの向きは限定されない。斜め上向き、真上向き、真横向き等、濃度センサ26に対面していれば、いずれであってもよい。
また、上記実施形態では、尿素水タンク25内の尿素水の濃度が、所定の範囲外になった場合のみ切替バルブ37を開き、濃度センサ26に尿素水を吹付けるよう構成しているが、これに限定されない。例えば、濃度センサ26の値に寄らず、所定の時間間隔で、圧力容器30の水位hを測定し、h1以上であれは、切替バルブ37を開き、尿素水を吹き付けるよう構成してもよい。すなわち、上記図6の処理フローにおいて、ステップS1102の後、ステップS1103およびS1104の処理を省略し、そのままS1106へ移行してもよい。また、所定の時間間隔で吹き付ける処理と、濃度が所定の範囲外になった場合に吹き付ける処理とを組み合わせてもよい。
また、上記実施形態では、切替バルブ37は、制御装置38から閉指令信号を受信していない状態では、開状態となるよう設定されている。しかしながら、これに限定されない。例えば、制御装置38からの電気信号(開指令信号)を受信し、開状態にするよう構成してもよい。
なお、尿素水の融点は、約−11度である。外気の温度が低下することによって圧力容器30に貯留した尿素水が凍結することがある。特に寒冷地で作業を行う油圧ショベル1は、稼働時および停車時の凍結対策が必要となる。
このため、油圧ショベル1が稼働時に、エンジン24によって暖められた冷却水が通る配管を圧力容器30周囲に配策してもよい。これにより、圧力容器30内の尿素水の凍結を防止できる。
1:油圧ショベル、2:走行体、3:旋回体、3a:旋回フレーム、4:フロント作業機、4A:ブーム、4a:ブームシリンダ、4B:アーム、4b:アームシリンダ、4C:バケット、4c:バケットシリンダ、5:エンジンルーム、6:カウンタウェイト、7:キャブ、10:尾管、12:PM処理装置、13:SCR装置、14:油圧ポンプ、15:車体カバー、17:NOx浄化装置、18:還元剤噴射装置、
20:排気ガス浄化装置、21:燃料タンク、22:作動油タンク、24:エンジン、24c:排気管、25:尿素水タンク、26:濃度センサ、27:ポンプ、28:噴射装置、
30:圧力容器、31:送り配管、32:戻り配管、33:吹付配管、33a:開口、34:圧送配管、35:第一リリーフバルブ、36:第二リリーフバルブ、37:切替バルブ、38:制御装置、39:水位センサ、40:戻りライン、
51:初期処理部、52:濃度算出部、53:閾値保持部、54:水位受信部、55:決定部、56:閉指令出力部、61:CPU、62:メモリ、63:記憶装置、64:入出力I/F

Claims (8)

  1. エンジンから排出される排気ガスの流路において、選択触媒還元装置の上流に配置され、前記排気ガスに還元剤を噴射する還元剤噴射装置を備える建設機械であって、
    前記還元剤噴射装置は、
    前記還元剤を貯留する貯留タンクと、
    前記貯留タンク内の前記還元剤を前記排気ガスに噴射する噴射器と、
    前記噴射器に前記還元剤を圧送配管を介して圧送するポンプと、
    前記圧送配管と前記貯留タンクとを前記ポンプを介さずに接続する戻りラインと、
    前記貯留タンク内に配置されて前記還元剤の濃度を検出する濃度センサと、を備え、
    前記戻りラインは、
    前記還元剤を一時貯留する圧力容器と、
    前記圧力容器と前記貯留タンクとを接続し、前記貯留タンク側の開口が前記濃度センサに面する吹付配管と、
    前記吹付配管に設けられる切替バルブと、
    所定の条件を満たした場合、前記切替バルブを開く制御装置と、を備えること
    を特徴とする建設機械。
  2. 請求項1記載の建設機械において、
    前記圧力容器には、前記圧力容器内の水位を検出する水位センサが設けられており、
    前記制御装置は、
    前記濃度センサの出力から前記貯留タンク内の尿素水の前記濃度を算出する濃度算出部と、
    前記切替バルブを閉じるよう指示する閉指令信号の出力を継続するか停止するかを決定する決定部と、
    前記決定部の決定に従って、前記閉指令信号を前記切替バルブに出力する閉指令出力部と、を備え、
    前記決定部は、算出された前記濃度が、所定の範囲外であるか否かを判別し、当該範囲外であり、かつ、前記水位センサから受信した水位が、予め定めた第一の水位以上の場合、前記第一の水位より低い、予め定めた第二の水位になるまで、前記閉指令信号を停止すると決定すること
    を特徴とする建設機械。
  3. 請求項1または2記載の建設機械において、
    前記戻りラインは、
    前記圧送配管と前記圧力容器との間に配置される第一リリーフバルブと、
    前記圧力容器と前記貯留タンクとの間に配置される第二リリーフバルブと、をさらに備え、
    前記第二リリーフバルブのリリーフ圧は、前記第一リリーフバルブのリリーフ圧以下に設定されること
    を特徴とする建設機械。
  4. 請求項2記載の建設機械において、
    前記戻りラインは、前記圧力容器と前記貯留タンクとを接続する戻り配管をさらに備え、
    前記戻り配管は、前記圧力容器の前記第一の水位より高い位置に接続されること
    を特徴とする建設機械。
  5. 請求項2記載の建設機械において、
    前記吹付配管は、前記圧力容器の前記第二の水位より低い位置に接続されること
    を特徴とする建設機械。
  6. 請求項1記載の建設機械において、
    前記圧力容器の底面は、前記貯留タンクの上面より高い位置に配置されること
    を特徴とする建設機械。
  7. 請求項1記載の建設機械において、
    前記吹付配管の前記開口は、前記濃度センサに面し、斜め上向きまたは真上向きに設けられること
    を特徴とする建設機械。
  8. 請求項1記載の建設機械において、
    前記圧力容器には、前記圧力容器内の水位を検出する水位センサが設けられており、
    前記制御装置は、
    前記切替バルブを閉じるよう指示する閉指令信号の出力を継続するか停止するかを決定する決定部と、
    前記決定部の決定に従って、前記閉指令信号を前記切替バルブに出力する閉指令出力部と、を備え、
    前記決定部は、前記水位センサから受信した水位が、予め定めた第一の水位以上の場合、前記第一の水位より低い、予め定めた第二の水位になるまで、前記閉指令信号を停止すると決定すること
    を特徴とする建設機械。
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