JP6787284B2 - 車両前部構造 - Google Patents

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本発明は、車両前部構造に関する。
従来、フロントサイドメンバに対して車幅方向の外側に配置されたエプロンメンバと、エプロンメンバの車幅方向の内側に設けられたサスペンションタワーとを備える車両前部構造が知られている(たとえば、特許文献1参照)。フロントサイドメンバは、車両前後方向に延びるように形成され、車幅方向に間隔を隔てて配置されている。このフロントサイドメンバは、折れ曲がり予定部としてのビードが複数形成され、衝突時にビードを起点として折れ曲がることによって衝突エネルギを吸収するように構成されている。エプロンメンバは、車両前後方向に延びるように形成され、フロントピラーに結合されている。
特開2016−2956号公報
しかしながら、上記した従来の車両前部構造では、たとえば微小ラップ衝突時に、衝突荷重がフロントサイドメンバに入力されずにエプロンメンバおよびサスペンションタワーを介してフロントピラーにそのまま伝達されるおそれがある。なお、微小ラップ衝突とは、フロントサイドメンバよりも車幅方向の外側での前面衝突である。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、微小ラップ衝突時にフロントピラーに伝達される荷重を低減することが可能な車両前部構造を提供することである。
本発明による車両前部構造は、フロントサイドメンバに対して車幅方向の外側に配置されるとともに、車両前後方向に延びるように形成され、フロントピラーに結合されたエプロンメンバと、エプロンメンバの車幅方向の内側に設けられたサスペンションタワーとを備える。サスペンションタワーには、衝突荷重が入力された場合に上方に突出するように折れ曲がる第1脆弱部が設けられ、エプロンメンバには、衝突荷重が入力された場合に下方に突出するように折れ曲がる第2脆弱部が設けられている。第2脆弱部は、第1脆弱部とフロントピラーとの間に配置されている。
このように構成することによって、微小ラップ衝突時に、第1脆弱部が上方に突出するように折り曲げられるとともに、第2脆弱部が下方に突出するように折り曲げられることにより、衝突エネルギが吸収されるので、フロントピラーに伝達される荷重を低減することができる。
本発明の車両前部構造によれば、微小ラップ衝突時にフロントピラーに伝達される荷重を低減することができる。
本実施形態による車両前部構造を説明するための斜視図である。 図1の車両前部構造の脆弱部を説明するための模式的な側面図である。 図1の車両前部構造のサスペンションタワーを拡大して示した斜視図である。 図2のA−A断面図である。 図2のB−B断面図である。 図2の車両前部構造における微小ラップ衝突時の動作例を説明するための側面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
まず、図1〜図5を参照して、本発明の一実施形態による車両前部構造100について説明する。なお、各図において、車両前後方向のフロント側がX1方向側であり、車両前後方向のリア側がX2方向側である。車幅方向の右側がY1方向側であり、車幅方向の左側がY2方向側である。鉛直方向の上側がZ1方向側であり、鉛直方向の下側がZ2方向側である。
車両前部構造100は、図1に示すように、フロントサイドメンバ1と、エプロンメンバ2と、サスペンションタワー3と、フロントピラー4とを備えている。この車両前部構造100は左右対称に構成されており、フロントサイドメンバ1、エプロンメンバ2、サスペンションタワー3およびフロントピラー4が左右一対に設けられている。なお、図1では左側半分のみを示し、右側半分の図示を省略している。
フロントサイドメンバ1は、車両前後方向に延びるように形成されるとともに、車幅方向に間隔を隔てて配置されている。このフロントサイドメンバ1は、筒状に形成され、断面が矩形状に形成されている。フロントサイドメンバ1の前端部には、クラッシュボックス5を介して車幅方向に延びるバンパリインフォースメント(図示省略)が設けられている。一方、フロントサイドメンバ1の後端部には、エンジンコンパートメントとキャビンとを区画するダッシュパネル6が設けられている。なお、ダッシュパネル6の上端部には車幅方向に延びるカウル7が設けられ、そのカウル7の両端部がそれぞれフロントピラー4に結合されている。
エプロンメンバ2は、フロントサイドメンバ1に対して車幅方向の外側に配置され、フロントサイドメンバ1の上方に配置されている。このエプロンメンバ2は、車両前後方向に延びるように形成されるとともに、前端部がフロントサイドメンバ1に向かうように湾曲されている。このため、エプロンメンバ2は、前端部がフロントサイドメンバ1に結合され、後端部がフロントピラー4に結合されている。エプロンメンバ2は、筒状に形成され、断面が矩形状に形成されている。具体的には、エプロンメンバ2は、図4に示すように、エプロンメンバインナ21とエプロンメンバアウタ22とを含んでいる。エプロンメンバインナ21は、断面がほぼU字状に形成され、開放端が車幅方向の外側を向くように配置されている。エプロンメンバアウタ22は、エプロンメンバインナ21の開放端を塞ぐように設けられている。エプロンメンバアウタ22は、上端部および下端部に車幅方向の外側に突出する結合部22aを有し、その結合部22aがエプロンメンバインナ21に結合されている。
サスペンションタワー3は、図示省略したサスペンション装置の上端部を支持するために設けられている。このサスペンションタワー3は、側壁を構成するタワー本体31と、タワー本体31の上端部に設けられたプレート32とを有する。サスペンションタワー3は、図1に示すように、車幅方向においてフロントサイドメンバ1およびエプロンメンバ2の間に配置されている。このため、タワー本体31の下端部は、車幅方向の内側でフロントサイドメンバ1に結合され、プレート32は、車幅方向の外側でエプロンメンバ2に結合されている。
フロントピラー4は、図2に示すように、ほぼ鉛直方向に延びるピラーロア41と、ピラーロア41の上端部から車両後方側に傾斜するピラーアッパ42とを含んでいる。ピラーロア41の上端部の前面側には、エプロンメンバ2が設けられている。
ここで、フロントサイドメンバ1は、複数の脆弱部(図示省略)が形成され、衝突時に脆弱部が折れ曲がることによって衝突エネルギを吸収するように構成されている。これにより、たとえばフルラップ衝突時に、フロントサイドメンバ1により衝撃吸収および荷重伝達することが可能である。なお、フルラップ衝突とは、車幅方向の全体での前面衝突である。一方、たとえば微小ラップ衝突時には、衝突荷重がフロントサイドメンバ1に入力されず、フロントサイドメンバ1によって衝撃吸収および荷重伝達できないおそれがある。なお、微小ラップ衝突とは、フロントサイドメンバ1よりも車幅方向の外側での前面衝突である。
そこで、本実施形態では、サスペンションタワー3に脆弱部3aが設けられるとともに、エプロンメンバ2に脆弱部2aが設けられている。この脆弱部2aおよび3aは、微小ラップ衝突時の衝撃吸収のために、エプロンメンバ2およびサスペンションタワー3を変形させるために設けられている。すなわち、脆弱部2aおよび3aは衝突荷重が入力された場合に折り曲げられることが予定された曲げ予定部であり、本実施形態では微小ラップ衝突時の変形モードが設定されている。なお、脆弱部2aおよび3aは、それぞれ、本発明の「第2脆弱部」および「第1脆弱部」の一例である。
具体的には、脆弱部3aは、衝突荷重が入力された場合に上方に突出するように折れ曲がるように構成されている。この脆弱部3aは、サスペンションタワー3の車両前後方向の中央部に設けられている。ここで、サスペンションタワー3のプレート32は、図3に示すように、エプロンメンバ2の内側面2bに結合される結合部321を有する。結合部321は、プレート32の車幅方向の外側端部から下方に突出するように形成され、エプロンメンバ2の内側面2bに沿って車両前後方向に延びるように形成されている。そして、結合部321の車両前後方向の中央部には切欠部321aが形成され、その切欠部321aによって脆弱部3aが構成されている。
脆弱部2aは、衝突荷重が入力された場合に下方に突出するように折れ曲がるように構成されている。この脆弱部2aは、車両前後方向において脆弱部3aおよびフロントピラー4の間に配置されている。なお、脆弱部2aは、脆弱部3aが変形された後に変形するように構成されている。すなわち、脆弱部2aの耐力は、脆弱部3aの耐力よりも高く設定されている。ここで、エプロンメンバ2には、図5に示すように、内側面2bの上端部に開口部21aが形成され、外側面2cの上端部に開口部22bが形成されている。開口部21aは、エプロンメンバインナ21を厚み方向に貫通するように形成され、開口部22bは、エプロンメンバアウタ22を厚み方向に貫通するように形成されている。開口部21aおよび22bは、鉛直方向に延びるように形成され、車両前後方向において対応する位置に配置されている。そして、開口部21aおよび22bによって脆弱部2aが構成されている。
−微小ラップ衝突時の動作例−
次に、図6を参照して、本実施形態による車両前部構造100における微小ラップ衝突時の動作例について説明する。
微小ラップ衝突時には、衝突荷重がフロントサイドメンバ1に入力されずにエプロンメンバ2およびサスペンションタワー3に伝達される。このため、図6に示すように、衝突荷重により脆弱部3aが上方に突出するように折り曲げられる。このとき、サスペンションタワー3の車両前後方向の中央部が折り曲げられるとともに、そのサスペンションタワー3の中央部と対応する位置のエプロンメンバ2も折り曲げられる。すなわち、切欠部321aを起点として、サスペンションタワー3とともにエプロンメンバ2も上方に突出するように折り曲げられる。
その後、衝突荷重により脆弱部2aが下方に突出するように折り曲げられる。すなわち、座屈した脆弱部3aとフロントピラー4との間のエプロンメンバ2が、開口部21aおよび22bを起点として下方に突出するように折り曲げられる。これにより、車両前部構造100が予め設定された変形モードで変形され、エプロンメンバ2が側面から見て凹凸状(N字状)になる。
−効果−
本実施形態では、上記のように、衝突荷重が入力された場合に上方に突出するように折れ曲がる脆弱部3aをサスペンションタワー3に設けるとともに、衝突荷重が入力された場合に下方に突出するように折れ曲がる脆弱部2aをエプロンメンバ2に設け、かつ、脆弱部2aを脆弱部3aとフロントピラー4との間に配置することによって、微小ラップ衝突時に、脆弱部3aが上方に突出するように折り曲げられるとともに、脆弱部2aが下方に突出するように折り曲げられることにより、衝突エネルギが吸収されるので、フロントピラー4に伝達される荷重を低減することができる。したがって、微小ラップ衝突時に、フロントピラー4がキャビン側に変形されるのを抑制することができる。また、脆弱部2aが下方に突出するように折れ曲がることにより、フロントピラー4のピラーアッパ42側への荷重伝達を促すことができる。このため、衝突荷重の一部がピラーアッパ42によって負担されるので、ピラーロア41への入力荷重を軽減することができる。これにより、ピラーロア41の耐力を低くすることができるので、フロントピラー4の軽量化を図ることができる。
−他の実施形態−
なお、今回開示した実施形態は、すべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、本発明の技術的範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、本実施形態では、切欠部321aによって脆弱部3aが構成されるとともに、開口部21aおよび22bによって脆弱部2aが構成される例を示したが、これに限らず、薄肉部の形成などのその他の手段によって脆弱部が構成されていてもよい。
また、本実施形態において、サスペンションタワー3の脆弱部3aと対応する位置のエプロンメンバ2に開口部や薄肉部などが形成されていてもよい。
本発明は、フロントサイドメンバに対して車幅方向の外側に配置されたエプロンメンバと、エプロンメンバの車幅方向の内側に設けられたサスペンションタワーとを備える車両前部構造に利用可能である。
1 フロントサイドメンバ
2 エプロンメンバ
2a 脆弱部(第2脆弱部)
3 サスペンションタワー
3a 脆弱部(第1脆弱部)
4 フロントピラー
100 車両前部構造

Claims (1)

  1. フロントサイドメンバに対して車幅方向の外側に配置されるとともに、車両前後方向に延びるように形成され、フロントピラーに結合されたエプロンメンバと、
    前記エプロンメンバの車幅方向の内側に設けられたサスペンションタワーとを備える車両前部構造であって、
    前記サスペンションタワーには、衝突荷重が入力された場合に上方に突出するように折れ曲がる第1脆弱部が設けられ、
    前記エプロンメンバには、衝突荷重が入力された場合に下方に突出するように折れ曲がる第2脆弱部が設けられ、
    前記第2脆弱部は、前記第1脆弱部と前記フロントピラーとの間に配置されていることを特徴とする車両前部構造。
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