JP6787077B2 - 空気調和機の室内機 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和機の室内機の構造に関するものである。
従来の空気調和機の室内機90は、図15(a)(b)に示すように、その筐体を樹脂成型品の前面パネル92で覆い、前面パネル92の上端に開閉可能に軸支され前面パネル92の前面を覆う樹脂成型品の吸込グリル93が設けられている。そして吸込グリル93を上方に開けることで内部のフィルターや熱交換器(図示無し)を清掃できる構造となっている。(例えば特許文献1参照)
前面パネル92と吸込グリル93の下部の勘合部94では吸込グリル93の下端面931が前面パネル92の凹部921に嵌るようになっているが、吸込グリル93は回動するため、部品同士の間に隙間95を設ける必要があった。この勘合部94は、ユーザーN1が見上げる位置に当たることで、隙間95が目立ち外観の印象を悪く見せてしまっていた。
そこで、隙間95を隠すために、図15(c)(d)に示すように、吸込グリル93の下端面931からさらに下方に延出させたフランジ96を隙間95の上に被せる構造とするものもある。この場合、吸込グリル93の下端面931とフランジ96の根元が厚肉となり、吸込グリル93の表面にヒケ97が発生し、やはり意匠の外観を悪く見せてしまっていた。
特開2014−126244号公報
本発明の課題は、移動する吸込グリルと、吸込グリルの下端面を凹部に収める前面パネルとの間の回動用隙間を目立たなくするとともに、樹脂成形品である吸込グリルの表面に発生するヒケも目立たなくさせるものである。
本発明は、筐体を覆う前面パネルと、前記前面パネルの上端に開閉可能に軸支され前記前面パネルの前面を覆う吸込グリルを備え、前記吸込グリルは前記吸込グリルの下端面が前記前面パネルに設けた凹部に収まるとともに、前記凹部と前記吸込グリルの下端面との間に前記吸込グリル回動用隙間を設けた空気調和機の室内機であって、
前記吸込グリルは、前記下端面の一部に下方に延出するリブを設け、前記リブで前記回動用隙間を覆うとともに、前記下端面と前記リブの前方下端部を繋ぐ凹状の弧面を設けることを特徴とする。
また、前記吸込グリルの前記下端面の両端部には、前記リブがさらに下方に延出して形成された手掛部を有し、前記弧面が前記手掛部となだらかに繋がることも含まれる。
以上のように、移動する樹脂成型品の吸込グリルと、吸込グリルの下端面を凹部に収める前面パネルとの間の回動用隙間を、吸込グリルの下端面の一部に下方に延出するリブを設け、このリブで回動用隙間を覆うとともに下端面とリブの前方下端部を繋ぐ凹状の弧面を設けることで、隙間を目立たなくするとともに、樹脂成形品に発生するヒケも目立たなくさせることができる空気調和機の室内機となる。
本発明の空気調和機の室内機の斜視図である。 図1の空気調和機の室内機の中央部の垂直断面図である。 本発明の空気調和機の室内機の部分正面図である。 本発明の空気調和機の室内機の右側面図である。 本発明の空気調和機の室内機の運転状態の斜視図である。 図3のA−A断面の部分拡大図である。 図3のB−B断面の部分拡大図である。 図3のC−C断面の部分拡大図である。 図3のD−D断面の部分拡大図である。 (a)は冷房運転時に気流の一具体例を示す概念図で、(b)は暖房運転時に気流の一具体例を示す概念図である。 図2のX部拡大図である。 本発明の空気調和機の室内機の手掛部の拡大図である。 本発明の実施例2の空気調和機の室内機の斜視図である。 本発明の実施例2の空気調和機の室内機の運転状態の部分拡大斜視図である。 従来例の空気調和機の室内機で、(a)は従来例1の斜視図で、(b)は従来例1の中央部の垂直拡大断面図で、(c)は従来例2の部分斜視図で、(d)は従来例2の中央部の垂直拡大断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、添付図面に基づいた実施例として詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
本発明の空気調和機1は屋外に設置される室外機(図示なし)と空調室Rの天井近くの壁面に取り付けられる室内機11を有し、室外機と室内機11がガス管と液管(いずれも図示なし)で接続されて冷媒回路を形成する。
図1〜図4に示すように室内機11は、本体ユニット12と本体ユニット12の左右両側面に取り付けられた一対のファンユニット30、31を有する。また、ファンユニット30、31はどちらか一方だけでも良い。本体ユニット12は後述する吸込口16から空調室Rの室内空気を吸い込み冷媒と熱交換をして冷気または暖気を生成して空調室Rに吹き出し、ファンユニット30、31は室内空気を吸い込んでその室内空気を空調室Rに吹き出す。
本体ユニット12は横長の直方体形状であり、内部に本体ユニット12の長手方向と平行にクロスフローファンタイプの第1送風ファン13と第1送風ファン13の周囲を囲む熱交換器14を備える。第1送風ファン13は本体ユニット12の横方向の片側で第1ファンモータ(図示なし)に軸支される。第1ファンモータと熱交換器14は、ケーシング15に支えられ、ケーシング15は吸込口16から後述する吹出口17までの送風路18を形成する。
本体ユニット12の外郭は、主に樹脂成型品の前面パネル22で覆われる。前面パネル22は本体ユニット12の前面を覆うパネル前面部22aと上面を覆うパネル上面部22bと底面の前面側を覆うパネル底面部22cを有する。また、前面パネル22のパネル前面部22aの前面は開閉可能に取り付けられる樹脂成型品の吸込グリル23で覆われる。また、ケーシング15により形成される送風路18の出口となる吹出口17に取り付けられ運転停止時は吹出口17を塞ぐ上風向板20aと下風向板20bからなる上下風向板20も備える。また、下風向板20bよりも下方でケーシング15を塞ぐ底板21も備える。さらに本体ユニット12の左右側面には、ファンユニット30、31を収容する側面カバー40、41が設けられる。
前面パネル22のパネル上面部22bは一部開口され吸込口16となる。また、前面パネル22の内側で熱交換器14との間にはフィルタ24と、このフィルタ24を自動で清掃するフィルタ清掃ユニット25が設けられている。
尚、図1において室内機11の吸込グリル23のある面を前面(前方)とし、前面の対面を背面(後方)とし、図面上でファンユニット30のある側を右側面(右方)とし、ファンユニット31のある側を左側面(左方)とし、図面上で底板21のある面を底面(下方)とし、その対面を上面(上方)とし、図2において高さHが示す底面から天面に向かう上下方向を高さとし、奥行きDが示す前面から背面に向かう前後方向を奥行きとして以下説明する。
図2において本体ユニット12は高さHよりも奥行きDの寸法が長く、底面が背面から前方に向かい徐々に上方に向かって傾斜する略台形形状をなす。本体ユニット12は第1ファンモータの回転により第1送風ファン13が回転することで吸込口16から取り入れられた室内空気を、熱交換器14で冷媒と熱交換して冷気または暖気にして送風路18を通過して吹出口17から上風向板20aと下風向板20bで風向調整をして空調室Rに吹き出す。
前面パネル22に取り付けられる吸込グリル23は、背面上端に設けたアーム(図示なし)を前面パネル22のパネル上面部22bに開閉可能に軸支され、背面下端に設けたラッチ(図示なし)を前面パネル22のパネル前面部22aに係止することで固定される。吸込グリル23は、フラットな前面から左右端に掛けて後方に緩やかに傾斜する側部傾斜面231を備える。また、下部には前面パネル22のパネル底面部22cと連結するように後方に傾斜する下部傾斜面232を備える。
図11と図12を参照して、吸込グリル23はその下端面233が前面パネル22に設けた凹部223に収まるようになっている。凹部223と吸込グリル23の下端面233との間には吸込グリル23が回動するときの軌道を確保するために回動用隙間26を設けている。吸込グリル23は、下端面233の一部に下方に延出するリブ234を設けている。リブ234で回動用隙間26を覆うことで、回動用隙間26をユーザーNの視線から隠している。
また、下端面233とリブ234の前方下端部234aを繋ぐ凹状の弧面235を設けている。
リブ234を下端面233から設けることで、吸込グリル23の表面237とリブ234が面一にはならず段差234bができるが、段差234bがあることでヒケの発生を抑えることはできる。そして、下端面233とリブ234の前方下端部234aを繋ぐ凹状の弧面235を設けることで、吸込グリル23の表面237とリブ234がなだらかに繋がり段差234bが目立つことが無くなる。
また、吸込グリル23の下端面233の両端部236には、吸込グリル23を開閉するためにリブ234がさらに下方に延出して形成された手掛部27を有する。弧面235は手掛部27となだらかに繋がることで、手掛部27の突出感を軽減させている。
手掛部27の下部に位置する前面パネル22のパネル底面部22cには手掛部27に合わせた手掛用凹部221を有する。
図1〜図4に示すように吸込グリル23の上端には帯状の飾り板28が取り付けられている。飾り板28は表面に鏡面仕上げがされたメタリック加工を施したものである。尚、飾り板28は設けなくてもよい。
側面カバーには本体ユニット12の右側面となりファンユニット30を収容する側面カバー40と、本体ユニット2の左側面となりファンユニット31を収容する側面カバー41があり、側面カバー40、41は対称形であるため、ここでは側面カバー40について説明する。尚、同様にファンユニット30、31も対称形であるため、ここではファンユニット30について説明する。
図5は室内機11の運転時の斜視図である。側面カバー40は、前面パネル22の側壁面22dの後端に取り付けられ側壁面22dと同一面を形成する壁面部40aと、壁面部40aより外側に突出してファンユニット30の背面側を収容する背面部40bと、底面において上下風向板20と底板21と同一面になる底面部40cを有する。
ファンユニット30は側面カバー40の壁面部40aに対して回動自在に支持される。ここではファンユニット30は壁面部40aに交差し、ファンユニット30を回動させる図示しないファンユニットモータの駆動軸線上に合わせた仮想の回転軸回りを回動可能となる。運転停止時の図4の状態から運転時の最大回動時の図5の状態の間を移動する。本実施例においてファンユニット30の仮想の回転軸は水平軸線32とする。
図1と図3と図4と図6に示すファンユニット30の外郭は、ファンケース33と後述する風向板51を有する風向装置50で形成される。ファンケース33は、前面パネル22側にあり図示しないファンユニットモータと後述する第2ファンモータが固定された第1ファンケース34と、空調室R側にあり室内機11の運転停止状態の時に本体ユニット12と一体に見えるように天面および底面が本体ユニット2と同一面となるように設けられ、右側面から見て後方が半円形となった第2ファンケース35で形成される。第2ファンケース35は、第1ファンケース34に被さるように取り付けられ、第1ファンケース34と第2ファンケース35の内部で後述する送風路39を形成する。
第2ファンケース35の側面には均等に丸孔を抜き加工した板金で形成された補助吸込口36を備える。第2ファンケース35の上端には飾り板28と連続したように視認される飾り板38が取り付けられている。飾り板38も表面に鏡面仕上げがされたメタリック加工を施したものである。また、飾り板28を設けない場合は、飾り板38も設けないものとなる。
ファンユニット30の内部は、図示しないシロッコファンタイプの第2送風ファンと、第2送風ファンを回転させる第2ファンモータを備え、補助吸込口36と後述する補助吹出口37を結ぶ送風路39となる。第2送風ファンは第2ファンモータの駆動により室内空気を補助吸込口36から吸い込み、送風路39を経由して補助吹出口37から吹き出す。
補助吹出口37は、第2ファンケース35の前面で本体ユニット12側を切り欠いた形に設けられる。補助吹出口37は、高さを吸込グリル23の高さに揃えた短冊状に開口されている。補助吹出口37には上下が補助吹出口37に軸支され運転時には左右に回動する風向装置50を備える。風向装置50は、1枚の板状で補助吹出口37を覆うとともに本体ユニット12側の端辺51aが本体ユニット12側に延出し前面パネル22の前方に重なる風向板51を備える。風向板51は補助吹出口37よりも前方に位置し、吸込グリル23の側部傾斜面231に合わせ緩やかに湾曲して吸込グリル23と連続した面と見えるようになっている。
風向板51の背面側には、風向板51と平行で同じ高さがあり幅が風向板51よりも短い補助風向板52を備える。風向板51と補助風向板52は下端の軸板53で繋がれる。軸板53には下方へ延出する軸54を備える。そしてモータの駆動により軸54を回転軸として図1の運転停止状態から、図4の運転状態まで、風向板51の先端部51aが本体ユニット12側から空調室R側である外側に向かって回動する。大型の風向板51と補助風向板52で風向制御されて吹き出された空気は、空調室Rに向かって吹き出される。
また、ファンユニット30を駆動する図示しないファンユニットモータも内部に備え、ファンユニットモータによりファンユニット30は、水平線軸32の周りを上下方向に最大60度まで回動することができる。ファンユニット30が回動する時に本体ユニット12との接触を避けるため第1ファンケース34と、本体ユニット12の側面を構成する前面パネル22の側壁面22dおよび側面カバー40の壁面部40aとの間には隙間S1が設けられている。
図3のB−B断面図の図7とC-C断面図の図8を合わせて参照して、隙間S1をユーザーNに視認させないために、第2ファンケース35は、補助吹出口37の上端部351と補助吹出口37の下端部352の本体ユニット12側の端辺351aと352aが、それぞれ本体ユニット12側に延出し前面パネル22の前方に重なる。これにより、風向板51とともに隙間S1を覆い隠すことで意匠性を向上させる。
上端部351の端辺351aと下端部352の端辺352aと風向板51の端辺51aが前面パネル22に重なったときに、吸込グリル23はそれぞれと接触しないように左右の幅W1を前面パネル22の左右の幅W2よりも狭く形成している。また端辺351a、352a、51aと吸込グリル23の合わせ目にできる隙間S2を塞ぐために、前面パネル22はパネル前面部22aの側壁面22d近傍の端部が前方を突出させた突出部22eを設けている。
突出部22eは隙間S2よりも広い幅W3を備えることで、隙間S2が目立たなくなり、本体ユニット12の吸込グリル23とファンユニット30が連続した平面に見える。また突出部22eは、運転から運転停止に至る際に風向板51の端辺51aを突出部22eに当てることで、風向板51の回動を抑制する役割も持つ。
第2ファンケース35の上端部351は、吸込グリル23の形状に合わせて形成される。上端部351が前面から上面まで連続して形成された場合は、図3のD−D断面図である図9に示すように、前面パネル22には本体ユニット12の上面まで回り込んだ上面部353が回動する際に接しないように上部傾斜面222を設けている。
また、下端部352は、図1と図3に示すように吸込グリル23の下部傾斜面232に形状を合わせて形成されている。よって室内機11の底面に位置する側面カバー40とファンユニット30の間の隙間S1は残るが、天井や正面から室内機11に光が当たった時には底面は室内機11の影の部分となることで、見えにくくなる。
次にファンユニット30、31の効果を説明する。室内機11が運転を開始すると、図5に示すように上風向板20aと下風向板20bが回動し、吸込口16から吸い込んで冷媒と熱交換して冷気または暖気となった空気を空調室Rに吹き出すとともに、ファンユニット30、31が水平線軸32回りで回動する。その際に補助吹出口37も上下に回動して補助吹出口37が向く方向が変位して補助吹出口37から吹き出される気流の向きは上下方向に偏向することができる。補助吹出口37の風向装置50はモータで変位して補助吹出口37から吹出される気流の向きを、水平方向に偏向させることができる。
たとえば冷房運転が設定されると、図10(a)に示すように本体ユニット12から熱交換されて風向板20で水平方向に吹き出された冷気CAは、室内空気よりも重いため徐々に下降する。その場合にファンユニット30、31を吹出口17よりも下方に向けて補助吸込口36から空気を吸い込み、補助吹出口37から下方に向けて吹き出す。補助吹出口37から吹き出された空気A1の流れにより、冷気CAは持ち上げられてすぐに下降せずに空調室Rに広く吹きわたるとともに、ユーザーには直接冷気が当たらないことで心地よい涼感を与えることができる。
また暖房運転が設定されると、図10(b)に示すように本体ユニット12から熱交換されて風向板20で下方方向に吹き出された暖気WAは、室内空気よりも軽いため徐々に上昇する。その場合にファンユニット30、31を吹出口17よりも上方に向けて補助吸込口36から空気を吸い込み、補助吹出口37から上方に向けて吹き出す。補助吹出口37から吹き出された空気A2の流れにより、暖気WAは押え込まれてすぐに上昇せずに空調室Rに広く吹きわたるとともに、ユーザーには足元が温まり心地よい暖感を得ることができる。
空気調和機が運転を停止すると、ファンユニット30、31は上方に回動して図1に示す運転停止位置に戻る。そして風向装置50の風向板51は閉じられる。この状態では本体ユニット12とファンユニット30、31の間の隙間S1はファンケースの上端部351と下端部352および風向板51に覆われることで視認されない。吸込グリル23とファンケース33は、連続した平面と見られることで美観にすぐれた意匠となる。
図13と図14に示す空気調和機の室内機11aのファンケース33は、第2ファンケース35の下端部352に連なるケース底面部355を有し、下端部352の端辺352aとケース底面部355の端辺355aが連続して本体ユニット12側に延出して重なり隙間S1を覆うものである。よって延出した端辺355aの幅と板厚に合わせ、前面パネル22のパネル底面部22cと側面カバー40の底面部40cは端辺355aを収める段部29を形成する。
また、側面カバー40の側壁部40aには、ファンユニット30が回動する際に本体ユニット12側に延出したケース底面部355の端辺355aの軌道に合わせ端辺355aが収容される溝部42が設けられている。溝部42は運転停止時には端辺355aで隠されるためユーザーNに視認されることはない。これにより隙間S1は下方からもユーザーNから視認されることがない。ファンケース35と風向板51がそれぞれ本体ユニット側に延出し本体ユニット12の上に重なり隙間S1を覆うことで、美観に優れ意匠性を向上させた空気調和機の室内機となる。
以上のように、本体ユニットと、本体ユニットの側面に隙間S1を設けて取り付けられたファンユニット30、31を有する空気調和機の室内機11において、ファンユニット30、31は、ファンケース33と風向板51を有し、ファンケース33と風向板51がそれぞれ本体ユニット12側に延出し本体ユニット12の前方に重なり隙間S1を覆うことで隙間S1を隠し、一体の室内機11に見えるようしたことで、美観に優れ意匠性を向上させた空気調和機の室内機となる。
また、移動する樹脂成型品の吸込グリル23と、吸込グリル23の下端面233を凹部223に収める前面パネル22との間の回動用隙間26を、吸込グリル23の下端面233の一部に下方に延出するリブ234を設け、このリブ234で回動用隙間26を覆うとともに下端面233とリブ234の前方下端部234aを繋ぐ凹状の弧面235を設けることで、回動用隙間26を目立たなくするとともに、樹脂成形品である吸込グリル23の表面237に発生するヒケも目立たなくさせることができる空気調和機の室内機となる。
11・11a:室内機、12:本体ユニット、17:吹出口
20:上下風向板
22:前面パネル、22a:パネル前面部、22b:パネル上面部、22c:パネル底面部、22d:側壁面、22e:突出部
23:吸込グリル、232:下部傾斜面、233:下端面、234:リブ、235:弧面、26:回動用隙間、27:手掛部
30・31:ファンユニット、33:ファンケース、34:第1ファンケース、35:第2ファンケース、351:上端部、351a:端辺、352:下端部、352a:端辺、353:上面部、355:ケース底面部、355a:端辺
36:補助吸込口、37:補助吹出口
40・41:側面カバー
50:風向装置、51:風向板、51a:端辺
R:空調室、S1・S2:隙間、N:ユーザー

Claims (2)

  1. 筐体を覆う前面パネルと、前記前面パネルの上面部に開閉可能に軸支され前記前面パネルの前面を覆う吸込グリルを備え、前記吸込グリルは前記吸込グリルの下端面が前記前面パネルに設けた凹部に収まるとともに、前記凹部と前記吸込グリルの下端面との間に前記吸込グリル回動用隙間を設けた空気調和機の室内機であって、
    前記吸込グリルは、前記下端面の一部に下方に延出するリブを設け、前記リブで前記回動用隙間を覆うとともに、前記下端面と前記リブの前方下端部を繋ぐ凹状の弧面を設けることを特徴とする空気調和機の室内機。
  2. 前記吸込グリルの前記下端面の両端部には、前記リブがさらに下方に延出して形成された手掛部を有し、前記弧面が前記手掛部となだらかに繋がることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室内機。
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