JP6786882B2 - 成形型、成形型の製造方法および包材の成形方法 - Google Patents
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Description
(1) シート材を、薬剤または加工食品を収納する複数の異なる形状の凹部を有する包装用の包材に成形する成形型であって、
前記包材は、前記薬剤または前記加工食品の形状に対する前記凹部の形状の適合性を調べるための試作品であり、
凹没して形成された複数のキャビティを有し、
前記複数のキャビティには、異なる形状のものが含まれており、
少なくとも前記キャビティが形成された部分が樹脂材料で構成されており、
前記キャビティの形状を前記シート材に転写して前記包材を得ることを特徴とする成形型。
(2) 前記複数のキャビティは、行列状に配置されており、行方向に同じ形状の前記キャビティが配置され、列方向に異なる形状の前記キャビティが配置されている上記(1)に記載の成形型。
(3) 前記複数のキャビティの平面視での形状には、円と、長円または楕円とが含まれている上記(2)に記載の成形型。
前記樹脂材料は、前記加熱が施された前記シート材で軟化しないものである上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の成形型。
前記成形型となる、前記キャビティが形成される以前の母材を準備する工程と、
切削加工によって前記母材に前記キャビティを形成する工程とを有することを特徴とする成形型の製造方法。
前記包材は、前記薬剤または前記加工食品の形状に対する前記凹部の形状の適合性を調べるための試作品であり、
前記キャビティ上に前記シート材を載置する工程と、
前記キャビティ上の前記シート材に前記キャビティの形状を転写する工程とを有することを特徴とする包材の成形方法。
まず、成形型1について説明する前に、薬剤である錠剤TAが包材9で包装された包装体10について説明する。
図6〜図8に示すように、成形型1は、包材9の母材であるシート材9’を包材9に成形するものである。そして、得られた包材9は、前述したように試作品として用いられる。
図3に示すように、第1工程は、3D−CAD(Computer-Aided Design)システム100を用いて、成形型1を設計する工程である。
図4に示すように、第2工程は、成形型1となる母材1’を準備して、当該母材1’を工作機械200に固定する工程である。
工作機械200には、エンドミル201が予め装着されている。
図5に示すように、第3工程は、第1工程で得られた成形型1のキャビティ3のデータに基づいて、母材1’の上面21にキャビティ3を形成する工程である。この工程では、工作機械200に固定された母材1’に、エンドミル201で切削加工によって全てのキャビティ3を形成することができる。なお、エンドミル201は、太さ等が異なる複数種のものが用意されており、キャビティ3の大きさや形状に応じて交換されるのが好ましい。
図6に示すように、第1工程は、前述した製造方法で得られた成形型1を用意し、当該成形型1の上面21にシート材9’を載置する工程である。なお、シート材9’は、各キャビティ3を一括して覆うことができる程度の大きさを十分に有している。
図7に示すように、第2工程は、各キャビティ3上のシート材9’に当該各キャビティ3の形状を転写する工程である。この工程は、シート材9’が軟化する軟化点で加熱可能な雰囲気下で行なわれる。これにより、シート材9’が確実に軟化することとなる。そして、この軟化状態でポンプ12を作動させる。このポンプ12の作動により、シート材9’の各キャビティ3に臨んだ部分には、吸引力Fが作用する。これにより、シート材9’は、各キャビティ3の形状が転写されて、包材9となる。
図8に示すように、第3工程は、成形型1から包材9を離型する工程である。これにより、包材9を得る。なお、この工程は、成形型1および包材9がそれぞれ十分に冷めてから行なわれるのが好ましい。
図9に示すように、第1工程は、前述した成形方法で得られた包材9を用意し、当該包材9の各凹部91に錠剤TAを収納する工程である。
図10に示すように、第2工程は、各凹部91に錠剤TAが収納された状態で、当該各凹部91をシート材11で封止する工程である。この封止は、包材9とシート材11とを接着剤を介して接合することにより行なわれる。
以上のような工程を経ることにより、包装体10が得られる。
また、成形型は、包装用装置にセットして試験的な包装にも用いることもできる。
1’ 母材
21 上面
22 下面
3 キャビティ
3a 第1キャビティ
3b 第2キャビティ
3c 第3キャビティ
3d 第4キャビティ
3e 第5キャビティ
3f 第6キャビティ
3g 第7キャビティ
3h 第8キャビティ
31 底部
4 排出孔
9 包材
9’ シート材
91 凹部
91a 第1凹部
91b 第2凹部
91c 第3凹部
91d 第4凹部
91e 第5凹部
91f 第6凹部
91g 第7凹部
91h 第8凹部
10 包装体
11 シート材
12 ポンプ
13 配管
TA 錠剤
100 3D−CAD(Computer-Aided Design)システム
200 工作機械
201 エンドミル
F 吸引力
Claims (9)
- シート材を、薬剤または加工食品を収納する複数の異なる形状の凹部を有する包装用の包材に成形する成形型であって、
前記包材は、前記薬剤または前記加工食品の形状に対する前記凹部の形状の適合性を調べるための試作品であり、
凹没して形成された複数のキャビティを有し、
前記複数のキャビティには、異なる形状のものが含まれており、
少なくとも前記キャビティが形成された部分が樹脂材料で構成されており、
前記キャビティの形状を前記シート材に転写して前記包材を得ることを特徴とする成形型。 - 前記複数のキャビティは、行列状に配置されており、行方向に同じ形状の前記キャビティが配置され、列方向に異なる形状の前記キャビティが配置されている請求項1に記載の成形型。
- 前記複数のキャビティの平面視での形状には、円と、長円または楕円とが含まれている請求項2に記載の成形型。
- 前記キャビティの底部の中央部に連通し、前記キャビティの形状を前記シート材に転写するときに前記キャビティ内の空気を排出する排出孔を有する請求項1ないし3のいずれか1項に記載の成形型。
- 前記樹脂材料は、前記シート材よりも軟化点が高い材料である請求項1ないし4のいずれか1項に記載の成形型。
- 前記シート材は、前記包材に成形されるのに先行して加熱が施されるものであり、
前記樹脂材料は、前記加熱が施された前記シート材で軟化しないものである請求項1ないし5のいずれか1項に記載の成形型。 - 前記樹脂材料は、ウレタン系樹脂である請求項1ないし6のいずれか1項に記載の成形型。
- 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の成形型を製造する方法であって、
前記成形型となる、前記キャビティが形成される以前の母材を準備する工程と、
切削加工によって前記母材に前記キャビティを形成する工程とを有することを特徴とする成形型の製造方法。 - 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の成形型を用いて、シート材を、薬剤または加工食品を収納する複数の異なる形状の凹部を有する包装用の包材に成形する方法であって、
前記包材は、前記薬剤または前記加工食品の形状に対する前記凹部の形状の適合性を調べるための試作品であり、
前記キャビティ上に前記シート材を載置する工程と、
前記キャビティ上の前記シート材に前記キャビティの形状を転写する工程とを有することを特徴とする包材の成形方法。
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JP2016108235A JP6786882B2 (ja) | 2016-05-31 | 2016-05-31 | 成形型、成形型の製造方法および包材の成形方法 |
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