JP6786540B2 - 無線通信装置および無線通信方法 - Google Patents

無線通信装置および無線通信方法 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、無線通信装置および無線通信方法に関する。
関連技術において、中継局は、前段の中継局から受信した信号のうち受信特性の優れたサブキャリア信号を、送信特性の優れたサブキャリアに割り当てることにより、次段の中継局に転送する。しかしながら、受信特性の悪い信号は、送信特性の悪いサブキャリアに割り当てられるため、信号全体の伝送特性が劣化する問題がある。また、自局から新規に送信する信号がある場合に、前段の中継局から受信した信号と、自局から新規に送信する信号とをサブキャリアにどのように割り当てるかの方法については何ら開示されていない。
特許第4474388号
本発明の実施形態は、複数の無線通信装置によって信号の中継する場合に、全体の伝送特性を向上させることを可能にする無線通信装置および無線通信方法を提供する。
本発明の実施形態としての無線通信装置は、第1無線通信装置から第1信号を受信する受信部と、複数の通信リソースの品質を測定する測定部と、前記複数の通信リソースの前記品質に基づいて、前記第1信号を第1品質の通信リソースに割り当て、第2信号を前記第1品質よりも低い第2品質の通信リソースに割り当てる割当部と、前記第1信号および前記第2信号を、前記第1信号および前記第2信号を割り当てられた前記通信リソースを用いて、第2無線通信装置に同時に送信する送信部と、を備える。
本発明実施形態に係る無線中継システムのブロック図。 第1の実施形態に係る無線通信装置である無線中継装置の概略構成の一例のブロック図。 図2の無線中継装置が送受信するフレームフォーマットの一例。 無線中継装置から他の無線中継装置への上り伝送方向への送信チャネル情報の一例を示した図。 第1の実施形態に係る、サブキャリアを割り当てる処理の一例を示した図。 第1の実施形態に係る無線中継装置の動作のフローチャート。 第2の実施形態に係る無線通信装置である無線中継装置の概略構成の一例のブロック図。 第1転送回数情報の一例を示す図。 第2の実施形態に係る、サブキャリアを割り当てる処理の一例を示した図。 更新された第1転送回数情報の例を示す図。 第3の実施形態に係る無線通信装置である無線中継装置の概略構成の一例のブロック図。 4台の無線中継装置によりデータ信号を順次中継する構成の一例を示すブロック図。 第3の実施形態に係るサブキャリアを割り当てる処理の一例を示す図。 第2転送回数情報の例を示す図。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の実施形態に係る無線中継システムの一例を示す。下流側から上流側に向けて、無線通信装置である無線中継装置1a、1b、1cが順次配置されている。無線中継装置1bは、無線中継装置1a、1cの間に位置し、無線中継装置1a、1c間で双方向に信号を伝送する。下流から上流への伝送方向は上り伝送方向6であり、上流から下流側への伝送方向は下り伝送方向7である。無線中継装置1aの下流側に、さらに1つ以上の無線中継装置が配置されていてもよい。
無線中継装置1aは無線基地局2aと接続されており、無線基地局2aは無線端末局3aと双方向に信号を伝送する。無線基地局2aは無線端末局3aからの上り信号を受信し、受信した信号を復調する。復調した信号は無線中継装置1aに入力される。無線中継装置1aは入力された信号を変調し、変調した信号を無線中継装置1bに伝送する。この伝送方向は上り伝送方向6である。
無線中継装置1bは無線基地局2bと接続されており、無線基地局2bは無線端末局3bと双方向に信号を伝送する。無線基地局2bは無線端末局3bからの上り信号を受信し、受信した信号を復調する。復調した信号は無線中継装置1bに入力される。無線中継装置1bは入力された信号を変調し、変調した信号を無線中継装置1aから受信した信号と多重し、多重化された信号を無線中継装置1cに伝送する。この伝送方向は上り伝送方向6である。
無線中継装置1cは無線中継装置1bから受信した信号を復調し、復調した信号を無線制御局4に出力する。無線制御局4はコアネットワーク5に接続されており、無線中継装置1cから入力された信号をコアネットワーク5に出力する。コアネットワーク5はインターネット等の広域ネットワークでもよいし、ローカルエリアネットワークでもよい。また、コアネットワーク5は、有線ネットワークでも無線ネットワークでもこれらの混合でもよい。
一方、無線制御局4は、コアネットワーク5から入力された信号を無線中継装置1cに出力する。無線中継装置1cは無線制御局4から入力された信号を変調し、変調した信号を無線中継装置1bに送信する。この伝送は下り伝送方向7である。
無線中継装置1bは無線中継装置1cから受信した信号の制御情報から無線中継装置1b宛の信号を特定し、特定した信号を復調する。無線中継装置1bは復調した信号を無線基地局2bに出力する。無線基地局2bは無線中継装置1bから入力された信号を変調し、変調した信号を無線端末局3bに送信する。
無線中継装置1bは無線中継装置1cから受信した信号のうち、無線中継装置1b宛の信号を除いた信号を無線中継装置1aに送信する。この伝送は下り伝送方向7である。
無線中継装置1aは、無線中継装置1bから受信した信号の制御情報から無線中継装置1a宛の信号を特定し、特定した信号を復調する。無線中継装置1aは復調した信号を無線基地局2aに出力する。無線基地局2aは無線中継装置1aから入力された信号を変調し、変調した信号を無線端末局3aに送信する。
図2は、本発明の実施形態に係る無線通信装置である無線中継装置1bの概略構成の一例を示すブロック図である。図2の無線中継装置1bは、電波を受信する1本もしくは複数本のアンテナ10、受信部11、受信チャネル推定部(測定部)12、チャネル補正部(周波数領域等化部)13、変調部14、多重部15、サブキャリア割当部(割当部)16、送信チャネル推定部(測定部)17、送信部18、電波を放射する1本もしくは複数本のアンテナ19を備えている。
各部11〜18の全部又は一部は、CPU等のプロセッサにプログラムを実行させることによりソフトウェアで実現してもよいし、専用のハードウェア回路又はプログラム可能な回路によって実現してもよいし、これらの両方によって実現してもよい。また無線中継装置1bは、データまたは情報を記憶する記憶装置を備えていてもよい。記憶装置は、例えばNANDフラッシュメモリ、NORフラッシュメモリ、MRAM、ReRAM、ハードディスク、光ディスクなどの不揮発記憶デバイス又はDRAMなどの記憶デバイスのいずれか又はそれらの組み合わせから構成される。
図3は、無線中継装置1bが受信するフレームの一例である。ここでは、一例として8本のサブキャリア(周波数チャネル)を用いて伝送を行う場合のフレームフォーマットを用いている。サブキャリアは周波数多重通信に用いる通信リソースに対応する。図3のフレームは、プリアンブル20と制御部21とデータ部22〜25とを備える。プリアンブル20は、8本のサブキャリアを含む周波数帯域を有し、時間同期および周波数同期を行うためのビットパターンと、チャネル推定を行うための既知信号とを含む。既知信号は各サブキャリアに割り当てられている。制御部21は、制御情報の信号を含み、8本のサブキャリアを含む周波数帯域に割り当てられている。データ部22〜25は、伝送されるデータの信号(データ信号)を含み、4本のサブキャリアに割り当てられている。制御情報は、一例として、各データ信号の宛先となる無線中継装置のアドレスまたは識別情報を含む。
以降では、以下のシナリオを想定して説明を行う。すなわち、無線中継装置1bが、図3のフレームに従って、無線中継装置1aから本のサブキャリアに割り当てられたデータ部22、23、24、25の信号(データ信号)を受信する。無線中継装置1bは、受信した4本のサブキャリアに割り当てられていたデータ信号を、無線基地局2bから入力された4本のサブキャリア分のデータ信号と周波数多重して、無線中継装置1cに伝送する。以下、説明を続ける。
受信部11は、アンテナ10を介して無線中継装置1aから送信される図3のフレームの信号を受信し、受信した信号を発振器を用いて、無線周波数から中間周波数のベースバンド信号に変換する。受信部11は、プリアンブル20に基づき時間同期および周波数同期を行う。また、制御部21の信号を復調して、制御情報を取得する。なお、各データ信号は復調される必要はない。
受信チャネル推定部12は、受信したフレームのプリアンブル20に含まれる各サブキャリアの既知信号に基づき、チャネル推定を行う。つまり、各サブキャリアのチャネル状態(品質)を測定する。これにより、各サブキャリアのチャネル状態を表す受信チャネル情報を取得する。図3の例では、8本の各サブキャリアの受信チャネル情報が取得される。受信チャネル情報は、無線中継装置1aから自装置1bへの各サブキャリアの伝搬路応答を表す。受信チャネル情報は、一例として、各サブキャリアの振幅変動量及び位相回転量を含む。
チャネル補正部13は、受信したフレームの各データ信号について、データ信号が割り当てられていたサブキャリアの受信チャネル情報を使用して、チャネル補正(周波数領域等化)を行う。具体的には、受信チャネル情報の逆特性をデータ信号に乗じることで、チャネル補正を行う。
変調部14は、入力端子T1を介して無線基地局2bからの信号を受信する。当該信号は、一例として、コアネットワーク5へ送信するデータを含む。変調部14は、受信した信号を変調し、変調信号(データ信号)を得る。入力端子T1は、有線インタフェースの一例であり、有線で信号を受信できる限り、端子以外の構成の有線インタフェースを用いてもよい。例えば、有線LAN等の有線ネットワーク、PCI Express、UART、SPI、シリアルポートなどでもよい。変調部14は、入力端子T1から入力された信号を変調する以外に、無線中継装置1b内で生成したデータを変調してもよい。例えば、無線中継装置1bがコアネットワーク5に送信するデータがある場合、送信するデータを生成し、変調部14がこのデータを変調する。
送信チャネル推定部17は、無線中継装置1bから無線中継装置1cへの上り伝送方向において各サブキャリアのチャネル推定を行う。つまり、各サブキャリアのチャネル状態(品質)を測定する。これにより、各サブキャリアの上り伝送方向のチャネル状態を表す情報(送信チャネル情報)を取得する。送信チャネル情報は、無線中継装置1bから無線中継装置1cへの各サブキャリアの伝搬路応答を表す。送信チャネル情報は、各サブキャリアの振幅変動量及び位相回転量を含む。サブキャリアの振幅減衰量が小さい場合、すなわち、当該サブキャリアの電力が高い場合、サブキャリアが伝搬路で受けるフェージング等の影響が少なく、サブキャリアの品質が高いことを意味する。
上り伝送方向のチャネル推定は、一例として、伝搬路の対称性を仮定して、無線中継装置1cから無線中継装置1bの受信チャネル状態を取得し、取得した受信チャネル状態を送信チャネル状態と見なしてもよい。受信チャネル状態は、受信チャネル推定部12で行ったのと同様に、無線中継装置1cから下り伝送方向で受信するフレームのプリアンブルを用いて測定できる(なお、下り伝送方向でフレームを受信する実施形態は、後に第3の実施形態として示す。)あるいは、無線中継装置1cが、無線中継装置1bから無線中継装置1cへの受信チャネル情報を取得し、取得した受信チャネル情報を、無線中継装置1bにフィードバックしてもよい。無線中継装置1bは、受信した受信チャネル情報を、送信チャネル情報として用いる。
上り伝送方向のチャネル推定を行うタイミングは任意でよい。受信部11でフレームを受信する前に行ってもよいし、フレームを受信後、中継用のフレームを送信する前に行ってもよい。なお、上り伝送方向の伝送と、下り伝送方向の伝送は時分割で行われてもよいし、それぞれ異なる周波数帯域を利用して、同時に行われてもかまわない。それ以外の方式でもよい。
図4は、無線中継装置1bから無線中継装置1cへの各サブキャリアのチャネル状態の例を表す。横軸は周波数、縦軸は電力である。横軸に沿って、8本のサブキャリア(sb)であるサブキャリアsb1、サブキャリアsb2、サブキャリアsb3、サブキャリアsb4、サブキャリアsb5、サブキャリアsb6、サブキャリアsb7、サブキャリアsb8が示されている。各サブキャリアは縦線で区切られた区間の周波数帯域を有する。グラフは、既知信号が割り当てられたサブキャリア毎の電力の大きさを示している。電力が大きいほど、フェージング等の影響が少なく、振幅変動が少なかったサブキャリアであり、従って、高品質なサブキャリアである。
サブキャリア割当部16は、送信チャネル情報と、無線中継装置1aから受信したデータ信号が割り当てられていたサブキャリア数と、変調部14から入力された変調信号(データ信号)を割り当てるサブキャリア数とに基づいて、無線中継装置1aから受信したデータ信号を無線中継装置1cに送信するために使用するサブキャリアと、変調信号を無線中継装置1cに送信するために使用するサブキャリアとの割り当てを行う。変調信号を割り当てるサブキャリア数は、変調信号のデータサイズによって決めてもよいし、予め設定値として決められていてもよいし、無線基地局2bから通知されてもよいし、その他の方法で決めてもよい。サブキャリア割当部16は、サブキャリア割り当ての結果、どのデータ信号をどのサブキャリアに割り当て、どの変調信号をどのサブキャリアに割り当てるかを示したサブキャリア割当情報を生成する。
図5は、サブキャリア割当部16がデータ信号および変調信号にサブキャリアを割り当てる処理の一例を示す。サブキャリア割当部16は8本のサブキャリアのうち相対的に電力が大きい(すなわち送信チャネル情報の振幅変動量が小さい)4本のサブキャリアsb1、sb2、sb3、sb8を、無線中継装置1aから受信したデータ信号を無線中継装置1cに伝送するためのサブキャリアとして決定する。また、サブキャリア割当部16は、8本のサブキャリアのうち相対的に電力が小さい(すなわち送信チャネル情報の振幅変動量が大きい)4本のサブキャリアsb4、sb5、sb6、sb7を変調部14から入力された変調信号を無線中継装置1cに伝送するためのサブキャリアとして決定する。
図5の例ではデータ中継用に、相対的に電力が大きい4本のサブキャリアを選択したが、変形例として、送信チャネル情報における電力がしきい値Th1より大きい4本のサブキャリアを選択してもよい。変調信号は、残りのサブキャリアから割り当てるサブキャリアを選択する。図の例では、電力がしきい値より大きい4本のサブキャリアは、結果的に、上記の相対的に電力が大きい4本のサブキャリアと一致するが、これに限定されるものではない。
多重部15は、サブキャリア割当部16が生成したサブキャリア割当情報に基づいて、無線中継装置1aから受信したデータ信号と、変調部14から入力された変調信号と、を多重し、多重信号を生成する。多重信号にプリアンブルと制御部とを付加して、フレームを生成する。制御部には、送信先となる無線通信装置1cのアドレスまたは識別情報を含めてもよい。また、制御部に、自装置のアドレスまたは識別情報を含めてもよい。その他、制御部には、無線通信装置1cの受信に必要な任意の制御情報を含める。
送信部18は、多重部15で生成されたフレームに対して、逆フーリエ変換、ガードインターバル付加、フィルタリング、デジタル/アナログ変換、周波数変換(アップコンバート)、電力増幅等の送信処理を行う。送信部18は送信処理により生成された信号を、アンテナ19を介して送信する。これにより、無線中継装置1aから受信したデータ信号と、変調部14から入力された変調信号とが同時に送信される。
図6は、本実施形態に係る無線中継装置1bの動作のフローチャートである。本フローチャートのステップは動作に矛盾が発生しない限り、順序を入れ替えることも可能である。
受信部11は、アンテナ10を介して、無線通信装置1aからフレームを受信する(S11)。
受信チャネル推定部12は、受信したフレームのプリアンブルに基づき各サブキャリアのチャネル状態(伝搬路応答)を測定し、受信チャネル情報を得る(S12)。各サブキャリアのチャネル状態(伝搬路応答)は、各サブキャリアの品質に対応する。
チャネル補正部13は、受信チャネル情報に基づき、受信したフレームの各サブキャリアのデータ信号(第1信号)をチャネル補正(周波数領域等化)する(S13)。
変調部14は、入力端子(有線インタフェース)T1から入力される信号を変調し、変調信号(データ信号)を得る(S14)。
送信チャネル推定部17は、上り伝送方向への送信で用いる複数のサブチャネルのチャネル状態(伝搬路応答)を測定し、送信チャネル情報を得る(S15)。
サブキャリア割当部16は、送信チャネル情報における各サブチャネルのチャネル状態(伝搬路応答)に基づき、チャネル補正後のデータ信号を、電力の高い(品質の高い)サブチャネルに割り当て、変調信号(データ信号)をこれより電力の低い(品質の低い)サブチャネルに割り当てる(S16)。
多重部15は、サブキャリア割当部16の割り当て結果に基づき、チャネル補正後のデータ信号および変調信号をそれぞれサブキャリアに割り当て多重信号を生成する(S17)。多重信号に、プリアンブルおよび制御部を付加してフレームを生成する(同S17)。
送信部18は、アンテナ19を介して、生成されたフレームを、無線中継装置1cに送信する(S18)。これにより、データ信号および変調信号は、それぞれ割り当てられたサブチャネルを用いて、無線中継装置1cに同時に送信される。
本実施形態によれば、フェージング等による歪や雑音の影響を受けた受信信号を特性の良い(品質の高い)サブキャリアに割り当てて中継することにより、前段の無線中継装置から受信して中継する信号と、自装置から新規に送信する信号との全体の伝送特性が向上する。
(第2の実施形態)
図7は、第2の実施形態に係る無線通信装置である無線中継装置1bの概略構成の一例を示すブロック図である。図2のブロック図に、第1転送回数取得部50が追加されている。第1転送回数取得部50は、CPU等のプロセッサにプログラムを実行させることによりソフトウェアで実現してもよいし、専用のハードウェア回路又はプログラム可能な回路によって実現してもよいし、これらの両方によって実現してもよい。
本実施形態では、送信されるフレームの制御部21(図3参照)に、第1転送回数情報(第1情報)が含まれる。第1転送回数情報は、無線中継装置1aから受信されたデータ信号が自装置で受信されるまでに何回転送されたかを表す情報である。例えば無線中継装置1aよりも下流に他の無線中継装置が存在しないと仮定した場合、無線中継装置1bが無線中継装置1aから受信したデータ信号の転送回数は1である。なお、転送は、前段の無線中継装置から受信したデータ信号を次段の無線中継装置に送信(中継)する動作と、自装置から新規にデータ信号を送信する動作とのいずれの場合も含む。第1転送回数取得部50は、受信部11で受信されたフレームの制御部21の信号を復調して第1転送回数情報を取得する。
図8は、受信部11で受信されたフレームの制御部21に含まれる第1転送回数情報の一例を示す。ここでは、図1の無線中継装置1aの下流側に、複数の無線中継装置が配置されているとする。
サブキャリアsb1で受信されたデータ信号の転送回数は3回である。すなわち、無線中継装置1aの2段前の無線中継装置から新規に送信されたデータ信号が、無線中継装置1aの1段前の無線中継装置と、無線中継装置1aとによる2回の中継を経て、無線中継装置1bで受信されている。サブキャリアsb2で受信されたデータ信号の転送回数は3回である。サブキャリアsb3にはデータ信号が割り当てられていない。サブキャリアsb4で受信されたデータ信号の転送回数は2回である。サブキャリアsb5にはデータ信号が割り当てられていない。サブキャリアsb6で受信されたデータ信号の転送回数は1回である。サブキャリアsb7で受信されたデータ信号の転送回数は1回である。サブキャリアsb8で受信されたデータ信号の転送回数は2回である。
図9は、図7の無線中継装置1bのサブキャリア割当部16が、第1転送回数情報を用いてデータ信号をサブキャリアに割り当てる例を示す。
サブキャリア割当部16は、8本のサブキャリア(sb)のうち相対的に最も電力が大きい2本のサブキャリアsb1、sb2を、最も転送回数が多い3回転送されたデータ信号の伝送に用いるサブキャリアとして決定する。次に8本のサブキャリアのうち次に電力が大きい2本のサブキャリアsb3、sb8を、2番目に転送回数が多い2回転送されたデータ信号の伝送に用いるサブキャリアとして決定する。さらに8本のサブキャリアのうちさらに次に電力が大きい2本のサブキャリアsb4、sb7を、1回転送されたデータ信号の伝送に用いるサブキャリアとして決定する。最後に8本のサブキャリアのうちさらにその次に電力が大きい2本のサブキャリアsb5、sb6を、変調部14が生成した変調信号の伝送に用いるサブキャリアとして決定する。サブキャリア割当部16は、これらのサブキャリア割り当てを示すサブキャリア割当情報を生成する。
図9の例では、転送回数が大きいデータ信号ほど、電力が大きい(振幅減衰が少ない)サブキャリアを優先的に選択したが、変形例として、転送回数の大きさの順序に大きなしきい値を設定し、しきい値以上の電力を有するサブキャリアを選択するようにしてもよい。例えば、図9に示すように、転送回数が3回のデータ信号に対して、3つの閾値Th2、Th3、Th4のうち、最も大きいしきい値Th2を選択し、選択したしきい値Th2以上の電力のサブキャリアを選択する。転送回数の2回の信号に対しては、2番目に大きいしきい値Th3を選択し、しきい値Th3以上の電力のサブキャリアを選択する。転送回数が2回の信号に対しては、3番目に大きいしきい値Th4を選択し、しきい値Th4以上の電力のサブキャリアを選択する。この例では、割り当て結果は、上記の例の場合と同様になるが、これに限定されるものではない。しきい値Th2、Th3、Th4のうちの2つまたは3つが同じ値でもよい。
多重部15は、サブキャリア割当部16のサブキャリア割当情報に基づいて各サブキャリアへの信号(無線中継装置1aから受信したデータ信号と、変調部14から入力された変調信号)の割り当てを行うことにより、多重信号を生成する。また、多重部15は、第1転送回数取得部50で取得された第1転送回数情報を更新する。図9の例のようにサブキャリア割り当てを行った場合、更新後の第1転送回数情報は、図10のようになる。無線中継装置1aから転送された各データ信号の転送回数は、図8で示した転送回数に対して1インクリメントされたものとなる。新規に送信する信号(変調部14が生成した変調信号)の転送回数は1とされる。多重部15は、更新された第1転送回数情報を含む制御部を生成する。多重部15は、多重信号に、プリアンブルと、当該制御部とを付加して、フレームを生成する。
送信部18は、多重部15で生成されたフレームに対して、逆フーリエ変換、ガードインターバル付加、フィルタリング、デジタル/アナログ変換、周波数変換、電力増幅等の送信処理を行う。送信部18は送信処理により生成した信号を、アンテナ19を介して送信する。
本実施形態によれば、歪や雑音の影響を大きく受けたデータ信号ほどより特性の良い(品質の高い)サブキャリアに割り当てて中継することにより、全体の伝送特性を向上させることができる。
(第3の実施形態)
第1および第2の実施形態では、無線中継装置1bが上り伝送方向に中継を行う場合の構成および動作を説明した。第3の実施形態では、無線中継装置1bが下り伝送方向に中継を行う場合の構成および動作を説明する。
図11は、第3の実施形態に係る無線通信装置である無線中継装置1bの概略構成の一例を示すブロック図である。無線中継装置1bは、下り伝送方向にデータ信号を転送する。無線中継装置1bは、1本もしくは複数本のアンテナ100、受信部101、受信チャネル推定部102、第2転送回数取得部103、チャネル補正部104、復調部105、再マッピング部106、サブキャリア割当部107、送信チャネル推定部108、送信部109、および1本もしくは複数本のアンテナ110を備えている。無線中継装置1bが、図11の構成と、図2または図7の構成との両方を同時に備えることで、上り伝送方向の中継と下り伝送方向の両方の中継を行う形態も可能である。
受信部101は、アンテナ100を介して、無線中継装置1cから送信されるフレームの信号を受信し、受信した信号の受信処理を行う。受信処理は、時間同期や周波数同期、制御信号の復調を含む。
受信チャネル推定部102は、受信した信号のフレームのプリアンブルに含まれる既知信号に基づき、各サブキャリアについてチャネル推定を行い、各サブキャリアの受信チャネル情報を取得する。この動作は、第1の実施形態と同様であるため、詳細な説明は省略する。
第2転送回数取得部103は、受信したフレームの制御部21に含まれる第2転送回数情報(第2情報)を、受信部101における復調結果から取得する。本実施形態の第2転送回数情報は、各サブキャリアで受信されたデータ信号を最終宛先の無線中継装置まで転送するのに必要な転送回数を示す。
チャネル補正部104は、受信チャネル推定部102で取得された受信チャネル情報を用いて、受信したデータ信号のチャネル補正を行う。この動作の詳細は第1の実施形態と同様である。チャネル補正部104は、チャネル補正後のデータ信号のうち、自装置宛のデータ信号を復調部105に提供する。自装置宛以外のデータ信号を、再マッピング部106に提供する。
復調部105は、チャネル補正部104から提供された自装置宛のデータ信号を復調し、復調したデータ信号を、出力端子T2から出力する。出力されたデータ信号は、無線基地局2bに入力される。
送信チャネル推定部108は、無線中継装置1bから無線中継装置1aへの下り伝送方向における各サブキャリアのチャネル推定を行う。これにより、下り伝送方向における各サブキャリアのチャネル情報(送信チャネル情報)を取得する。
サブキャリア割当部107は、無線中継装置1cから受信したデータ信号のうち自装置宛以外のデータ信号を無線中継装置1aに中継するために使用するサブキャリアの割り当てを行う。このために、サブキャリア割当部107は、送信チャネル推定部108により取得された送信チャネル情報と、無線中継装置1cから受信したデータ信号のうち自装置以外宛のデータ信号が割り当てられていたサブキャリア数と、第2転送回数情報とを用いる。サブキャリア割当部107は、どのデータ信号をどのサブキャリアに割り当てるかを示したサブキャリア割当情報を生成する。以下、本実施形態に係るサブキャリアの割り当ての詳細な動作例については後述する。
再マッピング部106は、サブキャリア割当部107が生成したサブキャリア割当情報に基づいて、チャネル補正部104から提供されたチャネル補正後のデータ信号を、サブキャリアへマッピングすることにより、これらのデータ信号が多重化された多重信号を生成する。再マッピング部106は、生成した多重信号に、プリアンブルおよび制御部を付加して、フレームとする。
フレームに制御部を付加する際、再マッピング部106は、上記第2転送回数情報を更新し、更新した第2転送回数情報を制御部に含める。更新は、例えば以下のようにして行う。2つの方法を示す。
(第1の方法)上記サブキャリア割り当てに基づき、無線中継装置1cから受信した他の中継装置宛の各データ信号が、中継の際にどのサブキャリアに割り当てられたかを特定する。特定したサブキャリアに割り当てられたデータ信号の転送回数として、上記取得した第2転送回数情報が示す転送回数から1減算した値を設定する。この方法を用いる場合、各無線中継装置で新規に下り伝送方向へ伝送するデータ信号が発生する場合にも対応可能である。
(第2の方法)上記特定したサブキャリアに割り当てられたデータ信号の転送回数として、上記第2転送回数情報が示す転送回数と同じ値を設定する。この方法の場合、各無線中継装置で新規の下り伝送方向へ伝送するデータ信号が発生しないことを前提とする。この方法を用いた場合、最初に転送を開始した無線中継装置の後段の他の無線中継装置では、実際に必要な残りの転送回数が、第2転送回数情報が示す回数に一致しないが、データ信号間で転送回数の相対的な大小関係は変わらないため、第1の方法の場合と同じ割り当て結果が得られる。
送信部109は、生成されたフレームの信号に、逆フーリエ変換、ガードインターバル付加、フィルタリング、デジタル/アナログ変換、周波数変換、電力増幅等の送信処理を行う。送信部109は、送信処理により生成した信号を、アンテナ110を介して送信する。
図12は、無線中継装置1dから無線中継装置1e、無線中継装置1f、無線中継装置1gを経由して、無線中継装置1hまでデータ信号を転送する場合の概略構成を示す。無線基地局および無線端末局の表記は省略している。無線中継装置1dから無線中継装置1hまで最大で4回の転送が行われる。無線中継装置1dは、図示しない無線制御局4から各無線中継装置宛のデータ信号を受信しており、これらのデータ信号のサブキャリア割り当てを行う状況を想定する。
図13は、サブキャリア割当部107によるサブキャリアの割り当ての一例を示す。サブキャリア割当部107は8本のサブキャリア(sb)のうち相対的に最も電力が大きい2本のサブキャリアsb1、sb2を、無線中継装置1h宛のデータ信号を伝送するサブキャリアとして決定する。前提として、無線中継装置1h宛のデータ信号を伝送するサブキャリア本数は2本である。自装置(無線通信装置)1dから無線中継装置1hまでの必要な転送回数は、最大回数である4回である。
また、8本のサブキャリアのうち、サブキャリアsb1、sb2の次に電力が大きい2本のサブキャリアsb3、sb8を、無線中継装置1g宛のデータ信号を伝送するサブキャリアとして決定する。前提として、無線中継装置1g宛のデータ信号を伝送するサブキャリア本数は2本である。無線通信装置1dから無線中継装置1gまでに必要な転送回数は、3回である。
さらに8本のサブキャリアのうち、サブキャリアsb1、sb2、sb3、sb8の次に電力が大きい2本のサブキャリアsb4、sb7を、無線中継装置1f宛のデータ信号を伝送するサブキャリアとして決定する。前提として、無線中継装置1f宛のデータ信号を伝送するサブキャリア本数は2本である。無線通信装置1dから無線中継装置1fまでに必要な転送回数は、2回である。
最後に8本のサブキャリアのうち、サブキャリアsb1、sb2、sb3、sb8、sb4、sb7の次に電力が大きい2本のサブキャリアsb5、sb6を無線中継装置1e宛のデータ信号を伝送するサブキャリアとして決定する。前提として、無線中継装置1e宛のデータ信号を伝送するサブキャリア本数は2本である。無線通信装置1dから無線中継装置1eまでに必要な転送回数は、1回である。
図13の例のようにしてサブキャリア割り当てを行った場合に生成される第2転送回数情報の例を図14に示す。無線中継装置1dの再マッピング部106は、図14の第2転送回数情報の信号を含む制御部を生成する。サブキャリアsb1、sb2には、必要な転送回数が4回の無線中継装置1h宛のデータ信号が割り当てられるため、サブキャリアsb1、sb2の転送回数は4である。同様に、サブキャリアsb3、sb8には、必要な転送回数が3回の無線中継装置1g宛のデータ信号が割り当てられるため、サブキャリアsb3、sb8の転送回数は3である。サブキャリアsb4、sb7には、必要な転送回数が2回の無線中継装置1f宛のデータ信号が割り当てられるため、サブキャリアsb4、sb7の転送回数は2である。サブキャリアsb5、sb6には、必要な転送回数が1回の無線中継装置1e宛のデータ信号が割り当てられるため、サブキャリアsb5、sb6の転送回数は1である。
上記の例では、最終宛先の無線中継装置までに必要な転送回数が大きい信号ほど、電力が大きい(振幅減衰が小さい)サブキャリアを優先的に選択したが、変形例として、転送回数の大きさの順序に応じたしきい値を設定し、しきい値以上の電力を有するサブキャリアを選択することも可能である。例えば、図13に示すように、必要な転送回数が4回のデータ信号に対しては、予め用意した3つの閾値Th5、Th6、Th7のうち、最も大きいしきい値Th5を選択し、しきい値Th5以上の電力のサブキャリアを選択する。必要な転送回数が3回の信号に対しては、2番目に大きいしきい値Th6を選択し、しきい値Th6以上の電力のサブキャリアを選択する。必要な転送回数が2回のデータ信号に対しては、3番目に大きいしきい値Th7を選択し、しきい値Th7以上の電力のサブキャリアを用いる。結果として、各データ信号が割り当てられるサブキャリアは上記の例と同様になるが、これに限られない。しきい値Th5、Th6、Th7のうちの2つまたは3つが同じ値でもよい。
本実施形態では第2転送回数情報によりデータ信号を最終宛先まで転送するのに必要な転送回数を把握したが、第2転送回数情報を用いない構成も可能である。例えば、各無線中継装置は、互いに他の無線中継装置までの段数(ホップ数)を表すテーブルを記憶装置に保持しておく。各無線中継装置は、テーブルを参照して、各データ信号の宛先から、各データ信号に必要な転送回数を特定する。これによれば、フレームの制御部に第2転送回数情報を含める必要がないため、フレーム構成を簡単にできる。
本実施形態によれば、最終宛先の無線中継装置までに必要な転送回数が多いデータ信号ほど、より特性の良い(品質が高い)サブキャリアに割り当てて転送することにより、信号全体の伝送特性を向上させることができる。すなわち、最終宛先までの転送回数が多い信号は、より歪や雑音の影響を受ける可能性が高い信号である。よって、そのような信号を優先的に特性の良いサブキャリアに割り当てることで、全体の伝送特性が向上する。
(第4の実施形態)
第1〜第3の実施形態では、複数のサブキャリアによる周波数多重で信号の中継を行う場合を示したが、MIMO(Multiple-Input and Multiple-Output)による空間多重で信号の中継を行うことも可能である。この場合、第1〜第3の実施形態に対し多重方式の違いに応じた用語の読み換えを行うことで、同様の実施が可能である。例えば、第1〜第3の実施形態における複数のサブキャリア(周波数チャネル)を、複数のビーム(空間チャネルまたは空間リソース)と読み替える。ビームは、空間多重通信に用いる通信リソースである。第1〜第3の実施形態では、チャネル推定結果において電力が大きい(振幅変動が小さい)サブキャリアほど特性の良いサブキャリアであったが、空間多重の場合は、複数のアンテナの受信信号に基づいて取得される伝搬チャネル行列を特異値分解(SVD:Singular Value Decomposition)して得られる対角行列の対角成分(固有値)が大きいほど、特性の良いビームである。このように、空間多重の場合も、本発明の実施形態が実現できる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1a、1b、1c:無線通信装置(無線中継装置)
2a、2b:無線基地局
4:無線制御局
5:コアネットワーク
6:上り伝送方向
7:下り伝送方向
10:アンテナ
11:受信部
12:受信チャネル推定部
13:チャネル補正部
14:変調部
15:多重部
16:サブキャリア割当部
17:送信チャネル推定部
18:送信部
19:アンテナ
20:プリアンブル
21:制御部
22、23、24、25:データ部
50:第1転送回数取得部
100:アンテナ
110:アンテナ
101:受信部
102:受信チャネル推定部
103:第2転送回数取得部
104:チャネル補正部
105:復調部
106:再マッピング部
107:サブキャリア割当部
108:送信チャネル推定部
109:送信部
T1:入力端子(有線インタフェース)
T2:出力端子(有線インタフェース)
sb1、sb2、sb3、sb4、sb5、sb6、sb7、sb8:サブキャリア

Claims (13)

  1. 無線通信装置であって、
    第1無線通信装置から第1信号を受信する受信部と、
    少なくとも第1通信リソースの第1品質と第2通信リソースの第2品質とを測定する測定部と、
    前記第1品質よりも前記第2品質が低い場合、前記第1信号に前記第1通信リソース割り当て、前記無線通信装置で生成した信号及び有線インタフェースを介して前記第1無線通信装置と異なる他の装置から受信した信号の少なくともいずれかである第2信号に前記第2通信リソースを割り当てる割当部と、
    前記第1信号を前記第1通信リソースにより第2無線通信装置へ送信するとともに、前記第2信号を前記第2通信リソースにより前記第2無線通信装置へ送信する送信部と、
    を備えた無線通信装置。
  2. 前記第1通信リソース及び前記第2通信リソースは、複数の周波数チャネルであり、
    前記第1品質及び前記第2品質は、前記周波数チャネルの伝搬路応答である
    請求項に記載の無線通信装置。
  3. 前記伝搬路応答は、振幅変動に関する情報を含み、
    振幅減衰が小さい周波数チャネルほど、品質が高い
    請求項に記載の無線通信装置。
  4. 前記第1通信リソース及び前記第2通信リソースは、複数の空間チャネルであり、
    前記第1品質及び前記第2品質は、前記第2無線通信装置との間の伝搬チャネル行列を特異値分解して得られる対角行列の固有値である
    請求項1ないし2のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  5. 前記受信部は、前記第1無線通信装置から第3信号を受信し、
    前記割当部は、前記第1信号が前記受信部で受信されるまでに転送された回数と、前記第3信号が前記受信部で受信されるまでに転送された回数とに基づいて、前記第1通信リソース及び前記第2通信リソースのうち前記第1信号を割り当てる通信リソースと、前記第3信号を割り当てる通信リソースを決定し、前記第1信号を前記第1信号に対して決定した通信リソースに割り当て、前記第3信号を前記第3信号に対して決定した通信リソースに割り当て、
    前記送信部は、前記第1信号を、前記第1信号を割り当てた前記通信リソースにより、前記第2無線通信装置に送信するとともに、前記第3信号を、前記第3信号を割り当てた前記通信リソースにより、前記第2無線通信装置に送信する
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  6. 前記割当部は、前記第3信号が転送された回数が、前記第1信号が転送された回数より多い場合、前記第3信号を、前記第1信号より高い品質の通信リソースに割り当て、前記第3信号が転送された回数が、前記第1信号が転送された回数より少ない場合、前記第3信号を、前記第1信号よりも低い品質の通信リソースに割り当てる
    請求項に記載の無線通信装置。
  7. 前記受信部は、前記第1信号が前記受信部で受信されるまでに転送された回数と、前記第3信号が前記受信部で受信されるまでに転送された回数とを含む第1情報を受信し、
    前記割当部は、前記第1情報に基づき、前記第1信号が前記受信部で受信されるまでに転送された回数と、前記第3信号が前記受信部で受信されるまでに転送された回数とを特定する
    請求項5又は6に記載の無線通信装置。
  8. 前記受信部は、前記第1無線通信装置から第4信号を受信し、
    前記割当部は、前記第4信号が前記第4信号の宛先の第4無線通信装置に受信されるまでに必要な転送回数と、前記第1信号が前記第1信号の宛先の第3無線通信装置に受信されるまでに必要な転送回数とに基づいて、前記第1通信リソース及び前記第2通信リソースのうち前記第1信号を割り当てる通信リソースと、前記第4信号を割り当てる通信リソースを決定し、前記第1信号を前記第1信号に対して決定した通信リソースに割り当て、前記第4信号を前記第4信号に対して決定した通信リソースに割り当て、
    前記送信部は、前記第1信号を、前記第1信号に割り当てた前記通信リソースにより、前記第2無線通信装置に送信するとともに、前記第4信号を、前記第4信号に割り当てた前記通信リソースにより、前記第2無線通信装置に送信する、
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  9. 前記割当部は、前記第4信号に必要な転送回数が、前記第1信号に必要な転送回数より多い場合、前記第4信号を、前記第1信号より高い品質の通信リソースに割り当て、前記第4信号に必要な転送回数が、前記第1信号に必要な転送回数より少ない場合、前記第4信号を、前記第1信号より低い品質の通信リソースに割り当てる
    請求項に記載の無線通信装置。
  10. 前記受信部は、前記第1信号に必要な前記転送回数と、前記第4信号に必要な前記転送回数とを含む第2情報を受信し、
    前記割当部は、前記第2情報に基づき、前記第1信号に必要な前記転送回数と、前記第4信号に必要な前記転送回数を特定する
    請求項8又は9に記載の無線通信装置。
  11. チャネル補正部を備え、
    前記受信部は、複数の第3通信リソースのうちの少なくとも1つを介して、前記第1信号を受信し、
    前記チャネル補正部は、前記少なくとも1つの第3通信リソースの品質に基づき、前記第1信号の周波数領域等化処理を行い、
    前記周波数領域等化処理された前記第1信号を、前記第1品質の前記第1通信リソースに割り当てる
    請求項1ないし10のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  12. 前記第2信号を変調する変調部を備え、
    前記変調された第2信号を、前記第2品質の前記第2通信リソースに割り当てる
    請求項1ないし11のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  13. 無線通信装置において実行する無線通信方法であって、
    第1無線通信装置から第1信号を受信するステップと、
    少なくとも第1通信リソースの第1品質と第2通信リソースの第2品質とを測定するステップと、
    前記第1品質よりも前記第2品質が低い場合、前記第1信号に前記第1通信リソースを割り当て、前記無線通信装置で生成した信号及び有線インタフェースを介して前記第1無線通信装置と異なる他の装置から受信した信号の少なくともいずれかである第2信号に前記第2通信リソースを割り当てるステップと、
    前記第1信号を前記第1通信リソースにより第2無線通信装置へ送信するとともに、前記第2信号を前記第2通信リソースにより前記第2無線通信装置へ送信するステップと
    を備えた無線通信方法。
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