JP6786080B2 - ディスプレイ装置およびディスプレイ装置の制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ディスプレイ装置およびディスプレイ装置の制御方法に関する。
従来、複数の孔から出水した水で画像を表示するディスプレイ装置が知られている。例えば、特許文献1においては、1列に並ぶ複数のノズルから水を落下させ、ノズルが並ぶ列方向に平行な表示面に文字または図形を表示するディスプレイ装置が開示されている。
特開2009−42395号公報
従来の技術においては、ディスプレイ装置の機能を維持するためのメンテナンスが煩雑であった。すなわち、従来の技術においては、タンクからノズル直前の弁まで常に水が供給された状態で準備されている。従って、タンクからノズルに水を供給するための管体等にゴミが発生し、ノズルからの水の出水を妨げることがあった。特に、ディスプレイ装置が頻繁に使用されず、長期にわたってノズルから出水されないような使用態様である場合、水に藻などのゴミが発生し、ゴミが電磁弁(出水弁)やノズルの出水孔に付着することによって、ノズルからの出水を妨げ得る。また、屋外に設置される場合、冬期に水が凍結すると氷によって出水弁や出水孔が塞がれる場合もある。さらに、ディスプレイ装置の外部からゴミや氷等が付着する場合がある。
本発明は、上記の問題を解決するものであり、ゴミや氷等が出水弁または出水孔を塞ぐことを防止することを目的とする。
上記の目的を達成するため、ディスプレイ装置は、所定の面に複数の出水孔が2次元的に配置された複数の出水ユニットと、複数の出水ユニットを所定の面に平行な方向に1列に並べた状態で支持する支持部と、内部の空洞に流体を流すことが可能であるとともに複数の出水ユニットのそれぞれと接続された流体供給路と、空気を蓄積するエアタンクと、水を蓄積する貯水タンクと、エアタンクに蓄積された空気と、貯水タンクに蓄積された水とのいずれかを流体供給路に供給する切替部と、流体供給路と複数の出水ユニットのそれぞれをつなぐ通路を開閉する複数の出水弁と、複数の出水弁の開閉を制御する開閉制御部と、を備える。
すなわち、ディスプレイ装置が備える出水ユニットには、流体供給路を介して空気または水が供給される。出水ユニットと流体供給路とをつなぐ通路には出水弁が設けられているため、流体供給路に水が供給されている状態で出水弁の開閉が制御されることによって出水ユニットから出水される。出水ユニットにおいては、複数の出水孔が所定の面に2次元的に配置され、シャワーヘッドの出水部と同様な出水孔を備えている。従って、出水ユニットから水が出水されると、出水ユニットの下方に画像が形成される。
一方、流体供給路には空気を供給することも可能である。すなわち、画像を表示する際に流体供給路に充填される水を、空気によって置換することが可能である。従って、ディスプレイ装置が使用されない場合に、流体供給路に空気を充填しておけば、当該流体供給路において藻などのゴミや氷等が発生することはない。このため、流体供給路や出水弁や出水孔の付近で藻などのゴミや氷等を発生させることはなく、ゴミや氷等が出水弁や出水孔を塞ぐことを防止することができる。
出水ユニットは、所定の面に複数の出水孔が2次元的に配置されていればよい。すなわち、出水ユニットにおいては、内部に水または空気が供給され、当該水または空気が複数の出水孔から外部に排出可能な構造であれば良い。出水ユニットの形状や大きさ、内部の容量等は各種の構造とすることができる。
出水孔は、出水ユニットの内部の水を出水することが可能な孔であればよく、円形、多角形など、種々の形状を採用可能である。出水孔は、表示面に向けて開口していれば良い。すなわち、出水孔から出水された水が落下することで表示面が形成されれば良い。
出水孔は、所定の面に2次元的に配置されており、各出水孔から落下する水が視認者から見て1本の筋ではない状態となれば良い。この状態としては、例えば、視認者の視線方向に水が重なっている(複数の筋になっている)状態等が挙げられる。すなわち、出水孔が2次元的に配置されている結果、透明な水であっても水の有無が区別できるように構成されていれば良い。従って、複数の出水孔は、出水孔が形成される所定の面において単一方向にのみ並ぶのではなく、少なくとも2方向に並ぶ配置となる。
また、出水孔の数や密度は限定されないが、視認者の視線方向に少なくとも2カ所以上の水の落下経路が形成されている(あるいは形成されているように見える)ことが好ましく、視認者の視線方向に垂直な方向にも少なくとも2カ所以上の水の落下経路が形成されていることが好ましい。このような構成は、例えば、複数の出水孔が、出水ユニットが並ぶ方向に平行な方向と垂直な方向とのそれぞれに(表示面に平行な方向と垂直な方向とのそれぞれに)複数個並べられている構成等によって実現可能である。
支持部は、複数の出水ユニットを所定の面に平行な方向に1列に並べた状態で支持することができればよい。支持態様は限定されず、ネジやリベット止め、溶接などの各種の態様を利用して出水ユニットを支持できれば良い。出水ユニットが支持される部位は、表示面の上部に形成されていれば良い。すなわち、水を落下させて表示面を形成するため、落下開始点となる出水ユニットを表示面の上部に保持する部材が構成され、当該部材に出水ユニットが取り付けられるように支持部が構成されていれば良い。
出水ユニットは、支持部によって表示面に平行に配置されていれば良く、表示面に平行に出水ユニットが配置されることにより、当該出水ユニットから落下する水が表示面を形成する。出水ユニットの配置間隔は限定されないが、表示面に画像が形成可能な程度に隣接した状態で配置されることが好ましい。
流体供給路は、内部の空洞に流体を流すことが可能な構成要素であれば良い。従って、管体や内部が空洞である筒型の部材や箱形の部材など、種々の形態で流体供給路を構成可能である。また、形状や材料は限定されず、可撓性を有していても良いし、硬い素材であっても良い。いずれにしても、流体供給路は、エアタンクに蓄積された空気と、貯水タンクに蓄積された水とを、複数の出水ユニットまで供給する流路を形成していれば良い。
エアタンクは、空気を蓄積することができればよく、空気はディスプレイ装置の設置場所でコンプレッサ等によって蓄積されても良い。貯水タンクは、水を蓄積することができればよく、水はディスプレイ装置の設置場所で補給されても良いし、水を蓄積する貯水タンクが遠隔地で用意され、ディスプレイ装置の設置場所に運搬されて使用されても良く、種々の構成が採用可能である。
切替部は、エアタンクに蓄積された空気と、貯水タンクに蓄積された水とのいずれかを流体供給路に供給することができればよく、例えば、切替弁等によって構成可能である。切替弁の態様は限定されず、1個の弁で切り替え可能であっても良いし、複数個の弁で切り替え可能であっても良い。
複数の出水弁は、流体供給路と複数の出水ユニットのそれぞれをつなぐ通路を開閉することができればよい。すなわち、流体供給路内に充填された水または空気を各出水ユニットの内部に導入するか否かを各出水弁の開閉によって制御し、水または空気が各出水ユニットから排出するか否かを各出水弁の開閉によって制御することができればよい。すなわち、出水弁を開けることによって流体供給路から出水ユニットの内部に水または空気が移動可能である状態とすれば、流体供給路を通じて水または空気が出水ユニットに供給され、出水ユニットの出水孔から水または空気が排出される。従って、出水弁の開閉により、各出水ユニットからの水または空気の排出を制御することが可能になる。出水弁は各種の態様であって良く、電気的に制御可能な電磁弁や電動弁であることが好ましい。なお、出水弁は、出水ユニットからの水および空気の排出を制御することができればよく、水および空気の有無を調整するのであればON−OFF弁であることが好ましい。
開閉制御部は、出水弁の開閉を制御することができればよい。すなわち、開閉制御部は、複数の出水ユニットのそれぞれからの出水または空気の排出を独立に制御することができればよい。この構成によれば、出水ユニットが並ぶ方向において水が供給される出水ユニットと、水が供給されない出水ユニットを選択することにより、出水ユニットが並ぶ方向に任意の画像を形成することができる。また、給水部からの水の給水タイミングを調整することで、水の落下方向に任意の画像を形成することができる。従って、表示面に2次元的な画像を形成することができる。また、空気を排出する出水ユニットを出水弁によって選択することができ、出水弁と出水ユニットの清掃を含む動作確認(メンテナンス動作)を行うことが可能になる。
図1Aはディスプレイ装置の概略構成を示す図であり、図1Bは出水ユニットと出水弁と流体供給路との関係を示す図である。 図2Aは出水孔の説明図であり、図2Bは準備動作のフローチャートである。 メンテナンス動作のフローチャートである。 表示動作のフローチャートである。 図5Aは画像データを模式的に示す図であり、図5Bは表示の実例を示す図である。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)ディスプレイ装置の構成:
(2)準備動作:
(3)メンテナンス動作:
(4)表示動作:
(5)他の実施形態:
(1)ディスプレイ装置の構成:
図1Aは本発明の一実施形態にかかるディスプレイ装置を模式的に示す図である。本実施形態においてディスプレイ装置は、道路D上に設置されている。本実施形態においては、道路Dの幅方向をx方向、鉛直下方をy方向、道路D上での車両等の移動方向をz方向とし、x方向およびy方向を図1Aに示している。ディスプレイ装置は、複数の出水ユニット10と、支持部20と、流体供給路30と、エアタンク40と、貯水タンク50と、切替部60と、開閉制御部70とを備えている。本実施形態においては、x方向に並べられた複数の出水ユニット10から水をy方向に落下させることによって画像を形成する。従って、本実施形態において、表示面はx方向およびy方向に平行な面となる。
本実施形態において、支持部20はy方向に延びる左右各1本の支柱20bに支えられてx方向に延びる梁部20aと、梁部20aに連結された支持部20を備え、梁部20aに出水ユニット10が支持されている。本実施形態において、出水ユニット10は、梁部20aに支持されて、x方向に複数個並べられている。出水ユニット10の数は限定されないが、1個の出水ユニット10でx方向の1カ所における画像の有無を制御でき、1個の出水ユニット10がx方向の1画素に相当するため、表示面に必要な画素数に応じて出水ユニット10の数を決定すれば良い。
流体供給路30は、梁部20aの内部から外部に延び、梁部20aの外部における分岐点30aで分岐する管体である。当該分岐点30aの先には、流体供給路30とエアタンク40とをつなぐ通路30bと、流体供給路30と貯水タンク50とをつなぐ通路30cとが接続されている。流体供給路30や通路30b,30cは、管体によって形成され、内部の空洞に流体を流すことが可能である。すなわち、エアタンク40から供給される空気を通路30bおよび流体供給路30に流すことができ、貯水タンク50から供給される水を通路30cおよび流体供給路30に流すことができる。
通路30bには、レギュレータ40bと切替弁60aとが取り付けられている。エアタンク40は、内部の空洞に空気を蓄積可能なタンクであり、エアタンク40には、通路を介してコンプレッサ40aが接続されている。コンプレッサ40aは圧力開閉式コンプレッサであり、エアタンク40内の気圧が予め設定された設定値になると停止する。レギュレータ40bは、レギュレータ40bの出力側(通路30bの分岐点30a側)の気圧が一定値以下である場合に、エアタンク40内の空気を出力側に出力する装置である。
本実施形態において、コンプレッサ40aの設定値は、レギュレータ40bにおける一定値よりも大きい。従って、コンプレッサ40aが駆動され、圧縮空気がエアタンク40に供給されていく状況において、レギュレータ40bの出力側の気圧が一定値以下であれば、エアタンク40からレギュレータ40bの出力側に空気が出力され続ける。レギュレータ40bの出力側の気圧が一定値より大きくなると、レギュレータ40bからの空気の出力が停止するため、エアタンク40内の気圧が上昇する。そして、エアタンク40内の気圧が設定値となると、コンプレッサ40aが停止する。以上の構成により、エアタンク40内には、レギュレータ40bに設定された一定値よりも高い気圧の空気が充填された状態となる。
貯水タンク50は、内部の空洞に水を蓄積可能なタンクである。貯水タンク50には、上述のように通路30cが接続されており、分岐点30aと貯水タンク50との間には給水弁60bが設けられている。また、切替弁60aには、貯水タンク50への通路も接続されている。すなわち、切替弁60aは、切替式開閉弁であり、レギュレータ40b側の通路を分岐点30a側または貯水タンク50側のいずれかに切り替える事が可能である。分岐点30aと貯水タンク50との間の通路30cには給水弁60bが設けられている。給水弁60bは開閉弁であり、給水弁60bを開閉することにより、貯水タンク50内の水が流体供給路30の分岐点30a側に供給される状態と供給されない状態とを切り替える事ができる。
以上の構成によれば、給水弁60bを閉じ、切替弁60aによってエアタンク40と流体供給路30とをつなぐ通路30bを開けることで、エアタンク40に蓄積された空気を流体供給路30に供給することができる。また、切替弁60aによってエアタンク40と貯水タンク50とをつなぐ通路を開けることで、エアタンク40に蓄積された空気を貯水タンク50に供給することができる。
エアタンク40に蓄積された空気が貯水タンク50に供給される状況において、当該空気はレギュレータ40bから出力されるため、気圧はレギュレータ40bに設定された一定値である。当該気圧の空気が貯水タンク50に蓄積された水に作用すると、貯水タンク50内の水が通路30c側に押し出される。このため、給水弁60bが開いていれば、水が通路30cを通って流体供給路30に充填される。本実施形態においては、以上の切替弁60aおよび給水弁60bが切替部60を構成する。
梁部20aの内部において流体供給路30はx軸方向に延びており、各出水ユニット10の上方(y軸負方向)に存在するように支持されている。各出水ユニット10と流体供給路30とは通路でつながれており、各通路には出水弁15が設けられている。図1Bは、出水ユニット10と流体供給路30の関係を模式的に示す図である。図1Bに示すように、流体供給路30は、梁部20aの内部で各出水ユニット10に向けて分岐しており、分岐した通路のそれぞれには出水弁15が設けられている。
出水ユニット10は、中空の直方体であり、上面(y方向の垂直な面であって上方に位置する面)に流体供給路30が接続されている。図2Aは、出水ユニット10をy方向の下方から眺めた状態で示している。図2Aに示すように、出水ユニット10の下面(所定の面)には、例えば、直径1.2mmの出水孔10aが複数形成されている。従って、流体供給路30に水が充填された状態で出水弁15が開けられると、流体供給路30から各出水ユニット10に水が供給される。この結果、各出水孔10aから出水される。なお、出水ユニット10において、複数の出水孔10aは、x方向の3カ所に形成され、z方向の複数カ所(図2Aにおいては17個)に形成されているが、出水孔10aが並ぶ数や並ぶ位置等は図2Aに示す構成に限定されない。
開閉制御部70は、出水弁15と切替弁60aと給水弁60bと流量センサ70aとを制御する装置である。出水弁15と切替弁60aと給水弁60bとは、電磁弁である。出水弁15と切替弁60aと給水弁60bとは、図1Aにおいて黒い太線で示す配線を介して開閉制御部70に接続されており、開閉制御部70は、配線を介して出水弁15と切替弁60aと給水弁60bとの開閉を電気的に制御することができる。開閉制御部70は、図示しないCPU,ROM,RAM、通信インターフェース等を備えており、ROM等に記録されたプログラムを実行することができる。本実施形態において開閉制御部70には、通信インターフェースを介して画像データを入力することが可能である。
本実施形態において、画像データは、横方向の画素数が出水ユニット10の数と同一であり、縦方向の画素数が既定の数の画像データである。また、画像データにおいて各画素の値は0または1である。開閉制御部70は、画像データに基づいて各出水ユニット10に対応した出水弁15を開閉させる。すなわち、開閉制御部70は、画像データにおいて横方向に並ぶ各画素が、x方向に並ぶ各出水ユニット10に対応していると見なし、横方向に並ぶ各画素において画素の値が1の場合に出水弁15を開け、画素の値が0の場合に出水弁15を閉じる。
流体供給路30に水が充填された状態で出水弁15が開けられると、出水ユニット10に水が供給される。そして、出水ユニット10に水が供給されると、出水ユニット10の出水孔10aから水が出水し、落下する。従って、値が1である画素に対応する出水ユニット10の出水孔10aから出水し、値が0である画素に対応する出水ユニット10の出水孔10aから出水しない。この結果、これらの水によって1列分の画像が形成される。
また、開閉制御部70は、画像データの縦方向に並ぶ全てのデータに基づいて出水弁15の開閉が終了するまで、横方向の1列ごとの開閉を繰り返す。この構成により、y方向の画像も時系列で徐々に形成される。従って、表示面に画像データが示す画像を表示させることができる。以上の構成によれば、画像データの各画素を1個の出水ユニット10から出水した水で表現することができる。
なお、本実施形態におけるエアタンク40の容量は、切替弁60aがエアタンク40と貯水タンク50とつなぐ通路を開けている状態において、エアタンク40に蓄積される空気が貯水タンク50に蓄積された水の全てを押し出すことが可能な容量である。本実施形態のように、貯水タンク50に蓄積された水で画像を表示するディスプレイ装置においては、貯水タンク50の水が枯渇すると表示を行うことができなくなる。この場合において、さらに表示を行う場合には、貯水タンク50に水を補給する必要がある。
しかし、本実施形態においては、エアタンク40内の圧縮空気で貯水タンク50内の水の全てを使い切ることができるため、貯水タンク50の水を使い切る前に、コンプレッサ40aを駆動する必要はない。このため、貯水タンク50への水の再充填や貯水タンク50の交換等のタイミングでコンプレッサ40aを駆動すれば良く、貯水タンクへの水の再充填や交換等の作業が容易である。
本実施形態にかかる出水ユニット10は、ディスプレイ装置における表示のために出水孔10aから水を出水させることができるが、出水孔10aから空気を排出させることもできる。すなわち、流体供給路30に空気が充填された状態で出水弁15が開けられると、流体供給路30に充填された空気が出水ユニット10に供給される。当該空気はエアタンク40から供給された圧縮空気であるため、出水ユニット10に空気が供給されると、出水ユニット10の出水孔10aから空気が排出される。
本実施形態においては、流体供給路30に空気を充填可能な構成を利用して、ディスプレイ装置を使用していない場合において藻等のゴミや氷等の発生を防止するための準備動作を実施することができる。すなわち、開閉制御部70の制御によって切替弁60aが切り替えられ、エアタンク40から流体供給路30に空気を供給する状態となり、開閉制御部70の制御によって給水弁60bが閉じられると、流体供給路30に空気が供給される。
この場合において各出水弁15が閉じられた状態であれば、出水ユニット10から空気は排出されない。従って、流体供給路30に空気が充填された状態になり、流体供給路30に水が存在しない状態になる。流体供給路30に水が存在する状態で長期間維持されると、流体供給路30に藻等のゴミや氷等が発生し得るが、本実施形態においては、流体供給路30に空気を充填する準備を行うため、準備後において流体供給路30に藻等のゴミや氷等は発生しない。このため、流体供給路や出水弁、出水孔の付近で藻等のゴミや氷等を発生させることはなく、ゴミや氷等が出水弁または出水孔を塞ぐことを防止することができる。なお、本実施形態においては、以上のような準備動作が行われた状態で待機するように運用される。すなわち、本実施形態においては、ディスプレイ装置において表示が必要とされる状況が発生する頻度は多くないと想定されているが、表示が必要とされる状況が発生した場合にすぐに表示ができるように、準備動作は予め行われる。そして、準備動作が行われた状態において、表示が必要とされる状況が発生するまで待機するような運用が行われる。
また、本実施形態においては、出水孔10aから空気を排出可能である構成を利用して、メンテナンス動作を実施することができる。すなわち、開閉制御部70の制御によって切替弁60aが切り替えられ、エアタンク40から流体供給路30に空気を供給する状態となり、開閉制御部70の制御によって給水弁60bが閉じられると、流体供給路30に空気が充填される。この状態において、開閉制御部70が出水弁15を順次開閉すると、各出水ユニット10のそれぞれから順次空気が出力される。エアタンク40に蓄積された空気は圧縮空気であるため、出水弁15から高速に排出される。この結果、出水弁15または出水孔10aの内部や外部にゴミや氷等が付着し、出水弁15や出水孔10aを塞ぐなどの状態が発生することを防止することができる。
なお、本実施形態においては、分岐点30aと切替弁60aとの間の通路30bに流量センサ70aが取り付けられている。流量センサ70aは、通路30bの内部の空気の流量を示す情報を出力するセンサであり、開閉制御部70は、流量センサ70aの出力に基づいて、出水弁15や出水ユニット10に異常が発生しているか否かを判定することができる。
具体的には、異常検知を行う際には、開閉制御部70の制御によって切替弁60aが切り替えられ、エアタンク40から流体供給路30に空気を供給する状態となり、開閉制御部70の制御によって給水弁60bが閉じられ、出水弁15が開けられる。この状態においては、出水ユニット10の出水孔10aから空気が排出される。開閉制御部70は、この状態において流量センサ70aの出力を取得して流体供給路30内の流量を判定する。
出水弁15や出水孔10aにゴミや氷等が付着して塞がれていると、塞がれていない場合と比較して流体供給路30内の流量が小さくなるため、開閉制御部70は、流量センサ70aの出力が示す流体供給路30内の流量に基づいて、出水弁15や出水孔10aが塞がれているか否かを判定することができる。一方、経年変化等により、設備の一部に不具合が生じると、空気が漏れて流体供給路30内に空気の流れが生じるため、開閉制御部70は、流量センサ70aの出力が示す流量に基づいて装置から空気が漏れているか否かを判定することができる。そこで、開閉制御部70は、出水弁15が全て閉じた状態で流体供給路30内の流量が0より大きい場合は漏れ(異常)、出水弁15が開いた状態で計測した流量が基準値以下である場合に詰まり(異常)であると判定する。以上の構成によれば、ディスプレイ装置の動作の異常を検知することができる。また、異常である場合に、例えば、図示しない通信装置によって管理者等に通知すれば、管理者はディスプレイ装置の異常に対して対応を行うことが可能になる。
(2)準備動作:
次に、準備動作について詳細に説明する。準備動作は、ディスプレイ装置における表示を行う前、例えば、ディスプレイ装置を設置した後や、貯水タンク50を交換した後や、長期間使用しない場合等に実施される。準備動作は、貯水タンク50に水が充填され、流体供給路30に水が充填されていない状態で開始される。図2Bは準備動作を示すフローチャートである。準備動作が開始されると、開閉制御部70は、出水弁15と給水弁60bを閉じ、切替弁60aを流体供給路30側に切り替える(ステップS100)。
すなわち、開閉制御部70は、各出水弁15を制御して流体供給路30と出水ユニット10との間の通路を閉じる。また、開閉制御部70は、給水弁60bを制御して閉じ、貯水タンク50から通路30cに水が移動しない状態にする。さらに、開閉制御部70は、切替弁60aを制御し、エアタンク40と流体供給路30との間の通路30bを開けるように弁を切り替える。
次に、コンプレッサ40aが起動される(ステップS105)。コンプレッサ40aの起動または停止は、開閉制御部70等の指示によって電気的に実行されてもよいし、利用者がスイッチを操作するなどして実行されてもよい。いずれにしても、コンプレッサ40aが起動されると、圧縮空気がエアタンク40に供給される。
このため、エアタンク40、レギュレータ40b、切替弁60aを介して流体供給路30に空気が供給される状態となる(ステップS110)。すなわち、コンプレッサ40aから圧縮空気がエアタンク40に供給されることでエアタンク40内の気圧が上昇する。この状態の初期において、通路30b内の気圧はレギュレータ40bに設定された一定値より小さいため、エアタンク40内の空気はレギュレータ40bから出力される。切替弁60aは、エアタンク40と流体供給路30との間の通路30bを開けているため、レギュレータ40bから出力された空気は流体供給路30側に供給される。
この状態においては、次第にエアタンク40からの空気の供給量が増加し、流体供給路30内の圧力が上昇する(ステップS115)。レギュレータ40bにおいては、出力側の圧力の上限となる一定値が設定されているため、レギュレータ40bの出力が一定値以上でなければ(ステップS120のN)、ステップS110以降の動作が繰り返される。
そして、エアタンク40から圧縮空気がレギュレータ40bの出力側に供給され続け、流体供給路30側の気圧がレギュレータ40bに設定された一定値になると(ステップS120のY)、レギュレータ40bからの空気の出力が停止する。この結果、エアタンク40内の圧力が上昇する(ステップS125)。すなわち、コンプレッサ40aは動作し続けているが、レギュレータ40bから空気が出力されなくなるため、コンプレッサ40aから供給された圧縮空気によってエアタンク40内の圧力が上昇していく。
コンプレッサ40aは、圧力開閉式コンプレッサであり、エアタンク40内の圧力が設定値以上になるとコンプレッサ40aが停止するように設定されている。従って、エアタンク40内の圧力がコンプレッサ40aの設定値以上でない場合(ステップS130のN)、ステップS125以降が繰り返され、エアタンク40内の圧力が徐々に上昇していく。一方、エアタンク40内の圧力がコンプレッサ40aの設定値以上になると(ステップS130のY)、コンプレッサが停止する(ステップS135)。以上のような準備動作によれば、貯水タンク50の水の全てを押し出すことが可能な気圧および量の空気がエアタンク40に充填された状態となる。また、流体供給路30には、レギュレータ40bに設定された一定値と同等の気圧の圧縮空気が充填された状態になる。
(3)メンテナンス動作:
次に、メンテナンス動作について詳細に説明する。メンテナンス動作は、上述の準備動作が行われた状態で実施される。図3はメンテナンス動作を示すフローチャートである。メンテナンス動作が開始されると、開閉制御部70は、出水弁15を特定するための変数jに出水弁15の総数M(Mは正の整数)を代入する(ステップS200)。なお、出水弁15にはx方向の一方の端部から他方の端部に向けて1ずつ値が変化する番号が与えられている。
メンテナンス動作が開始される際、流体供給路30には、レギュレータ40bに設定された圧力(上述の一定値)を最大値とする圧力が作用した状態である(ステップS205)。すなわち、メンテナンス動作は、準備動作が行われたことによって流体供給路30に空気が充填された状態で開始される。従って、流体供給路30にはレギュレータ40bを介してエアタンク40の圧縮空気が供給される。このため、流体供給路30の気圧の最大値がレギュレータ40bにおいて設定された一定値となる状態で流体供給路30に空気が充填されている。
次に、流量センサ70aの流量に基づいて漏れを検出する。具体的には、開閉制御部70は、出水弁15が全て閉じた状態で流量センサ70aの出力を検出する(ステップS210)。そして、開閉制御部70は、流量センサ70aの出力が0か否かを判定する(ステップ215)。ステップS215において、流量センサ70aの出力が0であると判定されない場合、開閉制御部70は、流体供給路30の漏れを検出する(ステップS220)。
ステップS215において、流量センサ70aの出力が0であると判定された場合、開閉制御部70は、j番目の出水弁15を開ける(ステップS225)。すなわち、開閉制御部70は、j番目の出水弁15に制御信号を出力してj番目の出水弁15を開ける。この結果、j番目の出水弁15に対応する出水ユニット10と流体供給路30との間の通路が開き、当該出水ユニット10から圧縮空気が排出される。この結果、j番目の出水弁15および当該出水弁15に対応する出水ユニット10の出水孔10aが清掃される。
次に、開閉制御部70は、流量センサ70aの出力を検出する(ステップS230)。そして、開閉制御部70は、流量センサ70aの出力が基準値以下であるか否かを判定する(ステップS235)。すなわち、開閉制御部70は、ステップS230で検出された出力と予め記憶された基準値とを比較し、ステップS230で検出された出力が基準値以下の場合には、j番目の出水弁15に詰まりが発生していると検出する(ステップS240)。
次に、開閉制御部70は、j番目の出水弁15を閉じる(ステップS245)。この結果、j番目の出水弁15に対応する出水ユニット10と流体供給路30との間の通路が閉じ、当該出水ユニット10から圧縮空気が排出されない状態となる。
最後に、開閉制御部70は、変数jをデクリメントし(ステップS250)、変数jが1より小さいか否か判定する(ステップS255)。ステップS255において、変数jが1より小さいと判定されない場合、すなわち、総数Mの出水弁15の全てを開けていない場合、開閉制御部70はステップS225以降の処理を繰り返す。ステップS255において、変数jが1より小さいと判定された場合、開閉制御部70は、メンテナンス動作を終了する。
以上の処理によれば、全ての出水弁15のそれぞれに対応する出水ユニット10の清掃を含む動作確認を行うことができる。なお、図3に示すメンテナンス動作は一例である。例えば、出水弁15を開ける順序は任意であり、上述の例に限定されない。また、図3に示す例においては、出水弁15を1個ずつ、順次開けることによって清掃を含む動作確認を行っているが、複数の出水弁15を同時に開けることで複数の出水弁15に対応する複数の出水ユニット10の清掃を含む動作を確認しても良い。
(4)表示動作:
次に、ディスプレイ装置における表示動作を説明する。図4は表示動作を示すフローチャートである。表示動作は、各種のトリガに応じて実行開始されて良い。例えば、道路Dにおいて、ディスプレイ装置で警告すべき事象が発生した場合等がトリガとされる構成を想定可能である。表示動作は、準備動作が完了し、流体供給路30に空気が充填された状態で開始され、予め表示面に表示する画像を示す画像データが用意される。
図5Aは、画像データの例を模式的に示す図である。図5Aに示す画像データは、横方向(表示面上でのx方向)にM個、縦方向(表示面上でのy方向)にN個の画素からなるデータである(M、Nは1以上の整数)。図5Aにおいては値1の画素を黒、値0の画素を白で示している。
画像データは、通信インターフェースを介して予め開閉制御部70に転送され、RAM等の記憶媒体に記憶された状態となる。この状態において開閉制御部70は、トリガに応じて表示動作を開始する。表示動作において、開閉制御部70は、出水弁15を閉じ、切替弁60aを貯水タンク50側に切り替えると同時に、給水弁60bを開ける(ステップS300)。すなわち、開閉制御部70は、出水弁15を制御して全ての出水弁15を閉じる。また、開閉制御部70は、切替弁60aを制御し、エアタンク40からの圧縮空気の移動先が貯水タンク50になるように切り替えると同時に給水弁60bを制御し、給水弁60bを開ける。この結果、貯水タンク50からの水が流体供給路30側に移動可能な状態になる。
次に、開閉制御部70は、出水弁15を一定時間開き、流体供給路30と出水ユニット10の空気を水に置換する(ステップS305)。すなわち、開閉制御部70は、全ての出水弁15を制御し、全ての出水弁15を一定時間開けた後に閉じる。切替弁60aは、エアタンク40からの圧縮空気の移動先が貯水タンク50になるように切り替えられており、給水弁60bは開けられている。従って、エアタンク40の圧縮空気が貯水タンク50の水に圧力を作用させており、貯水タンク50に蓄積された水は流体供給路30側に移動可能である。従って、出水弁15が開けられることで、流体供給路30に充填されていた空気が各出水ユニット10の出水孔10aから排出される。さらに、貯水タンク50内の水が流体供給路30側に移動し、流体供給路30内と出水ユニット10内の空気が水に置換される。
そして、全ての出水弁15が閉じられることにより、流体供給路30内と出水ユニット10内に水が充填された状態となる。なお、本実施形態において、流体供給路30内の水には、エアタンク40から出力される圧縮空気によって水が押されることによって生じる水圧が作用する。出水弁15が閉じられた状態において出水ユニット10内の水に当該水圧は作用しないが、出水弁15が閉じられた状態において出水ユニット10内に存在する水には、出水ユニット10の外部の空気から大気圧が出水孔10aを介して作用する。従って、本実施形態において、流体供給路30内と出水ユニット10内に水が充填された状態で出水弁15が閉じられると、大気圧の作用によって出水ユニット10内に水が保持される。この結果、出水弁15を開けることによって出水ユニット10からすぐに出水される状態となる。
次に、開閉制御部70は、画像データに基づいて出水弁15を開閉させる(ステップS310)。すなわち、開閉制御部70は、図5Aに示すN〜1で示されたライン毎に、画像データが1である場合に出水弁15を既定時間開け、画像データが0である場合に出水弁15を既定時間閉じる処理を実行する。この処理は、図5Aに示すラインNが最初に実行され、ライン番号を1ずつ減少させた各ラインについて順次実行され、ライン番号1の処理が終了すると、画像データによる1回の表示が終了する。
例えば、図5Aに示すライン番号4においては、画像データが左から0、0、0、1、1、、、、、、1、0、0であるため、x方向の左端の出水弁15から順に一定時間、閉、閉、閉、開、開、、、、、、開、閉、閉とする処理が行われる。以上の処理がラインN〜1まで実行されると、画像データによる1回の表示が終了する。図5Bは、図5Aと同一の文字列の画像データ(ただし、画素数は異なる)で表示された画像の実例である。図5Bに示すように、画像において像の有無は、出水孔10aから出水された水の有無で表現されている。
そして、当該出水孔10aは、x−z平面内で2次元的に多数配置されることで形成されているため、視認者からは、各画素においてz方向に複数の水が重なった状態で各画素における水の有無が視認される。このため、水が存在する部分は透明ではなく、水の周囲から入射する光が複数の水で乱反射したような状態となることで白濁したような状態で視認され、水の有無を容易に判読することが可能になる。
画像データによる1回の表示が終了すると、開閉制御部70は、表示が終了したか否かを判定する(ステップS315)。すなわち、表示対象となる画像データや画像データによる表示回数は予め決められており、開閉制御部70は、表示対象となる画像データの全てについて、予め設定された全表示回数の表示が行われたか否かを判定する。ステップS315において、表示が終了したと判定されない場合、開閉制御部70は、ステップS310以降の処理を繰り返し、表示対象の画像データによる表示を続ける。ステップS315において、表示が終了したと判定された場合、表示動作は終了される。
(5)他の実施形態:
以上の実施形態は本発明を実施するための一例であり、流体供給路に空気または水を充填できる限りにおいて、他にも種々の実施形態を採用可能である。例えば、流量センサ70aは流体供給路30に供給された空気の流量を検出することができればよく、流体供給路30内の空気の流量を計測可能な任意の位置に取り付けられて良いし、各出水ユニット10に取り付けられても良い。また、異常の検出が不要なのであれば流量センサ70aが省略しても良い。さらに、流量センサ70a以外のセンサ、例えば、圧力センサによって流体供給路30内の圧力が計測されることによって異常の検出が行われてもよい。
また、レギュレータ40bの配置等が異なってもよい。図1Aに示すレギュレータ40bが存在せず、切替弁60aと貯水タンク50との間の通路にレギュレータ40bが設けられても良い。この構成においては、貯水タンク50側の気圧がレギュレータ40bに設定された一定値以下である場合に、エアタンク40の圧縮空気が貯水タンク50側に出力される。
さらに、上述の実施形態においては、ステップS305において流体供給路30内の空気を水に置換した後に表示を開始したが、表示の開始とともに切替弁60aを貯水タンク50側に切り替え、給水弁60bを開くことによって、準備から表示に移行する構成であっても良い。
さらに、上述の実施形態における画像データは静止画を表示するデータであったが、スクロール画面やオブジェクトの上下左右への移動などを示す動画が表示されても良い。さらに、画像は反転表示されても良い。すなわち、上述の実施形態においては画素値1で水を出水するが、画素値0で水を出水し、画素値1で水を停止しても良い。さらに、ディスプレイ装置の設置場所は道路上に限定されず、各種の場所、例えば、公園、アミューズメント施設等に設置可能である。
10…出水ユニット、10a…出水孔、15…出水弁、20…支持部、20a…梁部、20b…支柱、30…流体供給路、30a…分岐点、30b…通路、30c…通路、40…エアタンク、40a…コンプレッサ、40b…レギュレータ、50…貯水タンク、60…切替部、60a…切替弁、60b…給水弁、70…開閉制御部、70a…流量センサ

Claims (7)

  1. 所定の面に複数の出水孔が2次元的に配置された複数の出水ユニットと、
    複数の前記出水ユニットを前記所定の面に平行な方向に1列に並べた状態で支持する支持部と、
    内部の空洞に流体を流すことが可能であるとともに複数の前記出水ユニットのそれぞれと接続された流体供給路と、
    空気を蓄積するエアタンクと、
    水を蓄積する貯水タンクと、
    前記エアタンクに蓄積された空気と、前記貯水タンクに蓄積された水とのいずれかを前記流体供給路に供給する切替部と、
    前記流体供給路と複数の前記出水ユニットのそれぞれをつなぐ通路を開閉する複数の出水弁と、
    複数の前記出水弁の開閉を制御する開閉制御部と、
    を備えるディスプレイ装置。
  2. 複数の前記出水ユニットからの出水による画像の表示を行う前の準備動作が行われた状態で待機するため、
    前記開閉制御部が、複数の前記出水弁を閉じ、
    前記切替部が、前記流体供給路に空気を供給する、
    動作を行う、
    請求項1に記載のディスプレイ装置。
  3. 複数の前記出水ユニットと複数の前記出水弁との少なくとも一方のメンテナンス動作として、
    前記切替部が、前記流体供給路に空気を供給し、
    前記開閉制御部が、複数の前記出水弁を開閉する、
    動作を行う、
    請求項1または請求項2に記載のディスプレイ装置。
  4. 前記切替部は、
    前記エアタンクと前記流体供給路とをつなぐ通路と、前記エアタンクと前記貯水タンクとをつなぐ通路とのいずれかを開ける切替弁を備え、
    前記エアタンクの容量は、前記切替弁が前記エアタンクと前記貯水タンクとつなぐ通路を開けている状態において、前記エアタンクに蓄積される空気が前記貯水タンクに蓄積された水の全てを押し出すことが可能な容量である。
    請求項1〜請求項3のいずれかに記載のディスプレイ装置。
  5. 前記エアタンクには、前記エアタンクに圧縮空気を供給するコンプレッサが接続され、
    前記エアタンクと前記流体供給路とをつなぐ通路と前記エアタンクとの間には、前記エアタンクから流出する空気の圧力を一定値以下にするレギュレータが接続されている、
    請求項1〜請求項4のいずれかに記載のディスプレイ装置。
  6. 前記流体供給路に供給された空気の流量を検出する流量センサを備え、
    前記切替部が、前記流体供給路に空気を供給した状態において、
    前記流量センサが検出した流量が0または基準値以下である場合に異常であると判定される、
    請求項1〜請求項5のいずれかに記載のディスプレイ装置。
  7. 所定の面に複数の出水孔が2次元的に配置された複数の出水ユニットを、
    複数の前記出水ユニットを前記所定の面に平行な方向に1列に並べ、
    内部の空洞に流体を流すことが可能であるとともに複数の前記出水ユニットのそれぞれと接続された流体供給路に、エアタンクに蓄積された空気と、貯水タンクに蓄積された水とのいずれかを供給し、
    前記流体供給路と複数の前記出水ユニットのそれぞれをつなぐ通路を開閉する複数の出水弁の開閉を制御する、
    ディスプレイ装置の制御方法。
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