JP6785474B2 - 浴室用照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、浴槽の水面に向けて光を照射する浴室用照明装置に関する。
近年、浴槽の水面に光を照射し、水面から反射した光で浴室の天井又は壁面を照らすことによって、幻想的な演出効果を得る浴室用照明装置が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1では、浴室の天井に取り付けられたスポットライトを用いて、浴槽の水面に光を照射する照明装置が開示されている。
特開2003−97064号公報
しかしながら、特許文献1の照明装置では、水面の揺らぎを美しく見せるという点で未だ改善の余地がある。
本発明は、前記課題を解決するもので、水面の揺らぎを美しく見せることができる浴室用照明装置を提供する。
本開示の一態様に係る浴室用照明装置は、
浴槽の水面に向けて光を照射し、水面で反射した光により浴室内を照らす浴室用照明装置であって、
光を照射する照明ユニットと、
前記照明ユニットから照射された光を制限する制限部材と、
を備え、
前記制限部材は、前記照明ユニットから照射された光を、前記浴槽の形状に応じて長手方向及び短手方向を有する照射範囲に制限する。
以上のように、本発明の浴室用照明装置によれば、水面の揺らぎを美しく見せることができる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る浴室用照明装置の分解斜視図である。 図2は、図1の浴室用照明装置の構成を示す概略断面図である。 図3は、制限部材の分解斜視図である。 図4は、カバー体を下方から見た場合の概略図である。 図5は、図1の浴室用照明装置が取り付けられた浴室を天井側から見た図である。 図6は、図1の浴室用照明装置が取り付けられた浴室を側面側から見た図である。 図7は、変形例の浴室用照明装置の概略断面図である。 図8は、別の変形例浴室用照明装置の概略断面図である。 図9は、照明ユニットから照射された光を集束するレンズの概略図である。
(本発明に至った経緯)
特許文献1に開示された照明装置では、スポットライトの光を照射するため、光の照射範囲が拡がってしまい、浴槽の水面に十分な光を照射することができない。また、スポットライトの光が直接浴室の壁面に照射されるため、水面からの反射光の映りを妨げ、水の揺らぎを美しく見せることができない。
そこで、本発明者は、照明ユニットから照射された光を制限部材により制限することによって、浴室の壁面に光を直接照射せずに浴槽の水面に向けて光を照射する構成を見出し、以下の発明に至った。
以下、実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。また、各図においては、説明を容易なものとするため、各要素を誇張して示している。
(実施の形態1)
[全体構成]
実施の形態1に係る浴室用照明装置の全体構成について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る浴室用照明装置1の分解斜視図である。図2は、図1の浴室用照明装置の構成を示す概略断面図である。図1及び図2中の中心軸CL1は、各構成要素の中心を通る線を示す。図1及び図2に示すように、浴室用照明装置1は、浴槽の水面に向けて光を照射し、水面で反射した光により浴室内を照らす照明装置であって、照明ユニット10と、制限部材20とを備える。実施の形態1では、浴室用照明装置1は、浴室の天井51に取り付けられており、照明ユニット10から照射される光の光軸が天井面に対して垂直となるように構成されている。即ち、実施の形態1では、照明ユニット10から照射される光の光軸は、中心軸CL1と一致する。
<照明ユニット>
照明ユニット10は、光を照射する光源を有する。光源としては、特に限定されないが、例えば、発光ダイオード(LED)、又は白熱電球などが挙げられる。
照明ユニット10は、天井裏に配置されている。照明ユニット10は、天井51に設けられた開口52を通じて光を浴室内に照射する。このように、浴室用照明装置1においては、光源を有する照明ユニット10を配置するスペースを天井裏側に形成している。
実施の形態1では、照明ユニット10は、補強木11、ホルダーナット12、及び金属プレート13を介して天井裏面側に取り付けられている。
補強木11は、平板状の木材であり、天井裏面に配置される。補強木11は、天井51の開口52に対応する位置に、円形の貫通孔が形成されている。
ホルダーナット12は、筒状体と、筒状体の一端において径方向外側に延びる平板部材とからで構成されている。また、ホルダーナット12の内側には、制限部材20と螺合するネジ部が形成されている。ホルダーナット12の筒状体は、補強木11の貫通孔を通じて、天井51の開口52内部に配置されている。また、ホルダーナット12は、平板部材が補強木11と金属プレート13との間に挟持されることによって、固定されている。
金属プレート13は、平板状に形成されている。金属プレート13は、補強木11と共にホルダーナット12の平板部材を挟持する。金属プレート13は、タッピングネジ14などの固定具によって、補強木11と共に天井裏に固定されている。また、金属プレート13には、照明ユニット10がネジなどの固定具によって取り付けられている。金属プレート13は、天井51の開口52に対応する位置に、円形の貫通孔が形成されている。
照明ユニット10から照射された光は、金属プレート13の貫通孔、ホルダーナット12の内部、及び天井51の開口52を通って、制限部材20に入射される。
<制限部材>
制限部材20は、照明ユニット10から照射された光を制限する部材である。制限部材20は、照明ユニット10から照射された光を、浴槽の水面に向けて照射する。具体的には、制限部材20は、照明ユニット10から照射された光を、浴槽の形状に応じて長手方向及び短手方向を有する照射範囲に制限する。これにより、照明ユニット10から照射された光が浴室の壁面に直接照射されることを防止しつつ、水面に光を照射することができる。その結果、水面で反射した光により浴室の壁面を照らし、水の揺らぎを美しく映すことができる。
制限部材20は、浴室内において、止水パッキン15及び滑り止めパッキン16を介して、天井51の開口52に取り付けられる。
図3は、制限部材20の分解斜視図である。図3に示すように、制限部材20は、カバー体21、遮光部材22、及びホルダ23を備える。本明細書においては、ホルダ23及び遮光部材22を「筒状部材」と称する場合がある。
カバー体21は、有底筒状の部材で形成されている。カバー体21は、浴室内において天井51の開口52を覆う円形の蓋体である。カバー体21の厚みは、カバー体21の直径よりも小さく設計されている。カバー体21の底には、照明ユニット10から開口52を通じて照射される光が透過する透過孔24が形成されている。実施の形態1では、カバー体21は、天井51の開口52の外側に配置され、開口52を覆っている。
図4は、カバー体21を下方から見た場合の概略図である。図4に示すように、透過孔24は、照明ユニット10の光軸に対して偏心した位置に形成されている。透過孔24の位置を、照明ユニット10の光軸に対して偏心させることによって、透過孔24を通じて照射される光の方向を変えることができる。実施の形態1では、照明ユニット10の光軸と中心軸CL1とが一致するため、透過孔24は、カバー体21の中心C1に対して偏心した位置に形成されている。具体的には、透過孔24は、浴槽側に近い位置に形成されている。
実施の形態1では、図2に示すように、照明ユニット10から照射された光は、光軸と一致する中心軸CL1に沿って方向D1に向かって開口52内を通過し、カバー体21の透過孔24によって中心軸CL1に対して斜め方向D2に照射される。
透過孔24の形状は、浴槽の形状に応じて決定される。具体的には、照明ユニット10から照射された光が、浴室の壁面に直接照射されるのを防止しつつ、浴槽の水面を照射するように、透過孔24の形状が決定される。実施の形態1では、透過孔24は、浴槽の長手方向及び短手方向に対応する長孔形状に形成されている。長孔形状は、例えば、楕円形状又は長方形状であってもよい。
図3に戻って、カバー体21は、遮光部材22の位置決めを行う複数の位置決めピン25と、ホルダ23を係合する径方向内側に突設した複数の凸部26と、を備える。
遮光部材22は、照明ユニット10から照射された光によってカバー体21が透けないように光を遮光する部材である。遮光部材22は、円板状の遮光板27と、筒状体28とを備える。遮光部材22は、光を遮光するために、例えば、黒色の部材で形成されている。なお、遮光部材22は、光を遮光可能な部材で形成されていればよく、黒色の部材に限定されない。
遮光板27は、カバー体21の内部に収納されるように構成されている。具体的には、遮光板27は、遮光板27の周縁部に形成された凹部をカバー体21の凸部26の位置に合わせて、カバー体21の内部に挿入される。次に、遮光板27を回転させ、遮光板27の位置決め孔29にカバー体21の位置決めピン25を挿入させる。このようにして、遮光板27をカバー体21の内部に収納する。このとき筒状体28を把持して遮光板27を回転させることで容易に位置決め孔29にカバー体21の位置決めピン25を挿入させることができる。
また、遮光板27には、カバー体21の透過孔24に対応する位置に貫通孔30が形成されている。具体的には、図2に示すように、遮光板27がカバー体21の内部に収納された状態において、遮光板27の貫通孔30は、カバー体21の透過孔24の真上に位置する。これにより、照明ユニット10から照射された光は、遮光板27の貫通孔とカバー体21の透過孔24とを通じて、浴槽の水面に向けて照射される。実施の形態1では、遮光板27の貫通孔は、カバー体21の透過孔24の形状よりも大きく形成されている。
図3に戻って、筒状体28は、遮光板27の貫通孔を囲うように、遮光板27の中央から突設して形成されている。筒状体28は、照明ユニット10から照射された光が遮光され、天井51とカバー体21の隙間などから光が漏れるのを防止している。また、筒状体28は、ホルダ23の内部に挿入される寸法で形成されている。筒状体28をホルダ23の内部に挿入することによって、筒状体28とホルダ23との二重構造となり、光が外部に漏れにくい構成になっている。
ホルダ23は、天井51の開口52の内部に取り付けられる筒状の部材である。具体的には、ホルダ23の外周には、ネジ部が形成されており、ホルダーナット12のネジ部と螺号する。これにより、ホルダ23は、止水パッキン15及び滑り止めパッキン16を介して開口52内部に取り付けられる。
ホルダ23は、遮光部材22の筒状体28を内部に収納することができる。また、遮光部材22と接する側のホルダ23の端部の周縁部には、径方向外側に延びる複数のフランジ部31が形成されている。複数のフランジ部31は、互いに隙間を有して形成されている。この隙間は、カバー体21の凸部26が通過可能な寸法に設計されている。
ホルダ23は、複数のフランジ部31の隙間を、カバー体21の凸部26の位置に合わせて、カバー体21の内部に挿入される。次に、カバー体21を回転させ、ホルダ23の複数のフランジ部31にカバー体21の複数の凸部26を係合させる。このようにして、カバー体21をホルダ23に取り付ける。
複数の凸部26は、複数のフランジ部31上で摺動可能である。これにより、カバー体21がホルダ23に対して回転可能に構成されている。即ち、カバー体21は、カバー体21の中心C1を基準にして回転可能に構成されている。実施の形態1においては、カバー体21は、天井51の開口52に取り付けられており、カバー体21の中心C1は、中心軸CL1上に配置されている。このように、カバー体21をカバー体21の中心C1を基準に回転させることによって、透過孔24の位置を調整することができる。
複数のフランジ部31の円周方向の端部には、凸部26を係止する係止部32が設けられている。これにより、フランジ部31上を摺動する凸部26を係止部32で係止し、カバー体21をホルダ23から抜け落ちることを防止している。
ホルダ23の内面側は、白色の部材で形成されている。光の散乱を防ぐためには黒色の部材で形成することが望ましいが、黒色の部材で形成した場合、光を吸収しホルダ23の温度が上がりすぎる。従って、実施の形態1では、遮光部材22の筒状体28を黒色の部材で形成し、筒状体28の高さを抑える(ホルダより高さを低くしている)ことにより、ホルダ23及び遮光部材22の温度が上がりすぎることを防いでいる。ただし、照明ユニット10の出力を抑えることで、温度の問題が生じない場合は、ホルダ23の内面側を照明ユニット10から照射された光を吸収する光吸収面として形成してもよい。例えば、ホルダ23の内部の光吸収面は、黒色の部材で形成されてもよい。なお、ホルダ23内部の光吸収面は、光を吸収可能な部材で形成されていればよく、黒色の部材に限定されない。
なお、光吸収面は、ホルダ23と遮光部材22のいずれか一方又は両方に形成されていてもよい。
遮光部材22が取り付けられる側と反対側のホルダ23の端部では、透明なキャップ33が取り付けられている。これにより、照明ユニット10から照射された光を透過しつつ、開口52を閉塞している。なお、図2においては、説明を容易にするため、キャップ33の図示を省略している。
図5は、図1の浴室用照明装置1が取り付けられた浴室60を天井側から見た図である。図6は、図1の浴室用照明装置1が取り付けられた浴室60を側面側から見た図である。図6中の点線は、浴室用照明装置1から照射された光の進む方向を示す。図5及び図6に示すように、浴室60は、浴槽61と洗い場62を有する。浴槽61は洗い場62と隣接している。
浴槽61は、湯を溜める浴槽本体63と、浴槽本体63の上端縁の周囲に設けられたフランジ64と、を備える。浴槽本体63は、天井側から見て、長手方向及び短手方向を有している。
浴室用照明装置1において、照明ユニット10から照射された光は、制限部材20によって制限され、浴槽61の水面に向けて照射される。具体的には、図5に示すように、制限部材20は、照明ユニット10から照射された光、浴槽61の形状に応じて長手方向及び短手方向を有する照射範囲70に制限する。
照射範囲70は、浴室60の壁面を避けて、浴槽61の水面に光が照射される範囲であり、浴槽61の長手方向の端部は照射範囲70に含まれないことが望ましい。これにより、入浴者に直接、光が当たることがないので、入浴者はまぶしさを感じることなく入浴することができる。照射範囲70は、制限部材20のカバー体21に形成された透過孔24の形状によって決定される。実施の形態1では、透過孔24は、長手方向及び短手方向を有する長孔形状に形成されているため、照射範囲70は長手方向及び短手方向を有する形状、例えば、長方形状又は楕円形状に規定される。
また、浴室用照明装置1においては、照明ユニット10から照射された光を浴槽61の水面に対して斜めに入射させている。具体的には、浴室用照明装置1は、浴槽本体63の中央の上方の天井51の領域よりも外側に取り付けられる。次いで、制限部材20のカバー体21に形成された透過孔24を浴槽61側に位置するようにカバー体21を回転させる。これにより、カバー体21の透過孔24を通過した光が、浴槽61の水面に対して斜めに入射する。これにより、浴槽本体63の中央の上方に設けられた浴室換気暖房乾燥機65を避けて、浴室用照明装置1の照明ユニット10を天井裏に配置することができる。その結果、天井裏のスペースを有効に活用することができる。
また、浴室用照明装置1は、洗い場62側に設けられた浴槽61のフランジ64の上方に取り付けられてもよい。なお、浴室換気暖房乾燥機65は換気扇等換気機能のみを有するもの、暖房機能のみを有するもの、乾燥機能のみを有するもの、またはその任意の組み合わせを含むものである。
また、実施の形態1では、浴槽61の中央より洗い場62側に避けて浴室用照明装置1を配置しているが、避ける位置はこれに限られない。例えば、浴槽61の長手方向に避けて配置してもよい。ただし、浴槽61の長手方向に避けて配置した場合、どちら側に避けるかで方向が出来てしまい壁に直接光があたったり、入浴者に直接光があたって入浴者がまぶしさを感じたり、入浴者が影になり水面の揺らぎを美しく見せる効果が薄れたりする可能性がある。これに対して洗い場62側に避けた場合、上記の弊害がなくより優れた効果を得ることができる。
[効果]
実施の形態1に係る浴室用照明装置1によれば、以下の効果を奏することができる。
浴室用照明装置1は、光を照射する照明ユニット10と、照明ユニット10から照射された光を制限する制限部材20と、を備える。制限部材20は、照明ユニット10から照射された光を、浴槽61の水面に向けて照射し、水面で反射した光により浴室内を照らしている。
具体的には、制限部材20が、照明ユニット10から照射された光を、浴槽61の形状に応じて長手方向及び短手方向を有する照射範囲70に制限している。
このような構成により、浴槽61の形状に応じて浴槽61の水面に光を照射することができ、照明ユニット10から照射した光が浴室60の壁面に直接照射されることを防止しつつ、照明ユニット10から照射した光を浴槽61の水面に照射することができる。これにより、水面から反射した光により、浴室60の壁面を照らし、水の揺らぎを美しく見せることができる。
浴室用照明装置1によれば、照明ユニット10は、浴室60の天井裏に配置され、天井51に設けられた開口52を通じて光を照射している。制限部材20は、照明ユニット10により照射された光が透過する透過孔24を有すると共に開口52を覆うカバー体21を備えている。また、透過孔24は、浴槽61の長手方向及び短手方向に対応する長孔形状に形成されている。
このような構成により、照明ユニット10から照射された光のうち透過孔24を透過した光で浴槽61の水面を照射することができる。その結果、カバー体21による簡易な構成で、浴槽61の形状に対応した照射範囲で水面に光を照射することができる。また、光源である照明ユニット10を天井裏に配置し、浴室60側の天井面にカバー体21を配置している。即ち、浴室用照明装置1では、天井51内に装置を埋め込むことができる。このため、浴室用照明装置1によれば、フラットな天井51の外観を損なわない。
浴室用照明装置1は、浴槽本体63の中央の上方の天井51の領域よりも外側に取り付けられている。また、制限部材20は、照明ユニット10から照射された光を、浴槽61の水面に対して斜めに入射させている。
このような構成により、水面に対して斜めに入射させた光の反射により、浴室60の壁面に水の揺らぎをより美しく見せることができる。また、水面に対して斜めに光を入射させることによって、人の影の影響を減らすことができる。さらに、浴槽61の上方に配置された浴室換気暖房乾燥機65等の機器を避けて、天井裏に光源を有する照明ユニット10を配置することができる。その結果、天井裏のスペースを有効活用することができる。
また、制限部材20は、照射範囲70を所望の位置に規定することができるため、浴室用照明装置1が浴槽本体63の中央の上方の天井51の領域よりも外側に配置されたとしても、浴槽61の水面への照射面積を減らすことなく、光を照射することができる。
浴室用照明装置1は、洗い場62側に設けられた浴槽61のフランジ64の上方に取り付けられている。
このような構成により、水面で反射した光が、より広範囲に浴室60の壁面を照らし、水の揺らぎをより美しく見せることができる。また、浴槽61の上方に配置された浴室換気暖房乾燥機65等の機器を避けて、天井裏に光源を有する照明ユニット10を配置することができる。その結果、天井裏のスペースを有効活用することができる。
制限部材20のカバー体21の透過孔24は、照明ユニット10の光軸に対して偏心させた位置に形成されている。また、カバー体21は、カバー体21の中心を基準に回転可能に天井51の開口52に取り付けられている。
このような構成により、天井51に浴室用照明装置1を取り付けた後、制限部材20により、光の照射方向を容易に調整することができる。
制限部材20は、筒状部材を備え、照明ユニット10から照射された光が通過する筒状部材の内面側には、光吸収面が形成されている。なお、筒状部材とは、ホルダ23と遮光部材22のどちらであってもよい。
このような構成により、照明ユニット10から照射された光が拡散することを抑制することができる。このため、照明ユニット10から照射された光が、浴室60の壁面に直接照射されることを防止することができる。
なお、実施の形態1では、浴室用照明装置1は、主として、浴槽61の水面で反射した光により浴室60の壁面を照らす例について説明したが、これに限定されない。浴室用照明装置1は、浴槽61の水面で反射した光により浴室60内を間接的に照らすことによって、水の揺らぎを美しく見せればよい。例えば、浴室用照明装置1は、水面からの反射光により、浴室60の壁面の他、天井51又は洗い場62を照らしてもよい。
なお、実施の形態1では、照明ユニット10から照射される光の光軸が天井面に対して垂直となるように照明ユニット10を配置する例について説明したが、これに限定されない。例えば、照明ユニット10は、照明ユニット10から照射される光軸が天状面に対して斜めになるように配置されてもよい。
実施の形態1では、カバー体21は、天井51の開口52の外側に配置されている例について説明したが、これに限定されない。例えば、カバー体21は、開口52の内部に配置されてもよい。このような構成により、浴室用照明装置1を取り付けた場合でも、フラットな天状面を実現することができる。その結果、浴室60の外観を美しく見せることができる。また、浴槽61の水面から反射した光が、天状面を照らした場合も水の揺らぎを美しく見せることができる。
実施の形態1では、カバー体21の透過孔24は、カバー体21の中心に対して偏心している例について説明したが、これに限定されない。カバー体21において透過孔24が形成される位置は、浴室60の形状又は浴室用照明装置1が取り付けられる位置によって変更してもよい。例えば、浴室用照明装置1が、傾斜した天井51の開口52に取り付けられる場合、透過孔24は、カバー体21の中央に形成されてもよい。
実施の形態1では、カバー体21の透過孔24の形状は、長手方向及び短手方向を有する長孔形状として、長方形又は楕円形状を説明したが、これに限定されない。透過孔24の形状は、浴槽61の形状に応じて変更してもよい。例えば、透過孔24の形状は、円形、三角形、四角形、又は多角形などであってもよい。
実施の形態1では、制限部材20は、浴槽61の形状より長手方向の範囲を狭めた照射範囲70とする例について説明したが、これに限定されない。例えば、照射範囲70は、浴槽61の水面全体を含む範囲としてもよいし、浴槽61の水面と浴槽61のフランジ64を含む範囲であってもよいし、浴槽61の水面において人が存在する位置を考慮して、範囲を狭めてもよい。
実施の形態1では、天井51の開口52及びカバー体21は、円形形状である例を説明したが、これに限定されない。開口52及びカバー体21は、例えば、矩形形状又は楕円形状であってもよい。
実施の形態1では、制限部材20が遮光部材22を備える例について説明したが、これに限定されない。図7は、変形例の浴室用照明装置1Aの概略断面図である。図7に示すように、浴室用照明装置1Aにおいて、遮光部材22は必須の構成ではない。制限部材20は、遮光部材22を備えず、カバー体21とホルダ23とを備える構成であってもよい。このような構成により、部品点数を減らし、コストを低減しつつ、水の揺らぎを美しく見せることができる浴室用照明装置1Aを提供することができる。なお、浴室用照明装置1Aにおいては、ホルダ23の内側において光吸収面を形成しているため、この光吸収面によって照明ユニット10から照射された光の拡散を抑制することができる。
実施の形態1では、カバー体21が透過孔24によって、照明ユニット10から照射された光を制限する例について説明したが、これに限定されない。図8は、別の変形例の浴室用照明装置1Bの概略断面図である。図8に示すように、浴室用照明装置1Bにおいて、カバー体21aを、両端が開口された筒状の部材で形成してもよい。浴室用照明装置1Bにおいては、遮光部材22の遮光板27の貫通孔が透過孔として機能する。即ち、遮光板27の貫通孔は、照明ユニット10から照射された光を、浴槽61の水面に向けて照射する。
図9は、照明ユニット10から照射された光を集束するレンズ34の概略図である。図9中の点線は、照明ユニット10から照射された光の進む方向を示す。図9に示すように、カバー体21の透過孔24の代わりに、照明ユニット10から照射された光を浴槽61の水面に向けて集束させるレンズ34を用いてもよい。例えば、レンズ34は、光学的に異方性を有していてもよい。光学的異方性を有するレンズ34に照明ユニット10から照射された光を入射させることによって、浴槽61の水面に光を集束させてもよい。あるいは、レンズ34の傾斜によって、光の進む方向を変更し、浴槽61の水面に光を照射してもよい。このような構成により、より簡単に所望の範囲に光を照射することができる。また、レンズ34により照明ユニット10から照射される光を集束させるため、光の強度の低下を減らすことができる。
本発明をある程度の詳細さをもって各実施形態において説明したが、これらの実施形態の開示内容は構成の細部において変化してしかるべきものである。また、実施形態における要素の組合せや順序の変化は、本開示の範囲及び思想を逸脱することなく実現し得るものである。
本発明は、浴槽の水面に向けて光を照射する浴室用照明装置として使用することができる。
1、1A、1B 浴室用照明装置
10 照明ユニット
11 補強木
12 ホルダーナット
13 金属プレート
14 タッピングネジ
15 止水パッキン
16 滑り止めパッキン
20 制限部材
21 カバー体
22 遮光部材
23 ホルダ
24 透過孔
25 位置決めピン
26 凸部
27 遮光板
28 筒状体
29 位置決め孔
30 貫通孔
31 フランジ部
32 係止部
33 キャップ
34 レンズ
51 天井
52 開口
60 浴室
61 浴槽
62 洗い場
63 浴槽本体
64 フランジ
65 浴室換気暖房乾燥機
70 照射範囲
C1 中心
CL1 中心軸
D1、D2 方向

Claims (8)

  1. 浴槽の水面に向けて光を照射し、水面で反射した光により浴室内を照らす浴室用照明装置であって、
    光を照射する照明ユニットと、
    前記照明ユニットから照射された光を制限する制限部材と、
    を備え、
    前記制限部材は、前記照明ユニットから照射された光を、前記浴槽の形状に応じて長手方向及び短手方向を有する照射範囲に制限する、浴室用照明装置。
  2. 前記照明ユニットは、前記浴室の天井裏に配置され、天井に設けられた開口を通じて光を照射し、
    前記制限部材は、前記照明ユニットにより照射された光が透過する透過孔を有すると共に前記開口を覆うカバー体を備え、
    前記透過孔は、前記浴槽の長手方向及び短手方向に対応する長孔形状に形成されている、
    請求項1に記載の浴室用照明装置。
  3. 前記カバー体は、前記カバー体の中心を基準に回転可能に前記天井の前記開口に取り付けられる、請求項2に記載の浴室用照明装置。
  4. 前記透過孔は、前記照明ユニットの光軸に対して偏心した位置に形成されている、請求項2又は3に記載の浴室用照明装置。
  5. 前記制限部材は、前記照明ユニットから照射された光を、前記浴槽の水面に向けて集束させるレンズを備える、請求項1に記載の浴室用照明装置。
  6. 前記制限部材は、筒状部材を備え、
    前記照明ユニットから照射された光が通過する前記筒状部材の内面側には、光吸収面が形成されている、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の浴室用照明装置。
  7. 前記浴槽は、湯を溜める浴槽本体と、前記浴槽本体の上端縁の周囲に設けられたフランジを有し、
    前記浴室用照明装置は、前記浴槽本体の中央の上方の天井の領域よりも外側に取り付けられる、請求項1〜6のいずれか一項に記載の浴室用照明装置。
  8. 前記浴室は、前記浴槽と洗い場とが隣接して配置されており、
    前記浴室用照明装置は、前記洗い場側に設けられた前記浴槽のフランジの上方に設けられている、
    請求項7に記載の浴室用照明装置。
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