JP6782658B2 - パネル体の開口部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、パネル体に設けられる開口部構造に係り、例えば、開き戸装置や引き戸装置のための扉、あるいは、固定式や可動式の間仕切りパネル体等のためのパネル体に、採光用や通気用等のための開口部を形成する際に利用できるものである。
下記の特許文献1及び2には、開き戸装置や引き戸装置のための扉等となっているパネル体に採光用の開口部を設けることが示されている。これらの特許文献に示されている開口部構造は、パネル体の表裏両面を形成する2枚の表面部材と、これらの表面部材に形成された開口部の内部に、この開口部の全部又は略全部を閉塞して配置された閉塞部材となっているガラス板と、2枚の表面部材の間に配置されているとともに、これらの表面部材と結合されて開口部の周辺部に配置されている開口部フレームとを含んで構成されている。そして、表面部材における開口部の縁部は、開口部の外側へ折り返された折り返し部となっており、この折り返し部と表面部材とにより開口部フレームを挟着するようにしている。
特許第4937890号公報 特許第5450003号公報
以上のパネル体の開口部構造によると、表面部材には、開口部の縁部において、表面部材と共に開口部フレームを挟着するために、開口部の外側へ折り返された折り返し部を設けなければならず、これによると、大型で高価の折り曲げ装置等を用いた作業を行うことになり、パネル体の製造コストを低減することは難しい。
本発明の目的は、開口部が設けられるパネル体を製造するための作業の容易化を図ることができ、製造コストを低減できるようになるパネル体の開口部構造を提供するところにある。
本発明に係るパネル体の開口部構造は、パネル体の表裏両面を形成する2枚の表面部材と、これらの表面部材に形成された開口部の内部に、この開口部の全部又は略全部を閉塞して配置された閉塞部材と、前記2枚の表面部材の間に配置されているとともに、これらの表面部材と結合されて前記開口部の周辺部に配置されている開口部フレームとを含んで構成されているパネル体の開口部構造において、前記開口部フレームは、幅方向が前記パネル体の厚さ方向となっている本体部と、この本体部の幅方向の両端部のうち、少なくとも一方の端部に設けられていて、前記開口部の内側へ屈曲し、前記2枚の表面部材のうち、少なくとも一方の表面部材に沿って延出している屈曲部とを有し、この屈曲部の先端部と、前記一方の表面部材における前記開口部の縁部とが、前記パネル体の厚さ方向と直交する断面形状が前記開口部の外側に向かって開口したコ字形状又は略コ字形状となっている額縁部材により挟着されて覆われており、この額縁部材が、前記パネル体の厚さ方向が幅方向となっているベース部と、このベース部の幅方向の両端部から前記開口部の外側へ延出している第1及び第2延出部とを有していることを特徴とするものである。
このパネル体の開口部構造では、開口部フレームの屈曲部の先端部と、前記一方の表面部材における開口部の縁部とが、パネル体の厚さ方向と直交する断面形状が開口部の外側に向かって開口したコ字形状又は略コ字形状となっている額縁部材により挟着されて覆われており、この額縁部材が、パネル体の厚さ方向が幅方向となっているベース部と、このベース部の幅方向の両端部から開口部の外側へ延出している第1及び第2延出部とを有するものとなっているため、表面部材には、開口部の縁部において、表面部材と共に開口部フレームの屈曲部を挟着するために折り返された折り返し部を設けることが不要になり、このため、大型で高価の折り曲げ装置等を用いた作業を省略でき、開口部が設けられるパネル体の製造コストを低減できるようになる。
以上の本発明において、額縁部材は任意の材料により形成することができる。その一例は、額縁部材を金属板で形成することである。
このように額縁部材を金属板で形成する場合であって、第1延出部をパネル体の厚さ方向外側に配置し、第2延出部をパネル体の厚さ方向内側に配置する場合には、第1延出部の先端部に、開口部の内側へ折り返された折り返し部を設け、この折り返し部を、第1延出部と前記一方の表面部材との間に配置することが好ましい。
これによると、額縁部材を、切断機等で切断された金属板により形成しても、パネル体の厚さ方向外側に配置される第1延出部の先端部に、開口部の内側へ折り返された折り返し部が設けられるため、金属板の切断機等で切断された面がパネル体の外部に露出することをなくすことができる。
また、額縁部材を金属板で形成する場合には、ばね性を有する金属板を額縁部材の材料として選択してもよい。
これによると、ばね性を有する額縁部材が、開口部フレームの屈曲部の先端部と、表面部材における開口部の縁部とを一層有効に挟着するため、額縁部材の開口部からの脱落をより確実に防止することができる。
また、額縁部材をアルミ又はアルミ合金で形成してもよい。
これによると、額縁部材をアルミ又はアルミ合金の押し出し成形品又は引き抜き成形品で形成できるようになるため、額縁部材を容易かつ安価に製造できる。
また、額縁部材を、金属板製の基材と、この基材の表面を覆う化粧材とにより形成してもよい。
これによると、金属板製の基材に錆等が生ずることを化粧材により防止できる。
また、上述のように額縁部材を、金属板製の基材と、この基材の表面を覆う化粧材とにより形成する場合には、化粧材により、基材における前記第1及び第2延出部の先端面も覆うことが好ましい。
これによると、基材を、切断機等で切断された金属板で形成しても、金属板の切断機等で切断された面が外部に露出することを化粧材でなくすことができる。
また、このような基材の金属板は、ばね性を有するものとすることが好ましい。
これによると、ばね性を有する基材が、開口部フレームの屈曲部の先端部と、表面部材における開口部の縁部とを一層有効に挟着するため、額縁部材の開口部からの脱落をより確実に防止することができる。
本発明において、額縁部材の第1延出部と第2延出部のベース部からの延出長さは、同じとしてもよく、あるいは、異ならせてもよい。
額縁部材の第1延出部と第2延出部のベース部からの延出長さを異ならせると、額縁部材を開口部に圧入等で装着する際に、額縁部材の取り扱いの容易化等を実現できる。
また、このように額縁部材の第1延出部と第2延出部のベース部からの延出長さを異ならせる場合には、パネル体の厚さ方向外側に配置される第1延出部のベース部からの延出長さを、パネル体の厚さ方向内側に配置される第2延出部のベース部からの延出長さよりも短くしてもよい。
これによると、額縁部材の第1延出部により隠される表面部材の面積が小さくなり、外部に露出する表面部材の面積を大きくできるため、この表面部材に、本発明に係るパネル体等に関する表示物や装飾物等を取り付ける際に、これらを取り付けるために必要とされる充分に大きい面積を確保できるようになる。
さらに、以上の本発明において、開口部フレームと、開口部フレームの屈曲部と、額縁部材は、表面部材に形成されている開口部の全周に設けてもよく、あるいは、開口部の略全周や開口部の所定箇所に設けるなどして、一部の部分では省略してもよい。
以上説明した本発明は任意のパネル体に適用することができ、すなわち、本発明に係るパネル体は、開き装置のドア(開き戸)でもよく、引き戸装置の扉(引き戸)でもよく、空間を仕切るための固定式や可動式の間仕切りパネル体等でもよい。
また、本発明に係るパネル体が、開き装置のドアや引き戸装置の扉のように、室外と室内とを仕切る箇所に配置されるものである場合には、開口部フレームの前述した屈曲部及び額縁部材をパネル体の室外側にのみに設けてもよい。
さらに、開口部フレームの前記屈曲部を、開口部フレームの本体部の幅方向の両端部のうち、一方の端部に設けられている第1屈曲部とするとともに、開口部フレームの本体部の幅方向の両端部のうち、第1屈曲部とは反対側の端部には、開口部の外側へ屈曲している第2屈曲部を設けてもよい。
また、以上の本発明において、パネル体に設ける開口部は任意の目的のためのものでよく、すなわち、開口部は採光用のためのものでもよく、通気性を確保するためのものでもよい。開口部が採光用のためのものである場合には、この開口部の内部に、開口部の全部又は略全部を閉塞して配置される前記閉塞部材は、透明又は半透明等のガラス板等による透光部材であり、開口部が通気性を確保するためのものである場合には、この閉塞部材は、例えば、ルーバーやガラリである。
さらに、開口部の正面視の形状は任意の形状でよく、すなわち、この開口部は、正面視において、長方形や正方形、菱形を含む四角形のものでもよく、円形のものでもよく、半円形等のものでもよい。
本発明によると、開口部が設けられるパネル体を製造するための作業の容易化を図ることができ、製造コストを低減できるという効果を得られる。
図1は、本発明の一実施形態に係るパネル体となっている開き装置のドアを示す正面図である。 図2は、図1のS2−S2線断面図である。 図3は、本発明の第1別実施形態を示す図2と同様の図である。 図4は、本発明の第2別実施形態を示す図2と同様の図である。 図5は、本発明の第3別実施形態を示す図2と同様の図である。
以下に本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。本実施形態は、パネル体が開き戸装置のドアとなっている場合であり、図1には、建物内に形成されている壁1に設置されたドア枠2にドア10がヒンジ3で回動自在に取り付けられている状態が示されており、室外と室内とを仕切る箇所に配置されていて、ドア枠2の内側に形成されている出入口を開閉するこのドア10には、採光用の窓のための開口部11と、通気性を確保するための開口部12とが設けられ、開口部11には、透明又は半透明のガラス板等による透光部材13が配置され、開口部12には、ルーバー14が配置されている。
図2は、図1のS2−S2線断面図である。ドア10は、このドア10の室外側の面を形成している第1表面部材21と、ドア10の室内側の面を形成している第2表面部材22と、ドア10の表裏両面を形成しているこれらの第1及び第2表面部材21,22に採光用の窓のために形成されている開口部11の内部に、この開口部11の全部又は略全部を閉塞する閉塞部材として配置された上述の透光部材13と、第1及び第2表面部材21,22の間に配置されているとともに、これらの第1及び第2表面部材21,22と結合されて開口部11の周辺部に配置されている開口部フレーム23とを含んで構成されており、ドア10の力骨ともなっているこの開口部フレーム23は、開口部11の全周に渡って設けられている。
開口部フレーム23は、図1に示されているように、正面視で四角形となっている開口部11のそれぞれの辺部ごとに分割されて形成されたものとしてもよく、あるいは、隣接する2つの辺部に共用されるL字状のものとし、これを2個組み合わせることにより、開口部11の全周に配置してもよい。
図2に示されているように、開口部フレーム23は、ドア10の厚さ方向が幅方向となっている本体部23Aと、この本体部23Aの幅方向のうち、第1表面部材21側の端部、すなわち、室外側の端部から開口部11の内側へ屈曲している第1屈曲部23Bと、第2表面部材22側の端部、すなわち、室内側の端部から開口部11の外側へ屈曲している第2屈曲部23Cとからなる。第1屈曲部23Bは、第1表面部材21に沿って開口部11の内側へ延出していて、第1表面部材21に接着剤で結合されており、第2屈曲部23Cは、第2表面部材22に沿って開口部11の外側へ延出していて、第2表面部材22に接着剤で結合されている。
開口部11の下辺部において、開口部フレーム23の本体部23Aには、板状の透光部材13が受け部材24を介して載せられている。
第2表面部材22には、開口部11の縁部において、ドア10の厚さ方向内側へ直角又は略直角に延出している延出部22Aが形成されており、開口部フレーム23の本体部23Aの一部を覆っているこの延出部22Aに、室内側の額縁部材25が配置され、ドア10の厚さ方向と直交する断面形状が開口部11の外側に向かって開口したコ字形状となっていて、金属板の折り曲げ品となっているこの額縁部材25は、ビス26により、第2表面部材22の延出部22Aと共に開口部フレーム23の本体部23Aに結合されている。
開口部フレーム23の第1屈曲部23Bの先端部23Dは、第1表面部材21における開口部11の縁部21Aと同じ位置又は略同じ位置まで達しており、この第1屈曲部23Bの先端部23Dと、第1表面部材21における開口部11の縁部21Aとが、室外側の額縁部材30により挟着されて覆われている。金属板の折り曲げで形成されているこの額縁部材30は、ドア10の厚さ方向と直交する断面形状が開口部11の外側に向かって開口したコ字形状又は略コ字形状となっているため、額縁部材30は、ドア10の厚さ方向が幅方向となっているベース部30Aと、このベース部30Aの幅方向の両端部から開口部11の外側へ延出している第1及び第2延出部30B,30Cとを有し、第1延出部30Bは、ドア10の厚さ方向外側に設けられた延出部であり、第2延出部30Cは、ドア10の厚さ方向内側に設けられた延出部である。
また、第1延出部30Bと第2延出部30Cのベース部30Aからの延出長さは、同じになっておらず、室外側の延出部となっている第1延出部30Bの延出長さは、室内側の延出部となっている第2延出部30Cの延出長さよりも短くなっている。
さらに、第1延出部30Bの先端部には、開口部11の内側へ折り返された折り返し部30Dが設けられており、第1延出部30Bと重ね合されているこの折り返し部30Dは、第1延出部30Bと第1表面部材21との間に配置されている。
図2に示されているように、室内側の額縁部材25と透光部材13との間には、室内側のシーリング部材31が介在配置されており、室外側の額縁部材30と透光部材13との間には、室外側のシーリング部材32が介在配置されている。なお、図2で示されているような乾式のシーリング部材31,32ではなく、湿式のシーリング材を用いてもよく、ビードのような乾式のシーリング材を用いてもよい。
開口部11の全周に渡って設けられる室内側及び室外側の額縁部材25,30は、正面視で四角形となっている開口部11のそれぞれの辺部ごとに分割されて形成されたものとしてもよく、あるいは、隣接する2つの辺部に共用されるL字状のものとし、これを2個組み合わせることにより、開口部11の全周に配置してもよい。
以上の説明から分かるように、室外側の額縁部材30は、第1屈曲部23Bの先端部23Dと、第1表面部材21における開口部11の縁部21Aとを挟着して覆っているため、この額縁部材30は、これらの先端部23Dと縁部21Aのための見切り部材ともなっている。このため、表面部材21には、開口部11の縁部において、開口部フレーム23の第1屈曲部23Bの先端部23Dを表面部材21と共に挟着するために開口部11の外側へ折り返した折り返し部を設ける必要がなく、これより、大型で高価の折り曲げ装置等を用いた作業を省略でき、開口部11が設けられたドア10を製造するための作業の容易化を図ることができるため、ドア10の製造コストを低減できるようになる。
また、額縁部材30は、切断機等で切断された金属板を折り曲げることにより形成されるが、ベース部30Aから開口部11の外側へ延出する第1及び第2延出部30B,30Cのうち、ドア10の外部に露出する第1延出部30Bの先端部には、開口部11の内側へ折り返された折り返し部30Dが設けられ、この折り返し部30Dは、第1延出部30Bと第1表面部材21との間に配置されているため、額縁部材30における切断機等で切断された面がドア10の外部に露出することはなく、このため、ドア10を利用するうえでの安全性を確保できる。
さらに、第1延出部30Bは、第2延出部30Cよりもベース部30Aからの延出長さが短くなっているため、この第1延出部30Bにより隠される第1表面部材21の面積が小さくなり、外部に露出する第1表面部材21の面積を大きくできるため、この第1表面部材21に、ドア10等に関する表示物(例えば、特定者のみが出入り可能である旨を表示する表示板)や装飾物等を取り付ける際に、これらが取り付け可能となる大きい面積を確保できる。
また、第1延出部30Bが、第2延出部30Cよりもベース部30Aからの延出長さが短くなっていることにより、額縁部材30を開口部11に圧入作業で装着等する際において、額縁部材30の取り扱いを容易に行うことができる。
さらに、金属板製となっている額縁部材30の材料を、ばね性を有するものとしてもよい。これによると、額縁部材30は、開口部フレーム23の第1屈曲部23Bの先端部23Dと、第1表面部材21における開口部11の縁部21Aとを一層有効に挟着するため、開口部11からの額縁部材30の脱落をより確実に防止できる。
なお、室外側の額縁部材30の材料を不燃材とすることにより、ドア10を防火仕様のものとすることが可能となり、また、第1表面部材21を、例えば、木目調の模様が表示された表面部材とする場合には、室外側の額縁部材30も同様の模様が表示された材料で形成することにより、ドア10の室外側の全体の面についてデザイン性を向上させることができる。
図3は、別実施形態に係る室外側の額縁部材40を示す。アルミ又はアルミ合金製となっているこの額縁部材40も、図2の額縁部材30と同様に、開口部フレーム23の第1屈曲部23Bの先端部23Dと、第1表面部材21における開口部11の縁部21Aとを挟着して覆うものとなっているため、ドア10の厚さ方向と直交する断面形状が開口部11の外側に向かって開口したコ字形状又は略コ字形状となっており、このため、額縁部材40は、ドア10の厚さ方向が幅方向となっているベース部40Aと、このベース部40Aの幅方向の両端部から開口部11の外側へ延出している第1及び第2延出部40B,40Cとを有し、ドア10の厚さ方向外側に設けられた第1延出部40Bは、ドア10の厚さ方向内側に設けられた第2延出部40Cよりもベース部40Aからの延出長さが短くなっている。
この実施形態によると、額縁部材40は、アルミ又はアルミ合金製であるため、額縁部材40をアルミ又はアルミ合金の押し出し成形又は引き抜き成形により容易かつ安価に製造することができる。
図4は、さらに別実施形態に係る室外側の額縁部材50を示す。この額縁部材50も、額縁部材30,40と同様に、開口部フレーム23の第1屈曲部23Bの先端部23Dと、第1表面部材21における開口部11の縁部21Aとを挟着して覆うものとなっており、このため、ドア10の厚さ方向と直交する断面形状は開口部11の外側に向かって開口したコ字形状又は略コ字形状となっており、このため、額縁部材50は、ドア10の厚さ方向が幅方向となっているベース部50Aと、このベース部50Aの幅方向の両端部から開口部11の外側へ延出している第1及び第2延出部50B,50Cとを有し、ドア10の厚さ方向外側に設けられた第1延出部50Bは、ドア10の厚さ方向内側に設けられた第2延出部50Cよりもベース部50Aからの延出長さが短くなっている。
特に、この実施形態の額縁部材50は、金属板製の基材51と、この基材51の表面を覆っている合成樹脂製の化粧材52とにより形成されており、基材51の材料は、ばね性を有するもの、例えば、ステンレスばね鋼であり、化粧材52は、例えば、EPDM(エチレン・プロピレン・ジエンゴム)やCR(クロロプレンゴム)、シリコン等である。
このため、この実施形態によると、基材51に錆等が生ずることを化粧材52により防止することができ、また、額縁部材50は、ばね性を有する材料で形成された基材51により、開口部フレーム23の第1屈曲部23Bの先端部23Dと、第1表面部材21における開口部11の縁部21Aとを一層有効に挟着するため、開口部11からの額縁部材50の脱落をより確実に防止することができる。
また、この実施形態では、図4に示されているように、基材51における第1及び第2延出部50B,50Cの先端面51A,51Bも化粧材52により覆われている。このため、基材51を切断機等で切断された金属板で形成し、基材51における第1及び第2延出部50B,50Cの先端面51A,51Bが基材51の切断機等で切断された切断面となっていても、この切断面が外部に露出することは、化粧材52の覆い作用によって防止することができるため、開口部11に装着される前の額縁部材50を安全に取り扱うことができ、また、額縁部材50を開口部11に装着した後では、切断面がドア10の外部に露出することはないため、ドア10を利用するうえでの安全性を確保できる。
なお、図4において、シーリング材32を省略し、又はシーリング材32と一体のものとすることにより、化粧材52がシーリング材を兼用するようにしてもよい。
図5では、開口部フレーム63が、ドア10の厚さ方向が幅方向となっている本体部63Aと、この本体部63Aの幅方向のうち、第1表面部材21側の端部から開口部11の内側へ屈曲している第1屈曲部63Bと、第2表面部材22側の端部から開口部11の外側へ屈曲している第2屈曲部63Cとを有するものとなっており、また、第1屈曲部63Bの先端部には、開口部11の外側へ折り返された折り返し部63Dが設けられている。この折り返し部63Dは、第1表面部材21における開口部11の縁部21Aを第1屈曲部63Bと共に挟着しており、これにより、開口部フレーム63は、縁部21Aのための見切り部材を兼ねている。
第1及び第2表面部材21,22の間に介入されて開口部11の周辺部に配置される開口部フレームは、この開口部フレーム60のように形成されたものでもよい。
本発明は、開き戸装置や引き戸装置のための扉、あるいは、固定式や可動式の間仕切りパネル体等のためのパネル体に、採光用や通気用等のための開口部を形成する際に利用することができる。
10 パネル体であるドア
11 開口部
13 閉塞部材であるガラス等の透光部材
21 室外側の表面部材
21A 縁部
22 室内側の表面部材
23 開口部フレーム
23A 本体部
23B 第1屈曲部
23C 第2屈曲部
23D 先端部
30,40,50 額縁部材
30A,40A,50A ベース部
30B,40B,50B 第1延出部
30C,40C,50C 第2延出部
30D 折り返し部
51 基材
51A,51B 基材における第1及び第2延出部の先端面
52 化粧材



Claims (12)

  1. パネル体の表裏両面を形成する2枚の表面部材と、これらの表面部材に形成された開口部の内部に、この開口部の全部又は略全部を閉塞して配置された閉塞部材と、前記2枚の表面部材の間に配置されているとともに、これらの表面部材と結合されて前記開口部の周辺部に配置されている開口部フレームとを含んで構成されているパネル体の開口部構造において、
    前記開口部フレームは、幅方向が前記パネル体の厚さ方向となっている本体部と、この本体部の幅方向の両端部のうち、少なくとも一方の端部に設けられていて、前記開口部の内側へ屈曲し、前記2枚の表面部材のうち、少なくとも一方の表面部材に沿って延出している屈曲部とを有し、この屈曲部の先端部と、前記一方の表面部材における前記開口部の縁部とが、前記パネル体の厚さ方向と直交する断面形状が前記開口部の外側に向かって開口したコ字形状又は略コ字形状となっている額縁部材により挟着されて覆われており、この額縁部材が、前記パネル体の厚さ方向が幅方向となっているベース部と、このベース部の幅方向の両端部から前記開口部の外側へ延出している第1及び第2延出部とを有していることを特徴とするパネル体の開口部構造。
  2. 請求項1に記載のパネル体の開口部構造において、前記額縁部材は金属板で形成されていることを特徴するパネル体の開口部構造。
  3. 請求項2に記載のパネル体の開口部構造において、前記第1延出部は前記パネル体の厚さ方向外側に配置され、前記第2延出部は前記パネル体の厚さ方向内側に配置されているとともに、前記第1延出部の先端部には、前記開口部の内側へ折り返された折り返し部が設けられており、この折り返し部が、前記第1延出部と前記一方の表面部材との間に配置されていることを特徴とするパネル体の開口部構造。
  4. 請求項2又は3に記載のパネル体の開口部構造において、前記金属板はばね性を有する材料であることを特徴するパネル体の開口部構造。
  5. 請求項1に記載のパネル体の開口部構造において、前記額縁部材は、アルミ又はアルミ合金で形成されていることを特徴するパネル体の開口部構造。
  6. 請求項1に記載のパネル体の開口部構造において、前記額縁部材は、金属板製の基材と、この基材の表面を覆っている化粧材とにより形成されていることを特徴するパネル体の開口部構造。
  7. 請求項6に記載のパネル体の開口部構造において、前記化粧材は、前記基材における前記第1及び第2延出部の先端面も覆っていることを特徴とするパネル体の開口部構造。
  8. 請求項6又は7に記載のパネル体の開口部構造において、前記基材の前記金属板はばね性を有する材料であることを特徴とするパネル体の開口部構造。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載のパネル体の開口部構造において、前記第1延出部と第2延出部の前記ベース部からの延出長さが異なっていることを特徴とするパネル体の開口部構造。
  10. 請求項9に記載のパネル体の開口部構造において、前記パネル体の厚さ方向外側に配置されている前記第1延出部は、前記パネル体の厚さ方向内側に配置されている第2延出部よりも前記ベース部からの延出長さが短くなっていることを特徴とするパネル体の開口部構造。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載のパネル体の開口部構造において、前記パネル体は室外と室内とを仕切る箇所に配置されており、前記開口部フレームの前記屈曲部は、前記開口部フレームの前記本体部の幅方向の両端部のうち、前記室外側の端部のみに設けられていることを特徴とするパネル体の開口部構造。
  12. 請求項1〜10のいずれかに記載のパネル体の開口部構造において、前記屈曲部は、前記開口部フレームの前記本体部の幅方向の両端部のうち、一方の端部に設けられている第1屈曲部であり、前記開口部フレームの前記本体部の幅方向の両端部のうち、前記第1屈曲部とは反対側の端部には、前記開口部の外側へ屈曲している第2屈曲部が設けられていることを特徴とするパネル体の開口部構造。
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