JP6782655B2 - 電子バリュー管理装置、電子バリュー管理方法、および電子バリュー管理プログラム - Google Patents
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Description
一般的に、インターネット投票や電話投票を行うためには、ユーザは、銀行口座との紐付けを行った投票用口座をあらかじめ開設し、当該投票用口座を介して、投票、払戻、および精算に基づく入出金を行うことができるようにしておく必要がある。投票用口座の開設にあたっては、上述したように、当該投票用口座と銀行口座との紐付けを行うなどの事前手続きが必要であることから、例えば、新たに公営競技に興味を持ったユーザなどのような投票用口座を開設していないユーザが、もし投票をしたいと思っても、すぐには投票をすることができない。このような課題に対し、会員証(プリペイドカード)を利用することによって、投票用口座を開設しなくても投票を可能にする技術が知られている(例えば、特許文献1)。
以下、本発明の第1の実施形態について説明する。
以下に説明する本実施形態における電子バリュー管理システム1は、公営競技(例えば、競馬、競輪、競艇、またはオートレースなど)において、電子バリューによるインターネット投票を可能にするシステムである。なお、本実施形態は一例であり、電子バリュー管理システム1はその他、例えば、カジノにおいて、電子バリューによるゲームへの賭け(ベット)を可能にするようなシステムであってもよい。
本実施形態においては、投票に使われる前の電子バリューは換金不可バリューであり、投票によって払い戻される電子バリューは全て換金可能バリューである。なお、換金可能バリューから換金不可バリューへの変換は任意に可能であるが、換金不可バリューから換金可能バリューへの変換はできない。
以下、本実施形態における電子バリュー管理システム1のシステム構成について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態における電子バリュー管理システム1のシステム構成の概要を示す概略図である。図1に図示するように、本実施形態における電子バリュー管理システム1は、電子バリュー管理装置10と、電子バリュー流通サーバ20と、プリペイドカード25と、ユーザ端末30と、投票サーバ40と、金融機関サーバ50と、を含んで構成される。
電子バリュー管理装置10は、電子バリュー流通サーバ20、ユーザ端末30、および投票サーバ40と、それぞれ通信ネットワークを介して通信接続する。
なお、通信ネットワークは、インターネット、各種の閉域網(例えば、専用線、またはVPN(Virtual Private Network;仮想専用ネットワーク)など)、またはそれらの通信ネットワークの組合せによって構成される。なお、通信ネットワークは、有線の通信ネットワークであってもよいし、一部または全部が無線の通信ネットワークであってもよい。
なお、これらの処理の詳細については後述する。
なお、説明を簡略化するため、図1においては電子バリュー管理装置10と通信接続するユーザ端末30を1台のみしか記載していないが、電子バリュー管理装置10は、複数のユーザ端末30と通信接続することができる。
電子バリュー流通サーバ20は、電子バリュー管理装置10、および量販店に備えられた販売システム(例えば、POS(Point Of Sales;販売時点情報管理)システム(図示せず))と、それぞれ通信ネットワークを介して通信接続する。
なお、通信ネットワークは、インターネット、各種の閉域網(例えば、専用線、またはVPNなど)、またはそれらの通信ネットワークの組合せによって構成される。なお、通信ネットワークは、有線の通信ネットワークであってもよいし、一部または全部が無線の通信ネットワークであってもよい。
また、電子バリュー流通サーバ20は、電子バリュー管理装置10から送信される、プリペイドカード25に対応付けられたコード(以下に説明する「入金用番号」)を示す情報を取得し、当該コードに対応付けられたプリペイドカード25の情報に基づいて、電子バリュー管理装置10へ、ウォレットへの電子バリューの入金処理を行わせるための情報を送信する。
なお、これらの処理の詳細については後述する。
なお、上述したように、本実施形態においては、プリペイドカード25を用いて入金が行われるものとしたが、これに限られるものではなく、電子バリューによる入金が可能であるならば、各種の電子マネーカード、クレジットカード、またはキャッシュカードなどが用いられてもよい。
ユーザ端末30は、電子バリュー管理装置10、および金融機関サーバ50と、それぞれ通信ネットワークを介して通信接続する。
ユーザ端末30は、ユーザによる操作に基づく操作入力を受け付け、当該操作入力に基づいて、各種の指示、例えば、入金指示、投票指示、および精算指示などを示す情報を、電子バリュー管理装置10へ送信する。
なお、これらの処理の詳細については後述する。
投票サーバ40は、電子バリュー管理装置10、および金融機関サーバ50と、通信ネットワークを介して通信接続する。
なお、通信ネットワークは、インターネット、各種の閉域網(例えば、専用線、またはVPNなど)、またはそれらの通信ネットワークの組合せによって構成される。なお、通信ネットワークは、有線の通信ネットワークであってもよいし、一部または全部が無線の通信ネットワークであってもよい。
なお、これらの処理の詳細については後述する。
金融機関サーバ50は、投票サーバ40から送信される精算金額を示す情報に基づいて、銀行口座の口座情報を更新する。これによりユーザは、精算された金額に相当する現金を出金することができる。
なお、これらの処理の詳細については後述する。
以下、本実施形態における電子バリュー管理装置10の機能構成について、図面を参照しながら説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態における電子バリュー管理装置10の機能構成を示すブロック図である。図示するように、電子バリュー管理装置10は、記憶部100と、入金処理部101と、投票管理部102と、払戻管理部103と、特典管理部104と、を含んで構成される。
電子バリュー情報1000は、ユーザごと、または当該ユーザが使用するユーザ端末30ごとに、換金可能な電子バリューを示す換金可能バリューの残高と、換金不可能な電子バリューを示す換金不可バリューの残高と、換金可能バリューから換金不可バリューへ変換された金額の累積値を示すリチャージ総額と、が対応付けられた情報である。
また、投票管理部102は、投票によって換金可能バリューの残高を減算した場合、減算した金額を(すなわち、換金可能バリューから換金不可バリューへ変換された金額を)リチャージ総額に加算する。
特典管理部104は、リチャージ総額に応じて予め定められた金額を換金不可バリューの残高に加算する。
この場合、記憶部100は、換金可能バリューの残高と、換金不可バリューの残高と、リチャージ回数と、が対応付けられた電子バリュー情報1000を記憶する。
また、この場合、投票管理部102は、投票によって換金可能バリューの残高を減算した場合、リチャージ回数に対し1を加算する。
また、この場合、特典管理部104は、リチャージ回数に応じて予め定められた金額を換金不可バリューの残高に加算する。
以下、本実施形態における電子バリュー管理装置10によるユーザ登録処理および入金処理について、図面を参照しながら説明する。
図3は、本発明の第1の実施形態における電子バリュー管理装置10によるユーザ登録処理および入金処理の概要を示す概略図である。
なお、プリペイドカードの表面に、上記の5000円や10000円などの金額が印字されているため、ユーザは、所望の金額分の電子バリューをウォレットに入金できるプリペイドカード25を選ぶことができる。そして、ユーザは、量販店において、選んだプリペイドカード25の販売価格に応じて支払いを行うことにより、当該プリペイドカード25を購入することができる。
量販店に備えられた販売システムは、認識した識別子を示す情報を、通信ネットワークを介して電子バリュー流通サーバ20へ送信する。
例えば、当該プリペイドカード情報のレコードの1つは、プリペイドカード25を一意に識別する識別子である「abcdefg0123」と、入金される電子バリューの金額を示す情報である「5000」と、入金用番号を示す情報「12345678」と、プリペイドカード25が無効であることを示す情報である「0」という値によって構成されている。
なお、ユーザによって購入される前の全てのプリペイドカード25は、無効化された状態となっており、購入された際に上記のプリペイドカード情報の更新が行われることによって有効化される。
ユーザは、電子バリュー管理サイトにおいて、ユーザ登録、ログイン、入金指示、公営競技における投票指示、電子バリューの残高照会、および電子バリューの精算指示などを行うことができる。
電子バリュー管理サイトにおいてユーザ登録がなされると、電子バリュー管理装置10は、登録されたユーザに対応付けられたウォレットを生成し、電子バリュー情報1000に登録する。
具体的には、電子バリュー管理装置10は、ユーザ端末30から取得した入金用番号を示す情報を、通信ネットワークを介して電子バリュー流通サーバ20へ送信する。電子バリュー流通サーバ20は、電子バリュー管理装置10から、入金用番号を示す情報を取得すると、プリペイドカード情報を参照して、当該入金用番号が対応付けられたレコードを検索する。電子バリュー流通サーバ20は、検索されたレコードに対応付けられた、プリペイドカード25が有効であるか無効であるかを示す情報と、プリペイドカード25によって入金される電子バリューの金額を示す情報と、を参照する。
そして、電子バリュー流通サーバ20は、検索されたレコードに対応付けられた、プリペイドカード25が有効であるか無効であるかを示す情報が、有効であることを示す値であった場合、当該有効であることを示す情報(例えば、「1」)と、プリペイドカード25によって入金される電子バリューの金額を示す情報(例えば、「5000」)と、を、通信ネットワークを介して電子バリュー管理装置10へ送信する。
以下、本実施形態における電子バリュー管理装置10による投票指示処理について、図面を参照しながら説明する。
図4は、本発明の第1の実施形態における電子バリュー管理装置10による投票指示処理の概要を示す概略図である。
ユーザは、電子バリュー管理サイトにログインし、公営競技における投票を行うための投票入力画面を表示させるための操作を行う。電子バリュー管理サイトは、投票サーバ40とシステム連携しており、投票サーバ40によって生成される投票入力画面がユーザ端末30に表示される。
以下、本実施形態における電子バリュー管理装置10による照会処理について、図面を参照しながら説明する。
図5は、本発明の第1の実施形態における電子バリュー管理装置10による照会処理の概要を示す概略図である。
ユーザは、電子バリュー管理サイトにログインし、ウォレットにおける電子バリューの残高を照会するための照会画面を表示させるための操作を行う。ユーザ端末30は、当該操作に基づいて、電子バリューの残高の照会指示を示す情報を、通信ネットワークを介して電子バリュー管理装置10へ送信する。
なお、ここでは、電子バリューの残高の照会指示を示す情報を取得したことを契機に、照会処理を実行するものとしたが、これに限られない。電子バリュー管理装置10は、例えば、定期的(例えば、1時間毎、あるいは1日毎など)に、照会処理を実行するようにしてもよい。
以下、本実施形態における電子バリュー管理装置10による精算指示処理について、図面を参照しながら説明する。
図6は、本発明の第1の実施形態における電子バリュー管理装置10による精算指示処理の概要を示す概略図である。
ユーザは、電子バリュー管理サイトにログインし、ウォレットにおける換金可能バリューを精算するための精算指示画面を表示させるための操作を行う。
ユーザ端末30は、当該操作に基づいて、精算指示を示す情報を、通信ネットワークを介して電子バリュー管理装置10へ送信する。
なお、換金可能バリューの残高が、精算指示を示す情報に基づく精算金額に満たない場合には、上記の減算は行われず、精算処理が行われない。この場合、電子バリュー管理装置10は、例えば、換金可能バリューの残高が不足していることを提示する画面を示す情報を生成し、当該情報を、通信ネットワークを介してユーザ端末30へ送信する。そして、ユーザ端末30の表示部(図示せず)に、当該情報に基づく画面が表示されることにより、ユーザは、ウォレットにおいて、換金可能バリューの残高が不足していることを認識することができる。
投票サーバ40は、電子バリュー管理装置10から送信された口座入金指示情報を取得すると、当該口座入金指示情報に基づく投票用口座において、当該口座入金指示情報に基づく精算金額の精算を行う精算処理を実行する。当該精算処理により、精算金額および投票用口座に対応付けられた(ユーザの)銀行口座を示す情報を含む情報が、投票サーバ40から金融機関サーバ50へ送信される。
金融機関サーバ50は、投票サーバ40から送信された情報を取得すると、当該情報に基づく精算金額を、当該情報に基づく銀行口座へ入金する。これにより、ユーザは、自身が保有する銀行口座から精算金を出金することができる。
なお、送金サーバ60は、電子バリュー管理装置10から取得した送金指示情報に基づいて、金融機関サーバ50において管理される、主催者が保有する銀行口座へ精算金を送金する送金サービスを提供するサーバ装置である。送金サーバ60は、コンピュータ装置、例えば、汎用コンピュータなどを含んで構成される。
金融機関サーバ50は、送金サーバ60から送信された情報を取得すると、当該情報に基づく送金金額を、当該情報に基づく銀行口座へ送金する。これにより、ユーザは、(送金サービスを利用することにより)主催者が保有する銀行口座から精算金を出金することができる。
なお、ユーザは、この送金サービスを利用することにより、銀行口座と紐付けられた投票用口座の開設手続きを行わなくても、精算金を出金することができる。
以下、本実施形態における電子バリュー管理装置10が記憶する電子バリュー情報1000のテーブル構成について、図面を参照しながら説明する。
図7は、本発明の第1の実施形態における電子バリュー管理装置10が記憶する電子バリュー情報1000のテーブル構成を示す図である。
なお、「ログインID」の項目の列には、上述したように、公営競技において投票を行うユーザが使用するユーザ端末30を識別するID(識別子)を示す情報が格納されているような構成であってもよい。
なお、「換金不可バリュー残高」の項目の列には、「ログインID」に対応付けられたユーザ端末30を使用するユーザが保有する換金不可バリューの残高を示す情報が格納されているような構成であってもよい。
なお、「換金可能バリュー残高」の項目の列には、「ログインID」に対応付けられたユーザ端末30を使用するユーザが保有する換金可能バリューの残高を示す情報が格納されているような構成であってもよい。
図示するように、「リチャージ総額」の項目の値として、例えば、「0」、および「1500」という値が格納されている。図示するように、例えば、値が「0002」である「ログインID」に対応付けられた「リチャージ総額」の項目の値は「1500」であるが、これは、値が「0002」であるユーザが保有するリチャージ総額が「1500」である(例えば、当該ユーザが、累計して現金1500円分に相当する金額分の、換金可能バリューから換金不可バリューへの変換を行った)ことを示す。
なお、「リチャージ総額」の項目の列には、「ログインID」に対応付けられたユーザ端末30を使用するユーザのリチャージ総額を示す情報が格納されているような構成であってもよい。
以下、本実施形態における電子バリュー管理装置10による電子バリューの管理について、図面を参照しながら説明する。
図8乃至図9は、本発明の第1の実施形態における電子バリュー管理装置10による電子バリューの管理の概要を示す概略図である。
以下、「0001」のログインIDに対応付けられたユーザ、または当該ユーザが使用するユーザ端末30に対応付けられたウォレットにおける、電子バリュー管理装置10による電子バリューの管理の一例について説明する。
まず、新規に生成されたウォレットにおいては、換金不可バリュー残高、換金可能バリュー残高、およびリチャージ総額は、いずれも「0」である。このウォレットに対して、プリペイドカード25などにより、現金10000円分に相当する金額の電子バリューが入金されると、図8(a)に図示するように、換金不可バリュー残高が「10000」となる。
次に、上記の投票に対する的中払戻金として、3500円の払戻金額の払い戻しが行われると、図8(c)に図示するように、換金可能バリュー残高に対し当該払戻金額が加算され、換金可能バリュー残高が「3500」となる。
まず、図9(a)に図示するように、換金不可バリュー残高、換金可能バリュー残高、およびリチャージ総額は、それぞれ「5000」、「3500」、および「0」である。
そこで、不足分の金額である2000円分が、換金可能バリューから換金不可バリューへ変換される。これにより、図9(b)に図示するように、換金可能バリュー残高から不足分の金額である2000円が減算され、換金可能バリュー残高が「1500」となる。また、図9(b)に図示するように、換金不可バリュー残高に対して不足分の金額である2000円が加算され、換金可能バリュー残高が「7000」となる。
また、2000円分の換金可能バリューが換金不可バリューへ変換されたことから、図9(b)に図示するように、リチャージ総額に対して2000円が加算され、リチャージ総額が「2000」となる。
次に、上記の投票に対する的中払戻金として、9000円の払戻金額の払い戻しが行われると、図8(d)に図示するように、換金可能バリュー残高に対し当該払戻金額が加算され、換金可能バリュー残高が「10500」となる。
以下、本実施形態における電子バリュー管理装置10の動作について、図面を参照しながら説明する。
図10は、本発明の第1の実施形態における電子バリュー管理装置10の動作を示すフローチャートである。本フローチャートは、ユーザ端末30から電子バリュー管理装置10へ、ユーザによる投票の投票金額を示す投票金額情報を含む、投票指示を示す情報が送信された際に開始する。
なお、本フローチャートにおいて、これ以下に説明する「換金不可バリュー残高」および「換金可能バリュー残高」は、投票を行うユーザ、または当該ユーザが使用するユーザ端末30に対応付けられたウォレットにおける、換金不可バリュー残高および換金可能バリュー残高を示す。
上記投票金額が、換金不可バリュー残高と換金可能バリュー残高とを合計した値以下である場合、ステップS005へ進む。そうでない場合(すなわち、上記投票金額が、換金不可バリュー残高と換金可能バリュー残高とを合計した値より大きい場合)、ステップS003へ進む。
上記投票金額が、換金不可バリュー残高以下である場合、ステップS006へ進む。そうでない場合(すなわち、上記投票金額が、換金不可バリュー残高より大きい場合)、ステップS008へ進む。
なお、上述したように、ここでは、電子バリューの残高の照会指示を示す情報を取得したことを契機に照会処理を実行するものとしたが、これに限られない。電子バリュー管理装置10は、例えば、定期的に(例えば、1時間ごとに)、照会処理を実行するようにしてもよい。
以上で、本フローチャートの処理が終了する。
以下、本発明の第2の実施形態について説明する。
なお、第2の実施形態における、電子バリュー管理システムのシステム構成、電子バリュー管理装置の機能構成、および電子バリュー情報1000のテーブル構成は、上述した、第1の実施形態における、電子バリュー管理システム1のシステム構成、電子バリュー管理装置10の機能構成、および電子バリュー情報1000のテーブル構成とそれぞれ同一であるため、同一の符号を付し、説明を省略する。
上述した第1の実施形態においては、払戻管理部103は、投票に対する払戻金額を示す払戻金額情報を取得し、払戻金額を、換金可能バリューの残高に加算する。
一方、第2の実施形態においては、投票に対する払戻金額を示す払戻金額情報を取得し、払戻金額が投票金額より大きい場合、払戻管理部103は、払戻金額と投票金額との差額を換金可能バリューの残高に加算し、かつ投票金額を換金不可バリューの残高に加算する。また、払戻金額が投票金額以下である場合、払戻管理部103は、払戻金額を換金不可バリューの残高に加算する。
以下、本実施形態における電子バリュー管理装置10による電子バリューの管理について、図面を参照しながら説明する。
図11乃至図12は、本発明の第2の実施形態における電子バリュー管理装置10による電子バリューの管理の概要を示す概略図である。
以下、「0001」のログインIDに対応付けられたユーザ、または当該ユーザが使用するユーザ端末30に対応付けられたウォレットにおける、電子バリュー管理装置10による電子バリューの管理の一例について説明する。
まず、新規に生成されたウォレットにおいては、換金不可バリュー残高、換金可能バリュー残高、およびリチャージ総額は、いずれも「0」である。このウォレットに対して、プリペイドカード25などにより、現金10000円分に相当する金額の電子バリューが入金されると、図11(a)に図示するように、換金不可バリュー残高が「10000」となる。
上述したように、第1の実施形態においては、払戻金額は、全て換金可能バリュー残高に対して加算された。一方、第2の実施形態においては、払い戻された的中払戻金のうち、投票金額を上回る部分のみが換金可能バリュー残高に対して加算され、投票金額以下の部分については換金不可バリュー残高に加算される。
したがって、上記の投票に対する的中払戻金として、3500円の払戻金額の払い戻しが行われる場合、払戻金額が投票金額に満たないため、図11(c)に図示するように、3500円の払戻金額は全て換金不可バリュー残高に対してされ、換金不可バリュー残高が「8500」となる。
まず、図12(a)に図示するように、換金不可バリュー残高、換金可能バリュー残高、およびリチャージ総額は、それぞれ「8500」、「0」、および「0」である。
以下、本実施形態における電子バリュー管理装置10の動作について、図面を参照しながら説明する。
図13は、本発明の第2の実施形態における電子バリュー管理装置10の動作を示すフローチャートである。本フローチャートは、ユーザ端末30から電子バリュー管理装置10へ、ユーザによる投票の投票金額を示す投票金額情報を含む、投票指示を示す情報が送信された際に開始する。
なお、上述したように、ここでは、電子バリューの残高の照会指示を示す情報を取得したことを契機に照会処理を実行するものとしたが、これに限られない。電子バリュー管理装置10は、例えば、定期的に(例えば、1時間ごとに)、照会処理を実行するようにしてもよい。
電子バリュー管理装置10の払戻管理部103が、当該払戻金額が投票金額より大きいと判定した場合、ステップS115へ進む。そうでない場合(すなわち、電子バリュー管理装置10の払戻管理部103が、当該払戻金額が投票金額以下であると判定した場合)、ステップS116へ進む。
以上で、本フローチャートの処理が終了する。
電子バリュー管理装置10は、現金への換金が不可能であり、投票用に用いられる換金不可バリューを管理することができるため、上述したように、公営競技の主催者は、ウォレットに入金したユーザに対して積極的な投票を促すことができ、投票件数の増加による売上金額の拡大や、ユーザの定着化によるユーザ数の拡大などを図ることができる。また、電子バリュー管理装置10が、当該換金不可バリューを管理することできるため、公営競技の主催者は、入金した電子バリューを投票に使わないまま現金へ換金することによるユーザの不正行為(マネーロンダリング)の防止を図ることができる。
Claims (10)
- ユーザごと、または前記ユーザの使用端末ごとに、換金可能な電子バリューを示す換金可能バリューの残高と、換金不可能な前記電子バリューを示す換金不可バリューの残高と、が対応付けられた電子バリュー情報を記憶する記憶部と、
前記ユーザによって入金された入金金額を示す入金情報を取得し、前記入金金額を前記換金不可バリューの残高に加算する入金処理部と、
前記ユーザよる投票の投票金額を示す投票金額情報を取得し、前記投票金額を前記換金不可バリューの残高から減算する投票管理部と、
前記投票に対する払戻金額を示す払戻金額情報を取得し、前記払戻金額を、前記換金可能バリューの残高および前記換金不可バリューの残高のうち少なくとも一方に加算する払戻管理部と、
を備えることを特徴とする電子バリュー管理装置。 - 前記払戻管理部は、前記払戻金額の少なくとも一部を前記換金可能バリューの残高に加算する
ことを特徴とする請求項1に記載の電子バリュー管理装置。 - 前記払戻管理部は、前記払戻金額が前記投票金額より大きい場合、前記払戻金額と前記投票金額との差額を前記換金可能バリューの残高に加算し、かつ前記投票金額を前記換金不可バリューの残高に加算し、前記払戻金額が前記投票金額以下である場合、前記払戻金額を前記換金不可バリューの残高に加算する
ことを特徴とする請求項1に記載の電子バリュー管理装置。 - 前記投票管理部は、前記投票金額が前記換金不可バリューの残高より大きい場合、前記投票金額と前記換金不可バリューの残高との差額を前記換金可能バリューの残高から減算し、前記差額を前記換金不可バリューの残高に加算する
ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の電子バリュー管理装置。 - 前記記憶部は、前記ユーザごと、または前記ユーザの使用端末ごとに、前記換金可能バリューの残高と、前記換金不可バリューの残高と、前記換金可能バリューの残高を減算した場合における減算した金額の累積値を示すリチャージ総額と、が対応付けられた前記電子バリュー情報を記憶し、
前記投票管理部は、前記投票によって前記換金可能バリューの残高を減算した場合、減算した前記金額を前記リチャージ総額に加算する
ことを特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載の電子バリュー管理装置。 - 前記リチャージ総額に応じて予め定められた金額を前記換金不可バリューの残高に加算する特典管理部、
を備えることを特徴とする請求項5に記載の電子バリュー管理装置。 - 前記記憶部は、前記ユーザごと、または前記ユーザの使用端末ごとに、前記換金可能バリューの残高と、前記換金不可バリューの残高と、前記換金可能バリューの残高を減算した回数を示すリチャージ回数と、が対応付けられた前記電子バリュー情報を記憶し、
前記投票管理部は、前記投票によって前記換金可能バリューの残高を減算した場合、前記リチャージ回数に対し1を加算する
ことを特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載の電子バリュー管理装置。 - 前記リチャージ回数に応じて予め定められた金額を前記換金不可バリューの残高に加算する特典管理部、
を備えることを特徴とする請求項7に記載の電子バリュー管理装置。 - コンピュータによる電子バリュー管理方法であって、
記憶部が、ユーザごと、または前記ユーザの使用端末ごとに、換金可能な電子バリューを示す換金可能バリューの残高と、換金不可能な前記電子バリューを示す換金不可バリューの残高と、が対応付けられた電子バリュー情報を記憶する記憶ステップと、
入金処理部が、前記ユーザによって入金された入金金額を示す入金情報を取得し、前記入金金額を前記換金不可バリューの残高に加算する入金処理ステップと、
投票管理部が、前記ユーザよる投票の投票金額を示す投票金額情報を取得し、前記投票金額を前記換金不可バリューの残高から減算する投票管理ステップと、
払戻管理部が、前記投票に対する払戻金額を示す払戻金額情報を取得し、前記払戻金額を、前記換金可能バリューの残高および前記換金不可バリューの残高のうち少なくとも一方に加算する払戻管理ステップと、
を有することを特徴とする電子バリュー管理方法。 - コンピュータに、
ユーザごと、または前記ユーザの使用端末ごとに、換金可能な電子バリューを示す換金可能バリューの残高と、換金不可能な前記電子バリューを示す換金不可バリューの残高と、が対応付けられた電子バリュー情報を記憶する記憶ステップと、
前記ユーザによって入金された入金金額を示す入金情報を取得し、前記入金金額を前記換金不可バリューの残高に加算する入金処理ステップと、
前記ユーザよる投票の投票金額を示す投票金額情報を取得し、前記投票金額を前記換金不可バリューの残高から減算する投票管理ステップと、
前記投票に対する払戻金額を示す払戻金額情報を取得し、前記払戻金額を、前記換金可能バリューの残高および前記換金不可バリューの残高のうち少なくとも一方に加算する払戻管理ステップと、
を実行させるための電子バリュー管理プログラム。
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