JP6781371B2 - 杭の施工管理方法、施工管理プログラム、及び、施工管理装置 - Google Patents

杭の施工管理方法、施工管理プログラム、及び、施工管理装置 Download PDF

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Description

本開示は、杭の施工管理方法、施工管理プログラム、及び、施工管理装置に関する。
杭を施工する際には、種々の施工管理データが計測され、施工管理データに基づいて、構築した杭が仕様を満たしているか否かが判断される。例えば、杭孔が支持層に到達したか否かの判断は、施工管理データとして、掘削機の電動モータの電流値に基づいて行われている(例えば特許文献1参照)。
具体的には、杭孔の掘削現場では、杭孔が支持層に到達したか否かを確認するために、掘削機の電動モータの電流値等が測定され、コンピュータ及び/又はペンレコーダを使用して測定結果のチャートが作成される。杭孔の掘削作業の担当者は、チャートを目視することにより、掘削中の杭孔が支持層に到達したか否かを容易に確認することができる。そして、杭孔の掘削作業の担当者は、チャートのコピーを添付した報告書を作成し、作成した報告書を杭の施工管理者に送付する。杭の施工管理者は、杭孔が支持層に到達したことを、報告書に添付されたチャートに基づいて確認することができる。
特許4958028号公報
報告書の作成者は、多数の施工管理データのチャートをコピーし、コピーしたチャートを杭毎に整理して報告書に貼り付けなければならない。この作業は煩雑であるため、当該作業の際、本来一の杭のチャートのコピーが貼り付けられるべき位置に、他の杭のチャートのコピーが誤って貼り付けられてしまうことがある。この結果として、同じチャートのコピーが、別個のものとして、報告書に重複して貼り付けられてしまうことがある。
このような誤りが発生した場合、チャートの内容自体に異常な点がなければ、施工管理者は、他の杭のチャートであるとは気付かずに、杭の仕様が満たされていると判断してしまうことがある。つまり、同じチャートが誤って重複して貼り付けられていても、施工管理者はそれに気づくことなく、杭の仕様が満たされていると判断してしまうことがある。
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態の目的は、杭の施工管理者に提出される杭の施工管理データ、或いは、提出された杭の施工管理データに重複があるか否かを判断可能な杭の施工管理方法、施工管理プログラム、及び施工管理装置を提供することにある。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係る杭の施工管理方法は、
複数の杭を構築する際に前記複数の杭毎に取得された施工管理データを用意する施工管理データ用意工程と、
前記施工管理データ用意工程で用意された前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定する判定工程と
を備え
前記施工管理データ用意工程において、前記施工管理データを画像データとして用意し、
前記判定工程において、前記画像データが類似しているか否かに基づいて、前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定し、
前記判定工程は、前記画像データを複数のピクセルに分割し、前記画像データ間で前記複数のピクセル同士を比較することによって、前記施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを判定するピクセル判定工程を含み、
前記判定工程において、前記ピクセルの大きさを変化させながら、前記ピクセル判定工程を繰り返す。
上記構成(1)によれば、判定工程において、施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定することで、施工管理データに重複があるか否か判断することができる。
上記構成(1)によれば、画像データが類似しているか否かに基づいて、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを的確に判定することができる。
上記構成(1)によれば、画像データをピクセルに分割し、ピクセル同士を比較することで、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを的確に判定することができる。
上記構成(1)によれば、ピクセルの大きさを変化させながら、ピクセル判定工程を繰り返すことで、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かをより一層的確に判定することができる。
2)本発明の少なくとも一実施形態に係る杭の施工管理方法は、
複数の杭を構築する際に前記複数の杭毎に取得された施工管理データを用意する施工管理データ用意工程と、
前記施工管理データ用意工程で用意された前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定する判定工程と
を備え、
前記施工管理データ用意工程において、前記施工管理データを画像データとして用意し、
前記判定工程において、前記画像データが類似しているか否かに基づいて、前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定し、
前記判定工程は、前記画像データを重ね合わせて表示し、前記施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを判定する重ね合わせ判定工程を含む。
上記構成(2)によれば、判定工程において、施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定することで、施工管理データに重複があるか否か判断することができる。
上記構成(2)によれば、画像データが類似しているか否かに基づいて、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを的確に判定することができる。
上記構成()によれば、画像データを重ね合わせて表示することで、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かをより一層的確に判定することができる。
3)本発明の少なくとも一実施形態に係る杭の施工管理方法は、
複数の杭を構築する際に前記複数の杭毎に取得された施工管理データを用意する施工管理データ用意工程と、
前記施工管理データ用意工程で用意された前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定する判定工程と
を備え、
前記施工管理データ用意工程において、前記施工管理データを数値データとして用意し、
前記判定工程において、前記数値データが類似しているか否かに基づいて、前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定し、
前記判定工程において、前記数値データの近似式を求め、前記近似式同士を比較することによって、前記施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを判定する。
上記構成(3)によれば、判定工程において、施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定することで、施工管理データに重複があるか否か判断することができる。
上記構成(3)によれば、数値データが類似しているか否かに基づいて、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを的確に判定することができる。
上記構成()によれば、数値データの近似式を求め、近似式同士を比較することによって、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを的確に判定することができる。
4)本発明の少なくとも一実施形態に係る杭の施工管理方法は、
複数の杭を構築する際に前記複数の杭毎に取得された施工管理データを用意する施工管理データ用意工程と、
前記施工管理データ用意工程で用意された前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定する判定工程と
を備え、
前記施工管理データ用意工程において、前記施工管理データを数値データとして用意し、
前記判定工程において、前記数値データが類似しているか否かに基づいて、前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定し、
前記判定工程において、前記数値データ同士の相関係数を求め、前記相関係数に基づいて、前記施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを判定する。
上記構成(4)によれば、判定工程において、施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定することで、施工管理データに重複があるか否か判断することができる。
上記構成(4)によれば、数値データが類似しているか否かに基づいて、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを的確に判定することができる。
上記構成()によれば、数値データ同士の相関係数を求め、相関係数に基づいて、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを的確に判定することができる。
5)本発明の少なくとも一実施形態に係る杭の施工管理方法は、
複数の杭を構築する際に前記複数の杭毎に取得された施工管理データを用意する施工管理データ用意工程と、
前記施工管理データ用意工程で用意された前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定する判定工程と
を備え、
前記施工管理データ用意工程において、前記施工管理データを数値データとして用意し、
前記判定工程において、前記数値データが類似しているか否かに基づいて、前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定し、
前記判定工程において、前記数値データのフーリエ変換スペクトルを求め、前記フーリエ変換スペクトル同士を比較することによって、前記施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを判定する。
上記構成(5)によれば、判定工程において、施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定することで、施工管理データに重複があるか否か判断することができる。
上記構成(5)によれば、数値データが類似しているか否かに基づいて、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを的確に判定することができる。
上記構成()によれば、数値データのフーリエ変換スペクトルを求め、フーリエ変換スペクトル同士を比較することによって、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを的確に判定することができる。
(6)幾つかの実施形態では、上記構成(2)において、
前記判定工程は、前記画像データを複数のピクセルに分割し、前記画像データ間で前記複数のピクセル同士を比較することによって、前記施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを判定するピクセル判定工程を含む。
上記構成(6)によれば、画像データをピクセルに分割し、ピクセル同士を比較することで、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを的確に判定することができる。
(7)幾つかの実施形態では、上記構成(6)において、
前記判定工程において、前記ピクセルの大きさを変化させながら、前記ピクセル判定工程を繰り返す。
上記構成(7)によれば、ピクセルの大きさを変化させながら、ピクセル判定工程を繰り返すことで、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かをより一層的確に判定することができる。
(8)幾つかの実施形態では、上記構成(1)乃至(7)の何れか1つにおいて、
前記判定工程の判定の結果、前記施工管理データの間に、相互に一致するものがなかった場合、前記施工管理データの間に相互に一致するものがなかったことを証明する証明書を作成する証明書作成工程を更に備える。
上記構成(8)によれば、証明書作成工程にて証明書を作成することで、証明書に基づいて、施工管理データに重複がないことを、杭の施工管理者等、杭の施工に責任を有する者が容易に知ることができる。
)幾つかの実施形態では、上記構成(1)乃至()の何れか1つにおいて、
前記施工管理データは、前記杭のための杭孔を掘削する際の地盤の抵抗値の深さ方向プロファイル、又は、前記杭孔に注入されたセメントの流量に関するデータである。
上記構成()によれば、地盤の抵抗値の深さ方向プロファイル、又は、杭孔に注入されたセメントの流量に関するデータに重複があるか否かを判断することができる。
10)本発明の少なくとも一実施形態に係る杭の施工管理プログラムは、
複数の杭を構築する際に前記複数の杭毎に取得された施工管理データを読み込む施工管理データ読み込み工程と、
前記施工管理データ読み込み工程で読み込まれた前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定する判定工程と
をコンピュータに実行させるように構成され
前記施工管理データ読み込み工程において、前記施工管理データとして画像データを読み込ませ、
前記判定工程において、前記画像データが類似しているか否かに基づいて、前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定させるように構成され、
前記判定工程は、前記画像データを複数のピクセルに分割し、前記画像データ間で前記複数のピクセル同士を比較することによって、前記施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを判定するピクセル判定工程を含むように構成され、
前記判定工程において、前記ピクセルの大きさを変化させながら、前記ピクセル判定工程を繰り返すように構成されている。
上記構成(10)によれば、判定工程において、施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定させることで、施工管理データに重複があるか否かコンピュータに判断させることができる。
上記構成(10)によれば、画像データが類似しているか否かに基づいて、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かをコンピュータに的確に判定させることができる。
上記構成(10)によれば、画像データをピクセルに分割し、ピクセル同士を比較することで、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かコンピュータに的確に判定することができる。
上記構成(10)によれば、ピクセルの大きさを変化させながら、ピクセル判定工程を繰り返すことで、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かをより一層的確にコンピュータに判定させることできる。
11)本発明の少なくとも一実施形態に係る杭の施工管理プログラムは、
複数の杭を構築する際に前記複数の杭毎に取得された施工管理データを読み込む施工管理データ読み込み工程と、
前記施工管理データ読み込み工程で読み込まれた前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定する判定工程と
をコンピュータに実行させるように構成され、
前記施工管理データ読み込み工程において、前記施工管理データとして画像データを読み込ませ、
前記判定工程において、前記画像データが類似しているか否かに基づいて、前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定させるように構成され、
前記判定工程において、前記画像データを重ね合わせて表示させるように構成されている。
上記構成(11)によれば、判定工程において、施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定させることで、施工管理データに重複があるか否かコンピュータに判断させることができる。
上記構成(11)によれば、画像データが類似しているか否かに基づいて、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かをコンピュータに的確に判定させることができる。
上記構成(11)によれば、画像データを重ね合わせて表示させることで、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを、人が的確に判定することができる。
12)本発明の少なくとも一実施形態に係る杭の施工管理プログラムは、
複数の杭を構築する際に前記複数の杭毎に取得された施工管理データを読み込む施工管理データ読み込み工程と、
前記施工管理データ読み込み工程で読み込まれた前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定する判定工程と
をコンピュータに実行させるように構成され、
前記施工管理データ読み込み工程において、前記施工管理データとして数値データを読み込ませ、
前記判定工程において、前記数値データが類似しているか否かに基づいて、前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定させるように構成され、
前記判定工程において、前記数値データの近似式を求めさせ、前記近似式同士を比較することによって、前記施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを判定させるように構成されている。
上記構成(12)によれば、判定工程において、施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定させることで、施工管理データに重複があるか否かコンピュータに判断させることができる。
上記構成(12)によれば、数値データが類似しているか否かに基づいて、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かをコンピュータに的確に判定させることができる。
上記構成(12)によれば、数値データの近似式を求めさせ、近似式同士を比較することによって、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かをコンピュータに的確に判定させることができる。
13)本発明の少なくとも一実施形態に係る杭の施工管理プログラムは、
複数の杭を構築する際に前記複数の杭毎に取得された施工管理データを読み込む施工管理データ読み込み工程と、
前記施工管理データ読み込み工程で読み込まれた前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定する判定工程と
をコンピュータに実行させるように構成され、
前記施工管理データ読み込み工程において、前記施工管理データとして数値データを読み込ませ、
前記判定工程において、前記数値データが類似しているか否かに基づいて、前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定させるように構成され、
前記判定工程において、前記数値データ同士の相関係数を求めさせ、前記相関係数に基づいて、前記施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを判定させるように構成されている。
上記構成(13)によれば、判定工程において、施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定させることで、施工管理データに重複があるか否かコンピュータに判断させることができる。
上記構成(13)によれば、数値データが類似しているか否かに基づいて、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かをコンピュータに的確に判定させることができる。
上記構成(13)によれば、数値データ同士の相関係数を求めさせ、相関係数に基づいて、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かをコンピュータに的確に判定させることができる。
14)本発明の少なくとも一実施形態に係る杭の施工管理プログラムは、
複数の杭を構築する際に前記複数の杭毎に取得された施工管理データを読み込む施工管理データ読み込み工程と、
前記施工管理データ読み込み工程で読み込まれた前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定する判定工程と
をコンピュータに実行させるように構成され、
前記施工管理データ読み込み工程において、前記施工管理データとして数値データを読み込ませ、
前記判定工程において、前記数値データが類似しているか否かに基づいて、前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定させるように構成され、
前記判定工程において、前記数値データのフーリエ変換スペクトルを求めさせ、前記フーリエ変換スペクトル同士を比較させることによって、前記施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを判定させるように構成されている。
上記構成(14)によれば、判定工程において、施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定させることで、施工管理データに重複があるか否かコンピュータに判断させることができる。
上記構成(14)によれば、数値データが類似しているか否かに基づいて、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かをコンピュータに的確に判定させることができる。
上記構成(14)によれば、数値データのフーリエ変換スペクトルを求めさせ、フーリエ変換スペクトル同士を比較させることによって、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かをコンピュータに的確に判定させることができる。
(15)幾つかの実施形態では、上記構成(11)において、
前記判定工程は、前記画像データを複数のピクセルに分割し、前記画像データ間で前記複数のピクセル同士を比較することによって、前記施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを判定するピクセル判定工程を含むように構成されている。
上記構成(15)によれば、画像データをピクセルに分割し、ピクセル同士を比較することで、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かコンピュータに的確に判定することができる。
(16)幾つかの実施形態では、上記構成(15)において、
前記判定工程において、前記ピクセルの大きさを変化させながら、前記ピクセル判定工程を繰り返すように構成されている。
上記構成(16)によれば、ピクセルの大きさを変化させながら、ピクセル判定工程を繰り返すことで、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かをより一層的確にコンピュータに判定させることできる。
(17)幾つかの実施形態では、上記構成(10)乃至(16)の何れか1つにおいて、
前記判定工程の判定の結果、前記施工管理データの間に、相互に一致するものがなかった場合、前記施工管理データの間に相互に一致するものがなかったことを証明する証明書を作成する証明書作成工程をコンピュータに更に実行させるように構成されている。
上記構成(17)によれば、証明書作成工程にて証明書を作成させることで、証明書に基づいて、施工管理データに重複がないことを、杭の施工管理者等、杭の施工に責任を有する者が容易に知ることができる。
18)幾つかの実施形態では、上記構成(10)乃至(17)の何れか1つにおいて、
前記施工管理データは、前記杭のための杭孔を掘削する際の地盤の抵抗値の深さ方向プロファイル、又は、前記杭孔に注入されたセメント量に関するデータである。
上記構成(18)によれば、地盤の抵抗値の深さ方向プロファイル、又は、杭孔に注入されたセメント量に関するデータに重複があるか否かを判断することができる。
19)本発明の少なくとも一実施形態に係る杭の施工管理装置は、
複数の杭を構築する際に前記複数の杭毎に取得された施工管理データを読み込み可能であり、
前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定可能であり、
前記施工管理データとして画像データを読み込み可能であり、
前記画像データが類似しているか否かに基づいて、前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定可能であり、
前記画像データを複数のピクセルに分割し、前記画像データ間で前記複数のピクセル同士を比較することによって、前記施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを判定可能であり、
前記ピクセルの大きさが可変である。
上記構成(19)によれば、読み込んだ施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定することで、施工管理データに重複があるか否か判断することができる。
上記構成(19)によれば、画像データが類似しているか否かに基づいて、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを的確に判定することができる。
上記構成(19)によれば、画像データをピクセルに分割し、ピクセル同士を比較することで、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを的確に判定することができる。
上記構成(19)によれば、ピクセルの大きさを変化させながら、ピクセル同士を繰り返し比較することで、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かをより一層的確に判定することができる。
20)本発明の少なくとも一実施形態に係る杭の施工管理装置は、
複数の杭を構築する際に前記複数の杭毎に取得された施工管理データを読み込み可能であり、
前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定可能であり、
前記施工管理データとして画像データを読み込み可能であり、
前記画像データが類似しているか否かに基づいて、前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定可能であり、
記画像データを重ね合わせて表示可能である。
上記構成(20)によれば、読み込んだ施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定することで、施工管理データに重複があるか否か判断することができる。
上記構成(20)によれば、画像データが類似しているか否かに基づいて、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを的確に判定することができる。
上記構成(20)によれば、画像データを重ね合わせて表示することで、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを、杭の施工管理者等、杭の施工に責任を有する者がより一層的確に判定することができる。
21)本発明の少なくとも一実施形態に係る杭の施工管理装置は、
複数の杭を構築する際に前記複数の杭毎に取得された施工管理データを読み込み可能であり、
前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定可能であり、
前記施工管理データとして数値データを読み込み可能であり、
前記数値データが類似しているか否かに基づいて、前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定可能であり、
前記数値データの近似式を求め、前記近似式同士を比較することによって、前記施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを判定可能である。
上記構成(21)によれば、読み込んだ施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定することで、施工管理データに重複があるか否か判断することができる。
上記構成(21)によれば、数値データが類似しているか否かに基づいて、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを的確に判定することができる。
上記構成(21)によれば、数値データの近似式を求め、近似式同士を比較することによって、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを的確に判定することができる。
22)本発明の少なくとも一実施形態に係る杭の施工管理装置は、
複数の杭を構築する際に前記複数の杭毎に取得された施工管理データを読み込み可能であり、
前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定可能であり、
前記施工管理データとして数値データを読み込み可能であり、
前記数値データが類似しているか否かに基づいて、前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定可能であり、
前記数値データ同士の相関係数を求め、前記相関係数に基づいて、前記施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを判定可能である。
上記構成(22)によれば、読み込んだ施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定することで、施工管理データに重複があるか否か判断することができる。
上記構成(22)によれば、数値データが類似しているか否かに基づいて、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを的確に判定することができる。
上記構成(22)によれば、数値データ同士の相関係数を求め、相関係数に基づいて、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを的確に判定することができる。
23)本発明の少なくとも一実施形態に係る杭の施工管理装置は、
複数の杭を構築する際に前記複数の杭毎に取得された施工管理データを読み込み可能であり、
前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定可能であり、
前記施工管理データとして数値データを読み込み可能であり、
前記数値データが類似しているか否かに基づいて、前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定可能であり、
前記数値データのフーリエ変換スペクトルを求め、前記フーリエ変換スペクトル同士を比較することによって、前記施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを判定可能である。
上記構成(23)によれば、読み込んだ施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定することで、施工管理データに重複があるか否か判断することができる。
上記構成(23)によれば、数値データが類似しているか否かに基づいて、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを的確に判定することができる。
上記構成(23)によれば、数値データのフーリエ変換スペクトルを求め、フーリエ変換スペクトル同士を比較することによって、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを的確に判定することができる。
(24)幾つかの実施形態では、上記構成(20)において、
前記画像データを複数のピクセルに分割し、前記画像データ間で前記複数のピクセル同士を比較することによって、前記施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを判定可能である。
上記構成(24)によれば、画像データをピクセルに分割し、ピクセル同士を比較することで、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを的確に判定することができる。
(25)幾つかの実施形態では、上記構成(24)において、
前記ピクセルの大きさが可変である。
上記構成(25)によれば、ピクセルの大きさを変化させながら、ピクセル同士を繰り返し比較することで、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かをより一層的確に判定することができる。
(26)幾つかの実施形態では、上記構成(19)乃至(25)の何れか1つにおいて、
前記施工管理データの間に、相互に一致するものがなかった場合、前記施工管理データの間に相互に一致するものがなかったことを証明する証明書を作成可能である。
上記構成(26)によれば、証明書を作成することで、証明書に基づいて、施工管理データに重複がないことを、杭の施工管理者等、杭の施工に責任を有する者が容易に知ることができる。
27)幾つかの実施形態では、上記構成(19)乃至(26)の何れか1つにおいて、
記施工管理データは、前記杭のための杭孔を掘削する際の地盤の抵抗値の深さ方向プロファイル、又は、前記杭孔に注入されたセメント量に関するデータである。
上記構成(27)によれば、地盤の抵抗値の深さ方向プロファイル、又は、杭孔に注入されたセメント量に関するデータに重複があるか否かを判断することができる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、杭の施工管理者に提出される杭の施工管理データ、或いは、提出された杭の施工管理データに重複があるか否かを判断可能な杭の施工管理方法、施工管理プログラム、及び施工管理装置が提供される。
本発明の一実施形態に係る杭の施工管理方法の概略的な手順を示すフローチャートである。 本発明の他の一実施形態に係る杭の施工管理方法の概略的な手順を示すフローチャートである。 幾つかの実施形態にて施工管理データとして用意される2つの画像データを概略的に示す図である。 本発明の一実施形態に係る杭の施工管理方法の概略的な手順を示すフローチャートである。 図4中のピクセル判定工程を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る杭の施工管理方法の概略的な手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る杭の施工管理方法の概略的な手順を示すフローチャートである。 図7中の重ね合わせ判定工程を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る杭の施工管理方法の概略的な手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る、近似式を用いた杭の施工管理方法の概略的な手順を示すフローチャートの一部である。 本発明の一実施形態に係る、近似式を用いた杭の施工管理方法の概略的な手順を示すフローチャートの一部である。 図10及び図11に示した杭の施工管理方法で算出される近似式を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る、相関係数を用いた杭の施工管理方法の概略的な手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る、フーリエ変換スペクトルを用いた杭の施工管理方法の概略的な手順を示すフローチャートである。 図14に示した杭の施工管理方法で算出される2つの数値データのフーリエ変換スペクトルを概略的に示す図である。 本発明の一実施形態に係る杭の施工管理方法の概略的な手順を示すフローチャートである。 図16中の工程S70及び工程S72を説明するための図であり、工程S70及び工程S72に関連してモニタに表示される内容を示す図である。 図16中の工程S74を説明するための図であり、工程S74に関連してモニタに表示される内容を示す図である。 工程S70,S72,S74の実行後に自動的に作成される表データの内容の一例を概略的に示している。 本発明の一実施形態に係る杭の施工管理装置の概略的な構成を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1は、本発明の一実施形態に係る杭の施工管理方法の概略的な手順を示すフローチャートである。図1に示した杭の施工管理方法は、施工管理データ用意工程S1と、判定工程S2とを有している。
施工管理データ用意工程S1では、複数の杭を構築する際に複数の杭毎に取得された施工管理データを用意する。
判定工程S2では、施工管理データ用意工程S1で用意された施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定する。
上記構成によれば、判定工程S2において、施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定することで、施工管理データに重複があるか否か判断することができる。
図2は、本発明の他の一実施形態に係る杭の施工管理方法の概略的な手順を示すフローチャートである。
図2に示した杭の施工管理方法は、図1に示した杭の施工管理方法と比べたときに、証明書作成工程S3を更に有している。
証明書作成工程S3では、判定工程S2の判定の結果、施工管理データの間に、相互に一致するものがなかった場合、施工管理データの間に相互に一致するものがなかったことを証明する証明書(重複判定合格証明書)を作成する。
上記構成によれば、証明書作成工程S3にて証明書を作成することで、証明書に基づいて、施工管理データに重複がないことを、杭の施工管理者等、杭の施工に関し責任を有する者が容易に知ることができる。
なお、図2に示したように、杭の施工管理方法は、重複判定不合格報告工程S4を更に有していてもよい。重複判定不合格報告工程S4では、施工管理データに重複があった場合に、その旨を、杭の施工管理者等、杭の施工に関し責任を有する者に報告する。このように、施工管理データが重複判定に不合格であったことを杭の施工に関し責任を有する者に報告することで、必要な対応を迅速に行うことができる。
図3は、幾つかの実施形態にて施工管理データとして用意される2つの画像データを概略的に示す図である。
幾つかの実施形態では、施工管理データ用意工程S1において、図3に示したように、施工管理データを画像データとして用意する。そして、判定工程S2において、画像データが類似しているか否かに基づいて、施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定する。
上記構成によれば、画像データが類似しているか否かに基づいて、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを的確に判定することができる。
図4は、本発明の一実施形態に係る、判定工程S2がピクセル判定工程S5を含んでいる、杭の施工管理方法の概略的な手順を示すフローチャートである。図5は、ピクセル判定工程S5を説明するための図である。
ピクセル判定工程S5では、施工管理データとして用意された画像データを複数のピクセルpに分割し、画像データ間で複数のピクセルp同士を比較することによって、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを判定する。例えば、各ピクセルpには、1又は0の2つの値が割り当てられ、これらの値が一致するか否かで、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを判定することができる。
上記構成によれば、画像データをピクセルpに分割し、ピクセルp同士を比較することで、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを的確に判定することができる。
図6は、判定工程S2が、第1ピクセル判定工程S6、ピクセルサイズ変更工程S7、及び第2ピクセル判定工程S8を含む、本発明の一実施形態に係る杭の施工管理方法の概略的な手順を示すフローチャートである。第1ピクセル判定工程S6及び第2ピクセル判定工程S8の内容は、ピクセル判定工程S5と同じである。ただし、ピクセルサイズ変更工程S7にてピクセルpの大きさが変更されるため、第1ピクセル判定工程S6と第2ピクセル判定工程S8とでは、画像データが分割されるピクセルpの大きさが異なっている。
従って、図6に示した杭の施工管理方法では、判定工程S2において、ピクセルpの大きさを変化させながら、ピクセル判定工程S5を繰り返しているということができる。
上記構成によれば、ピクセルpの大きさを変化させながら、ピクセル判定工程S5を繰り返すことで、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かをより一層的確に判定することができる。
図7は、本発明の一実施形態に係る、判定工程S2が重ね合わせ判定工程S9を含んでいる杭の施工管理方法の概略的な手順を示すフローチャートである。図8は、重ね合わせ判定工程S9を説明するための図である。
図7に示した杭の施工管理方法では、判定工程が、重ね合わせ判定工程S9を含んでいる。重ね合わせ判定工程S9では、図8に示したように2つの画像データを重ね合わせて表示し、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを判定する。
上記構成によれば、画像データを重ね合わせて表示することで、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かをより一層的確に判定することができる。
なお、図7に示した杭の施工管理方法では、判定工程S2が、ピクセル判定工程S5及び重ね合わせ判定工程S9を含んでいるが、重ね合わせ判定工程S9のみを含んでいてもよい。
図9は、本発明の一実施形態に係る、ピクセル判定工程S5、重ね合わせ判定工程S9及び証明書作成工程S3を含んでいる杭の施工管理方法の概略的な手順を示すフローチャートである。
図9に示した杭の施工管理方法では、ピクセル判定工程S5が簡易的な判定工程として採用される一方で、重ね合わせ判定工程S9が高精度の判定工程として採用されている。このため、ピクセル判定工程S5の判定の結果、画像データが相互に類似すると判定された場合に、それらの画像データについて重ね合わせ判定工程S9が実行される。そして、重ね合わせ判定工程S9で、それらの画像データが重複していないと判定された場合に、証明書作成工程S3が実行され、証明書が作成される。
上記構成によれば、ピクセル判定工程S6にて簡易的な判定を予め行うことで、重ね合わせ判定工程S9にて高精度で判定する画像データ数を削減することができ、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを短時間で的確に判定することができる。
幾つかの実施形態では、ピクセル判定工程S5又は重ね合わせ判定工程S9を実行する前に、一方の画像データの縦横の縮尺を変更したり、縦横の零点位置を変位させてもよい。これにより、より高い精度にて、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを判定することができる。
幾つかの実施形態では、施工管理データ用意工程S1において、施工管理データを数値データとして用意し、判定工程S2において、数値データが類似しているか否かに基づいて、施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定してもよい。
上記構成によれば、数値データが類似しているか否かに基づいて、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを的確に判定することができる。
幾つかの実施形態では、判定工程S2において、施工管理データ用意工程S1で用意した数値データの近似式を求め、近似式同士を比較することによって、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを判定してもよい。
上記構成によれば、数値データの近似式を求め、近似式同士を比較することによって、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを的確に判定することができる。
図10及び図11は、近似式を用いた杭の施工管理方法の一例の概略的な手順を示すフローチャートである。図12は、近似式を説明するための図である。
図10及び図11に示した杭の施工管理方法は、施工管理データ用意工程S1として、検査対象の全ての孔(1〜N)で取得された数値データ(深度d,電流値i)を用意する工程S10を有する。なお、孔(1〜N)は、杭が構築される杭孔である。数値データは、地盤の掘削抵抗を表すものであり、電流値iは、掘削機の電動モータに供給されるものである。
そして、杭の施工管理方法は、判定工程S2として、工程S12,S14,S16,S18,S20,S22,S24,S26,S28,S30,S32を有している。
工程S12では、全ての孔(1〜N)で取得された数値データを支持層区間と非支持層区間に分離する。
工程S14では、全ての孔(1〜N)の支持層区間の数値データについて、直線近似式:
y=ax+b
を算出する。ただし、係数a及び定数bの添字nは、孔の番号1〜Nを表す。xは深度に相当し、yは電流値iに相当する。なお、変曲点がある場合には、直線近似式ではなく、曲線近似式を算出してもよい。
工程S16では、係数a〜aの中に、相互に類似するものがあるか、即ち、a=aを満たす係数があるか判定する。
工程S16の判定結果が肯定的なものである場合、即ち、a=aである場合、工程S18にて、孔jの支持層区間のデータについて標準偏差σ1jを算出する。
工程S20では、定数bと定数bの差の絶対値が、標準偏差σ1jのα倍未満であるか否かが判定される。なお、αは適当な定数であり、例えば、0.5〜2の範囲の値である。
工程S20の判定結果が肯定的なものである場合、即ち|b−b|<ασ1jである場合、工程22において、孔iと孔jの非支持層区間の数値データについて直線近似式:
y=cx+d
を算出する。ただし、係数c及び定数dの添字nは、孔の番号i,jを表している。xは深度に相当し、yは電流値iに相当する。なお、変曲点がある場合には、直線近似式ではなく、曲線近似式を算出してもよい。
工程S24では、係数cと係数cが相互に類似するか否か、即ち、ci=cjを満たすか否かを判定する。
工程S24の判定結果が肯定的なものである場合、即ち、ci=cjである場合、工程S26にて、孔jの非支持層区間のデータについて標準偏差σ2jを算出する。
工程S28では、定数dと定数dの差の絶対値が、標準偏差σ2jのα倍未満であるか否かが判定される。なお、αは適当な定数であり、例えば、0.5〜2の範囲の値である。
工程S28の判定結果が肯定的なものである場合、即ち|d−d|<ασ2jである場合、工程S30において、孔iと孔jの数値データが相互に類似又は一致すると判定する。
一方、工程S16、工程S18、工程S20、工程S22、工程S24又は工程S28の判定結果が否定的なものである場合、工程S32において、孔iと孔jの数値データが相互に類似しない又は不一致であると判定する。
幾つかの実施形態では、判定工程S2において、数値データ同士の相関係数を求め、相関係数に基づいて、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを判定してもよい。
上記構成によれば、数値データ同士の相関係数を求め、相関係数に基づいて、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを的確に判定することができる。なお相関係数は、ピアソンの相関係数であってもよいし、スピアマンの相関係数であってもよい。
図13は、相関係数を用いた杭の施工管理方法の一例の概略的な手順を示すフローチャートである。
図13に示した杭の施工管理方法は、図10及び図11に示した杭の施工管理方法と同様に、施工管理データ用意工程S1として、検査対象の全ての孔(1〜N)で取得された数値データ(深度d,電流値i)を用意する工程S10を有する。
そして、杭の施工管理方法は、判定工程S2として、工程S12,S34,S36,S38,S40,S42,S44を有している。
工程S12では、全ての孔(1〜N)で取得された数値データを支持層区間と非支持層区間に分離する。
工程S34では、全ての孔(1〜N)の支持層区間の数値データについて、相互に相関係数R1ijを算出する。ただし、相関係数R1ijの添字1は、支持層区間での相関係数であることを表し、添字i,jは、孔の番号i,jを表している。
なお、相関係数R1ijを算出する際、支持層区間と非支持層区間の境界、即ち支持層区間の最上端深度が同一深度になるように、2つの数値データの深度の零点を調整してもよい。また、相関係数R1ijを算出するにあたり、支持層区間の数値データが足りない場合には、数値データの代わりに、数値データの直線近似式又は曲線近似式を用いて、相関係数R1ijを算出してもよい。
工程S36では、全ての相関係数R1ijについて、相関係数R1ijが、閾値R1thよりも大きいか否か判定する。閾値R1thは、例えば0.8〜0.9の範囲の値である。
工程S36の判定結果の少なくとも一部に肯定的なものがある場合、すなわち特定の番号i,jについてR1ij>R1thである場合、工程S38にて、孔iと孔jの非支持層区間の数値データについて、相関係数R2ijを算出する。ただし、相関係数R2ijの添字2は、非支持層区間での相関係数であることを表し、添字i,jは、孔の番号i,jを表している。
なお、相関係数R2ijを算出する際、支持層区間と非支持層区間の境界、即ち支持層区間の最上端深度が同一深度になるように、2つの数値データの深度の零点を調整してもよい。また、相関係数R2ijを算出するにあたり、非支持層区間の数値データが足りない場合には、数値データの代わりに、数値データの直線近似式又は曲線近似式を用いて、相関係数R2ijを算出してもよい。
工程S40では、相関係数R2ijが、閾値R2thよりも大きいか否か判定する。閾値R2thは、例えば0.8〜0.9の範囲の値である。
工程S40の判定結果が肯定的なものである場合、即ちR2ij>R2thである場合、工程S42において、孔iと孔jの数値データが相互に類似又は一致すると判定する。
一方、工程S36又は工程S40の判定結果が否定的なものである場合、工程S44において、全ての孔(1〜N)の数値データが相互に類似しない又は不一致であると判定する。
幾つかの実施形態では、判定工程S2において、数値データのフーリエ変換スペクトルを求め、フーリエ変換スペクトル同士を比較することによって、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを判定してもよい。
上記構成によれば、数値データのフーリエ変換スペクトルを求め、フーリエ変換スペクトル同士を比較することによって、施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを的確に判定することができる。
図14は、フーリエ変換スペクトルを用いた杭の施工管理方法の一例の概略的な手順を示すフローチャートである。図15は、2つの数値データのフーリエ変換スペクトルを概略的に示す図である。
図14に示した杭の施工管理方法は、図10、図11及び図13に示した杭の施工管理方法と同様に、施工管理データ用意工程S1として、検査対象の全ての孔(1〜N)で取得された数値データ(深度d,電流値i)を用意する工程S10を有する。
そして、杭の施工管理方法は、判定工程S2として、工程S12,S46,S48,S50,S52,S54,S56,S58を有している。
工程S12では、全ての孔(1〜N)で取得された数値データを支持層区間と非支持層区間に分離する。
工程S46では、全ての孔(1〜N)の支持層区間の数値データについて、フーリエ変換スペクトル、すなわち周波数スペクトルF11〜F1Nを算出する。ただし、周波数スペクトルF11〜F1Nの添字1は、支持層区間での周波数スペクトルであることを表し、添字1〜Nは、孔の番号を表している。
工程S48では、全ての周波数スペクトルF11〜F1N間の距離L1ijを算出する。距離L1ijの添字1は、支持層区間での距離であることを表し、添字i,jは、孔の番号を表している。例えば、距離L1ijは、図15に示したように、所定の周波数fにおける2つの周波数スペクトルの振幅の差である。周波数fは適宜設定可能である。
工程S50では、全ての距離L1ijについて、距離L1ijが、閾値L1thよりも小さいか否か判定する。閾値L1thは、適宜設定可能である。
工程S50の判定結果の少なくとも一部に肯定的なものがある場合、すなわち、特定の番号i,jについてL1ij<L1thである場合、工程S52にて、孔iと孔jの非支持層区間の数値データについて、周波数スペクトルF2i,F2jを算出する。ただし、周波数スペクトルF2i,F2jの添字2は、非支持層区間での相関係数であることを表し、添字i,jは、孔の番号i,jを表している。
工程S54では、周波数スペクトルF2i,F2j間の距離L2ijを算出する。距離L2ijの添字2は、非支持層区間での距離であることを表し、添字i,jは、孔の番号を表している。例えば、距離L2ijは、所定の周波数fにおける2つの周波数スペクトルの振幅の差である。周波数fは適宜設定可能である。
工程S56では、距離L2ijが、閾値L2thよりも小さいか否か判定する。閾値L2thは、適宜設定可能である。
工程S56の判定結果が肯定的なものである場合、即ちL2ij<L2thである場合、工程S58において、孔iと孔jの数値データが相互に類似又は一致すると判定する。
一方、工程S50又は工程S56の判定結果が否定的なものである場合、工程S60において、全ての孔(1〜N)の数値データが相互に類似しない又は不一致であると判定する。
図16は、本発明の一実施形態に係る杭の施工管理方法の概略的な手順を示すフローチャートである。
図16に示した杭の施工管理方法は、施工管理データ用意工程S1として、工程S62,S64,S66,S68を有し、判定工程S2として、工程S70,S72,S74を有している。
工程S62では報告書を用意する。報告書は、複数の杭の施工管理データを画像データとして含んでいる。通常、報告書は、杭の施工現場毎に作成される、一冊の報告書に含まれる施工管理データは、同じ施工現場にて施工された複数の杭に関連するものである。
工程S64では、スキャナを用いて報告書をスキャンし、報告書の画像データを取得する。
工程S66では、報告書の画像データから、複数の杭の施工管理データである複数の画像データを抽出する。例えば、抽出された複数の画像データは、記憶装置の1つのフォルダーに格納される。
工程S68では、必要に応じて、工程S66で抽出した複数の画像データの形式を、類似判定可能な形式、例えばJPEG形式に変換する。例えば、複数の画像データの形式の変換は、フォルダー毎に一括して行うことができる。
工程S70では、類似判定可能な形式の複数の画像データについて、簡易類似判定を行う。簡易類似判定は、前述したピクセル判定工程S5によって行うことができる。ただし、簡易類似判定では、2つの画像データが単に類似しているか否かを判定するのではなく、類似の程度を数値化して判定結果を表す。ピクセル判定工程S5によれば、類似の程度を数値化して、類似率として表すことは可能である。
工程S72では、工程S70の簡易類似判定の結果を参考にしながら、全画像データの中から、2つの画像データを順次選択して判定対象として並列表示し、目視により2つの画像データの類似判定を行う。簡易類似判定の結果を参考にしながらというのは、類似率が高い2つの画像データについては、特に注意して類似判定を行うという意味である。
工程S74では、工程S72で相互に類似すると判定された2つの画像データを重ね合わせて表示し、目視により2つの画像データの一致を判定する。なおこの際、一方の画像データの縦横の縮尺を変更したり、縦横の零点位置を変位させてもよい。
工程S74の判定の結果、2つの画像データが一致しない場合には、証明書作成工程S3が実行され、施工管理データの間に相互に一致するものがなかったことを証明する証明書(重複判定合格証明書)を作成する。証明書は、例えば、報告書とともに、杭の施工管理者等、杭の施工に関し責任を有する者に送られる。
一方、工程S74の判定の結果、2つの画像データが一致した場合には、重複判定不合格報告工程S4が実行され、施工管理データに重複があったことを、杭の施工管理者等、杭の施工に関し責任を有する者に報告する。
ここで、図17は、工程S70及び工程S72を説明するための図であり、工程S70及び工程S72に関連してモニタ(表示装置)1に表示される内容を示している。
図17に示したように、モニタ1の一部、例えば左側には、比較元の画像データのファイル名と、比較相手の画像データのファイル名が組をなしてリストアップされる。そして、各組の類似率が表示されるとともに、目視結果を入力するためのチェックボックスが表示されている。
なお、ファイル名の組は、類似率の大きさに応じて順番に表示されるように構成されていてもよい。
一方、モニタ1の一部、例えば右側には、比較元の画像データと比較相手の画像データが並列に表示されている。モニタ1の左側に表示された類似率を見ながら、並列に表示された2つの画像データを比較することで、工程S72を実行する判定担当者は、簡易類似判定の結果を参考にしながら、2つの画像が類似しているか否かを判定することができる。
例えば、判定担当者は、モニタ1の左側に表示されている画像データのファイル名の組をマウス等を使って指定することで、モニタ1の右側に表示される画像データを選択することができる。そして、一度モニタ1の右側に表示された組については、左側のリストにおいて、背景色を変更する等して、工程72の目視による類似判定が終了したことを表現することができる。
一方、図18は、工程S74を説明するための図であり、工程S74に関連してモニタ(表示装置)1に表示される内容を示している。
図18に示したモニタ1の左側は、図17に示したモニタ1の左側と同じである。図18に示したモニタ1では、モニタ1の右上側に設けられた重ね合わせモードのチェックボックスにチェックが入れられている。これにより、選択されている画像データの組が、重ね合わせて表示され、担当者は、画像データが一致するか否か判定することができる。
なお例えば、2つの画像データを識別し易くするために、重ね合わされる2つの画像データの色を異ならせてもよい。
また、モニタ1には、図17及び図18に示したように、フォルダーの選択というアイコン3が表示されていてもよい。マウス等を利用してアイコン3をクリックすることにより、記憶装置における、画像データが格納されているフォルダーを選択することができる。この場合、フォルダーを選択すると、フォルダーに格納されている全ての画像データの組合わせが、モニタ1に表示されるようにすることができる。
そして、図17及び図18に示したように、モニタ1に、選択されたフォルダー名を表示してもよい。図17及び図18では、データフォルダというフォルダー名が表示されている。
更に、モニタ1には、図17及び図18に示したように、比較開始というアイコン5が表示されていてもよい。マウス等を利用してアイコン5をクリックすることにより、選択されたフォルダー内の全ての画像データについて、コンピュータが相互に簡易類似判定を実行し、類似率を表示させることができる。
図19は、工程S70,S72,S74の実行後にコンピュータによって自動的に作成される表データの内容の一例を概略的に示している。表データには、比較元の画像データのファイル名と比較相手の画像データのファイル名が組をなして登録され、表示という項目に、これらの画像データがモニタ1に表示されたか否かが登録されている。そして、類似率という項目に、類似率が登録され、目視結果という項目に、工程S74の目視判定の結果が登録されている。
図19の表データの内容を確認すれば、判定担当者はもとより、判定担当者以外の者も、判定結果、及び、判定が正しく行われたか否かを、即座に認識することができる。そして、判定担当者以外の者は、当該表データの内容を参考にして、必要に応じて、判定をやり直すことができる。つまり、判定担当者以外の者が、判定結果を容易に検証することができる。
図20は、本発明の一実施形態に係る杭の施工管理装置の概略的な構成を示す図である。
図20に示したように、杭の施工管理装置は、コンピュータ10を有する。コンピュータ10は、図示しないけれども、CPU(中央演算処理装置)、メモリ及び記憶装置等によって構成されている。コンピュータ10は、機能としてみたときに、判定工程S2を実行可能な判定部12を有している。コンピュータ10には、モニタ1、プリンタ14及びスキャナ16が接続されている。コンピュータ10は、合格証明書をプリンタ14に印刷させることができる。また、コンピュータ10は、施工管理データとしての画像データをスキャナ16を介して読み込むことができる。
なお、プリンタ14及びスキャナ16は、複合機によって置換可能である。
最後に、本発明は上述した幾つかの実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
例えば、上述した実施形態によれば、杭の施工管理方法が提供されるが、本発明によれば、上述した杭の施工管理方法の一部又は全部をコンピュータに実行させるように構成されたプログラムも提供可能である。また、本発明によれば、当該プログラムを読み出し可能に記録した記録媒体も提供可能である。更に、本発明によれば、上述した杭の施工管理方法を実行可能な杭の施工管理装置を、図20に示したものを含め、提供可能である。
また、施工管理データが数値データである場合であっても、数値データからグラフを作成すれば、数値データを画像データに変換することができる。この場合、上述した実施形態のうち施工管理データが画像データである場合と同様にして、施工管理データの重複を判定することができる。なお、相関係数を用いる場合には勿論、近似式、及び、フーリエ変換スペクトルを用いる場合にも、類似率を演算可能である。
更に、上述した実施形態では、施工管理データは、杭のための杭孔を掘削する際の地盤の抵抗値を表す、深度と電流値からなる深さ方向プロファイルに関するデータであったが、地盤の抵抗値を表す指標として、電流値の外に、積分電流値や油圧等を用いてもよい。また、施工管理データとして、杭孔に注入されたセメント量に関するデータを採用してもよく、施工管理データは、杭の施工に関するものであれば、特に限定されることはない。
1 モニタ
3,5 アイコン
10 コンピュータ
12 判定部
14 プリンタ
16 スキャナ
S1 施工管理データ用意工程
S2 判定工程
S3 証明書作成工程

Claims (27)

  1. 複数の杭を構築する際に前記複数の杭毎に取得された施工管理データを用意する施工管理データ用意工程と、
    前記施工管理データ用意工程で用意された前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定する判定工程と
    を備え、
    前記施工管理データ用意工程において、前記施工管理データを画像データとして用意し、
    前記判定工程において、前記画像データが類似しているか否かに基づいて、前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定し、
    前記判定工程は、前記画像データを複数のピクセルに分割し、前記画像データ間で前記複数のピクセル同士を比較することによって、前記施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを判定するピクセル判定工程を含み、
    前記判定工程において、前記ピクセルの大きさを変化させながら、前記ピクセル判定工程を繰り返す
    ことを特徴とする杭の施工管理方法。
  2. 複数の杭を構築する際に前記複数の杭毎に取得された施工管理データを用意する施工管理データ用意工程と、
    前記施工管理データ用意工程で用意された前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定する判定工程と
    を備え、
    前記施工管理データ用意工程において、前記施工管理データを画像データとして用意し、
    前記判定工程において、前記画像データが類似しているか否かに基づいて、前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定し、
    前記判定工程は、前記画像データを重ね合わせて表示し、前記施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを判定する重ね合わせ判定工程を含む
    ことを特徴とする杭の施工管理方法。
  3. 複数の杭を構築する際に前記複数の杭毎に取得された施工管理データを用意する施工管理データ用意工程と、
    前記施工管理データ用意工程で用意された前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定する判定工程と
    を備え、
    前記施工管理データ用意工程において、前記施工管理データを数値データとして用意し、
    前記判定工程において、前記数値データが類似しているか否かに基づいて、前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定し、
    前記判定工程において、前記数値データの近似式を求め、前記近似式同士を比較することによって、前記施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを判定する
    ことを特徴とする杭の施工管理方法。
  4. 複数の杭を構築する際に前記複数の杭毎に取得された施工管理データを用意する施工管理データ用意工程と、
    前記施工管理データ用意工程で用意された前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定する判定工程と
    を備え、
    前記施工管理データ用意工程において、前記施工管理データを数値データとして用意し、
    前記判定工程において、前記数値データが類似しているか否かに基づいて、前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定し、
    前記判定工程において、前記数値データ同士の相関係数を求め、前記相関係数に基づいて、前記施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを判定する
    ことを特徴とする杭の施工管理方法。
  5. 複数の杭を構築する際に前記複数の杭毎に取得された施工管理データを用意する施工管理データ用意工程と、
    前記施工管理データ用意工程で用意された前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定する判定工程と
    を備え、
    前記施工管理データ用意工程において、前記施工管理データを数値データとして用意し、
    前記判定工程において、前記数値データが類似しているか否かに基づいて、前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定し、
    前記判定工程において、前記数値データのフーリエ変換スペクトルを求め、前記フーリエ変換スペクトル同士を比較することによって、前記施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを判定する
    ことを特徴とする杭の施工管理方法。
  6. 前記判定工程は、前記画像データを複数のピクセルに分割し、前記画像データ間で前記複数のピクセル同士を比較することによって、前記施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを判定するピクセル判定工程を含む
    ことを特徴とする請求項2に記載の杭の施工管理方法。
  7. 前記判定工程において、前記ピクセルの大きさを変化させながら、前記ピクセル判定工程を繰り返す
    ことを特徴とする請求項に記載の杭の施工管理方法。
  8. 前記判定工程の判定の結果、前記施工管理データの間に、相互に一致するものがなかった場合、前記施工管理データの間に相互に一致するものがなかったことを証明する証明書を作成する証明書作成工程を更に備える
    ことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の杭の施工管理方法。
  9. 前記施工管理データは、前記杭のための杭孔を掘削する際の地盤の抵抗値の深さ方向プロファイル、又は、前記杭孔に注入されたセメントの流量である
    ことを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の杭の施工管理方法。
  10. 複数の杭を構築する際に前記複数の杭毎に取得された施工管理データを読み込む施工管理データ読み込み工程と、
    前記施工管理データ読み込み工程で読み込まれた前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定する判定工程と
    をコンピュータに実行させるように構成され、
    前記施工管理データ読み込み工程において、前記施工管理データとして画像データを読み込ませ、
    前記判定工程において、前記画像データが類似しているか否かに基づいて、前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定させるように構成され、
    前記判定工程は、前記画像データを複数のピクセルに分割し、前記画像データ間で前記複数のピクセル同士を比較することによって、前記施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを判定するピクセル判定工程を含むように構成され、
    前記判定工程において、前記ピクセルの大きさを変化させながら、前記ピクセル判定工程を繰り返すように構成されている
    ことを特徴とする杭の施工管理プログラム。
  11. 複数の杭を構築する際に前記複数の杭毎に取得された施工管理データを読み込む施工管理データ読み込み工程と、
    前記施工管理データ読み込み工程で読み込まれた前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定する判定工程と
    をコンピュータに実行させるように構成され、
    前記施工管理データ読み込み工程において、前記施工管理データとして画像データを読み込ませ、
    前記判定工程において、前記画像データが類似しているか否かに基づいて、前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定させるように構成され、
    前記判定工程において、前記画像データを重ね合わせて表示させるように構成されていることを特徴とする杭の施工管理プログラム。
  12. 複数の杭を構築する際に前記複数の杭毎に取得された施工管理データを読み込む施工管理データ読み込み工程と、
    前記施工管理データ読み込み工程で読み込まれた前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定する判定工程と
    をコンピュータに実行させるように構成され、
    前記施工管理データ読み込み工程において、前記施工管理データとして数値データを読み込ませ、
    前記判定工程において、前記数値データが類似しているか否かに基づいて、前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定させるように構成され、
    前記判定工程において、前記数値データの近似式を求めさせ、前記近似式同士を比較することによって、前記施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを判定させるように構成されている
    ことを特徴とする杭の施工管理プログラム。
  13. 複数の杭を構築する際に前記複数の杭毎に取得された施工管理データを読み込む施工管理データ読み込み工程と、
    前記施工管理データ読み込み工程で読み込まれた前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定する判定工程と
    をコンピュータに実行させるように構成され、
    前記施工管理データ読み込み工程において、前記施工管理データとして数値データを読み込ませ、
    前記判定工程において、前記数値データが類似しているか否かに基づいて、前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定させるように構成され、
    前記判定工程において、前記数値データ同士の相関係数を求めさせ、前記相関係数に基づいて、前記施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを判定させるように構成されている
    ことを特徴とする杭の施工管理プログラム。
  14. 複数の杭を構築する際に前記複数の杭毎に取得された施工管理データを読み込む施工管理データ読み込み工程と、
    前記施工管理データ読み込み工程で読み込まれた前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定する判定工程と
    をコンピュータに実行させるように構成され、
    前記施工管理データ読み込み工程において、前記施工管理データとして数値データを読み込ませ、
    前記判定工程において、前記数値データが類似しているか否かに基づいて、前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定させるように構成され、
    前記判定工程において、前記数値データのフーリエ変換スペクトルを求めさせ、前記フーリエ変換スペクトル同士を比較させることによって、前記施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを判定させるように構成されている
    ことを特徴とする杭の施工管理プログラム。
  15. 前記判定工程は、前記画像データを複数のピクセルに分割し、前記画像データ間で前記複数のピクセル同士を比較することによって、前記施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを判定するピクセル判定工程を含むように構成されている
    ことを特徴とする請求項11に記載の杭の施工管理プログラム。
  16. 前記判定工程において、前記ピクセルの大きさを変化させながら、前記ピクセル判定工程を繰り返すように構成されている
    ことを特徴とする請求項15に記載の杭の施工管理プログラム。
  17. 前記判定工程の判定の結果、前記施工管理データの間に、相互に一致するものがなかった場合、前記施工管理データの間に相互に一致するものがなかったことを証明する証明書を作成する証明書作成工程をコンピュータに更に実行させるように構成されている
    ことを特徴とする請求項10乃至16の何れか1項に記載の杭の施工管理プログラム。
  18. 前記施工管理データは、前記杭のための杭孔を掘削する際の地盤の抵抗値の深さ方向プロファイル、又は、前記杭孔に注入されたセメント量である
    ことを特徴とする請求項10乃至17の何れか1項に記載の杭の施工管理プログラム。
  19. 複数の杭を構築する際に前記複数の杭毎に取得された施工管理データを読み込み可能であり、
    前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定可能であり、
    前記施工管理データとして画像データを読み込み可能であり、
    前記画像データが類似しているか否かに基づいて、前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定可能であり、
    前記画像データを複数のピクセルに分割し、前記画像データ間で前記複数のピクセル同士を比較することによって、前記施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを判定可能であり、
    前記ピクセルの大きさが可変であることを特徴とする杭の施工管理装置。
  20. 複数の杭を構築する際に前記複数の杭毎に取得された施工管理データを読み込み可能であり、
    前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定可能であり、
    前記施工管理データとして画像データを読み込み可能であり、
    前記画像データが類似しているか否かに基づいて、前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定可能であり、
    前記画像データを重ね合わせて表示可能である
    ことを特徴とする杭の施工管理装置。
  21. 複数の杭を構築する際に前記複数の杭毎に取得された施工管理データを読み込み可能であり、
    前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定可能であり、
    前記施工管理データとして数値データを読み込み可能であり、
    前記数値データが類似しているか否かに基づいて、前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定可能であり、
    前記数値データの近似式を求め、前記近似式同士を比較することによって、前記施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを判定可能である
    ことを特徴とする杭の施工管理装置。
  22. 複数の杭を構築する際に前記複数の杭毎に取得された施工管理データを読み込み可能であり、
    前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定可能であり、
    前記施工管理データとして数値データを読み込み可能であり、
    前記数値データが類似しているか否かに基づいて、前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定可能であり、
    前記数値データ同士の相関係数を求め、前記相関係数に基づいて、前記施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを判定可能である
    ことを特徴とする杭の施工管理装置。
  23. 複数の杭を構築する際に前記複数の杭毎に取得された施工管理データを読み込み可能であり、
    前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定可能であり、
    前記施工管理データとして数値データを読み込み可能であり、
    前記数値データが類似しているか否かに基づいて、前記施工管理データの間に、相互に一致するものがあるか否かを判定可能であり、
    前記数値データのフーリエ変換スペクトルを求め、前記フーリエ変換スペクトル同士を比較することによって、前記施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを判定可能である
    ことを特徴とする杭の施工管理装置。
  24. 前記画像データを複数のピクセルに分割し、前記画像データ間で前記複数のピクセル同士を比較することによって、前記施工管理データの間に相互に一致するものがあるか否かを判定可能である
    ことを特徴とする請求項20に記載の杭の施工管理装置。
  25. 前記ピクセルの大きさが可変であることを特徴とする請求項24に記載の杭の施工管理装置。
  26. 前記施工管理データの間に、相互に一致するものがなかった場合、前記施工管理データの間に相互に一致するものがなかったことを証明する証明書を作成可能である
    ことを特徴とする請求項19乃至25の何れか1項に記載の杭の施工管理装置。
  27. 前記施工管理データは、前記杭のための杭孔を掘削する際の地盤の抵抗値の深さ方向プロファイル、又は、前記杭孔に注入されたセメント量である
    ことを特徴とする請求項19乃至26の何れか1項に記載の杭の施工管理装置。
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