JP2018003241A - 杭打ちデータ管理システム及び管理方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の実施形態に係る杭打ちデータ管理システム及び管理方法は、管理帳簿等で管理されている膨大な杭打ちデータを適切に管理するためのものであり、特に、画像データである杭打ちデータを誤って重複使用することを防止して、適切な施工管理を行うことができるようにしたものである。
杭打ちデータ管理システム10は、図1に示すように、データ取得手段11と、データ補正手段12と、比較範囲指定手段13と、比較パラメータ設定手段14と、データ比較手段15と、データ出力手段16とを備えている。各手段は、コンピュータ及びこれにインストールされたプログラムと、コンピュータに付帯する機器とにより構成される。
データ取得手段11は、画像データからなる複数の杭打ちデータを取得するための手段であり、HDD等の記憶手段に記憶された杭打ちデータや、スキャナによりスキャニングされた杭打ちデータを画像データとして取得する。データ取得手段11により取得した杭打ちデータ(画像データ)は、種々の補正が行われていない元データである。
データ補正手段12は、取得した複数の杭打ちデータに対して、相互に比較可能となるように補正処理を行うための手段である。比較対象となる杭打ちデータは、元データを取得した際の機器の相違や、スキャニング時の傾き等により、元データのままでは相互に比較することができない場合がある。そこで、データ補正手段12の機能により、複数の杭打ちデータが相互に比較可能となるような補正を行っている。データ補正手段12による補正の内容は、データ形式の統一、画像の傾きや歪みの補正等である。
比較範囲指定手段13は、補正された杭打ちデータに対して、指示入力に基づき比較処理を行う範囲を指定するための手段である。取得して補正した杭打ちデータについて、その全範囲を比較するのでは、比較処理に無用な時間を要することになる。そこで、取得して補正した杭打ちデータの中から比較処理に必要な範囲のみを抽出して、比較処理を行うことが好ましい。このため、本発明では、比較範囲指定手段13の機能により、補正された杭打ちデータに対して比較処理を行う範囲を指定している。
比較パラメータ設定手段14は、比較処理を行う範囲が指定された複数の杭打ちデータに対して、指示入力に基づき比較パラメータを設定するための手段である。比較パラメータとは、メッシュの大きさ、メッシュ内にデータが存在するか否かの判断基準となるデータの大きさ、明るさ、コントラストの閾値等のことである。比較パラメータを設定するには、例えば、ユーザーの判断により比較パラメータを選択して、マウスやキーボード等の入力手段を用いて指示入力を行う。比較パラメータ設定手段14では、この指示入力に基づいて比較パラメータを指定する。また、ユーザーによる指示入力ではなく、予め設定した比較パラメータを指示入力としてもよい。
データ比較手段15は、比較パラメータを用いて、比較処理を行う範囲が指定された複数の杭打ちデータを相互に比較するための手段である。データ比較手段15における比較アルゴリズムとしては、ヒストグラムマッチやコーナーマッチ等の比較アルゴリズムを用いることができる。なお、比較アルゴリズムは、これらに限られず、画像データの比較を行うことができれば、他の比較アルゴリズムを用いてもよい。
データ出力手段16は、比較手段における比較結果を数値化して出力するための手段である。データ出力手段16により出力された比較結果データは、データ提示手段20によりユーザーに対して提示される。
データ出力手段16により出力された比較結果データは、データ提示手段20によりユーザーに提示される。具体的には、比較結果データを、コンピュータに接続された表示装置の表示画面に表示し、あるいはプリンタにより印刷することにより、ユーザーが比較結果データを確認することができる。
本実施形態の杭打ちデータの管理方法は、上述した杭打ちデータ管理システム10を用いて実施される。すなわち、杭打ちデータの管理は、図2及び図3に示すように、画像データからなる複数の杭打ちデータを取得する工程(S1)と、取得した複数の杭打ちデータに対して、相互に比較可能となるように補正処理を行う工程(S2)と、補正された杭打ちデータに対して、指示入力に基づき比較処理を行う範囲を指定する工程(S3)と、比較処理を行う範囲が指定された複数の杭打ちデータに対して、指示入力に基づき比較パラメータを設定する工程(S4)と、比較パラメータを用いて、比較処理を行う範囲が指定された複数の杭打ちデータを相互に比較する工程(S5)と、比較した結果を数値化して出力する工程(S6)とにより実施する。また、複数の杭打ちデータを相互に比較する工程(S5)は、複数のコンピュータによる分散処理として実施することが好ましい。そして、出力された比較結果データは、表示装置の表示画面に表示され、あるいはプリンタにより印刷される。
11 データ取得手段
12 データ補正手段
13 比較範囲指定手段
14 比較パラメータ設定手段
15 データ比較手段
16 データ出力手段
20 データ提示手段
Claims (3)
- 複数の杭打ちデータを相互に比較して、その類似度を数値化して出力するための杭打ちデータ管理システムであって、
画像データからなる複数の杭打ちデータを取得するデータ取得手段と、
前記取得した複数の杭打ちデータに対して、相互に比較可能となるように補正処理を行うデータ補正手段と、
前記補正された杭打ちデータに対して、指示入力に基づき比較処理を行う範囲を指定する比較範囲指定手段と、
前記比較処理を行う範囲が指定された複数の杭打ちデータに対して、指示入力に基づき比較パラメータを設定する比較パラメータ設定手段と、
前記比較パラメータを用いて、前記比較処理を行う範囲が指定された複数の杭打ちデータを相互に比較するデータ比較手段と、
前記比較手段における比較結果を数値化して出力するデータ出力手段と、
を備えたことを特徴とする杭打ちデータ管理システム。 - 複数の杭打ちデータを相互に比較して、その類似度を数値化して出力するための杭打ちデータ管理方法であって、
画像データからなる複数の杭打ちデータを取得する工程と、
前記取得した複数の杭打ちデータに対して、相互に比較可能となるように補正処理を行う工程と、
前記補正された杭打ちデータに対して、指示入力に基づき比較処理を行う範囲を指定する工程と、
前記比較処理を行う範囲が指定された複数の杭打ちデータに対して、指示入力に基づき比較パラメータを設定する工程と、
前記比較パラメータを用いて、前記比較処理を行う範囲が指定された複数の杭打ちデータを相互に比較する工程と、
前記比較した結果を数値化して出力する工程と、
を含むことを特徴とする杭打ちデータ管理方法。 - 前記複数の杭打ちデータを相互に比較する工程は、複数のコンピュータによる分散処理として実施することを特徴とする請求項2に記載の杭打ちデータ管理方法。
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