JP6780971B2 - 配管クランプ - Google Patents

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Description

本発明は、建設機械に配置される配管を支持する配管クランプに関する。
例えば移動式クレーンに関し、その車体の寸法は、輸送時や走行時の規制により制限を受ける。このため、車体の限られた空間内に、エンジン、ラジエータ、油圧ポンプ、油圧配管などの機器類を配置する必要がある。油圧配管には、クレーン作業時などに作動油が流れる。そのため、油圧ポンプからの吐出脈動成分が振動として伝播していく。また、移動式クレーンの輸送時や自走時には、段差を乗り越えたり不整地を走行したりしたときに、その車体に衝撃力などの外力が作用することがある。当該外力によっても振動が発生する。
油圧配管が支持されていない場合、上記した油圧ポンプからの吐出脈動、衝撃力などの外力により油圧配管が振らされ、フレーム、エンジン、油圧ポンプなどに当たって、油圧配管が機器を損傷させる。また、油圧配管自身が損傷する可能性もある。このような事態を避けるため、油圧配管はその経路途中で支持されなければならず、油圧配管の支持に配管クランプが用いられる。ただし、配管クランプ自身の固定が十分でない場合、油圧配管と配管クランプとが一体となって大きく振動してしまうことがある。一方、油圧配管の固定が強固すぎる場合には、振動伝搬が起こり易くなるということもある。
さらには、油圧ポンプからの吐出脈動成分が伝播していくことによる振動は、機器を損傷させたり、油圧配管自身を損傷させたり、といった上記した不具合の他に、騒音の発生源となる。また、移動式クレーンの場合には、それを分解して輸送するケースもあり、油圧配管を支持するにしてもその支持構造はシンプルであることが望ましい。
油圧機器、または配管などを支持する技術として、以下のようなものがある。
特許文献1には、防振ゴムを介して油圧機器が支持部材で支持されることが記載されている。
特許文献2には、リング状のクランプ部材と配管との間に、外側および内側にそれぞれ複数の突起部を有するゴム製の防振部材が配置されることで、配管が防振支持されることが記載されている。
特許文献3には、弾性を有する板部材の一端と他端との途中に板幅方向に連続する屈曲部または湾曲部からなる弾性手段が形成され、板部材の一端が配管に固定されるとともに他端が支持部に固定されることが記載されている。当該板部材で配管の振動を低減させるとのことである。
特開2008−45307号公報 特許第4211134号公報 特開2012−189159号公報
特許文献1に記載のような防振ゴムを用いた支持によると、油圧ポンプからの吐出脈動成分によるような振動の伝播を低減することは可能である。しかしながら、特許文献1に記載の技術は、系が揺れることを前提とした支持技術である。そのため、この支持技術を配管支持に適用すると、油圧配管と防振ゴム(配管クランプ)とが一体となって大きく振動してしまうことがある。すなわち、特許文献1に記載の技術を狭いスペースに設置する配管の支持に適用することは困難である。
特許文献2に記載の技術では、ゴム製の突起部が倒れてしまうと防振低減効果が十分に発揮されない。
特許文献3に記載の技術によると、油圧ポンプからの吐出脈動成分による振動は低減し得る。しかしながら、上記した衝撃力などの外力が作用した場合には、配管が大きく振れたり、それを支持する板部材が破損したりしてしまうことが懸念される。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、油圧ポンプからの吐出脈動成分によるような振動の伝播を抑えることができるとともに、衝撃力などの外力が作用しても振れを防止でき、且つシンプルな構造の配管クランプを提供することである。
本発明に係る建設機械に配置される配管を支持する配管クランプは、配管固定部を有するクランプ本体部と、前記クランプ本体部が延びる方向とは異なる方向に向かって前記クランプ本体部の端部から延びるクランプ本体支持部と、前記配管固定部に配管を固定する配管固定手段と、を備える。前記クランプ本体支持部のうちの建設機械への取付部と、前記クランプ本体部の前記配管固定部との間の部分に、少なくとも1箇所の曲がり形状の突起部が設けられており、前記突起部が、前記突起部に隣接する前記配管固定部側の隣接部の面、または前記突起部に隣接する前記取付部側の隣接部の面に平行な面を有する。
この構成によると、建設機械への取付部と配管固定部との間の部分に少なくとも1箇所の曲がり形状の突起部が設けられ、この突起部が、当該突起部に隣接する配管固定部側の隣接部の面、または当該突起部に隣接する前記取付部側の隣接部の面に平行な面を有することで、このような突起部を有さない配管クランプから、その周波数特性を容易に変更することができる。すなわち、油圧ポンプからの吐出脈動成分によるような振動が伝播しにくい周波数特性の配管クランプを容易に形成することができる。これにより、従来の配管クランプの構造では建設機械の運転時に増大していた配管クランプ部からの振動伝達を低減することができる。
また、本発明の配管クランプの基本形状として、配管固定部を有するクランプ本体部が延びる方向とクランプ本体支持部が延びる方向とが異なる方向とされていることで、上記した突起部が設けられていても、配管クランプの強度を確保することができる。これにより、衝撃力などの外力が作用しても配管の振れを防止することができる。
また、配管固定部を有するクランプ本体部の端部からクランプ本体支持部が延びる形状はシンプルである。
本発明において、前記クランプ本体支持部に前記突起部が設けられていることが好ましい。
この構成によると、配管クランプの周波数特性をより容易に変更することができる。
また本発明において、前記突起部が、前記クランプ本体部の端部からの前記クランプ本体支持部が延びる方向と、前記クランプ本体部の端部からの前記クランプ本体部が延びる方向とのなす角度が拡がる方向に向かって凸とされていることが好ましい。
この構成によると、配管クランプの周波数特性をより容易に変更することができる。
また本発明において、前記突起部が1箇所のみ設けられていることが好ましい。
この構成によると、配管クランプの固有周波数が低下し過ぎることを防止することができる。これにより、振動伝達が悪化する周波数領域が現れることを防止することができる。また、配管クランプの必要設置スペースを小さくしたり、配管クランプの製造コストを安価にしたりすることができるという長所もある。
また本発明において、建設機械に取り付けられた状態において、前記クランプ本体部が水平方向に延びており、且つ前記クランプ本体支持部が上下方向に延びていることが好ましい。
この構成によると、クランプ本体部の上に配管を仮置きすることができるので、配管の設置作業性が向上する。
また本発明において、前記クランプ本体部および前記クランプ本体支持部がいずれも板形状であることが好ましい。
この構成によると、クランプ本体部の上に配管を仮置きした際に、配管の仮置き姿勢を安定させることができる。
また本発明において、前記配管固定手段は、前記配管固定部との間に配管を挟み込むように配置される配管拘束部材と、前記配管拘束部材を介して前記配管固定部に配管を押圧して固定する棒状部材と、を備えることが好ましい。
この構成によると、簡易な構成で、配管固定部に配管を固定することができる。
また本発明において、一方の端部が建設機械に固定され他方の端部が前記クランプ本体支持部の前記取付部に固定されるクランプ取付用部材をさらに備えることが好ましい。
この構成によると、上記クランプ取付用部材により力の伝達を抑制することができ、その結果、振動伝達をより低減することができる。
本発明によれば、油圧ポンプからの吐出脈動成分によるような振動の伝播を抑えることができるとともに、衝撃力などの外力が作用しても振れを防止でき、且つシンプルな構造の配管クランプを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る配管クランプの側面図である。 図1Aに示す配管クランプの斜視図である。 比較例に係る配管クランプの側面図である。 図2Aに示す配管クランプの斜視図である。 図1Aおよび図1Bに示す配管クランプの変形例に係る配管クランプの斜視図である。 比較例に係る配管クランプの斜視図である。 クランプ部材に曲がり形状の突起部が有るか無いかの違いによる検証結果を示すグラフである。 図2Aおよび図2Bに示す比較例に係る配管クランプに関して、クランプ部材の板厚を増減させた場合の参考検証結果を示すグラフである。 クランプ取付用部材の形状が異なることによる参考検証結果を示すグラフである。 クランプ部材のクランプ本体部のクランプ本体支持部に対する曲げの角度が異なる場合の検証結果を示すグラフである。 図3Aに示す配管クランプの変形例に係る配管クランプの斜視図である。 比較例に係る配管クランプの斜視図である。 クランプ部材に設けた曲がり形状の突起部が、配管固定部側の隣接部の面に平行な面を有するか否かの違い、および平行な面の大小による効果の検証結果を示すグラフである。 図3Aに示す配管クランプの変形例に係る配管クランプの斜視図である。 比較例に係る配管クランプの斜視図である。 曲がり形状の突起部の位置の違いなどによる効果の検証結果を示すグラフである。 本発明の第2実施形態に係る配管クランプの側面図である。 図12Aに示す配管クランプの斜視図である。 曲がり形状の突起部が、クランプ部材のクランプ本体支持部に設けられているか、クランプ本体部に設けられているか、の違いによる効果の検証結果を示すグラフである。 図3Aに示す配管クランプの変形例に係る配管クランプの斜視図である。 曲がり形状の突起部の凸の方向の違いによる効果の検証結果を示すグラフである。 図3Aに示す配管クランプの変形例に係る配管クランプの斜視図である。 図3Aに示す配管クランプの変形例に係る配管クランプの斜視図である。 図3Aに示す配管クランプの変形例に係る配管クランプの斜視図である。 曲がり形状の突起部を複数設けた場合の効果の検証結果を示すグラフである。 本発明の第3実施形態に係る配管クランプの斜視図である。 比較例に係る配管クランプの斜視図である。 クランプ部材に曲がり形状の突起部が有るか無いかの違いによる検証結果を示すグラフである。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しつつ説明する。本発明に係る配管クランプは、油圧配管を含む様々は種類の配管を固定支持するのに用いることができる。これらの配管が配置される建設機械は、例えば、クレーン(特に移動式クレーン)、油圧ショベルなどの建設機械である。
(配管クランプの構成)
図1Aおよび図1Bに示すように、第1実施形態の配管クランプ101は、全体としてL字形状のクランプ部材1と、建設機械に固定されるクランプ取付用部材2と、配管拘束部材8と、ボルト9(棒状部材)とで構成される。なお、図1Bでは、図1Aに示す配管拘束部材8、ボルト9、および配管10の図示を省略している(他の類似する図についても同様)。
クランプ部材1は、例えば金属の細長い板材が折り曲げられて形成されるものであって、配管固定部5を有するクランプ本体部3と、クランプ本体部3の配管固定部5側とは反対側の端部からクランプ本体部3が延びる方向に対して直交する方向に延びるクランプ本体支持部4とを有する。クランプ本体部3およびクランプ本体支持部4は、上記したようにして形成され、いずれも板形状である。「板形状」とは、上記したように、例えば、細長い板材の形のことであり、平らな面を有する形状のことである。なお、クランプ部材1がクランプ取付用部材2を介して建設機械に取り付けられた状態において、クランプ本体部3は水平方向に延びる姿勢、すなわち水平姿勢とされる。クランプ本体支持部4は、鉛直方向(上下方向)に延びる姿勢となる。
クランプ本体部3の配管固定部5の上面に、例えば2本の配管10が載置される。その上に板形状の配管拘束部材8が載せられる。配管拘束部材8と配管固定部5とで配管10をその上下から挟み込んで、ボルト9を締めることにより配管10は配管固定部5に固定される。配管拘束部材8の下面には断面円弧の溝8aが設けられており、この溝8a部分に配管10は嵌り込む。なお、配管固定部5におけるボルト9の固定点にできるだけ近い位置に配管10を配置することが好ましい。質量のバランスを適切に保ちやすいからである。
本実施形態では、配管拘束部材8とボルト9とで、配管固定部5に配管10を固定する配管固定手段が構成される。
クランプ本体支持部4の中途部には、コ字状の突起部7が設けられている。この突起部7は、相互に平行な第一面7aおよび第三面7cと、これらの面7a,7cに垂直な第二面7bとを有する。これら3つの面7a〜7cのうちの第二面7bは、突起部7に隣接する配管固定部5側の隣接部の面4aに平行な面とされている。クランプ本体支持部4の上端部は、建設機械への取付部6であり、この部分で、クランプ部材1は、ボルトなどの固定手段でクランプ取付用部材2に取り付けられる。
クランプ取付用部材2は、例えば金属の板材から形成されるものであって、図1Bに示すように、本実施形態ではL字形状の曲がった板部材とされている。クランプ取付用部材2の一方の端部2aは、エンジン等のサポート部材や旋回フレーム部といった建設機械を構成する主要構造物に固定され、他方の端部2bは、クランプ本体支持部4の取付部6に固定される。
図2Aおよび図2Bは、比較例としての配管クランプ151を示す図である。配管クランプ151は、L字形状のクランプ部材51と、建設機械に固定されるクランプ取付用部材2と、配管拘束部材8と、ボルト9とで構成される。配管クランプ151を構成する部材に関し、前記した配管クランプ101を構成する部材と同様の部材については、同一の符号を付している(後述する他の配管クランプについても同様)。配管クランプ101と配管クランプ151との相違点は、クランプ部材1,51における突起部7の有無である。クランプ部材51は、突起部7を有さない。
図3Aは、前記した配管クランプ101の変形例に係る配管クランプ102の斜視図である。配管クランプ101と配管クランプ102との相違点は、クランプ取付用部材の形状である。配管クランプ102を構成するクランプ取付用部材11は、L字形状の板部材12と、コ字形状の部材13とを接合してなるものである。建設機械側が部材13であり、クランプ部材1側が板部材12である。
図3Bは、比較例としての配管クランプ152を示す図である。配管クランプ152と前記した配管クランプ151との相違点は、クランプ取付用部材の形状である。配管クランプ152を構成するクランプ取付用部材11は、図3Aに示すクランプ取付用部材11と同じである。
(効果の検証)
図1B、図2B等に示す加振点Fは、クランプ部材の配管固定部におけるボルト9の固定部であり、振動する配管10からの加振力がこの部分に作用することとした。また、図1B、図2B等に示す評価点Pは、建設機械側のクランプ取付用部材を取り付けた部分である。加振点Fに加振力が作用した際の評価点Pでのモーメントの伝達率を求めた。
図4は、クランプ部材に突起部7が有るか無いかの違いによる検証結果を示すグラフである。図4に示すグラフの横軸は、加振周波数であり、縦軸は、評価点Pでのモーメントの伝達率である(図5以降のグラフについても同様)。
図4からわかるように、クランプ部材1に突起部7を設けることで、突起部7を有さない比較例の配管クランプ151に対して、配管クランプ101の周波数特性を大きく変化させることができる。言い換えれば、クランプ部材1に突起部7を設けることで、突起部7を有さない配管クランプ151から、その周波数特性を容易に変更することができる。クレーン運転中の振動の周波数は、例えば、200〜280Hz程度である。この周波数領域において、配管クランプ101は、配管クランプ151よりも明らかにモーメントの伝達率が小さい。モーメントの伝達率が小さいということは、振動の伝播が抑えられるということである。
衝撃力などの外力が作用した場合の強度検証も行った。配管クランプ101,151に、それぞれ、ある大きさのG(重力加速度)が作用したとして、配管クランプ101,151の強度計算を行った。結果は、配管クランプ101の強度は、配管クランプ151の強度よりも若干低いが、その差に大差は無かった。すなわち、配管クランプ101は、突起部7を有していても、突起部7を有さない配管クランプ151と同等の強度を有することが検証された。すなわち、建設機械の輸送時や自走時に衝撃力で配管クランプ101が破壊する可能性は小さい。また、衝撃力などの外力が作用した場合に、クランプおよび配管は振れにくい。
図5は、突起部7を有さない比較例の配管クランプ151に関して、クランプ部材51の板厚を増減させた場合の参考検証結果を示すグラフである。図5からわかるように、クランプ部材51の板厚を変更しただけでは、配管クランプ151の周波数特性を大きく変化させることはできない。
図6は、クランプ取付用部材の形状が異なることによる参考検証結果を示すグラフである。比較例の配管クランプ151,152の違いは、クランプ取付用部材2,11の形状のみである。図6からわかるように、クランプ取付用部材の形状が異なるだけであると、共振ピークの周波数が動くだけで、周波数特性は大きく変化しない。
図7は、クランプ部材のクランプ本体部のクランプ本体支持部に対する曲げの角度が異なる場合の検証結果を示すグラフである。
配管クランプ101を構成するクランプ部材1のクランプ本体部3のクランプ本体支持部4に対する曲げの角度は、90°である。これに対して、図7中の右下に示す、配管クランプ101の変形例としての配管クランプ103は、クランプ本体部のクランプ本体支持部に対する曲げの角度は、135°である。
図7からわかるように、クランプ本体支持部に対するクランプ本体部の曲げの角度が90°ではなく、135°であっても、曲げの角度が90°の場合と同様に、突起部7を有さない比較例の配管クランプ151に対して、配管クランプ103の周波数特性を大きく変化させることができる。
上記より、クランプ本体支持部に対するクランプ本体部の曲げの角度は、90°に限定されるものではなく、クランプ本体支持部が延びる方向とは異なる方向に向かってクランプ本体支持部の端部からクランプ本体部が延びるようにされていればよい。言い換えれば、クランプ本体支持部に対するクランプ本体部の曲げの角度θは、0<θ<180であればよい。
なお、配管の設置作業性の観点からは、配管クランプが建設機械に取り付けられた状態において、クランプ本体部が水平方向に延びるように、例えば配管クランプ101のように、クランプ本体支持部4に対するクランプ本体部3の曲げの角度は、90°とされることが好ましい。
(配管クランプの構成)
図8Aは、前記した配管クランプ102の変形例に係る配管クランプ104の斜視図である。配管クランプ102と配管クランプ104との相違点は、突起部の形状である。配管クランプ104を構成するクランプ部材1に設けられた突起部14は、対向する第一面14aおよび第三面14cは相互に平行ではない。ただし、配管クランプ102における突起部7(図1A参照)と同様に、第一面14aと第三面14cとの間の第二面14bは、突起部14に隣接する配管固定部側の隣接部の面4aに平行な面とされている。突起部14のように、曲がり形状の突起部は、コ字状の突起部7に限定されることはない。第一面14a(第三面14c)に対する第二面14bの傾斜角度は、105°である。
図8Bは、比較例としての配管クランプ153の斜視図である。配管クランプ153を構成するクランプ部材51に突起部52が設けられているが、この突起部52は、当該突起部52に隣接する配管固定部側の隣接部の面に平行な面を有さない。
(効果の検証)
図9は、クランプ部材に設けた突起部が前記したような平行な面7b,14bを有するか否かの違い、および平行な面7b,14bの大小による効果の検証結果を示すグラフである。
図9からわかるように、配管クランプ153のように突起部52を有するが、この突起部52が、当該突起部52に隣接する配管固定部側の隣接部の面に平行な面を有さない場合には、突起部を有さない配管クランプ151に対してその周波数特性はほとんど変化しない。また、配管クランプ102と配管クランプ104との比較においては、突起部7,14における平行な面7b,14bが大きい、言い換えれば、突起部7,14における平行な面7b,14bの比率が大きい配管クランプ102の方が、その周波数特性をより大きく変化させることができる。なお、突起部7のように、第一面7a(第三面7c)に対する第二面7bの傾斜角度が90°であると、突起部における平行な面(第二面7b)の比率を大きく取りやすい。すなわち、上記傾斜角度は、90°に近いほど好ましい。よって、突起部7,14の前記平行な面7b,14bは、当該平行な面7b,14bの端から曲がってなる面7a(7c),14a(14c)に対して80°以上100°以下の角度で傾斜していることが好ましい。
(配管クランプの構成)
図10Aは、前記した配管クランプ102の変形例に係る配管クランプ105の斜視図である。配管クランプ102と配管クランプ105との相違点は、突起部の位置である。配管クランプ105を構成するクランプ部材1のクランプ本体支持部4に設けられた突起部7は、第一面7aと、この第一面7aに垂直な第二面7bとを有する。こ第二面7bは、突起部7に隣接する取付部6側の隣接部の面4bに平行な面とされている。
図10Bは、比較例としての配管クランプ154の斜視図である。配管クランプ154は、クランプ部材51の角部分を斜めにカットしたような曲がり部53を有する。なお、この曲がり部53に、曲がり部53に隣接する配管固定部側の隣接部の面に平行な面は無い。
(効果の検証)
図11は、突起部の位置の違いなどによる効果の検証結果を示すグラフである。図11からわかるように、突起部7の位置が相互に異なる配管クランプ102と配管クランプ105とにおいて、両者の効果はほぼ同等であり、突起部7をクランプ本体支持部4の中途部に設けても端に設けても、周波数特性を大きく変化させることができる。これに対して配管クランプ154では、振動伝達が増大する周波数領域が大きく現れてしまっている。配管クランプ154は、図1等に示す配管クランプ151の周波数特性を大きく変化させることはできていない。
(配管クランプの構成)
図12Aおよび図12Bは、本発明の第2実施形態に係る配管クランプ106を示す図である。図3Aに示す配管クランプ102と配管クランプ106との相違点は、突起部の位置である。配管クランプ106では、クランプ部材1のクランプ本体部3にコ字状の突起部15が設けられている。この突起部15は、相互に平行な第一面15aおよび第三面15cと、これらの面15a,15cに垂直な第二面15bとを有する。これら3つの面15a〜15cのうちの第二面15bは、突起部15に隣接する配管固定部5側の隣接部の面5aに平行な面とされている。
(効果の検証)
図13は、突起部が、クランプ部材1のクランプ本体支持部4に設けられているか、クランプ本体部3に設けられているか、の違いによる効果の検証結果を示すグラフである。
前提として、図4を参照しての説明で述べたように、図13に示す結果においても、クランプ部材1に突起部を設けることで、突起部を有さない比較例の配管クランプ151に対して、配管クランプ102、106の周波数特性を大きく変化させることができる。ここで、図13からわかるように、突起部がクランプ本体支持部4に設けられた配管クランプ102の方が、突起部がクランプ本体部3に設けられた配管クランプ106よりも、その周波数特性をより大きく変化させることができる。
図13のグラフの下方に、配管クランプ102,106のクランプ部材の振動変形のイメージ図を記載している。突起部をクランプ本体支持部4に設けた配管クランプ102の場合、上下方向に作用する加振力の方向と、突起部の変形しやすい方向とが一致するため、クランプ部材1の剛性(ばね定数)をより低くすることができる。これにより、固有周波数を低くとれるため、振動伝達の低減効果がより大きくなる。これに対して、突起部をクランプ本体部3に設けた配管クランプ106の場合、突起部の変形が、加振による変形に抗する状態になるため、突起部をクランプ本体支持部4に設けた場合よりは振動伝達の低減効果が低下する。そのため、突起部は、クランプ部材1のクランプ本体支持部4に設けられるほうが好ましい。
(配管クランプの構成)
図14は、前記した配管クランプ102の変形例に係る配管クランプ107の斜視図である。配管クランプ102と配管クランプ107との相違点は、突起部の凸の方向である。配管クランプ102を構成するクランプ部材1のクランプ本体支持部4に設けられた突起部7は、配管固定部5側とは反対側、すなわち外側に凸とされている。これに対して、配管クランプ107を構成するクランプ部材1のクランプ本体支持部4に設けられた突起部7は、配管固定部5側、すなわち内側に凸とされている。
(効果の検証)
図15は、突起部の凸の方向の違いによる効果の検証結果を示すグラフである。前提として、図4を参照しての説明で述べたように、図15に示す結果においても、クランプ部材1に突起部を設けることで、突起部を有さない比較例の配管クランプ151に対して、配管クランプ102、107の周波数特性を大きく変化させることができる。ここで、図15からわかるように、突起部7が外側に凸とされた配管クランプ102の方が、突起部7が内側に凸とされた配管クランプ107よりも、その周波数特性をより大きく変化させることができる。
図15のグラフの下方に、配管クランプ102,107のクランプ部材の振動変形のイメージ図を記載している。配管クランプ102のように突起部7が外側に凸とされた場合、当該突起部7により、クランプ部材1(クランプ本体支持部4)の変形は外側に逃げる。すなわち、突起部7を外側に凸とすることで、クランプ部材1の剛性(ばね定数)をより低くすることができる。これにより、固有周波数を低くとれるため、振動伝達の低減効果がより大きくなる。なお、これは、クランプ本体部3に突起部が設けられる場合も同様であり、図12Aおよび図12Bに示す配管クランプ106のように、突起部15を外側に凸とすることで、振動伝達の低減効果がより大きくなる。
突起部が外側に凸とされているということを言い換えると、クランプ本体部3の端部からのクランプ本体支持部4が延びる方向と、クランプ本体部3の端部からのクランプ本体部3が延びる方向とのなす角度が拡がる方向に向かって凸の突起部とされている、ということである。
(配管クランプの構成)
図16A〜図16Cは、前記した配管クランプ102の変形例に係る配管クランプ108〜110の斜視図である。配管クランプ108〜110は、クランプ部材1のクランプ本体支持部4に、複数の突起部7が設けられたものである。
配管クランプ108は、外側に凸の突起部7がクランプ本体支持部4に2つ設けられたものである。配管クランプ109は、クランプ本体支持部4の取付部6側から順に、内側に凸の突起部7、外側に凸の突起部7が設けられたものである。配管クランプ110は、クランプ本体支持部4の取付部6側から順に、外側に凸の突起部7、内側に凸の突起部7が設けられたものである。
(効果の検証)
図17は、突起部を複数設けた場合の効果の検証結果を示すグラフである。図17からわかるように、クランプ部材1に複数の突起部を設けても振動伝達の低減効果が得られる。なお、配管クランプ109のように、クランプ本体支持部4のうちの取付部6側に近い部分に、内側に凸の突起部7を設けると配管クランプの固有周波数を低下させやすい。
なお、配管クランプの固有周波数が低下し過ぎると、振動伝達が悪化する周波数領域が現れることがあるので、例えば配管クランプ102のように、突起部は1箇所のみであることが好ましい。
(配管クランプの構成)
図18Aは、本発明の第3実施形態に係る配管クランプ111の斜視図である。図18Bは、比較例に係る配管クランプ155の斜視図である。図1Bに示す配管クランプ101と配管クランプ111との相違点は、配管クランプ101が有するクランプ取付用部材2を配管クランプ111は有さない点である。配管クランプ111は、吊り下げ形のクランプであり、配管クランプ111のクランプ部材1のクランプ本体支持部4の上端部である建設機械への取付部16は折り曲げられている。この取付部16が建設機械の構造物の下面に取り付けられる。すなわち、配管クランプ111のクランプ部材1は、建設機械の構造物に直接取り付けられる。図18Bに示す比較例に係る配管クランプ155は、配管クランプ111と同様に吊り下げ形のクランプであり、そのクランプ部材54は上端部(取付部16)が折り曲げられている。配管クランプ155に突起部7は無い。
(効果の検証)
図19は、吊り下げ形の配管クランプのクランプ部材に突起部が有るか無いかの違いによる検証結果を示すグラフである。図19からわかるように、吊り下げ形の配管クランプ111であっても、そのクランプ部材1に突起部7を設けることで、振動の伝播を抑える効果が得られる。
なお、比較例に係る配管クランプ155のように、その上端部を折り曲げることで単に吊り下げ形のクランプとしただけでは、油圧ポンプからの吐出脈動成分によるような振動による加振力は、ほぼ吸収されることなく取付部16にまで達する。これに対して、配管クランプ111では、突起部7部分で加振力が吸収されることで力の伝達が抑制され、振動伝達が低減される。
(その他の変形例)
前記した配管クランプ101等における突起部7は、板材が折り曲げられて形成されるものであるが、この突起部7は、折り曲げられて形成されるものに限定されるものではない。例えば、板材の小片を溶接するなどして曲がり形状の突起部7を形成してもよい。
前記したクランプ部材1についても同様である。クランプ部材1は、1枚の細長い板材が折り曲げられてなるものでなくてもよく、複数の板材を溶接などにより結合してクランプ部材を形成してもよい。
また、クランプ部材1の全ての部分が板形状である必要はない。クランプ部材1の一部が棒状のような形態のものであってもよい。
前記した実施形態では、板形状の配管拘束部材8とクランプ本体部3の配管固定部5との間に配管10を挟み込むことで配管10を固定しているが、配管10の固定方法はこれに限定されることはない。例えば、両端がネジのU字状のボルトを配管拘束部材として用い、当該U字状のボルト、およびナットで配管10を配管固定部5に固定するなどしてもよい。
前記した実施形態では、配管固定部5の上に配管10を載せ、その上から配管拘束部材8で配管10を配管固定部5との間で挟み込むようにしている。これに代えて、配管固定部5の下に配管10を配置し、その下から配管拘束部材8で配管10を配管固定部5との間で挟み込むようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態およびその変形について説明したが、その他に、当業者が想定できる範囲で種々の変更を行えることは勿論である。
1:クランプ部材
2:クランプ取付用部材
3:クランプ本体部
4:クランプ本体支持部
4a:曲がり形状の突起部に隣接する配管固定部側の隣接部の面
5:配管固定部
6:取付部
7:曲がり形状の突起部
8:配管拘束部材
9:ボルト(棒状部材)
7b:配管固定部側の隣接部の面に平行な面
101:配管クランプ

Claims (6)

  1. 建設機械に配置される配管を支持する配管クランプであって、
    配管固定部を有するクランプ本体部と、
    前記クランプ本体部が延びる方向とは異なる方向に向かって前記クランプ本体部の端部から延びるクランプ本体支持部と、
    前記配管固定部に配管を固定する配管固定手段と、
    を備え、
    前記クランプ本体部および前記クランプ本体支持部がいずれも表面が平らな板形状であり、
    前記クランプ本体支持部のうちの建設機械への取付部と、前記クランプ本体部の前記配管固定部との間の部分に、少なくとも1箇所の曲がり形状の突起部が設けられており、
    前記突起部が、前記突起部に隣接する前記配管固定部側の隣接部の平らな面、または前記突起部に隣接する前記取付部側の隣接部の平らな面に平行な平らな面を有
    建設機械に取り付けられた状態において、前記クランプ本体部が水平方向に延びており、且つ前記クランプ本体支持部が上下方向に延びていることを特徴とする、配管クランプ。
  2. 請求項1に記載の配管クランプにおいて、
    前記クランプ本体支持部に前記突起部が設けられていることを特徴とする、配管クランプ。
  3. 請求項1または2に記載の配管クランプにおいて、
    前記突起部が、前記クランプ本体部の端部からの前記クランプ本体支持部が延びる方向と、前記クランプ本体部の端部からの前記クランプ本体部が延びる方向とのなす角度が拡がる方向に向かって凸とされていることを特徴とする、配管クランプ。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の配管クランプにおいて、
    前記突起部が1箇所のみ設けられていることを特徴とする、配管クランプ。
  5. 請求項1〜のいずれかに記載の配管クランプにおいて、
    前記配管固定手段は、
    前記配管固定部との間に配管を挟み込むように配置される配管拘束部材と、
    前記配管拘束部材を介して前記配管固定部に配管を押圧して固定する棒状部材と、
    を備えることを特徴とする、配管クランプ。
  6. 請求項1〜のいずれかに記載の配管クランプにおいて、
    一方の端部が建設機械に固定され他方の端部が前記クランプ本体支持部の前記取付部に固定されるクランプ取付用部材をさらに備えることを特徴とする、配管クランプ。
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