JP6780488B2 - 保護継電器 - Google Patents

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Description

この発明は、保護継電器に関し、特に保護継電器の動作履歴を表示する動作表示器を備えた保護継電器に関する。
保護継電器は、電力系統から入力される電流量等から電力系統の事故等の異常を検出して遮断器等を動作させ、異常区間を電力系統から切り離すことで電力系統および各種電気機器を保護する機器である。また、保護継電器は、遮断器等を動作させる動作信号を出力したことの表示(以下、動作表示という)を行う動作表示器を備えている。この動作表示器によって、保守・運用者は、異常発生時や保守点検時に保護継電器の動作状態の確認を行う。
ところで、保護継電器の中には、電力系統から保護継電器の制御用電源の電力を得ているものがある。この種の保護継電器は、遮断器等が動作し電力系統から切り離されると、保護継電器の制御用電源を失う。そのため、従来のこの種の保護継電器では、制御用電源を失った後も動作表示を保持するため、動作表示の保持に電力を必要としない磁気反転式の動作表示器を用いていた。磁気反転式の動作表示器は、動作信号が出力されると、鉄心に巻かれたコイルに電流を供給することで発生する磁力によって、永久磁石を有する可動部が反転して動作表示を行っていた。
実開昭62−57884号公報
上記した磁気反転式の動作表示器は、鉄心の残留磁気で動作表示を保持するため、電磁ノイズ等によって鉄心の磁極が変化すると、可動部は再び反転してしまい、動作表示が保持されないという課題がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、電磁ノイズ等によって鉄心の磁極が変化した場合でも動作表示を保持する動作表示器を備えた保護継電器を得るものである。
この発明に係る保護継電器は、動作時に通電されるコイルと、コイルが巻きつけられた鉄心と、コイルおよび鉄心を収納する外枠と、鉄心と引き合う第1の磁力を発生させることで外枠内に収まり、コイルが通電すると鉄心と反発する第2の磁力によって水平方向に移動して外枠の外部に露出する可動部と、を有する動作表示器を備えたものであって、コイルに通電されていない状態において、外枠の外部に露出した可動部は、鉄心と引き合う第3の磁力よりも、外枠と可動部との間に生じる摩擦力が大きい
上記のように構成された保護継電器は、電力系統から切り離された状態において制御用電源を失った後においても、可動部が外枠の外部に露出することで可動部と鉄心との距離が大きくなり、可動部と鉄心との間の磁力が小さくなるため、電磁ノイズ等によって鉄心の磁極が変化した場合でも動作表示を保持することができる。
実施の形態1を示す保護継電器の構成図である。 実施の形態1を示す保護継電器の斜視図である。 実施の形態1を示す保護継電器の断面図である。 実施の形態1を示す動作表示器の分解図である。 実施の形態1を示す定常時における動作表示器の断面図である。 実施の形態1を示す動作時における動作表示器の断面図である。 実施の形態1の変形例1を示す保護継電器の断面図である。 実施の形態1の変形例2を示す保護継電器の断面図である。 実施の形態2を示す動作表示器の分解図である。 実施の形態3を示す定常時における保護継電器の断面図である。 実施の形態3を示す動作時における保護継電器の断面図である。 実施の形態4を示す定常時における保護継電器の断面図である。 実施の形態4を示す動作時における保護継電器の断面図である。
(実施の形態1)
以下では、一実施形態である保護継電器100Aの概略構成について図1を用いて説明する。
(保護継電器100Aの概略構成)
保護継電器100Aは、電力系統から収集した電圧および電流の情報に基づいて演算処理を行うことで、電力系統に事故等の異常が発生したことを検出し、遮断器等を動作させるための動作信号を出力する。これにより、異常区間を電力系統から切り離し、電力系統および各種電気機器の保護を行う。なお、電流および電圧のいずれか一方のみを演算処理に使用する場合、保護継電器100Aは、演算に必要な電流または電圧のいずれか一方を収集するように構成されていてもよい。
保護継電器100Aは、具体的には、入力回路102、演算回路104、出力回路106および動作表示器108で構成される。入力回路102は、図示しない変成器から入力された電力系統における電圧および電流のアナログ信号をディジタル信号に変換する。演算回路104は、入力回路102からのディジタル信号を用いて各種の演算処理を行い、電力系統に事故等の異常が発生したことを検出し、図示しない遮断器等を動作させるか否かの判定(以下、動作判定という)を行う。出力回路106は、演算回路104の動作判定の結果に基づき、遮断器等を動作させるための動作信号を出力するとともに、動作表示器108に表示信号を出力する。動作表示器108は、表示信号を受けて動作表示を行う。動作表示の詳細については後述する。
なお、保護継電器100Aは、図示しない変成器の2次側から保護継電器100Aの制御用電源の電力を得ている。すなわち、保護継電器100Aは、電力系統から制御用電源の電力を得ている。そのため、遮断器等が動作して保護継電器100Aが電力系統から切り離された状態では、保護継電器100Aは制御用電源を失う。
図2は、保護継電器100Aの外観を示す斜視図である。保護継電器100Aは筐体110および操作パネル120を備えている。
筐体110は円筒状の容器であり、内部には保護継電器100Aを動作させるために必要な回路(演算回路等)が実装された後述する正面基板130および平面基板132が収納されている。
操作パネル120は直方体状であり、筐体110に取り付けられている。操作パネル120の表面には数値表示確認窓122、操作部用窓124および動作表示確認窓126が設けられている。数値表示確認窓122は、後述する数値表示部134を確認するために設けられた開口部である。操作部用窓124は、後述する操作部136を操作するために設けられた開口部である。動作表示確認窓126は、後述する動作表示器200Aの表示を確認するために設けられた開口部である。
図3は、保護継電器100Aの内部構造を示す断面図である。筐体110の内部には、正面基板130と平面基板132とが収納されている。正面基板130および平面基板132は、筐体110内に固定されており、保護継電器100Aを動作させるために必要な回路(演算回路等)が実装されている。また、正面基板130には、数値表示部134が実装されている。数値表示部134は、例えば7セグメントLED等で構成されており、計測値等の各種数値を表示する。正面基板130には、操作部136も実装されている。操作部136は、つまみやボタンで構成されており、表示したい数値の選択や、各種設定を行う。操作部136は、操作に必要な数が設けられており、例えば2つ設けられている。平面基板132には、動作表示器200Aが実装されている。動作表示器200Aは、動作表示に必要な数が設けられており、例えば3つ設けられている。
動作表示器200Aは、可動部210および固定部220を備えている。電力系統に異常が発生していない正常時(以下、定常時という)、可動部210は、固定部220内に収納されている。電力系統に異常が発生し、動作表示器200Aが表示信号を受けた時(以下、動作時という)、可動部210は水平方向に移動して固定部220の外部に露出する。なお、図3に示す動作表示器200Aは、可動部210が固定部220の外部に露出した状態を示している。動作表示器200Aは、可動部210が固定部220の外部に露出した時に、少なくとも当該可動部210が、動作表示確認窓126から保護継電器100Aの外側に露出する位置に設けられている。
(動作表示器200Aの構成)
図4は、動作表示器200Aの構成を示す分解図である。前述したが、動作表示器200Aは可動部210および固定部220を備えている。
可動部210は、直方体状の第1部分212と、方形を成す平板状の第2部分214とを有している。また、第1部分212は、第2部分214の主面に接合されている。そして、第2部分214の主面と直交する方向から可動部210を見ると、第2部分214は第1部分よりも大きい。また、可動部210の内部には永久磁石216が固定されている。
固定部は、外枠230、ボビン240、鉄心250およびコイル260で構成される。外枠230は、直方体状の筒であり、対向する1対の面に第1の開口部232と第2の開口部234が設けられている。つまり、外枠230には、第1の開口部232から第2の開口部234まで達する孔が形成されている。第1の開口部232を備えた面には、内側に突出したリブ部236が形成されており、当該リブ部236の内側の端部に第1の開口部232は設けられている。ボビン240は、1対の第1の板242と第2の板244とその間に固定された中空軸246とを備える。中空軸246の内側には、鉄心250が固定され、中空軸246の外側にはコイル260が巻かれている。また、第2の板244には、コイル260の一端と電気的に接続されている第1の端子247と、コイル260の他端と電気的に接続されている第2の端子248が形成されており、図示しない保護継電器の平面基板に電気的に接続されている。
ボビン240、鉄心250およびコイル260は、外枠230内に収納され、固定されている。具体的には、ボビン240の第2の板244は、外枠230の第2の開口部2334を塞ぐように収納され、第1の端子247および第2の端子248が外枠230の外側に突出している。可動部210は、外枠230内に収納されており、外枠230の第1の開口部232の内径は、可動部210の第2部分214の外径よりも小さく、第1部分212の外径よりも大きい。そのため、可動部210は水平方向に移動することができ、可動部210の第1部分212の少なくとも一部が外枠230の外部に露出することができる構成である。
(動作表示器200Aの動作)
図5および図6は、定常時および動作時における動作表示器200Aを示す断面図である。図5は定常時、図6は動作時を示している。
図5において、定常時は、動作表示器200Aの可動部210は、永久磁石216によって発生する鉄心250と引き合う第1の磁力によって外枠230内に収まり、第1の板242と接している。
動作時、すなわち動作表示器200Aが表示信号を受けた時は、可動部210と鉄心250とが反発する第2の磁力によって可動部210が水平方向に移動するのに必要な電流をコイル260に対して供給する。これにより、図6に示すように、可動部210は第1の板242と接した状態から水平方向に移動して、可動部210の第2部分214が外枠230のリブ部236と接する状態となる。つまり、可動部210の第1部分212の一部が外枠230の外部に露出する。その結果、保護継電器の外部から見て、露出した可動部210を確認することができる。すなわち、動作表示を確認することができる。なお、コイル260に供給される電流は、図示しない変成器の2次側の電圧に基づいて生成される。
遮断器等が動作し保護継電器が電力系統から切り離された状態では、保護継電器は制御用電源を失う。そのため、制御用電源を失った後には、コイル260には電流が供給されない。この状態において、外枠230の外部に露出した可動部210は、鉄心250と引き合う第3の磁力よりも外枠230と可動部210との間に生じる摩擦力の方が大きい。そのため、可動部210は外枠230の外部に露出した状態、すなわち動作表示を保持する。
電力系統の事故等の異常が復旧され、動作表示器200Aの動作表示を復帰(リセット)する場合は、保守・運用者が外枠230の外部に露出した可動部210を水平方向に第1の板242に接するまで押し込むことで、可動部210は外枠230との距離が小さくなり、再び第1の磁力によって外枠230内に収納された状態を保持する。
(効果)
以上述べたように、本実施例にて示した動作表示器200Aを備えた保護継電器100Aにあっては、電磁ノイズ等によって鉄心250の磁極が変化した場合でも動作表示を保持することができる。従来の保護継電器に用いていた磁気反転式の動作表示器は、可動部が反転することで動作表示を行っていたので、動作表示後においても可動部と鉄心との距離は変わらない。一方、本実施例の動作表示器200Aは、可動部210が水平方向に移動することで動作表示を行うので、動作表示後は可動部210と鉄心250との距離が大きくなる。可動部210と鉄心250との距離が大きくなるほど可動部210と鉄心250との間に発生する磁力は小さくなるため、電磁ノイズ等によって鉄心250の磁極が変化した場合でも動作表示を保持することができる。
また、本実施例の保護継電器100Aの動作表示器200Aによれば、可動部210が外枠230から露出しているか否かを手で触れて判別することができる。そのため、視覚に障害がある保守・運用者であっても、動作表示されているか否かを容易に判別することができる。
なお、可動部210は、外枠230や保護継電器100Aの操作パネル120等と異なる色(例えば赤色)で着色されていてもよい。可動部210を着色することで、動作表示の視認性をより高めることができる。
(第1変形例)
本実施例の第1変形例の保護継電器100Bでは、図7に示すように、動作表示器200Bが正面基板130に実装されている。
このように、動作表示器200Bを正面基板130に設けても、実施の形態1の保護継電器100Aと同様の効果を奏する。また、動作表示器200Bを正面基板130に設けることで、平面基板を不要とすることができ、部品点数を削減する効果も奏する。
本実施例の保護継電器100Bにおける他の構成は、実施の形態1の保護継電器100Aと同様である。したがって、保護継電器100Bにおいて、動作表示器200Bを正面基板130に設けたことに関する事項以外の説明は実施の形態1の保護継電器100Aで説明のとおりである。
(第2変形例)
本実施例の第2変形例の保護継電器100Cでは、図8に示すように、動作表示器200Cが筐体110に着脱可能に固定されている。
動作表示器200Cの固定部220に設けられた図示しないコイルの一端および他端は、それぞれ2本のリード線202に電気的に接続されている。2本のリード線202は、コネクタ300に接続されており、当該コネクタ300は平面基板132に実装されている。また、2本のリード線202とコネクタ300とは、着脱可能に設けられている。
このように、動作表示器200Cを筐体110に設けても、実施の形態1の保護継電器100Aと同様の効果を奏する。また、動作表示器200Cは、筐体110に着脱可能に固定されているので、動作表示器200Cが故障した場合等に動作表示器200Cだけを容易に交換することができる。さらに、動作表示器200Cを平面基板132に直接実装した場合と比べて、平面基板132の実装面積を削減することもできる。
本実施例の保護継電器200Cにおける他の構成は、実施の形態1の保護継電器100Aと同様である。したがって、保護継電器100Cにおいて、動作表示器200Cを筐体110に設けたことに関する事項以外の説明は実施の形態1の保護継電器100Aで説明のとおりである。
(実施の形態2)
実施の形態2の保護継電器の動作表示器200Dの構成について図9を用いて説明する。本実施例の保護継電器に用いる動作表示器200Dは、実施の形態1である保護継電器100Aの動作表示器200Aに対して、弾性体としてばね270をさらに設けたものである。
ばね270は、例えばコイルばねであり、ボビン240と可動部210との間に設けられ、外枠230内に収納される。第1の板242には、環状の溝249が形成されており、ばね270の一端が溝249に挿入され固定されている。ばね270の他端は、可動部210を押圧可能に設けられている。つまり、ばね270は可動部210を水平方向に押し出すように設けられる。
定常時は、動作表示器200Dの可動部210は、永久磁石216によって発生する鉄心250と引き合う第1の磁力によって外枠230内に収まり、第1の板242と接している。動作時、すなわち動作表示器200Dが表示信号を受けた時は、可動部210と鉄心250とが反発する第2の磁力によって可動部210が水平方向に移動するのに必要な電流をコイル260に対して供給する。これにより、可動部210は第1の板242と接した状態から水平方向に移動して、可動部210の第1部分212の一部が外枠230の外部に露出する。保護継電器が電力系統から切り離され、コイル260に電流が供給されない状態において、外枠230の外部に露出した可動部210は、鉄心250と引き合う第3の磁力よりも、ばね270による鉄心250と反発する弾性力の方が大きい。そのため、可動部210は外枠230の外部に露出した状態を保持する。
このように構成された本実施例に示された保護継電器にあっても、電磁ノイズ等によって鉄心250の磁極が変化した場合でも動作表示を保持することができる。さらに、本実施例の保護継電器の動作表示器200Dは、ばね270をさらに設けることで、可動部210が水平方向に移動する時に必要な力を小さくすることができる。つまり、鉄心250と反発する第2の磁力を発生させるためにコイル260に供給する電流量を少なくすることができる。
また、本実施例の保護継電器の動作表示器200Dは、外枠230の外部に露出した可動部210は、ばね270による鉄心260と反発する弾性力が働くため、露出した可動部210に誤って触れたり、動作表示器220Dに振動が加わったりした場合に、可動部210が誤って外枠230内に収まるのを防ぐことができる。
本実施例の保護継電器における他の構成は、実施の形態1の保護継電器100Aと同様である。したがって、保護継電器の動作表示器200Dにおいて、ばね270を設けたことに関する事項以外の説明は実施の形態1の保護継電器100Aで説明のとおりである。
(実施の形態3)
実施の形態3の保護継電器100Eの動作表示器200Eの構成について図10および図11を用いて説明する。図10は定常時、図11は動作時を示している。本実施例の保護継電器100Eに用いる動作表示器200Eは、実施の形態1である保護継電器100Aの動作表示器200Aの固定部220にカバー280をさらに設けたものである。
図10に示すように、動作表示器200Eの固定部220は、保護継電器100Eの筐体110の内部の平面基板132に実装されている。カバー280は、板状であり蝶番282に固定されている。蝶番282は、固定部220の図示しない外枠の上面に固定されている。つまり、カバー280は、固定部220に回転可能に設けられている。定常時において、カバー280は、自重によって外枠に形成された図示しない第1の開口部を覆っている。動作時は、図11に示すように、可動部210が水平方向に移動する動作によってカバー280は約90度回転し、第1の開口部を開放する。固定部220の外部に露出した可動部210は、カバー280のストッパーとなり、カバー280を下側から支えている。
電力系統の事故等の異常が復旧され、動作表示器200Eの動作表示を復帰(リセット)する場合は、保守・運用者が可動部210を水平方向に押し込み固定部220内に収納することで、カバー280は自重によって第1の開口部を覆い、動作表示が復帰される。
このように構成された本実施例に示された保護継電器100Eにあっても、実施の形態1と同様に、電磁ノイズ等によって鉄心の磁極が変化した場合でも動作表示を保持することができる。さらに、本実施例に示す保護継電器100Eの動作表示器200Eは、カバー280をさらに設けることで、保護継電器100Eの正面、すなわち可動部210が移動する方向から見た場合の、動作表示の視認性を高めることができる。定常時において、保護継電器100Eの正面から動作表示器200Eを見た場合、図10に示すように、可動部210はカバー280によって覆われて確認できない。一方、動作時において、保護継電器100Eの正面から動作表示器200Eを見た場合、図11に示すように、カバー280が回転して第1の開口部を開放するので、可動部210を確認することができる。よって、保護継電器100Eの正面から見た場合の、動作表示の視認性を高めることができる。また、カバー280と可動部210とが異なる色や材質で形成されていてもよい。そのことで、保護継電器100Eの正面から見た場合の、動作表示の視認性をより高めることができる。
(実施の形態4)
実施の形態4の保護継電器100Fの動作表示器200Fの構成について図12および図13を用いて説明する。図12は定常時、図13は動作時を示している。本実施例の保護継電器100Fに用いる動作表示器200Fは、実施の形態1である保護継電器100Aの動作表示器200Aに対して、筐体110内に反射板400をさらに設けたものである。
図12に示すように、動作表示器200Fの固定部220は、保護継電器100Fの筐体110の内部の平面基板132に実装されている。実施の形態4に係る操作パネル120には、動作表示確認窓126の下辺が筐体110内に突出した支持部128が形成されている。反射板400は例えば鏡であり、支持部128に固定されている。図13に示すように、反射板400は、保護継電器100Fの正面すなわち可動部210の移動する方向から見た場合に、露出した可動部210の下面が見える角度で固定されている。
このように構成された本実施例に示された保護継電器100Fにあっても、実施の形態1と同様に、電磁ノイズ等によって鉄心の磁極が変化した場合でも動作表示を保持することができる。さらに、本実施例に示す保護継電器100Fの動作表示器200Fは、筐体110内に反射板400を設けることで、保護継電器100Fの正面から見た場合の、動作表示の視認性を高めることができる。定常時において、保護継電器100Fの正面から動作表示器200Fを見た場合、図12に示すように、可動部210は固定部220内に収納されているので、反射板400を通して可動部210の下面を見ることはできない。一方、動作時において、保護継電器100Fの正面から動作表示器200Fを見た場合、図13に示すように、反射板400は固定部220の外部に露出した可動部210を映し出すので、可動部210が露出していることを確認することができる。よって、保護継電器100Eの正面から見た場合の、動作表示の視認性を高めることができる。
(その他の実施形態)
本発明に係る保護継電器は、前記実施の形態に限らずその要旨の範囲内において変更可能である。例えば、上記した実施の形態に示した動作表示器は直方体状で説明したが、これに限られるものではなく、円柱状であってもよい。また、上記の各実施の形態の構成を適宜組み合わせてもよい。
200A〜200F 動作表示器、210 可動部、230 外枠、250 鉄心、
260 コイル、270 ばね、280 カバー、400 反射板。

Claims (4)

  1. 電力系統の異常時に通電されるコイルと、
    前記コイルが巻きつけられた鉄心と、
    前記コイルおよび前記鉄心を収納する外枠と、
    前記鉄心と引き合う第1の磁力を発生させることで前記外枠内に収まり、前記コイルが通電すると前記鉄心と反発する第2の磁力によって水平方向に移動して前記外枠の外部に露出する可動部と、
    を有する動作表示器を備えた保護継電器であって、
    前記コイルに通電されていない状態において、前記外枠の外部に露出した前記可動部は、前記鉄心と引き合う第3の磁力よりも、前記外枠と前記可動部との間に生じる摩擦力が大きい保護継電器
  2. 前記コイルが巻きつけられた前記鉄心が固定されたボビンと、
    前記ボビンと前記可動部との間に設けられた弾性体をさらに有し、
    前記弾性体の一端はボビンに固定されており、前記弾性体の他端は前記可動部を押圧可能に設けられている請求項1に記載の保護継電器。
  3. 前記外枠に回転可能に設けられ、前記可動部が水平方向に移動する動作によって回転して
    前記外枠を開閉するカバーをさらに有する、
    請求項1または請求項に記載の保護継電器。
  4. 前記動作表示器は、前記保護継電器の筐体内に備えられており、
    前記筐体内に設けられ、前記外枠の外部に露出した可動部を、前記可動部の移動する方向
    に反射する反射板をさらに有する、
    請求項1または請求項に記載の保護継電器。
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