JP6780445B2 - 半導体装置、増幅回路、及び増幅回路装置 - Google Patents

半導体装置、増幅回路、及び増幅回路装置 Download PDF

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本願開示は、半導体装置、増幅回路、及び増幅回路装置に関する。
高出力増幅器においては、大きな電力を取り扱うため、増幅器用のトランジスタが破壊される場合がある。例えば、マイクロ波帯用の増幅器では、通常、ゲート電圧が0Vのときに電流が流れるノーマリーオン型(デプリーション型)のトランジスタが用いられる。大きな電力の印加によりゲート電極が破損し、ゲート電極にゲート電圧が印加されない状態となった場合、デプリーション型のトランジスタにおいては、ソースとドレインとの間に常時電流が流れる状態となってしまう。この電流の量が大きい場合、周辺機器を破壊してしまう虞がある。周辺機器の破壊を避けるために、ドレイン電流の経路にフューズを設けると、電力損失の増加に加え、コスト及びサイズが増大してしまう。
特開2000−298515号公報
以上を鑑みると、ゲート電極が破損した場合にドレイン電流を停止させることができる半導体装置が望まれる。
半導体装置は、トランジスタの複数のゲートフィンガーと、前記複数のゲートフィンガーの第1端に共通に接続され信号電圧及びバイアス電圧を受け取る第1のゲート接続部と、前記複数のゲートフィンガーの前記第1端以外の位置に共通に接続される第2のゲート接続部と、前記第1のゲート接続部に前記バイアス電圧を供給する第1の電圧供給経路と、前記第2のゲート接続部に接続される第2の電圧供給経路と、前記第2の電圧供給経路に設けられた所定値以上のインピーダンスとを含み、前記インピーダンスの値は、前記ゲートフィンガーの電圧値が信号電圧の動作周波数において前記第2の電圧供給経路に存在する寄生容量の影響を受けることなく変動することができる大きさである
増幅回路は、ゲート、ソース、及びドレインを有するトランジスタと、前記ゲートに信号電圧を印加する経路に設けられたキャパシタ素子と、前記ゲートにバイアス電圧を供給する第1の電圧供給経路と、前記ゲートに接続される第2の電圧供給経路と、前記第1の電圧供給経路に設けられたインダクタ素子と、前記第2の電圧供給経路に設けられた所定値以上のインピーダンスと、前記ドレインに電圧を印加する経路に設けられたインダクタ素子とを含み、前記ゲートは、複数のゲートフィンガーと、前記複数のゲートフィンガーの第1端に共通に接続され前記信号電圧及び前記バイアス電圧を受け取る第1のゲート接続部と、前記複数のゲートフィンガーの前記第1端以外の位置に共通に接続される第2のゲート接続部とを含み、前記第1の電圧供給経路が前記第1のゲート接続部に接続され、前記第2の電圧供給経路が前記第2のゲート接続部に接続される。
増幅回路装置は、増幅回路と電源制御回路とを含み、前記増幅回路は、ゲート、ソース、及びドレインを有するトランジスタと、前記ゲートに信号電圧を印加する経路に設けられたキャパシタ素子と、前記ゲートに前記電源制御回路からバイアス電圧を供給する第1の電圧供給経路と、前記ゲートに接続される第2の電圧供給経路と、前記ドレインに前記電源制御回路から電圧を印加する第3の電圧供給経路と、前記第1の電圧供給経路に設けられたインダクタ素子と、前記第2の電圧供給経路に設けられた所定値以上のインピーダンスと、前記第3の電圧供給経路に設けられたインダクタ素子とを含み、前記ゲートは、複数のゲートフィンガーと、前記複数のゲートフィンガーの第1端に共通に接続され前記信号電圧及び前記バイアス電圧を受け取る第1のゲート接続部と、前記複数のゲートフィンガーの前記第1端以外の位置に共通に接続される第2のゲート接続部とを含み、前記第1の電圧供給経路が前記第1のゲート接続部に接続され、前記第2の電圧供給経路が前記第2のゲート接続部に接続され、前記電源制御回路は、前記第3の電圧供給経路に流れる電流の電流値を検出する電流検出器と、前記電流検出器により検出された電流値が閾値以上になると前記第2の電圧供給経路を介して前記トランジスタがオフ状態となる所定の電圧を前記ゲートに印加する制御部とを含む。
少なくとも1つの実施例によれば、ゲート電極が破損した場合にドレイン電流を停止させることができる半導体装置が提供される。
通常のトランジスタの構造の一例を示す図である。 トランジスタを含む半導体装置の実施例の構造の一例を示す図である。 図2に示すトランジスタが破損した場合の動作を説明するための図である。 増幅回路装置の構成の一例を示す図である。 増幅回路装置の構成の別の一例を示す図である。 実施例の半導体装置の変形例を示す図である。 実施例の半導体装置の別の変形例を示す図である。
以下に、本発明の実施例を添付の図面を用いて詳細に説明する。以下の図面において、同一又は対応する構成要素は同一又は対応する番号で参照し、その説明は適宜省略する。
図1は、通常のトランジスタの構造の一例を示す図である。図1に示すトランジスタは、ゲート電極10、複数のソース電極11、及び複数のドレイン電極12を含む。ゲート電極10は櫛状に形成されており、複数のゲートフィンガー10−1乃至10−4と、ゲート接続部10−5とを含む。ゲートフィンガー10−1乃至10−4は互いに平行になるように配置され、一方の端がゲート接続部10−5に接続されている。図1に示されるゲートフィンガー10−1乃至10−4の個数、ソース電極11の個数、及びドレイン電極12の個数は一例であり、図示される数に限られるものではない。
図1に示すトランジスタにおいて、ゲート電極10に大きな電力が印加されると、例えばゲートフィンガー10−4をゲート接続部10−5に接続している接続部13が破損する場合がある。接続部13が破損して断線した場合、ゲートフィンガー10−4にはゲート電圧が印加されなくなる。その結果、図1に示すトランジスタがノーマリーオン型である場合には、ゲートフィンガー10−4の両側に位置するソース電極11とドレイン電極12との間には常に電流が流れる状態となってしまう。この電流の量が大きい場合、周辺機器を破壊してしまう虞がある。
図2は、トランジスタを含む半導体装置の実施例の構造の一例を示す図である。図2に示すトランジスタは、ゲート電極10、複数のソース電極11、及び複数のドレイン電極12を含む。
ゲート電極10は、複数のゲートフィンガー10−1乃至10−4、第1のゲート接続部10−5、及び第2のゲート接続部10−6を含む。ゲートフィンガー10−1乃至10−4は互いに平行になるように配置され、第1端が第1のゲート接続部10−5に接続され、第2端が第2のゲート接続部10−6に接続される。図2に示されるゲートフィンガー10−1乃至10−4の個数、ソース電極11の個数、及びドレイン電極12の個数は一例であり、図示される数に限られるものではない。
第1のゲート接続部10−5は、複数のゲートフィンガー10−1乃至10−4の第1端に共通に接続され、図示されない配線を介して信号電圧及びバイアス電圧を受け取る。これにより、信号電圧及びバイアス電圧がゲートフィンガー10−1乃至10−4に印加される。第2のゲート接続部10−6は、複数のゲートフィンガー10−1乃至10−4の第1端以外の位置に共通に接続されてよい。
第2のゲート接続部10−6とゲートフィンガー10−1乃至10−4との接続点となる第1端以外の位置は、図2の例に示されるように、複数のゲートフィンガー10−1乃至10−4の第1端とは反対側の第2端であってよい。図1に示す接続部13のように破損可能性がある箇所から最も遠い第2端を接続点とすることで、単純で実装容易なレイアウトを用いながらも、破損の影響を最も受けにくい安全な接続を実現することができる。代替的に、接続点の位置は、第1端と第2端との間の任意の位置であってもよい。第1端と第2端との間に接続点が位置する場合、後述の図6に示されるように、ビア等を介してゲートフィンガー10−1乃至10−4と第2のゲート接続部10−6とが接続されてよい。
第2のゲート接続部10−6は、第1のゲート接続部10−5がバイアス電圧を受け取る電圧供給経路(図示せず)とは別の電圧供給経路14に接続される。電圧供給経路14には所定値以上のインピーダンス15が設けられている。このインピーダンス15は、電圧供給経路14に存在する寄生容量によりゲートフィンガー10−1乃至10−4の信号電圧が影響を受けることを防ぐために設けられるものである。従って、インピーダンス15は、信号電圧の動作周波数において充分に大きなインピーダンス値(例えば1KΩ程度)を有すればよく、抵抗であってもインダクタであってもよい。
インピーダンス15が信号電圧の動作周波数において充分に大きなインピーダンス値を有すれば、ゲートフィンガー10−1乃至10−4の電圧値は、電圧供給経路14の先に存在する寄生容量の影響を殆ど受けることなく自由に変動することができる。例えば電圧供給経路14の配線を細くすることにより電圧供給経路14自体の抵抗値を高くして、この電圧供給経路14自体の抵抗をインピーダンス15として用いてもよい。
図3は、図2に示すトランジスタが破損した場合の動作を説明するための図である。図2に示すトランジスタにおいて、第1のゲート接続部10−5からゲートフィンガー10−1乃至10−4に大きな電力が印加されると、例えばゲートフィンガー10−4をゲート接続部10−5に接続している接続部13が破損する場合がある。接続部13が破損して断線した場合、ゲートフィンガー10−4にはゲート電圧が印加されなくなる可能性がある。
図2及び図3に示すトランジスタの場合、接続部13が破損しても、電圧供給経路14を介して電圧を印加することにより、ゲートフィンガー10−4を所望の電圧に設定することができる。トランジスタがノーマリーオン型である場合であれば、トランジスタがオフ状態となる所定の電圧(ピンチオフ電圧)を電圧供給経路14を介してゲートフィンガー10−4に印加してよい。これにより、接続部13が破損して断線しても、ゲートフィンガー10−4の両側に位置するソース電極11とドレイン電極12との間に電流が流れない状態を実現し、周辺機器の破壊を防ぐことができる。
なお第2のゲート接続部10−6は、ゲートフィンガー10−4だけではなく、全てのゲートフィンガー10−1乃至10−4に接続されている。従って、電圧供給経路14を介して第2のゲート接続部10−6にピンチオフ電圧を印加しようとした場合に、第1のゲート接続部10−5が他の電圧に設定されていたのでは、インピーダンス15を含む電圧供給経路14等に電圧勾配が生じてしまい好ましくない。従って、電圧供給経路14を介してピンチオフ電圧を印加する場合には、第1のゲート接続部10−5も同一の電圧値(ピンチオフ電圧)に設定することが好ましい。
なおゲートフィンガー10−4は、第2のゲート接続部10−6を介してゲートフィンガー10−1乃至10−3に接続されている。従って、図3に示すように接続部13の一箇所が破損して断線しても、ゲートフィンガー10−4が浮遊状態になることはない。しかしながら、全てのゲートフィンガー10−1乃至10−4において第1のゲート接続部10−5との接続端が破損してしまうと、全てのゲートフィンガー10−1乃至10−4が浮遊状態となってしまう。従って、電圧供給経路14無しで第2のゲート接続部10−6を設けるだけでは不十分であり、電圧供給経路14を設け、第2のゲート接続部10−6を電圧供給経路14を介して所望の電圧の電源に接続可能とすることが好ましい。
図4は、増幅回路装置の構成の一例を示す図である。図4に示す増幅回路装置は、増幅回路20及び電源制御回路30を含む。増幅回路20は、トランジスタ21、キャパシタ素子22、インダクタ素子23、インピーダンス24、インダクタ素子25、増幅器26を含む。増幅回路20においては、トランジスタ21、キャパシタ素子22、インダクタ素子23、インピーダンス24、及びインダクタ素子25が第1段の増幅器として機能し、増幅器26が第2段の増幅器として機能することにより、複数段の増幅器が縦続接続された構成となっている。第2段の増幅器26は第1段の増幅器と同一の構成であってよい。増幅回路20は、一段の増幅器26のみを含む構成であってもよい。
電源制御回路30は、制御部31、電流検出器32、電源回路33、及び電源37を含む。電源回路33は、スイッチ回路34、可変電源35、及び可変電源36を含む。制御部31は例えばCPU(Central Processing Unit)等により実現されてよい。スイッチ回路34は例えば電界効果トランジスタ等により実現されてよい。可変電源35及び36は、例えば制御部31からのデジタルコードに応じた直流電圧を出力するDAC(Degital Analog Converter)等により実現されてよい。
増幅回路20において、トランジスタ21はゲート、ソース、及びドレインを有する電界効果トランジスタであってよい。なおトランジスタ21は、図2を参照して説明したように、電圧供給経路14に接続された第2のゲート接続部10−6を有するトランジスタである。トランジスタ21のソースは接地電位に接続されていてよい。
キャパシタ素子22は、トランジスタ21のゲートに信号電圧を印加する経路に設けられ、信号入力端40に印加された信号の直流成分を除去して交流成分のみをゲートに伝搬する。第1の電圧供給経路45は、トランジスタ21のゲートに電源制御回路30からバイアス電圧を供給する。第1の電圧供給経路45に設けられたインダクタ素子23は、ゲートの直流電圧成分をバイアス電圧に等しく設定しながらも、信号入力端40からの交流信号に応じてゲートが電圧変動することを可能にする。トランジスタ21がノーマリーオン型である場合、バイアス電圧は例えば負の電圧であってよく、トランジスタ21のゲートの電圧変動の中心電圧である。
第1の電圧供給経路45に加え更に第2の電圧供給経路46がトランジスタ21のゲートに接続される。第2の電圧供給経路46には、所定値以上のインピーダンス24が設けられている。第2の電圧供給経路46は図2の電圧供給経路14に相当し、インピーダンス24は図2のインピーダンス15に相当する。
増幅回路20においては更に、第3の電圧供給経路47がトランジスタ21のドレインに接続される。第3の電圧供給経路47は、トランジスタ21のドレインに電圧を印加する。第3の電圧供給経路47には、インピーダンス素子が設けられていてよい。インピーダンス素子は、インダクタ素子25であってよいし、或いは抵抗素子であってもよい。トランジスタ21に破損がない正常動作時においては、インダクタ素子25であっても、抵抗素子であっても、トランジスタ21のドレイン端の出力電圧は適切な振る舞いをする。但し抵抗素子を用いた場合、トランジスタ21が破損した際に、急激な電流変動が第3の電圧供給経路47に発生する可能性がある。それに対してインダクタ素子25を用いた場合、トランジスタ21が破損しても、急激な電流変動が第3の電圧供給経路47に発生しない。
電源制御回路30において、電流検出器32は、第3の電圧供給経路47に流れる電流の電流値を検出する。制御部31は、電流検出器32により検出された電流値が閾値より小さい場合に、スイッチ回路34を遮断して、第2の電圧供給経路46を浮遊状態に設定する。この閾値は、例えば図2に示すような破損が発生した場合に、トランジスタ21のドレインに流れる過大電流を検出できる閾値であればよい。トランジスタ21に破損が無く正常に動作している状態においては、第3の電圧供給経路47に流れる電流量が閾値を越えることはない。従って、トランジスタ21に破損が無く正常に動作している状態においては、第2の電圧供給経路46は浮遊状態となり、トランジスタ21のゲートに印加される信号電圧の動作に影響を及ぼすことはない。
制御部31は、電流検出器32により検出された電流値が閾値以上になると第2の電圧供給経路46を介して、トランジスタ21がオフ状態となる所定の電圧をトランジスタ21のゲートに印加する。具体的には、制御部31は、電源回路33のスイッチ回路34を導通状態として、可変電源36を上記所定の電圧に設定する。この所定の電圧(ピンチオフ電圧)は、トランジスタ21がノーマリーオン型である場合には負の電圧である。なお制御対象のトランジスタをオフにする電圧が固定の電圧値である場合、可変電源36は、所定の電圧を常時生成する固定電圧電源であってもよい。
制御部31は、第2の電圧供給経路46を介して前記所定の電圧をトランジスタ21のゲートに印加するときには、第1の電圧供給経路45を介してゲートに供給するバイアス電圧を当該所定の電圧に等しい電圧に設定する。これにより、トランジスタ21のゲートを確実に所定の電圧に設定して、トランジスタ21を確実にオフ状態にすることが可能となる。なお制御部31は、電流検出器32により検出された電流値が閾値より小さい場合には、第1の電圧供給経路45を介してトランジスタ21のゲートに通常のバイアス電圧(ゲートの電圧変動の中心電圧)を供給する。
図5は、増幅回路装置の構成の別の一例を示す図である。図5に示す増幅回路装置は、第1の電圧供給経路45と第2の電圧供給経路46とが1つの電圧供給経路に統合されている点が、図6に示す増幅回路装置と異なる。以下に、この差異に関係する増幅回路装置の構成及び動作に関して説明する。
図5に示す増幅回路装置では、第1の電圧供給経路45と第2の電圧供給経路46とが1つの電圧供給経路に統合され、この1つの電圧供給経路に対して電源回路33Aが電圧を供給する。制御部31は、電流検出器32により検出された電流値が閾値より小さい場合には、電源回路33Aの可変電源35を通常のバイアス電圧(ゲートの電圧変動の中心電圧)に設定する。これにより、第1の電圧供給経路45及び第2の電圧供給経路46を介してバイアス電圧をトランジスタ21のゲートに印加する。
制御部31は、電流検出器32により検出された電流値が閾値以上になると第2の電圧供給経路46を介して、トランジスタ21がオフ状態となる所定の電圧をトランジスタ21のゲートに印加する。具体的には、制御部31は、電源回路33Aの可変電源35の電圧値を上記所定の電圧に設定する。これにより、第2の電圧供給経路46を介して前記所定の電圧をトランジスタ21のゲートに印加するときには、第1の電圧供給経路45を介してゲートに供給するバイアス電圧も当該所定の電圧に等しい電圧に設定される。
図5の構成では、電源制御回路30は、第1の電圧供給経路45と第2の電圧供給経路46とに対して共通の可変電源35から電圧を供給する。これにより回路構成及び制御動作を単純化してコストを削減することができる。
図6は、実施例の半導体装置の変形例を示す図である。図6に示すトランジスタにおいては、第2のゲート接続部10−6とゲートフィンガー10−1乃至10−4との接続点は、ゲートフィンガー10−1乃至10−4の第1端と第2端との間に存在する。この構成において、第2のゲート接続部10−6とゲートフィンガー10−1乃至10−4とを接続するために、複数のビア50が設けられている。
図7は、実施例の半導体装置の別の変形例を示す図である。図7に示す半導体装置においては、ドレイン電極12に接続されるドレイン配線60、61、及び62が設けられている。第2のゲート接続部10−6の配線は、ドレイン配線60及び61と交差する箇所において、配線幅が他の箇所よりも狭くなってる。
第2のゲート接続部10−6は通常動作時のトランジスタの高周波特性には影響を与えないことが望ましい。第2のゲート接続部10−6とドレイン配線60及び61とが交差する箇所(互いに重なる箇所)は、増幅器の入出力間の寄生容量となるために、ミラー効果により高周波特性が劣化してしまう。
図7に示すようにドレイン配線60及び61と重なる箇所の第2のゲート接続部10−6の幅を狭めることにより寄生容量を減らすことができる。なお、配線を狭めることにより抵抗値が増加するが、第2のゲート接続部10−6は高周波信号が通らない配線であるために悪影響が生じることはない。
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の範囲内で様々な変形が可能である。
10 ゲート電極
11 ソース電極
12 ドレイン電極
10−1乃至10−4 ゲートフィンガー
10−5 第1のゲート接続部
10−6 第2のゲート接続部

Claims (10)

  1. トランジスタの複数のゲートフィンガーと、
    前記複数のゲートフィンガーの第1端に共通に接続され信号電圧及びバイアス電圧を受け取る第1のゲート接続部と、
    前記複数のゲートフィンガーの前記第1端以外の位置に共通に接続される第2のゲート接続部と、
    前記第1のゲート接続部に前記バイアス電圧を供給する第1の電圧供給経路と、
    前記第2のゲート接続部に接続される第2の電圧供給経路と、
    前記第2の電圧供給経路に設けられた所定値以上のインピーダンスと
    を含み、前記インピーダンスの値は、前記ゲートフィンガーの電圧値が信号電圧の動作周波数において前記第2の電圧供給経路に存在する寄生容量の影響を受けることなく変動することができる大きさである半導体装置。
  2. 前記複数のゲートフィンガーの前記第1端とは反対側の第2端に前記第2のゲート接続部が共通に接続される請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記トランジスタのドレインに接続されるドレイン配線を更に含み、前記第2のゲート接続部の配線は、前記ドレイン配線と交差する箇所において、配線幅が他の箇所よりも狭くなってる請求項1又は2記載の半導体装置。
  4. ゲート、ソース、及びドレインを有するトランジスタと、
    前記ゲートに信号電圧を印加する経路に設けられたキャパシタ素子と、
    前記ゲートにバイアス電圧を供給する第1の電圧供給経路と、
    前記ゲートに接続される第2の電圧供給経路と、
    前記第1の電圧供給経路に設けられたインダクタ素子と、
    前記第2の電圧供給経路に設けられた所定値以上のインピーダンスと、
    前記ドレインに電圧を印加する経路に設けられたインダクタ素子と、
    を含み、前記ゲートは、
    複数のゲートフィンガーと、
    前記複数のゲートフィンガーの第1端に共通に接続され前記信号電圧及び前記バイアス電圧を受け取る第1のゲート接続部と、
    前記複数のゲートフィンガーの前記第1端以外の位置に共通に接続される第2のゲート接続部と、
    を含み、前記第1の電圧供給経路が前記第1のゲート接続部に接続され、前記第2の電圧供給経路が前記第2のゲート接続部に接続される増幅回路。
  5. 前記複数のゲートフィンガーの前記第1端とは反対側の第2端に前記第2のゲート接続部が共通に接続される請求項4記載の増幅回路。
  6. 増幅回路と、
    電源制御回路と
    を含み、
    前記増幅回路は、
    ゲート、ソース、及びドレインを有するトランジスタと、
    前記ゲートに信号電圧を印加する経路に設けられたキャパシタ素子と、
    前記ゲートに前記電源制御回路からバイアス電圧を供給する第1の電圧供給経路と、
    前記ゲートに接続される第2の電圧供給経路と、
    前記ドレインに前記電源制御回路から電圧を印加する第3の電圧供給経路と、
    前記第1の電圧供給経路に設けられたインダクタ素子と、
    前記第2の電圧供給経路に設けられた所定値以上のインピーダンスと、
    前記第3の電圧供給経路に設けられたインダクタ素子と、
    を含み、前記ゲートは、
    複数のゲートフィンガーと、
    前記複数のゲートフィンガーの第1端に共通に接続され前記信号電圧及び前記バイアス電圧を受け取る第1のゲート接続部と、
    前記複数のゲートフィンガーの前記第1端以外の位置に共通に接続される第2のゲート接続部と、
    を含み、前記第1の電圧供給経路が前記第1のゲート接続部に接続され、前記第2の電圧供給経路が前記第2のゲート接続部に接続され、
    前記電源制御回路は、
    前記第3の電圧供給経路に流れる電流の電流値を検出する電流検出器と、
    前記電流検出器により検出された電流値が閾値以上になると前記第2の電圧供給経路を介して前記トランジスタがオフ状態となる所定の電圧を前記ゲートに印加する制御部と
    を含む増幅回路の増幅回路装置。
  7. 前記制御部は、前記第2の電圧供給経路を介して前記所定の電圧を前記ゲートに印加するときには、前記第1の電圧供給経路を介して前記ゲートに供給する前記バイアス電圧を前記所定の電圧に等しい電圧に設定する請求項6記載の増幅回路装置。
  8. 前記制御部は、前記電流検出器により検出された電流値が前記閾値より小さい場合に前記第2の電圧供給経路を浮遊状態又は前記バイアス電圧の何れかに設定する請求項6又は7記載の増幅回路装置。
  9. 前記電源制御回路は、前記第1の電圧供給経路と前記第2の電圧供給経路とに対して共通の電源から電圧を供給する請求項6乃至8いずれか一項記載の増幅回路装置。
  10. 前記トランジスタがノーマリーオン型である請求項1記載の半導体装置。
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