JP6780359B2 - 電池モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、電池モジュールに関する。
従来の電池モジュールとして、例えば特許文献1に記載のものがある。この特許文献1の電池モジュールは、電池ホルダに保持された電池セルを配列してなる配列体と、配列体の両側に配置された一対のエンドプレートと、配列体とエンドプレートとの間に配置された弾性体と、一対のエンドプレートで挟まれた配列体及び弾性体に拘束荷重を付加する拘束部材とを備えて構成されている。
特開2009−81056号公報 特開2007−42648号公報
上述したような電池モジュールでは、劣化に伴って電池セルが膨張する場合がある。電池セルに膨張が生じた場合、弾性体が圧縮することによって各電池セルに付加される拘束荷重の急激な上昇が抑えられる。しかしながら、弾性体の圧縮量が予め設定された圧縮しろを超えてしまうと、電池セルの膨張量に対する拘束荷重の上昇量が過剰となり、拘束部材の変形や破損を招くおそれがある。
このような課題に対し、例えば特許文献2に記載の電池モジュールのように、エンドプレートに対して補強部材を固定する構成を採用することが考えられる。しかしながら、弾性体の圧縮量が圧縮しろを超えた場合、電池セルの膨張量に対して拘束荷重が急激に上昇するため、単純に補強部材でエンドプレートを補強しただけではエンドプレートの強度が不足することが考えられる。また、補強部材を用いる分、電池モジュールの部品点数が増加してしまうという問題もある。
本発明は、上記課題の解決のためになされたものであり、部品点数を増加させることなく、電池セル膨張時のエンドプレート及び拘束部材の変形及び破損を防止できる電池モジュールを提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る電池モジュールは、複数の電池セルを配列してなる配列体と、配列体の一方端に配置された弾性体と、配列体及び弾性体を電池セルの配列方向に挟む一対のエンドプレートと、一対のエンドプレートで挟まれた配列体及び弾性体に拘束荷重を付加する拘束部材と、を備え、一対のエンドプレートの一縁部には、外部との固定に用いられる固定片がそれぞれ設けられ、弾性体に当接するエンドプレートの外面側には、一縁部を基部として高さ方向に延びる第1の凸部と、高さ方向に交差する幅方向に延びる第2の凸部と、が設けられ、弾性体に当接するエンドプレートの内面側には、弾性体との当接領域に対応して一又は複数の凹部が設けられている。
電池セルに膨張が生じた場合、エンドプレートには、固定片が設けられた一縁部を支点として外側に倒れ込む倒込変形と、幅方向について外側に凸となるような湾曲変形とが生じることが考えられる。これに対し、この電池モジュールでは、エンドプレートの外面側において高さ方向に設けられた第1の凸部によって倒込変形に対する強度が確保され、幅方向に設けられた第2の凸部によって湾曲変形に対する強度が確保される。また、この電池モジュールでは、エンドプレートの内面側において、弾性体との当接領域には凹部が設けられている。この凹部が電池セル膨張時の弾性体の逃げしろとなるため、電池セルの膨張量に対する拘束荷重の上昇量を緩和することが可能となる。したがって、この電池モジュールでは、部品点数を増加させることなく、電池セル膨張時のエンドプレート及び拘束部材の変形及び破損を防止できる。
また、電池モジュールは、第1の凸部と凹部とが表裏一体となった第1の凹凸部と、第2の凸部と凹部とが表裏一体の第2の凹凸部とを有していてもよい。このような第1の凹凸部及び第2の凹凸部を採用することにより、プレス成形などを用いて上記エンドプレートを簡便に形成できる。
また、エンドプレートの縁部には、拘束部材を構成する拘束ボルトを挿通させる挿通孔が設けられており、エンドプレートは、挿通孔が設けられた耳部と、耳部よりも内側に耳部に対して凸となる段部と、を有し、段部が弾性体との当接領域となっていてもよい。この場合、段部によってエンドプレートの剛性を強化できる。
また、第1の凹凸部は、高さ方向に点在しており、第2の凹凸部は、第1の凹凸部と交差せずに幅方向に一直線状に延びていてもよい。このような第1の凹凸部及び第2の凹凸部の構成により、倒込変形及び湾曲変形に対する強度の確保、及び電池セルの膨張量に対する拘束荷重の上昇量の緩和を簡単な構成で実現できる。
また、第1の凹凸部は、高さ方向に一直線状に延びており、第2の凹凸部は、第1の凹凸部と交差して前記幅方向に一直線状に延びていてもよい。このような第1の凹凸部及び第2の凹凸部の構成により、倒込変形及び湾曲変形に対する強度の確保、及び電池セルの膨張量に対する拘束荷重の上昇量の緩和を簡単な構成で実現できる。
また、第1の凹凸部は、固定片が設けられた一縁部の反対側に位置する挿通孔に向かって延在する延在部分を有していてもよい。固定片が設けられた一縁部側は、外部との固定によって湾曲変形に対する強度が補強される。これに対し、一縁部の反対側は、一縁部に比べて湾曲変形に対する強度が相対的に低くなる。したがって、固定片が設けられた一縁部の反対側に位置する挿通孔に向かう延在部分を第1の凹凸部に設けることで、一縁部の反対側において湾曲変形に対する強度を補強することが可能となる。
また、第2の凹凸部の対を有し、第2の凹凸部の対は、耳部に対角に位置する挿通孔同士を結ぶ方向に延在し、段部において互いに交差していてもよい。この場合、第2の凹凸部に対し、第1の凹凸部のように倒込変形に対する補強機能を持たせることができる。
また、第1の凹凸部は、固定片が設けられた一縁部に接するように設けられていてもよい。倒込変形の支点を第1の凹凸部で補強することにより、倒込変形の発生を一層確実に抑制できる。
また、第2の凹凸部は、段部と耳部とにわたって延在していてもよい。この場合、第2の凹凸部がエンドプレートの幅方向に十分な長さで延在するので、湾曲変形に対する強度の一層の向上が図られる。
また、第2の凹凸部は、固定片が設けられた一縁部の反対側に偏在していてもよい。第2の凹凸部を一縁部の反対側に偏在させることで、湾曲変形に対する強度を好適に補強できる。
この電池モジュールによれば、部品点数を増加させることなく、電池セル膨張時のエンドプレート及び拘束部材の変形及び破損を防止できる。
第1実施形態に係る電池モジュールの構成を示す概略断面図である。 弾性体に当接するエンドプレートの外面側を示す斜視図である。 弾性体に当接するエンドプレートの内面側を示す斜視図である。 通常時の弾性体及びエンドプレートの配置状態を示す要部拡大断面図である。 電池セル膨張時の弾性体及びエンドプレートの配置状態を示す要部拡大断面図である。 実施例及び比較例について、弾性体の圧縮量に対する拘束荷重の関係を示すグラフである。 第2実施形態に係る電池モジュールにおけるエンドプレートの構成を外面側から示す図である。 第3実施形態に係る電池モジュールにおけるエンドプレートの構成を外面側から示す図である。 第4実施形態に係る電池モジュールにおけるエンドプレートの構成を外面側から示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の一側面に係る電池モジュールの好適な実施形態について詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る電池モジュールの構成を示す概略断面図である。同図に示すように、第1実施形態に係る電池モジュール1は、複数の電池セル3が配列されてなる配列体2と、配列体2の一方端に配置された弾性体4と、配列体2及び弾性体4を電池セル3の配列方向に挟む一対のエンドプレート5,6と、一対のエンドプレート5,6で挟まれた配列体2及び弾性体4に拘束荷重を付加する拘束部材7とを備えている。
配列体2を構成する電池セル3は、例えばリチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池である。本実施形態では、13体の電池セル3によって配列体2が構成されている。各電池セル3は、例えば樹脂製のセルホルダによって保持されていてもよい。また、電池セル3に対して伝熱プレートが配列されていてもよい。
電池セル3は、例えば略直方体形状をなす中空のケース内に電極組立体及び電解液を収容してなる。ケースの頂面には、一対の電極端子が互いに離間して設けられている。電極端子の一方は、電極組立体の正極に接続された正極端子であり、電極端子の他方は、電極組立体の負極に接続された負極端子である。隣接する電池セル3,3は、正極端子と負極端子とが互いに隣り合うように配列され、隣り合う正極端子と負極端子とをバスバー部材で接続することにより、電気的に直列に接続されている。
弾性体4は、電池セル3に膨張が生じた場合に、拘束荷重による電池セル3、エンドプレート5,6、及び拘束部材7の破損を防止する目的で用いられる部材である。弾性体4は、例えばウレタン製のゴムスポンジによって矩形の板状に形成されている。弾性体4の他の形成材料としては、例えばエチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)、クロロプレンゴム、シリコンゴム等が挙げられる。また、弾性体4は、ゴムに限られず、バネ材などであってもよい。
エンドプレート5,6は、例えば金属製の板状部材である。エンドプレート5,6は、図1に示すように、例えば電池セル3を配列方向から見た場合の面積よりも大きい面積を有している。一方のエンドプレート5は、弾性体4に当接するように配置されている。他方のエンドプレート6は、弾性体4の反対側において、配列体2の配列端に位置する電池セル3当接するように配置されている。エンドプレート5,6の四隅には、後述の拘束ボルト13の軸部を挿通させる挿通孔15がそれぞれ設けられている。
エンドプレート5の一縁部5aには、外部(ここでは筐体9)との固定に用いられる固定片8がそれぞれ設けられている。固定片8は、一縁部5aの幅よりも小さい幅でエンドプレート5の一縁部5aからエンドプレート5に対して略直角に張り出している。固定片8には、固定ボルト10を挿通させる挿通孔11がエンドプレート5の幅方向に所定の間隔で複数(ここでは3箇所)設けられている。エンドプレート6の一縁部6aについても同様の固定片8が設けられている。これらの挿通孔11に通した固定ボルト10を筐体9に設けたボルト孔12に螺合することにより、電池モジュール1が筐体9に対して強固に固定されている。
拘束部材7は、本実施形態では、拘束ボルト13及びナット14によって構成されている。拘束ボルト13は、例えば他方のエンドプレート6側から一方のエンドプレート5側に向かって挿通孔15に通されている。一方のエンドプレート5から突出する拘束ボルト13の先端部分には、ナット14が螺合されている。これにより、電池セル3及び弾性体4が挟持されてユニット化されると共に、ナット14の締結力によってエンドプレート5,6を介して電池セル3及び弾性体4に所定の拘束荷重が付加される。
次に、弾性体4に当接するエンドプレート5の構成について更に詳細に説明する。
図2は、エンドプレート5の外面側を示す斜視図である。また、図3は、その内面側を示す斜視図である。以下の説明では、便宜上、固定片8が設けられている一縁部5aと、一縁部5aの反対側の他縁部5bとを結ぶ方向を高さ方向と称する。また、エンドプレート5の正面視において高さ方向に直交する方向を幅方向と称する。また、固定片8が張り出している方向の面が外面側であり、弾性体4に当接する面が内面側である。
図2及び図3に示すように、エンドプレート5は、段部21と、耳部22と、第1の凹凸部23と、第2の凹凸部24とを有している。段部21は、例えばプレス成形により形成された表裏一体の凹凸部分である。段部21は、図2に示すように、エンドプレート5の外面側では凹部21aとなっており、内面側では凸部21bとなっている。段部21は、弾性体4との当接領域に対応するように耳部22よりも内側の領域に矩形状に設けられ、耳部22に対して凸となっている。本実施形態では、段部21の高さはエンドプレート5の高さより僅かに低い高さとなっており、段部21の幅は、エンドプレート5の幅よりも小さく、固定片8の横幅と略等しくなっている。
段部21の幅がエンドプレート5の幅よりも小さいことで、エンドプレート5の幅方向の一方側及び他方側のそれぞれは、例えば挿通孔15の内径の倍程度の幅を有する平坦部分となっており、これらがエンドプレート5の耳部22となっている。エンドプレート5の四隅に設けられた挿通孔15は、いずれも耳部22に設けられている。なお、挿通孔15の位置は、本実施形態ではエンドプレート5の四隅であるが、エンドプレート5の縁部の他の位置に設けられていてもよい。
第1の凹凸部23及び第2の凹凸部24は、段部21と同様に、例えばプレス成形により形成された表裏一体の凹凸部分である。第1の凹凸部23は、図2に示すように、エンドプレート5の外面側では凸部(第1の凸部)23aとなっており、図3に示すように、内面側では凹部23bとなっている。同様に、第2の凹凸部24も、図2に示すように、エンドプレート5の外面側では凸部(第2の凸部)24aとなっており、図3に示すように、内面側では凹部24bとなっている。
第1の凹凸部23は、一縁部5aを基部としてエンドプレート5の高さ方向に延びている。本実施形態では、第1の凹凸部23は、固定片8が設けられた一縁部5aに接する第1の凹凸部23Aと、高さ方向の中央付近に設けられた第1の凹凸部23Bとによって構成され、第2の凹凸部24に交差することなく高さ方向に点在している。第1の凹凸部23A及び第1の凹凸部23Bは、エンドプレート5の正面視において、高さ方向を長辺とする略長方形状をなしている。これらの第1の凹凸部23A及び第2の凹凸部24Bは、固定片8に形成された挿通孔11,11間の位置で2列に設けられている。
第2の凹凸部24は、エンドプレート5の幅方向に延びている。本実施形態では、第2の凹凸部24は、第1の凹凸部23Aと第1の凹凸部23Bとの間の位置で段部21から両側の耳部22,22にわたって一直線状に延びる第2の凹凸部24Aと、第1の凹凸部23Bよりも他縁部5b側となる位置で段部21から両側の耳部22,22にわたって一直線状に延びる第2の凹凸部24Bとによって構成されている。また、第2の凹凸部24A及び第2の凹凸部24Bは、固定片8が設けられた一縁部5aの反対側、すなわち、他縁部5b側に偏在している。本実施形態では、第2の凹凸部24Bと他縁部5bとの間隔は、第2の凹凸部24Aと第2の凹凸部24Bとの間隔、及び第2の凹凸部24Bと一縁部5aとの間隔よりも小さくなっている。
続いて、上述した電池モジュール1の作用効果について説明する。
通常時において、電池モジュール1では、図4に示すように、弾性体4に対してエンドプレート5の内面側が当接した状態となっている。エンドプレート5の外面側では、第1の凹凸部23の凸部23a及び第2の凹凸部24の凸部24aがそれぞれエンドプレート5のリブとして機能する。また、エンドプレート5の内面側では、段部21の凸部21bが弾性体4に当接し、第1の凹凸部23及び第2の凹凸部24の形成位置と弾性体4の表面との間には、凹部23b,24bによる空間が形成されている。
劣化などに起因して電池セル3に膨張が生じると、電池セル3に付加される拘束荷重が増加する。このとき、図5に示すように、電池セル3の膨張に伴って弾性体4が厚さ方向に圧縮し、電池セル3の膨張量に対する拘束荷重の上昇量が緩和される。また、電池セル3に膨張が生じた場合、エンドプレート5には、固定片8が設けられた一縁部5aを支点として外側に倒れ込む倒込変形と、幅方向について外側に凸となるような湾曲変形とが生じ得る。
これに対し、電池モジュール1では、エンドプレート5の外面側において高さ方向に設けられた第1の凹凸部23の凸部23aによって倒込変形に対する強度が確保され、幅方向に設けられた第2の凹凸部24の凸部24aによって湾曲変形に対する強度が確保される。この構成によれば、エンドプレート5以外の補強部材を用いることもないので、部品点数を増加させることなく電池セル膨張時のエンドプレート5の変形を防止できる。
また、電池モジュール1では、エンドプレート5の内面側において、弾性体4との当接領域には第1の凹凸部23の凹部23b及び第2の凹凸部24の凹部24bが設けられている。電池セル膨張の膨張に伴って弾性体4の圧縮が進行すると、図5に示すように、凹部23b及び凹部24bによる空間に弾性体4が入り込み、弾性体4の逃げしろとなる。
弾性体4の逃げしろを持たない平板状のエンドプレートを用いた場合、図6に示すように、弾性体4の圧縮量に対する拘束荷重の上昇量は、弾性体4の物性とほぼ等しく、圧縮量が圧縮しろを超えるまでは緩やかであるが、圧縮量が圧縮しろを超えると急激に増大する(比較例:グラフA)。一方、弾性体4に逃げしろを設けたエンドプレート5を用いた場合、弾性体4の圧縮量に対する拘束荷重の上昇量は、圧縮量が圧縮しろを超えた場合でも比較例に比べて緩和される(実施例:グラフB)。
以上のように、電池モジュール1では、第1の凹凸部23及び第2の凹凸部24により、倒込変形及び湾曲変形に対するエンドプレート5自体の強度が十分に高められると共に、電池セル3の膨張量に対する拘束荷重の上昇量が緩和される。したがって、部品点数を増加させることなく、電池セル膨張時のエンドプレート5及び拘束部材7の変形及び破損を防止できる。
また、電池モジュール1では、エンドプレート5の四隅に拘束ボルト13を挿通させる挿通孔15が設けられており、エンドプレート5における弾性体4との当接領域が耳部22に対する段部21となっている。このような構成によれば、段部21によってエンドプレート5の剛性を強化できる。また、段部21と耳部22とを区分することで、例えば拘束ボルト13にナット14を螺合する際に用いるツールの配置し易さを確保できるほか、ナット14の座面が他の部分と干渉してしまうことを防止できる。
また、電池モジュール1では、第1の凹凸部23がエンドプレート5の高さ方向に点在しており、第2の凹凸部24が第1の凹凸部23と交差せずにエンドプレート5の幅方向に一直線状に延びている。このような第1の凹凸部23及び第2の凹凸部24の構成により、倒込変形及び湾曲変形に対する強度の確保、及び電池セル3の膨張量に対する拘束荷重の上昇量の緩和を簡単な構成で実現できる。
また、電池モジュール1では、エンドプレート5において、固定片8が設けられた一縁部5aに接するように第1の凹凸部23Aが設けられている。固定片が設けられた一縁部5aは、倒込変形の支点となる部分である。したがって、倒込変形の支点を第1の凹凸部23Aで補強することにより、倒込変形の発生を一層確実に抑制できる。
また、電池モジュール1では、エンドプレート5において、第2の凹凸部24が段部21と耳部22とにわたって延在している。これにより、第2の凹凸部24が十分な長さでエンドプレート5の幅方向に延在するので、湾曲変形に対する強度の一層の向上が図られる。
また、電池モジュール1では、固定片8が設けられた一縁部5aの反対側である他縁部5b側に第2の凹凸部24が偏在している。固定片8が設けられた一縁部5a側は、固定ボルト10によって外部の筐体9に固定されることによって湾曲変形に対する強度が補強される。これに対し、一縁部5aの反対側である他縁部5bでは、一縁部5aに比べて湾曲変形に対する強度が相対的に低くなる。したがって、第2の凹凸部24を他縁部5b側に偏在させることで、湾曲変形に対する強度を好適に補強できる。
[第2実施形態]
図7は、第2実施形態に係る電池モジュールにおけるエンドプレートの構成を外面側から示す図である。同図に示すように、第2実施形態に係る電池モジュールは、エンドプレート5における第1の凹凸部33及び第2の凹凸部34の構成が第1実施形態と異なっている。
より具体的には、本実施形態では、第1の凹凸部33は、固定片8に形成された挿通孔11,11間の位置で2列に設けられ、高さ方向に一直線状に延びている。第1の凹凸部33の先端は、例えば他縁部5b側の挿通孔15,15と同程度の高さまで延びている。第2の凹凸部34は、第1の凹凸部33と交差して幅方向に一直線状に延びている。第2の凹凸部34は、第1実施形態と同様に、段部21から両側の耳部22,22とにわたって延在している。このような構成においても、倒込変形及び湾曲変形に対する強度の確保、及び電池セル3の膨張量に対する拘束荷重の上昇量の緩和を簡単な構成で実現できる。
[第3実施形態]
図8は、第3実施形態に係る電池モジュールにおけるエンドプレートの構成を外面側から示す図である。同図に示すように、第3実施形態に係る電池モジュールは、エンドプレート5における第1の凹凸部43の構成が第2実施形態と更に異なっている。第2の凹凸部44の構成は、第1実施形態及び第2実施形態と同じである。
より具体的には、本実施形態では、第1の凹凸部43が他縁部5b側に位置する挿通孔15に向かって延在する延在部分43aを有している。図8において、右側に位置する第1の凹凸部43は、一縁部5aから他縁部5b側の第2の凹凸部44と交差する位置までは高さ方向に沿う直線状となっており、当該第2の凹凸部44と交差する位置よりも先端側は、右側の挿通孔15に向かって耳部22まで斜めに延びている。また、左側に位置する第1の凹凸部43は、一縁部5aから他縁部5b側の第2の凹凸部24と交差する位置までは高さ方向に沿う直線状となっており、当該第2の凹凸部44と交差する位置よりも先端側は、左側の挿通孔15に向かって耳部22まで斜めに延びている。
このような構成においても、倒込変形及び湾曲変形に対する強度の確保、及び電池セル3の膨張量に対する拘束荷重の上昇量の緩和を簡単な構成で実現できる。また、第1の凹凸部43に対して挿通孔15に向かう延在部分43aを設けることで、第1の凹凸部43に湾曲変形に対する補強機能を持たせることができる。一縁部5aに比べて湾曲変形に対する強度が相対的に低い他縁部5b側に第1の凹凸部43の延在部分43aを設けることで、湾曲変形に対する強度を好適に向上できる。
[第4実施形態]
図9は、第4実施形態に係る電池モジュールにおけるエンドプレートの構成を外面側から示す図である。同図に示すように、第4実施形態に係る電池モジュールは、エンドプレート5における第1の凹凸部53及び第2の凹凸部54の構成が第1実施形態と更に異なっている。
より具体的には、本実施形態では、第1の凹凸部53は、一縁部5aに接する部分のみによって構成されている。第1の凹凸部53は、一縁部5aから第2の凹凸部54に接触しない高さまで延在している。一方、第2の凹凸部54は、耳部22に対角に位置する挿通孔15,15同士を結ぶ方向に延在し、段部21の略中央において互いに交差する第2の凹凸部54A,54Bの対によって構成されている。
このような構成によれば、第2の凹凸部54A,54Bの対が対角に配置されることで、第2の凹凸部54に対し、第1の凹凸部23のように倒込変形に対する補強機能を持たせることができる。したがって、倒込変形及び湾曲変形に対する強度の確保、及び電池セル3の膨張量に対する拘束荷重の上昇量の緩和を簡単な構成で実現できる。
本発明は、上記実施形態に限られるものではない。例えば上記実施形態では、凹凸が表裏一体の第1の凹凸部及び第2の凹凸部を例示したが、エンドプレート5における内面側の凹部の位置は、必ずしも外面側の凸部の位置と一致していなくてもよい。凹部は、エンドプレート5における弾性体4との当接領域において任意の位置に一又は複数設けられていてもよい。
なお、弾性体4の反対側に配置されるエンドプレート6については、弾性体4に当接するエンドプレート5と同様の構成のものを用いてもよく、凹凸のない平板状のものを用いてもよい。
1…電池モジュール、2…配列体、3…電池セル、4…弾性体、5,6…エンドプレート、5a…一縁部、7…拘束部材、8…固定片、13…拘束ボルト、15…挿通孔、21…段部、22…耳部、23(24A,24B),33,43,53…第1の凹凸部、24(24A,24B),34,44,54(54A,54B)…第2の凹凸部、23a…凸部(第1の凸部)、24a…凸部(第2の凸部)、23b,24b…凹部、43a…延在部分。

Claims (13)

  1. 複数の電池セルを配列してなる配列体と、
    前記配列体の一方端に配置された弾性体と、
    前記配列体及び前記弾性体を前記電池セルの配列方向に挟む一対のエンドプレートと、
    前記一対のエンドプレートで挟まれた前記配列体及び前記弾性体に拘束荷重を付加する拘束部材と、を備え、
    前記配列方向に交差する高さ方向における前記一対のエンドプレートの一縁部には、外部との固定に用いられる固定片がそれぞれ設けられ、
    前記弾性体に当接するエンドプレートの外面側には、前記配列方向及び前記高さ方向に交差する方向を幅方向とした場合に、前記一縁部を基部として前記幅方向よりも前記高さ方向に長く延びる第1の凸部と、前記高さ方向よりも前記幅方向に長く延びる第2の凸部と、が設けられ、
    前記第1の凸部及び前記第2の凸部のそれぞれは、少なくとも1つあり、
    前記弾性体に当接する前記エンドプレートの内面側には、前記弾性体との当接領域に対応して一又は複数の凹部が設けられており、
    前記第1の凸部と前記凹部とが表裏一体となった第1の凹凸部と、前記第2の凸部と前記凹部とが表裏一体の第2の凹凸部とを有している、電池モジュール。
  2. 前記エンドプレートの縁部には、前記拘束部材を構成する拘束ボルトを挿通させる挿通孔が設けられており、
    前記エンドプレートは、前記挿通孔が設けられた耳部と、前記耳部よりも内側に前記耳部に対して凸となる段部と、を有し、
    前記段部が前記弾性体との当接領域となっている、請求項記載の電池モジュール。
  3. 前記第1の凹凸部は、前記高さ方向に点在しており、
    前記第2の凹凸部は、前記第1の凹凸部と交差せずに前記幅方向に一直線状に延びている、請求項記載の電池モジュール。
  4. 前記第1の凹凸部は、前記高さ方向に一直線状に延びており、
    前記第2の凹凸部は、前記第1の凹凸部と交差して前記幅方向に一直線状に延びている、請求項記載の電池モジュール。
  5. 前記第1の凹凸部は、前記固定片が設けられた前記一縁部の反対側に位置する前記挿通孔に向かって延在する延在部分を有している、請求項記載の電池モジュール。
  6. 前記第1の凹凸部は、前記固定片が設けられた前記一縁部に接するように設けられている、請求項のいずれか一項記載の電池モジュール。
  7. 前記第2の凹凸部は、前記段部と前記耳部とにわたって延在している、請求項のいずれか一項記載の電池モジュール。
  8. 前記第2の凹凸部は、前記固定片が設けられた前記一縁部の反対側に偏在している、請求項のいずれか一項記載の電池モジュール。
  9. 複数の電池セルを配列してなる配列体と、
    前記配列体の一方端に配置された弾性体と、
    前記配列体及び前記弾性体を前記電池セルの配列方向に挟む一対のエンドプレートと、
    前記一対のエンドプレートで挟まれた前記配列体及び前記弾性体に拘束荷重を付加する拘束部材と、を備え、
    前記エンドプレートの縁部には、前記拘束部材を構成する拘束ボルトを挿通させる挿通孔が設けられており、
    前記エンドプレートは、前記挿通孔が設けられた耳部と、前記耳部よりも内側に前記耳部に対して凸となる段部と、を有し、
    前記配列方向に交差する高さ方向における前記一対のエンドプレートの一縁部には、外部との固定に用いられる固定片がそれぞれ設けられ、
    前記弾性体に当接するエンドプレートの外面側には、前記配列方向及び前記高さ方向に交差する方向を幅方向とした場合に、前記一縁部を基部として前記幅方向よりも前記高さ方向に長く延びる第1の凸部と、前記幅方向に延びる第2の凸部と、が設けられ、
    前記第1の凸部及び前記第2の凸部のそれぞれは、少なくとも1つあり、
    前記弾性体に当接する前記エンドプレートの内面側には、前記弾性体との当接領域に対応して一又は複数の凹部が設けられており、
    前記第1の凸部と前記凹部とが表裏一体となった第1の凹凸部と、前記第2の凸部と前記凹部とが表裏一体の第2の凹凸部とを有し、
    前記第2の凹凸部の対を有し、前記第2の凹凸部の対は、前記耳部に対角に位置する前記挿通孔同士を結ぶ方向に延在し、前記段部において互いに交差し、
    前記第2の凹凸部の延在方向の長さは、前記耳部に対角に位置する前記挿通孔同士を結ぶ線よりも短く、且つ前記挿通孔に達しない長さである、電池モジュール。
  10. 前記段部は、前記弾性体との当接領域となっている、請求項9記載の電池モジュール。
  11. 前記第1の凹凸部は、前記固定片が設けられた前記一縁部に接するように設けられている、請求項9又は10記載の電池モジュール。
  12. 前記第2の凹凸部は、前記段部と前記耳部とにわたって延在している、請求項9又は10記載の電池モジュール。
  13. 前記第2の凹凸部は、前記固定片が設けられた前記一縁部の反対側に偏在している、請求項9〜12のいずれか一項記載の電池モジュール。
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