JP6780257B2 - 搬送装置 - Google Patents
搬送装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6780257B2 JP6780257B2 JP2016026133A JP2016026133A JP6780257B2 JP 6780257 B2 JP6780257 B2 JP 6780257B2 JP 2016026133 A JP2016026133 A JP 2016026133A JP 2016026133 A JP2016026133 A JP 2016026133A JP 6780257 B2 JP6780257 B2 JP 6780257B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotating body
- inclined surface
- recess
- wall surface
- members
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Reciprocating Conveyors (AREA)
Description
(搬送装置)
図1及び図2は本実施の形態に係る搬送装置1と、この搬送装置1において搬送される回転体Sと、が示されている。この搬送装置1は、回転体Sの自重を利用して、回転体Sを回転落下させながら定められた方向(搬送方向F)に搬送するものである。
ここで、本実施の形態で搬送される回転体Sは軸方向にある程度の長さを有する軸体である。この回転体Sの断面は必ずしも円断面である必要はなく、回転が可能であれば多角形断面であってもよい。
第1の実施の形態の第1部材2を図3(A)に、第2部材3を図3(B)に示す。第1部材2及び第2部材3は回転体Sを搬送するためのものである。
この第1部材2は2つあり、搬送装置1の左右方向に定められた距離をおいて対になるように形成されている。そして第1部材2は、その上面が傾斜面11と壁面12を交互に設けて鋸刃状に形成されている。詳しくは、壁面12に比べて緩い斜面の傾斜面11と、傾斜面11に比べて急な斜面の壁面12とが交互に配置された鋸刃状の鋸刃10が形成されている。ここで、回転体Sが搬送される場合に、搬送方向Fに向かって傾斜面11から壁面12に切り替わる部分を谷部13とし、壁面12から傾斜面11に切り替わる部分を頂部14とする。
本実施の形態の第1部材2及び第2部材3には傾斜面11を下る回転体Sが嵌まる凹部15が形成されている。図3(A)及び(B)に示すように、この凹部15は谷部13に形成された凹みであって、円筒内面状の底面を有している。この円筒内面は回転体Sの半径以上の長さを半径とする曲面である。また、凹部15は傾斜面11に対しては下方に凹んでいる。すなわち、本実施の形態では、傾斜面11を下る回転体Sが凹部15に達すると、凹部15に落ち込むのである。さらに、凹部15は、その前方の端部が壁面12と接続されている。したがって、回転体Sが凹部15の底面に沿って前進すると、壁面12を上る方向に向きを変え、壁面12を上ることができるのである。そして、凹部15では円筒内面状の底面によって回転体Sは前後に揺動することが可能である。
駆動部4は、一対の第1部材2に対して一対の第2部材3を相対的に上下動させるものである。図2に示すように、本実施の形態では、第1部材2は固定され、第2部材3が上下動するように形成されている。この駆動部4はモータ(図示せず)の回転を上下方向の往復運動に変換するものである。なお、駆動部4の駆動方法はこれに限らず、空気圧を用いたアクチュエータなどでもよい。
以下、本実施の形態の搬送装置1を使用して回転体Sを搬送させる際の作用について説明する。
図4(A)から(C)に、駆動部4により第2部材3を上下動させた場合の回転体Sの状態を示す。
(初期状態)
図4(A)に示すように、第2部材3が第1部材2よりも低い位置にあり、回転体Sが第1部材2の凹部15に嵌っている状態を初期状態とする。この初期状態における回転体Sは、壁面12に阻まれて、搬送方向Fに向かって移動することはない。
次に、第2部材3が上昇し、第2部材3の傾斜面11が第1部材2の凹部15の位置に達すると、回転体Sが第1部材2の凹部15から第2部材3の傾斜面11に乗り移る移行状態となる。そして移行状態において、さらに第2部材3が上昇し、回転体Sが第1部材2の凹部15を脱すると、回転体Sを保持するものが無くなるため、回転体Sは第2部材3の傾斜面11を下り始める。
回転体Sが第2部材3の傾斜面11を下りだすと搬送状態となる。この搬送状態において、回転体Sは傾斜面11を下りながら前方に搬送されることになる。ここで、本実施の形態において、傾斜面11の角度を急にして、隣接する谷部13同士の間隔を狭くすれば、第2部材3の上昇1回当たりの搬送距離が短くなるが、搬送速度は上がる。一方、本実施の形態において、傾斜面11の角度を緩くして、隣接する谷部13同士の間隔を広くすれば、第2部材3の上昇1回当たりの搬送距離が長くなるが、搬送速度は下がる。
図4(C)に示すように、第2部材3の上昇に伴い、第2部材3の傾斜面11が第1部材2の頂部14よりも高い位置に達すると、回転体Sは第1部材2の壁面12に接することなく、第2部材3の凹部15に到達する到達状態となる。この到達状態において、回転体Sが凹部15に嵌まることにより、回転体Sの搬送方向Fへの移動が終了し、1回の搬送が終了する。
図4(C)に示すように、第2部材3が第1部材2よりも高い位置にあり、第2部材3が下降する場合、回転体Sが第2部材3の凹部15に位置している状態が初期状態となる。
到達状態において、回転体Sが第1部材2又は第2部材3のいずれかの凹部15に到達した場合の回転体Sの動きについて、図5を用いて説明する。
以上、傾斜面11を下る回転体Sが谷部13に達すると壁面12に衝突するのではなく、凹部15に嵌ることにより、搬送される回転体Sの搬送装置1からの落下が抑制される。
第1の実施の形態の第2部材3の鋸刃10は第1部材2の鋸刃10と同じ形状であったが、第2の実施の形態では、第2部材3の鋸刃10の形状が、第1部材2の鋸刃10と相似しているものの同じ形状ではない。なお、第1部材2や駆動部4については、第1の実施の形態と同じである。
以下、第1の実施の形態との相違点である第2部材3を中心に説明する。
第2の実施の形態の第1部材2を図6(A)に、第2部材3を図6(B)に示す。上述のとおり、第1部材2については第1の実施の形態と同じ形状である(図3(A)参照)。一方、第2部材3については、第1部材2と壁面12の角度及び頂部14の形状が相違する。具体的には、第2部材3の壁面12は、その角度が第1部材2の壁面12よりも緩い。また、第2部材3の傾斜面11の上端、換言すると頂部14には、傾斜面11から突出した突出部30が形成されている。この突出部30は傾斜面11の上端を曲面状に突出させたものである。この突出部30は円柱面状の曲面であるが、これに限らず、傾斜面11の上端に傾斜面11よりも角度の急な第2の傾斜面を形成してもよい。
図7(A)に示すように、本実施の形態の第2部材3は、突出部30が第1部材2の頂部14よりも第1部材2の谷部13寄りに位置するように配置されている。これは、第2部材3の傾斜面11において、回転体Sの搬送距離を長くするためである。このように第1部材2と第2部材3の前後関係を設定した場合、第2部材3を上下動させると以下の懸念が生ずる。まず、回転体Sの断面の真円度や、回転体Sと傾斜面11との間の転がり抵抗の存在によって、回転体Sが傾斜面11を下る速度にばらつきが生ずることがある。そして、回転体Sが傾斜面11を下る速度が遅く、回転体Sが凹部15に嵌り込む前に第2部材3が上昇した場合、回転体Sが頂部14から後方、すなわち壁面12側に落ちることがある。そこで、本実施の形態では、第2部材3の傾斜面11において、回転体Sが頂部14から後方に落ちることを防止すべく、頂部14の上端に突出部30を形成したのである。
第1及び第2の実施の形態の凹部15は、その底面の形状が円筒内面であったが、凹部15の形状はこの限りではない。例えば変形例1では、図8に示すように、円筒内面Aと、この円筒内面Aに接続される平面Bと、この平面Bに接続される円筒内面Cと、を備えた凹部15を採用することができる。変形例1によれば、発光部と受光部からなる光学式のセンサ(図示せず)を第1部材2又は第2部材3に設置する場合に、回転体Sが直線移動する平面B上に発光部と受光部を設置することで、この平面Bを回転体Sの検知のための検知区間とすることができる。凹部15にセンサを設置することにより、回転体Sの搬送位置や搬送状態が管理される。
また、特に図示しないが、多数の平面を接続して凹部15を形成してもよい。すなわち、凹部15は前進する回転体Sが向きを変えて壁面12を上ることが可能な形状であればよい。
第1及び第2の実施の形態の駆動部4は、第2部材3の凹部15が第1部材2の傾斜面11よりも高い位置まで第2部材3を上昇させ、第2部材3の傾斜面11が第1部材2の凹部15よりも低い位置まで第2部材3を下降させるものである。これに対して本実施の形態の変形例2は、図9に示すように、第2部材3の傾斜面11と第1部材2の傾斜面11とが一致する位置まで第2部材3を上昇させ、第2部材3の傾斜面11が第1部材2の凹部15よりも低い位置まで第2部材3を下降させるものである。
なお、変形例2では、回転体Sが第2部材3の凹部15に嵌まることが無いため、凹部15は第1部材2にのみ形成すれば足り、第2部材3には必ずしも形成する必要はない。
以上のように、各実施の形態の搬送装置1は、傾斜面11と壁面12を交互に設けて鋸刃10を形成した一対の第1部材2と、第1部材2に隣接し、鋸刃10と相似形の鋸刃10を形成するように傾斜面11及び壁面12を設けた一対の第2部材3とを備えている。ここで、第1部材2及び第2部材3は、第1部材2の谷部13と第2部材3の谷部13との前後位置が一致しないようにずらして配置されている。そして、第1部材2を固定し、第2部材3を駆動部4により上下動させることにより、この搬送装置1に設置された回転体Sが第1部材2の傾斜面11と第2部材3の傾斜面11とを交互に下りながら搬送されるのである。
2 第1部材
3 第2部材
4 駆動部
10 鋸刃
11 傾斜面
12 壁面
13 谷部
14 頂部
15 凹部
30 突出部
S 回転体
Claims (3)
- 傾斜面と壁面を交互に設けて鋸刃状に形成された一対の第1部材と、
該第1部材に隣接し、該鋸刃と相似形の鋸刃を形成するように傾斜面及び壁面を設けた一対の第2部材と、
該一対の第1部材に対して該一対の第2部材を相対的に上下動させる駆動部と、
該両部材の該傾斜面から該壁面に切り替わる谷部に形成され、該上下動により該両部材の該傾斜面を交互に自重による回転落下で下る回転体が嵌まる凹部であって、該回転体の半径以上の長さを半径とする円筒内面状の底面を有して該傾斜面に対して凹んでおり、該上下動のうちの一方の動作を終えてから他方の動作を始めるまでの間において、該傾斜面を下る該回転体が向きを変えて該壁面を上り、該回転体の搬送方向での揺動を可能に形成されている凹部と、
を有する搬送装置。 - 該駆動部は、
該第1部材及び該第2部材のうち一方の部材の該傾斜面を下る該回転体が、他方の部材の該壁面に接触する前に該第2部材を上下動させて、該他方の部材の該壁面を該一方の部材の該傾斜面の下方に相対的に移動させる請求項1に記載の搬送装置。 - 該第2部材の該傾斜面の上端に形成された該傾斜面から突出した突出部を有し、
該第2部材は、該突出部が該第1部材の該壁面から該傾斜面に切り替わる頂部よりも該第1部材の該谷部寄りに位置するように配置されている
請求項1又は2に記載の搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016026133A JP6780257B2 (ja) | 2016-02-15 | 2016-02-15 | 搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016026133A JP6780257B2 (ja) | 2016-02-15 | 2016-02-15 | 搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017145076A JP2017145076A (ja) | 2017-08-24 |
JP6780257B2 true JP6780257B2 (ja) | 2020-11-04 |
Family
ID=59682717
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016026133A Active JP6780257B2 (ja) | 2016-02-15 | 2016-02-15 | 搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6780257B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019239737A1 (ja) * | 2018-06-14 | 2019-12-19 | ハイテック株式会社 | 竿受渡し装置およびそのための支持腕装置 |
CN109934671B (zh) * | 2019-02-01 | 2020-12-01 | 江西科技学院 | 一种冷藏柜租赁系统及方法 |
-
2016
- 2016-02-15 JP JP2016026133A patent/JP6780257B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017145076A (ja) | 2017-08-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6780257B2 (ja) | 搬送装置 | |
CN103826996B (zh) | 将存入自动化仓库的计件货物分离的装置和方法 | |
EP3247203B1 (en) | Egg printing system and method | |
US9908721B2 (en) | Palletizer, palletizing method, and transfer of a layer of objects by palletizer from a conveyor to a layer depositing tool | |
CN106573408B (zh) | 用于在吹塑机区域中输送预成型坯的设备和方法 | |
ES2629498T3 (es) | Dispositivo para separar y método correspondiente | |
EP3630322B1 (en) | System and methods for kinetic rotation of a ride vehicle | |
JP7485411B2 (ja) | 物品受け渡し手段 | |
CN109051691A (zh) | 一种袋装物料自动排料系统 | |
CN111908030A (zh) | 斗式搬送装置 | |
CN102275734B (zh) | 用于抛出容器的装置和方法 | |
US20120228090A1 (en) | Mat for the transport of at least one object, a transfer device and a method for the transfer | |
JP6820588B2 (ja) | 走行玩具セット | |
JP4317974B2 (ja) | ロータリーストッパ | |
JP5818040B1 (ja) | 内容物が挿入された袋体の整列装置 | |
JPS5836820A (ja) | 搬送物品の放出装置 | |
JP6313567B2 (ja) | 充填袋転倒装置 | |
JP7161279B2 (ja) | 分岐装置用スライドシュー構造 | |
JP5033692B2 (ja) | ブランク材反転装置 | |
JP6771864B2 (ja) | 仕分装置 | |
CN210059007U (zh) | 分拣输送装置 | |
US9783369B1 (en) | Row sweep system for palletizer | |
JP4006288B2 (ja) | 容器搬送装置 | |
JP2024035727A (ja) | 搬送装置 | |
WO2024101093A1 (ja) | カートロボットによるピッキング方法およびプログラム、カートロボットを用いたピッキングシステム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181128 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190904 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20191029 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191204 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200609 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200708 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200915 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200928 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6780257 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |