JP6779526B2 - 止水構造 - Google Patents

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本発明は、止水構造に関するものである。
従来から、流路の中途に配設した弁座と、弁座に対し前後に移動して開閉動作する弁体とよりなる止水構造を備えたものとして例えば図4に示す止水栓40が知られている。
この止水栓40は、流路の上流側から順に、給水管(図示せず)に連通する流入口41と、弁座42と、弁座42に対し前後に移動する弁体43を有する栓棒44と、流出口45とを主として備えている。46は、前後方向を回転軸とするハンドルである。
そして、ハンドル46により栓棒44を回転させると栓棒44がネジM,Fにより前後運動することにより弁を開閉し止水・通水が行われるものである。
止水栓40は、流入口41、弁座42、流出口45が形成されている止水栓本体47を備え、さらに、止水栓本体47は所定寸法だけ前後方向に立ち上がる立ち上がり部48を有し、栓棒44の雄ネジMを立ち上がり部48に形成された雌ネジFに螺着してある。
しかしながら、止水栓40は、前後方向にさらに雌ネジを有する袋ナット49が位置する構造を採用している。
又、弁体43、栓棒44、ハンドル46、袋ナット49以外に、金属リング50、シール部材Sといった多数の部品が必要な構造を採用している。
そのために、以下の課題がある。
例えばシンク直下の空間内において、ハンドル46を手前に向けた前出し状態で止水栓40は設置されるが、袋ナット49の前後長さ分だけ前出し寸法が長くなり、止水栓40に邪魔されて前記空間が狭くなる上に、使用者の手が止水栓40に当たり易くなるおそれがあるといった課題がある。
又、部品点数が多いので、コスト高になるおそれがあるといった課題がある。
さらには、多数の部品を組付ける煩雑な作業が必要で、組付作業の簡素化が望まれる。
そこで、これらの課題を克服するために、図5に示す構造の止水栓(比較例)が考えられる。
例えば前後方向の長さが前記図4に示す立ち上がり部48よりも短い筒状栓棒挿着口54を採用して止水部の弁座51に対し前後に移動する弁体52を有する栓棒53を筒状栓棒挿着口54に挿着し、内外面に雌ネジ、雄ネジを有するナット部材55を採用し、ナット部材55の雄ネジを筒状栓棒挿着口54の雌ネジに螺着し、このナット部材55の穴h内に栓棒53を挿入し、栓棒53の雄ネジをナット部材55の雌ネジに螺着するようにする。56は、弁体52が開状態にあるとき、栓棒53が、その雄ネジとナット部材55の雌ネジとが螺着した状態で、当接しうる当たり部であり、ナット部材55に形成されている。
ところが、図5に示す止水栓は、弁体52が開状態にあるとき、更に開動作して、栓棒53を弁体開方向に強く回すとナット部材55に栓棒によるネジ力が加わり栓棒53とナット部材55の共回りが発生するといった不都合がある。これは、栓棒53とナット部材55のネジのかかり具合によるもので、開栓時に栓棒53の雄ネジとナット部材55の雌ネジとが螺着しながら栓棒53がナット部材55の当たり部56に当たった状態でさらに栓棒53を弁体開方向に回すように動作するからである。
最悪の場合、共回りによってナット部材55が筒状栓棒挿着口54から外れる事態が発生するおそれがある。
本発明は上述の事柄を考慮に入れてなされたものであり、開栓時において栓棒とナット部材のネジのかかり具合を工夫して栓棒とナット部材の共回りを防止することができるコンパクトな止水構造を提供する。
上記目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明は、止水部の弁座に対し前後に移動する弁体を有する栓棒を止水部の栓棒挿着口に挿着してある止水構造であって、内外面に雌ネジ、雄ネジを有するナット部材の雄ネジを前記栓棒挿着口の雌ネジに螺着し、このナット部材の穴内に前記栓棒を挿入して前記栓棒の雄ネジを前記ナット部材の雌ネジに螺着してあり、
さらに、前記ナット部材の雌ネジにつづく部分に、雌ネジが形成されていないネジ盗み部分が設けてあり、
ネジ盗み部分の長さL≧栓棒の雄ネジの長さ・
としてある止水構造を提供する。
また、本願の請求項2に係る発明は、ネジを有さず且つ互いに当接する栓棒外面とナット部材内面との間にOリングを設け、当接する距離D≧弁開閉のため栓棒が移動する距離dとしてある請求項1に記載の止水構造を提供する。
本願の請求項1に係る発明では、弁座に対し前後に移動する弁体を有する栓棒の雄ネジを前記ナット部材の雌ネジに螺着してあり、ナット部材の雌ネジにつづく部分に、雌ネジが形成されていないネジ盗み部分が設けてあり、そのネジ盗み部分の長さL≧栓棒の雄ネジの長さ・としてある。
そして、弁体が開状態にあるとき、更に開動作をすると、L≧・であることから、止水時にナット部材の雌ネジと螺着状態であった栓棒の雄ネジが、弁体の更なる後方移動によりナット部材の雌ネジから外れるとともに、前記ネジ盗み部分に至るようになる。
そして、前記ネジ盗み部分は、弁体をいくら開動作させても栓棒の雄ネジが空転する空間部分を形成している。
即ち、前記ネジ盗み部分では栓棒を弁体開方向に回すような栓棒によるネジ力が生ずることはない。
故に、弁体が開状態にあるとき、更に開動作をしてもナット部材に前記栓棒によるネジ力が加わらないため、栓棒とナット部材の共回りを防止することができ、ひいては、共回りでナット部材が栓棒挿着口から外れる事態を回避できてナット部材の外れによる漏水を防止できる。
又、立ち上がり部における前後方向にナット部材を位置させる従来技術に比べて、栓棒挿着口における左右方向にナット部材を位置させる本願の請求項1に係る発明の方がたとえ同じハンドルが栓棒に装着されていても、背丈の短いコンパクトな止水構造を提供でき、その結果、例えば止水栓に応用した場合には、使用勝手の良好な止水栓をうることができる。
本願の請求項2に係る発明では、ネジを有さず且つ互いに当接する栓棒外面とナット部材内面との間にOリングを設け、当接する距離D≧弁開閉のため栓棒が移動する距離dとしてある。
即ち、本願の請求項2に係る発明では、栓棒が移動する距離dと同じ距離だけ、ナット部材内面を栓棒と共にOリングが摺接・移動することから、栓棒外面とナット部材内面との間からの漏水を防止できる。
そして、栓棒が移動する距離dはOリングの摺接・移動距離であり、漏水を防止しながら、開栓時における十分なリフト量を確保できる。
又、栓棒外面とナット部材内面はネジを有さず、距離Dだけ互いに当接している。即ち、本願の請求項2に係る発明では、栓棒外面は栓棒が移動する距離d以上の距離Dでもってナット部材内面と当接しているので、栓棒の移動の際に、栓棒がグラつくといった不都合が生じるおそれはない。
本発明の一実施形態が適用された止水栓における弁体の開状態を示す断面図である。 上記実施形態における弁体の閉状態を示す断面図である。 本発明の他の実施形態が適用された止水栓における弁体の閉状態を示す断面図である。 従来例を示す断面図である。 比較例を示す図1に対応する図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、それによって本発明は限定されるものではない。
図1、図2は、給水管と水栓間に配置されるハンドルタイプの止水栓に適用した本発明の一実施形態を示す。図1は、開栓時を示し、図2は、止水時を示している。
図1、図2において、止水栓1は、止水部の弁座2に対し前後に移動する弁体3を有する栓棒4を止水部の筒状栓棒挿着口5に挿着してある。尚、両矢印Aは、弁体3が移動する前後方向であり、矢印A1 は開栓方向を示し、矢印A2 は閉栓方向を示す。
弁体3は栓棒4の前端に設けられている。
6は、内外面に雌ネジ6a、雄ネジ6bを有するナット部材である。そして、前記雄ネジ6bは前記栓棒挿着口5の雌ネジaに螺着してある。
ナット部材6は、その穴H内に栓棒4が挿入されており、栓棒4の雄ネジ4bがナット部材6の雌ネジ6aに螺着している。
7は、ハンドルで、栓棒4の後端に設けられている。
さらに、ナット部材6の雌ネジ6aにつづく部分に、雌ネジ6aが形成されていないネジ盗み部分8が設けられている。
前記ネジ盗み部分8は雌ネジ6aが形成されていない空間部分(空室)である。この空間部分8では、栓棒4の雄ネジ4bが空転するような大きさに前記ネジ盗み部分8はA方向に沿って位置しており、そのA方向の長さLと栓棒4のA方向に沿うよう形成された雄ネジ4bの長さ・が設定されている。
即ち、前記ネジ盗み部分8の長さLを栓棒4の雄ネジ4bの長さ・以上に設定している(L≧・)。
一方、栓棒外面10とナット部材内面11は、ネジを有さず且つ互いに当接している。
又、栓棒外面10とナット部材内面11との間にOリング12が設けられている。
ナット部材内面11は、弁座2側からハンドル7側にかけて、順に、雌ネジ6a、長さLのネジ盗み部分8を構成する湾曲面m、当たり面13及び栓棒外面との当接面nを含む。
栓棒外面10は、弁座2側からハンドル7側にかけて、順に、段差面T、雄ネジ4b、当たり面13に当接するた当たり面14、ナット部材内面11との当接面n’を含む。
前記Oリング12は、当接面n’と当接面nとの間に設けられている。そして、Dは、当接面nのA方向における距離である。又、dは、弁開閉のため栓棒4が移動する距離であり、そして、前記Oリング12の移動距離でもあり、弁体3の移動距離(リフト量に対応する)でもある。
そして、当接する距離D≧弁開閉のため栓棒が移動する距離dとしてある。
而して、弁体3が開状態にあるとき、更に開動作をすると、L≧・であることから、止水時にナット部材6の雌ネジ6aと螺着状態であった栓棒4の雄ネジ4bが、弁体3の更なる後方移動(A1 方向への移動)によりナット部材6の雌ネジ6aから外れるとともに、前記ネジ盗み部分8に至るようになる。
そして、前記ネジ盗み部分8は、弁体3をいくら開動作させても栓棒4の雄ネジ4bが空転する空間部分を形成していることから、ネジ盗み部分8では栓棒4を弁体開方向(A1 方向)に回すような栓棒4によるネジ力が生ずることはない。
故に、弁体3が開状態にあるとき、更に開動作をしてもナット部材6に前記栓棒4によるネジ力が加わらないため、栓棒4とナット部材6の共回りを防止することができ、ひいては、共回りでナット部材6が栓棒挿着口5から外れる事態を回避できてナット部材6の外れによる漏水を防止できる。
又、栓棒4が移動する距離dと同じ距離だけ、ナット部材内面11を栓棒4と共にOリング12が摺接・移動することから、栓棒外面10とナット部材内面11との間からの漏水を防止できる。
そして、栓棒4が移動する距離dはOリング12の摺接・移動距離であり、漏水を防止しながら、開栓時における十分なリフト量を確保できる。
又、栓棒外面10は栓棒4が移動する距離d以上の距離Dでもってナット部材内面11と当接しているので、栓棒4の移動の際に、栓棒4がグラつくといった不都合が生じるおそれはない。
図3は、本発明の他の実施形態を示す。図3において、図1、図2示す符号と同一のものは、同一又は相当物である。
図3において、上記実施形態と異なる点は、ハンドルを設けないでドライバー等の工具で栓棒4を回転・開閉するように構成されている止水栓1’である点である。20は、栓棒4の上端中央に形成された溝で、工具が差し込まれる。
尚、上記実施形態では、止水栓1,1’に適用したこのを示したが、本発明は、偏心管に適用してもよい。
2 弁座
3 弁体
4 栓棒
5 栓棒挿着口
6 ナット部材
6a ナット部材の雌ネジ
6b ナット部材の雄ネジ
H ナット部材の穴
4b 栓棒の雄ネジ
8 ネジ盗み部分
L ネジ盗み部分の長さ
・ 栓棒の雄ネジの長さ

Claims (2)

  1. 止水部の弁座に対し前後に移動する弁体を有する栓棒を止水部の栓棒挿着口に挿着してある止水構造であって、内外面に雌ネジ、雄ネジを有するナット部材の雄ネジを前記栓棒挿着口の雌ネジに螺着し、このナット部材の穴内に前記栓棒を挿入して前記栓棒の雄ネジを前記ナット部材の雌ネジに螺着してあり、
    さらに、前記ナット部材の雌ネジにつづく部分に、雌ネジが形成されていないネジ盗み部分が設けてあり、
    ネジ盗み部分の長さL≧栓棒の雄ネジの長さ・
    としてある止水構造。
  2. ネジを有さず且つ互いに当接する栓棒外面とナット部材内面との間にOリングを設け、 当接する距離D≧弁開閉のため栓棒が移動する距離d
    としてある請求項1に記載の止水構造。

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