JP6778750B2 - イニシエータ電流遮断器 - Google Patents

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Description

本発明は、イニシエータ電流遮断器に関する。
高圧、大電流を通電する電力供給経路を有する機器または装置などは、異常を検出したときに瞬間的に電力供給経路を遮断する必要がある。特許文献1には、火薬が装填された点火装置と、刃部(分離たがね)を備えた押出しロッド(分離ピストン)を備え、点火装置を点火することによって、押出しロッドを瞬間的に移動させて電流配線(電力供給路、導電部材)を切断して電流を遮断する電流遮断器が開示されている。また、特許文献2には、反応性充填物質を有する点火装置と、押出しロッド(移動可能要素)を備えた作動装置を有し、反応性充填物質によって伸長する伸縮可能部材によって押出しロッドを移動させて電流端子(電力供給路、導電部材)を切断して電流を遮断する電流遮断器が開示されている。
特開2005−19411号公報 特開2012−151128号公報
特許文献1、特許文献2に開示された電流遮断器は共に、火薬または反応性充填物質によって押出しロッドを瞬間的に駆動させて電流配線(電力供給路、導電部材)を切断し電力供給を遮断するものである。しかしながら、これらの電流遮断器は、機器または装置の深層部に配置されることが多く、電流遮断器に刻印やラベルなどで表示される固体識別情報を目視で直接見ることが出来ず、電流遮断器を機器または装置から取り外さなければ、電流遮断器およびその構成要素一つひとつの個体識別情報などを正確に追跡すること、いわゆるトレーサビリティができないという課題を有している。また、電力供給経路が遮断された後に、電流遮断器の、たとえば誤作動による火薬の点火などよって電力供給路が遮断されたのか、他の原因で遮断されたのか、分解時にまだイニシエータが点火されずにいたのか疑いがあるとき電流遮断器を慎重に分解しなければ判定することができないという課題を有している。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、上述の課題の少なくとも一つを解決し、分解せずに固体識別情報が読み取り可能で、電流遮断器の作用で電流遮断されたことが外部から検知可能なイニシエータ電流遮断器を実現しようとするものである。
上記課題を解決するために、異常時に電流を遮断するイニシエータ電流遮
断器であって、電気絶縁性を備える本体部と、本体部に内蔵され、個体識別
情報が記録されているICタグと、ICタグの個体識別情報を本体部の外部
へ送信するためのアンテナと、本体部に設けられた貫通孔と、貫通孔の延在方向の他端部側に配置されるイニシエータとを有し、ICタグは、ICタグごとに異なるID番号を含む個体識別情報が記録されている第1のICタグと、イニシエータが点火したか否かを判断するための点火情報を供給するための第2のICタグとから構成され、点火前は第1のICタグだけが応答し、点火後は第1と第2の2つのICタグが応答することを特徴とする。
また、上記発明に加えて、イニシエータ電流遮断器は、本体部に設けられた貫通孔と、貫通孔に直交するように本体部を貫通する電流配線と、本体部の周縁部に設けられるガード金具と、を備え、アンテナとしても機能するガード金具を介して個体識別情報が送信されることが好ましい。
また、上記発明に加えて、ICタグは、ガード金具と誘導電磁結合可能な位置に配置されている、ことが好ましい。
また、上記発明に加えて、イニシエータ電流遮断器は、本体部に設けられた貫通孔に直交するように本体部を貫通する電流配線と、アンテナを専用アンテナとし、専用アンテナを介して個体識別情報が送信されることが好ましい。
また、上記発明に加えて、第2のICタグは、電流配線が切断分離された場合に点火情報が検出、読み取り、応答可能となる位置に配置されていることが好ましい。
また、上記発明に加えて、イニシエータ電流遮断器は、貫通孔内の電流配線とイニシエータとの間に配置され、イニシエータを点火した際に移動し電流配線を切断分離する刃部を備えた押出しロッドを備え、第2のICタグは、押出しロッドの移動によって電流配線を切断分離前の位置から切断分離後の位置に移動されることが好ましい。
また、上記発明に加えて、イニシエータ電流遮断器は、第1のICタグおよび電流配線の切断分離後の第2のICタグと電磁結合可能な位置に専用共用アンテナが配置され、専用共用アンテナを介して固有情報および点火情報が送信されることが好ましい。
また、上記発明に加えて、専用共用アンテナは、第1のICタグおよび前記電流配線切断分離後の第2のICタグとの誘導電磁結合可能な位置に配置されていることが好ましい。
また、上記発明に加えて、第1のICタグと誘導電磁結合可能な位置に配置される放射アンテナとしても機能するガード金具を有し、第2のICタグと誘導電磁結合可能な位置に専用共用アンテナとして第2のICタグ用アンテナが配置され、ガード金具を介して個体識別情報が送信され、イニシエータの点火後に第2のICタグ用アンテナを介して点火情報が送信される、ことが好ましい。
また、上記発明に加えて、点火後において、イニシエータ電流遮断器には、第1のICタグと誘導電磁結合可能な位置に専用共用アンテナとして第1のICタグ用アンテナが配置され、第2のICタグと誘導電磁結合可能な位置に専用アンテナとして第2のICタグ用アンテナが配置され、第2のICタグ用アンテナを介して点火情報が送信されることが好ましい。
また、上記発明に加えて、第2のICタグは、電流配線を切断分離した後の位置に維持されている、ことが好ましい。
また、上記発明に加えて、前記ガード金具には、前記貫通孔と連通する孔部が設けられている、ことが好ましい。
本発明は、たとえば車両等に一度組み込んだ電流遮断器を分解せずに固体識別情報が読み取り可能で、電流遮断器の作用で電流が遮断されたことが外部から検知可能なイニシエータ電流遮断器を実現できる。すなわち、事故車両などにおいて、イニシエータ電流遮断器が未点火状態であるのか否か、作動後のより安全な状態であるのか否かについて非接触状態で判断することが可能となる。
本発明の実施例1に係るイニシエータ電流遮断器を示す外観斜視図である。 本発明の実施例1に係る電流遮断前のイニシエータ電流遮断器を示す断面図である。 本発明の実施例1に係るイニシエータ電流遮断器を図1のX2方向側から見た平面図である。 第1のICタグおよび第2のICタグの概略構成を示す拡大平面図である。 本発明の実施例1に係る電流配線を切断分離した後のイニシエータ電流遮断器を示す断面図である。 本発明の実施例1の変形例に係るイニシエータ電流遮断器を示す断面図である。 本発明の実施例1の変形例に係るイニシエータ電流遮断器を図5のX2側から見た平面図である。 本発明の実施例2に係る電流遮断前のイニシエータ電流遮断器を示す断面図である。 本発明の実施例2に係るイニシエータ電流遮断器を図8のX2方向側から見た平面図である。 本発明の実施例2に係る電流配線を切断分離した後のイニシエータ電流遮断器を示す部分断面図である。 本発明の実施例3に係るイニシエータ電流遮断器を示す図である。 本発明の実施例4に係る電流遮断前のイニシエータ電流遮断器を示す断面図である。 本発明の実施例4に係る電流配線を切断分離した後のイニシエータ電流遮断器を示す部分断面図である。
以下、本発明の実施の形態に係るイニシエータ電流遮断器について図面を参照しながら説明する。以下に説明する本発明の実施の形態に係る各実施例のイニシエータ電流遮断器は、異常時に電流配線を瞬間的に切断分離して電流を遮断するものである。なお、以下に説明する各図は、図1の長手方向をX1−X2、長手方向に直交する幅方向をY1−Y2、X1−X2およびY1−Y2に直交する厚み方向をZ1−Z2と表して説明する。
(実施例1)
図1は、実施例1に係るイニシエータ電流遮断器1を示す外観斜視図である。図1に示すように、イニシエータ電流遮断器1は、絶縁性を有する材料(たとえば、硬質、耐熱性を有する樹脂など)によって形成される本体部2と、本体部2をY1−Y2方向に貫通する電流配線5と、本体部2の周縁部に設けられるガード金具7を有している。本体部2のX2方向端部付近には、第1のICタグ9が本体部2のZ2方向の上面2Aに埋め込まれている。電流配線5は、本体部2のY1方向またはY2方向の外側に延在される端子部5A、端子部5Bを有している。電流配線5は、端子部5A,5BからZ2方向に折り曲げられていて、幅方向中央部でさらに曲げ下げられて本体部2に埋設されている。電流配線5の構成は、図3を参照して後述する。本体部2のX1方向端部には、外部の点火装置(不図示)に接続される点火信号端子部10が突設されている。ガード金具7は、この点火信号端子部10をY1−Y2方向両側から挟むように分割されている。
図2は、実施例1に係る電流遮断前のイニシエータ電流遮断器1を示す断面図である。図3は、イニシエータ電流遮断器1を図1のX2方向側から見た平面図である。なお、図2は、図3のII−II切断線で切断した断面を示している。図2および図3に示すように、イニシエータ電流遮断器1は、本体部2と、本体部2をX1側からX2側に貫通する貫通孔3のX1方向端部側に配置されるイニシエータ4と、貫通孔3に直交するように本体部2を貫通する電流配線5を有している。貫通孔3内において、イニシエータ4と電流配線5の間には押出しロッド6が配置されている。また、図1〜図3に示すように、本体部2のガード金具7と貫通孔3の間には、第1のICタグ9が本体部2内に配置されている。第1のICタグ9は、平面15A(図4参照)が本体部2の上面2Aに平行になるように配置される。
貫通孔3は、X1端部側から順にイニシエータ4を収納する孔部3B、押出しロッド6が収容され、X2方向に移動することを可能にする孔部3C、孔部3Cよりも小径の孔部3Dで構成されている。孔部3Cと孔部3Dとの径差によってできた段部は、後述する電流配線5の切片18(図5参照)を受け止めるストッパー部2Bである。
イニシエータ4としては、(1)火薬を内蔵し点火装置によって点火してガスを爆発的に発生させる方式、(2)高圧ガスを放出させる方式、(3)上記(1)、(2)を併用する方式などがあるが、本実施例1では(1)の方式を例にして説明する。イニシエータ4には、内部に火薬が装填されており、点火信号端子部10に接続された点火装置(不図示)によって点火されると起爆する。
電流配線5は、図3に示すように、本体部2をY1−Y2方向外側に突出延在された端子部5A,5Bを有し、端子部5Aと端子部5Bの間は略クランク形状に折り曲げられていて、中央部が本体部2に埋設されている。端子部5A,5Bは、機器や装置などの電流経路に接続される銅などの導体板部材であり、大電流が通電可能な厚さおよび幅を有している。
押出しロッド6は、断面が円形または矩形の棒状部材であって、貫通孔3の孔部3C内においてイニシエータ4と電流配線5の間に配設される。孔部3Cの断面形状は、押出しロッド6の断面形状に合わせられる。図2に示す押出しロッド6は、断面が矩形の場合が図示されている。押出しロッド6の電流配線5側先端部には刃部11が設けられている。刃部11の材質は、鋼やセラミックスなどの電流配線5よりも剛性および硬度が高い材質のものが好ましいが、押出しロッド6自身が高い強度(硬度)を有していれば刃部11を押出しロッド6と一体で形成してもよい。刃部11は、電流配線5の図示点線で示す切断個所5C,5Dで電流配線5を切断分離する切刃部を有している。押出しロッド6のイニシエータ4側の軸部6Aは、孔部3Cとの間で位置ずれが発生しない程度(X2方向に押せば動くことが可能な程度)の嵌合関係となる直径を有している。一方、押出しロッド6の電流配線5側の端子側軸部6Bは、孔部3Cとの間では遊嵌(遊びがある嵌め合い関係)の関係となっている。軸部6Aと端子側軸部6Bの寸法差は、嵌合と遊嵌の公差の差程度であって、図2では説明を分かりやすくするために誇張して表している。
ガード金具7は、本体部2の外周を取り囲むように固定される。なお、ガード金具7は、本体部2内にインサート成形などで埋設するようにしてもよい。図2、図3に示すように、ガード金具7には、貫通孔3の孔部3Dに連通する孔部7Aが設けられている。孔部7Aは、イニシエータ4が起爆したときに発生するガスを外部に逃がすガス抜き機能を有する。また、ガード金具7は、イニシエータ4が起爆し電流配線5を切断分離したときの衝撃を受け止める補強機能を有する。なお、ガード金具7は、リーダ装置14−ガード金具7−第1のICタグ9間の通信を可能にするアンテナ機能を有し、ガード金具7の総延長が、リーダ装置14(または、リーダ/ライタ装置14)の放射電波の1/2波長、または1/2波長に近い長さである。
第1のICタグ9は、図2に示すように、ガード金具7の側辺7Bから距離R1の位置に配置されている。距離R1は、リーダ装置14からの放射電波のエネルギーによってガード金具7と第1のICタグ9との間で誘導電磁結合(通信)が可能となる距離である。なお、第1のICタグ9の配置位置は、ガード金具7の上辺7Cから距離R1の位置に配置してもよく、側辺7Bと上辺7Cの両方共に距離R1の位置に配置してもよい。また、側辺7Bに対向する側辺7Dから距離R1の位置に配置してもよい。第1のICタグ9の構成は、図4を参照して後述する。なお、距離R1はガード金具7の具体的形状や本体部2を形成する絶縁体樹脂の誘電率などで異なるが、R1が0すなわち密着が最良、設計事情で離間する場合は数mmであってもよい。
図4は、第1のICタグ9の概略構成を示す拡大平面図である。第1のICタグ9は、平板状の絶縁基板15と、絶縁基板15の平面15Aのほぼ中央部に配置されたICチップ16と、ICチップ16の周囲に複数回巻回されたコイルアンテナ17とを有している。第1のICタグ9の全体表面は、不図示の保護材などで被覆されている。第1のICタグ9は、薄型・小型化することが好ましく、たとえば、日立化成株式会社製のUHFパッケージタグIM5−PK2525(縦×横×厚み寸法が2.5×2.5×0.3mm)などが使用可能である。後述する第2のICタグ31も第1のICタグ9と同じ構成である。
次に、第1のICタグ9−ガード金具7−リーダ装置14の間の通信について図2を参照して説明する。放射電波結合(通信)の場合には、通信間距離をRとすると結合強度は1/Rに比例し、これを徐々に変化すると表現することもある。また、誘導電磁結合(通信)の場合には、通信間距離をRとすると結合強度は1/R2に比例し、これを急激に変化すると表現することもある。したがって、第1のICタグ9は誘導電磁波で動作するものであるから、第1のICタグ9とガード金具7との間の距離R1は近いほど結合強度(通信感度)は急激に強くなり、離れると結合強度(通信感度)は急激に弱くなる。リーダ装置14は、たとえば1波長など離れた所から放射電波を送受信するものであり、たとえば、放射アンテナの機能を有するガード金具7とリーダ装置14の間の距離R0は、波長とほぼ同じ距離かそれ以上であっても結合可能となり、第1のICタグ9とガード金具7の間の距離R1よりはるかに大きい距離R0で結合(通信)可能となる。ガード金具7は、総延長が前述したように放射電波の1/2波長、または1/2波長に近い長さである、いわゆる1/2波長アンテナである。なお、実験によって、リーダ装置14の周波数が920MHz(波長32cm)、出力30dBmのとき、概ね20cm前後から数十cmの通信可能な距離R0が得られた。
したがって、第1のICタグ9とガード金具7との間の通信は誘導電磁波で、ガード金具7とリーダ装置14との間の通信は放射電波で行うことが可能となる。第1のICタグ9とリーダ装置14との通信は、放射アンテナであるガード金具7を介在させることで、ガード金具7から離れた位置であっても通信可能となり、第1のICタグ9に記録されている個体識別情報を読み取ることができる。第1のICタグ9に記録されている個体識別情報としては、少なくとも、イニシエータ電流遮断器1の固有のID番号などの固有情報を含み、このID番号に関連付けた製造上の構成要素の固体情報や生産情報あるいは出荷先情報などをシステム管理すれば、イニシエータ電流遮断器1のトレーサビリティを行うことが可能となる。
次に、イニシエータ電流遮断器1の電流遮断作用について図1〜図5を参照して説明する。
図5は、電流配線5を切断分離した後のイニシエータ電流遮断器1を示す断面図である。イニシエータ4の点火装置(不図示)に点火信号端子部10から点火信号を入力すると、イニシエータ4内の火薬が起爆し、押出しロッド6を電流配線5に向かって瞬間的に強く押出す。押出しロッド6は、刃部11によって電流配線5を端子部5A,5Bに切断分離し、電流配線5を流れる電流を遮断する。切断された電流配線5の切片18は、本体部2のX2側のストッパー部2Bまで瞬間的に移動される。押出しロッド6の端子側軸部6Aは、貫通孔3の孔部3Cに対し締め代を有する嵌合関係にあるので、切片18はストッパー部2Bに押し付けられた位置で止まっている。
図5に示すように、電流配線5を切断分離した後において、放射アンテナであるガード金具7と第1のICタグ9の位置は、図2に示した位置関係と変わりが無いので、リーダ装置14による第1のICタグ9との通信は可能であり、第1のICタグ9に記録されたID番号などの個体識別情報を読み取ることができる。
以上説明したイニシエータ電流遮断器1は、異常時に電流を遮断するものであって、電気絶縁性を備える本体部2と、本体部2に埋め込まれ、個体識別情報が記録されているICタグである第1のICタグ9と、第1のICタグ9の個体識別情報を本体部2の外部へ送信するためのアンテナとを有している。このことから、第1のICタグ9−アンテナ−リーダ装置14の間の相互通信が可能となり、機器または装置からイニシエータ電流遮断器1を取り外さなくても、第1のICタグ9のID番号などの個体識別情報をリーダ装置14によって読み取ることができる。そして、イニシエータ電流遮断器1の個体識別情報に関連付けた構成要素ごとの固体情報や生産情報などをシステム管理すれば、イニシエータ電流遮断器1のトレーサビリティを行うことが可能となる。
また、イニシエータ電流遮断器1は、本体部2に設けられた貫通孔3と、貫通孔3に直交するように本体部2を貫通する電流配線5と、本体部2の周縁部に設けられるガード金具7と、を備え、アンテナとしても機能するガード金具7を介して個体識別情報が送信される。
ガード金具7をアンテナ(放射アンテナ)とすることで、補強用のガード金具7と専用アンテナの両方を設ける場合などに比べて、イニシエータ電流遮断器1の構成を簡素化することができ、コスト低減につなげることが可能となる。
また、第1のICタグ9は、ガード金具7に対し誘導電磁結合可能な位置に配置されている。このようにすれば、第1のICタグ9とガード金具7との間は誘導電磁結合で、ガード金具7とリーダ装置14との間は放射電波結合とすることで、数十cmあるいはそれ以上の通信距離を有し第1のICタグ9とリーダ装置14との間の通信を可能にする。
(実施例1の変形例)
図6は、実施例1の変形例に係るイニシエータ電流遮断器1を示す断面図、図7は、イニシエータ電流遮断器1を図6のX2方向側から見た平面図である。この変形例は、前述した実施例1がアンテナとしてガード金具7を用いていることに対し、本体部2が十分な強度を有することとしてガード金具7を省略し、専用アンテナ20を備えていることが異なる。ここでは、実施例1との相違箇所を中心に説明する。なお、図1と同じ部機能要素には、図1と同じ符号を付して説明する。図6および図7に示すように、イニシエータ電流遮断器1は、第1のICタグ9および専用アンテナ20を有している。第1のICタグ9は、本体部2のY1側側面と貫通孔3の間で本体部2に埋め込まれている。専用アンテナ20は、略リング形状の検出部21を備えていて、アンテナのジグザグ折りを伸ばした総延長がリーダ装置14から出射される放射電波の1/2波長の長さ、または1/2波長に近い長さである、いわゆる1/2波長アンテナである。なお、図6に記載の専用アンテナ20は、長さや形状を誇張した模式図である。
専用アンテナ20の検出部21は、第1のICタグ9の周囲を取り巻くように配置されている。第1のICタグ9は、検出部21との距離が誘導電磁結合可能な距離R1となる位置に配置される。検出部21は、必ずしも1回巻きの略リング形状でなくてもよく複数回巻きや形状を略U字形状にすることも可能である。検出部21を設けることよって、1本の直線状のアンテナに比べて、第1のICタグ9と検出部21の間に発生する高周波磁界成分が増加し、アンテナに流れる高周波電流が増加するので、誘導電磁結合の強度(通信感度)を高めることができる。なお、実施例1の変形例によるイニシエータ電流遮断器1の電流遮断作用は、前述した実施例1(図5参照)と同じように説明できるので、ここでの説明は省略する。
以上説明した実施例1の変形例では、本体部2に設けられた貫通孔3に直交するように本体部2を貫通する電流配線5と、アンテナを専用アンテナ20とを備え、この専用アンテナ20を介して個体識別情報が送信される。このことから、第1のICタグ9−専用アンテナ20−リーダ装置14間の相互通信が可能となり、第1のICタグ9の個体識別情報をリーダ装置14によって読み取ることができる。また、専用アンテナ20に検出部21を設けることによって、第1のICタグ9−専用アンテナ20間の通信感度を高めることができる。
(実施例2)
続いて、実施例2に係るイニシエータ電流遮断器30について図8、図9を参照しながら説明する。実施例2は、実施例1および実施例1の変形例が、第1のICタグ9一つを備えていることに対し、第1のICタグ9に加えて第2のICタグ31を備えていることが異なる。そこで、実施例1および実施例1の変形例との相違部分を中心に、実施例1と同じ構成部分には図2と同じ符号を付して説明する。なお、実施例2では、本体部2が十分な強度を有することとし、ガード金具7は省略されている。
図8(A)は、実施例2に係る電流遮断前のイニシエータ電流遮断器30を示す断面図、図8(B)は、図8(A)のイニシエータ電流遮断器30をY1方向側から見た部分断面図である。図9は、イニシエータ電流遮断器30をX2方向側から見た平面図である。図8、図9に示すように、イニシエータ電流遮断器30には、第1のICタグ9に加えて、貫通孔3内に第2のICタグ31が配設されている。第1のICタグ9は、実施例1の変形例(図5参照)と略同じ位置に配置されている。第2のICタグ31の構成は、第1のICタグ9(図4参照)と同じとすることが可能であるが、少なくとも第2のICタグ31固有のID番号などの個体識別情報を有している。図8(A),(B)に示すように、第2のICタグ31は、X1−X2方向(押出しロッド6の移動方向)において、a位置、b位置またはc位置のいずれかに配置することができる。第2のICタグ31の配置位置としては、押出しロッド6の先端部(刃部11の付近)をa位置、電流配線5の側面5F位置をb位置、電流配線5のX2側位置をc位置とする。
また、図9に示すように、第2のICタグ31の3か所の配置可能位置は、平面視して、ほぼ同じ位置に配置される。つまり、第2のICタグ31は、押出しロッド6の移動軌跡上の同じ位置に配置される。このような配置位置としては、図8(B)に示すように、b位置およびc位置の場合、電流配線5の先端側から曲げ起こし部5Eを形成し、その曲げ起こし部5EのX2側の上面に第2のICタグ31を固定してc位置とし、曲げ起こし部5EのX1側の裏面に第2のICタグ31を固定してb位置とする。なお、電流配線5が板状で、その厚みが第2のICタグ31を固定する場所を確保できる厚みであれば、曲げ起こし部5Eは電流配線5の板厚の部分となる。また、押出しロッド6の先端部に第2のICタグ31を埋め込んでa位置とする。このようにすれば、図8および図9に示す第2のICタグ31の3か所の位置を規定できる。第2のICタグ31は、a、b、c各位置において、第2のICタグ31の平面15A(図4参照)が電流端子5の側面5Fに対して平行になるように配置される。言い換えれば、第2のICタグ31の平面15Aは、専用共用アンテナ32の延在される面に対して平行に配置される。また、第1のICタグ9および第2のICタグ31の両者と電磁結合可能な位置に専用共用アンテナ32が配置される。第2のICタグ31は、専用共用アンテナ32を介して点火情報が送信可能となっている。なお、点火情報とは、イニシエータ4が点火されて起爆し電流端子5の切断分離によって電流遮断されたことの情報を意味している。第2のICタグ31の構成は、実施例1(図4参照)と同じであるが、第1のICタグ9とは異なる個体識別情報を有している。
専用共用アンテナ32は、第1検出部33および第2検出部34を備えていて、総延長が、リーダ装置14からの放射電波の1/2波長の長さ、または1/2波長に近い長さである、いわゆる1/2波長アンテナとなっている。なお、図8(A)に記載の専用共用アンテナ32は、長さや形状を誇張した模式図である。
第1検出部33は、実施例1の変形例(図6参照)と同じように、第1のICタグ9の周囲を取り巻くような略リング形状を備え、第1のICタグ9と第1検出部33との距離は、誘導電磁結合可能な距離R1を有するように配置されている。第2検出部34は、押出しロッド6側(X1方向)が開口された長い略U字形状を有している。専用共用アンテナ32は、図9に示すように、第2のICタグ31の背面側(Z2側)で本体部2に埋め込まれている。第2検出部34の略U字形状部の幅は、第2のICタグ31の幅と概ね同じとする。電流遮断前のイニシエータ電流遮断器30において、リーダ装置14と第1のICタグ9とは、専用共用アンテナ32を介して通信可能である。また、電流遮断前において、第2のICタグ31は、専用共用アンテナ32との間が誘導電磁結合不可能な距離(距離R1より大きい)となっているので、リーダ装置14との通信は不可能であってID番号などの個体識別情報を読み取ることはできない。
次に、実施例2に係るイニシエータ電流遮断器30の電流遮断作用について図10を参照して説明する。
図10は、電流配線5を切断分離した後のイニシエータ電流遮断器30を示す部分断面図であり、(A)は、図8に示すa位置に第2のICタグ31が配置された例、(B)は、図8に示すb位置に第2のICタグ31が配置された例、(C)は、図8に示すc位置に第2のICタグ31が配置された例を表している。電流配線5の切断分離動作は、実施例1(図5参照)と同じなので詳しい説明を省略する。なお、第1のICタグ9の位置は変化しない。第2のICタグ31がa位置にある例では、図10(A)に示すように、切断分離後の電流端子5の切片18は本体部2のストッパー部2Bに当たった位置で、第2検出部34の範囲で停止している。そして、第2のICタグ31は、切片18のX1方向の位置にある。第2のICタグ31と専用共用アンテナ32の第2検出部34との距離は誘導電磁結合可能な距離R1の範囲内に位置する。したがって、リーダ装置14は、専用共用アンテナ32との距離R0の位置で第1のICタグ9と第2のICタグ31のそれぞれの個体識別情報を読み取ることが可能である。第2のICタグ31のID番号などの個体識別情報が読み取れるということは、イニシエータ電流遮断器30が作動して電流を遮断したこと、つまり、点火情報を検知したと判定できる。
図8において、第2のICタグ31がb位置にある例では、図10(B)に示すように、第2のICタグ31は、電流配線5の切片18と共に移動し検出部34の中間位置に止まっている。第2のICタグ31は、専用共用アンテナ32の第2検出部34との距離が誘導電磁結合可能な距離R1に位置する。したがって、リーダ装置14は、専用共用アンテナ32との距離R0の位置で第1のICタグ9と第2のICタグ31の両者の個体識別情報を読み取ることが可能となる。第2のICタグ31の個体識別情報が読み取れるということは、イニシエータ電流遮断器30が作動して電流を遮断したこと、つまり、点火情報を検知したと判定できる。
図8において、第2のICタグ31がc位置にある例では、図10(C)に示すように、第2のICタグ31は電流配線5の切片18と共に移動し、専用共用アンテナ32の検出部34の先端部位置に止まる。第2のICタグ31と第2検出部34との距離は、誘導電磁結合が可能な距離R1である。したがって、リーダ装置14は、専用共用アンテナ32との距離R0の位置で第1のICタグ9と第2のICタグ31の両者の個体識別情報を読み取ることが可能である。第2のICタグ31の個体識別情報が読み取れるということは、イニシエータ電流遮断器30が作動して電流を遮断したこと、つまり、点火情報を検知したと判定できる。
なお、図8に示す専用共用アンテナ32の第2検出部34は、第2のICタグ31がa位置、b位置またはc位置の各位置いずれに配置された場合でも誘導電磁結合可能な距離範囲になるように、第2のICタグ31が移動する方向に長い略U字形状を有している。しかし、第2検出部34は、第2のICタグ31が、a位置、b位置またはc位置の各個別位置に対応して、誘導電磁結合可能な各々の最適位置に設ける構造としてもよい。
専用共用アンテナ32の第1検出部33および第2検出部34の各々は、第1のICタグ9または第2のICタグ31との距離R1の範囲であれば、必ずしも略リング形状や略U字形状にしなくても誘導電磁結合は可能である。しかし、各検出部を略リング形状または略U字形状にすることによって、各検出部と第1のICタグ9または第2のICタグ31との間に発生する高周波磁界成分が増加し、専用共用アンテナ32に流れる高周波電流が増加するために、誘導電磁結合強度、つまり通信感度を高めることが可能となる。
以上説明した実施例2に係るイニシエータ電流遮断器30は、本体部2に設けられた貫通孔3と、貫通孔3の延在方向の他端部側(X1方向側)に配置されるイニシエータ4を有し、ICタグは、ICタグごとに異なるID番号を含む個体識別情報が記録されている第1のICタグ9と、イニシエータ4が点火したか否かを判断するための点火情報を供給するための第2のICタグ31とから構成され、点火前は第1のICタグだけが応答し、点火後は第1と第2の2つのICタグが応答する。このようにすれば、一つの専用共用アンテナ32で、点火前の第1のICタグ9の個体識別情報と、点火後の第2のICタグ31の点火情報を検出できる。
また、第2のICタグ31は、電流配線5が切断分離された場合に点火情報が検出、読み取り、応答可能となる位置に配置されている。第2のICタグ31は、電流配線5が切断分離される前には専用共用アンテナ32とは通信不可能な位置に配置され、イニシエータ4に点火され、電流配線5が切断分離された時に通信可能な位置に移動するために、イニシエータ4が点火され、電流配線5が切断分離された結果、電流遮断されたこと(点火情報)を検知することができる。
また、イニシエータ電流遮断器30は、貫通孔3内において電流配線5とイニシエータ4との間に配置され、イニシエータ4を点火した際に移動し電流配線5を切断分離する刃部11を備えた押出しロッド6を備える。そして、第2のICタグ31は、押出しロッド6の移動によって電流配線5を切断分離前の位置から切断分離後の位置に移動する。第2のICタグ31は、押出しロッド6の移動に連動して偏倚するため、確実に、しかも移動専用の部材を用いることなく専用共用アンテナ32と通信可能な位置に移動させることができる。
また、イニシエータ電流遮断器30には、第1のICタグ9および電流配線5の切断分離後の第2のICタグ31との電磁結合可能な位置に専用共用アンテナ32が配置され、専用共用アンテナ32を介して個体識別情報および点火情報が送信される。このようにすれば、第1のICタグ9および第2のICタグ31それぞれの個体識別情報を専用共用アンテナ32を介してリーダ装置14によって読み取ることができる。
また、専用共用アンテナ32は、第1のICタグ9および電流配線5の切断分離後の第2のICタグ31と誘導電磁結合可能な位置に配置されているので、第1のICタグ9および第2のICタグ31それぞれの個体識別情報の両方を専用共用アンテナ32を介してリーダ装置14によって読み取ることができる。
(実施例3)
続いて、実施例3に係るイニシエータ電流遮断器40について図11を参照して説明する。実施例3は、前述した実施例2(図8参照)と同じように第1のICタグ9および第2のICタグ31を備えている。ただし、実施例2のイニシエータ電流遮断器30が第1のICタグ9と第2のICタグ31の両方に対応する専用共用アンテナ32を備えていることに対し、実施例3のイニシエータ電流遮断器40は、第1のICタグ9に対応する1/2波長アンテナであるガード金具7と、第2のICタグ31に対応する第2のICタグ用アンテナ41とを備えていることが異なる。そこで、実施例2との相違部分を中心に説明する。また、実施例1および実施例2と同じ構成部分には、図1と同じ符号を付し説明する。
図11は、実施例3に係るイニシエータ電流遮断器40を示す図であり、(A)は断面図、(B)は、図11(A)のY1方向側(太い矢印で示す)から見た第2のICタグ用アンテナ41と第2のICタグ31の形態を示す説明図である。図11(A)に示すように、第1のICタグ9は、ガード金具7から距離R1の位置に1辺が沿うように配置されている。距離R1は、ガード金具7と第1のICタグ9との間で誘導電磁結合(通信)が可能となる距離である。第2のICタグ31は、図11(B)に示すように、貫通孔3内において、電流配線5のX2方向側の一部がZ1方向に直角に曲げられた曲げ起こし部5Eの上面(X2側の面)に固定されている。(なお、電流配線5が板状でその厚みが第2のICタグ31を固定する場所が確保できる厚みであればれば曲げ起こし部5Eは電流配線5の板厚の部分となる)第2のICタグ31は、図11(A)に示すように、平面15A(図4参照)が電流配線5の側面5Fに対して直交するように配設されているので、電流配線5とは誘導電磁結合できない独立状態となっている。第2のICタグ用アンテナ41は、検出部42を備えていて、総延長が、リーダ装置14から出射される放射電波の1/2波長の長さ、または1/2波長に近い長さである、いわゆる1/2波長アンテナである。検出部42は、電流配線5を切断分離した後の第2のICタグ31a(この位置に有る第2のICタグ31を定義する)に対して対面するように配置されている。電流遮断後において、第2のICタグ31aと検出部42とは、誘導電磁結合(通信)が可能な距離R1の範囲に配置されている。電流配線5の切断分離前(電流遮断前)の第2のICタグ31と第2のICタグ用アンテナ41とは、通信不可能な位置にある。
図11(B)に示すように、第2のICタグ用アンテナ41は、本体部2に埋設され、略リング形状の検出部42と、検出部42の一方の端部から延在された延長部43と、他方の端部から延在された延長部44とで総延長が1/2波長となる。なお、図11(B)に記載の第2のICタグ用アンテナ41は、長さや形状を誇張した模式図であり、延長部43は、第2のICタグ用アンテナ41の形態を分かりやすく説明するために検出部42の位置から時計回りに90度展開して表している。なお、押出しロッド6によって電流配線5を切断する作用動作は、実施例1(図5参照)と同じなので、説明を省略する。
電流遮断前のイニシエータ電流遮断器40において、リーダ装置14と第1のICタグ9とは、ガード金具7を介して通信可能になっている。第2のICタグ31は、第2のICタグ用アンテナ41との間が誘導電磁結合不可能な距離となっているので、リーダ装置14との通信は不可能である。なお、第2のICタグ31の電流遮断後の位置(図中31aで示す)では、第2のICタグ31が電流配線5に対して直交する姿勢としているので、ガード金具7との誘導電磁結合(通信)が不可能である。
以上説明した実施例3において、インフレータ電流遮断器40は、第1のICタグ9と誘導電磁結合可能な位置に放射アンテナとしても機能するガード金具7を有し、第2のICタグ31と誘導電磁結合可能な位置に専用アンテナとして第2のICタグ用アンテナ41が配置され、ガード金具7を介して個体識別情報が送信され、イニシエータ4の点火後に第2のICタグ用アンテナ41を介して点火情報が送信される。第2のICタグ31と第2のICタグ用アンテナ41を配置すれば、電流配線5を切断分離する前では、第2のICタグ31と第2のICタグ用アンテナ41は距離が遠く誘導電磁結合せず、電流配線5を切断分離後では、第2のICタグ31と第2のICタグ用アンテナ41は誘導電磁結合する。また、第2のICタグ31の電流遮断後の位置(図中31aで示す)では、第2のICタグ31は、ガード金具7とは誘導結合する互いの電流(不図示)が直交し誘導電磁結合ができない。その代わりに、専用の第2のICタグ用アンテナ41にのみと通信可能となる。よって、ガード金具7を介してイニシエータ電流遮断器40のID番号などの個体識別情報が送信でき、第2のICタグ用アンテナ41を介して点火情報(電流遮断情報)が送信できる。
(実施例4)
次に、実施例4に係るイニシエータ電流遮断器50について図12、図13を参照しながら説明する。実施例4は、前述した実施例2、実施例3と同様に第1のICタグ9および第2のICタグ31を備えている。ただし、実施例2が、第1のICタグ9と第2のICタグ31の両方に対応する専用共用アンテナ32を備えていること、実施例3が、アンテナとしてのガード金具7と、第2のICタグ用アンテナを備えていることに対し、実施例4は、第1のICタグ9に対応する専用の第1のICタグ用アンテナ51と、第2のICタグ用に対応する専用の第2のICタグ用アンテナ52とを備えていることが異なる。そこで、実施例2および実施例3との相違部分を中心に説明する。また、実施例2および実施例3と同じ機能要素には、図8と同じ符号を付して説明する。
図12は、実施例4に係る電流遮断前のイニシエータ電流遮断器50を示す断面図である。第1のICタグ9は、本体部2のX1方向側に埋め込まれている。ただし、第1のICタグ9の配置位置はこれに限らず本体部2内のスペースが許せば、任意位置に配置できる。第2のICタグ31は、前述した実施例2(図8参照)と同じように、押出しロッド6の移動方向に向かって、a位置、b位置またはc位置のいずれかに配置される。図12に示すように、第1のICタグ用アンテナ51は、略リング形状の検出部53を備え、第2のICタグ用アンテナ52は、縦長の略リング形状の検出部54を備えている。第1のICタグ用アンテナ51と第2のICタグ用アンテナ52は、総延長が、リーダ装置14から出射される放射電波の1/2波長の長さ、または1/2波長に近い長さである、いわゆる1/2波長アンテナである。第1のICタグ用アンテナ51は、検出部53が第1のICタグ9の周囲を取り巻くように配置され、本体部2に埋設されている。第2のICタグ用アンテナ52は、本体部2内の第2のICタグ31の背面側(Z2方向)に埋設されている(たとえば、図9参照)。なお、図12に記載の第1のICタグ用アンテナ51および第2のICタグ用アンテナ52は、長さや形状を誇張した模式図である。
図12に示すように、第1のICタグ用アンテナ51は、検出部53を挟んでX1−X2方向に延長されていて、第2のICタグ用アンテナ52は、Y2方向において検出部54を挟んでX1−X2方向に延在されている。二つのアンテナが、略平行に1/4波長以内の距離に配置されると干渉を起こす可能性がある。二つのアンテナが干渉を起こすと、リーダ装置14の通信距離R0が極端に大きくなったり、小さくなったりすることがある。イニシエータ電流遮断器50において、構造やスペースの制約から第1のICタグ用アンテナ51と第2のICタグ用アンテナ52との距離が1/4波長より離せない場合には、第1のICタグ用アンテナ51および第2のICタグ用アンテナ52の形状や向きを適宜変えることによって、干渉を抑制することが可能となる。
図12に示す電流遮断前(電流配線5の切断分離前)では、第1のICタグ9と第1のICタグ用アンテナ51の検出部53とが誘導電磁波結合可能な距離R1を有しているので、リーダ装置14により第1のICタグ9のID番号などを含む固体識別情報を読み取ることができる。しかし、第2のICタグ31は、a位置、b位置またはc位置のいずれの位置に有る場合も、第2のICタグ用アンテナ41の検出部54との距離が誘導電磁結合可能な距離R1よりも離れているため、第2のICタグ31と第2のICタグ用アンテナ52との通信ができないので、リーダ装置14による第2のICタグ31のID番号の読み取りは不可能である。なお、図12に示す第2のICタグ31のa位置、b位置、c位置は、図8(A),(B)に示す配置構成と同じである。
次に、実施例4に係るイニシエータ電流遮断器50の電流遮断作用について図12、図13を参照して説明する。
図13は、電流配線5を切断分離した後のイニシエータ電流遮断器50を示す部分断面図であり、(A)は、a位置に第2のICタグ31が配置された例、(B)は、b位置に第2のICタグ31が配置された例、(C)は、c位置に第2のICタグ31が配置された例を示している。電流配線5の切断分離動作は、実施例1(図5参照)と同じなので説明を省略する。なお、第1のICタグ9の位置は変化しない。図12において、第2のICタグ31がa位置にある例では、図13(A)に示すように、電流配線5の切片18は本体部2のストッパー部2Bに当たった位置で止まる。第2のICタグ31は、押出しロッド6と共に移動し、切片18のX1方向側に配置され、第2のICタグ用アンテナ52の検出部54との距離が誘導電磁結合可能な距離R1の範囲にある。したがって、リーダ装置14は、第1のICタグ9と第2のICタグ31それぞれが距離R0の位置で、両者の個体識別情報を読み取ることが可能である。第2のICタグ31の個体識別情報が読み取れることで、イニシエータ電流遮断器50が作動して電流を遮断したことを検知したと判定できる。つまり、イニシエータ4の点火情報を検知することが可能となる。
図12において、第2のICタグ31がb位置にある例では、図13(B)に示すように、第2のICタグ31は、電流配線5の切片18と共に移動し、検出部54との距離が誘導電磁結合可能な距離R1の範囲内の位置に止まる。したがって、リーダ装置14が、第1のICタグ9と第2のICタグ31それぞれが距離R0の位置で、両者の個体識別情報を読み取ることが可能である。第2のICタグ31の個体識別情報が読み取れることで、イニシエータ電流遮断器50が作動して電流を遮断したことを検知したと判定できる。つまり、イニシエータ4の点火情報を検知することが可能となる。
図12において、第2のICタグ31がc位置にある例では、図13(C)に示すように、第2のICタグ31は、電流配線5の切片18と共に移動し、検出部54との距離が誘導電磁結合可能な距離R1の範囲内の位置で止まる。したがって、リーダ装置14が、第1のICタグ9と第2のICタグ31それぞれが距離R0の位置で、両者の個体識別情報を読み取ることが可能である。第2のICタグ31の個体識別情報が読み取れたことで、イニシエータ電流遮断器50が作動して電流を遮断したことを検知したと判定できる。つまり、イニシエータ4の点火情報を検知することが可能となる。
なお、図12、図13に示した第2のICタグ用アンテナ52の検出部54は、第2のICタグ31がa位置、b位置またはc位置の各位置に配置された場合でも誘導電磁結合可能な距離R1の範囲内になるように、第2のICタグ31が移動する方向に縦長の略リング形状を有している。しかし、第2のICタグ31が、a位置、b位置またはc位置の各位置に対応して、誘導電磁結合可能な最適位置に検出部54を設ける構造としてもよい。
以上説明した実施例4において、イニシエータ電流遮断器50は、第1のICタグ9と誘導電磁結合可能な位置に専用アンテナとして第1のICタグ用アンテナ51が配置され、第2のICタグ31と誘導電磁結合可能な位置に専用アンテナとして第2のICタグ用アンテナ52が配置され、イニシエータ4の点火後に第2のICタグ用アンテナ52を介して点火情報が送信される。このようにすれば、電流配線5を切断分離する前では、第2のICタグ31と第2のICタグ用アンテナ41は誘導電磁結合せず、電流配線5を切断分離後では、第2のICタグ31と第2のICタグ用アンテナ41は誘導電磁結合し、通信可能となる。よって、第2のICタグ31のID番号などの個体識別情報が送信でき、第2のICタグ用アンテナ41を介して点火情報(電流遮断情報)を送信でき、リーダ装置14によって点火情報を検知することができる。
なお、前述した実施例4では、第2のICタグ用アンテナ52の延在方向に対して第2のICタグ31の平面15Aを平行に配置しているが、平面15Aを第2のICタグ用アンテナ52の延在方向に対して直交するように配置するようにしてもよい(図11参照)。
また、以上説明した実施例1〜実施例4において、第2のICタグ31は、電流配線5を切断分離した後の位置に維持されているので、電流遮断から時間が経過しても点火情報の検知が可能となる。各実施例において、上記第2のICタグ31位置維持手段としては、押出しロッド6のイニシエータ4側の端子側軸部6Aが、孔部3Cとの間で位置ずれが発生しない程度(軸方向に押せば動くことが可能な程度)の嵌合関係にある直径を有する構造を例示している。しかし、位置維持手段としてはこれに限らず、押出しロッド6の軸周囲に、移動防止の突起を設けたり、本体部2の貫通孔内に押出しロッド係止部を設けたりしてもよい。
また、以上説明した実施例1および実施例3において、ガード金具7には、貫通孔3と連通する孔部7Aが設けられている。孔部7Aは、イニシエータ4が起爆したときに発生するガスを外部に逃がし、起爆による衝撃を緩衝することができる。なお、各実施例において、本体部2には、先端X2方向先端に貫通孔3と連通する孔部3Dが開口されている。この孔部3Dもガード金具7の孔部7Aと同様な機能を有している他、押出しロッド6の先端方向の空間の空気を外部に排出し、押出しロッド6の移動に関わる抵抗を最小化することができる。
なお、電磁気学によると、電波の空気中や絶縁物中の波長の長さに関する一般的注意事項として、波長はアンテナなどを取り囲む空気や絶縁物の媒質定数により、真空中にくらべて波長が短縮することが知られている。媒質定数は真空1とし、空気はほぼ1、一般の絶縁性樹脂は2ないし4程度である。短縮率は媒質定数の平方根の逆数倍となる。絶縁物などの媒質中の波長は空気中よりも短くなる。たとえば、920MHz帯域の電波においてフッ素樹脂などの媒質定数は約2で、その中では共振する半波長アンテナの長さは1.414分の1倍、つまり真空中で16cmが、フッ素樹脂の中では概略11.3cmとなる。そのため、実施の形態で述べた事例の実施に際しては、波長短縮の効果に注意する必要がある。
上記実施例1〜実施例4に記載したイニシエータ電流遮断器1,30,40,50の代表的な大きさは、端子部5Aや端子部5Bなどの突起部を除くと、概ね長さ(X1−X2方向)6cm、幅(Y1−Y2)4cm、厚さ(Z1−Z2)1.5cmである。そのため、ICタグ通信に用いられる電波(920MHz、波長32cm)で能率よく共振する半波長アンテナの長さ16cmに対し、いずれの寸法も小さいので、内部に組み込む専用アンテナ20、専用共用アンテナ32、第1のICタグ用アンテナ51および第2のICタグ用アンテナ41,52を能率が損なわれることを承知しながらジグザグ状に折り畳むようにしている。その折り畳み回数などは、アンテナ設置場所に合わせて設計することが可能である。したがって、イニシエータ電流遮断器1,30,40,50が、各アンテナを折り畳むことなく収容できる大きさであれば各アンテナを能率が最良となる直線状にしてもよい。
1,30,40,50…イニシエータ電流遮断器
2…本体部
3…貫通孔
4…イニシエータ
5…電流配線
6…押出しロッド
7…ガード金具(アンテナ)
7A…孔部
9…第1のICタグ(ICタグ)
11…刃部
20…専用アンテナ
31…第2のICタグ(ICタグ)
32…専用共用アンテナ
51…第1のICタグ用アンテナ
41,52…第2のICタグ用アンテナ

Claims (12)

  1. 異常時に電流を遮断するイニシエータ電流遮断器であって、
    電気絶縁性を備える本体部と、
    前記本体部に埋め込まれ、個体識別情報が記録されているICタグと、
    前記ICタグの前記個体識別情報を前記本体部の外部へ送信するためのアンテナと、
    前記本体部に設けられた貫通孔と、
    前記貫通孔の延在方向の他端部側に配置されるイニシエータとを有し、
    前記ICタグは、ICタグごとに異なるID番号を含む個体識別情報が記録されている第1のICタグと、前記イニシエータが点火したか否かを判断するための点火情報を供給するための第2のICタグとから構成され、点火前は第1のICタグだけが応答し、点火後は第1と第2の2つのICタグが応答する、
    ことを特徴とするイニシエータ電流遮断器。
  2. 請求項1に記載のイニシエータ電流遮断器において、
    前記本体部に設けられた貫通孔と、
    前記貫通孔に直交するように前記本体部を貫通する電流配線と、
    前記本体部の周縁部に設けられるガード金具と、を備え、
    前記アンテナとしても機能する前記ガード金具を介して前記個体識別情報が送信される、
    ことを特徴とするイニシエータ電流遮断器。
  3. 請求項2に記載のイニシエータ電流遮断器において、
    前記ICタグは、前記ガード金具に対し誘導電磁結合可能な位置に配置されている、
    ことを特徴とするイニシエータ電流遮断器。
  4. 請求項1に記載のイニシエータ電流遮断器において、
    前記本体部に設けられた貫通孔に直交するように前記本体部を貫通する電流配線と、
    前記アンテナを専用アンテナとし、該専用アンテナを介して前記個体識別情報が送信される、
    ことを特徴とするイニシエータ電流遮断器。
  5. 請求項4に記載のイニシエータ電流遮断器において、
    前記第2のICタグは、前記電流配線が切断分離された場合に前記点火情報が検出、読み取り、応答可能となる位置に配置されている、
    ことを特徴とするイニシエータ電流遮断器。
  6. 請求項4または請求項5に記載のイニシエータ電流遮断器において、
    前記貫通孔内の前記電流配線と前記イニシエータとの間に配置され、前記イニシエータを点火した際に移動し前記電流配線を切断分離する刃部を備えた押出しロッドを備え、
    前記第2のICタグは、前記押出しロッドの移動によって前記電流配線を切断分離前の位置から切断分離後の位置に移動される、
    ことを特徴とするイニシエータ電流遮断器。
  7. 請求項4から請求項6のいずれか1項に記載のイニシエータ電流遮断器において、
    前記第1のICタグおよび前記電流配線の切断分離後の前記第2のICタグと電磁結合可能な位置に専用共用アンテナが配置され、
    前記専用共用アンテナを介して前記個体識別情報および前記点火情報が送信される、
    ことを特徴とするイニシエータ電流遮断器。
  8. 請求項7に記載のイニシエータ電流遮断器において、
    前記専用共用アンテナは、前記第1のICタグおよび前記電流配線切断分離後の前記第2のICタグとの誘導電磁結合可能な位置に配置されている、
    ことを特徴とするイニシエータ電流遮断器。
  9. 請求項7に記載のイニシエータ電流遮断器において、
    前記第1のICタグと誘導電磁結合可能な位置に放射アンテナとしても機能するガード金具を有し、
    前記第2のICタグと誘導電磁結合可能な位置に前記専用共用アンテナとして第2のICタグ用アンテナが配置され、
    前記ガード金具を介して前記個体識別情報が送信され、
    前記イニシエータの点火後に前記第2のICタグ用アンテナを介して前記点火情報が送信される、
    ことを特徴とするイニシエータ電流遮断器。
  10. 請求項7に記載のイニシエータ電流遮断器において、
    前記第1のICタグと誘導電磁結合可能な位置に前記専用共用アンテナとして第1のICタグ用アンテナが配置され、
    前記第2のICタグと誘導電磁結合可能な位置に前記専用共用アンテナとして第2のICタグ用アンテナが配置され、
    前記イニシエータの点火後に前記第2のICタグ用アンテナを介して前記点火情報が送信される、
    ことを特徴とするイニシエータ電流遮断器。
  11. 請求項4から請求項10のいずれか1項に記載のイニシエータ電流遮断器において、
    前記第2のICタグは、前記電流配線の切断分離した後の位置に維持されている、
    ことを特徴とするイニシエータ電流遮断器。
  12. 請求項9に記載のイニシエータ電流遮断器において、
    前記ガード金具には、前記貫通孔と連通する孔部が設けられている、
    ことを特徴とするイニシエータ電流遮断器。
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