JP6778740B2 - ロック機構を有する鉗子 - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
本特許文献は、米国特許法第119条(e)に基づき、2015年9月15日に出願の米国仮特許出願第62/218,782号明細書の出願日の利益を主張し、それは参照により本明細書に組み込まれる。
本発明は、医療装置に関し、特に、さまざまな医療処置に用いられるロック可能な鉗子に関する。
鉗子は、身体構造または他のアイテムを把持または係合するためにさまざまな処置で使用される一般的な医療装置である。たとえば、鉗子は、穿孔の止血、マーク付け、結紮、および密封のために組織を把持するのに使用され得る。鉗子は、通常、生検処置中に組織試料を採取するのにも用いられる。生検において、鉗子は、組織片のまわりで閉じられて組織片を切除する。次いで、組織および鉗子は、さらなる検査のために患者から取り出される。
従来の鉗子は、一般に、操作者が開閉できる2つ以上の対向するジョーを有する。鉗子は、従来、ジョーを閉位置にして患者の身体管腔に挿入される。係合する組織の近くに鉗子が配置されると、ジョーは開く。次いで、ジョーは組織のまわりで閉じられ、したがって組織を効果的に把持する。生検試料が必要な場合、続いて鉗子が後退し、組織試料が周辺組織からかじりとられる。
従来の鉗子に関連する問題の1つは、ジョーの把持力が小さいことである。従来の鉗子では、最初、閉じ力は大きいが、閉サイクルが進むにつれて閉じ力が連続的に小さくなる。したがって、ジョーが閉位置に到達すると、閉じたジョーを再び開くのに必要な力が比較的小さい。したがって、最初に多くの組織が把持されるが、組織上でジョーの把持を維持することは難しく、不所望に組織がジョーから外れることがある。鉗子は、組織を把持することに加えて、組織をかじりとるまたは切り取ることなどにより、組織を切除しなければならないため、把持力が小さいことは生検中に特に懸念される。したがって、従来の鉗子の使用は、適切な生検試料のために不十分な量の組織のみが得られるリスクを含む。したがって、把持力を増加させて閉サイクル中にその力を維持することで、従来の鉗子を改善することが望ましい。
さらに、鉗子および類似の装置は、通常、医療分野以外のさまざまな用途で用いられている。これらのさまざまな用途では、材料を強く効果的に把持する鉗子に対する類似の要求が存在している。
そのため、上記の欠点のうちの1つまたは複数を解決または改善する特徴を有する装置および方法を提供することが本発明の目的である。
前述の目的は、本発明の1つの態様で鉗子を提供することによって達成される。鉗子は、ハウジングであって、内部通路と、ハウジングの近位端と遠位端との間で延在する長手方向軸とを画定するハウジングと、ハウジングに摺動可能かつ枢動可能に連結される第1のジョーと、ハウジングに摺動可能かつ枢動可能に連結される第2のジョーとを含む。鉗子はまた、第1のジョーに枢動可能に取り付けられる第1の端部を有する第1の連結部材と、第2のジョーに枢動可能に取り付けられる第1の端部を有する第2の連結部材と、第1の連結部材の第2の端部および第2の連結部材の第2の端部に枢動可能に連結される駆動体とを含む。さらに、第1および第2のジョーは開構成および閉構成をさらに含み、駆動体の第1の方向への長手方向移動は、第1および第2のジョーを開構成から閉構成の方へハウジングに対して回転させ、駆動体の第1の方向への長手方向移動はまた、第1および第2のジョーを開構成から閉構成の方へハウジングの長手方向軸に沿って長手方向に移動させる。
鉗子はまた、第1のリンクを含む第1の連結部材と、第2のリンクを含む第2の連結部材とを含んでもよい。鉗子はまた、駆動体の第2の方向への長手方向移動が、第1および第2のジョーを閉構成から開構成の方へハウジングの長手方向軸に沿って長手方向に移動させることを含んでもよく、駆動体の第2の方向への移動はまた、第1および第2のジョーを閉構成から開構成の方へハウジングに対して回転させる。さらに、第1および第2のジョーの開構成から閉構成への移動の少なくとも一部中、第1および第2の連結部材の少なくとも1つは、第1および第2のジョーを閉構成の方へ付勢するためにハウジングに接触してもよい。さらに、閉構成において、第1および第2のリンクの少なくとも1つの少なくとも一部は、ハウジングに対してくさび留めされてもよい。鉗子は、第1および第2のジョーをハウジングに摺動可能かつ枢動可能に連結する連結ピンをさらに含み得る。また、第1のジョーは、第1の略円筒状の部分と第1の略細長い部分とを含む第1の開口をさらに含み得、第2のジョーは、第2の略円筒状の部分と第2の略細長い部分とを含む第2の開口をさらに含み得、第1および第2のジョーは、第1および第2の開口の第1および第2の略細長い部分に沿って連結ピンに対して摺動可能であり、かつ第1および第2の開口の第1および第2の略円筒状の部分内で枢動可能である。
別の態様において、鉗子が提供される。鉗子は、ハウジングであって、内部通路と、ハウジングの近位端と遠位端との間で延在する長手方向軸とを画定するハウジングと、ハウジングに摺動可能かつ枢動可能に連結される第1のジョーと、ハウジングに摺動可能かつ枢動可能に連結される第2のジョーとを含む。鉗子はまた、第1のジョーに枢動可能に取り付けられる第1の端部を有する第1の連結部材と、第2のジョーに枢動可能に取り付けられる第1の端部を有する第2の連結部材と、第1の連結部材の第2の端部および第2の連結部材の第2の端部に枢動可能に連結される駆動体とを含む。さらに、第1および第2のジョーは開構成および閉構成をさらに含み、駆動体の第1の方向への長手方向移動は、第1および第2のジョーを開構成から閉構成の方へハウジングに対して回転させる。さらに、第1および第2のジョーの開構成から閉構成への移動の少なくとも一部中、第1および第2の連結部材の少なくとも1つは、第1および第2のジョーを閉構成の方へ付勢するためにハウジングに接触する。
さらに別の態様において、組織を係合させる方法が提供される。方法は、ハウジングであって、内部通路と、ハウジングの近位端と遠位端との間で延在する長手方向軸とを画定するハウジングと、ハウジングの遠位部分に摺動可能かつ枢動可能に連結される第1のジョーと、ハウジングの遠位部分に摺動可能かつ枢動可能に連結される第2のジョーと、第1のジョーの第1の端部に枢動可能に取り付けられる第1の連結部材と、第2のジョーの第1の端部に枢動可能に取り付けられる第2の連結部材と、第1の連結部材の第2の端部および第2の連結部材の第2の端部に枢動可能に連結される駆動体とを含む鉗子を提供することを含む。方法はまた、鉗子が標的組織部位に近づくまで身体管腔を通して閉構成の鉗子を進めることと、第1および第2のジョーを開構成の方へ移動させるために駆動体をハウジングに対して遠位方向に移動させることとを含む。
さらに、方法は、第1および第2のジョーを標的組織部位に隣接して配置することと、第1および第2のジョーを開構成から閉構成の方へハウジングに対して回転させるために駆動体をハウジングに対して近位方向に移動させることにより、組織試料を第1および第2のジョー内に固定することとを含み、駆動体の近位方向への移動はまた、ハウジングの長手方向軸に沿って近位方向に第1および第2のジョーを長手方向に移動させる。方法は、第1および第2のジョーを閉構成に維持しながら、鉗子を近位に後退させることにより、組織試料を標的組織部位からかじりとるまたは切除することと、鉗子および組織試料を身体管腔から引き抜くこととをさらに含んでもよい。
開構成の鉗子設計の正射影図である。 閉構成の鉗子設計の正射影図である。 鉗子設計の側断面図である。 鉗子設計で使用されるジョーの詳細側面図である。 鉗子設計で使用されるジョーの詳細正射影図である。 開構成の鉗子設計の側面図である。 閉サイクルのカム作用中の鉗子設計の側面図である。 閉構成の鉗子設計の側面図である。 従来の鉗子設計と本明細書で検討された改良設計とを比較する概略的な力/閉サイクルのグラフである。 鉗子設計の閉サイクルの段階のグラフ図である。 さらなる自由度を有する鉗子設計の側面図である。 開構成の別の鉗子設計の側断面図である。 閉構成の別の鉗子設計の側断面図である。
本発明は、同様の要素が同様の数字によって言及される図面を参照して説明される。本発明のさまざまな要素の関係および機能は、以下の詳細な説明によってよりよく理解される。しかしながら、本発明の実施形態は、図面に図示される実施形態に限定されない。図面は一定の比率ではなく、特定の例では、従来の加工および組立などの本発明の理解のために必要でない詳細が省略されていることは理解されるべきである。
本明細書で使用されるように、用語「近位」および「遠位」は、患者に鉗子を導入する医師の用語であることを理解すべきである。したがって、用語「遠位」は医師から最も遠い鉗子の部分を意味し、用語「近位」は医師に最も近い鉗子の部分を意味する。
図1および2は鉗子10を示す。図1は開構成の鉗子10を示し、図2は閉構成またはロック構成の鉗子10を示す。鉗子10は、ハウジング12と、第1のジョー14と、第2のジョー16とを含んでもよい。鉗子10は、第1の連結部材18と第2の連結部材20とをさらに含んでもよい。本実施形態において、第1および第2の連結部材18、20はリンクである。しかしながら、第1および第2の連結部材18、20は、さまざまな運動学的利点を有するリンケージを作成するために直列に設置されるいくつかのリンクの使用を含む他の設計を含み得る。各リンク18、20は、リンク18、20の側部に沿って切欠部分17、19またはスカラップを有してもよい。ハウジング12の遠位部分21は、分岐部分22を含んでもよい。連結ピン26は、分岐部分22に固定的に留められてもよい。第1のジョー14は、第1の開口24を含んでもよく、第2のジョー16は、連結ピン26の挿入のための(図3で側面から見たときに第1の開口24と同心の)第2の開口25を含んでもよく、したがって第1および第2のジョー14、16をハウジング12の分岐部分22に摺動可能かつ枢動可能に連結することが可能になる。あるいは、各ジョー14、16に対して1つずつ、2つの別々の連結ピンが使用されてもよい。第1のジョー14は、第1のピン28(図示せず)で第1のリンク18の一端に枢動可能に連結されてもよい。第1のリンク18の他端は、駆動体40(図3に示される)に枢動可能に連結されてもよい。第2のジョー16は、第1のピン28に関する上記の連結と同様に、第2のピン30で第2のリンク20の一端に枢動可能に連結されてもよい。第2のリンク20の他端は、駆動体40に枢動可能に連結されてもよい。
図3は、ハウジング12内の鉗子10の構造を示す。図示のように、第1および第2のリンク18、20のそれぞれの端部の1つは、駆動体40に枢動可能に連結される。駆動体40は、処置中、理想的には患者の外部の点まで延在する堅固な細長いワイヤまたは軸でもよい。いくつかの実施形態において、ハウジング12は、駆動体40が移動可能に配設される中空部を有する細長い軸を含んでもよい。ハウジング12の一部またはハウジング12に動作可能に連結される別の軸は、動作中、理想的には患者の外部の点まで延在する。連結ピン26および開口24、25は、ジョー14、16のそれぞれの2つの自由度、すなわち、ハウジング12の長手方向軸に沿った長手方向移動および連結ピン26のまわりの回転移動を可能にするように設計されてもよい。この例では、連結ピン26は、2つの平坦縁と2つの湾曲縁とを有する形状の細長い断面を有する。開口24、25は、以下で詳細に説明するように、鉗子の動作を制御する2つの部分をそれぞれ含んでもよい。第1の開口24は、第1の円筒部分32および第1の細長い部分34(図4および5に示される)を含んでもよい。第2の開口25は、同様の部分である第2の円筒部分33および第2の細長い部分35(図示せず)を含む。2つの部分については他の形状も使用されてよい。連結ピン26が開口24、25の円筒部分32、33内に部分的にまたは完全に配設されると、ジョー14、16を回動開放および回動閉鎖することができる。関連して、ジョー14、16が部分的にまたは完全に閉じられると、連結ピン26は、開口24、25の細長い部分34、35に部分的にまたは完全に嵌め合わされてもよく、ジョー14、16は、図3および8に示される位置間で開口24、25を介して連結ピン26に沿って長手方向に摺動してもよい。連結ピン26が開口24、25の細長い部分34、35内に少なくとも部分的に配設されると、連結ピン26の細長い形状は、ジョー14、16の完全回転運動を制限することができる。
図4および5は、第1のジョー14の詳細図を示し、これは、いくつかの実施形態において第2のジョー16と同一の設計である。図5は、図1〜3に示される第1のジョー14の実施形態を示し、一方、図4は、以下の図12および13で論じられる鉗子の実施形態で使用されてもよい代替の設計である。第1のジョー14は、連結部42と挟持部44とを含んでもよい。連結部42は、前述の通り鉗子10の残りの部分と相互に作用し、一方、挟持部44は、組織または他の材料と相互作用するように使用される。挟持部44は、挟持部44の中央の中空部46にカップ状の設計を有することにより、組織生検採取に最適化されてもよい。したがって、第1および第2のジョー14、16が閉じるとき、中空部46は、回収のために組織を採取および格納するための空間を提供する。挟持部44は、歯列36をさらに含んでもよい。いくつかの実施形態において、歯36は、中空部46の両側に配置されてもよい。生検中、組織試料は、最も一般的には閉構成の鉗子10を近位に後退させることによって周辺組織から切除され、同時に歯36が組織をかじりとる。組織かじりとり効果を高めるために、歯36は、それぞれ挟持部44から垂直方向に延在する近位面39と、挟持部44から近位への角度をもって延在する遠位面41とを有してもよい。角度付き面と比較して、垂直近位面39は、鉗子10を後退させて、組織をかじりとるときにより効果的に組織の把持を維持することができる。他の実施形態において、歯および面は、さまざまな利点を達成するために異なる配置としてもよい。たとえば、近位面39はまた、より効果的に組織を把持するために、挟持部44から近位への角度をもって延在してもよい。近位面および遠位面39、41はまた、必要に応じて挟持部44から遠位への角度をもってまたは他のさまざまな角度をもって延在してもよい。さらに、ジョー14、16が閉構成でかみ合うとき(図3に示される)、歯36が互い違いになり、隙間37が2つのジョーの歯36間に存在するようにジョー14、16がかみ合うように設計されていてもよい。1つの例において、ジョー14、16のうちの一方の歯36の点は、他方のジョー14、16上の歯36の遠位面41の中央点で接続してもよい。このパターンが残りの歯36について繰り返されてもよく、それにより上記の隙間37を形成する。これらの隙間37は組織試料を格納するためのさらなる空間を提供し、その結果、生検中に十分なサイズの試料が得られる。挟持部44はまた、第1のジョー14の遠位端43に鋭い歯、すなわち「ネズミの歯」38aを含んでもよく、第2のジョー16上にかみ合う歯38bを有する(図2に示される)。ネズミの歯38a、38bは、組織試料の最初のかじりとりに効果的である。挟持部44は、患者からの組織生検の切除のための鉗子10内への組織の固定を支援するために、中空部44の中心に配設されるスパイク76を任意選択的に含んでもよい(図12に例示的に示される)。スパイク76は、遠位を向く先端部で形成されてもよく、それにより鉗子10の組織への固定を支援し、鉗子10で最初に把持する組織量を増加させてもよい。あるいは、スパイク76は、垂直方向を向くかまたはさらに近位を向く先端部で形成されてもよく、それにより試料の切除および除去中、鉗子10が組織上で把持を維持することを支援してもよい。この例は、組織生検に最適化された挟持部44の設計を説明しているが、挟持部44は、さまざまな他の用途のために変更されてもよい。
図6〜8は、さまざまな動作段階における鉗子10を示す。上記のように、鉗子10のジョー14、16は、2つの別々の自由度である回転方向および長手方向に移動することができる。特に、ジョー14、16は、回動開放および回動閉鎖させることができ、鉗子10の長手方向軸に沿って長手方向に摺動させることもできる。しかしながら、本実施形態において、ジョー14、16の回転および長手方向の移動は、不連続なおよび分離した動作段階で必ずしも行われない。代わりに、駆動体40の作動力ならびにリンク18、20およびハウジング12の設計に加えて、連結ピン26および開口24、25の形状のために、ジョー14、16は、閉サイクルの特定の段階中にジョー14、16の回転および長手方向の移動が同時に生じる混合運動を介して開閉する。図6は、ジョー14、16が全開である開構成の鉗子10を示す。開構成において、連結ピン26は、開口24、25の円筒部分32、33内に完全に配設されてもよい。ジョー14、16を閉構成に移動させるために、駆動体40をハウジング12に対して近位方向に移動させる。駆動体40が近位に移動すると、駆動体40に連結されたリンク18、20の端部は、近位方向に対応して引かれ、同時にジョー14、16に連結されたリンク18、20の端部が近位方向に引かれ、同時に互いの方にも回転する。リンク18、20が近位に移動し、同時に互いの方に部分的に回転もすると、ジョー14、16はそれぞれ連結ピン26のまわりで枢動し、それによりジョー14、16が閉じ始める。ジョー14、16が連結ピン26のまわりを十分な量だけ枢動すると、連結ピン26は、開口24、25の細長い部分34、35と嵌り始めることができる。したがって、ジョー14、16が回動閉鎖し続けると、ジョー14、16は、開口24、25の細長い部分34、35に沿って連結ピン26を介して近位に摺動し始めることができる。駆動体40が近位方向に移動し続けると、リンク18および20は、最終的に、図7および8に示すように接触点29でハウジング12に接触する。リンク18、20がハウジング12に接触すると、鉗子10は閉構成の方へ移動し続けるため、それらは接触したままとすることができる。連結ピン26および開口24、25は、少しの隙間が連結ピン26と開口24、25との間に存在するように設計されてもよい。鉗子10の滑らかな動作を保証するために厳しい精度が望ましいことがあるが、連結ピン26と開口24、25との間に隙間を設けることも有利であり得、混合運動を可能にすることを支援する。リンク18、20がハウジング12に初めて接触すると、リンク18、20に対してハウジング12によって提供される初期力がリンク18、20をジョー14、16に対して押し戻す。リンク18、20に対するハウジング12からの初期力は、ジョー14、16を開口24、25の円筒部分32、33の方へわずかに後退させる。この隙間を設けることは、連結ピン26が開口24、25で動かなくなるまたは引っかかることを防ぎ、それにより閉サイクルを通しての鉗子10の滑らかな動作を保証する。さらに、リンク18、20の切欠部分17、19は、リンク18、20とハウジング12との間にさらなる隙間を提供し、鉗子10が動かなくなるまたは引っかかる可能性を制限する。
さらに、ハウジング12とリンク18、20とが接触すると、カム作用が発生する。このカム作用は、従来の鉗子を上回る機械的利点を本設計に与える。前述のように、簡単なハサミのような閉運動を利用する従来のリンク型鉗子は、閉運動の終点近くで大きい閉じ力を有しない。図9は、従来の鉗子設計(実線)を本発明(破線)と比較する概略的な力/閉鎖グラフを示す。従来の鉗子について分かるように、閉じ力は閉サイクルの始まりの近くで大きい。しかしながら、ジョーが閉じるにつれて、閉じ力は連続的に小さくなる。鉗子が閉構成であるとき、閉じ力は最も小さくなる。比較すると、本発明の力/閉鎖グラフの第1の部分は同様であるが、閉じ力は閉サイクルの後半の段階近くで小さくなるのではなく、大きくなり始める。閉じ力のこの違いは、部分的には上記のカム作用のためである。カム作用は、リンク18、20に対してハウジング12による力を作成し、それは、ジョー14、16を閉構成の方へ付勢する対応して増大する力をジョー14、16に対して提供する。さらに、リンク18、20の切欠部分17、19に加えて、連結ピン26と開口24、25との間の上記の隙間が、カム作用がより滑らかに生じることを支援することができる。これらの隙間がない場合、鉗子10は動かなくなり、動作不能となることがある。図9は例示的なものであり、本実施形態が、閉サイクルの後半部分で必ずしも閉じ力を増大させるわけではないことに留意することが重要である。むしろ、代わりに、カム作用は、従来の鉗子設計の力/閉鎖グラフからわずかな逸脱を引き起こすことがある。たとえば、閉じ力は、本実施形態の閉サイクルの後半段階中、引き続き減少し続けてもよいが、従来の鉗子の閉じ力と比較したときに大きく減少してはならない。全体として、本実施形態は、従来の鉗子設計と比較したとき、閉サイクルの後半段階の近くでより大きい閉じ力を提供し、従来の鉗子設計からの逸脱の重要性は、本実施形態のさまざまな設計特性に基づいて変化してもよい。
リンク18、20とハウジング12とが接触した後、上記のカム作用が維持されるため、駆動体のさらなる近位移動により、ジョー14、16は閉じ続ける。開口24、25と連結ピン26との間に設計された隙間のために、ハウジング12とリンク18、20との初期接触によって事前に遠位に摺動したジョー14、16は、連結ピン26が開口24、25の細長い部分34、35内でさらに摺動するため、長手方向軸に沿って近位に再び摺動し始める。駆動体40は近位方向にさらに移動するため、ジョー14、16は一緒に回転して、近位に摺動し続ける。最終的に、必ずしもそうとは限らないが、連結ピン26が開口24、25の細長い部分34、35の近位端に接触するときに挟持部44がその点の直前で互いに接触するように、ジョー14、16は一緒に回転する。次いで、駆動体40は、連結ピン26が開口24、25の細長い部分34、35の近位端に接触するまで、さらに近位にわずかに引かれる。この時点で鉗子10は閉構成になり、駆動体40を近位方向にさらに移動させなくてもよい(図8)。さらに、ジョー14、16が開口24、25の細長い部分34、35に沿って近位に摺動するため、リンク18、20はハウジング12に接触し続け、リンク18、20に対してハウジング12によって提供される力は増加する。鉗子10が閉構成になると、リンク18、20は、ハウジング12内で少なくとも部分的にくさび留めされる。リンク18、20のくさび留めおよび上記のカム作用は、閉じたジョー14、16をロックし、ジョー14、16が容易にまたは偶発的に再び開くことを防ぎ、したがって場合により把持した物体に対するそれらの把持力を失うことを防ぐ。ジョー14、16の回転運動を制限する、開口24、25の細長い部分34、35に対する連結ピン26の形状により、ジョー14、16はまた、偶発的に再び開くことをさらに防止することができる。鉗子10を開構成へ戻すように移動させるために、駆動体40をハウジング12に対して遠位に移動させ、それにより前述の閉サイクルを逆転させる。鉗子10は、開構成と閉構成との間で繰り返し移動してもよい。
図10は、閉サイクルの1つの実施形態のグラフ図を示す。鉗子10が開構成から閉構成に移動すると、鉗子10の機構にいくつかの変化が生じる。図10において、鉗子10は、グラフの左側での開構成(A)で始動し、グラフの右側の閉構成、すなわちロックされた構成(E)で停止する。最初に、鉗子が開構成から閉構成に移動し始めると、ジョー14、16が連結ピン26のまわりで回転するため、ジョー14、16のハサミ型回転が生じる(A〜E)。連結ピン26と開口24、25との間の隙間のためにジョー14、16の近位摺動が最終的に発生し、同時にジョー14、16は回動閉鎖を続ける(B〜C)。ジョー14、16がさらに回動閉鎖すると、リンク18、20は最終的にハウジング12に接触する(C)。この点でカム作用が始まり(C〜E)、ジョー14、16は、リンク18、20に対してハウジング12によって提供される初期力に加えて運動学およびカム作用により、わずかに遠位に摺動する(C〜D)。最終的に、カム作用が続くと、ジョー14、16は再び近位に摺動し始め、ジョー14、16は閉構成へと回転し続ける(D〜E)。理想的には、必ずしもそうとは限らないが、ジョー14、16は完全に閉じて、ハサミ型回転は、開口24、25がジョー14、16の近位運動を制限する直前に終了する。この点において、鉗子10は閉じて、完全にロックされた構成である(E)。これは、単なる閉サイクルの1つの可能な実施形態である。鉗子10は、回転、摺動、およびハウジングとの接触が必要に応じて閉サイクル中のさまざまな点で生じることができるように変更されてもよい。
本実施形態において、リンク18、20は、閉サイクルの中間点の近くでハウジング12に最初に接触するように設計されている。閉サイクルでのその点の近くではさらなる閉じ力が必要であるため、カム作用の中間ストロークを開始することが有利である。閉サイクルのあまりに初期にカム作用を始めることは、不必要な応力をリンク18、20およびハウジング12に与え、一方、あまりに遅くにカム作用を始めることは、カム作用によって提供される利点を消す。しかしながら、鉗子10は、必要に応じてより早くまたはより遅くにカム作用を始めるように設計することができる。たとえば、リンク18、20は再設計することができ、またはハウジング12の分岐部分22は、より短く、より長く、または他の場合に異なる形状で作ることができる。さらに、切欠部分17、19の深さまたは位置など、リンク18、20の形状は変更してもよい。
本実施形態において、開口24、25は、ジョー14、16内に形成され、連結ピン26は、ハウジング12に固定的に取り付けられる。代替的な実施形態において、1つの開口24は、ハウジング12の分岐部分22の1つの分岐上に形成されてもよく、一方、他の開口25は、分岐部分22の他の分岐上に形成される。次いで、鉗子はまた、第1のジョー14に固定的に取り付けられて、第1の開口24内に枢動可能かつ摺動可能に受けられる第1の連結ピンと、第2のジョー16に固定的に取り付けられて、第2の開口25内に枢動可能かつ摺動可能に受けられる第2の連結ピンとを含んでもよい。
連結ピン26は、さまざまな形状を有してもよく、一方、開口24、25は、さまざまな運動学的利点を提供するために変更されてもよい。たとえば、連結ピン26は卵形でもよく、それは鉗子10およびジョー14、16を、開口24、25の円筒部分32、33内での連結ピン26のまわりでの回転から、開口24、25の細長い部分34、35に沿った長手方向への摺動に滑らかに推移させることを可能し得る。代替的にまたは追加的に、開口24、25は湾曲していてもよく、または涙滴形状を有してもよい。連結ピン26と開口24、25との間の隙間により、鉗子10が開構成から閉構成まで移動するときに、ジョー14、16が開口24、25を介して連結ピン26に沿って滑らかに摺動することを可能にし得る。
鉗子10はまた、開構成であるときにさらなる自由度を有するように設計されてもよい。図11では、鉗子10は、ジョー14、16が連結ピン26のまわりで同じ方向に回転し、それにより、ジョーがこの回転中に開構成のままであることを示している。ジョー14、16は左右に一緒に回転することができ、同時にジョー14、16は開構成で維持される。この運動の自由度は、ハウジング12の内部通路と駆動体40との間の隙間を維持することによって実現される。したがって、ジョー14、16が本体構造と接触するとき、本体構造とジョー14、16との間の力により、ジョー14、16の挟持部44が標的組織と整列するように、ジョー14、16は連結ピン26のまわりで回転する。この運動の自由度は、隙間のない身体管腔の組織の難しい領域にまたは導入器装置の通路を通して鉗子10を誘導することを可能にするために有利であり得る。
鉗子10は、任意選択的に、ジョー14、16に電流を流す機能を含んでもよい。ジョー14、16が組織を把持しているとき、組織を焼灼するためにジョー14、16に電流を流してもよく、それは組織試料の周辺組織からの分離および出血の防止を支援することができる。
鉗子10は、鉗子組立体を作るために必要とされる構成要素に加工または形成できる任意の金属で作られてもよく、その金属は、ステンレス鋼、チタン、コバルトクロム、およびニッケルコバルトを含むが、これらに限定されるものではない。鉗子を製造するために付加製造を使用してもよい。さらに、鉗子10は、任意のポリマー、理想的には生体適合性ポリマーで作られてよく、それは射出成形プラスチックまたは補強ポリマー複合体を含むが、これらに限定されるものではない。さらに、金属およびオーバーモールドプラスチックなど、金属およびプラスチックの任意の組合せが鉗子を作るために使用されてもよい。
本実施形態は、開構成および閉構成に関して説明されているが、鉗子10は、閉サイクルを通して追加の異なる段階または構成を有してもよい。たとえば、滑らかで連続的であるか、またはカム作用に加えてジョー14、16の回転および長手方向の移動を含む上記の混合運動ではなく、ジョー14、16の回転運動のみ発生する閉サイクルの異なる段階と、それに続くジョー14、16の長手方向運動のみ発生する第2の異なる段階とがあってもよい。あるいは、さまざまな運動学的利点または閉じ力の増大を可能にする第4の構成を提供するなどのさらなる構成が考えられてもよい。
前述の鉗子10は、組織生検処置で使用されてもよい。スコープ、多くの場合には内視鏡は、標的部位を見つけるために使用するカメラとともに患者の身体管腔に進めてもよい。次いで、鉗子10は、スコープの管腔を通してまたはスコープの外面に沿って標的部位まで進めてもよい。鉗子10の開構成と比較して断面がより小さいため、鉗子10は理想的には閉構成で進められる。ジョー14、16が生検を行う組織の近くに配置されると、駆動体40をハウジング12に対して遠位に移動させることにより、鉗子10は開構成の方へ移動する。鉗子10が開構成になると、ジョー14、16は組織に隣接して配置され、次いで、ジョー14、16組織の一部のまわりで閉じるように閉構成へ移動する。次に、鉗子10は、周辺組織から組織試料をかじりとるために近位に後退する。鉗子10がカム作用および連結ピン26によって自動的にロックされ、閉じ力が大きいため、ジョー14、16は組織を強く把持することができ、したがって周辺組織から切除される組織の量が最大化される。次に、鉗子10は、組織試料とともに患者の身体管腔および内視鏡から取り出される。次いで、スコープを同様に取り出してもよい。あるいは、スコープおよび鉗子10は一緒に取り出してもよい。また、代わりに、鉗子10は、スコープを使わずにまたはカテーテルによって挿入されてもよい。鉗子10はまた、蛍光透視などの他のよく知られた撮像方法を使用して組織試料採取場所に配置されてもよい。
本発明の別の実施形態において、鉗子50が提供される。図12は開構成の鉗子50を示し、一方、図13は閉構成またはロック構成の鉗子50を示す。鉗子50は、ハウジング52と、第1のジョー54と、第2のジョー56とを含んでもよい。鉗子50は、第1の連結部材58と第2の連結部材60とをさらに含んでもよい。ハウジング52の遠位端は、分岐部分62を含んでもよい。第1のジョー54は、第1の開口64を含んでもよく、第2のジョー56は、(図13で側面から見たときに第1の開口64と同心の)第2の開口65を含んでもよい。第1および第2のジョー54、56は、第1および第2の開口64、65に通された連結ピン66により、ハウジング52の分岐部分62に枢動可能に連結されてもよい。連結ピン66は、ハウジング52の分岐部分62に固定的に取り付けられてもよい。第1のジョー54は、第1の連結部材58の一端53に枢動可能に連結されてもよい。第1の連結部材58の他端55は、駆動体70に動作可能に連結されてもよい。第2のジョー56は、第2の連結部材60の一端57に枢動可能に連結されてもよい。第2の連結部材60の他端59は、駆動体70に動作可能に連結されてもよい。本実施形態において、第1および第2の連結部材58、60は、それらが互いに隣接して遭遇する点まで近位に延在する。次いで、連結部材58、60は、駆動体70を形成するためにさらに近位に一緒に延在し、それは、理想的には処置中に患者の外部の点まで延在する。しかしながら、駆動体70は、堅固な細長いワイヤまたは軸を含むさまざまな他の設計も有し得る。ハウジング52は、理想的には、駆動体70が移動可能に配設される中空部を有する細長い軸である。ハウジング52の一部またはハウジング52に動作可能に連結される別の軸は、動作中、患者の外部の点まで延在してもよい。前述の実施形態と同様に、連結ピン66および開口64、65は、2つの自由度、すなわち、ジョー14、16の長手方向移動および回転移動を可能にするように設計されてもよい。
前述の実施形態の動作と同様に、鉗子50は、駆動体70をハウジング52に対して長手方向に移動させることにより、開構成と閉構成との間で繰り返し移動してもよい。鉗子50を開構成から閉構成まで移動させるために、駆動体70はハウジング52に対して近位に移動する。駆動体70が近位に移動すると、駆動体70は第1および第2の連結部材58、60を同様に近位に引く。第1および第2の連結部材58、60が近位に移動すると、ジョー54、56は連結ピン66のまわりで枢動し、それによりジョー54、56は閉じ始める。最終的に、駆動体70のさらなる近位への移動により、ジョー54、56およびジョー54、56の開口64、65は、連結ピン66に対して近位方向かつ長手方向に摺動する。最後にかつできる限り同時に、ジョー54、56は、連結ピン66が開口64、65の細長い部分内に固定される点まで近位に摺動し、ジョー54、56が互いに接触するように、ジョー54、56は一緒に回転し、したがって閉構成に到達する。図14に示すように閉構成であるとき、鉗子50は、ジョー54、56の近位端を設計することによりさらに固定されてもよく、それにより、それらの一部がハウジング52内に配設され、同時に鉗子50は閉構成になる。理想的には、ジョー54、56は、それぞれのノッチまたは突出部72、74をそれぞれ有する。連結ピン66が完全にまたは部分的に開口64の円筒部分内にあるとき、ノッチ72、74はハウジング52の外側であり、したがって、ハウジング52からの干渉のないジョー54、56の自由回転が可能になる。連結ピン66が完全にまたは部分的に開口64の細長い部分内にあるように連結ピン66およびジョー54、56がさらに近位に引かれると、ノッチ72、74はハウジング52内で引かれる。したがって、閉構成であるとき、ハウジング52の内面はノッチ72、74に接触し、したがってジョー54、56の自由回転を制限し、それによってそれらを閉じた状態にロックする。
さらに、開口64、65の細長い部分に対する連結ピン66の形状により、ジョー54、56の回転運動を制限してもよい。したがって、ジョー54、56はロックされて、連結ピン66のまわりを開構成に実質的に回転できず、それにより鉗子が把持する組織または他のアイテムが偶発的に外れることを防止または排除する。鉗子50を開構成に戻すように移動させるために、駆動体70をハウジング52に対して遠位に移動させ、前述の閉サイクルを逆転させる。
前述の実施形態による説明と同様に、鉗子50は組織生検処置で使用されてもよい。鉗子50は、組織試料が収集される身体管腔内を移動する。次いで、鉗子は開構成から閉構成まで移動し、それにより、ジョー54、56は組織片のまわりで閉じられ、鉗子50は上記の機構で閉じられて自動的にロックされる。鉗子50を閉構成に維持しながら、鉗子50は近位に引かれ、それにより組織試料を周辺組織からかじりとる。次いで、鉗子50は、収集した組織試料とともに患者から取り出される。
鉗子50は、さまざまな機能に適応させるために、前述の実施形態に記載されている、ジョー54、56の形状を変更することを含むがこれに限定されないさまざまな方法で変更されてもよい。
これらの実施形態において、鉗子は生検鉗子として示されかつ説明されたが、鉗子の形状および構造は、すべて本発明の教示に従って多くの形態を取り得、多くの目的および機能を満足する。これは、非医学的な関連において鉗子ロック/カム設計の使用を含む。
上記の図面および開示は、説明のためであり、徹底的なものではない。この説明は、当業者に多くの変形形態および代替形態を提案する。そのようなすべての変形形態および代替形態は、添付の特許請求の範囲内に含まれるものとする。当業者は、本明細書で説明した具体的な実施形態に対する他の均等物を認識し得、これらの均等物も添付の特許請求の範囲内に含まれるものとする。

Claims (12)

  1. ハウジングであって、内部通路と、前記ハウジングの近位端と遠位端との間で延在する長手方向軸とを画定するハウジングと、
    前記ハウジングに摺動可能かつ枢動可能に連結される第1のジョーと、を含み、前記第1のジョーが第1の開口をさらに含み、前記第1の開口が第1の略円筒状の部分と第1の略細長い部分とを含み、さらに、
    前記ハウジングに摺動可能かつ枢動可能に連結される第2のジョーを含み、前記第2のジョーが第2の開口をさらに含み、前記第2の開口が第2の略円筒状の部分と第2の略細長い部分とを含み、
    前記第1のジョーに動作可能に取り付けられる第1の端部を有する第1の連結部材と、
    前記第2のジョーに動作可能に取り付けられる第1の端部を有する第2の連結部材と、
    前記第1の連結部材の第2の端部および前記第2の連結部材の第2の端部に動作可能に連結される駆動体と
    を含み、
    前記第1および第2のジョーが開構成および閉構成をさらに含み、前記駆動体の第1の方向への長手方向移動が、前記第1および第2のジョーを前記開構成から前記閉構成の方へ前記ハウジングに対して回転させ、
    前記駆動体の前記第1の方向への長手方向移動がまた、前記第1および第2のジョーを前記開構成から前記閉構成の方へ前記ハウジングの前記長手方向軸に沿って長手方向に移動させ、
    前記第1および第2のジョーの前記開構成から前記閉構成への前記移動の少なくとも一部中、前記第1および第2の連結部材の少なくとも1つが、前記第1および第2のジョーを前記閉構成の方へ付勢するために前記ハウジングに接触し、
    前記第1および第2のジョーを前記ハウジングに摺動可能かつ枢動可能に連結する連結ピンをさらに含み、
    前記第1および第2のジョーが、前記第1および第2の開口の前記第1および第2の略細長い部分に沿って前記連結ピンに対して摺動可能であり、前記連結ピンが前記第1およ第2の開口の前記第1および第2の略円筒状の部分内にあるとき、前記第1および第2のジョーが前記連結ピンに対して枢動可能である、鉗子。
  2. 前記第1の連結部材が第1のリンクを含み、および
    前記第2の連結部材が第2のリンクを含む、請求項1に記載の鉗子。
  3. 前記駆動体の第2の方向への長手方向移動が、前記第1および第2のジョーを前記閉構成から前記開構成の方へ前記ハウジングの前記長手方向軸に沿って長手方向に移動させ、前記駆動体の前記第2の方向への移動がまた、前記第1および第2のジョーを前記閉構成から前記開構成の方へ前記ハウジングに対して回転させる、請求項1または2に記載の鉗子。
  4. 前記閉構成において、前記第1および第2の連結部材の少なくとも1つの少なくとも一部が前記ハウジングに対してくさび留めされる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の鉗子。
  5. 前記第1および第2のジョーの前記開構成から前記閉構成への前記移動の少なくとも一部中、前記第1および第2の連結部材の少なくとも1つが、前記第1および第2のジョーを前記閉構成の方へ付勢するために前記ハウジングに接触する、請求項に記載の鉗子。
  6. 前記閉構成において、前記第1および第2の連結部材の少なくとも1つの少なくとも一部が前記ハウジングに対してくさび留めされる、請求項に記載の鉗子。
  7. 前記第1のジョーが第1の挟持部をさらに含み、かつ前記第2のジョーが第2の挟持部をさらに含み、および
    前記閉構成において、前記第1の挟持部および第2の挟持部が前記開構成のときよりもともに近接している、請求項に記載の鉗子。
  8. 前記第1のジョーが第1の挟持部をさらに含み、かつ前記第2のジョーが第2の挟持部をさらに含み、および
    前記閉構成において、前記第1の挟持部および第2の挟持部が前記開構成のときよりもともに近接している、請求項1に記載の鉗子。
  9. 前記開構成であるとき、前記第1および第2のジョーが前記連結ピンのまわりで回転可能であり、一方で前記第1および第2のジョーが前記開構成に維持される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の鉗子。
  10. ハウジングであって、内部通路と、前記ハウジングの近位端と遠位端との間で延在する長手方向軸とを画定するハウジングと、
    前記ハウジングに摺動可能かつ枢動可能に連結される第1のジョーと、を含み、前記第1のジョーが第1の開口をさらに含み、前記第1の開口が第1の略円筒状の部分と第1の略細長い部分とを含み、さらに、
    前記ハウジングに摺動可能かつ枢動可能に連結される第2のジョーを含み、前記第2のジョーが第2の開口をさらに含み、前記第2の開口が第2の略円筒状の部分と第2の略細長い部分とを含み、
    複数の平坦縁と湾曲縁とを有する細長い断面形状を有する連結ピンをさらに含み、前記平坦縁は、前記第1の開口および前記第2の開口の略細長い部分と係合するように前記連結ピンの摺動を許容し、その係合により前記連結ピンに対する前記第1および第2のジョーの回転を制限し、
    前記第1のジョーに動作可能に取り付けられる第1の端部を有する第1の連結部材と、
    前記第2のジョーに動作可能に取り付けられる第1の端部を有する第2の連結部材と、
    前記第1の連結部材の第2の端部および前記第2の連結部材の第2の端部に動作可能に連結される駆動体とを含み、
    前記第1および第2のジョーが開構成および閉構成をさらに含み、前記駆動体の第1の方向への長手方向移動が、前記第1および第2のジョーを前記開構成から前記閉構成の方へ前記ハウジングに対して回転させ、
    前記第1および第2のジョーの前記開構成から前記閉構成への前記移動の少なくとも一部中、前記第1および第2の連結部材の少なくとも1つが、前記第1および第2のジョーを前記閉構成の方へ付勢するために前記ハウジングに接触する、鉗子。
  11. 前記閉構成において、前記第1および第2の連結部材の少なくとも1つの少なくとも一部が前記ハウジングに対してくさび留めされる、請求項10に記載の鉗子。
  12. 前記第1のジョーが前記ハウジングの遠位部分にも摺動可能に連結され、かつ前記第2のジョーが前記ハウジングの前記遠位部分にも摺動可能に連結され、および
    前記駆動体の前記第1の方向への長手方向移動がまた、前記第1および第2のジョーを前記開構成から前記閉構成の方へ前記ハウジングの前記長手方向軸に沿って長手方向に移動させる、請求項10に記載の鉗子。
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