JP6776211B2 - パネル体構造物 - Google Patents

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Description

本発明は、パネル体構造物に関する。
オフィスや公共施設等の執務空間においては、執務空間内を複数の空間に区画して効率的に使用したい場合が多くあり、空間を区画する手段としてパネル体を立設する場合が多くある。
また、執務者に執務作業面を提供するために使用される天板付き什器においても、天板上の執務作業空間と外部空間とを区画し、執務者の視線を遮り執務者が集中できる環境を提供するため、什器周縁における机上面よりも上方位置にパネル体を設置したものが多く見られている(例えば、特許文献1及び2参照)。
これらのパネル体においては、複数のパネル体を隣接して配置することによって、より多様な形状に空間を区画するのが一般的であるが、隣接するパネル体同士の間に空間が生じることになる。このため、隣接するパネル体同士の間の空間を所定寸法に維持するため、パネル体の縁部同士を連結機構で連結している(例えば、特許文献3から8参照)。
特許第4060976号公報 特許第4216389号公報 特許第5399680号公報 特許第3627183号公報 実公昭53−022974号公報 実用新案登録第3108592号公報 特開平07−150659号公報 特開平11−222937号公報
しかしながら、例えば、第1パネル体、第2パネル体、及び第3パネル体が連結機構にそれぞれ連結された状態から第1パネル体及び第2パネル体に対する第3パネル体の位置や向きが変更可能であれば、利用者が希望する態様に複数枚のパネル体の連結状態を自由に変更できるようになるため、パネル体としての使い勝手を良好なものになる。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、第1パネル体及び第2パネル体に対する第3パネル体の位置を変更可能なパネル体構造物を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明のパネル体構造物は、第1パネル体、第2パネル体、及び第3パネル体と、前記第1パネル体、前記第2パネル体、及び前記第3パネル体の縁部同士を連結する連結機構と、を備え、前記連結機構は、前記第1パネル体及び前記第2パネル体にそれぞれ連結し、かつ複数の係合部が設けられた基体部と、前記第3パネル体に連結し、かつ前記複数の係合部のいずれか1つに選択的に係合する被係合部が設けられた連結部と、を有することを特徴としている。
この発明によれば、被係合部が係合する係合部を、複数の係合部の中から選択すると、第1パネル体及び第2パネル体にそれぞれ連結された基体部に対する、第3パネル体に連結された連結部の位置が調節される。従って、第1パネル体及び第2パネル体に対する第3パネル体の位置を変更することができる。
また、本発明の他のパネル体構造物は、第1パネル体、第2パネル体、及び第3パネル体と、前記第1パネル体、前記第2パネル体、及び前記第3パネル体の縁部同士を連結する連結機構と、を備え、前記連結機構は、前記第1パネル体及び前記第2パネル体にそれぞれ連結し、かつ係合部が設けられた基体部と、前記第3パネル体に連結し、かつ前記係合部がいずれか1つに選択的に係合する複数の被係合部が設けられた連結部と、を有することを特徴としている。
この発明によれば、係合部が係合する被係合部を、複数の被係合部の中から選択すると、第1パネル体及び第2パネル体にそれぞれ連結された基体部に対する、第3パネル体に連結された連結部の位置が調節される。従って、第1パネル体及び第2パネル体に対する第3パネル体の位置を変更することができる。
また、本発明の他のパネル体構造物は、第1パネル体、第2パネル体、及び第3パネル体と、前記第1パネル体、前記第2パネル体、及び前記第3パネル体の縁部同士を連結する連結機構と、を備え、前記連結機構は、係合部が設けられた基体部と、同一面上に配置された前記第1パネル体及び前記第2パネル体を、前記基体部とともに前記第1パネル体の厚さ方向に挟んで連結し、前記係合部がいずれか1つに選択的に係合する複数の被係合部が前記厚さ方向に交差する方向に並べて設けられ、前記第3パネル体に連結する連結部と、を有することを特徴としている。
この発明によれば、係合部が係合する被係合部を、複数の被係合部の中から選択すると、基体部とともに連結部が第1パネル体及び第2パネル体にそれぞれ連結された状態で、基体部に対する、第3パネル体に連結された連結部の位置が調節される。従って、第1パネル体及び第2パネル体に対する第3パネル体の厚さ方向に交差する方向の位置を変更することができる。
また、本発明の他のパネル体構造物は、第1パネル体、第2パネル体、及び第3パネル体と、前記第1パネル体、前記第2パネル体、及び前記第3パネル体の縁部同士を連結する連結機構と、を備え、前記連結機構は、複数の係合部が前記第1パネル体の厚さ方向に交差する方向に並べて設けられた基体部と、同一面上に配置された前記第1パネル体及び前記第2パネル体を、前記基体部とともに前記厚さ方向に挟んで連結し、前記複数の係合部のいずれか1つに選択的に係合する被係合部が設けられ、前記第3パネル体に連結する連結部と、を有することを特徴としている。
この発明によれば、被係合部が係合する係合部を、複数の係合部の中から選択すると、基体部とともに連結部が第1パネル体及び第2パネル体にそれぞれ連結された状態で、基体部に対する、第3パネル体に連結された連結部の位置が調節される。従って、第1パネル体及び第2パネル体に対する第3パネル体の厚さ方向に交差する方向の位置を変更することができる。
また、上記のパネル体構造物において、前記基体部は、前記第1パネル体を把持する把持部本体と、前記把持部本体に着脱可能な着脱部と、を有し、前記把持部本体は、前記第1パネル体が挿入可能な隙間を空けて対向配置される一対の把持片と、前記一対の把持片同士を連結する連結部材と、を有し、前記着脱部は、前記把持部本体に前記着脱部が装着された状態で、前記一対の把持片の少なくとも一方を他方に向かって押圧する押圧部を有してもよい。
この発明によれば、把持部本体に着脱部を装着し、着脱部の押圧部によって把持部本体の把持片を押圧することにより、一対の把持片で第1パネル体を挟持する。このため、着脱部を把持部本体から取外すことにより、一対の把持片が元の形状に復元し、一対の把持片から第1パネル体が開放される。従って、着脱部が取外された状態で把持部本体を第1パネル体に取付け、その後に把持部本体に着脱部を装着することで、一対の把持片を第1パネル体の表面に摺動させることなく、第1パネル体に連結機構を取付けることができる。
また、上記のパネル体構造物において、前記係合部及び前記被係合部の一方は、直線状に設けられた蟻溝を有し、前記係合部及び前記被係合部の他方は、前記蟻溝に挿入可能な蟻型を有してもよい。
この発明によれば、蟻溝及び蟻型が延びる方向に沿って基体部に対して連結部をスライドさせるだけで、基体部から連結部を容易に着脱することができる。
また、上記のパネル体構造物において、前記蟻型は、前記蟻溝に、第1向き、及び前記第1向きに対して反転させた第2向きにそれぞれ挿入可能であり、前記第3パネル体は、前記被係合部に対して前記蟻溝の幅方向に位置をずらして連結されていてもよい。
この発明によれば、蟻溝に挿入する蟻型の向きを第1向きと第2向きとに変えることにより、第1パネル体及び第2パネル体に対する第3パネル体の幅方向の位置を変更することができる。
本発明のパネル体構造物によれば、第1パネル体及び第2パネル体に対する第3パネル体の位置を変更することができる。
本発明の第1実施形態のパネル体構造物が用いられるソファシステムの斜視図である。 同ソファシステムを分解した斜視図である。 同ソファシステムのソファ装置における基部の斜視図である。 同ソファ装置のブラケット及びパネル装置を分解した斜視図である。 図1中の切断線A1−A1の断面図である。 図1中の切断線A2−A2の断面図である。 図2中の切断線A3−A3の断面図である。 同ソファシステムの中間パネルを分解した側面図である。 図1中のA4部拡大図である。 同ソファシステムの把持クリップを平面視した断面図である。 同把持クリップの把持部本体及び着脱部の斜視図である。 図11中の切断線A5−A5の断面図である。 同把持クリップの把持部本体に着脱部を装着する過程を説明する平面視した断面図である。 本発明の第1実施形態の変形例におけるパネル体構造物を平面視した断面図である。 本発明の第2実施形態のパネル体構造物を平面視した断面図である。 本発明の第2実施形態の変形例におけるパネル体構造物を平面視した断面図である。 本発明の第2実施形態の変形例におけるパネル体構造物を平面視した断面図である。 同ソファシステムのハイテーブルの斜視図である。
(第1実施形態)
以下、本発明に係るパネル体構造物の第1実施形態が用いられるソファシステム1を、図1から図14、及び図18を参照しながら説明する。
図1及び図2に示すように、このソファシステム1は、ソファ装置11と、オプション装置であるテーブル66及びパネル装置81と、を備えている。ソファシステム1は、ソファ装置11に複数のオプション装置の一部を選択的に取付けることにより、ソファシステム1の構成を様々に変更することができる。
以下では、ソファ装置11に着座する使用者にとっての前後方向(第2方向)X、左右方向(第1方向)Y、及び上下方向Zを基準にして説明する。例えば、前後方向X及び左右方向Yは、水平面に沿う方向であり、前後方向Xと左右方向Yとは、互いに直交(交差)する。
ソファ装置11は、下部構造体12と、下部構造体12に支持された身体支持部40と、を備えている。本実施形態では、身体支持部40は座部41と、背凭れ部51と、を備えている。下部構造体12は、床面F上に配置され、テーブル66及びパネル装置81が取付けられる。
図2及び図3に示すように、下部構造体12は、床面F上に配置された脚部14と、複数のブラケット15と、を有している。脚部14は、複数の脚体17と、脚体17間に架設された連結部材18と、を有している。本実施形態では、脚部14は、複数の脚体17として、一対の端脚体17Aと、一対の端脚体17Aの間に配された中間脚体17Bとからなる3つの脚体17を備えている。
3つの脚体17は、左右方向Yに互いに間隔を空けて配置されている。各脚体17は、は、前後方向Xに互いに間隔を空けて配置された一対の脚本体19と、一対の脚本体19間を連結する横梁20と、を有している。各脚本体19は、床面F上に配置され、上下方向Zに沿って延びている。脚本体19の下端部には、アジャスタ21が取付けられている。アジャスタ21は、脚本体19の高さを調節する。
横梁20は、前後方向Xに沿って延び、一対の脚本体19の上端部同士を連結している。脚本体19及び横梁20は、金属製の丸パイプ等により形成されている。
なお、脚部14が有する脚体17の数は3つに限定されず、2つでもよいし、4つ以上でもよい。
連結部材18は、各脚体17間に架設されており、一対のビーム(杆状部材)23を有している。各ビーム23は左右方向Yに沿って延びていて、それぞれ3つの脚体17に支持されている。一対のビーム23は、前後方向Xに互いに間隔を空けて配置されている。各ビーム23は、金属製の丸パイプ等により形成されている。各ビーム23の左右方向Yの端部には、板状の端部部材24が共通して取付けられている。端部部材24が各端脚体17Aの横梁20の側面にビス等により固定されることで、連結部材18は端脚体17Aに固定されている。また、中間脚体17Bの横梁20には、図示しないが一対のビーム23が嵌合可能な嵌合凹部が上方に開口するように形成されていて、それぞれの嵌合凹部にビーム23が嵌合されている。中間脚体17Bの横梁20の上面には前後方向Xに沿って、図示しない嵌合凹部に嵌合された一対のビーム23を横断するようにして固定板25が配されている。固定板25は、ビス等により中間脚体17Bの横梁に固定されている。すなわち、固定板25及び中間脚体17Bの横梁20における図示しない嵌合凹部により、一対のビーム23は中間脚体17Bに固定されている。
図3及び図4に示すように、ブラケット15は前後方向Xに沿って延びている。ブラケット15は、下片28と、一対の側片29と、一対の上片30と、を有している。下片28は、平面視において前後方向Xに長い矩形状に形成され、水平面に沿うように配置されている。下片28の後方の端部には、上下方向Zに貫通する後方貫通孔28aが形成されている。後方貫通孔28a及びボルト61で、後述するオプション装置であるバックパネル82の雌ネジ部92aを取付ける後方取付け部(取付け部)28Aを構成する。
同様に、図5に示すように、下片28の前方の端部には、上下方向Zに貫通する前方貫通孔28bが形成されている。前方貫通孔28b及びボルト61で、テーブル66の後述するハイテーブル69の雌ネジ部80cを取付ける前方取付け部(取付け部)28Bを構成する(図5参照)。下片28のうち一対のビーム23が接続される部分には、開口部(不図示)が形成されている。
図3及び図4に示すように、各側片29は、下片28の左右方向Yの各端部から上方に向かって延びている。
各側片29の後端部には、後方(先端側)に向かうに従い漸次、上方に向かうように傾斜して斜め下方を向く第1受け面29aが形成されている。後方貫通孔28aは、各第1受け面29aよりも前方に配置されている。
各上片30は、一対のビーム23の上方で前後方向Xに延びている。また、一対の上片30は、各側片29の上端部から左右方向Yであって互いに離間するする方向に張出している。すなわち、一対の側片29のうち右側の側片29から、一方の上片30が右側に向かって張出している。一対の側片29のうち左側の側片29から、他方の上片30が左側に向かって張出している。各上片30の前後方向Xの各端部には、上下方向Zに貫通する貫通孔30aがそれぞれ形成されている。
ブラケット15の後端部には、脚部14の連結部材18から後方(前後方向Xの一方側)に突出する後方オプション支持部(オプション支持部)15aが形成されている。後方オプション支持部15aは、後方貫通孔28a、及び一対の第1受け面29aを有している。後方オプション支持部15aが連結部材18から突出する突出方向は、後方である。前方は、後方オプション支持部15aの突出方向とは反対側である。
図3に示すように、各側片29の前端部には、前方に向かうに従い漸次、上方に向かうように傾斜して斜め下方を向く第1受け面29bが形成されている。図5に示すように、前方貫通孔28bは、各第1受け面29bよりも後方に配置されている。
ブラケット15の前端部には、脚部14の連結部材18から前方(前後方向Xの他方側)に突出する前方オプション支持部(オプション支持部)15bが形成されている。前方オプション支持部15bは、前方貫通孔28b、及び一対の第1受け面29bを有している。前方オプション支持部15bが連結部材18から突出する突出方向は、前方である。
図3に示すように、各側片29のうち一対のビーム23に接合する部分には、切欠き29cが形成されている。ブラケット15は、一対の側片29間に隙間を形成することにより、中空状に形成されている。
図2に示すように、複数のブラケット15は、左右方向Yに互いに間隔を空けて配置されている。複数のブラケット15は、左右方向Yに一定のピッチで配置されていることが好ましい。
各ブラケット15に後方オプション支持部15a及び前方オプション支持部15bが形成されているため、後方オプション支持部15a、前方オプション支持部15bのそれぞれは、連結部材18に左右方向Yに互い間隔を空けて複数設けられている。
各ブラケット15は、下片28の開口部、及び側片29の切欠き29c内に一対のビーム23を配置した状態で、一対のビーム23に溶接等により固定されている。
図2及び図5に示すように、連結部材18の一対のビーム23には、配線トレー33が着脱可能に取付けられている。配線トレー33は、底板34と、複数の後方腕部35と、複数の前方腕部36と、を有している。
底板34は、平面視で左右方向Yに長い矩形状に形成されている。後方腕部35は、左右方向Yに見たときに、後方に向かって凸となるように湾曲した半円形状に形成され、これにより前方に開口する凹部を形成している。後方腕部35は、底板34の後方の縁部に立設されている。この例では、後方腕部35が、底板34の後方の縁部に左右方向Yに互いに間隔を空けて対をなして配置されている。後方腕部35には、前方に開口する凹部に嵌合するようにして、一対のビーム23のうちの後方のビーム23が係合されている。
前方腕部36は、左右方向Yに見たときに、前方に向かって凸となるように湾曲した半円形状に形成され、これにより後方に開口する凹部を形成している。前方腕部36は、底板34の前方の縁部に立設されている。この例では、前方腕部36が底板34の前方の縁部に左右方向Yに互いに間隔を空けて対をなして配置されている。前方腕部36には、後方に開口する凹部に嵌合するようにして、一対のビーム23のうちの前方のビーム23が係合されている。
例えば、底板34、一対の後方腕部35、及び一対の前方腕部36は、弾性を有する金属板をプレス加工すること等により一体に形成されている。
各後方腕部35を後方に向かって弾性的に変形させ、各前方腕部36を前方に向かって弾性的に変形させることにより、一対のビーム23から配線トレー33を取外すことができる。
一方で、各後方腕部35を後方に向かって弾性的に変形させ、各前方腕部36を前方に向かって弾性的に変形させた状態で、一対のビーム23を各後方腕部35と各前方腕部36とで前後方向Xに挟むように配置する。各後方腕部35及び各前方腕部36を復元変形させると、各後方腕部35及び各前方腕部36が一対のビーム23に係合し、一対のビーム23に配線トレー33が取付けられる。
図6に示すように、一対のビーム23の間となる配線トレー33上の空間が、後述するユニットテーブル67の配線ケーブル75が通される配線挿通空間S1である。
配線挿通空間S1を配線ケーブル75が通ることにより、配線ケーブル75が外部に露出しないため、ソファ装置11としての体裁を良好にすることができる。
図5に示すように、座部41には使用者が着座可能である。座部41は、座フレーム42と、座クッション43と、を有している。座フレーム42は、底板45と、上板46と、前板47と、を有している。
底板45は、水平面に沿って配置されている。底板45には、被連結部となる鬼目ナット49が埋設されている。鬼目ナット49は、底板45の下面から下方に露出して開口している。鬼目ナット49は、ブラケット15の上片30の貫通孔30aの上方となる位置に配置されている。
上板46は、底板45の上方に底板45との間に隙間を空けて配置されている。前板47は、底板45の前端部と上板46の前端部とを連結している。前板47は、底板45と上板46との間の隙間を保持する。
座クッション43は、例えばクッション材を、表皮材で覆って構成されている。クッション材は、ウレタンフォーム材等で形成されている。表皮材は、皮革、布、ビニール等の樹脂等で形成されている。座クッション43は、上板46の上方を覆い、さらに、底板45、上板46、及び前板47の前方を覆っている。
なお、座フレーム42の左右方向Yの端部は、座クッション43によりそれぞれ側方まで張りくるまれている。
背凭れ部51は、背フレーム52と、背クッション53と、を有している。背フレーム52は、背面板55と、第1前面板56と、第2前面板57と、を有している。
背面板55は、座フレーム42の底板45の後端部から上方に向かって延びている。第1前面板56は、背面板55の上端部から、前方に向かうに従い漸次、下方に向かうように傾斜した向きに配置されている。第1前面板56の下端部は、底板45から上方に離間している。
第2前面板57は、底板45の前後方向Xの中間部から上方に向かって延びている。第2前面板57の上端部は、第1前面板56の下端部に連結されている。第2前面板57は、座フレーム42の上板46の後端部に連結されている。
背クッション53は、例えば座クッション43と同様に、クッション材及び表皮材で構成されている。背クッション53は、背面板55及び第1前面板56の上方を覆い、さらに、第2前面板57の上部の前方を覆っている。背クッション53は、背面板55の後方も覆っている。
なお、背フレーム52の左右方向Yの端部は、背クッション53によりそれぞれ側方まで張りくるまれている。
このように構成された座部41及び背凭れ部51は、座部41及び背凭れ部51上に乗る使用者を支持する。
図5に示すように、座部41及び背凭れ部51は、ブラケット15上に配置されている。このブラケット15の上片30の貫通孔30aには、ボルト(連結部材)61がそれぞれ挿入されている。これらのボルト61は、鬼目ナット49に嵌め合っている。座部41及び背凭れ部51は、下部構造体12のブラケット15に支持された状態で、ブラケット15に固定されている。下部構造体12の複数のブラケット15は、座部41及び背凭れ部51を下方から支持する。
なお、連結部材18に支持されている全てのブラケット15が座部41及び背凭れ部51を支持しているとは限られず、座部41同士の間にブラケット15が配されていてもよい。また、ブラケット15のうち、座部41及び背凭れ部51を支持しているもの全てが座部41及び背凭れ部51に固定されているとは限られず、座部41の鬼目ナット49と対応する位置にブラケット15を配して連結するとともに、当該ブラケット15と左右方向Yに位置をずらして座部41の下方にて他のブラケット15を配するようにしてもよい。
図1及び図2に示すように、テーブル66は、オプション装置であるユニットテーブル67、簡易テーブル68、及びハイテーブル69(図9参照)を有している。なお、ユニットテーブル67、簡易テーブル68、及びハイテーブル69は、ソファ装置11の複数のブラケット15に着脱可能に取付けられる。
図2及び図6に示すように、ユニットテーブル67は、下棚(下部支持体)70と、壁部(連結部)71と、上棚(上部支持体)72と、を有している。下棚70及び上棚72は、板状に形成されている。
下棚70は、水平面に沿って延び、平面視で前後方向Xに長い矩形状に形成されている。下棚70は、壁部71の後述する後方壁部71bから前方(延在方向)に向かって延びている。
下棚70の上面は、物品が置かれる下部物品載置面70aとして機能する。下部物品載置面70aとしては、物品として飲食物等が置かれる載置面として利用されることが好ましい。下棚70の前端部は、上棚72の前端部よりも前方に突出している。図2に示すように、下部物品載置面70aは、座部41の上面よりも下方に配置されている。
図6に示すように、下棚70の前後方向Xの中間部には、上下方向Zに貫通する貫通孔70bが形成されている。貫通孔70bは、後述する前方壁部71aの下端部と後方壁部71bの下端部との間に形成されている。下棚70には、被連結部となる鬼目ナット49が埋設されている。鬼目ナット49は、下棚70の下面から下方に露出し開口している。鬼目ナット49は、ブラケット15の上片30の貫通孔30aの上方となる位置に配置されている。
壁部71は、下棚70の後端部に上方に向かって立設されている。壁部71は、前方壁部71aと、後方壁部71bと、を有している。
後方壁部71bは、下棚70の後端部に上方に向かって立設されている。
前方壁部71aは、後方壁部71bよりも前方に配置されている。前方壁部71aの前方の外面は、前方に向かうに従い漸次、下方に向かうように傾斜している。前方壁部71aのうち上下方向Zの中間部には、前後方向Xに貫通する貫通孔71cが形成されている。貫通孔71c内には、接続ユニット74が取付けられている。接続ユニット74の前方の外面は、前方壁部71aの前方の外面に沿っている。接続ユニット74の前方の外面には、コンセント(電気的な差込み口)74aが設けられている。
なお、電気的な差込み口はコンセント74aであるとしたが、電気的な差込み口はこれに限定されず、LAN(Local Area Network)ポートや、USB(Universal Serial Bus)ポート等でもよい。
接続ユニット74の後面には、配線ケーブル75の一方の端部が電気的に接続されている。配線ケーブル75は、接続ユニット74から前方壁部71aと後方壁部71bとの間を通って下方に向かって延び、下棚70の貫通孔70b内に挿入されている。配線ケーブル75は、配線トレー33上の配線挿通空間S1で左右方向Yに引き回されている。配線ケーブル75の他方の端部には、図示しないプラグが接続されている。
上棚72は、下棚70よりも上方で壁部71に支持されている。この例では、上棚72は、壁部71の後方壁部71bの上端部に設けられ、後方壁部71bから水平面に沿って前方に延びている。上棚72は、前方壁部71aにより下方から支持されている。上棚72の上面は、物品が置かれる上部物品載置面72aとして機能する。上部物品載置面72aとしては、物品としてスマートフォンやノートパソコン等の電子機器等が置かれる載置面として利用されることが好ましい。上部物品載置面72aは、下部物品載置面70aよりも上方に配置されている。このため、例えば、下部物品載置面70aに置いた飲食物等がこぼれたときに、上部物品載置面72aに配置された他の物品が汚れるのが抑えられる。
図2に示すように、上部物品載置面72aは、座部41の上面よりも上方であって、背凭れ部51の上端部よりも下方に配置されている。上棚72は、下棚70と上下方向Zに対向するように配置されている。
上棚72の左右方向Yの長さと前方壁部71aの左右方向Yの長さと、後方壁部71bの左右方向Yの長さとは、互いに同等である。下棚70の左右方向Yの長さは、上棚72の左右方向Yの長さよりも長い。下棚70、前方壁部71a、後方壁部71b、及び上棚72それぞれの左右方向Yの中央部は、互いに一致している。
前方壁部71a、後方壁部71b、及び上棚72を左右方向Yに挟むように、一対の化粧板76が配置されている。化粧板76は、左右方向Yに見たときに上縁部よりも下縁部が長い台形状に形成されている。
上棚72の左右方向Yの長さ及び一対の化粧板76の左右方向Yの長さ(厚さ)の合計と、下棚70の左右方向Yの長さとは、互いに同等である。
ユニットテーブル67は、左右方向Yに見たときにコ字状(C字状)に形成されている。
図2及び図6に示すように、ユニットテーブル67の下棚70は、下部構造体12のブラケット15上であって、座部41に対して左側に隣接する位置に支持されている。このブラケット15の上片30の貫通孔30aには、前述のボルト61がそれぞれ挿入されている。これらのボルト61は、被連結部となる鬼目ナット49に嵌め合っている。下棚70は、下部構造体12のブラケット15に支持された状態で、ブラケット15に固定されている。
図2に示すように、簡易テーブル68は、天板77を有している。天板77には、図示しない鬼目ナットが埋設されている。天板77の上面とユニットテーブル67の下部物品載置面70aとは、上下方向Zにおいて互いに同等である。
なお、ハイテーブル69は、パネル装置81の後述するバックパネル82の後で説明する。
図1及び図2に示すように、パネル装置81は、オプション装置であるバックパネル82、サイドパネル83、第1中間パネル84、及び第2中間パネル85を有している。パネル82,83,84,85は、上下方向Zに沿うように配置されている。なお、第1中間パネル84及び第2中間パネル85は、ソファ装置11のユニットテーブル67や簡易テーブル68に選択的に取付けられる。
図2及び図7に示すように、バックパネル82は、パネル本体86と、一対の固定機構87と、を有している。パネル本体86は、例えば、有色のアクリル樹脂等によって矩形の平板状に形成されている。
パネル本体86は、厚さ方向が前後方向Xとなるように配置されている。
パネル本体86には、下面に開口するとともに上方に向かって延びる保持穴86aが形成されている。保持穴86aは、パネル本体86の上下方向Zの中間部まで延びている。例えば、保持穴86aの上下方向Zに直交する断面形状は、前後方向X及び左右方向Yに沿う辺を有する矩形状である。保持穴86aは、左右方向Yに互いに間隔を空けて一対形成されている。
パネル本体86のうち、各保持穴86aの下端部の前方の部分には、保持穴86aを前方に露出させる切欠き86bが形成されている。切欠き86bは、下方に開口している。切欠き86bの左右方向Yの長さと保持穴86a左右方向Yの長さとは、互いに同等である。
図4及び図7に示すように、固定機構87は、本体部89と、支持棒90と、を有している。本体部89は、固定部材92と、一対の受け部材93と、上部固定片94と、下部固定片95と、一対の支持部材96と、を有している。
固定部材92は、前後方向Xに長い直方体状に形成されている。固定部材92の左右方向Yの長さとブラケット15の一対の側片29間の距離とは、互いに同等であり、固定部材92は一対の側片29間に嵌合される。固定部材92の下面のうち前方の部分には、ボルト61に嵌め合う雌ネジ部(被取付け部)92aが形成されている。雌ネジ部92aは、ブラケット15の後方貫通孔28aに挿入されたボルト61に嵌め合うことにより、後方オプション支持部15aに取付けられている。
各受け部材93は、固定部材92の右側面及び左側面にそれぞれ設けられている。すなわち、一対の受け部材93は、固定部材92を左右方向Yに挟むように配置されている。各受け部材93の前方の面は、前方(先端側)に向かうに従い漸次、下方に向かうように傾斜して斜め上方を向く第2受け面93aである。この例では、本体部89に一対の第2受け面93aが形成されている。一対の第2受け面93aは、雌ネジ部92aよりも後方に配置されている。各第2受け面93aは、ブラケット15の第1受け面29aに接触する(図3参照)。固定部材92及び一対の受け部材93の全体としての左右方向Yの長さは、ブラケット15の一対の側片29間の距離よりも長い。固定部材92の前端部(先端部)は、ブラケット15における下片28上であって一対の側片29の間に配置されている。
ブラケット15の後方オプション支持部15aとバックパネル82の本体部89とは、雌ネジ部92aが後方取付け部28Aに取付けられ、第2受け面93aが第1受け面29aに接触することにより、互いに嵌合している。すなわち、本体部89は、ブラケット15の後方オプション支持部15aに内嵌している。
なお、本体部89には第2受け面93aが1つ形成されていればよい。この場合、ブラケット15には、1つの第2受け面93aに対応する第1受け面29a及び第1受け面29bがそれぞれ1つだけ形成されていればよい。
上部固定片94及び下部固定片95は、前後方向Xが厚さ方向となる板状に形成されている。上部固定片94は、固定部材92の後端部の上面から、上方に向かって延びている。上部固定片94には、前後方向Xに貫通する貫通孔94aが形成されている。下部固定片95は、固定部材92の後端部の下面から、下方に向かって延びている。下部固定片95には、前後方向Xに貫通する貫通孔95aが形成されている。
固定部材92及び一対の受け部材93の全体としての左右方向Yの長さ、上部固定片94の左右方向Yの長さ、及び下部固定片95の左右方向Yの長さは、互いに同等である。これらの長さは、パネル本体86の切欠き86bの左右方向Yの長さよりも短い。
下部固定片95の左右方向Yの端部と一対の受け部材93の下面とは、補強リブ98によりそれぞれ接合されていることが好ましい。
一対の支持部材96は、下部固定片95を左右方向Yに挟むように配置されている。各支持部材96は、第1支持片100と、第2支持片101と、を有している。第1支持片100は、水平面に沿って延びている。第1支持片100は、下部固定片95よりも下方に配置され、下部固定片95よりも後方に突出している。第2支持片101は、第1支持片100の前端部から上方に向かって延びている。一対の支持部材96の第1支持片100は、左右方向Yに一体化されていてもよい。
固定部材92、一対の受け部材93、上部固定片94、下部固定片95、一対の支持部材96、及び一対の補強リブ98は、ダイキャストによって金属製部材として一体的に形成されていている。また、金属製の板材等をプレス加工したり、溶接したりすることにより、これらの部材を一体に形成してもよい。
図4及び図7に示すように、支持棒90は、上下方向Zに沿って延びる棒状に形成されている。支持棒90の上下方向Zに直交する断面形状は、パネル本体86の保持穴86aに挿入可能な矩形状である。支持棒90の下端部には、一対の雌ネジ部90a,90bが形成されている。雌ネジ部90aは、雌ネジ部90bよりも上方に配置されている。
雌ネジ部90aには、上部固定片94の貫通孔94aに挿入されたボルト61が嵌め合っている。雌ネジ部90bには、下部固定片95の貫通孔95aに挿入されたボルト61が嵌め合っている。これら2本のボルト61により、本体部89に支持棒90が固定されている。
本実施形態では、1本のブラケット15の後方オプション支持部15aに、1つの固定機構87が取付けられる。
パネル本体86の一対の保持穴86aに一対の固定機構87の支持棒90を挿入することにより、一対の固定機構87にパネル本体86が取付けられる。このとき、パネル本体86の下端部が、固定機構87の第1支持片100によりパネル本体86の下方から支持される。パネル本体86、及び一対の固定機構87により、バックパネル82が構成される。すなわち、本実施形態では、2本のブラケット15に1つのバックパネル82が取付けられる。
一方で、各支持棒90に対してパネル本体86を上方に引き上げることにより、一対の固定機構87からパネル本体86が取外される。
なお、バックパネル82の雌ネジ部92aに後方貫通孔28aを介して挿入されたボルト61を嵌め合わせることによって、後方取付け部28Aにバックパネル82の雌ネジ部92aが取付けられたときに、第1受け面29aと第2受け面93aとが接触するため、バックパネル82が、雌ネジ部92aに対して第2受け面93aが上方に移動するように後方取付け部28A周りに回転すること(図4において矢印B1のように回転すること)が規制される。
以上のように、ユニットテーブル67、簡易テーブル68、及びバックパネル82を下部構造体12のブラケット15に取付けるのに、ボルト61を共通に用いている。このため、ソファ装置11を簡易的かつ安価に構成することができる。
なお、図1及び図2に示すように、ソファシステム1は、一対のバックパネル82を備えている。一対のバックパネル82は、左右方向Yに並べて配置されている。以下では、一対のバックパネル82を区別して言うときに、ソファ装置11に着座する使用者にとっての右側のバックパネル82をバックパネル82Aと言い、左側のバックパネル82をバックパネル82Bと言う。
すなわち、バックパネル82Aの構成については、符号に「A」を付加して示し、バックパネル82Bの構成については、符号に「B」を付加して示す。例えば、バックパネル82Aのパネル本体86をパネル本体(第1パネル体)86Aと言い、バックパネル82Bのパネル本体86をパネル本体(第2パネル体)86Bと言う。
図18に示すように、ハイテーブル69は、天板78と、第1支持部材79と、第2支持部材80と、を有している。
天板78は、平面視において矩形状に形成され、水平面に沿うように配置されている。
第1支持部材79は、上下方向Zに沿って延びる棒状に形成されている。第1支持部材79の上端部は、天板78の下面に接続されている。第1支持部材79の上端部は、平面視において天板78の対角線の中心からずらした位置に接続されている。天板78は、図示しない回転機構により、第1支持部材79の軸線周りに回転可能に第1支持部材79に接続されていることが好ましい。
第2支持部材80は、第1支持部材79の下端部から後方に向かって延びている。第2支持部材80の後端部には、バックパネル82の固定部材92、一対の受け部材93と同一の構成の固定部材80a、一対の受け部材80bが設けられている。固定部材80aの下面には、バックパネル82の雌ネジ部92aと同一の構成の雌ネジ部(被取付け部)80cが形成されている。受け部材80bの後方の面は、後方に向かうに従い漸次、下方に向かうように傾斜して斜め上方を向く第2受け面80dである。
このように構成されたハイテーブル69は、ボルト61を用いてブラケット15の前方取付け部28Bに取付けられる。
図2に概略構成を示すように、サイドパネル83は、バックパネル82のパネル本体86、固定機構87と同様に構成されたパネル本体106、固定機構107を有している。固定機構107が下部構造体12の端部部材24に締結部材等により取付けられることにより、下部構造体12にサイドパネル83が固定されている。
図8に示すように、第1中間パネル84は、パネル本体(第3パネル体)111と、前方固定機構112と、後方固定機構113と、を有している。
パネル本体111は、矩形の平板状に形成され、厚さ方向が左右方向Yとなるように配置されている。パネル本体111の前縁部111a及び後縁部111bは、上下方向Zに沿って延びている。パネル本体111の下縁部111c及び上縁部(図8では不図示)は、前後方向Xに沿って延びている。
パネル本体111の下方かつ後方の隅部には、パネル本体111を左右方向Yに貫通する切欠き115が形成されている。
切欠き115の上縁部115aは、パネル本体111の後縁部111bにおける上下方向Zの中間部から前方に向かって延びている。切欠き115の前縁部115bは、パネル本体111の下縁部111cにおける前後方向Xの中間部から上方かつ後方に向かって斜めに延びている。
切欠き115は、ユニットテーブル67の化粧板76の形状に対応させて形成されている。
パネル本体111には、前方保持穴111d及び後方保持穴111eが形成されている。前方保持穴111dは、後方保持穴111eよりも前方に配置されている。
前方保持穴111dは、パネル本体111の下縁部111cにおける前後方向Xの中間部から上方に向かって延びている。後方保持穴111eは、切欠き115の前縁部115bにおける前後方向Xの中間部から上方に向かって延びている。保持穴111d,111eは、パネル本体111の上下方向Zの中間部まで延びている。
なお、図10に示すように、パネル本体111の後端部の上部には、パネル本体111を左右方向Yに貫通する貫通孔111fが形成されている。貫通孔111fは、上下方向Zに長い長孔である。
図8に示すように、前方固定機構112は、固定金具118と、支持棒119と、を有している。
固定金具118は、支持片121と、第1連結片122と、第2連結片123と、を有している。例えば、支持片121、第1連結片122、及び第2連結片123は、板状に形成されている。支持片121は、前後方向Xに沿って延びている。第1連結片122は、支持片121の前端部から、下方に向かって突出している。第2連結片123は、第1連結片122の下端部から、後方に向かって突出している。支持片121と第2連結片123との距離と、ユニットテーブル67の下棚70における上下方向Zの長さ(厚さ)とは、互いに同等である。
例えば、支持片121、第1連結片122、及び第2連結片123は、金属製の板材を折り曲げること等により一体に形成されている。
支持棒119は、上下方向Zに沿って延びる棒状に形成されている。支持棒119の下端部は、支持片121の前後方向Xの中間部に、溶接等により固定されている。
後方固定機構113は、固定金具126と、支持棒127と、を有している。
固定金具126は、支持片129と、連結片130と、下向片131と、を有している。例えば、支持片129、連結片130、及び下向片131は、板状に形成されている。支持片129は、前方に向かうに従い漸次、下方に向かうように傾斜している。支持片129は、ユニットテーブル67の前方壁部71aに対応して傾斜している。連結片130は、支持片129の後端部から後方に向かって延びている。下向片131は、連結片130の後端部から下方に向かって垂下する。下向片131は、ユニットテーブル67の上棚72の後面、及び後方壁部71bに沿って配置されている。
支持棒127は、上下方向Zに沿って延びる棒状に形成されている。支持棒127の下端部は、支持片129の前後方向Xの中間部に、溶接等により固定されている。
このように構成されたパネル本体111、前方固定機構112、及び後方固定機構113は、以下のようにしてユニットテーブル67に固定される。
まず、ユニットテーブル67の下棚70の前方から前方固定機構112の固定金具118を後方に移動させ、下棚70の前端部に前方固定機構112の固定金具118を係合させる。こうして、ユニットテーブル67に前方固定機構112が取付けられる。
一方で、ユニットテーブル67において、前方壁部71aに固定金具126の支持片129を直接配置し、上棚72に連結片130を直接配置し、上棚72の後面及び後方壁部71bに沿って下向片131を配置する。こうして、ユニットテーブル67に後方固定機構113が取付けられる。
固定機構112,113の支持棒119,127にパネル本体111の保持穴111d,111eをそれぞれ外挿することにより、固定機構112,113にパネル本体111が取付けられる。パネル本体111、前方固定機構112、及び後方固定機構113により、第1中間パネル84が構成される。
ユニットテーブル67から第1中間パネル84を取外す手順は、上記とは逆の手順となる。第1中間パネル84は、ソファ装置11にユニットテーブル67が取付けられている部分に中間パネルを取付けるときに用いられる。
図2に概略構成を示すように、第2中間パネル85は、第1中間パネル84のパネル本体111、前方固定機構112、後方固定機構113と同様に構成されたパネル本体136、前方固定機構137、後方固定機構138を有している。
パネル本体136は、パネル本体111に対して切欠き115が形成されていないことが異なる。前方固定機構137は、簡易テーブル68の天板77の前端部に係合する。後方固定機構138は、天板77の後端部に係合する。
第2中間パネル85は、ソファ装置11にユニットテーブル67が取付けられず、簡易テーブル68が取付けられている部分に中間パネルを取付けるときに用いられる。
ソファ装置11において、第1中間パネル84が取付けられる位置と、第2中間パネル85が取付けられる位置とは、ユニットテーブル67と簡易テーブル68との左右方向Yの長さの違い等により、左右方向Yにわずかに(例えば、数cm程度)ずれる。この取付け位置のずれの対策は、後述する把持クリップ146において説明する。
このように、パネル本体86,106,111,136の下方の部分は、固定機構87,107,112,113,137,138により支持されている。以下では、パネル本体86,106,111,136の上方の部分を支持する把持クリップ(連結機構)について、パネル本体86A、パネル本体86B、及びパネル本体111を連結する把持クリップ146を中心に説明する。
図9及び図10に示すように、把持クリップ146は、基体部147と、連結部148と、を有している。なお、パネル本体86A、パネル本体86B、パネル本体111、及び把持クリップ146により、パネル体構造物145が構成される。把持クリップ146を中心に説明するため、以下の図ではパネル本体86A,86B、及びパネル本体111を二点鎖線で示す。
基体部147は、把持部本体150と、着脱部151と、を有している。
把持部本体150は、パネル本体86A及びパネル本体86Bを把持する。図10に示すように、把持部本体150は、基台部152と、連結部材153と、可撓片(把持片)154と、第1蟻型155とが一体的に接続されることで形成されている。
基台部152は、ベース部158と、複数の後方爪部159と、を有している。ベース部158は、前後方向Xが厚さ方向となる板状に形成されている。ベース部158の前方の外面には、下縁部を除く外縁部に前方に向かって突出したU状突部158aが設けられている。複数の後方爪部159は、ベース部158から前方に向かって突出している。
ベース部158は、連結部材153、可撓片154、及び第1蟻型155を直接的あるいは間接的に支持する。このベース部158の後方の外表面は、平面視で中央部が後方に向かって膨出している。後方爪部159は、複数(本実施形態では4つ)設けられており、左右方向Yに沿って配置されている。これらの後方爪部159のそれぞれは、上下方向Zに直線状に延びていて、互いに平行に配置されている。このような後方爪部159は、把持クリップ146がパネル本体86A,86Bに固定されている状態にて、先端部がパネル本体86A,86Bの表面に当接される。
このように構成された基台部152では、左右方向Yにおける中央部を挟んで右側の部位(以下、基台部右側片152aと言う)と、左側の部位(以下、基台部左側片152bと言う)とが、パネル本体86A,86Bを把持する把持片として機能する。
基台部右側片152aは、一対の可撓片154のうち右側に配置された右側可撓片154aと対をなし、右側可撓片154aの後方に一定の隙間を空けて対向配置されている。基台部右側片152aは、把持クリップ146がパネル本体86A,86Bに固定されている状態において、右側可撓片154aとともにパネル本体86Aを挟持する。
基台部左側片152bは、一対の可撓片154のうち左側に配置された左側可撓片154bと対をなし、左側可撓片154bの後方に一定の隙間を空けて対向配置されている。基台部左側片152bは、把持クリップ146がパネル本体86A,86Bに固定されている状態において、左側可撓片154bとともにパネル本体86Bを挟持する。
基台部右側片152a及び基台部左側片152bは、それぞれ前述の後方爪部159を有している。
連結部材153は、例えば、基台部152の左右方向Yの中央部に配置されている。連結部材153は、基台部152の前方の面から前方に向かって突出している。連結部材153は、上下方向Zに直線状に延びていて、基台部152と一対の可撓片154とを接続している。つまり、連結部材153は、対をなす基台部右側片152aと右側可撓片154aとを連結している。また、連結部材153は、対をなす基台部左側片152bと左側可撓片154bとを連結している。
可撓片154a,154bは、連結部材153の前端部から左右方向Yに延びた板状の部位である。可撓片154a,154bは、後方に向かって容易に弾性変形可能な厚み寸法に設定されている。
可撓片154a,154bは、パネル本体86A,86Bを把持する把持片として機能する。右側可撓片154aは、対をなす基台部右側片152aとともにパネル本体86Aを挟持する。また、左側可撓片154bは、対をなす基台部左側片152bとともにパネル本体86Bを挟持する。
右側可撓片154aの右端部には、後方に向かって突出する前方爪部154cが設けられている。左側可撓片154bの左端部には、後方に向かって突出する前方爪部154cが設けられている。
各前方爪部154cは、上下方向Zに沿って直線状に延びており、互いに平行に配置されている。このような前方爪部154cは、把持クリップ146がパネル本体86A,86Bに固定されている状態において、先端部がパネル本体86A,86Bの表面に当接される。
第1蟻型155は、連結部材153のさらに前方に配置され、連結部材153の前端部に接続されている。第1蟻型155は、上下方向Zから見た形状がT形状とされた突部であり、上下方向Zに沿って直線状に延びている。このような第1蟻型155は、平面視の形状が後述する第1蟻溝163aの補完形状よりも僅かに小さい形状である。第1蟻型155は、1蟻溝163aに対して上下方向Zに挿入及び挿出可能である。
このように構成された把持部本体150には、基台部右側片152a、右側可撓片154a、及び連結部材153によって囲まれることで、溝形の右側パネル本体挿入部150aが形成されている。右側パネル本体挿入部150aは、右側に向かって開口している。
同様に、基台部左側片152b、左側可撓片154b、及び連結部材153によって囲まれることで、溝形の左側パネル本体挿入部150bが形成されている。左側パネル本体挿入部150bは、左側に向かって開口している。
したがって、右側パネル本体挿入部150aと左側パネル本体挿入部150bとのそれぞれにパネル本体86A,86Bを挿入して把持クリップ146と固定することにより、パネル本体86A,86Bを表裏面が1つの平面に沿うように並べて、パネル本体86A,86Bの縁部同士を連結することができる。
把持部本体150の基台部右側片152a、基台部左側片152b、可撓片154a,154bは、基体部147においてパネル本体86A,86Bを連結する第1連結部である。
図11及び図12に示すように、着脱部151は、ベース部162と、第1係合部163と、押圧部164と、3つの第2蟻溝(蟻溝、係合部)165と、を有している。
ベース部162は、前後方向Xが厚さ方向となる板状に形成されている。ベース部162の後方の外面及び前方の外面は、それぞれ平坦である。ベース部162の後方の外面には、下縁部を除く外縁部に後方に向かって突出したU状突部162aが設けられている。
ベース部162は、第1係合部163、押圧部164、及び3つの第2蟻溝165を直接的あるいは間接的に支持する。
第1係合部163は、ベース部162の後方の外面における左右方向Yの中央部に配置されている。第1係合部163の左右方向Yの長さ、及び、把持部本体150の右側可撓片154a及び左側可撓片154bの全体としての左右方向Yの長さは、互いに同等である。第1係合部163は、左右方向Yの長さを一定にして上下方向Zに直線状に延びている。第1係合部163内には、上下方向Zに直線状に延びる第1蟻溝163aが形成されている。この第1蟻溝163a内に、把持部本体150の第1蟻型155が挿入及び挿出可能である。
なお、前述のU状突部162aのうち、第1蟻溝163aの上方に形成された部位は、第1蟻溝163a内に挿入された第1蟻型155が上方に抜け出るのを防止するストッパ壁162bとして機能する。
すなわち、把持部本体150に対して着脱部151を下方に移動させ、第1蟻型155に第1蟻溝163aを外挿したときに、第1蟻型155がストッパ壁162bに係止すると、把持部本体150に対して着脱部151を下方に移動するのが規制される。
一方で、把持部本体150に対して着脱部151を上方に移動させると、第1蟻型155内から第1蟻溝163aが下方に抜け出るため、把持部本体150から着脱部151が取外される。
このように、着脱部151は把持部本体150に着脱可能である。
押圧部164は、第1係合部163の左右方向Yの両端部にそれぞれ設けられている。各押圧部164は、上下方向Zに直線状に延びている。
第1係合部163の右端部に設けられた押圧部164(以下、右側押圧部164aと言う)は、第1係合部163の右端部から後方に向かって突出している。図12に示すように、右側押圧部164aは、第1蟻型155の第1蟻溝163a内への挿入方向の上流側から下流側(下方から上方)に向かうに従い漸次、後方への突出量が増加する坂状突部からなる。このように構成された右側押圧部164aは、把持部本体150に着脱部151が装着された状態で、右側可撓片154aを後方(基台部右側片152a側)に向かって押圧する。
また、右側押圧部164aは、下方から上方に向かうに従い漸次、突出量が増加する形状であるため、第1蟻溝163aに対する第1蟻型155の挿入量に応じて右側押圧部164aの押圧量が増加する。
第1係合部163の左端部に設けられた押圧部164(以下、左側押圧部164bと言う)は、右側押圧部164aと同様に形成されている。このため、第1蟻溝163aに対する第1蟻型155の挿入量に応じて、左側押圧部164bが左側可撓片154bを後方に向かって押圧する押圧量が増加する。
図9及び図10に示すように、各第2蟻溝165は、ベース部162の前方の外面に上下方向Zに沿って直線状に延びている。第2蟻溝165の幅方向は、左右方向Yである。3つの第2蟻溝165は、左右方向Yに一定のピッチで配置されている。3つの第2蟻溝165は、ベース部162を上下方向Zに貫通している。
以下では、3つの第2蟻溝165を区別して言うときに、右側から左側に向かって順に、第2蟻溝165A、第2蟻溝165B、第2蟻溝165Cと言う。第2蟻溝165Bは、第1蟻型155の前方に配置されている。
把持部本体150及び着脱部151のそれぞれは、樹脂等の弾性を有する材料で一体に形成されている。
連結部148は、ベース部171と、2つの第2蟻型(蟻型、被係合部)172と、第1挟持部材173と、第2挟持部材174と、を有している。ベース部171は、前後方向Xが厚さ方向となる板状に形成されている。ベース部171の後方の外面は、平坦である。
2つの第2蟻型172は、ベース部171の後方の外面に上下方向Zに沿って直線状に延びるように形成されている。ここで、第2蟻型172において、図9に示す一端部172aを下方、他端部172bを上方に配置した向きを、第1向きと言う。
第1向きの第2蟻型172は、第2蟻溝165に対して上下方向Zに挿入及び挿出可能である。さらに、第1向きに対して上下方向Zを反転させ、第2蟻型172において、一端部172aを上方、他端部172bを下方に配置した向きを、第2向きと言う。第2向きの第2蟻型172は、第2蟻溝165に対して上下方向Zに挿入及び挿出可能である。第2蟻溝165内に第2蟻型172が挿入されると、第2蟻溝165に第2蟻型172が係合する。
第2蟻型172は、3つの第2蟻溝165のいずれか1つに選択的に係合する。すなわち、第2蟻型172は、第2蟻溝165A、第2蟻溝165B、及び第2蟻溝165Cのいずれにも係合可能であるが、第2蟻型172は、一度には3つの第2蟻溝165のいずれか1つに係合する。
以下では、2つの第2蟻型172を区別して言うときに、図9及び図10における右側から左側に向かって順に、第2蟻型172A、第2蟻型172Bと言う。
第2蟻型172Aは、ベース部171の右端部に配置されている。第2蟻型172Bは、ベース部171の左端部に配置されている。2つの第2蟻型172の左右方向Yのピッチと、前述の3つの第2蟻溝165のピッチとは、互いに同等である。
挟持部材173,174は、ベース部171の前方の外面から前方に向かって突出している。挟持部材173,174は、上下方向Zに直線状に延び、左右方向Yに間隔を空けて配置されている。第1挟持部材173は、ベース部171の左右方向Yの中央部に配置されている。第2挟持部材174は、ベース部171の左端部に配置されている。
ここで、第1挟持部材173と第2挟持部材174との間に、左右方向Yに直交する基準面S3を規定する。基準面S3上に、前述の第2蟻型172Bが配置されている。第2蟻型172Aは、基準面S3に対して右側に位置がずれている。
第1挟持部材173には、左右方向Yに貫通する貫通孔173aが形成されている。貫通孔173aは、上下方向Zに長い長孔である。第1挟持部材173における貫通孔173aの前方の縁部には、係止リブ173bが設けられている。係止リブ173bは、後方に向かうに従い漸次、左側(第2挟持部材174側)に向かうように傾斜している。
第2挟持部材174は、基準面S3に対して第1挟持部材173と対称になるように形成されている。すなわち、第2挟持部材174には、左右方向Yに貫通する貫通孔174aが形成されている。貫通孔174aは、上下方向Zに長い長孔である。第2挟持部材174における貫通孔174aの前方の縁部には、係止リブ174bが設けられている。係止リブ174bは、後方に向かうに従い漸次、右側(第1挟持部材173側)に向かうように傾斜している。
連結部148は、樹脂等の弾性を有する材料で一体に形成されている。
図9及び図10に示す状態では、連結部148は、第2蟻型172を第1向きにして、着脱部151の第2蟻溝165A内に第2蟻型172Aが挿入され、第2蟻溝165B内に第2蟻型172Bが挿入されている。こうして、着脱部151に連結部148が取付けられている。
一方で、第2蟻溝165A,165Bから第2蟻型172A,172Bを挿出することにより、着脱部151から連結部148が取外される。
このように、連結部148は着脱部151に着脱可能である。
なお、着脱部151に形成される第2蟻溝165の数、連結部148が有する第2蟻型172の数に制限はなく、第2蟻溝165の数が第2蟻型172の数よりも多ければよい。
挟持部材173,174の間には、パネル本体111の縁部が挿入されている。パネル本体111の貫通孔111f内に挟持部材173,174の係止リブ173b,174bが配置されることにより、挟持部材173,174からパネル本体111が外れなくなり、連結部148にパネル本体111が連結される。連結部148に連結されたパネル本体111は、基準面S3上に配置される。パネル本体111は、第2蟻型172Aに対して左側(左右方向Y)に位置をずらして連結されている。なお、パネル本体111が、第2蟻型172Aに対して右側に位置をずらして連結されていてもよい。
連結部148の挟持部材173,174は、連結部148においてパネル本体111を連結する第2連結部である。
挟持部材173,174の間にパネル本体111を挿入するには、挟持部材173,174よりも前方から、パネル本体111を挿入する。このとき、挟持部材173,174の係止リブ173b,174bがパネル本体111に接触して、基準面S3から離間するように弾性的に変形する。パネル本体111がベース部171に接触する程度までパネル本体111を挿入すると、パネル本体111の貫通孔111f内に係止リブ173b,174bが配置され、係止リブ173b,174bが復元変形する。
こうして、連結部148に第1中間パネル84のパネル本体111が連結される。なお、連結部148には、第2中間パネル85のパネル本体136も連結される。
把持部本体150に着脱部151を装着し、さらに着脱部151に連結部148を装着して構成される把持クリップ146は、パネル本体86A,86Bの縁部、及びパネル本体111の縁部同士を連結する。
このように構成された把持クリップ146を用いて3枚のパネル本体86A,86B,111を連結する手順は、以下のようになる。
まず、固定機構87の支持棒90に、パネル本体86A,86Bの保持穴86aを外挿し、固定機構87にパネル本体86A,86Bを取付ける。
次に、把持クリップ146において、把持部本体150から着脱部151及び連結部148を脱離した状態とする。この状態において、把持部本体150の右側パネル本体挿入部150aにパネル本体86Aの縁部を挿入し、左側パネル本体挿入部150bにパネル本体86Bの縁部を挿入する。このとき、把持部本体150の可撓片154a,154bは後方に向かって押圧されていない。このため、パネル本体挿入部150a,150bの開口幅が大きく確保されており、パネル本体86A,86Bの表裏面に可撓片154a,154b、基台部右側片152a、及び基台部左側片152bが摺動しないように、パネル本体86A,86Bをパネル本体挿入部150a,150bに差し込むことができる。
次に、着脱部151の第1蟻溝163aの下端部を、把持部本体150の第1蟻型155の上端部に合わせ、把持部本体150に対して着脱部151を下方に移動させることによって、第1蟻型155を第1蟻溝163a内に挿入させる。このとき、挿入開始直後は、図13に示すように、押圧部164a,164bが第1係合部163から後方にあまり突出していない箇所が、可撓片154a,154bの前方に配置されている。このため、挿入開始直後は、押圧部164a,164bが可撓片154a,154bを後方に向かって押圧していない状態となる。
一方で、第1蟻型155の第1蟻溝163a内への挿入量が大きくなると、図10に示すように、押圧部164a,164bが可撓片154a,154bを後方に向かって押圧する。このため、可撓片154a,154bが後方に向かって撓む。この結果、対をなす右側押圧部164aと基台部右側片152aとによってパネル本体86Aの端部が挟持される。また、対をなす左側押圧部164bと基台部左側片152bとによってパネル本体86Bが挟持される。
こうして、把持部本体150、及び把持部本体150に装着された着脱部151により、パネル本体86A,86Bが連結される。
次に、前述のようにして、第2蟻型172を第1向きにした連結部148をパネル本体111に取付ける。
パネル本体86A,86Bに対してパネル本体111を下方に移動させ、図9及び図10に示すように、パネル本体86A,86Bに連結された着脱部151の第2蟻溝165A内に第2蟻型172Aを挿入し、第2蟻溝165B内に第2蟻型172Bを挿入する。こうして、着脱部151に連結部148が装着される。なお、第2蟻溝165A,165B内に第2蟻型172A,172Bを挿入すると同時に、パネル本体111の保持穴111d,111e内に、ユニットテーブル67に取付けた固定機構112,113の支持棒119,127を挿入する。
以上の手順により、把持クリップ146を用いて3枚のパネル本体86A,86B及びパネル本体111が連結される。
なお、着脱部151の第2蟻溝165B内に連結部148の第2蟻型172Aを挿入し、第2蟻溝165C内に第2蟻型172Bを挿入する。すると、パネル本体111が図10に示す二点鎖線L3で示す位置に配置された状態で、パネル本体86A,86Bに連結される。
一方で、第2蟻型172を第2向きにした連結部148をパネル本体111に取付け、着脱部151の第2蟻溝165A内に連結部148の第2蟻型172Bを挿入し、第2蟻溝165B内に第2蟻型172Aを挿入する。すると、パネル本体111が二点鎖線L4で示す位置に配置された状態で、パネル本体86A,86Bに連結される。
こうして、パネル本体86A,86Bに対するパネル本体111(パネル本体136)の左右方向Yの位置が変更される。
例えば、ソファ装置11にユニットテーブル67が取付けられない部分では、図10に示すパネル本体111に代えて、第2中間パネル85のパネル本体136を連結する。一方で、ソファ装置11にユニットテーブル67が取付けられる部分では、図10に二点鎖線L3で示す位置に、第1中間パネル84のパネル本体111を連結する。このように、ユニットテーブル67の有無に応じて、パネル本体111,136の左右方向Yの位置を変更する。
なお、図1に示す、パネル本体86とサイドパネル83とを連結する把持クリップ181の構成は、特に限定されない。例えば、把持クリップ181は平面視でL字状に形成されている。把持クリップ181の両端部に形成された溝に、バックパネル82のパネル本体86、サイドパネル83のパネル本体106をそれぞれ圧入することにより、把持クリップ181を介してパネル本体86とパネル本体106とが連結される。
以上説明したように、本実施形態のパネル体構造物145によれば、第2蟻型172が係合する第2蟻溝165を、複数の第2蟻溝165の中から選択すると、パネル本体86A,86Bにそれぞれ連結された基体部147に対する、パネル本体111に連結された連結部148の位置が調節される。従って、パネル本体86A,86Bに対するパネル本体111の位置を変更することができる。
把持クリップ146が樹脂等の部品により構成されるため、パネル本体86A,86B,111を安価かつ簡易的に連結することができる。
基体部147は把持部本体150と着脱部151とを有し、把持部本体150は右側可撓片154aを後方に向かって押圧する右側押圧部164aを有する。把持部本体150に着脱部151を装着し、着脱部151の押圧部164によって把持部本体150の右側可撓片154aを押圧することにより、右側可撓片154a及び基台部右側片152aでパネル本体86Aを挟持する。このため、着脱部151を把持部本体150から取外すことにより、右側可撓片154a及び基台部右側片152aが元の形状に復元し、右側可撓片154a及び基台部右側片152aからパネル本体86Aが開放される。
従って、着脱部151が取外された状態で把持部本体150をパネル本体86Aに取付け、その後に把持部本体150に着脱部151を装着することで、右側可撓片154a及び基台部右側片152aをパネル本体86Aの表面に摺動させることなく、パネル本体86Aに把持クリップ146を取付けることができる。
基体部147に第2蟻溝165が形成され、連結部148に第2蟻型172が設けられている。第2蟻溝165及び第2蟻型172が延びる上下方向Zに沿って基体部147に対して連結部148をスライドさせるだけで、基体部147から連結部148を容易に着脱することができる。
パネル本体111は、第2蟻型172Aに対して左側に位置をずらして連結されている。第2蟻溝165Bに挿入する第2蟻型172Aの向きを第1向きと第2向きとに変えることにより、パネル本体86A,86Bに対するパネル本体111の左右方向Yの位置を、図10に示す二点鎖線L3で示す位置と二点鎖線L4で示す位置とに変更することができる。
2つの第2蟻型172により連結部148を着脱部151に取付けることにより、着脱部151に連結部148を強固に取付けることができる。
なお、図14に示す把持クリップ186のように、本実施形態の把持クリップ146の着脱部151、連結部148に代えて、着脱部187、連結部188を備えてもよい。把持部本体150及び着脱部187により基体部189が構成され、パネル本体86A、パネル本体86B、パネル本体111、及び把持クリップ186により、変形例のパネル体構造物190が構成される。
着脱部187のベース部193では、後方の外面は平坦であるが、前方の外面は、平面視で前方に向かって凸となるように湾曲している。ベース部193の前方の外面は、円弧状であることが好ましい。3つの第2蟻溝165は、平面視でベース部193の前方の外面に沿って一定のピッチで配置されている。各第2蟻溝165が開口する向きは、ベース部162の前方の外面に直交している。すなわち、第2蟻溝165Aが開口する向きは右斜め前方であり、第2蟻溝165Bが開口する向きは前方であり、第2蟻溝165Cが開口する向きは左斜め前方である。
連結部188のベース部195では、後方の外面は、平面視で前方に向かって凹となるとともに、着脱部187のベース部193の前方の外面に対応するように湾曲している。
2つの第2蟻型172におけるベース部195の後方の外面に沿うピッチと、前述の着脱部187の3つの第2蟻溝165のピッチとは、互いに同等である。
このように構成された、変形例のパネル体構造物190によれば、パネル本体86A、パネル本体86Bに対して、パネル本体111の位置だけでなくパネル本体111の向きも変更することができる。
また、本実施形態では、基体部147の着脱部151に3つの第2蟻溝165が形成され、連結部148に2つの第2蟻型172が設けられているとした。しかし、連結部148に1つ又は3つ以上の第2蟻型172が設けられ、着脱部151に第2蟻型172の数よりも多い第2蟻溝165が形成されてもよい。
また、着脱部151に1つ又は複数の第2蟻溝165が形成され、連結部148に第2蟻溝165の数よりも多い第2蟻型172が設けられてもよい。この場合、各第2蟻溝165は、複数の第2蟻型172のいずれか1つに選択的に係合する。
このように構成しても、第2蟻溝165が係合する第2蟻型172を、複数の第2蟻型172の中から選択すると、パネル本体86A,86Bにそれぞれ連結された基体部に対する、パネル本体111に連結された連結部の位置が調節される。従って、パネル本体86A,86Bに対するパネル本体111の位置を変更することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図15から図17を参照しながら説明するが、前記実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図15に示すように、本実施形態のパネル体構造物201は、パネル本体86A、パネル本体86B、パネル本体111、及び把持クリップ202を備えている。本実施形態では、パネル本体86A,86Bは、同一面上に配置されている。
把持クリップ202は、基体部203と、連結部204と、を有している。基体部203は、第1実施形態の把持部本体150において、可撓片154a,154bに代えて、第3挟持部材207及び第4挟持部材208を備えている。本実施形態では、第1蟻型155は、係合部に該当する。
第3挟持部材207、第4挟持部材208は、第1実施形態の連結部148の第1挟持部材173、第2挟持部材174と同様に構成されている。挟持部材207,208は、ベース部158の後方の外面から後方に向かって突出している。挟持部材207,208には、パネル本体111と同様に構成されたパネル本体111Bが連結されている。
連結部204は、第1実施形態の着脱部151及び連結部148を一体にしたような構成である。連結部204は、着脱部151のベース部162と、3つの第2蟻溝165と、第1挟持部材173と、第2挟持部材174と、を有している。
3つの第2蟻溝165は、ベース部162の後方の外面に上下方向Zに沿って直線状に延びるように形成されている。3つの第2蟻溝165は、左右方向Yに並べて配置されている。第1挟持部材173及び第2挟持部材174は、ベース部162の前方の外面から前方に向かって突出している。
第1蟻型155が、3つの第2蟻溝165のいずれか1つに係合したときに、連結部204は、パネル本体86A,86Bを、基体部203とともに前後方向X(第1パネル体の厚さ方向)に挟んで連結する。基体部203のベース部158及び連結部204のベース部162によりパネル本体86A,86Bを前後方向Xに把持する。
挟持部材173,174は、ベース部162の前方の外面から前方に向かって突出している。挟持部材173,174には、パネル本体111が連結されている。
第1蟻型155が係合する第2蟻溝165を、第2蟻溝165A、第2蟻溝165B、第2蟻溝165Cと変更すると、パネル本体86A,86B,111Bに対するパネル本体111の左右方向Yの位置が変更される。
以上説明したように、本実施形態のパネル体構造物201によれば、第1蟻型155が係合する第2蟻溝165を、3つの第2蟻溝165の中から選択すると、基体部203とともに連結部204がパネル本体86A,86Bにそれぞれ連結された状態で、基体部203に対する、パネル本体111に連結された連結部204の左右方向Yの位置が調節される。従って、パネル本体86A,86Bに対するパネル本体111の左右方向Yの位置を変更することができる。
なお、本実施形態では、基体部203に複数の第1蟻型155が左右方向Yに並べて配置されるとともに、連結部204に複数の第1蟻型155のいずれか1つに選択的に係合する第2蟻溝165が設けられるとしてもよい。
図16に示すように、把持クリップ211が、基体部212と、一対の連結部148と、を有していてもよい。以下では、一対の連結部148のうちの一方を連結部148Aと言い、他方を連結部148Bと言う。なお、パネル本体86A、パネル本体86B、パネル本体111、後述するパネル本体111B、及び把持クリップ211により、変形例のパネル体構造物213が構成される。
基体部212は、ベース部215と、3つの第2蟻溝165と、3つの第3蟻溝214と、を有している。
ベース部215は、前後方向Xが厚さ方向となる板状に形成されている。ベース部215の後方の外面及び前方の外面は、それぞれ平坦である。
ベース部215の右側面には、溝形の右側パネル本体挿入部216が形成されている。右側パネル本体挿入部216には、パネル本体86Aが圧入等により連結されている。ベース部215の左側面には、溝形の左側パネル本体挿入部217が形成されている。パネル本体挿入部216,217は、ベース部215を上下方向Zに貫通しているとともに、同一平面上に形成されている。左側パネル本体挿入部217には、パネル本体86Bが圧入等により連結されている。
3つの第2蟻溝165は、ベース部215の前方の外面に左右方向Yに並べて形成されている。3つの第3蟻溝214は、3つの第2蟻溝165と同様に構成され、ベース部215の後方の外面に左右方向Yに並べて形成されている。3つの第3蟻溝214を、3つの第2蟻溝165と同様に第3蟻溝214A、第3蟻溝214B、及び第3蟻溝214Cと区別して言う。第2蟻溝165Aの後方に、第3蟻溝214Aが配置されている。同様に、第2蟻溝165Bの後方に第3蟻溝214Bが配置され、第2蟻溝165Cの後方に第3蟻溝214Cが配置されている。
第2蟻溝165A内に連結部148Aの第2蟻型172Aが挿入され、第2蟻溝165B内に第2蟻型172Bが挿入されている。連結部148Aには、パネル本体111が連結されている。第3蟻溝214A内に連結部148Bの第2蟻型172Aが挿入され、第3蟻溝214B内に第2蟻型172Bが挿入されている。連結部148Bには、パネル本体111Bが連結されている。
パネル本体111及びパネル本体111Bは、同一面上に配置されている。
このように構成された変形例のパネル体構造物213によっても、パネル本体86A,86Bに対するパネル本体111,111Bの左右方向Yの位置を個別に変更することができる。
また、図17に示すように、把持クリップ221が、基体部222と、連結部148と、を有していてもよい。この変形例では、平面視でパネル本体86Aとパネル本体86Bとが互いに直交して角部を形成するように配置されている。パネル本体86A、パネル本体86B、パネル本体111、及び把持クリップ221により、変形例のパネル体構造物223が構成される。
基体部222は、ベース部226と、第5挟持部材227と、第6挟持部材228と、3つの第2蟻溝165と、を有している。ベース部226は、左右方向Yが厚さ方向となる板状に形成されている。ベース部226の右側の外面及び左側の外面は、それぞれ平坦である。
挟持部材227,228は、ベース部226の左側の外面の後端部から左側に向かって突出している。挟持部材227,228は、上下方向Zに直線状に延び、前後方向Xに間隔を空けて配置されている。パネル本体86Bは、挟持部材227,228の間に圧入されることで、基体部222に連結されている。
ベース部226の前方の外面には、溝形の前方パネル本体挿入部230が形成されている。前方パネル本体挿入部230は、ベース部226を上下方向Zに貫通している。前方パネル本体挿入部230には、パネル本体86Aが圧入等により連結されている。
3つの第2蟻溝165は、ベース部226の右側の外面に前後方向Xに並べて形成されている。第2蟻溝165Aは、ベース部226を挟んで挟持部材227,228に対向するように形成されている。第2蟻溝165B,165Cは、第2蟻溝165Aよりも前方に形成されている。
3つの第2蟻溝165のうちの第2蟻溝165A内に、連結部148の第2蟻型172Bが挿入され、第2蟻溝165B内に第2蟻型172Aが挿入されている。連結部148には、パネル本体111が連結されている。
パネル本体111とパネル本体86Bとは、互いに同一面上に配置されている。
このように構成された変形例のパネル体構造物223によっても、パネル本体86A,86Bに対するパネル本体111の前後方向Xの位置を変更することができる。
以上、本発明の第1実施形態及び第2実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の構成の変更、組み合わせ、削除等も含まれる。さらに、各実施形態で示した構成のそれぞれを適宜組み合わせて利用できることは、言うまでもない。
例えば、前記第1実施形態及び第2実施形態では、係合部が蟻溝である第2蟻溝165であり、被係合部が蟻型である第2蟻型172であるとした。しかし、係合部が蟻型であり、被係合部が蟻溝であるとしてもよい。
パネル本体86A,86B,111等が把持クリップの基体部や連結部に連結される形態は特に限定されず、把持や圧入等のいずれの方法で連結されてもよい。
86A パネル本体(第1パネル体)
86B パネル本体(第2パネル体)
111 パネル本体(第3パネル体)
136 パネル本体(第3パネル体)
145,190,201,213,223 パネル体構造物
146,186,202,211,221 把持クリップ(連結機構)
147,189,203,212,222 基体部
148,188,204 連結部
150 把持部本体
151,187 着脱部
152a 基台部右側片(把持片)
152b 基台部左側片(把持片)
153 連結部材
154 可撓片(把持片)
154a 右側可撓片(把持片)
154b 左側可撓片(把持片)
155 第1蟻型(係合部)
164 押圧部
164a 右側押圧部(押圧部)
164b 左側押圧部(押圧部)
165 第2蟻溝(蟻溝、係合部)
172 第2蟻型(蟻型、被係合部)
Y 左右方向(幅方向)

Claims (7)

  1. 第1パネル体、第2パネル体、及び第3パネル体と、
    前記第1パネル体、前記第2パネル体、及び前記第3パネル体の縁部同士を連結する連結機構と、
    を備え、
    前記連結機構は、
    前記第1パネル体及び前記第2パネル体にそれぞれ連結し、かつ複数の係合部が設けられた基体部と、
    前記第3パネル体に連結し、かつ前記複数の係合部のいずれか1つに選択的に係合する被係合部が設けられた連結部と、
    を有するパネル体構造物。
  2. 第1パネル体、第2パネル体、及び第3パネル体と、
    前記第1パネル体、前記第2パネル体、及び前記第3パネル体の縁部同士を連結する連結機構と、
    を備え、
    前記連結機構は、
    前記第1パネル体及び前記第2パネル体にそれぞれ連結し、かつ係合部が設けられた基体部と、
    前記第3パネル体に連結し、かつ前記係合部がいずれか1つに選択的に係合する複数の被係合部が設けられた連結部と、
    を有するパネル体構造物。
  3. 第1パネル体、第2パネル体、及び第3パネル体と、
    前記第1パネル体、前記第2パネル体、及び前記第3パネル体の縁部同士を連結する連結機構と、
    を備え、
    前記連結機構は、
    係合部が設けられた基体部と、
    前記第1パネル体及び前記第2パネル体を、前記基体部とともに前記第1パネル体の厚さ方向に挟んで連結し、前記係合部がいずれか1つに選択的に係合する複数の被係合部が前記厚さ方向に交差する方向に並べて設けられ、前記第3パネル体に連結する連結部と、
    を有するパネル体構造物。
  4. 第1パネル体、第2パネル体、及び第3パネル体と、
    前記第1パネル体、前記第2パネル体、及び前記第3パネル体の縁部同士を連結する連結機構と、
    を備え、
    前記連結機構は、
    複数の係合部が前記第1パネル体の厚さ方向に交差する方向に並べて設けられた基体部と、
    前記第1パネル体及び前記第2パネル体を、前記基体部とともに前記厚さ方向に挟んで連結し、前記複数の係合部のいずれか1つに選択的に係合する被係合部が設けられ、前記第3パネル体に連結する連結部と、
    を有するパネル体構造物。
  5. 前記基体部は、
    前記第1パネル体を把持する把持部本体と、
    前記把持部本体に着脱可能な着脱部と、
    を有し、
    前記把持部本体は、
    前記第1パネル体が挿入可能な隙間を空けて対向配置される一対の把持片と、
    前記一対の把持片同士を連結する連結部材と、
    を有し、
    前記着脱部は、前記把持部本体に前記着脱部が装着された状態で、前記一対の把持片の少なくとも一方を他方に向かって押圧する押圧部を有する請求項1又は2に記載のパネル体構造物。
  6. 前記係合部及び前記被係合部の一方は、直線状に設けられた蟻溝を有し、
    前記係合部及び前記被係合部の他方は、前記蟻溝に挿入可能な蟻型を有する請求項1から5のいずれか一項に記載のパネル体構造物。
  7. 前記蟻型は、前記蟻溝に、第1向き、及び前記第1向きに対して反転させた第2向きにそれぞれ挿入可能であり、
    前記第3パネル体は、前記被係合部に対して前記蟻溝の幅方向に位置をずらして連結されている請求項6に記載のパネル体構造物。
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