JP6774749B2 - カード読取システム - Google Patents

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Description

本発明は、カード読取システムに関する。
カード読取システムは、改礼機、セキュリティシステム、電子マネーシステム等の分野において利用されている。カード読取システムには、カードが記録している情報を読み取るカード読取部と、カードの認証結果およびカード読取システムの操作方法等を示す画像をユーザーに対して表示する画像表示部を備えたものがある。このようなカード読取システムのカード読取部には、磁界を発生させるコイルを含み、その磁界にカードを通過させることによってカードが記録している情報を読み取るものがある。
特開2006−18526号公報
特許文献1には、コイルを含むカード読取部と、画像表示部とを備えたカード読取システムが記載されている。特許文献1のようなカード読取システムには、カード読取部の近傍に画像表示部を備えることによって、ユーザーの利便性を図ったものがある。しかし、そのようなカード読取システムでは、画像表示部を構成している部品に含まれる金属が、コイルが発生させた磁界に影響することによって、カード読取部においてカードを読み取ることが出来る読取距離が低下してしまう場合があるという課題があった。また、カード読取システムが建築物等に設置された際に、その建築物(例えば、美術館、デザイナーズハウス等)の構成が見えなくなる場合があるという課題があった。そのため、カードの読取距離の低下および建築物の構成が見えなくなることを防止できる技術が望まれていた。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、カードを読み取るカード読取システムが提供される。このカード読取システムは、磁界を発生させるコイルが組み込まれた半透明の板状部材を有し、壁に取り付けられるとともに前記板状部材における前記壁の側を向いた面とは反対側である正面側の前記板状部材の面において前記カードに記録された情報を読み取ることができるカード読取部と、前記コイルの外側に配され、前記情報に応じた画像を投射することができる投射部と、を備え、前記投射部は、前記板状部材に画像を投射することができる位置に配される。このような態様とすれば、カード読取部に画像を配置できるとともに、カード読取部のコイルから投射部を隔離できることから、投射部を構成している部品に含まれる金属が、コイルが発生させた磁界に与える影響を小さくすることができる。そのため、カードの読取距離の低下を防止することができる。また、カード読取部の近傍に画像を配置する場合であっても、画像表示部の配置と比べて、投射部の配置は自由度が高いため、建築物に設置する際にその建築物の構成が見えなくなることを防止できる。また、カード読取部は半透明の板状部材であるため、投射部が画像を投射していないときは、建築物の構成が見えなくなることを防止できる。また、投射部からの画像を投射する対象物としてカード読取部を使用することから、画像を投射する対象を別途設ける必要がないため、製造コストを抑制できる。
(2)本発明の一形態によれば、前記投射部は、前記カード読取部と前記壁との間に配されてもよい。このような態様とすれば、投射部から射出される投射光が、カード読取部に対するユーザーの操作によって妨げられることを防止できる。
(3)本発明の一形態によれば、前記板状部材における前記正面側の面は、鉛直方向における上端が鉛直方向における下端より前記壁の側に近い面であってもよい。このような態様とすれば、カード読取部においてカードに記録された情報を読み取る面が、ユーザーにとって扱いやすい角度に設置できるため、カード読取システムの使い勝手を向上することができる。
(4)本発明の一形態によれば、前記板状部材における前記正面側の面は、鉛直方向における上端が鉛直方向における下端より前記壁の側から遠い面であってもよい。このような態様とすれば、カード読取システムを屋外に設置する場合に、カード読取部においてカードに記録された情報を読み取る面に対して太陽光が反射することを防止できる。また、カード読取システムを屋内に設置する場合でも、蛍光灯が反射することを防止できる。このため、ユーザーは、板状部材に投射された画像を見やすくなる。
(5)本発明の一形態によれば、前記カード読取部は、前記板状部材における前記正面側にタッチパネルを有してもよい。このような態様とすれば、ユーザーは、投射された画像の指示に応じて、タッチパネルを介した指示の入力ができる。
(6)本発明の一形態によれば、磁界を発生させるコイルが組み込まれた透明の部材を有し、前記磁界を通過させることによって前記カードに記録された情報を読み取ることができるカード読取部と、前記コイルの外側に配され、前記情報に応じた画像を前記コイルの内側に投射することができる投射部と、を備えていてもよい。このような態様とすれば、コイルの内側に配される対象物に画像を投射することから、画像を投射する対象を別途設ける必要がない。このため、製造コストを抑制できる。
本発明の形態は、カード読取システムの形態に限るものではなく、例えば、カード読取システムを制御する制御装置の他、カード読取システムを備えるシステムなどの種々の形態に適用することも可能である。また、本発明は、前述の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において様々な形態で実施し得ることは勿論である。
本実施形態におけるカード読取システムについて示した説明図である。 投射部がカード読取部に対して画像を投射している状態について示した説明図である。 参考例のカード読取システムの説明図である。 第2実施形態におけるカード読取システムについて示した説明図である。 第3実施形態におけるカード読取システムについて示した説明図である。
A.第1実施形態:
図1は、本実施形態におけるカード読取システム10について示した説明図である。カード読取システム10は、カードに記録された情報を読み取るシステムである。
本実施形態では、カード読取システム10は、個人を特定するためのID(IDentification)情報が記録されたIDカードを読み取ることによって、予め登録された個人にのみカード読取システム10が設置された出入り口の開錠を許可する。他の実施形態では、カード読取システム10は、労働時間を記録するタイムレコーダに備えられてもよい。そのような態様においては、カード読取システム10は、社員証を読み取ることによって、タイムレコーダに、社員証で特定された個人の労働時間の開始および終了を記録させる。
カード読取システム10は、カード読取部100と、投射部200と、突出部310とを備える。本実施形態では、カード読取システム10は、美術館に設置されることによって、館員用の出入り口の開錠を制御する。他の実施形態では、カード読取システム10は、事業所および倉庫などに設置されていてもよい。本実施形態では、カード読取システム10は、美術館に設けられた壁部300と、壁部300から水平方向に突出した突出部310に設置される態様である。他の実施形態では、カード読取システム10は、壁部と床面に設置される態様であってもよいし、壁部と天井に設置される態様であってもよい。
カード読取部100は、カードに記録された情報を読み取ることができる。本実施形態では、カード読取部100は、IDカードに記録された情報を読み取る。
カード読取部100は、略矩形状であるとともに半透明の板状部材と、透明のタッチパネルとを備える。透明のタッチパネルは、壁部300の側とは反対側である正面側から、板状部材に重なっている。
ここでいう板状部材における「半透明」とは、カード読取部100における正面側から壁部300の側への視野を確保するとともに、カード読取部100における板状部材に壁部300の側から投射部200によって投射された画像を投射することができる透過率を有する透明度を意味する。本実施形態では、板状部材は、主としてガラスから構成される。他の実施形態では、板状部材は、主として、アクリル樹脂、ポリカーボネイト樹脂、ポリアリレート樹脂およびメタクリル樹脂のうちのいずれかから構成される樹脂板であってもよい。
本実施形態では、カード読取部100の鉛直方向における上側の辺は、カード読取システム10が設置された美術館の壁部300に取り付けられているとともに、カード読取部100の鉛直方向における下側の辺は、カード読取システム10が設置された美術館の突出部310における突出方向側に取り付けられている。
すなわち、カード読取部100における正面側の面は、鉛直方向における上端が鉛直方向における下端より壁部300の側に近い面である。このため、カード読取部100においてIDカードに記録された情報を読み取る面である正面側の面が、ユーザーにとって扱いやすい角度に設置できることから、カード読取システム10の使い勝手を向上することができる。
カード読取部100は、正面側における面において、IDカードに記録された情報を読み取る。カード読取部100は、板状部材内に透明なコイル110を備える。
コイル110は、磁界を発生させる。本実施形態では、カード読取部100は、コイル110が発生させた磁界にIDカードを通過させることでIDカード内に起電力を発生させることによって、IDカードから情報を読み取る。本実施形態では、コイル110は、板状部材であるカード読取部100の中央側を略矩形状に取り囲むように配されている。
投射部200は、カード読取部100が読み取った情報に応じた画像を表す投射光を投射する。本実施形態では、投射部200は、投射光をカード読取部100における板状部材に投射することによって、板状部材に画像を投射する。本実施形態では、投射部200は、コイル110の外側に配される。
本実施形態では、投射部200は、カード読取部100が読み取った情報が予め登録された個人を示すものであった場合、カード読取システム10の制御部(図示しない)からの指示に基づいて、IDカードが認証できたことと館員用の出入り口を開錠するか否かを選択するボタン部とを示した認証成功画像を投射する。投射部200は、カード読取部100が読み取った情報が予め登録された個人を示すものでなかった場合、カード読取システム10の制御部からの指示に基づいて、カードが認証できなかったことと館員用の出入り口を開錠しないことを示した認証失敗画像を投射する。
投射部200が認証成功画像を投射している場合、カード読取システム10は、カード読取部100側から見て、認証成功画像に表示されているボタン部に対応するタッチパネルの領域への入力を受け付けることによって、館員用の出入り口を開錠する。開錠したのち、投射部200は、カード読取システム10の制御部からの指示に基づいて、認証成功画像の表示を停止する。
投射部200が認証成功画像を投射してから一定時間、タッチパネルへの入力がなかった場合、投射部200は、カード読取システム10の制御部からの指示に基づいて、認証成功画像の表示を停止する。
投射部200が認証失敗画像を投射してから一定時間経過したのち、投射部200は、カード読取システム10の制御部からの指示に基づいて、認証失敗画像の表示を停止する。
このため、ユーザーは、カード読取部100に投射された画像の指示に応じて、タッチパネルを介した指示の入力ができる。
壁部300は、カード読取システム10が設置された美術館の館内の壁である。突出部310は、壁部300から水平方向に突出しているとともに、重力方向上側を向いた水平な面315を有する。
本実施形態では、投射部200は、カード読取部100と壁部300との間であって、かつ、突出部310における重力方向上側を向いた水平な面315上において、カード読取部100に画像を投射可能な位置に配される。このため、投射部200から射出される投射光が、カード読取部100に対するユーザーの操作によって妨げられることを防止できる。
本実施携帯における水平な面315上とは、投射部200が突出部310に埋め込まれている状態であるが、他の実施形態では、水平な面315上とは、投射部200が水平な面315の重力方向上側に取り付けられている状態であってもよい。
本実施形態では、投射部200が投射する画像の高さは、床面から110cm〜160cmの範囲である。他の実施携帯では、投射部200が投射する画像の高さは、床面から110cm未満であってもよいし、160cmより高くてもよい。
図2は、投射部200がカード読取部100に対して画像を投射している状態について示した説明図である。投射部200は、カード読取部100によってカードに記録された情報が読み取られるまで、画像を投射しない。このため、カード読取部100は半透明の板状部材であるため、投射部200が画像を投射していないときは、建築物の構成が見えなくなることを防止できる。
投射部200は、カード読取部100によって読み取られたカードに記録された情報が、予め登録された個人を示すものであった場合、認証成功画像をカード読取部100に投射する。また、投射部200は、カード読取部100によって読み取られたカードに記録された情報が、予め登録された個人を示すものでなかった場合、認証失敗画像をカード読取部100に投射する。
本実施形態は、画像表示手段として、液晶ディスプレイと同程度の大きさであっても半透明であるカード読取部100と、液晶ディスプレイより小さく構成できる投射部200とによって構成される。このため、カード読取部100がIDカードを読み取った場合には画像を表示するとともに、カード読取部100がIDカードを読み取っていない場合には建築物の構成が見えるようにして、カード読取システム10は、その設置された建築物の構成が見えなくなることを防止できる。
本実施形態は、板状部材内に透明なコイル110を備える。カードの読み取りに用いられる場合、コイル単体として用いられることは少なく、コイルは何らかの部材に覆われて通常用いられる。本実施形態では、部材に覆われているコイルの部材部分を半透明にすることによって、画像を投射する対象を別途設ける必要がなく、製造コストを抑制できる。
以上説明した実施形態によれば、カード読取部100に画像を配置できるとともに、コイル110から投射部200を隔離できることから、投射部200を構成している部品に含まれる金属が、コイル110が発生させた磁界に与える影響を小さくすることができる。そのため、カードの読取距離の低下を防止することができる。また、カード読取部100の近傍に画像を配置する場合であっても、画像表示部(例えば、液晶ディスプレイなど)の配置と比べて、投射部200の配置は自由度が高いため、建築物に設置する際にその建築物の構成が見えなくなることを防止できる。また、カード読取部100は半透明の板状部材であるため、投射部200が画像を投射していないときは、建築物の構成が見えなくなることを防止できる。また、投射部200からの画像を投射する対象物としてカード読取部100を使用することから、画像を投射する対象を別途設ける必要がないため、製造コストを抑制できる。
また、投射部200から射出される投射光が、カード読取部100に対するユーザーの操作によって妨げられることを防止できる。
また、カード読取部100においてカードに記録された情報を読み取る面が、ユーザーにとって扱いやすい角度に設置できるため、カード読取システム10の使い勝手を向上することができる。
また、ユーザーは、投射された画像の指示に応じて、タッチパネルを介した指示の入力ができる。
B.参考例:
図3は、参考例のカード読取システム40の説明図である。カード読取システム40は、カードに記録された情報を読み取るシステムである。カード読取システム40は、カード読取部400を備える。
カード読取部400は、カードに記録された情報を読み取る。カード読取部400は、略矩形状であるとともに板状部材である。カード読取部400は、画像表示部410と、コイル420とを備える。画像表示部410は、画像を表示する液晶ディスプレイである。コイル420は、画像表示部410の周囲を囲むように配される。カード読取部400は、コイル420が発生させた磁界にIDカードを通過させることでIDカード内に発生する電流を利用することによって、カードから情報を読み取る。
しかし、図3におけるカード読取システム40では、画像表示部410を構成している部品に含まれる金属が、コイル420が発生させた磁界に影響することによって、カード読取部400においてカードを読み取ることが出来る読取距離が低下してしまう場合がある。また、カード読取システム40が建築物等に設置された際に、その建築物(例えば、美術館、デザイナーズハウス等)の構成が画像表示部410により見えなくなる。本発明の実施形態であるカード読取システム10では、上述した構成を備えるため、カードの読取距離の低下および建築物の構成が見えなくなることを防止できる。
C.第2実施形態:
図4は、第2実施形態におけるカード読取システム10aについて示した説明図である。第2実施形態におけるカード読取システム10aにおいて、カード読取部100の鉛直方向における上側の辺は、カード読取システム10が設置された美術館の突出部310aにおける突出方向側に取り付けられているとともに、カード読取部100の鉛直方向における下側の辺は、カード読取システム10が設置された美術館の壁部300に取り付けられている。すなわち、カード読取部100における正面側の面は、鉛直方向における上端が鉛直方向における下端より壁部300の側から遠い面である。
また、突出部310aにおける重力方向下側を向いた水平な面315a上において、投射部200がカード読取部100に画像を投射可能な位置に配される。カード読取システム10aの他の点は、第1実施形態におけるカード読取システム10と同様である。
突出部310aは、壁部300から水平方向に突出しているとともに、重力方向下側を向いた水平な面315aを有する。カード読取システム10aでは、投射部200は、カード読取部100と壁部300との間であって、かつ、突出部310aにおける重力方向下側を向いた水平な面315a上において、壁部300に画像を投射可能な位置に配される。このため、投射部200から射出される投射光が、カード読取部100に対するユーザーの操作によって妨げられることを防止できる。また、カード読取システム10aを屋外に設置する場合に、透明の板状部材であるカード読取部100に対して太陽光が反射することを防止できる。また、カード読取システム10aを屋内に設置する場合でも、蛍光灯が反射することを防止できる。このため、ユーザーは、カード読取部100に投射された画像を見やすくなる。
D.第3実施形態:
図5は、第3実施形態におけるカード読取システム10bについて示した説明図である。第3実施形態におけるカード読取システム10bは、カード読取部100とは形状の異なるカード読取部100bおよびコイル110とは形状の異なるコイル110bを備える点と、投射部200とは投射光を投射する向きが異なる投射部200bを備える点とを除き、第1実施形態におけるカード読取システム10と同様である。
カード読取部100bは、IDカードに記録された情報を読み取る。カード読取部100bは、矩形の枠形状から一辺を取り除いた形状であるとともに透明の部材である。カード読取部100bは、その取り除かれた一辺の領域を突出部310により封止されるように突出部310に取り付けられている。また、カード読取部100bにおいて取り除かれた一辺とは反対側における辺は、カード読取システム10が設置された美術館の壁部300に取り付けられている。カード読取部100bは、透明の部材内に透明なコイル110bを備える。
コイル110bは、磁界を発生させる。コイル110bは、カード読取部100bの枠形状の内側を取り囲むように配され、コイル110bの一部は突出部310内に配されている。カード読取部100bは、枠形状の内側において、コイル110bが発生させた磁界にIDカードを通過させることでIDカード内に起電力を発生させることによって、IDカードから情報を読み取る。
カード読取システム10bにおける投射部200は、カード読取部100bにおける枠形状の内側に向かって投射光を出すことが可能な状態で、突出部310における重力方向上側を向いた水平な面315上に配されている。カード読取システム10bにおける投射部200は、ユーザーがIDカードを読み取らせるためにカード読取部100bにおける枠形状の内側にIDカードをかざした際に、そのIDカードに記録された情報に応じた画像をそのIDカードに投射可能な位置に配される。この時、IDカードは壁側からの投射光をユーザー側から見ることができる必要があるため、カード読取システム10bに適用されるIDカードには半透明の透過膜が貼られており、そこに投射光を投影する。
このため、投射部200は、コイル110bの内側にかざされたIDカードに画像を投射することから、画像を投射する対象を別途設ける必要がない。その結果、カード読取システム10bの製造コストを抑制できる。
E.変形例:
上記実施形態のカード読取システム10では、カード読取部100の鉛直方向における上側の辺は、カード読取システム10が設置された美術館の壁部300に取り付けられているとともに、カード読取部100の鉛直方向における下側の辺は、カード読取システム10が設置された美術館の突出部310における突出方向側に取り付けられているとしていたが、本発明はこれに限られない。例えば、カード読取部100の鉛直方向における上側の辺は、カード読取システム10が設置された美術館の壁部300に取り付けられておらず、カード読取部100の鉛直方向における下側の辺は、カード読取システム10が設置された美術館の突出部310における突出方向側に取り付けられていてもよい。
また、上記実施形態のカード読取システム10では、投射部200は、カード読取部100と壁部300との間であって、かつ、突出部310における重力方向上側を向いた水平な面315上において、カード読取部100に画像を投射可能な位置に配されていたが、本発明はこれに限られない。例えば、投射部200は、カード読取部100と壁部300との間の外側から、カード読取部100に画像を投射可能な位置に配されていてもよい。また、投射部200は、カード読取部100と壁部300との間であって、かつ、壁部300上において、カード読取部100に画像を投射可能な位置に配されていてもよい。
また、上記実施形態のカード読取システム10では、カード読取部100は、略矩形状であるとともに半透明の板状部材と、透明のタッチパネルとを備えていたが、本発明はこれに限られない。例えば、カード読取部100は、略矩形状であるとともに半透明の板状部材と、透明のタッチパネルとに加え、さらに突出部310内に別の構成を備えていてもよい。
また、上記実施形態のカード読取システム10では、突出部310は、壁部300から水平方向に突出しているとしていたが、本発明はこれに限られない。例えば、突出部310は、壁部300から水平方向より鉛直方向における上側を向いて突出していてもよいし、壁部300から水平方向より鉛直方向における下側を向いて突出していてもよい。また、突出部310は、重力方向上側を向いた水平な面315を有するとしていたが、本発明はこれに限られない。例えば、突出部310は、鉛直方向における上端が鉛直方向における下端より壁部300の側に近い面を有してもよいし、鉛直方向における上端が鉛直方向における下端より壁部300の側から遠い面を有してもよい。
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部または全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…カード読取システム
10a…カード読取システム
10b…カード読取システム
40…カード読取システム
100…カード読取部
100b…カード読取部
110…コイル
110b…コイル
200…投射部
200b…投射部
300…壁部
310…突出部
310a…突出部
315…面
315a…面
400…カード読取部
410…画像表示部
420…コイル

Claims (6)

  1. 入退出におけるセキュリティカードを読み取るカード読取システムであって、
    磁界を発生させるコイルが組み込まれた、全体が半透明の板状部材を有し、前記板状部材は水平方向から傾いた状態で壁に取り付けられるとともに前記板状部材における前記壁の側を向いた面とは反対側である正面側の前記板状部材の面において前記セキュリティカードに記録された認証に関する情報を読み取ることができるカード読取部と、
    前記コイルから隔離された位置であって前記板状部材のうち前記壁の側を向いた面に投射可能な位置に配され、前記情報に応じた認証の可否を示す画像を投射することができる投射部と、を備え、
    前記投射部は、前記板状部材に画像を投射することができる位置に配され、
    前記コイルは、前記カード読取部のうち前記画像が投射される領域を取り囲むように配されており、
    記板状部材は、前記投射部による前記画像の投影が行なわれている状態では、前記板状部材の表面に前記画像が視認可能に形成される程度に半透明であり、かつ前記投射部による前記画像の投射が行なわれていない状態では、前記板状部材の背後に存在する前記壁を視認可能な透明度を有する、カード読取システム。
  2. 請求項1に記載のカード読取システムであって、
    前記投射部は、前記カード読取部と前記壁との間に配される、カード読取システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載のカード読取システムであって、
    前記板状部材における前記正面側の面は、鉛直方向における上端が鉛直方向における下端より前記壁の側に近い面である、カード読取システム。
  4. 請求項1または請求項2に記載のカード読取システムであって、
    前記板状部材における前記正面側の面は、鉛直方向における上端が鉛直方向における下端より前記壁の側から遠い面である、カード読取システム。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のカード読取システムであって、
    前記カード読取部は、前記板状部材における前記正面側にタッチパネルを有する、カード読取システム。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のカード読取システムであって、さらに、
    前記壁に一部が取り付けられ、前記壁から水平方向に突出した突出部を備え、
    前記板状部材のうち一部は、前記突出部に取り付けられている、カード読取システム。
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