JP6773364B2 - 室圧制御システム - Google Patents

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Description

本発明は室圧制御システムに関し、特に気体の供給元及び排出先が連絡している複数の部屋について一部の部屋の室圧を保持しながら残りの部屋を安定的に密閉する室圧制御システムに関する。
バイオクリーンルームなどでは、室内環境を適切に維持するため、密閉性のよい壁や扉で仕切り、室圧の管理が行われる。また、バイオクリーンルームなどは、用途に応じた使い勝手の向上のために複数の小部屋が設けられることが多い。複数の小部屋の室圧管理を効率よく行うために、1台のファンで供給された空気を各小部屋に分配しているものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開平7−83476号公報
バイオクリーンルームなどでは、部屋の除染が行われることがある。部屋を除染する際は、部屋への空気の給排気を止めて部屋を密閉する必要がある。1台のファンで供給された空気を複数の小部屋に分配しているシステムにおいて、室圧管理を継続する部屋と除染する部屋とが混在する場合、除染対象の小部屋への空気の出入りを止めるべくダンパを閉じようとすると、ハンチングが生じる等の不具合が生じていた。
本発明は上述の課題に鑑み、非密閉室の室圧を保持しながら密閉実行室を安定的に密閉することができる室圧制御システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様に係る室圧制御システムは、例えば図1に示すように、必要に応じて密閉する密閉実行室Rsと、密閉実行室Rsの密閉が行われる際にも気体Aを出入りさせながら室内の圧力が第1の所定の圧力に保持される非密閉室Rkと、に向けて気体Aを送る供給ファン11と;供給ファン11から供給された気体Aを流す供給主流路20と;供給主流路20から分岐して密閉実行室Rsに気体Aを導く第1の供給流路21と;供給主流路20から分岐して非密閉室Rkに気体Aを導く第2の供給流路22と;密閉実行室Rsから流出した気体Aを流す第1の排出流路41と;非密閉室Rkから流出した気体Aを流す第2の排出流路42と;第1の排出流路41を流れる気体Aと第2の排出流路42を流れる気体Aとを合流させて流す排出主流路40と;排出主流路40の気体Aを外部に排出する排出ファン59と;第1の供給流路21を流れる気体Aの流量を変化させる供給流量調節装置31と;第1の排出流路41を流れる気体Aの流量を変化させる排出流量調節装置51と;密閉実行室Rsの内部の圧力を検出する室内圧力検出器61とを備え;供給流量調節装置31と排出流量調節装置51とのどちらか一方が、室内圧力検出器61で検出された圧力が第2の所定の圧力となるように、通過する気体Aの流量を調節することができるように構成され;さらに、供給流量調節装置31よりも密閉実行室Rs側で第1の供給流路21を遮断可能な供給ダンパ35と;排出流量調節装置51よりも密閉実行室Rs側で第1の排出流路41を遮断可能な排出ダンパ55と;供給流量調節装置31と供給ダンパ35との間の第1の供給流路21と、排出流量調節装置51と排出ダンパ55との間の第1の排出流路41と、の間を連絡するバイパス流路48と;バイパス流路48を開閉可能なバイパスダンパ58とを備える。
このように構成すると、内部圧力が第2の所定の圧力に保持されている密閉実行室の密閉を実行する際に、バイパスダンパを開け、供給ダンパ又は排出ダンパを閉じて密閉実行室への気体の出入りを第1の供給流路又は第1の排出流路の1箇所とし、室内圧力検出器の圧力検出を停止して、供給ダンパ及び排出ダンパのうちの開いている方のダンパを閉じることで、非密閉室の室圧を保持しながら密閉実行室を安定的に密閉することができる。
また、本発明の第2の態様に係る室圧制御システムは、例えば図1、図2を参照して示すと、上記本発明の第1の態様に係る室圧制御システム1において、排出流量調節装置51と排出ダンパ55との間の第1の排出流路41の圧力を直接又は間接的に検出する流路内圧力検出器68と;供給流量調節装置31及び排出流量調節装置51における気体Aの通過流量を制御すると共に、供給ダンパ35、排出ダンパ55、及びバイパスダンパ58の開閉を制御する制御装置90とを備え;供給流量調節装置31及び排出流量調節装置51のうち、室内圧力検出器61で検出された圧力に応じて通過する気体Aの流量を調節する方51を室圧制御流量調節装置としたときに;制御装置90は、供給ダンパ35及び排出ダンパ55が開の状態かつバイパスダンパ58が閉の状態において室内圧力検出器61で検出された圧力が第2の所定の圧力となるように密閉実行室Rsの室圧制御が行われている状態から密閉実行室Rsを密閉する際に、バイパスダンパ58を開にし(S2)、供給ダンパ35又は排出ダンパ55を閉じて(S3)密閉実行室Rsへの気体Aの出入りを第1の供給流路21又は第1の排出流路41の1箇所とし、室圧制御流量調節装置51における制御の基となる入力を室内圧力検出器61から流路内圧力検出器68に切り替え(S4)、供給ダンパ35及び排出ダンパ55のうちの開いている方55を閉じて(S5)密閉実行室Rsへの気体Aの出入りを停止するように、供給流量調節装置31、排出流量調節装置51、供給ダンパ35、排出ダンパ55、及びバイパスダンパ58を制御する。ここで、排出流量調節装置と排出ダンパとの間の第1の排出流路の圧力を直接又は間接的に検出するとは、当該部分の圧力を直接検出することのほか、当該部分と連通する他の部分(バイパス流路等)の圧力を検出することも含むことを意味している。
このように構成すると、非密閉室の室圧を保持しつつ、密閉実行室を、密閉される直前まで室圧を維持しながら安定的に密閉することができる。
また、本発明の第3の態様に係る室圧制御システムは、例えば図1、図3を参照して示すと、上記本発明の第2の態様に係る室圧制御システム1において、制御装置90は、供給ダンパ35及び排出ダンパ55が閉の状態かつバイパスダンパ58が開の状態で密閉実行室Rsが密閉されている状態から密閉実行室RSの室圧制御が行われる状態に移行する際に、供給流量調節装置31及び排出流量調節装置51における気体Aの通過を開始し(S11、S12)、流路内圧力検出器68で検出された圧力が第2の所定の圧力となるように室圧制御流量調節装置51における気体Aの流量を調節し(S13)、供給ダンパ35又は排出ダンパ55を開けて(S14)第1の供給流路21又は第1の排出流路41の1箇所から密閉実行室Rsへ気体Aが出入りするようにし、室圧制御流量調節装置51における制御の基となる入力を流路内圧力検出器68から室内圧力検出器61に切り替え(S15)、供給ダンパ35及び排出ダンパ55のうちの閉じている方を開いて(S16)第1の供給流路21及び第1の排出流路41の双方から密閉実行室Rsへの気体Aの出入りを可能とし、バイパスダンパ58を閉にする(S17)ように、供給流量調節装置31、排出流量調節装置51、供給ダンパ35、排出ダンパ55、及びバイパスダンパ58を制御する。
このように構成すると、非密閉室の室圧を保持しながら密閉実行室の密閉を解除して、密閉実行室を密閉解除の直後から第2の所定の圧力にしてその室圧を維持しながら室圧制御に移行することができる。
また、本発明の第4の態様に係る室圧制御システムは、例えば図1及び図2を参照して示すと、上記本発明の第2の態様又は第3の態様に係る室圧制御システム1において、供給流量調節装置31及び排出流量調節装置51のうち、室圧制御流量調節装置51ではない方31を密閉時流量調節装置としたときに;制御装置90は、バイパスダンパ58を開にする(S2)前に、密閉時流量調節装置31を通過する気体Aの流量をあらかじめ決められた小流量とする(S1)ように供給流量調節装置31又は排出流量調節装置51を制御する。
このように構成すると、バイパス流路及びバイパスダンパのサイズを小さくすることができると共に、バイパスダンパが開いたときの圧力変動を小さくすることができる。
本発明によれば、内部の圧力が第2の所定の圧力に保持されている密閉実行室の密閉を実行する際に、バイパスダンパを開け、供給ダンパ又は排出ダンパを閉じて密閉実行室への気体の出入りを第1の供給流路又は第1の排出流路の1箇所とし、室内圧力検出器の圧力検出を停止して、供給ダンパ及び排出ダンパのうちの開いている方のダンパを閉じることで、非密閉室の室圧を保持しながら密閉実行室を安定的に密閉することができる。
本発明の実施の形態に係る室圧制御システムの模式的系統図である。 除染室を密閉する手順を説明するフローチャートである。 除染室を密閉された状態から室圧制御を行う状態に戻す手順を説明するフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において互いに同一又は相当する部材には同一あるいは類似の符号を付し、重複した説明は省略する。
まず図1を参照して、本発明の実施の形態に係る室圧制御システム1を説明する。図1は、室圧制御システム1の模式的系統図である。室圧制御システム1は、本実施の形態では、複数存在するバイオクリーンルームのそれぞれへの空気の供給量と排出量とを調節することで内部圧力を個別に制御するシステムである。複数の部屋の内部圧力を個別に制御するには、各部屋に対して専用の給気ファン及び排気ファンを設けることが考えられるが、本実施の形態における制御対象のバイオクリーンルームは、小さな部屋が複数存在する構成となっている。そのため、各部屋の圧力を個別に制御するために、各部屋に対して専用の給気ファン及び排気ファンを設けることとすると、機器構成の煩雑化、機器設置場所の増加、及びコストの増加を招来することとなる。このような不都合を回避するために、本実施の形態では、複数の部屋に対して、1台の給気ファン及び1台の排気ファンで、室圧制御のための給気及び排気を行うこととしている。
本実施の形態のバイオクリーンルームでは、複数の部屋のうちの一部の部屋に対して、除染を行うことを想定している。本実施の形態では、除染が行われる部屋を除染室Rsということとする。除染は、例えば、対象の部屋である除染室Rsを密閉し、適切な濃度の過酸化水素水を入れ、一定時間置くことで行われる。このように、除染室Rsは、除染が行われる際は密閉されることとなり、密閉実行室に相当する。除染室Rsの除染が行われる際にも、その他の部屋である非除染室Rkは、所定の圧力に保持される室圧制御が行われる。このように、非除染室Rkは、除染室Rsの除染が行われる際にも室内圧力が所定の圧力に保持される制御が行われることとなり、非密閉室に相当する。非除染室Rkの室圧制御を行いながら、除染室Rsの除染を行う前提として除染室Rsの密閉を行うために、除染室Rsへ給排気する系統のダンパを閉じることで除染室Rsへの給排気を直ちに停止しようとすると、各部屋に圧力変動が生じて制御が不安定になる場合がある。本実施の形態に係る室圧制御システム1では、以下に説明する構成を採用し、以下に説明する制御を行うことで、非除染室Rkの室圧制御を行いながら除染室Rsを密閉する際に、各部屋に圧力変動が生じることを抑制し、制御の安定化を図ることとしている。
室圧制御システム1は、空調機10と、空調機10から供給された空気Aを除染室Rs及び非除染室Rkに供給するダクトと、除染室Rs及び非除染室Rkから排出された空気Aを流すダクトと、排出ファン59と、除染室Rsの内部の圧力を検出する室内圧力検出器としての除染室内圧センサ61と、制御装置90とを備えている。
空調機10は、導入した空気Aの温度を調節して供給先に向けて供給する装置であり、供給ファン11と、コイル12と、フィルタ13とを有している。供給ファン11は、温度調節が行われた空気Aを吐出する機器であり、インバータによって吐出する空気Aの流量を変化させることができるように構成されている。コイル12は、冷温水発生機等の熱源機械(不図示)から、空気Aを冷却するときは冷水を、空気Aを加熱するときは温水をチューブ内に導入し、チューブの外側を通過する空気Aを冷水又は温水と熱交換させることで、空気Aを冷却又は加熱する機器である。フィルタ13は、空気Aを通過させることで空気Aから塵埃を除去するものである。空調機10は、供給ファン11の起動により空気Aを流動させ、導入した空気Aを、フィルタ13に通過させて塵埃を除去し、次いでコイル12に通過させて冷却又は加熱した上で、除染室Rs及び非除染室Rkに向けて吐出するように構成されている。空調機10の吐出側には、空調機10から吐出された空気Aを流す主往ダクト20の一端が接続されている。
主往ダクト20は、空調機10から吐出された空気Aを、除染室Rsに導く第1往ダクト21と、非除染室Rkに導く第2往ダクト22とに分配するダクトであり、供給主流路を構成する。第1往ダクト21は、主往ダクト20から除染室Rsへ空気Aを導くダクトであり、第1の供給流路を構成する。第1往ダクト21は、一端が主往ダクト20に、他端が除染室Rsに、それぞれ接続されている。第2往ダクト22は、主往ダクト20から非除染室Rkへ空気Aを導くダクトであり、第2の供給流路を構成する。第2往ダクト22は、一端が主往ダクト20に、他端が非除染室Rkに、それぞれ接続されている。
第1往ダクト21には、可変風量装置(以下「VAV」という。)31が配設されている。VAVは、ケーシング内に風量調節ダンパと風速センサとが設けられており、風速と流路断面積と空気流量との関係(風速×流路断面積=空気流量)を用いて、風速センサで検出された風速が所望の風速となるように風量調節ダンパの開度が調節されることで、通過する風量を調節する装置である。以下に説明する複数のVAVを区別するため、VAV31を第1往VAV31ということとする。第1往VAV31は、第1往ダクト21を流れる空気Aの流量を変化させるものであり、供給流量調節装置に相当する。また、第1往VAV31より下流側の第1往ダクト21、換言すれば第1往VAV31と除染室Rsとの間の第1往ダクト21には、供給ダンパ35が配設されている。供給ダンパ35は、閉じることで、第1往ダクト21から除染室Rsに対する空気Aの出入りを止めることができるように構成されている。供給ダンパ35は、典型的にはモータダンパが用いられ、ダンパの開閉を遠隔で操作することができるように構成されている。第2往ダクト22には、第2往VAV32が配設されている。
除染室Rsには、除染室Rs内から排出された空気Aを流す第1還ダクト41の一端が接続されている。第1還ダクト41は、第1の排出流路を構成する。第1還ダクト41の他端は、主還ダクト40に接続されている。非除染室Rkには、非除染室Rk内から排出された空気Aを流す第2還ダクト42の一端が接続されている。第2還ダクト42は、第2の排出流路を構成する。第2還ダクト42の他端は、主還ダクト40に接続されている。主還ダクト40は、第1還ダクト41を流れる空気Aと第2還ダクト42を流れる空気Aとを合流させて室圧制御システム1の外に導くダクトであり、排出主流路を構成する。主還ダクト40には、排出ファン59が配設されている。排出ファン59は、除染室Rsの空気A及び非除染室Rkの空気Aを室圧制御システム1の外に排出するファンであり、インバータによって吐出する空気Aの流量を変化させることができるように構成されている。
第1還ダクト41には、第1還VAV51が配設されている。第1還VAV51は、第1還ダクト41を流れる空気Aの流量を変化させるものであり、排出流量調節装置に相当する。また、第1還VAV51より上流側の第1還ダクト41、換言すれば第1還VAV51と除染室Rsとの間の第1還ダクト41には、排出ダンパ55が配設されている。排出ダンパ55は、閉じることで、除染室Rsから第1還ダクト41に対する空気Aの出入りを止めることができるように構成されている。排出ダンパ55は、典型的にはモータダンパが用いられ、ダンパの開閉を遠隔で操作することができるように構成されている。また、第1往VAV31と供給ダンパ35との間の第1往ダクト21と、第1還VAV51と排出ダンパ55との間の第1還ダクト41とは、バイパスダクト48で接続されている。バイパスダクト48は、除染室Rsを経由せずに第1往ダクト21と第1還ダクト41とを連絡するダクトであり、バイパス流路を構成する。バイパスダクト48には、バイパスダンパ58が配設されている。バイパスダンパ58は、閉じることで、バイパスダクト48の空気Aの流れを遮断することができるように構成されている。
除染室内圧センサ61は、除染室Rsに設置されている。また、第1還VAV51と排出ダンパ55との間の第1還ダクト41及びバイパスダクト48と連通する部分には、当該ダクト内の圧力を検出するダクト内圧センサ68が設けられている。ダクト内圧センサ68は、流路内圧検出器に相当する。除染室内圧センサ61及びダクト内圧センサ68は、第1制御部91に有線又は無線で電気的に接続されている。第1制御部91として、DDC(ダイレクトデジタルコントローラ)が用いられてもよい。第1制御部91は、さらに、第1往VAV31及び第1還VAV51に有線又は無線で電気的に接続されており、除染室内圧センサ61又はダクト内圧センサ68で検出された値に応じて第1往VAV31及び/又は第1還VAV51の開度を調節することができるように構成されている。
非除染室Rkに一端が接続された第2還ダクト42には、第2還VAV52が配設されている。また、非除染室Rkには、非除染室Rkの内部の圧力を検出する非除染室内圧センサ62が設置されている。非除染室内圧センサ62は、第2制御部92に有線又は無線で電気的に接続されている。第2制御部92として、DDCが用いられてもよい。第2制御部92は、さらに、第2還VAV52に有線又は無線で電気的に接続されており、非除染室内圧センサ62で検出された値が第1の所定の圧力を維持するべく第2還VAV52の開度を調節することができるように構成されている。第1の所定の圧力は、非除染室Rkの用途に応じて決定された任意の圧力である。
制御装置90は、室圧制御システム1の動作を制御する。制御装置90は、空調機10と有線又は無線で電気的に接続されており、空調機10の発停及び空調機10から供給される空気Aの温度及び流量を制御することができるように構成されている。また、制御装置90は、供給ダンパ35、排出ダンパ55、バイパスダンパ58とそれぞれ有線又は無線で電気的に接続されており、各ダンパ35、55、58の開閉を制御することができるように構成されている。また、制御装置90は、排出ファン59と有線又は無線で電気的に接続されており、排出ファン59の発停及び吐出される空気Aの流量を制御することができるように構成されている。また、制御装置90は、第1制御部91と有線又は無線で電気的に接続されており、除染室Rsの内部圧力の設定値を変更することができるように構成されている。また、制御装置90は、第2制御部92と有線又は無線で電気的に接続されており、非除染室Rkの内部圧力の設定値を変更することができるように構成されている。
引き続き図1を参照して、室圧制御システム1の作用を説明する。まず、除染室Rs及び非除染室Rk共に室圧制御を行う場合の作用を説明する。この場合の前提として、供給ダンパ35及び排出ダンパ55は共に開、バイパスダンパ58は閉となっている。また、除染室Rs及び非除染室Rkを設定温度にするのに適切な温度の空気Aが除染室Rs及び非除染室Rkに供給されるように、空調機10から供給される空気Aの温度が設定されている。また、除染室Rsについて、室内が設定温度になるような風量の空気Aが室内に供給されるように第1往VAV31が設定されていると共に、目標とする室内の圧力(第2の所定の圧力)が第1制御部91に入力されている。第2の所定の圧力は、除染室Rsの用途に応じて決定された任意の圧力であり、第1の所定の圧力と同じであっても異なっていてもよい。また、非除染室Rkについて、室内が設定温度になるような風量の空気Aが室内に供給されるように第2往VAV32が設定されていると共に、目標とする室内の圧力(第1の所定の圧力)が第2制御部92に入力されている。
室圧制御システム1を作動させる際、制御装置90は、空調機10を起動する。これにより、外部から空気Aが空調機10に流入する。空調機10に流入した空気Aは、フィルタ13を通過する際に塵埃が除去され、コイル12を通過する際に温度が調節され、供給ファン11によって吐出される。空調機10から吐出された空気Aは、主往ダクト20を流れた後、第1往ダクト21及び第2往ダクト22に分配される。第1往ダクト21を流れる空気Aは、第1往VAV31を通過して適切な流量に調節されたうえで除染室Rsに流入する。このとき、バイパスダンパ58が閉じられているため、空気Aはバイパスダクト48には流入しない。除染室Rsは、流入した空気Aによって、室温が設定値になるように調節される。他方、第2往ダクト22を流れる空気Aは、第2往VAV32を通過して適切な流量に調節されたうえで非除染室Rkに流入する。非除染室Rkは、流入した空気Aによって、室温が設定値になるように調節される。
制御装置90は、空調機10の起動と連動して、排出ファン59も起動する。これにより、排出ファン59の吸い込み側に接続されている主還ダクト40並びにこれに連絡している第1還ダクト41及び除染室Rsと第2還ダクト42及び非除染室Rkの内部の空気Aが排出ファン59に吸い込まれる。換言すれば、排出ファン59の起動により、除染室Rs内の空気Aは、第1還ダクト41を流れ、第1還VAV51を通過して主還ダクト40に流入する。他方、非除染室Rk内の空気Aは、第2還ダクト42を流れ、第2還VAV52を通過して主還ダクト40に流入する。第1還ダクト41から主還ダクト40に流入した空気A及び第2還ダクト42から主還ダクト40に流入した空気Aは、合流して主還ダクト40を流れ、室圧制御システム1の外に排出される。
排出ファン59の作動により空気Aが排出される際、第1制御部91は、除染室内圧センサ61で検出した値が第2の所定の値となるように第1還VAV51の開度を調節する。これにより、除染室Rsの室圧制御が行われる。本実施の形態では、第1還VAV51が、室圧制御流量調節装置に該当する。なお、本実施の形態では、第1還VAV51が、排出流量調節装置に相当し、かつ、室圧制御流量調節装置に該当するが、排出流量調節装置は配置の観点で見た呼称であり、室圧制御流量調節装置は機能の観点で見た呼称である。他方、第2制御部92は、非除染室内圧センサ62で検出した値が第1の所定の値になるように第2還VAV52の開度を調節する。これにより、非除染室Rkの室圧制御が行われる。
上述のように除染室Rs及び非除染室Rkの室圧制御を行っている中で、除染室Rsの除染を行うこととなった際は、除染室Rsを密閉することとなる。除染室Rsを密閉する際にも、非除染室Rkは、バイオクリーンルームの機能を発揮させるために、上述の室圧制御が継続して行われる。しかし、空気Aの供給元及び排出先が連絡している複数の部屋について、非除染室Rkの室圧制御を行いつつ、除染室Rsの密閉を行おうとして供給する空気Aの流量を減少させていくと、第1往VAV31が許容する最小風量未満で風量制御ができなくなり、ハンチングが生じ、あるいは除染室Rsの締切寸前に異常室圧となってしまう。本実施の形態に係る室圧制御システム1では、このような不都合を回避するために、以下の手順で密閉することとしている。
図2は、除染室Rsを密閉する手順を説明するフローチャートである。なお、本実施の形態では、前述のように、第1還VAV51が室圧制御流量調節装置に該当するため、第1往VAV31が密閉時流量調節装置に該当する。密閉時流量調節装置は機能の観点で見た呼称である。さて、除染室Rs及び非除染室Rkの室圧制御を行っている中で、除染室Rsの除染を行うこととなった際、制御装置90は、第1制御部91を介して、第1往VAV31を通過する空気Aの流量が、第1往VAV31で許容される最小流量となるように、第1往VAV31を制御する(S1)。ここでの最小流量は、除染室Rsを密閉する制御においてあらかじめ決められた流量であり、典型的にはハンチングが生じない範囲の流量である。第1往VAV31を通過する空気Aの流量が最小流量となるようにすることに伴って、第1制御部91は除染室内圧センサ61で検出した値が第2の所定の値になるように第1還VAV51の開度を絞ることとなる。
次に制御装置90は、バイパスダンパ58を開にする(S2)。これにより、空気Aは、第1往ダクト21から除染室Rsを介して第1還ダクト41に流入するのみならず、第1往ダクト21からバイパスダクト48を介して第1還ダクト41に流入するようになり、除染室Rsとバイパスダクト48とを並列に流れることとなる。バイパスダンパ58を開けたら、制御装置90は、供給ダンパ35を閉にする(S3)。すると、除染室Rsに対する空気Aの出入りは、第2還ダクト42の1箇所になる。このときも、第1制御部91は、除染室内圧センサ61で検出した値が第2の所定の値になるように、第1還VAV51の開度を制御している。除染室内圧センサ61で検出した値が第2の所定の値よりも低い場合、第1制御部91は第1還VAV51の開度を絞り、バイパスダクト48を流れてきた空気Aの少なくとも一部が除染室Rsに供給されるようにする。他方、除染室内圧センサ61で検出した値が第2の所定の値よりも高い場合、第1制御部91は第1還VAV51の開度を開き、除染室Rs内の空気Aが除染室Rsの外に排出されるようにする。
次に、制御装置90は、第1制御部91を介して、第1還VAV51の制御の基となる圧力センサを、除染室内圧センサ61からダクト内圧センサ68に切り替える(S4)。このとき、ダクト内圧センサ68の設定値を除染室Rsの内部圧力で変えるカスケード制御とするとよい。この切り替えにより、第1制御部91は、ダクト内圧センサ68で検出した値が設定値になるように第1還VAV51の開度を制御することとなる。このとき、ダクト内圧センサ68が設置されているダクトは除染室Rsと連通しているので、除染室Rsは、内部圧力が設定値になるように制御される。
次に制御装置90は、排出ダンパ55を閉にする(S5)。これにより、除染室Rsに対する空気Aの出入りがなくなり、除染室Rsは密閉されることになる。このとき、第1還VAV51は、ダクト内圧センサ68で検出された圧力に基づいて開度が制御されているため、排出ダンパ55を閉じる際にハンチング等の不具合が生じることを回避することができる。排出ダンパ55が閉になることで、バイパスダクト48から第1還ダクト41に入ってきた空気Aは、主還ダクト40に向けて流れる。なお、排出ダンパ55を閉にしたら、ダクト内圧センサ68の設定値を、カスケード制御から、あらかじめ指定された設定値とするとよい。排出ダンパ55を閉にしたら、制御装置90は、第1制御部91を介して、第1往VAV31を停止し(S6)、第1還VAV51を停止する(S7)。ここでの第1往VAV31及び第1還VAV51の停止により、それぞれ、開度が全閉となる。なお、第1往VAV31の停止(S6)、及び第1還VAV51の停止(S7)は、この順に限らず、第1還VAV51の停止後に第1往VAV31を停止させてもよく、両者を同時に停止させてもよい。
上述の手順で除染室Rsを密閉したら、除染室Rsの除染作業が行われる。除染作業が終了したら、除染室Rsを、再び室圧制御の対象とし、第2の所定の圧力にする。このとき、供給ダンパ35及び/又は排出ダンパ55を急に開けると、空気Aの供給元及び排出先が連絡することとなる非除染室Rkの室圧制御に影響を及ぼすことになるのみならず、除染室Rsの室圧制御の不安定を招くおそれがある。そこで、本実施の形態に係る室圧制御システム1では、このような不都合を回避するために、以下の手順で除染室Rsの室圧制御を再開することとしている。
図3は、除染室Rsを密閉された状態から室圧制御を行う状態に戻す手順を説明するフローチャートである。なお、除染室Rsが密閉されている状態では、供給ダンパ35及び排出ダンパ55が閉、バイパスダンパ58が開となっている。除染室Rsが密閉されている一方で非除染室Rkの室圧制御を行っている中で、除染室Rsを室圧制御に戻す際、制御装置90は、第1制御部91を介して、第1往VAV31を作動させ(S11)、第1還VAV51を作動させる(S12)。これにより、空気Aは、第1往VAV31を通過し、バイパスダクト48を経由して、第1還VAV51を通過するように流れることとなる。第1往VAV31を作動させる際、第1制御部91は、本実施の形態では、第1往VAV31を通過する空気Aの流量が第1往VAV31で許容される最小流量となるように、第1往VAV31を制御する。なお、第1往VAV31の作動(S11)、及び第1還VAV51の作動(S12)は、この順に限らず、第1還VAV51の作動後に第1往VAV31を作動させてもよく、両者を同時に作動させてもよい。
第1往VAV31及び第1還VAV51を作動させたら、制御装置90は、第1制御部91を介して、ダクト内圧センサ68で検出された圧力が第2の所定の圧力となるように、第1還VAV51を制御する(S13)。次に制御装置90は、排出ダンパ55を開にする(S14)。すると、除染室Rsに対して、第1還ダクト41の1箇所で空気Aの出入りが行われることとなる。このとき、第1往VAV31を通過する空気Aの流量が最小流量となっているので、空気Aが除染室Rs内に流入し始める際の圧力変動は比較的小さく、非除染室Rkの室圧制御に及ぼす影響を抑制することができる。その後、制御装置90は、第1制御部91を介して、第1還VAV51の制御の基となる圧力センサを、ダクト内圧センサ68から除染室内圧センサ61に切り替える(S15)。この切り替えにより、第1制御部91は、除染室内圧センサ61で検出した圧力が第2の所定の圧力になるように第1還VAV51の開度を制御することとなる。
次に制御装置90は、供給ダンパ35を開にする(S16)。これにより、空気Aは、第1往ダクト21からバイパスダクト48を介して第1還ダクト41に流入するのみならず、第1往ダクト21から除染室Rsを介して第1還ダクト41に流入するようになり、バイパスダクト48と除染室Rsとを並列に流れることとなる。次に制御装置90は、バイパスダンパ58を閉にする(S17)。これにより、空気Aは、バイパスダクト48を流れずに、第1往ダクト21から除染室Rsを介して第1還ダクト41に流入するようになる。この空気Aの流れは、除染室Rsの室圧制御を行う際のものである。その後、制御装置90は、第1制御部91を介して、第1往VAV31を通過する空気Aの流量が定格流量となるように、第1往VAV31を制御する(S18)。このようにして、非除染室Rkの室圧制御を実施しながら、除染室Rsを、密閉された状態から室圧制御を行う状態に戻すことができる。
以上で説明したように、本実施の形態に係る室圧制御システム1によれば、第1往VAV31と供給ダンパ35との間の第1往ダクト21と、第1還VAV51と排出ダンパ55との間の第1還ダクト41と、の間を連絡するバイパスダクト48を備えるので、非除染室Rkの室圧を保持しながら除染室Rsを密閉することが可能になる。また、第1還VAV51(室圧制御流量調節装置)の制御の基となる圧力センサとして除染室内圧センサ61とダクト内圧センサ68とを切り替えつつ、供給ダンパ35、排出ダンパ55、及びバイパスダンパ58の開閉を適切に切り替えることで、非除染室Rkの室圧を保持しつつ、除染室Rsの密閉が実行される直前まで除染室Rsの室圧を維持することができると共に、非除染室Rkの室圧を保持しながら除染室Rsの密閉を解除して、除染室Rsの密閉解除の直後から除染室Rsを第2の所定の圧力にしてその室圧を維持しながら室圧制御に移行することができる。
以上の説明では、密閉実行室(除染室Rs)及び非密閉室(非除染室Rk)がバイオクリーンルームであるとしたが、バイオクリーンルーム以外の、空気Aの供給元及び排出先が連絡している複数の部屋のうちの一部の部屋の室圧制御が行われつつ残りの部屋の密閉が実行されるものであってもよい。
以上の説明では、第1還VAV51が室圧制御流量調節装置に該当し、第1往VAV31が密閉時流量調節装置に該当することとしたが、第1往VAV31を室圧制御流量調節装置とし、第1還VAV51を密閉時流量調節装置としてもよい。
以上の説明では、除染室Rsを密閉する制御を行う際、バイパスダンパ58を開ける前に第1往VAV31を通過する空気Aの流量を最小流量にすることとしたが、空気Aの流量を減少させなくてもよい。しかしながら、バイパスダンパ58を開ける前に第1往VAV31を通過する空気Aの流量を最小流量にすると、バイパスダクト48及びバイパスダンパ58のサイズを小さくできると共に、除染室Rsの室圧変動を抑制することができるため好ましい。
以上の説明では、供給流量調節装置及び排出流量調節装置が共にVAVであるとしたが、一方又は両方がPCD(室圧制御ダンパ)であってもよく、モータダンパと圧力センサとの組み合わせであってもよい。
以上の説明では、除染室Rsを密閉する制御を行う際、バイパスダンパ58を開けた後に供給ダンパ35を閉じることとしたが、供給ダンパ35に代えて排出ダンパ55を閉じることとしてもよい。つまり、この時点では、除染室Rsに対する空気Aの出入りが1箇所になるようにすればよい。この場合、ダクト内圧センサ68は、バイパスダンパ58を閉じたときに除染室Rsと連絡しているダクトに設置することとなる。
以上の説明では、第1制御部91及び第2制御部92が制御装置90とは別体で設けられているように表現したが、第1制御部91及び/又は第2制御部92が制御装置90の一部として制御装置90と渾然一体に構成されていてもよい。
1 室圧制御システム
11 供給ファン
20 主往ダクト
21 第1往ダクト
22 第2往ダクト
31 第1往VAV
35 供給ダンパ
40 主還ダクト
41 第1還ダクト
42 第2還ダクト
48 バイパスダクト
51 第1還VAV
55 排出ダンパ
58 バイパスダンパ
59 排出ファン
61 除染室内圧センサ
68 ダクト内圧センサ
90 制御装置
A 空気
Rk 非除染室
Rs 除染室

Claims (4)

  1. 必要に応じて密閉する密閉実行室と、前記密閉実行室の密閉が行われる際にも気体を出入りさせながら室内の圧力が第1の所定の圧力に保持される非密閉室と、に向けて気体を送る供給ファンと;
    前記供給ファンから供給された気体を流す供給主流路と;
    前記供給主流路から分岐して前記密閉実行室に気体を導く第1の供給流路と;
    前記供給主流路から分岐して前記非密閉室に気体を導く第2の供給流路と;
    前記密閉実行室から流出した気体を流す第1の排出流路と;
    前記非密閉室から流出した気体を流す第2の排出流路と;
    前記第1の排出流路を流れる気体と前記第2の排出流路を流れる気体とを合流させて流す排出主流路と;
    前記排出主流路の気体を外部に排出する排出ファンと;
    前記第1の供給流路を流れる気体の流量を変化させる供給流量調節装置と;
    前記第1の排出流路を流れる気体の流量を変化させる排出流量調節装置と;
    前記密閉実行室の内部の圧力を検出する室内圧力検出器とを備え;
    前記供給流量調節装置と前記排出流量調節装置とのどちらか一方が、前記室内圧力検出器で検出された圧力が第2の所定の圧力となるように、通過する気体の流量を調節することができるように構成され;
    さらに、前記供給流量調節装置よりも前記密閉実行室側で前記第1の供給流路を遮断可能な供給ダンパと;
    前記排出流量調節装置よりも前記密閉実行室側で前記第1の排出流路を遮断可能な排出ダンパと;
    前記供給流量調節装置と前記供給ダンパとの間の前記第1の供給流路と、前記排出流量調節装置と前記排出ダンパとの間の前記第1の排出流路と、の間を連絡するバイパス流路と;
    前記バイパス流路を開閉可能なバイパスダンパとを備える;
    室圧制御システム。
  2. 前記排出流量調節装置と前記排出ダンパとの間の前記第1の排出流路の圧力を直接又は間接的に検出する流路内圧力検出器と;
    前記供給流量調節装置及び前記排出流量調節装置における気体の通過流量を制御すると共に、前記供給ダンパ、前記排出ダンパ、及び前記バイパスダンパの開閉を制御する制御装置とを備え;
    前記供給流量調節装置及び前記排出流量調節装置のうち、前記室内圧力検出器で検出された圧力に応じて通過する気体の流量を調節する方を室圧制御流量調節装置としたときに;
    前記制御装置は、
    前記供給ダンパ及び前記排出ダンパが開の状態かつ前記バイパスダンパが閉の状態において前記室内圧力検出器で検出された圧力が前記第2の所定の圧力となるように前記密閉実行室の室圧制御が行われている状態から前記密閉実行室を密閉する際に、
    前記バイパスダンパを開にし、
    前記供給ダンパ又は前記排出ダンパを閉じて前記密閉実行室への気体の出入りを前記第1の供給流路又は前記第1の排出流路の1箇所とし、
    前記室圧制御流量調節装置における制御の基となる入力を前記室内圧力検出器から前記流路内圧力検出器に切り替え、
    前記供給ダンパ及び前記排出ダンパのうちの開いている方を閉じて前記密閉実行室への気体の出入りを停止するように、前記供給流量調節装置、前記排出流量調節装置、前記供給ダンパ、前記排出ダンパ、及び前記バイパスダンパを制御する;
    請求項1に記載の室圧制御システム。
  3. 前記制御装置は、
    前記供給ダンパ及び前記排出ダンパが閉の状態かつ前記バイパスダンパが開の状態で前記密閉実行室が密閉されている状態から前記密閉実行室の室圧制御が行われる状態に移行する際に、
    前記供給流量調節装置及び前記排出流量調節装置における気体の通過を開始し、
    前記流路内圧力検出器で検出された圧力が前記第2の所定の圧力となるように前記室圧制御流量調節装置における気体の流量を調節し、
    前記供給ダンパ又は前記排出ダンパを開けて前記第1の供給流路又は前記第1の排出流路の1箇所から前記密閉実行室へ気体が出入りするようにし、
    前記室圧制御流量調節装置における制御の基となる入力を前記流路内圧力検出器から前記室内圧力検出器に切り替え、
    前記供給ダンパ及び前記排出ダンパのうちの閉じている方を開いて前記第1の供給流路及び前記第1の排出流路の双方から前記密閉実行室への気体の出入りを可能とし、
    前記バイパスダンパを閉にするように、
    前記供給流量調節装置、前記排出流量調節装置、前記供給ダンパ、前記排出ダンパ、及び前記バイパスダンパを制御する;
    請求項2に記載の室圧制御システム。
  4. 前記供給流量調節装置及び前記排出流量調節装置のうち、前記室圧制御流量調節装置ではない方を密閉時流量調節装置としたときに;
    前記制御装置は、前記バイパスダンパを開にする前に、前記密閉時流量調節装置を通過する気体の流量をあらかじめ決められた小流量とするように前記供給流量調節装置又は前記排出流量調節装置を制御する;
    請求項2又は請求項3に記載の室圧制御システム。
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