JP6773008B2 - 静電容量式圧力センサ - Google Patents

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Description

本発明は、静電容量式圧力センサに関する。
圧力を検出する素子の一例として、静電容量式圧力センサが挙げられる。静電容量式圧力センサは互いに対向する面に電極を備えた一対の基板を備え、圧力が加えられることで電極間の距離が変動し、電極間の距離の変動によって一対の電極間の静電容量が変動する。静電容量式圧力センサは、静電容量の変動に基づいて、圧力を検出する。
例えば、伸縮性および柔軟性を有する導電性の一対の導電布の間に当該一対の導電布が互いに接触しない部分が設けられる静電容量式圧力センサが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−241717号公報
互いに対向する面に電極を備えた一対の基板を備える静電容量式圧力センサにおいて、一対の基板の各々に設けられた電極間に中空部が設けられることで、一方の基板が他方の基板に向けて撓むすることが可能となる。しかしながら、電極間に中空部が設けられるだけでは、一方の基板が他方の基板に向けて撓む際に、一方の基板において歪みが生じやすい。静電容量式圧力センサが圧力を検出する精度を高めるには、圧力が印加されて基板が撓む際に、基板に生じる歪みが抑制される方が好ましい。
そこで、開示の技術の1つの側面は、圧力が印加されて撓む基板に生じる歪みを抑制可能な静電容量式圧力センサを提供することを目的とする。
開示の技術の1つの側面は、次のような静電容量式圧力センサによって例示される。静電容量式圧力センサは、可撓性を有し、一方の面の一部の領域に第1の電極が設けられたフレキシブル基板と、前記一方の面に対向する面に第2の電極が設けられた硬質基板と、前記第1の電極と前記第2の電極との間を支持するとともに前記第1の電極と前記第2の電極との間に中空部を設けるように立設された絶縁性の第1壁部と、を備え、前記中空部において、前記第1の電極が前記第2の電極に対して撓むことで生じる静電容量の変化を検出することにより、前記第1の電極と前記第2の電極との対向面に向けて印加される圧力を測定する、静電容量式圧力センサであって、前記フレキシブル基板における前記第1の電極が設けられていない領域と前記第2の電極との間に、前記フレキシブル基板と前記第2の電極との間を支持するように立設され、平面視において環形状に形成された導電性の第2壁部であって、前記第2の電極から電気的な配線を取り出す第2壁部を更に備えることを特徴とする。
このような静電容量式圧力センサにおいて、可撓性を有するフレキシブル基板は、例えば、ポリイミドによって形成される。第1の電極および第2の電極は導電性を有する部材で形成されていればよい。例えば、第1の電極は銅で形成され、第2の電極はクロムで形成されてもよい。絶縁性の第1壁部は、第1の電極と第2の電極との間を電気的に接続し
ないように形成される。第1壁部は、第1壁部全体が絶縁体で形成されていなくとも、第1の電極と第2の電極間とを電気的に接続しないように形成されていればよい。第1壁部は、例えば、第1の電極と接触する部分および第2の電極と接触する部分の少なくとも一方が絶縁体によって形成されてもよい。第1壁部は、例えば、第1の電極と接触する部分が金メッキによって形成され、第2の電極に接触する部分が絶縁体によって形成されてもよい。第1の電極と第2の電極とが電気的に接続されないことで、静電容量式圧力センサは、第1の電極と第2の電極とを電極板とするコンデンサとして動作可能となる。フレキシブル基板と硬質基板との間に中空部を設けるように第1壁部が設けられることで、圧力が印加されたフレキシブル基板が硬質基板へ向けて撓むことが可能となる。静電容量式圧力センサは、さらに、フレキシブル基板における第1の電極が設けられていない領域と第2の電極との間に、フレキシブル基板と第2の電極との間を支持するように立設され、平面視において環形状に形成された導電性の第2壁部を備える。導電性の第2壁部を備えることで、第2の電極から電気的な配線を引き出すことが可能である。また、環形状に形成された第2壁部によって支持されることで、フレキシブル基板に対して圧力が印加されてフレキシブル基板が硬質基板に向けて撓む際に、フレキシブル基板において生ずる歪みが抑制される。なお、環形状は円形に限定されるわけではなく、壁部が途中で途切れない形状であればよい。環形状の例としては、例えば、略円形、略楕円形、略三角形、略四角形、略五角形、略六角形、略八角形等が挙げられる。
前記第1壁部は平面視において環形状に形成され、平面視において、前記第2壁部によって囲まれる領域の面積は、前記第1壁部によって囲まれる領域の面積よりも小さい。このような特徴を有することで、第2壁部を備えた静電容量式圧力センサの大きさを抑制できる。すなわち、第2壁部を備えた静電容量式圧力センサを小型化できる。
さらに、開示の技術は次の特徴を有してもよい。硬質基板は、剛性を有する部材で形成される。剛性を有する部材は、例えば、ガラスである。このような特徴を有することで、静電容量式圧力センサに圧力が印加されても圧力算出の基準となる面積の変動が抑制される。そのため、このような特徴を有することで、静電容量式圧力センサは、硬質基板が容易に変形する部材で形成された圧力センサよりも高い精度で圧力を検出できる。
さらに、開示の技術は次の特徴を有してもよい。前記フレキシブル基板は前記第1の電極を複数備えており、該複数の第1の電極に対応する複数の前記硬質基板を有する。また、開示の技術は次の特徴を有してもよい。前記第1の電極は前記フレキシブル基板上に所定間隔を置いて格子状に配置される。このような特徴を有する静電容量式圧力センサでは、複数の第1の電極が離間し、複数の硬質基板が離間している。そのため、静電容量式圧力センサに圧力が印加された際、離接する複数のフレキシブル基板の一方が、隣接する複数のフレキシブル基板の他方の撓みを阻害しない。したがって、静電容量式圧力センサに圧力が印加された際におけるフレキシブル基板の撓みが阻害されず、静電容量式圧力センサに印加された圧力を高い精度で測定することができる。
本静電容量式圧力センサは、圧力が印加されて撓む基板に生じる歪みを抑制できる。
図1は、実施形態に係る圧力センサの概略構成を示す第1の図である。 図2は、実施形態に係る圧力センサの概略構成を示す第2の図である。 図3は、実施形態に係る圧力センサの一例を示す第1の図である。 図4は、実施形態に係る圧力センサの一例を示す第2の図である。 図5は、静電容量測定回路の構成の一例を示す図である。 図6は、圧力センサに圧力が印加される前の状態の一例を示す図である。 図7は、圧力センサに圧力が印加されたときの状態の一例を示す図である。 図8Aは、実施形態に係る圧力センサの製造工程の一例を示す第1の図である。 図8Bは、実施形態に係る圧力センサの製造工程の一例を示す第2の図である。 図8Cは、実施形態に係る圧力センサの製造工程の一例を示す第3の図である。 図8Dは、実施形態に係る圧力センサの製造工程の一例を示す第4の図である。 図8Eは、実施形態に係る圧力センサの製造工程の一例を示す第5の図である。 図8Fは、実施形態に係る圧力センサの製造工程の一例を示す第6の図である。 図8Gは、実施形態に係る圧力センサの製造工程の一例を示す第7の図である。 図8Hは、実施形態に係る圧力センサの製造工程の一例を示す第8の図である。 図8Iは、実施形態に係る圧力センサの製造工程の一例を示す第9の図である。 図9は、第1変形例に係る圧力センサの断面図の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態の一例について説明する。
<適用例>
図1および図2は、適用例に係る圧力センサ100の概略構成を示す図である。図1は、圧力センサ100を平面視した概略図の一例であり、図2は、図1のB−B線における断面図の一例である。図1では、平面視においては目視できない固定基板側メッキ部24、第1中空部18、第2中空部19、固定電極22および基板部21が点線で示されている。図1および図2を参照すると理解できるように、圧力センサ100は、可動部10と固定基板部20とを備える。可動部10は可撓性を有し、その一方の面の一部の領域には第1可動電極121が設けられる。固定基板部20の当該一方の面に対向する面には固定電極22が設けられる。可動部10に圧力が印加されると、可動部10が固定基板部20側に撓み、第1可動電極121と固定電極22との間の距離が変動する。圧力センサ100は、第1可動電極121と固定電極22との間の距離の変動に伴う静電容量の変動によって圧力を検出する静電容量式圧力センサである。
固定基板部20において、固定電極22が設けられる基板部21は、剛性を有する部材によって形成される。剛性を有する部材は、例えば、ガラスである。圧力は単位面積当たりに印加される力として算出されるが、基板部21が剛性を有することで、圧力算出の基準となる面積の変動が抑制され、圧力センサ100による圧力の検出精度が高まる。第1可動電極121および固定電極22は、導電性を有する部材で形成されればよい。例えば、第1可動電極121は銅によって形成され、固定電極22はクロムによって形成される。第1可動電極121の固定電極22に対向する側の面には、第1可動電極121を保護するメッキ処理が行われる。メッキ処理は、例えば、金メッキによる処理である。固定基板部20には、さらに、固定電極の22の周囲を囲むとともに、固定電極22の上方の一部を覆う絶縁部23が設けられる。絶縁部23は絶縁体によって形成されていればよく、絶縁体は、例えば、テトラエトキシシラン(TEOS)や二酸化ケイ素である。絶縁部23は、平面視において第1可動電極121と固定電極22とが重なる領域の一部には固定電極22が露出する空間23bが設けられており、空間23bの縁近傍の領域から可動部
10側に向けて平面視において空間23bを囲むように第3メッキ部241が形成される。空間23bの内側面23aと第3メッキ部241は、第1中空部18の壁部となる。図2に示されるように、第3メッキ部241と固定電極22との間には絶縁部23が介在し、第3メッキ部241と固定電極22とは接触しない。そのため、第1可動電極121と固定電極22とが第1中空部18の壁部によって電気的に接続されることはない。第1中空部18が設けられることで、可動部10に圧力が印加されたときに、可動部10が固定基板部20に向けて撓むことが可能となる。圧力センサ100は、さらに、可動部10における第1可動電極121が設けられていない領域と固定基板部20との間に、固定基板部20から可動部10に達する第4メッキ部242が設けられる。第4メッキ部242は、平面視において、環形状に形成される。第4メッキ部242は、第2中空部19の壁部および底部となる。第2中空部19は、平面視における面積が第1中空部18の平面視における面積よりも小さくなるように形成される。可動部10は、「フレキシブル基板」の一例である。第1可動電極121は、「第1の電極」の一例である。固定電極22は、「第2の電極」の一例である。固定基板部20は、「硬質基板」の一例である。空間23bの内側面23aと第3メッキ部241は、「第1壁部」の一例である。
圧力センサ100では、可動部10が撓む空間を確保する第1中空部18に加え、第2可動電極122と固定電極22との間に第2中空部19が設けられる。圧力センサ100では、第2中空部19が設けられることで、可動部10が押圧された際に生じる可動部10の撓みが、可動部10全体においてより均一に生じるようになる。すなわち、第2中空部19が設けられた圧力センサ100では、可動部10に圧力が印加されたときに、第1可動電極121が固定電極22に対して平行な状態を保ちつつ、可動部10が固定基板部20に向けて撓むことができる。これに対して、第2中空部19が設けられていない圧力センサの場合、可動部10が押圧された際に生じる可動部10の撓みが均一にはなりにくい。そのため、第2中空部19が設けられていない圧力センサでは、第1可動電極121が固定電極22に対して傾きやすくなる。第1可動電極121が固定電極22に対して傾くと、圧力センサの精度が低下するおそれがある。そのため、第1可動電極121を固定電極22に対して平行な状態を保つことができる圧力センサ100は、第2中空部19が設けられていない圧力センサよりも高い精度で圧力を検出できる。
第2中空部19は、上述の通り、環形状に形成され、固定電極22から可動部10に達する第4メッキ部242を壁部として形成される。圧力センサ100では、可動部10と固定基板部20との間は、第1中空部18の壁部となる第3メッキ部241による支持に加えて、第2中空部19の壁部となる第4メッキ部242によっても支持される。そのため、圧力センサ100は、第2中空部19を備えない圧力センサよりも耐久性が向上する。第4メッキ部242は「第2壁部」の一例である。
圧力センサ100では、平面視において、第2中空部19の面積は第1中空部18の面積よりも小さい。そのため、実施形態によれば、第2中空部19を設けた圧力センサ100の大きさを抑制できる。
圧力センサ100では、基板部21は剛性を有する部材で形成された。そのため、圧力センサ100に圧力が印加されても圧力算出の基準となる面積の変動が抑制される。そのため、圧力センサ100は、基板部21が容易に変形する部材で形成された圧力センサよりも高い精度で圧力を検出できる。
<実施形態>
図3および図4は実施形態に係る圧力センサの一例を示す図である。図3および図4は、図1および図2で説明した圧力センサ100の構成をより詳細に示す図である。図3は圧力センサ100を平面視した図の一例であり、図4は図3のA−A線における断面図の
一例である。図3では、平面視においては目視できない固定基板側メッキ部24、第1中空部18、第2中空部19、固定電極22および基板部21が点線で示されている。図3では、3つの圧力センサ100(100a、100b、100c)が例示されるとともに、コネクタ200および静電容量測定回路300も例示される。3つの圧力センサ100a、100b、100cは、シート基板11を共有する。図4を参照すると理解できるように、実施形態では、可動部10は第1可動電極121に加えて第2可動電極122を含む可動電極12を有する。以下、本明細書において、図3における第2中空部19から第1中空部18に向かう方向を右、その逆方向を左とする。また、図3において、圧力センサ100aから圧力センサ100cに向かう方向を後ろ、その逆方向を前とする。さらに、図4における可動部10から固定基板部20に向かう方向を下、その逆方向を上とする。
可動部10は、シート基板11、可動電極12、可動部側メッキ部14を含む。シート基板11は、可撓性を有する部材(例えば、ポリイミド)で形成される。シート基板11の厚さは、例えば、25μmである。ここで、シート基板11の厚さは、シート基板11の上下方向の長さである。シート基板11の下方向の面には導電性を有する部材(例えば銅)によって形成される可動電極12が設けられる。可動電極12は、上述のように、第1可動電極121および第1可動電極121と離間して設けられる第2可動電極122を含む。可動電極12の厚さは、例えば、10μmである。第1可動電極121の左右方向の長さは、例えば、2.0mmである。第2可動電極122の左右方向の長さは、例えば、0.5mmである。第1可動電極121および第2可動電極122の前後方向の長さは、例えば、1mmから2mmである。第1可動電極121と第2可動電極122との間の距離は、例えば、0.1mmである。可動電極12の下方向の面には、可動部側メッキ部14が設けられる。可動部側メッキ部14は、第1可動電極121の下方向の面に設けられる第1メッキ部141と第2可動電極122の下方向の面に設けられる第2メッキ部142を含む。可動部側メッキ部14は、例えば、金メッキによって形成される。
固定基板部20は、基板部21、固定電極22、絶縁部23および固定基板側メッキ部24を含む。基板部21は、容易には変形しない部材(例えば、ガラス)で形成される。基板部21の厚さは、例えば、300μmから600μmである。基板部21が容易には変形しない部材で形成されるため、シート基板11への圧力の印加により可動部10が撓んでも、固定基板部20の変形は抑制される。基板部21の上側の面上には導電性を有する部材(例えばクロム)によって形成された固定電極22が配置される。さらに、固定電極の22の周囲を囲むとともに、固定電極22の上方の一部を覆う絶縁部23が設けられる。絶縁部23は絶縁体(例えば、テトラエトキシシラン(TEOS)や二酸化ケイ素)によって形成される。絶縁部23の厚さは、例えば、0.5μmである。絶縁部23には、平面視において第1可動電極121と固定電極22とが重なる領域の一部には上述した第1中空部18が設けられ、平面視において第2可動電極122と固定電極22とが重なる領域の一部には上述した第2中空部19が設けられる。第1中空部18および第2中空部19は、絶縁部23の可動部10側の面から固定電極22側の面まで達する貫通孔として形成される。第1中空部18を平面視したときの直径は、例えば、0.6mmから1.2mmである。圧力センサ100を平面視した場合において、第2中空部19の面積は、第1中空部18の面積よりも小さい。すなわち、第2中空部19を平面視したときの直径は、第1中空部18を平面視したときの直径よりも小さい。圧力が印加されていないときにおける第1中空部18の第1可動電極121と固定電極22との間の距離dは、例えば、1μmである。絶縁部23の上側の面の一部の他、第2中空部19の内側面および底部には、固定基板側メッキ部24が設けられる。固定基板側メッキ部24は、第3メッキ部241と第4メッキ部242を含む。第3メッキ部241は、絶縁部23の上側の面において、第1中空部18の縁近傍の領域に第1中空部18を囲むように設けられる。第4メッキ部242は、絶縁部23の上側の面において、第2中空部19の縁近傍の領域、第2
中空部19の内側面に第2中空部19を囲むように設けられるとともに、第2中空部19の底部に設けられる。第4メッキ部242は、第2中空部19を介して固定電極22に達するとともに、第2中空部19の上方から第2可動電極122に向けて突出して形成される。固定基板側メッキ部24は、例えば、金メッキによって形成される。可動部側メッキ部14と固定基板側メッキ部24とが接合されることで可動部10と固定基板部20とが一体となり、圧力センサ100が形成される。また、第2メッキ部142と第4メッキ部242とが接合されることで、第2可動電極122と固定電極22とが電気的に接続される。
第2可動電極122とコネクタ200とは第2可動電極122から延びる信号線15によって接続される。また、圧力センサ100a、100bの第1可動電極121の間および圧力センサ100b、100cの第1可動電極121の間は、第1可動電極121から延びるグランド(GND)線16aによって接続される。図3において、隣り合った圧力センサ100の間の距離は、例えば、0.1mmから0.3mmである。すなわち、GND線16aの長さは、0.1mmから0.3mmである。さらに、圧力センサ100cの第1可動電極121は、第1可動電極121から延びるGND線16bによってコネクタ200と接続される。すなわち、圧力センサ100a、100b、100cでは、GNDが共有される。図3および図4を参照すると理解できるように、圧力センサ100では、信号線15とGND線16のいずれもがシート基板11の下側の面に形成される。すなわち、圧力センサ100では、第1可動電極121から延びる配線と固定電極22から延びる配線とが同一の層に形成される。圧力センサ100は、このような構成を採用することで、簡易な配線構造が実現される。
上述した構成を有する圧力センサ100は、距離d(図3参照)離れて配置された第1可動電極121の固定電極22と重なり合う領域と固定電極22の第1可動電極121と重なり合う領域とを電極板とするコンデンサとして動作する。コンデンサの静電容量Cは、例えば、上述した距離dおよび第1可動電極121と固定電極22とが重なり合う領域の面積S(図2参照)を用いて、以下の(式1)によって算出される。
上記(式1)において、ε0は真空の誘電率であり、εrは大気の比誘電率である。すなわち、(式1)によれば、可動部10に力が加えられることによって生じる第1可動電極121と固定電極22との間の距離dの変動に応じて、静電容量Cが変動することがわかる。
また、圧力Pは、例えば、上述した面積Sを用いて以下の(式2)によって算出される。
上記(式2)において、Fは圧力センサ100に印加される力の大きさである。上述の通り、基板部21は容易には変形しない部材によって形成されるため、圧力センサ100に圧力が印加されても圧力算出の基準となる面積Sの変動が抑制される。そのため、圧力
センサ100は、基板部21が容易に変形する部材で形成された圧力センサよりも高い精度で圧力を検出できる。
図5は、静電容量測定回路300の構成の一例を示す図である。図5では、圧力センサ100a、100b、100cも例示されている。また、図5では、コネクタ200の図示は省略している。静電容量測定回路300は、2つのマルチプレクサ301、301(図中では、MUXと記載)とコンバータ302を備える。マルチプレクサ301、301の
各々には、圧力センサ100a、100b、100cの静電容量の変動に伴う信号が信号線15を介して入力される。マルチプレクサ301、301の各々は、圧力センサ100a、100b、100cから入力された信号のうち選択されたひとつを出力する。図5において、マルチプレクサ301、301が出力する信号の選択に用いられる選択信号の図示は省略されている。コンバータ302は、マルチプレクサ301、301の各々から出力された信号はコンバータ302に入力される。コンバータ302は、例えば、マルチプレクサ301、301から入力される信号値と圧力との対応関係を記憶している。コンバータ302が管理する対応関係は、例えば、入力される信号値と圧力との対応を示すテーブルであってもよいし、入力される信号値から圧力を算出する数式であってもよい。コンバータ302は、例えば、当該対応関係にしたがって、マルチプレクサ301、301から入力された信号値を圧力を示す信号値に変換し、圧力を示す信号値を出力する。
図3に例示されるように、シート基板11を共有して複数の圧力センサ100を並べることが可能である。すなわち、単一のシート基板11に複数の可動電極12を設けることにより、単一のシート基板11に複数の可動電極12および複数の固定基板部20を列状、格子状またはアレイ状に配置することが可能である。この場合、複数の可動電極12同士が離間し、複数の固定基板部20同士が離間している。そのため、圧力センサ100に圧力が印加された際、離接する複数の可動部10の一方が、隣接する複数の可動部10の他方の基板が撓むことを阻害しない。したがって、圧力センサ100に圧力が印加された際における可動部10の撓みが阻害されず、圧力センサ100に印加された圧力を高い精度で測定することができる。
図6は、圧力センサ100に圧力が印加される前の状態の一例を示し、図7は、圧力センサ100に圧力が印加されたときの状態の一例を示す。圧力センサ100では、第1中空部18の上方から圧力が印加されると、図7に例示されるように、シート基板11および第1可動電極121を含む可動部10が印加された力に応じて固定基板部20の方向に向けて撓む。また、圧力センサ100に圧力が印加されなくなると、圧力センサ100は図7の状態から図6の状態に戻る。すなわち、圧力センサ100では、印加された力に応じて、第1可動電極121と固定電極22との間の距離dが変動する。距離dが変動すると、(式1)により、圧力センサ100の静電容量が変動する。例えば、図3に例示される静電容量測定回路300によって圧力センサ100の静電容量の変動が測定されることで、圧力センサ100に印加された圧力が検出される。
ところで、圧力センサ100は、第1中空部18の他に第2中空部19を有する。第2中空部19の内側面には、上述の通り、平面視において円筒形状に形成され、固定電極22から第2可動電極122に達する第4メッキ部242が形成される。固定電極22と第2可動電極122とを電気的に接続するだけであれば、第4メッキ部242を平面視において円筒形状に形成せずに、一本の配線で接続するだけでも足りる。しかしながら、実施形態に係る圧力センサ100は、離間して設けられる第1可動電極121と第2可動電極122とのいずれもがシート基板11に設けられている。そのため、第1可動電極121の上方から力が印加されると、第1可動電極121が固定電極22側に撓むとともに、第2可動電極122も固定電極22側に歪む。圧力の高精度な検出のためには、第1可動電極121は、前後方向および左右方向において偏りなく固定電極22に対して撓むことが
好ましい。しかしながら、第2可動電極122が固定電極22側に歪んでしまうと、第1可動電極121は当該歪みの影響を受け、固定電極22に対して偏りなく撓むことが困難となる。そこで、実施形態に係る圧力センサ100では、第4メッキ部242を平面視したときの断面形状を略円形または略多角形の中空形状に形成している。このことにより、固定電極22と第2可動電極122とを一本の配線で接続する構成に比べて、圧力が印加された際の第2可動電極122部分における歪みが抑制される。これによって、第1可動電極121が固定電極22に対して撓む際に、前後方向および左右方向に偏りが生じることが抑制される。さらに、一本の配線で第2可動電極122を支える場合よりも、断面形状が環形状に形成された第4メッキ部242は安定して第2可動電極122を支えることができる。
<圧力センサ100の製造工程>
図8Aから図8Iは、圧力センサ100の製造工程の一例を示す図である。以下、図8Aから図8Iを参照して、圧力センサ100の製造工程の一例について説明する。
(固定基板部20の製造工程)
図8Aから図8Eは固定基板部20の製造工程の一例を示す。図8Aでは、基板部21の可動部10に対向する面上に固定電極22が形成される。続いて、図8Bでは、固定電極22を覆うように絶縁膜231が形成される。さらに、図8Bでは、絶縁膜231の可動部10に対向する面上にレジスト膜51が形成される。図8Cでは、レジスト膜51に対して所望のパターンが形成されたフォトマスクを用いてフォトレジストを行うことで、絶縁膜231上に所定パターンのレジスト膜51が形成される。図8Dでは、エッチング処理が行われ、さらにレジスト膜51が除去されることで、絶縁部23が形成される。図8Eでは、絶縁部23の可動部10に対向する面上に固定基板側メッキ部24が形成される。図8Eに例示される工程では、固定基板側メッキ部24を形成しない領域にメッキレジストが行われた上でメッキ処理を行うことで、所望の領域に固定基板側メッキ部24が形成される。なお、固定基板側メッキ部24の形成はスパッタリングにより形成してもよい。即ち、スパッタ装置にて絶縁部23の可動部10に対向する面上にメッキ層を成膜した後で、レジストを塗布してエッチングすることによって固定基板側メッキ部24のパターンを形成するのであってもよい。
(可動部10の製造工程)
図8Fおよび図8Gは可動部10の製造工程の一例を示す。図8Fでは、可撓性を有するシート基板11の固定基板部20に対向する面上に可動電極12が形成される。さらに、可動電極12の固定基板部20に対向する面に対してメッキ処理が行われることで、可動部側メッキ部14が形成される。図8Gでは、可動部側メッキ部14の固定基板部20に対向する面上において、第1可動電極121および第2可動電極122に相当する領域に対してエッチングレジストが行われた上でエッチングが行われることで、第1可動電極121および第2可動電極122が形成される。
(可動部10と固定基板部20の接合工程)
図8Hおよび図8Iは、固定基板部20と可動部10とを接合する工程の一例を示す。図8Hでは、可動部10と固定基板部20とが接合される。接合方法には特に限定は無い。可動部10と固定基板部20とは、例えば、常温接合によって接合されてもよい。常温接合では、例えば、可動部10の可動部側メッキ部14の固定基板部20に対向する面と固定基板部20の固定基板側メッキ部24の可動部10に対向する面に対して、当該面を平滑にする処理と当該面から不純物を除去して清浄にする処理が行われる。これらの処理が施された可動部側メッキ部14と固定基板側メッキ部24とが接触すると、可動部側メッキ部14と固定基板側メッキ部24との間で働く分子間力によって、可動部10と固定基板部20とが接合される。図8Iでは、図8Aから図8Hまでの工程によって製造され
た圧力センサ100をシート基板11を共有する形で3つ並べた様子を例示する。圧力センサ100は、図6Iに例示するように、シート基板11を共有して複数の圧力センサ100を並べることで、圧力検出の対象とする面積を広げることが可能である。
また、可動部10と固定基板部20の接合工程において可動部側メッキ部14及び固定基板側メッキ部24の表面を平坦化する処理を行わずに、可動部10、固定基板部20それぞれの製造工程で、表面の平坦性を担保するようにしてもよい。例えば、可動部10の製造工程において、シート基板11に対して可動電極12となる金属(例えば銅)をCMP(Chemical Mechanical Polishing)処理して平坦にし、その上にスパッタ装置で可動
部側メッキ部14を成膜するのであってもよい。
<第1変形例>
実施形態では、第2可動電極122と固定電極22との間は、第2中空部19の壁部として形成された第4メッキ部242によって支持された。しかしながら、第2可動電極122と固定電極22との間を接合するのは、第2中空部19の壁部として形成された第4メッキ部242に限定されるわけではない。図9は、第1変形例に係る圧力センサ100aの断面図の一例を示す図である。圧力センサ100aは、絶縁部23に第2中空部19に代えて柱部23cが設けられる点で係る圧力センサ100とは異なる。柱部23cは、第2可動電極122と固定電極22との間に略円柱形状に立設される。柱部23cの側面には第4メッキ部242aが設けられる。第1変形例の場合、第4メッキ部242aによって、第2可動電極122と固定電極22との間が支持される。このような第4メッキ部242aによっても、第1可動電極121に圧力が印加された際の第2可動電極122における歪みが抑制される。また、このような第4メッキ部242aによっても、第2可動電極122と固定電極22とを電気的に接続することが可能である。なお、第1変形例では柱部23cは略円柱形状としたが、その形状は略円柱形状に限定されず、略楕円柱形状、略三角柱形状、略四角柱形状、略五角柱形状、略六角柱形状、略八角柱形状等であってもよい。
<第2変形例>
実施形態に係る圧力センサ100では、第2可動電極122が設けられ、第2可動電極122と固定電極22とは、第4メッキ部242によって電気的に接続された。静電容量測定回路300によって例示される外部の回路と固定電極22とは、第4メッキ部242および第2可動電極122を介して接続された。しかしながら、圧力センサ100はこのような構成に限定されない。圧力センサ100は、例えば、第2可動電極122を省略し、固定電極22から引き出した配線と静電容量測定回路300によって例示される外部の回路とを接続することで、固定電極22と外部の回路とを接続してもよい。
以上で開示した適用例や実施形態および変形例は種々の変形が可能である。
100、100a、100b、100c・・・圧力センサ
10・・・可動部
11・・・シート基板
12・・・可動電極
121・・・第1可動電極
122・・・第2可動電極
14・・・可動部側メッキ部
141・・・第1メッキ部
142・・・第2メッキ部
15・・・信号線
16、16a、16b・・・GND線
18・・・第1中空部
19・・・第2中空部
20・・・固定基板部
21・・・基板部
22・・・固定電極
23・・・絶縁部
23a・・・内側面
24・・・固定基板側メッキ部
241・・・第3メッキ部
242・・・第4メッキ部
51・・・レジスト膜
200・・・コネクタ
231・・・絶縁膜
300・・・静電容量測定回路
301・・・マルチプレクサ
302・・・コンバータ

Claims (5)

  1. 可撓性を有し、一方の面の一部の領域に第1の電極が設けられたフレキシブル基板と、
    前記一方の面に対向する面に第2の電極が設けられた硬質基板と、
    前記第1の電極と前記第2の電極との間を支持するとともに前記第1の電極と前記第2の電極との間に中空部を設けるように立設された絶縁性の第1壁部と、を備え、前記中空部において、前記第1の電極が前記第2の電極に対して撓むことで生じる静電容量の変化を検出することにより、前記第1の電極と前記第2の電極との対向面に向けて印加される圧力を測定する、静電容量式圧力センサであって、
    前記フレキシブル基板における前記第1の電極が設けられていない領域と前記第2の電極との間に、前記フレキシブル基板と前記第2の電極との間を支持するように立設され、平面視において環形状に形成された導電性の第2壁部であって、前記第2の電極から電気的な配線を取り出す第2壁部を更に備えることを特徴とする、
    静電容量式圧力センサ。
  2. 前記第1壁部は平面視において環形状に形成され、
    平面視において、前記第2壁部によって囲まれる領域の面積は、前記第1壁部によって囲まれる領域の面積よりも小さいことを特徴とする、
    請求項1に記載の静電容量式圧力センサ。
  3. 前記硬質基板は、剛性を有する部材で形成されることを特徴とする、
    請求項1または2に記載の静電容量式圧力センサ。
  4. 前記フレキシブル基板は前記第1の電極を複数備えており、前記複数の第1の電極に対応する複数の前記硬質基板を有する、ことを特徴とする、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の静電容量式圧力センサ。
  5. 前記第1の電極は前記フレキシブル基板上に所定間隔を置いて格子状に配置されることを特徴とする、
    請求項4に記載の静電容量式圧力センサ。
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