JP2017044590A - 押圧検知装置 - Google Patents

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尚 佐々木
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譲 川名
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Abstract

【課題】 対向部材に対する押圧力を除去したときにスペーサの残留歪みなどにより対向部材の復帰が遅れたとしても、押圧検知OFF状態を確実に設定できる押圧検知装置を提供する。
【解決手段】 対向部材に押圧力が作用し、固定電極と対向電極との距離が接近し、検知信号Xtから予め設定されているオフセット値Otを引いた測定値X0がONしきい値を超えると、演算部で押圧検知フラッグがONになる。その後、押圧力が除去され、測定値X0がOFFしきい値よりも低くなったら、押圧検知フラッグがOFFになる。押圧検知フラッグがOFFになったら、オフセット値Otを検知信号Xtに一致する値に更新する。これにより、対向部材の復元が遅れても、押圧検知OFF状態を確実に維持することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、静電容量の変化でON−OFFの検知出力を得る押圧検知装置に関する。
特許文献1には静電容量の変化を検知する荷重センサに関する発明が記載されている。
この荷重センサは、固定基板と、弾性合金からなる可動基板とが、封止部材を挟んで対向し、固定基板と可動基板とでコンデンサが構成されている。可動基板に荷重が作用すると、可動基板が撓み、固定基板と可動基板とが接近して静電容量値が増大し、これにより荷重値が検出される。
実願昭63−81119号(実開平2−5038号公報)のマイクロフィルム
特許文献1に記載されている荷重センサは、可動基板に与えられている荷重が減少すると、可動基板の撓みが復元し、静電容量値が初期値に向けて復元されていく。しかし、固定基板と可動基板との間に介在する封止部材に、荷重が減少しても歪みが残ることがある。この場合には、可動基板の復元が鈍くなり、静電容量値が初期値に戻りにくくなる。したがって、その次に可動基板に荷重が与えられたときに、荷重の大きさと検知出力との間に誤差が生じやすくなる。
また、特許文献1に示す構造の荷重センサの使用方法として、可動基板に荷重が作用し静電容量値が所定のONしきい値を超えたときにON出力とし、荷重が低下して静電容量値がOFFしきい値よりも低下したときにOFF出力とすることもある。このような使用方法において、前述のように封止部材に歪みが残留すると、可動基板に与えられている荷重を除去したのにもかかわらず、ON出力状態が継続し、なかなかOFFに復帰できない現象が発生する。あるいは、一度OFFになった後にOFF状態が不安定となり、ON状態に復帰してしまうなどの現象が発生する。
特に、全体を薄型に構成し、軽い荷重が与えられたときにON出力となるように押圧検知装置を構成すると前記現象が発生しやすくなる。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、スペーサなどの残留歪みにより静電容量値の復元が遅れた場合であっても、押圧検知OFF状態を安定して設定することができる押圧検知装置を提供することを目的としている。
本発明は、固定電極を有する電極支持部材と、前記固定電極に対向する対向電極を有する対向部材と、前記電極支持部材と前記対向部材との間に配置されたスペーサと、検知信号を処理する制御部とを有する押圧検知装置において、
前記制御部では、オフセット値Otが設定されて、
前記検知信号Xtが所定値を超えると押圧検知ONとなり、
前記検知信号Xtと前記オフセット値Otとの差である測定値X0がOFFしきい値よりも小さい値となったときに押圧検知OFFとされ、
押圧検知ONになった後の前記測定値X0の極大値Xmaxに対し、前記測定値X0が所定の比率の値まで低下したときに、前記オフセット値Otを初期値よりも高い値に更新する更新処理を行うことを特徴とするものである。
本発明の押圧検知装置は、前記測定値X0がONしきい値を超えると、押圧検知ONになることが好ましい。
本発明の押圧検知装置は、前記更新処理では、そのときの前記検知信号Xtを前記オフセット値Otとすることが可能である。
本発明の押圧検知装置は、前記更新処理では、前記検知信号Xtの低下に応じて前記オフセット値Otを低下させることが好ましい。
例えば、前記測定値X0が逆符号になったら、その分前記オフセット値Otを低下させる。
ただし、前記オフセット値Otを低下させる更新処理を行っているときに、前記検知信号Xtが上昇したら、オフセット値Otの更新処理を停止することが好ましい。
本発明の押圧検知装置は、前記OFFしきい値は、前記極大値Xmaxに対して所定の比率で低下した値とされており、前記測定値X0が前記OFFしきい値よりも低下したときに前記更新処理に移行することが好ましい。
本発明は、検知信号Xtとオフセット値Otとの差である測定値X0がその極大値Xmaxに対して所定の比率まで低下したときに、オフセット値Otを更新することで、押圧検知OFFとなった後に、押圧検知OFFが安定させることができ、押圧検知ONに切り替わってしまうなどの不都合を防止できる。
また、オフセット値Otを更新した後に、このオフセット値Otを検知信号Xtの低下に伴って小さくしていくことで、その後の押圧操作で、検知信号Xtとオフセット値Otの差である測定値X0を正確に得ることができるようになる。
さらに、検知信号Xtとオフセット値Otの差である測定値X0がONしきい値を超えたときに押圧検知ONとなるように設定し、オフセット値Otを更新した後に、このオフセット値Otを検知信号Xtの低下に伴って小さくしていくと、その後の押圧操作で、必要以上に大きい押圧力を与えなくても、測定値X0がONしきい値を超えることができるようになり、オフセット値Otを更新しても、押圧検知ONとするための操作感度が低下するのを防止できるようになる。
外観形成部材と本発明の実施の形態の押圧検知装置を示す分解斜視図、 図1に示す押圧検知装置の構造を示す分解斜視図、 図1と図2に示す押圧検知装置の縦断面図、 本発明の実施の形態の押圧検知装置の検知動作を示すフローチャート、 本発明の実施の形態の押圧検知装置の信号波形を示す線図、 図5に示す信号波形の具体的な数値例を示すデータ説明図、
図1には、外観形成部材1とその一部に設置される本発明の実施の形態の押圧検知装置10が示されている。
外観形成部材1は、機器の外観を形成するものであり、図1に示す実施の形態での外観形成部材1は、全体が反射面となった化粧用や洋服の試着用などに使用される家庭用または業務用の鏡である。外観形成部材1の一部が操作パネル部1aとなり、操作パネル部1aの裏側に押圧検知装置10が取り付けられる。
前記操作パネル部1aは、外観形成部材1である鏡の一部であり、この部分の厚さは操作パネル部1aの周辺の他の領域の厚さ寸法と同じであり、操作パネル部1aとその周囲部分とで構造が同じである。ただし、操作者が操作しやすいように、鏡の表面に、操作パネル部1aの領域であることを示す枠状の表示や、後に説明する感知領域の押圧操作箇所を示すマークなどが付されていてもよい。
なお、外観形成部材1は電子機器の筐体や、電子機器の操作パネルであってもよい。
図2と図3に示すように、押圧検知装置10は、電極支持部材11を有している。電極支持部材11は硬質基板でありガラスエポキシ基板である。電極支持部材11の前面11aに固定電極12が設けられている。固定電極12は、複数のX電極12xと複数のY電極12yとから構成されている。X電極12xとY電極12yは交差しているが、交差部分でX電極12xとY電極12yが互いに絶縁されている。あるいは、複数のX電極12xと複数のY電極12yが、基板の異なる面に形成されていてもよい。
電極支持部材11の前面11aにはスペーサ13が設置され、その前方に対向部材15が設置されている。スペーサ13は樹脂フィルムなどの薄いものであり、好ましくは樹脂フィルムの両面に粘着層が形成された両面接着テープが使用される。スペーサ13には、円形の穴13aが複数箇所に形成されており、この穴13aの内部が押圧検知装置10の感知領域14となる。
スペーサ13の前方に設けられた対向部材15には、複数箇所の感知領域14の全てに対向できる広い面積の対向電極が設けられている。対向部材15は、電極支持部材11よりも剛性が低く撓み変形可能な可撓性部材で形成されており、この実施の形態では可撓性シートで構成されている。例えば、対向部材15は銅箔やアルミニウム箔などの金属箔であり、この場合には対向部材15の全体が対向電極となる。あるいは樹脂シートの表面に銅や銀などの金属層が蒸着工程などで形成され、または前記金属層が印刷などで形成されている。この場合には、前記金属層が対向電極となる。
また、対向部材15はその全体が弾性変形可能な導電性の金属板で形成されていてもよい。
電極支持部材11と対向部材15はスペーサ13を挟んで互いに固定されている。図3に示すように、スペーサ13の穴13aの内部の感知領域14で、電極支持部材11に形成された固定電極12と対向部材15に形成された対向電極とが対向する。対向電極は接地電位に設定されることが好ましい。例えば、対向部材15の一部に細片が形成され、この細片が電極支持部材11の位置まで延ばされ、対向電極の一部が電極支持部材11の接地電位部に半田付けにより接続されている。
押圧検知装置10は、対向部材15の前面15aに粘着層16が設けられる。粘着層16は、対向部材15の前面15aに転写されて形成されていてもよいし、対向部材15の前面15aに両面接着テープが貼着されて形成されてもよい。粘着層16は粘性とスタック性を有し、対向部材15のほぼ全面を外観形成部材1の背面1bに密着させて固定するものである。または粘着層16の代わりに2液混合で硬化する接着層や紫外線で硬化するUV接着剤を使用することもできる。
図2に示すように、押圧検知装置10に制御部20が設けられている。制御部20には、マルチプレクサ21と駆動回路22および検知回路23が設けられており、それぞれのX電極12xとY電極12yがマルチプレクサ21を介して駆動回路22と検知回路23に選択的に接続される。制御部20には演算部24が設けられている。駆動回路22は演算部24で制御され、検知回路23で検知された検知信号が演算部24に与えられる。
次に、押圧検知装置10の検知動作を説明する。
電極支持部材11に設けられた固定電極12は相互容量検知方式の静電センサであり、X電極12xと対向電極の間およびY電極12yと対向電極の間に静電容量が形成されている。駆動回路22によって複数のX電極12xに順番にパルス状の電圧が印加されると、この電圧の立ち上がり時と立下り時にY電極12yに電流が流れる。ここで接地電位の対向電極が固定電極12に接近すると、固定電極12と対向電極との間の静電容量が変化し、Y電極12yに流れる電流が変化する。制御部20では、検知回路23によりY電極12yの電流値を順番に検知することで、対向電極がどの感知領域14において固定電極12に箇所に接近しているかを認識することができる。
また、いずれかの感知領域14と対向する部分で外観形成部材1が押圧力F0で押されると、感知領域14と対向する部分で外観形成部材1と共に対向部材15が電極支持部材11の前面11aへ接近するように変形し、対向電極が固定電極12と接近する。このとき、前記制御部20の演算部24では、検知回路23からの検知信号に基づいて、押圧検知ONと押圧検知OFFの判定が行われる。
図4には、押圧検知ONならびに押圧検知OFFの判定を行う際の。演算部24での演算処理のフローチャートが示されている。図5には、感知領域14と対向する部分で外観形成部材1が2回押されたときに検知回路23で得られる検知信号の波形および演算部24で演算される演算波形を示している。図5に示す(a)(b)(c)・・・(k)での各波形の出力値(ディジタル値)の具体例が図6に示されている。また、図5の最下段に、図4のフローチャートのどの状態に対応しているかをA,B,C,Dで示している。
図2と図3に示す押圧検知装置10では、複数箇所の感知領域14のいずれかにおいて、対向部材15に設けられた対向電極が固定電極12に接近して静電容量が変化したときに検知回路23で得られた検知信号をXt、演算部24に予め設定されているオフセット値をOt、検知信号Xtとオフセット値Otとの差を測定値X0、押圧検知ONとなった後の測定値X0の極大値をXmaxで示している。
図5に示す時間(a)では、外観形成部材1が未だ押されておらず、図6に示すように、押圧入力装置10の固定電極12から得られた生出力(生信号)である検知信号Xtの数値(ディジタル値)が「300」である。オフセット値Otは、検知信号Xtを基準としてその±αの範囲内の値に設定されるものであるが、この実施の形態では、オフセット値Otが検知信号Xtと同じ値に設定され、オフセット値Otの初期値は「300」である。したがって時間(a)では、測定値X0=(検知信号Xt−オフセット値Ot)は「0」である。
前記時間(a)では、図4に示すフローチャートのST1(ステップ1)において、演算部24が押圧検知ONであると認識しておらず、押圧検知フラッグがONではない。よって、ST1はNOであり、ST2に移行する。時間(a)では、ST2おいて測定値X0がONしきい値を超えていないため、ST2もNOである。よって、時刻(a)は<状態E>である。
なお、実施の形態では、ONしきい値が「1000」に設定されている。
外観形成部材1が押されると、対向部材15の対向電極が固定電極12に接近していくため、検知信号Xtが上昇する。図5と図6に示す時刻(b)では、検知信号Xtが「2100」となり、測定値X0(=Xt−Ot)が「1800」となって、測定値X0がONしきい値である「1000」を超える。そのため、図4に示すST2がYESとなり、ST3に移行して、演算部24で押圧検知ONと認識し、押圧検知フラッグがONになる。
図6に示すように、検知信号Xtは、時刻(b)で「2100」、時刻(c)で「3000」になるが、この間オフセット値Otは初期値の「300」のままであるため、測定値X0(=Xt−Ot)は、時刻(b)で「1800」、時刻(c)で「2700」である。ST4では、押圧検知フラッグがONとなった後に、測定値X0の極大値Xmaxを検出し、この値を保持する。保持される極大値Xmaxは、時刻(c)で得られた「2700」である。このとき<状態D>である。
押圧検知フラッグがONになると、ST1からST5に移行する。ST5では、測定値X0が極大値Xmaxよりも小さくなるか否かを監視する。測定値X0が極大値Xmaxよりも小さくならないときは、外観形成部材1への押圧力が解除されていないため、ST4を維持し、現在の測定値X0は極大値Xmaxである。
外観形成部材1への押圧力が解除されると、外観形成部材1と対向部材15の弾性復帰力によって対向部材15に設けられた対向電極が固定電極12から離れていくため、図6の時刻(d)のように検知信号Xtが低下していく。図6に示す例では、時刻(d)の検知信号Xtの値が「2000」であり、オフセット値Otは初期値「300」から変化がないため、測定値X0は「1700」まで低下する。
図4に示すST6では、測定値X0がOFFしきい値よりも低下するか否かを監視する。OFFしきい値は前記極大値Xmaxに対する所定の比率で設定される。この比率は機器に応じて任意に決められるが、図6に示す例では、OFFしきい値が極大値Xmax×0.5に決められている。測定値X0がOFFしきい値よりも低下しないときは(ST6のNO)、押圧動作の解除待ちであり、<状態C>である。
図5の時刻(e)で、測定値X0がOFFしきい値よりも小さくなり、図4のST6がYESになると、ST7に移行し、演算部24で押圧検知OFFと認識し、押圧検知フラッグがOFFになる。このとき図4のフローチャートは<状態A>である。
押圧検知フラッグがOFFになると、演算部24では、オフセット値Otを初期値である「300」よりも高くする更新処理が行われる。この更新処理では、オフセット値Otをそのときの検知信号Xtよりも高くならないように設定されることが好ましい。この実施の形態では、図4のST8に示すように、オフセット値Otを、そのときの検知信号Xtと一致する値に更新する。図5と図6では、押圧検知フラッグがOFFになった時刻(e)のタイミングで、オフセット値Otをそのときの検知信号Xtと同じ値の「840」に更新している。その結果、測定値X0(=Xt−Ot)は「0」になる。
押圧検知フラッグがOFFになった直後に、測定値X0がONしきい値の「1000」よりも十分に小さい「0」になる。図5に示す信号波形では、外観形成部材1への押圧力が解除された後のスペーサ13の残留歪みなどに起因して、時刻(e)の後に、対向部材15が固定電極12から離れる動作に遅れが生じ、検知信号Xtの低下が遅れたり、検知信号Xtに変動が生じやすくなっている。このような場合でも、測定値X0が「0」になっているため、押圧検知フラッグがOFFからONに切り替わる誤動作を防止できるようになる。
また、図5に示すように、スペーサ13に残留歪みがあると、時刻(e)の後に、対向部材15が固定電極12から離れる動作が時間をかけて継続するようになり、検知信号Xtの値が徐々に小さくなっていく。したがって、オフセット値Otを時刻(e)で更新した「840」のままにしておくと、その後、検知信号Xtがオフセット値Otよりも小さくなって、測定値X0(=Xt−Ot)の極性がマイナスに転換する現象が発生する。しかも、検知信号Xtの低下に伴って、測定値X0のマイナスが徐々に増大していく。
その結果、その後に外観形成部材1を押圧するときに、前記測定値X0のマイナス分を回復させるだけの押圧力を作用させて測定値X0を「0」に復帰さ、さらに測定値X0をONしきい値の「1000」まで上昇させないと押圧検知フラッグをONにできなくなる。そのため、押圧検知ONとするために、必要以上に強い力で押圧することが必要になる。また、場合によっては、十分に押圧しているのにもかかわらず、押圧検知フラッグがONに切り替わらなくなり、正常な制御動作ができないこともあり得る。
そこで、時刻(e)においてオフセット値Otを一度更新したら、その後は、図4のST9に移行し、測定値X0の符号がマイナスになるか否かを監視する。測定値X0がマイナスになりST9がYESになると、ST10に移行してオフセット値Otをマイナスさせ、オフセット値Otをその時点での検知信号Xtに一致させる処理を行い、さらにST9で監視する。その結果、検知信号Xtがオフセット値Otよりも低くなる状態の発生を防止できる。
上記更新処理により、図4と図5に示す<状態B>では、時刻(e)→(f)→(g)と進むにしたがって、検知信号Xtが「840」→「600」→「500」と低下していく。それに合わせてオフセット値Otも「840」→「600」→「500」と更新される。よって<状態B>では、測定値X0が「0」のままに維持される。
その後は、検知信号Xtが所定の比率以上に上昇したら、オフセット値Otの更新処理を停止し、図4のST1に移行する。この状態が図5と図6に示す時刻(h)である。
時刻(h)では、測定値X0が「0」であるため、外観形成部材1に押圧力を作用すると、比較的軽い力で測定値X0がONしきい値の「1000」を超えるようになり、ST3に移行して押圧検知フラッグがONになる。その後は、ST4で測定値X0の極大値Xmaxを検知して保持する。時刻(i)ではXmaxが「2000」である。その後は、前述と同じ処理動作となる。
なお、前記実施の形態では、測定値X0がOFFしきい値よりも低くなったときに、オフセット値Otの更新処理に移行するが、本発明では、オフセット更新しきい値をOFFしきい値と別個に設定してもよい。オフセット更新しきい値はOFFしきい値よりも低い値に設定される。この場合には、ST6において測定値X0がOFFしきい値よりも低下して押圧検知フラッグがOFFとなった後に、さらに測定値X0がオフセットしきい値よりも低下したときに、ST8に移行して、オフセット値Otの更新処理に移行する。
1 外観形成部材
1a 操作パネル部
10 押圧検知装置
11 基板
12 固定電極
13 スペーサ
14 感知領域
15 対向部材
16 粘着層
20 制御部
24 演算回路

Claims (7)

  1. 固定電極を有する電極支持部材と、前記固定電極に対向する対向電極を有する対向部材と、前記電極支持部材と前記対向部材との間に配置されたスペーサと、検知信号を処理する制御部とを有する押圧検知装置において、
    前記制御部では、オフセット値Otが設定されて、
    前記検知信号Xtが所定値を超えると押圧検知ONとなり、
    前記検知信号Xtと前記オフセット値Otとの差である測定値X0がOFFしきい値よりも小さい値となったときに押圧検知OFFとされ、
    押圧検知ONになった後の前記測定値X0の極大値Xmaxに対し、前記測定値X0が所定の比率の値まで低下したときに、前記オフセット値Otを初期値よりも高い値に更新する更新処理を行うことを特徴とする押圧検知装置。
  2. 前記測定値X0がONしきい値を超えると、押圧検知ONになる請求項1記載の押圧検知装置。
  3. 前記更新処理では、そのときの前記検知信号Xtを前記オフセット値Otとする請求項1または2記載の押圧検知装置。
  4. 前記更新処理では、前記検知信号Xtの低下に応じて前記オフセット値Otを低下させる請求項1ないし3のいずれかに記載の押圧検知装置。
  5. 前記測定値X0が逆符号になったら、その分前記オフセット値Otを低下させる請求項4記載の押圧検知装置。
  6. 前記更新処理を行っているときに、前記検知信号Xtが上昇したら、オフセット値Otの更新処理を停止する請求項4または5記載の押圧検知装置。
  7. 前記OFFしきい値は、前記極大値Xmaxに対して所定の比率で低下した値とされており、前記測定値X0が前記OFFしきい値よりも低下したときに前記更新処理に移行する請求項1ないし6のいずれかに記載の押圧検知装置。
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