JP6772922B2 - 共振インバータ - Google Patents

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Description

本発明は、共振負荷を駆動するための共振インバータに関する。
従来から、放電リアクタ等の共振負荷を駆動するための装置として、共振インバータが用いられている(下記特許文献1参照)。この共振インバータは、MOSFET等のスイッチを有する主回路部と、上記スイッチのオンオフ動作を制御する制御部とを備える。上記スイッチは直流電源に電気接続しており、このスイッチをオンオフ動作させることにより、上記直流電源から供給される直流電力を交流電力に変換している。そして、この交流電力を出力電力として、上記共振負荷に供給している。これにより、共振負荷を駆動するよう構成されている。
共振負荷は、共振周波数で共振する。そのため、スイッチの駆動周波数を共振周波数に近づけると、効率的に共振させることができ、出力電力を高めることができる。駆動周波数を共振周波数から遠ざけると、出力電力は低くなる。また、スイッチのデューティを高くすると出力電力が高くなり、デューティを低くすると出力電力は低減する。
特開2001−251854号公報
近年、出力電力を目標値に短時間で、正確に近づけることが可能な共振インバータの開発が進められている。その背景には、例えば次のようなものがある。すなわち、上記直流電源の電源電圧は、急に変化することがある。この場合、出力電力が目標値から急に遠ざかる。また、共振インバータの稼働を開始した直後は、駆動周波数が共振周波数から大きく外れている等の理由により、充分な出力電力が得られていない。そのため、出力電力が目標値から乖離している。このような場合に、出力電力を目標値に短時間で、正確に近づけることができるようにすることが望まれている。
この課題を達成するため、スイッチのデューティと駆動周波数を制御する方法が検討されている。例えば、出力電力の目標値と電源電圧とを用いて、デューティを制御する。同様に、出力電力の目標値と電源電圧とを用いて、駆動周波数を制御する。これらデューティと駆動周波数とを制御すれば、出力電力を目標値に近づけることができる。
しかしながら、上記方法では、必ずしも充分に、出力電力を短時間で正確に目標値に近づけることはできない。すなわち、上記共振インバータでは、デューティと駆動周波数とのいずれを変化させても、出力電力が変化する(図20参照)。そのため、デューティ及び駆動周波数を最適値に制御しにくい。この状況で、出力電力の目標値と電源電圧との2つのパラメータを用いてデューティを制御し、かつ上記2つのパラメータを用いて駆動周波数を制御すると、これら2つのパラメータのうち一方のパラメータが大きく変動した場合、デューティと駆動周波数とを両方とも大きく調整する必要があり、出力電力を短時間で正確に目標値に近づけにくくなる。また、デューティと駆動周波数を制御するために、それぞれ2つのパラメータを用いるため、制御部の構成が複雑になりやすい。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、制御部の構成を簡素にでき、かつ出力電力を目標値に短時間で正確に近づけることが可能な共振インバータを提供しようとするものである。
本発明の一態様は、共振周波数(FO)で電気的に共振する共振負荷(8)を駆動するための共振インバータ(1)であって、
直流電源(10)に電気接続したスイッチ(3)を有し、該スイッチをオンオフ動作させることにより、上記直流電源から供給される直流電力を交流電力に変換し、該交流電力を出力電力(P)として上記共振負荷に供給する主回路部(2)と、
上記スイッチのオンオフ動作を制御する制御部(4)と、
上記直流電源の電源電圧(VB)を測定する電圧センサ(5)と、
上記出力電力を検出する電力検出部(6)とを備え、
上記制御部は、上記スイッチのデューティ(D)と駆動周波数(F)とを制御することにより、上記出力電力を制御し、
上記制御部は、上記電源電圧の測定値を用いて上記デューティを制御し、上記出力電力の目標値(PO)を用いて上記駆動周波数を制御するよう構成されており、
上記制御部は、上記電源電圧の測定値に基づいて上記デューティをフィードフォワード制御し、上記出力電力の目標値と検出値との誤差(ΔP)が0に近づくように上記駆動周波数をフィードバック制御するよう構成されており、
上記制御部は、上記スイッチをオンオフ動作して上記共振負荷に上記出力電力を供給する駆動期間(T DRIVE )と、上記スイッチのオンオフ動作を停止して上記出力電力の供給を停止する停止期間(T STOP )とを交互に行うことにより、上記出力電力の平均値(P AVE )を下げる間欠運転と、上記出力電力を供給し続ける連続運転とを切り替え可能に構成され、上記制御部は、予め定められた最低出力電力(P MIN )よりも上記目標値の方が低い場合は、上記間欠運転に切り替え、上記出力電力の上記平均値が上記目標値に近づくように、上記駆動周波数を制御するよう構成されている、共振インバータにある。
本発明の他の態様は、共振周波数(F O )で電気的に共振する共振負荷(8)を駆動するための共振インバータ(1)であって、
直流電源(10)に電気接続したスイッチ(3)を有し、該スイッチをオンオフ動作させることにより、上記直流電源から供給される直流電力を交流電力に変換し、該交流電力を出力電力(P)として上記共振負荷に供給する主回路部(2)と、
上記スイッチのオンオフ動作を制御する制御部(4)と、
上記直流電源の電源電圧(V B )を測定する電圧センサ(5)と、
上記出力電力を検出する電力検出部(6)とを備え、
上記制御部は、上記スイッチのデューティ(D)と駆動周波数(F)とを制御することにより、上記出力電力を制御し、
上記制御部は、上記電源電圧の測定値を用いて上記デューティを制御し、上記出力電力の目標値(P O )を用いて上記駆動周波数を制御するよう構成されており、
上記制御部は、上記出力電力の供給を開始する際に、上記駆動周波数を予め定められた初期値(F START )に保持した状態で、上記デューティを予め定められた最低値(D MIN )から次第に増加させ、上記デューティを上記電源電圧に基づいて算出された値(D O )にした後、上記駆動周波数を上記初期値から変化させることにより、上記出力電力を上記目標値に近づけるよう構成されている、共振インバータにある。
上記共振インバータの制御部は、電源電圧の測定値を用いてデューティを制御し、上記出力電力の目標値を用いて駆動周波数を制御している。
このようにすると、出力電力の目標値と電源電圧との、2つのパラメータのうち、一方のパラメータ(電源電圧)のみを用いてデューティを制御し、他方のパラメータ(出力電力の目標値)のみを用いて駆動周波数を制御できる。したがって、2つのパラメータのうちいずれかが大きく変動した場合、デューティと駆動周波数とを両方とも大きく調整しなくてすむ。そのため、出力電力を目標値に短時間で正確に近づけやすい。また、デューティと駆動周波数の制御に、それぞれ上記2つのパラメータを用いなくてもすむため、制御部の構成を簡素にすることができる。
以上のごとく、上記態様によれば、制御部の構成を簡素にでき、かつ出力電力を目標値に短時間で正確に近づけることが可能な共振インバータを提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
参考形態1における、共振インバータの回路図。 参考形態1における、出力電力と、デューティと、駆動周波数との関係を三次元的に表したグラフ。 参考形態1における、デューティを固定したときの、出力電力と駆動周波数との関係を表したグラフ。 参考形態1における、出力電力と、デューティと、駆動周波数との関係を表したグラフ。 図4の状態から、電源電圧が低下した場合における、出力電力と、デューティと、駆動周波数との関係を表したグラフ。 図4の状態から、電源電圧が上昇した場合における、出力電力と、デューティと、駆動周波数との関係を表したグラフ。 参考形態1における、制御部のフローチャート。 参考形態1における、出力電流IOとゲート電圧VGとの波形図。 参考形態1における、フルブリッジ回路とトランスを用いた共振インバータの回路図。 参考形態1における、フルブリッジ回路と共振インダクタを用いた共振インバータの回路図。 参考形態1における、フルブリッジ回路と、共振インダクタと、共振用キャパシタとを用いた共振インバータの回路図。 参考形態1における、プッシュプル回路とトランスを用いた共振インバータの回路図。 実施形態1における、電源投入時での、出力電力の目標値と、デューティと、駆動周波数との関係を表したグラフ。 実施形態1における、制御部のフローチャート。 実施形態1における、駆動周波数の初期値を最低周波数に設定した場合での、共振インバータの動作を説明するための図。 実施形態2における、連続運転と間欠運転の説明図。 実施形態2における、出力電力の目標値が変化した場合での、デューティと、駆動周波数と、最低出力電力との関係を表したグラフ。 実施形態2における、制御部のフローチャート。 実施形態2における、共振インバータの回路図。 比較形態における、制御部の概念図。
参考形態1
上記共振インバータに係る参考形態について、図1〜図12を参照して説明する。図1に示すごとく、本形態の共振インバータ1は、共振周波数FOで電気的に共振する共振負荷8を駆動するために設けられている。共振インバータ1は、主回路部2と、制御部4と、電圧センサ5と、電力検出部6とを備える。
主回路部2は、直流電源10に電気接続したスイッチ3(3a〜3d)を備える。主回路部2は、これらのスイッチ3をオンオフ動作させることにより、直流電源10から供給される直流電力を交流電力に変換し、該交流電力を出力電力Pとして共振負荷8に供給するよう構成されている。
制御部4は、スイッチ3のオンオフ動作を制御する。電圧センサ5は、直流電源10の電源電圧VBを測定する。電力検出部6は、上記出力電力Pを検出する。制御部4は、スイッチ3のデューティDと駆動周波数Fとを制御する。これにより、出力電力Pを制御するよう構成されている。
制御部4は、電源電圧VBの測定値を用いてデューティDを制御する。また、出力電力の目標値POを用いて、駆動周波数Fを制御するよう構成されている。
本形態の共振インバータ1は、車両に搭載するための、車載用共振インバータである。また、共振負荷8は、オゾンを発生するための放電リアクタである。この放電リアクタを用いてオゾンを発生し、車両のエンジンから排出される排ガスを改質するよう構成してある。
図1に示すごとく、主回路部2は、プッシュプル回路14と、共振タンク回路15とを備える。プッシュプル回路14は、平滑コンデンサ12と、トランス7と、第1スイッチ3aと、第2スイッチ3bとからなる。また、共振タンク回路15は、第3スイッチ3cと、第4スイッチ3dと、補助コンデンサ13とからなる。トランス7の一次コイル71には、センタタップ73が設けられている。このセンタタップ73を、平滑コンデンサ12の正極端子121に電気接続してある。トランス7の二次コイル72は、共振負荷8に接続している。
図8に示すごとく、制御部4は、第1スイッチ3aと第4スイッチ3dを両方ともオンする第1期間τ1と、第2スイッチ3bと第3スイッチ3cとを両方ともオンする第2期間τ2とを交互に切り替える。これにより、トランス7(図1参照)の一次コイル71に交流電流を流し、二次コイル72に出力電流IOを発生させている。
出力電流IOは、二次コイル72の漏れインダクタンスLと、共振負荷8の静電容量Cとによって決定される共振周波数FO(=1/2π√LC)で共振する。図8に示すごとく、スイッチ3の全体の周期をT、第1期間τ1の周期をT1、第2期間τ2の周期T2とした場合、駆動周波数Fは1/Tと表され、デューティDは(T1+T2)/Tと表される。駆動周波数Fを共振周波数FOに近づけると、出力電流IOの共振の効率が高まり、出力電力Pを高くすることができる。また、デューティDを高くしても、出力電力Pを高くすることができる。
図1に示すごとく、直流電源10には電流センサ11が設けられている。この電流センサ11によって、直流電源10の電流(以下、電源電流IBとも記す)を測定している。電流センサ11による電源電流IBの測定値と、電圧センサ5による電源電圧VBの測定値とは、電力検出部6に送信される。電力検出部6は、これらの測定値を用いて、出力電力P(≒VBB)を算出している。
制御部4は、減算部41と、デューティ制御部42と、周波数制御部43と、駆動回路44とを備える。また、図示しないECUから制御部4へ、出力電力Pの目標値POが入力される。
デューティ制御部42は、電源電圧VBを用いて、フィードフォワード制御により、デューティDを制御する。また、減算部41は、出力電力の目標値POと、検出値Pとの誤差ΔP(=PO−P)を算出する。周波数制御部43は、この誤差ΔPが0に近づくように、駆動周波数Fをフィードバック制御している。
デューティDと駆動周波数Fは、駆動回路44に入力される。駆動回路44は、各スイッチ3のゲート電極に電圧を加え、オンオフ動作させる。また、駆動回路44は、各スイッチ3を、入力されたデューティD及び駆動周波数Fで動作させる。
図2に、出力電力Pと、デューティDと、駆動周波数Fとの関係を表したグラフを示す。同図では、出力電力Pを三次元的に表している。また、同図に示す横線は、それぞれ出力電力PがPa,PO,Pb,Pcであるときの等出力線である。図2に示すごとく、デューティDを一定にした状態で駆動周波数Fを共振周波数FOに近づけると、出力電力Pは高くなる。また、駆動周波数Fを共振周波数FOから遠ざけると、出力電力Pは低くなる。
同様に、駆動周波数Fを一定にした状態でデューティDを高くすると、出力電力Pは高くなる。デューティDが100%(フルデューティDFULL)のとき、出力電力Pは最も高くなる。また、駆動周波数Fを一定にした状態でデューティDを低くすると、出力電力Pは低減する。
図3に、デューティDを一定にしたときの、出力電力Pと駆動周波数Fとの関係を示す。同図に示すごとく、直流電源10の電源電圧VBが高くなった場合は、出力電力Pは全体的に高い方へシフトし、電源電圧VBが低くなった場合は、出力電力Pは全体的に低い方へシフトする。
本形態では直流電源10を、共振インバータ1以外の電気機器、例えば車両のライトやエアコン等にも使用している。そのため、これらの電気機器を動作させた瞬間に、電源電圧VBが低下しやすい。したがって、共振インバータ1の出力電力Pが急に変化しやすい。本形態では、このように電源電圧VBが急に変化した場合でも、駆動周波数FとデューティDを制御することにより、出力電力Pを短時間で正確に、目標値POに戻すようにしている。
図4に、電源電圧VBが平均値に近い値VBM(図3参照)になっている場合での、出力電力Pと、デューティD及び駆動周波数Fとの関係を示す。このグラフは、図2のグラフをZ軸方向から見たものに相当する。図2の等出力線を、図4に記載してある。図4において、出力電力Pの各値(Pa,PO,Pb,Pc)の関係は、Pa>PO>Pb>Pcとなっている。POは出力電力Pの目標値である。
デューティDは、最低値DLから最高値DHまでの間で制御可能である。同様に、駆動周波数Fも、最低周波数FMINから最高周波数FMAXまでの間で制御可能である。上述したように本形態の制御部4は、電源電圧VBの値VBMに基づいて、デューティDをフィードフォワード制御する。また、上記誤差ΔP(=PO−P)が0に近づくように、駆動周波数Fをフィードバック制御する。図4では、これらの制御により、デューティD及び駆動周波数Fは、それぞれ現在値DA,FAに維持されている。
ここで、電源電圧VBが上記値VBMから急に低下し、下限値に近い値VBL(図3参照)になったとする。このとき出力電力Pの値は、全体的に低い方向にシフトする。そのため図5に示すごとく、目標値POの等出力線は、図の上側に移動する。この場合、電源電圧VBが低下した瞬間に、出力電力Pが低下するため、制御部4は、出力電力Pを目標値POに戻す制御をする。この際、制御部4は、まずデューティDを、変化後の電源電圧VBLに基づいてフィードフォワード制御する。その結果、デューティDは比較的高い値DBに変更される。フィードフォワード制御は、精度はあまり高くないが、応答速度が速い。そのため出力電力Pを短時間で、目標値POに比較的近い値に戻すことができる。この制御を行った後、制御部4は、誤差ΔP(=PO−P)が0に近づくように、駆動周波数Fをフィードバック制御する。フィードバック制御は、応答速度は低いが、精度が高い。そのため、出力電力Pを高い精度で目標値POに近づけることができる。
また、図4の状態から、電源電圧VBが急に上昇し、上限値に近い値VBH(図3参照)になることもある。このとき出力電力Pの値は、全体的に高い方向にシフトする。そのため図6に示すごとく、目標値POの等出力線は、図の下側に移動する。この場合、電源電圧VBが上昇した瞬間に、出力電力Pが上昇するため、制御部4は、出力電力Pを目標値POに戻す制御をする。この際、制御部4は、電源電圧VBが低下した場合と同様の制御を行う。すなわち、まずデューティDを、変化後の電源電圧VBHに基づいてフィードフォワード制御する。その後、制御部4は、誤差ΔP(=PO−P)が0に近づくように、駆動周波数Fをフィードバック制御する。
次に、制御部4のフローチャートの説明をする。図7に示すごとく、制御部4は、まずステップS1を行う。ここでは、電源電圧VBを測定する。その後、ステップS2に移る。ステップS2では、電源電圧VBの測定値に基づいて、デューティDをフィードフォワード制御する。
その後、ステップS3に移り、出力電力の目標値POと検出値Pとの誤差ΔP(=PO−P)を算出する。その後、ステップS4に移る。ここでは、誤差ΔPが0に近づく様に、フィードバック制御により、駆動周波数Fを所定値、変化させる。その後、ステップS1に戻る。
本形態の作用効果について説明する。本形態の制御部4は、電源電圧VBの測定値を用いてデューティDを制御し、出力電力の目標値POを用いて駆動周波数Fを制御している。
このようにすると、出力電力Pの目標値POと電源電圧VBとの、2つのパラメータのうち、一方のパラメータ(電源電圧VB)のみを用いてデューティDを制御し、他方のパラメータ(目標値PO)のみを用いて駆動周波数Fを制御できる。したがって、2つのパラメータのうちいずれかが大きく変動した場合、デューティDと駆動周波数Fを両方とも大きく調整しなくてすむ。そのため、出力電力Pを目標値POに短時間で正確に近づけることができる。また、本形態では、デューティDと駆動周波数Fの制御に、それぞれ上記2つのパラメータ(VB,PO)を用いなくてもすむため、制御部4の構成を簡素にすることができる。
ここで仮に、図20に示すごとく、電源電圧VBと目標値POとの2つのパラメータを用いてデューティDを制御し、同様に上記2つのパラメータを用いて駆動周波数Fを制御したとすると、電源電圧VBが変動したときに、デューティDと駆動周波数Fを両方とも大きく調整する必要が生じ、出力電力Pの制御が困難になりやすい。
これに対して、本形態のように、上記2つのパラメータのうち一方のパラメータ(電源電圧VB)のみを用いてデューティを制御し、他方のパラメータ(目標値PO)のみを用いて駆動周波数Fを制御すれば、電源電圧VBが変動したときに、デューティDのみ大きく調整すればよく、駆動周波数Fを大きく変化させる必要はない。そのため、これらデューティDと駆動周波数Fを制御しやすい。特に本形態の共振インバータ1は、デューティDと駆動周波数Fのどちらを変化させても、出力電力Pが変化する。そのため、デューティDと駆動周波数Fを、互いに独立した別々のパラメータ(VB,PO)によって制御し、デューティDと駆動周波数Fが同時に両方とも大きく変化しないようにした効果は大きい。
また、図7に示すごとく、本形態の制御部4は、電源電圧VBに基づいてデューティDをフィードフォワード制御し、上記誤差ΔP(=PO−P)が0に近づくように駆動周波数Fをフィードバック制御するよう構成されている。
このようにすると、出力電力Pを目標値POに、より短時間で正確に近づけることができる。すなわち、フィードフォワード制御は、精度は低いが応答速度が速い。また、フィードバック制御は、応答速度は遅いが精度が高い。本形態では、まずデューティDをフィードフォワード制御するため、出力電力Pを短時間で、目標値POに比較的近い値にすることができる。また、この後で、駆動周波数Fのフィードバック制御を行うため、出力電力Pを正確に目標値POに近づけることができる。
このように、デューティDのフィードフォワード制御と駆動周波数Fのフィードバック制御を組み合わせることにより、出力電力Pを短時間で正確に目標値POに近づけることができる。本形態では、直流電源10の電源電圧VBが急に変化し、出力電力Pが目標値POから急に乖離する場合があるため、この効果は大きい。
以上のごとく、本形態によれば、制御部の構成を簡素にでき、かつ出力電力を目標値に短時間で正確に近づけることが可能な共振インバータを提供することができる。
なお、本形態では図1に示すごとく、プッシュプル回路14と共振タンク回路15とトランス7を用いて共振インバータ1を構成したが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、例えば図9に示すごとく、複数のスイッチ3からなるフルブリッジ回路19と、トランス7とによって共振インバータ1を構成しても良い。また、図10に示すごとく、トランス7を設けず、フルブリッジ回路19と、共振用インダクタ81とによって共振インバータ1を構成しても良い。この場合、共振用インダクタ81と共振負荷8とによって出力電流IOが共振する。
さらには、図11に示すごとく、フルブリッジ回路19と、共振用インダクタ81と、補助コンデンサ82とによって共振インバータ1を構成してもよい。この場合、補助コンデンサ82と共振負荷8との合計の静電容量と、共振用インダクタ81のインダクタンスとによって、出力電流IOが共振する。また、図12に示すごとく、プッシュプル回路14とトランス7とによって共振インバータ1を構成し、共振タンク回路15(図1参照)を設けないようにすることもできる。
以下の実施形態においては、図面に用いた符号のうち、参考形態1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、参考形態1と同様の構成要素等を表す。
実施形態1
本形態は、制御部4の制御方法を変更した例である。本形態では、共振インバータ1を稼働し始めるとき、すなわち出力電力Pの供給を開始する際においても、デューティDと駆動周波数Fとを制御することにより、出力電力Pを目標値POに近づけるようにしている。この制御を開始する際、図13に示すごとく、制御部4はまず、駆動周波数Fを予め定められた初期値FSTARTに保持した状態で、デューティDを予め定められた最低値DMINから、電源電圧VBに基づいて算出された値DOになるまで次第に増加させる。その後、デューティDをフィードフォワードによって上記値DOにする制御に移行する。
この後、制御部4は、デューティDをフィードフォワード制御した状態で、駆動周波数Fを初期値FSTARTから変化させ、出力電力Pを目標値POに近づける。すなわち、誤差ΔP(=PO−P)が0に近づくように、駆動周波数Fを変化させる。
また、本形態では、上記初期値FSTARTを、予め定められた最高周波数FMAXとしてある。制御部4は、駆動周波数Fを変化させる際に、駆動周波数Fを、最高周波数FMAXから次第に低減させる。
次に、制御部4のフローチャートについて説明する。図14に示すごとく、制御部4は、まずステップS11を行う。ここでは、駆動周波数Fを最高周波数FMAX(すなわち、初期値FSTART)に保持したまま、デューティDを最小値DMINから、電源電圧VBに基づいて算出された値DOになるまで、次第に増加させる。
その後、ステップS12に移る。ここでは、デューティDを、フィードフォワードによって上記値DOにする制御に移行する。その後、ステップS13に移る。ここでは、デューティDをフィードフォワード制御した状態で、駆動周波数Fを、最高周波数FMAXから次第に減少させ、誤差ΔP(=PO−P)を0に近づける。
本形態の作用効果について説明する。本形態では、出力電力Pの供給を開始する際に、駆動周波数Fを初期値FSTARTに保持したまま、デューティDを最小値DMINから次第に増加させる。そして、デューティDが電源電圧VBに基づいて算出された値DOに達した後、デューティDのフィードフォワード制御下で、駆動周波数Fを初期値FSTARTから変化させ、出力電力Pを目標値POに近づける。
このようにすると、参考形態1と同様に、デューティDと駆動周波数Fとを、同時に両方とも大きく変化させる必要が無い。そのため、出力電力Pを目標値POに短時間で正確に近づけることができる。特に、出力電力Pの供給を開始するときは、出力電力Pが目標値POから大きく乖離しているため、上記制御を行うことにより、出力電力Pを目標値POに短時間で正確に近づけるようにした効果は大きい。
また、本形態では図13に示すごとく、初期値FSTARTを上記最高周波数FMAXとしてある。そして、駆動周波数Fを変化させるとき、駆動周波数Fを、最高周波数FMAXから次第に低減させている。
このようにすると、駆動周波数Fを増加させたり減少させたりする必要がなく、減少させ続けるだけで、出力電力Pを目標値POに近づけることができる。そのため、駆動周波数Fの制御を容易に行うことができる。
その他、参考形態1と同様の構成および作用効果を備える。
なお、本形態では初期値FSTARTを上記最高周波数FMAXとしているが、本発明はこれに限るものではない。例えば図15に示すごとく、初期値FSTARTを予め定められた最低周波数FMINにし、駆動周波数Fを変化させるとき、該駆動周波数Fを、最低周波数FMINから次第に増加させてもよい。また、初期値FSTARTを、最低周波数FMINと最高周波数FMAXとの中間の周波数に設定してもよい。
実施形態2
本形態は、制御部4の制御方法を変更した例である。図16に示すごとく、本形態の制御部4は、間欠運転と連続運転とを切り替えることが可能に形成されている。間欠運転では、駆動期間TDRIVEと停止期間TSTOPとを交互に行う。駆動期間TDRIVEは、スイッチ3(図1参照)をオンオフ動作して共振負荷8に出力電力Pを供給する期間である。また、停止期間TSTOPは、スイッチ3のオンオフ動作を停止して、出力電力Pの供給を停止する期間である。これら駆動期間TDRIVEと停止期間TSTOPとを交互に行うことにより、出力電力Pの平均値PAVEを下げるよう構成されている。また、上記連続運転では、スイッチ3をオンオフし続け、共振負荷8に出力電力Pを供給し続ける。
また、図17に示すごとく、出力電力Pの目標値POが急に変更になり、直前の値POBからPOAに下がることがある。このとき、デューティDを、電源電圧VBに基づいて算出された値DOに保持した状態で、駆動周波数FをFMINからFMAXの間で変化させたときに得られる最低出力電力PMINよりも、目標値POAの方が低いことがある。例えば図17では、デューティDを上記値DOにした状態では、駆動周波数Fを最高周波数FMAXにしたとき、出力電力Pが最も低い値(最低出力電力PMIN)になる。この最低出力電力PMINよりも目標値POAの方が低いため、駆動周波数FをFMINからFMAXの間でいくら変化させても、出力電力Pを目標値POAに到達させることができない。
また、共振負荷8の電気特性の制約で、最低出力電力PMINを規定することがある。例えば、電極対を有する放電負荷を複数個、並列接続した場合等で、ある一定割合以上の電極対で放電動作を確保したい場合がある。放電負荷は、放電開始電圧以上となって放電を開始すると、放電電力を増加させても電極対に加わる電圧の上昇が緩やかになる。複数の電極対を並列接続した場合などで、複数の電極対の放電開始電圧にばらつきが存在すると、放電を開始した電極対により、並列接続された負荷全体の電圧の上昇が抑制されて、相対的に放電開始電圧が高い電極対に放電が発生しにくくなる。この場合、一定の割合以上の電極対で放電させるために、ある一定以上の出力電力が必要となる。つまり、放電負荷の最低出力電力PMINを設定しておく必要がある。
本形態では、出力電力Pの目標値POが、上記最低出力電力PMINよりも低い場合、上記連続運転から間欠運転に切り替える。これにより、出力電力Pの平均値PAVEを下げ、この平均値PAVEが目標値POAに近づくように、駆動周波数Fを制御する。
次に、制御部4の回路図について説明する。図19に示すごとく、本形態の制御部4は、デューティ制御部42と、周波数制御部43と、間欠運転制御部45と、判別部46とを備える。デューティ制御部42は、電源電圧VBの測定値に基づいて、デューティDをフィードフォワード制御する。また、判別部46は、出力電力Pの目標値POと、最低出力電力PMINとのうち、値が大きい方を出力する。周波数制御部43は、判別部46から入力された値と、出力電力Pの検出値との誤差ΔPが0に近づくように、駆動周波数Fをフィードバック制御する。また、間欠運転制御部45は、出力電力Pの目標値POが最低出力電力PMINよりも小さい場合は、間欠運転に切り替える指示を出す。
次に、制御部4のフローチャートについて説明する。図18に示すごとく、制御部4は、まずステップS21を行う。ここでは、予め定められた最低出力電力PMINよりも目標値POの方が低いか否かを判断する。最低出力電力PMINは、駆動周波数Fを最低周波数FMINから最高周波数FMAXの間で変化させた場合に得られる、最も低い電力を用いたり、予め測定した、共振負荷8の出力電力下限値を用いたりすることができる。
ステップS21でYesと判断した場合は、ステップS22に進む。ここでは、共振インバータ1を間欠運転に切り替える。そして、誤差ΔP(=PO−PAVE)が0に近づくように、駆動周波数Fを制御する。また、ステップS21でNoと判断した場合は、ステップS23に進む。ここでは、連続運転を続ける。そして、誤差ΔP(=PO−P)が0に近づくように、駆動周波数Fを制御する。
本形態の作用効果について説明する。上記構成にすると、連続運転から間欠運転に切り替えることにより、上記最低出力電力PMINよりも低い出力電力Pを得ることが可能になる。
その他、参考形態1と同様の構成および作用効果を備える。
1 共振インバータ
10 直流電源
3 スイッチ
4 制御部
5 電圧センサ
6 電力検出部
B 電源電圧
D デューティ
F 駆動周波数
ΔP 誤差

Claims (6)

  1. 共振周波数(FO)で電気的に共振する共振負荷(8)を駆動するための共振インバータ(1)であって、
    直流電源(10)に電気接続したスイッチ(3)を有し、該スイッチをオンオフ動作させることにより、上記直流電源から供給される直流電力を交流電力に変換し、該交流電力を出力電力(P)として上記共振負荷に供給する主回路部(2)と、
    上記スイッチのオンオフ動作を制御する制御部(4)と、
    上記直流電源の電源電圧(VB)を測定する電圧センサ(5)と、
    上記出力電力を検出する電力検出部(6)とを備え、
    上記制御部は、上記スイッチのデューティ(D)と駆動周波数(F)とを制御することにより、上記出力電力を制御し、
    上記制御部は、上記電源電圧の測定値を用いて上記デューティを制御し、上記出力電力の目標値(PO)を用いて上記駆動周波数を制御するよう構成されており、
    上記制御部は、上記電源電圧の測定値に基づいて上記デューティをフィードフォワード制御し、上記出力電力の目標値と検出値との誤差(ΔP)が0に近づくように上記駆動周波数をフィードバック制御するよう構成されており、
    上記制御部は、上記スイッチをオンオフ動作して上記共振負荷に上記出力電力を供給する駆動期間(T DRIVE )と、上記スイッチのオンオフ動作を停止して上記出力電力の供給を停止する停止期間(T STOP )とを交互に行うことにより、上記出力電力の平均値(P AVE )を下げる間欠運転と、上記出力電力を供給し続ける連続運転とを切り替え可能に構成され、上記制御部は、予め定められた最低出力電力(P MIN )よりも上記目標値の方が低い場合は、上記間欠運転に切り替え、上記出力電力の上記平均値が上記目標値に近づくように、上記駆動周波数を制御するよう構成されている、共振インバータ。
  2. 上記制御部は、上記出力電力の供給を開始する際に、上記駆動周波数を予め定められた初期値(FSTART)に保持した状態で、上記デューティを予め定められた最低値(DMIN)から次第に増加させ、上記デューティを上記電源電圧に基づいて算出された値(DO)にした後、上記駆動周波数を上記初期値から変化させることにより、上記出力電力を上記目標値に近づけるよう構成されている、請求項1に記載の共振インバータ。
  3. 上記初期値は、予め定められた最高周波数(FMAX)又は最低周波数(FMIN)であり、上記制御部は、上記駆動周波数を変化させる際に、該駆動周波数を、上記最高周波数から次第に低減させるか、又は上記最低周波数から次第に増加させるよう構成されている、請求項2に記載の共振インバータ。
  4. 共振周波数(FO)で電気的に共振する共振負荷(8)を駆動するための共振インバータ(1)であって、
    直流電源(10)に電気接続したスイッチ(3)を有し、該スイッチをオンオフ動作させることにより、上記直流電源から供給される直流電力を交流電力に変換し、該交流電力を出力電力(P)として上記共振負荷に供給する主回路部(2)と、
    上記スイッチのオンオフ動作を制御する制御部(4)と、
    上記直流電源の電源電圧(VB)を測定する電圧センサ(5)と、
    上記出力電力を検出する電力検出部(6)とを備え、
    上記制御部は、上記スイッチのデューティ(D)と駆動周波数(F)とを制御することにより、上記出力電力を制御し、
    上記制御部は、上記電源電圧の測定値を用いて上記デューティを制御し、上記出力電力の目標値(PO)を用いて上記駆動周波数を制御するよう構成されており、
    上記制御部は、上記出力電力の供給を開始する際に、上記駆動周波数を予め定められた初期値(F START )に保持した状態で、上記デューティを予め定められた最低値(D MIN )から次第に増加させ、上記デューティを上記電源電圧に基づいて算出された値(D O )にした後、上記駆動周波数を上記初期値から変化させることにより、上記出力電力を上記目標値に近づけるよう構成されている、共振インバータ。
  5. 上記初期値は、予め定められた最高周波数(FMAX)又は最低周波数(FMIN)であり、上記制御部は、上記駆動周波数を変化させる際に、該駆動周波数を、上記最高周波数から次第に低減させるか、又は上記最低周波数から次第に増加させるよう構成されている、請求項4に記載の共振インバータ。
  6. 上記制御部は、上記電源電圧の測定値に基づいて上記デューティをフィードフォワード制御し、上記出力電力の目標値と検出値との誤差(ΔP)が0に近づくように上記駆動周波数をフィードバック制御するよう構成されている、請求項4又は5に記載の共振インバータ。
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