JP6772174B2 - 長孔穿設装置 - Google Patents

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Description

本発明は、患部へと続く長孔を患部手前の骨に穿設するための長孔穿設装置に関し、特に、内視鏡を案内可能な大きさの長孔を第2頸椎の歯突起に形成する際に用いて好適なものである。
第1頸椎や第2頸椎等の上位頸椎の裏側には、様々な疾患が起こり得る。たとえば、上位頸椎の裏側に腫瘍が生じることがあり、また、上位頸椎の裏側にある滑膜組織の関節にリウマチが起こることもある。患者の背後から手術を行って、これらの患部に到達しようとすると、手術者は、患部背後の神経(脊髄)を巧みに避けながら手術を進める必要がある。このため、手術者は、患部に対して十分な手術を行うことが難しくなる。
このことから、従来は、患者の口から口腔の粘膜を切開して、上位頸椎を直接観察する方法が取られていた。しかし、この方法では、手術後暫くの間、患者は、飲食を行い得ず、また、手術の際に気管切開が行われるため、当分の間、会話を行うことができないとの負担を強いられていた。さらに、患部をより詳細に観察する必要がある場合には、患者の顎を縦割りにし、顎と舌を切開して、患部を露出させるといった激しい手術が行われていた。
特表2014−516265号公報 特表2013−521891号公報 特開2013−34777号公報 特開平7−51303号公報 特開平9−216917号公報 特開平6−105852号公報 特開昭61−154661号公報
上記のように、上位頸椎の裏側に生じる疾患の手術には、患者に大きな負担を強いるものであった。このため、より低侵襲な頸椎手術が求められる。
かかる課題に鑑み、本発明は、より低侵襲な頸椎手術を円滑かつ適切に進め得る手術手法に用いるための長孔穿設装置を提供することを目的とする。
本発明の主たる態様は、患部へと続く長孔を患部手前の骨に穿設するための長孔穿設装置に関する。本態様に係る長孔穿設装置は、筒部、および患部付近の部位に当接させて前記筒部の傾斜方向を規定するための舌部を有するドリルガイドと、前記筒部に抜き差し可能なガイドシャフトと、を備える。ここで、前記ガイドシャフトには、管状ドリルに挿入される固定ピンを案内するための複数のピンガイドが、前記ガイドシャフトの中心軸に平行に形成されており、前記筒部は、前記管状ドリルを抜き差し可能である。また、前記舌部は、前記筒部の下面から前記筒部の中心軸に対して下方向に所定角度で傾斜するように設けられている。
本態様に係る長孔穿設装置によれば、ガイドシャフトに設けられた複数のピンガイドに固定ピンを差し替えることにより、ピンガイド間のピッチと同じピッチで、患部手前の骨に、互いに重なり合う複数の孔を形成できる。そして、骨に形成された複数の孔間の境界部分を、別途準備した所定のジグで均すことにより、骨に長孔を形成できる。
このように、本態様に係る長孔穿設装置によれば、一定のピッチで骨に孔が形成されるため、最終的に形成される長孔を、常に略同じ大きさに揃えることができる。よって、必要最小限の大きさの長孔を患部手前の骨に形成することができる。また、ドリルガイドの舌部を患部付近に当接させることにより、ドリルガイドの筒部の傾きを円滑に調整できる。よって、固定ピンを患部手前の骨の目標位置に正確に打ち込むことができ、患部手前の骨に対して精度良く孔を形成することができる。
以上のように、本態様に係る長孔穿設装置によれば、必要最小限の大きさの長孔を患部手前の骨に精度良く形成することができる。手術者は、こうして形成された長孔を介して内視鏡等により、患部を良好に観察でき、患部に対する措置を円滑に施すことができる。この手術では、患部手前の骨に必要最小限の長孔が形成されるのみであるため、従来の手術手法に比べて、患者の負担を顕著に減らすことができる。本態様に係る長孔穿設装置を用いることにより、より低侵襲な頸椎手術を円滑かつ適切に進めることができる。
本態様に係る長孔穿設装置において、前記複数のピンガイドは、前記ガイドシャフトの前記中心軸に沿って形成された孔を含むように構成され得る。この構成では、孔が中心軸に沿って形成されているため、手術者は、この孔により固定ピンを骨に打ち込む場合に、骨の打ち込み位置を狙い易くなる。
また、本態様に係る長孔穿設装置において、前記複数のピンガイドは、前記ガイドシャフトの外側面に前記中心軸に平行に形成された溝を含み、前記ガイドシャフトを前記筒部に挿入することにより、前記溝と前記筒部の内側面とによって、前記固定ピンを案内する孔が形成され得る。このようにピンガイドを溝により構成すると、既に骨に打ち込まれた固定ピンをガイドシャフトの外側面側からピンガイドに嵌めることができ、ガイドシャフトに対する固定ピンの差替えを円滑に進めることができる。
本態様に係る長孔穿設装置において、前記複数のピンガイドは、直線状に並ぶように、前記ガイドシャフトに配置されることが好ましい。こうすると、ドリルガイドを一方向にずらすことにより、固定ピンの差替えと打ち込みを進めることができる。
なお、本態様に係る長孔穿設装置は、第2頸椎の歯突起に長孔を穿設する際に用いて好適なものである。この場合、歯突起に必要最小限の大きさの長孔を精度良く形成でき、上位頸椎の裏側の患部に対する措置を円滑に進めることができる。
本態様に係る長孔穿設装置において、前記舌部は、中央に窓部を有するループ状の枠体を含むよう構成され得る。こうすると、患部付近の隆起部位に窓部を嵌めることにより、ドリルガイドの位置ずれを防ぐことができる。よって、ドリルガイドを円滑かつ高精度に位置決めすることができる。
本態様に係る長孔穿設装置を、第2頸椎の歯突起に長孔を穿設する際に用いる場合、前記窓部は、第1頸椎の前結節に嵌まって前記枠体が前記前結節に騎乗する大きさを有するよう構成され得る。こうすると、ドリルガイドの筒部を正確に歯突起の所定の位置に向けることができる。
また、前記窓部は、前記舌部が延びる方向に長い形状を有することが望ましい。こうすると、窓部を前結節等の隆起部に嵌めた状態で、舌部が延びる方向にドリルガイドをずらすことができる。よって、舌部が延びる方向に長い長孔を、患部手前の骨に円滑に形成することができる。
以上のとおり本発明によれば、より低侵襲な頸椎手術を円滑かつ適切に進め得る手術手法に用いるための長孔穿設装置を提供することができる。
本発明の特徴は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下の実施の形態は、あくまでも、本発明の一つの実施の形態であって、本発明ないし各構成要件の用語の意義は、以下の実施の形態に記載されたものに制限されるものではない。

図1(a)は、実施の形態に係るガイドシャフトとドリルガイドの構成を示す斜視図である。図1(b)は、実施の形態に係る管状ドリルと固定ピンの構成を示す斜視図である。 図2(a)、(b)は、それぞれ、実施の形態に係るドリルガイドとガイドシャフトの構成を示す側面図である。図2(c)は、実施の形態に係るドリルガイドにガイドシャフトが装着された状態を示す側面図である。図2(d)は、実施の形態に係るドリルガイドにガイドシャフトが装着され、さらに、ガイドシャフトに2つの固定ピンが装着された状態を示す側面図である。 図3(a)は、実施の形態に係るガイドシャフトの背面図である。図3(b)は、実施の形態に係るガイドシャフトの胴部の断面図である。図3(c)は、実施の形態に係るガイドシャフトの端部の側面図である。 図4(a)、(b)は、それぞれ、実施の形態に係る長孔穿設装置を用いた手術の方法を示す図である。 図5(a)、(b)は、それぞれ、実施の形態に係る長孔穿設装置を用いた手術の方法を示す図である。 図6(a)、(b)は、それぞれ、実施の形態に係る長孔穿設装置を用いた手術の方法を示す図である。 図7(a)、(b)は、それぞれ、実施の形態に係る長孔穿設装置を用いた手術の方法を示す図である。 図8(a)、(b)は、それぞれ、実施の形態に係る長孔穿設装置を用いた手術の方法を示す図である。 図9(a)、(b)は、それぞれ、実施の形態に係る長孔穿設装置を用いた手術の方法を示す図である。 図10(a)、(b)は、それぞれ、実施の形態に係る長孔穿設装置を用いた手術の方法を示す図である。 図11(a)は、実施の形態に係る長孔穿設装置を用いた手術の方法を示す図である。図11(b)、(c)は、実施の形態に係る長孔穿設装置により形成された2つの孔を均して長孔を形成する工程を示す図である。
ただし、図面はもっぱら説明のためのものであって、この発明の範囲を限定するものではない。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。本実施の形態では、上位頸椎の裏側の患部に対して手術を行うために、患部手前の骨、すなわち、第2頸椎の歯突起に長孔を穿設するために、長孔穿設装置1が用いられる。
図1(a)は、長孔穿設装置1を構成するガイドシャフト20とドリルガイド10の構成を示す斜視図であり、図1(b)は、管状ドリル30と固定ピン40、50の構成を示す斜視図である。また、図2(a)、(b)は、それぞれ、ドリルガイド10とガイドシャフト20の構成を示す側面図である。図2(c)は、ドリルガイド10にガイドシャフト20が装着された状態を示す側面図である。図2(d)は、ドリルガイド10にガイドシャフト20が装着され、さらに、ガイドシャフト20に2つの固定ピン40、50が装着された状態を示す側面図である。
図1(a)に示すように、長孔穿設装置1は、ドリルガイド10と、ガイドシャフト20を備える。
図1(a)および図2(a)に示すように、ドリルガイド10は、筒部11と、舌部12と、把持部13とを備える。筒部11は、左右が開放された円筒形状を有する。筒部11には、左右に貫通する円形の孔11aが形成されている。舌部12は、窓部(以下、「ループ窓」という)12aを有するループ状の枠体(以下、「ループ枠体」という)12bからなっている。ループ枠体12bの断面は、円形である。また、ループ枠体12bは、先端が円弧状にループしている。このように、ループ枠体12bの先端が円弧状にループし、また、ループ枠体12bの断面が円形であることにより、後述のように、ドリルガイド10を患部付近で移動させる際に、ループ枠体12bが患部付近の組織に引っ掛かって組織を傷つけることが防止される。
舌部12は、筒部11の中心軸A0に対して、下方向に所定角度で傾斜している。舌部12は、患部付近の部位に当接させて筒部11の傾斜方向を規定するためのものである。本実施の形態では、後述のように舌部12を第1頸椎の前結節に騎乗させると同時に、筒部11が前結節背側の第2頸椎の歯突起の部分に向くように、舌部12の傾斜角度が設定されている。
ループ窓12aは、第1頸椎の前結節に嵌まってループ枠体12bが前結節に騎乗する大きさを有している。ループ窓12aは、舌部12が延びる方向に長い形状を有している。把持部13は、筒部11に対して直交やや傾斜するように形成されている。筒部11の右端の孔11aは、舌部12と同様の角度で傾斜している。筒部11の右端から舌部12が下方に延びている。ドリルガイド10は、剛性が高い金属材料からなっている。
図1(a)および図2(b)に示すように、ガイドシャフト20は、胴部21と係止部22とを備える。胴部21は、断面が円形の棒形状を有している。胴部21の直径は、ドリルガイド10の孔11aの直径よりも僅かに小さい。胴部21の右端は、先端に向かうに従って径が小さくなっている。係止部22は、胴部21よりも径が大きい円柱形状を有する。係止部22の中心軸と胴部21の中心軸は一致している。
胴部21には、中心軸A1に沿って、固定ピン40のピンガイドとなる孔21aが形成されている。この孔21aは、胴部21の右端から係止部22の左端まで延びている。すなわち、孔21aは、ガイドシャフト20を左右に貫通している。胴部21の側面には、胴部21の中心軸に対して対称となる位置に、固定ピン40、50のピンガイドとなる溝21bが形成されている。係止部22には、これら溝21bにそれぞれ繋がる孔22bが形成されている。孔22bは、係止部22の中心軸に平行に延びており、係止部22を左右に貫通している。ガイドシャフト20は、剛性が高い金属材料からなっている。
図1(b)に示すように、管状ドリル30は、胴部31と、孔32とを備える。管状ドリル30は、後述のように、患部手前の骨(本実施の形態では第2頸椎の歯突起)に孔を穿設するために用いられる。胴部31は、断面が円形の棒形状を有している。胴部31の直径は、ドリルガイド10の孔11aの直径よりも僅かに小さい。胴部31の右側端部付近には、骨を切削するための溝刃31aが形成されている。孔32は、円形形状を有し、胴部31の右端から胴部31の中心軸に沿って左端まで延びている。すなわち、孔32は、管状ドリル30を左右に貫通している。孔32の直径は、ガイドシャフト20の孔21aの直径と略同じである。
図1(b)に示すように、固定ピン40、50は、断面が円形の線状部材からなっている。固定ピン40、50は、後述のように、患部手前の骨(本実施の形態では第2頸椎の歯突起)に孔を穿設する際に、この骨に打ち込まれる。骨に打ち込まれた固定ピン40、50は、管状ドリル30の支軸として用いられる。固定ピン40、50は、互いに同じ形状および大きさを有する。固定ピン40、50の直径は、ガイドシャフト20の孔21aの直径よりも僅かに小さく、管状ドリル30の孔32の直径よりも僅かに小さい。固定ピン40、50は、それぞれ、剛性が高い金属材料からなっている。
上記構成を有するガイドシャフト20は、ドリルガイド10に着脱可能となっている。装着の際には、ガイドシャフト20の胴部21がドリルガイド10の左側から孔11aに差し込まれる。図2(c)に示すように、ガイドシャフト20は、係止部22が筒部11の左端に当接するまで差し込まれる。ガイドシャフト20には、また、固定ピン40、50が装着可能である。固定ピン40、50は、ガイドシャフト20の孔21aまたは2つの溝21bに挿入される。図2(d)には、2つの溝21bに固定ピン40、50が挿入された状態が示されている。
図3(a)は、ガイドシャフト20の背面図である。図3(b)は、ガイドシャフト20の胴部21を胴部21の中心軸に垂直な平面で切断したときの断面図である。図3(c)は、ガイドシャフト20の端部の側面図である。
図3(a)に示すように、胴部21および係止部22を貫通する孔21aと係止部22に形成された2つの孔22bは、直線状に並ぶように配置されている。孔21aの中心軸は、胴部21の中心軸A1に一致している。2つの孔22bの中心軸A2は、中心軸A1に対して互いに対称となっている。したがって、孔21aと一方の孔22bとの距離D2と、孔21aと他方の孔22bとの距離D3は、同一である。また、2つの孔22b間の距離D1は、距離D2の2倍であり、また、距離D3の2倍である。ガイドシャフト20を係止部22側から中心軸A1方向に透視したとき、2つの孔22bの外周は、胴部21の外周に接している。孔21aの直径と、2つの孔22bの直径は、何れも、D4である。
図3(b)に示すように、ガイドシャフト20の胴部21に形成された孔21aおよび2つの溝21bは、直線状に並ぶように配置されている。孔21aの中心軸は、胴部21の中心軸A1に一致している。溝21bの断面は、半円の円弧部C1に、円弧部C1の直径D4と同じ幅の直線部C2が続く形状となっている。図3(a)の係止部22に形成された2つの孔22bの中心軸A2は、それぞれ、2つの溝21bの中心を通っている。上記のように、直径D4は、固定ピン40、50の直径よりも僅かに大きい。
図3(c)に示すように、ガイドシャフト20の胴部21の端部は、先端に向かう従って次第に径が小さくなっている。孔21aは、胴部21の最小径の部分を貫通している。また、溝21bは、胴部21端部の傾斜面の途中まで延びている。このようにガイドシャフト20の胴部21の端部が傾斜面となっていることにより、後述のようにドリルガイド10を患部付近に設置した後、ガイドシャフト20をドリルガイド10の孔11aに挿入した場合に、胴部21の端部が患部付近の組織に引っ掛かって組織を傷つけることを防止できる。また、胴部21の端部が傾斜面により小径となっているため、ガイドシャフト20をドリルガイド10の孔11aに円滑に挿入でき、作業性を向上させることができる。
次に、図4(a)〜図11(a)を参照して、上記構成の長孔穿設装置1により患部手前の骨(第2頸椎の歯突起)に孔を穿設する際の工程について説明する。なお、説明の便宜上、図4(a)〜図10(a)の左側には、各工程におけるドリルガイド10の筒部11の状態が模式的に示されている。また、図4(a)〜図11(a)の右側には、患者の上位頸椎部分とドリルガイド10の関係が模式的に示されている。これらの模式図には、上を向いた状態の患者の上位頸椎付近を患者の左側から見たときの状態が示されている。これら模式図の左方向が、患者の前方である。
図4(a)において、B1は、第1頸椎の前結節であり、B2は、第2頸椎の歯突起である。APは、患部である。患部APは、歯突起B2の裏側の、前結節B1の後方位置にある。患部APへと続く長孔を形成するために、長孔穿設装置1により、歯突起B2に2つの孔が穿設される。2つの孔は、上位頸椎の前側から歯突起B2に向かって斜めに穿設される。手術者は、患者の上位頸椎付近の透視画像を参照しながら、孔の穿設を行う。
施術の際、手術者は、まず、患者の前側頸部の右側に横方向の皮切を入れ、椎体前面を用手法で前結節B1まで剥離する。その後、手術者は、ドリルガイド10の把持部13(図1(a)参照)把持して、図4(a)に示すように、ドリルガイド10の舌部12を前結節B1へと移動させる。さらに、手術者は、図4(b)に示すように、舌部12のループ窓12a(図1(a)参照)を前結節B1に嵌めて、舌部12のループ枠体12b(図1(a)参照)を前結節B1に騎乗させる。この状態で、ドリルガイド10の筒部11は、略患部AP直前の歯突起B2付近に向けられている。
その後、手術者は、図5(a)に示すように、ドリルガイド10の孔11aにガイドシャフト20を差し込む。このとき、ガイドシャフト20は、図2(c)に示すように、係止部22が筒部11の端部に当接するまで差し込まれる。この状態で、手術者は、ガイドシャフト20の孔21aに固定ピン40を挿入して、固定ピン40を歯突起B2に打ち込む。この際、手術者は、固定ピン40が所定の位置に打ち込まれるように、患者の上位頸椎付近の透視画像を確認しながら、ドリルガイド10の位置を調整する。また、手術者は、この透視画像を確認しながら、固定ピン40が歯突起B2を貫かないように、固定ピン40の打ち込みの深さを調整する。
こうして固定ピン40の打ち込みが完了すると、手術者は、図6(a)に示すように、ドリルガイド10からガイドシャフト20を抜き取る。そして、手術者は、歯突起B2に打ち込まれている固定ピン40を管状ドリル30の孔32に通し、固定ピン40を支軸として管状ドリル30を作動させる。これにより、図6(b)に示すように、管状ドリル30により歯突起B2が掘られる。このとき、手術者は、管状ドリル30の先端が歯突起B2の裏側の面で止まるように、患者の上位頸椎付近の透視画像を確認しながら、管状ドリル30の進行を調整する。
その後、手術者は、図7(a)に示すように、管状ドリル30をドリルガイド10から抜き取る。これにより、歯突起B2に孔H1が形成される。こうして歯突起B2に孔H1を形成した後、手術者は、図7(b)に示すように、ドリルガイド10を下方にずらす。このとき、ドリルガイド10の舌部12のループ窓12a(図1(a)参照)が前結節B1に嵌っているため、ドリルガイド10は、ループ枠体12b(図1(a)参照)が前結節B1に案内されるようにして、ぶれなく下方に移動される。こうして、ドリルガイド10は、固定ピン40が孔11aの内側面に略接する位置まで下方に移動される。
図7(b)の状態において、固定ピン40は、ドリルガイド10の孔11aを通って、ドリルガイド10の反対側から外部に突出している。手術者は、外部に突出した固定ピン40をガイドシャフト20の上側の溝21bに嵌めて、図8(a)に示すように、再び、ガイドシャフト20をドリルガイド10の孔11aに挿入する。さらに、手術者は、図8(b)に示すように、ガイドシャフト20の下側の溝21bに2つ目の固定ピン50を挿入して、この固定ピン50を歯突起B2に打ち込む。この際も、手術者は、固定ピン50が所定の位置に打ち込まれるように、患者の上位頸椎付近の透視画像を確認しながら、ドリルガイド10の位置を調整する。また、手術者は、この透視画像を確認しながら、固定ピン50が歯突起B2を貫かないように、固定ピン50の打ち込みの深さを調整する。
その後、手術者は、図9(a)に示すように、ドリルガイド10からガイドシャフト20を抜き取り、さらに、歯突起B2に最初に打ち込まれた固定ピン40を歯突起B2から抜き取る。そして、手術者は、図9(b)に示すように、残された固定ピン50が筒部11の略中心に位置付けられるように、ドリルガイド10を下方にずらす。この場合も、ドリルガイド10は、ループ枠体12b(図1(a)参照)が前結節B1に案内されるようにして、ぶれなく下方に移動される。
手術者は、歯突起B2に打ち込まれている固定ピン50を管状ドリル30の孔32に通し、固定ピン50を支軸として管状ドリル30を作動させる。これにより、図10(a)に示すように、管状ドリル30により歯突起B2の孔H1の下側が掘られる。このとき、手術者は、管状ドリル30の先端が歯突起B2の裏側の面で止まるように、患者の上位頸椎付近の透視画像を確認しながら、管状ドリル30の進行を調整する。これにより、歯突起B2に孔H2が形成される。
その後、手術者は、図10(b)に示すように、管状ドリル30をドリルガイド10から抜き取り、固定ピン50を歯突起B2から抜き取る。さらに、手術者は、ドリルガイド10を患者の上位頸椎から取り外す。こうして歯突起B2に孔H2を形成した後、手術者は、図11(a)に示すように、歯突起B2に形成された2つの孔H1、H2間の境界部分を、別途準備した所定のジグで均すことにより、歯突起B2に長孔H3を形成する。最後に、手術者が、各孔H1、H2の最深部に残っている骨を除去し、患部APを長孔H3内に露出させる。これにより、歯突起B2に対する長孔H3の形成が完了する。
図11(b)は、歯突起B2における孔H1、H2の穿設状態を模式的に示す図である。図11(c)は、孔H1、H2を均して長孔H3を形成した後の状態を模式的に示す図である。図11(b)、(c)には、孔H1、H2または長孔H3を深さ方向に見たときの状態が模式的に示されている。
図11(b)に示すように、孔H1の中心軸P1と孔H2の中心軸P2の間隔は、図3(b)に示す2つの溝21b間の距離D1に一致する。また、2つの孔H1、H2は、互いに一部が重なり合っている。図11(b)に一点鎖線で示された2つの孔H1、H2間の境界部分が均される。さらに、上記のように、孔H1、H2の最深部に残っている骨が除去され、患部APが長孔H3内に露出される。これにより、図11(c)に示すように、歯突起B2に長孔H3が形成される。
なお、2つの孔H1、H2間の境界部分を均す際に、孔H1、H2をやや広げてもよい。この場合、長孔H3は、図11(c)に示すように境界部分のみを均して形成された長孔H3よりもやや広くなる。
こうして、長孔H3を形成した後、手術者は、長孔H3に内視鏡を挿入し、患部APを観察する。この観察に基づき、手術者は、患部APに対する措置を施す。患部APに対する措置が完了すると、手術者は、長孔H3から内視鏡を取り除き、さらに、患者の前側頸部を縫合する。こうして、患者に対する手術が完了する。
<実施の形態の効果>
実施の形態によれば、以下の効果が奏され得る。
ガイドシャフト20に設けられた孔21aおよび2つの溝21bに固定ピン40、50を差し替えることにより、溝21b間の距離D1と同じピッチで、患部AP手前の歯突起B2に、互いに重なり合う2つの孔H1、H2を形成できる。そして、歯突起B2に形成された2つの孔H1、H2間の境界部分を、所定のジグを用いて均すことにより、歯突起B2に長孔H3を形成できる。
このように、本実施の形態に係る長孔穿設装置1によれば、一定のピッチ(距離D1)で歯突起B2に孔H1、H2が形成されるため、最終的に形成される長孔H3を、常に略同じ大きさに揃えることができる。よって、必要最小限の大きさの長孔H3を患部AP手前の歯突起B2に形成することができる。また、ドリルガイド10の舌部12を患部AP付近の前結節B1に騎乗させることにより、ドリルガイド10の筒部11の傾きを円滑に調整できる。よって、固定ピン40、50を患部AP手前の歯突起B2の目標位置に正確に打ち込むことができ、患部AP手前の歯突起B2に対して精度良く孔H1、H2を形成することができる。
このように、本実施の形態に係る長孔穿設装置1によれば、必要最小限の大きさの長孔H3を患部AP手前の歯突起B2に精度良く形成することができる。手術者は、こうして形成された長孔H3を介して内視鏡等により、患部APを良好に観察でき、患部APに対する措置を円滑に施すことができる。この手術では、患部AP手前の歯突起B2に必要最小限の長孔H3が形成されるのみであるため、従来の手術手法に比べて、患者の負担を顕著に減らすことができる。本実施の形態に係る長孔穿設装置1を用いることにより、より低侵襲な頸椎手術を円滑かつ適切に進めることができる。
また、本実施の形態に係る長孔穿設装置1では、図3(b)に示すように、ガイドシャフト20の中心軸A1に沿って孔21aが形成され、この孔21aに固定ピン40が挿入される。このように、孔21aがガイドシャフト20の中心軸に沿って形成されることにより、手術者は、この孔21aにより固定ピン40を歯突起B2に打ち込む場合に、歯突起B2の打ち込み位置を狙い易くなる。
また、本実施の形態に係る長孔穿設装置1では、図3(b)に示すように、ガイドシャフト20の胴部21の外側面に中心軸A1に平行に2つの溝21bが形成され、この溝21bに固定ピン40、50が嵌め込まれる。このように、溝21bがガイドシャフト20の胴部21の外側面に形成されることにより、既に歯突起B2に打ち込まれた固定ピン40を、ガイドシャフト20の外側面側から溝21bに嵌めることができ、ガイドシャフト20に対する固定ピン40の差替えを円滑に進めることができる。
また、本実施の形態に係る長孔穿設装置1では、図3(b)に示すように、孔21aと2つの溝21bが、直線状に並ぶように、ガイドシャフト20に配置されている。これにより、図7(b)および図9(b)を参照して説明したように、ドリルガイド10を一方向にずらすことにより、固定ピン40の差替えと固定ピン50の打ち込みを進めることができる。
また、本実施の形態に係る長孔穿設装置1では、舌部12が、中央にループ窓12aを有するループ枠体12bにより構成されている。これにより、たとえば図4(b)に示すように、第1頸椎の前結節B1にループ窓12aを嵌めることにより、ドリルガイド10の位置ずれを防ぐことができる。よって、ドリルガイド10を円滑かつ高精度に位置決めすることができる。
また、本実施の形態に係る長孔穿設装置1では、舌部12のループ窓12aが、第1頸椎の前結節B1に嵌まってループ枠体12bが前結節B1に騎乗する大きさを有している。これにより、ドリルガイド10の筒部11を正確に歯突起B2の所定の位置に向けることができる。
また、ループ窓12aは、舌部12が延びる方向に長い形状を有している。このため、ループ窓12aを前結節B1に嵌めた状態で、舌部12が延びる方向にドリルガイド10をずらすことができる。よって、舌部12が延びる方向に長い長孔H3を、患部AP手前の歯突起B2に円滑に形成することができる。
<変更例>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態によって制限されるものではなく、本発明の実施形態も、上記以外に種々の変更が可能である。
たとえば、上記実施の形態では、第2頸椎の歯突起B2に第1頸椎裏側の患部APに向かう長孔H3を形成する場合が例示されたが、本発明に係る長孔穿設装置1は、第1頸椎裏側の患部に限らず、他の頸椎の裏側の患部に対する手術に用いることができ、また、歯突起B2に限らず、患部手前の他の骨に長孔を穿設する際にも用いられ得る。さらに、頸椎に限らず、腰椎等の他の脊椎に対する手術にも用いられ得る。
また、上記実施の形態では、図3(b)に示すように、ガイドシャフト20に3つのピンガイド(孔21aと2つの溝21b)が設けられたが、ガイドシャフト20に設けられるピンガイドの数は、複数であれば良く、2つのピンガイドがガイドシャフト20に設けられてもよい。
たとえば、図3(b)の構成において、孔21aが省略されて、2つの溝21bのみがガイドシャフト20に設けられてもよい。この場合、図5(b)の工程において、固定ピン40は、たとえば、上側の溝21bに差し込まれて、歯突起B2に打ち込まれる。また、図6(a)の工程では、ドリルガイド10が上方向にずらされて、固定ピン40がドリルガイド10の孔11aの中心に位置付けられる。その後の工程は、上記実施の形態と同様である。この場合も、図11(b)の距離D1と同じピッチで2つの孔H1、H2が形成される。
また、図3(b)の構成において、上側の溝21bが省略されて、孔21aと下側の溝21bのみがガイドシャフト20に設けられてもよい。この場合、図7(b)の工程が省略され、図8(a)、(b)の工程では、固定ピン40が孔21aに挿入される。その後の工程は、上記実施の形態と同様である。この場合は、図11(b)における孔H1、H2のピッチは、距離D1の半分の距離D3(図3(b)参照)となる。よって、長孔H3の長さ(長軸方向の寸法)は、上記実施の形態に比べて短くなる。
また、上記実施の形態では、ガイドシャフト20の胴部21の外側面に、2つの溝21bが形成されたが、2つの溝21bの一方または両方が孔に置き換えられてもよい。ただし、溝21bの場合は、上記のように、胴部21の外側面側から固定ピン40を嵌めることができるため、孔に比べて、固定ピン40の差替えの作業性が向上する。
また、上記実施の形態では、ドリルガイド10を舌部12の延びる方向にずらしながら孔H1、H2を形成したため、孔H1、H2が下方向に並ぶように形成されたが、骨に穿設される孔の並び方向はこれに限られるものではない。たとえば、孔H1を形成した後、前結節B1を中心にドリルガイド10を回転させ、その後、ドリルガイド10を舌部12の延びる方向に移動させて、2つ目の孔H2が形成されてもよい。この場合、孔H1、H2は、頸椎の並び方向に対して所定角度だけ傾いた方向に並ぶように穿設される。
また、上記実施の形態では、患部AP手前の歯突起B2に2つの孔H1、H2が形成されたが、患部手前の骨に形成される孔の数は2つに限られるものではない。たとえば、図10(b)の工程において、管状ドリル30のみをドリルガイド10から抜き取って固定ピン50を残しておき、その後、図7(b)〜図10(a)の工程を、この固定ピン50と新たな固定ピンを用いて行って、3つの目の孔を歯突起B2に形成してもよい。これにより、長孔H3の長さ(長軸方向の寸法)を上記実施の形態に比べて長くすることができる。
また、ドリルガイド10およびガイドシャフト20の形状等は、適宜変更可能である。たとえば、ドリルガイド10の筒部11が方形形状であり、また、孔11aが方形形状であってもよい。この場合、ガイドシャフト20の形状も、方形形状に変更される。
この他、本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
1 … 長孔穿設装置
10 … ドリルガイド
11 … 筒部
11a … 孔
12 … 舌部
12a … ループ窓(窓部)
12b … ループ枠体
13 … 把持部
20 … ガイドシャフト
21 … 胴部
21a … 孔(ピンガイド)
21b … 溝(ピンガイド)
22 … 係止部
30 … 管状ドリル
40、50 … 固定ピン
A0 … (ドリルガイド)中心軸
A1 … (ガイドシャフト)中心軸

Claims (8)

  1. 患部へと続く長孔を患部手前の骨に穿設するための長穴穿設装置であって、
    筒部、および患部付近の部位に当接させて前記筒部の傾斜方向を規定するための舌部を有するドリルガイドと、
    前記筒部に抜き差し可能なガイドシャフトと、を備え、
    前記ガイドシャフトには、管状ドリルに挿入される固定ピンを案内するための複数のピンガイドが、前記ガイドシャフトの中心軸に平行に形成されており、
    前記筒部は、前記管状ドリルを抜き差し可能であり、
    前記舌部は、前記筒部の下面から前記筒部の中心軸に対して下方向に所定角度で傾斜するように設けられている、
    ことを特徴とする長孔穿設装置。
  2. 前記複数のピンガイドは、前記ガイドシャフトの前記中心軸に沿って形成された孔を含む、請求項1に記載の長孔穿設装置。
  3. 前記複数のピンガイドは、前記ガイドシャフトの外側面に前記中心軸に平行に形成された溝を含み、前記ガイドシャフトを前記筒部に挿入することにより、前記溝と前記筒部の内側面とによって、前記固定ピンを案内する孔が形成される、請求項1または2に記載の長孔穿設装置。
  4. 前記複数のピンガイドは、直線状に並ぶように、前記ガイドシャフトに配置されている、請求項1ないし3の何れか一項に記載の長孔穿設装置。
  5. 前記骨は、第2頸椎の歯突起である、請求項1ないし4の何れか一項に記載の長孔穿設装置。
  6. 前記舌部は、中央に窓部を有するループ状の枠体を含む、請求項1ないし5の何れか一項に記載の長孔穿設装置。
  7. 前記窓部は、第1頸椎の前結節に嵌まって前記枠体が前記前結節に騎乗する大きさを有する、請求項6に記載の長孔穿設装置。
  8. 前記窓部は、前記舌部が延びる方向に長い形状を有する、請求項6または7に記載の長孔穿設装置。
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