JP6772035B2 - 電子機器、電子機器の制御方法、及び、プログラム - Google Patents
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Description
特許文献1では、アルバムフォルダに格納されたアルバムファイルが削除される際には、データファイル削除時には表示されない警告画面が表示される。
特許文献2では、データに対しての削除実行が指示された場合、そのデータが所定期間内に使用されたものであれば注意喚起メッセージが表示される。特許文献1、及び、特許文献2共に、警告表示や注意喚起メッセージに対して、更に処理を実行させる操作を行うことで、処理が実行される。
また、特許文献3、及び、特許文献4では、操作する度に操作画面におけるアイコンの配置を変更させる技術が開示されている。
また、特許文献3、及び、特許文献4の技術では、毎回アイコンの配置を変更させるため、例えば、レーティング情報等の特定情報が付帯していない画像を連続して処理していく場合、操作が煩雑になる。
まず、図17を参照して、本実施形態に係るデジタルカメラ100の比較例となるデジタルカメラの動作について説明する。
図17(a)は、比較例となるデジタルカメラの画像再生画面1700を示す図である。画像再生画面1700は、比較例となるデジタルカメラの画像表示部に表示される画面であり、比較例となるデジタルカメラの記録媒体等に記録された画像が再生された画面である。
また、消去実行確認画面1701には、処理対象画像1710に特定情報が付帯されている場合、「特定情報」アイコン1740が表示されることもある。特定情報は、処理対象画像1710の属性情報に含まれる情報である。比較例となるデジタルカメラでは、特定情報はレーティング情報であるものとする。
消去実行確認画面1701の初期状態は、図17(b)の状態であり、「キャンセル」アイコン1720が選択された状態になっている。ユーザは、デジタルカメラの操作部材を用いてアイコンの選択を変更して、図17(c)のように「消去」アイコン1730が選択された状態にして、デジタルカメラにおける決定操作を行うことで、処理対象画像1710の削除が実行される。
ここでは、画像の削除についての動作を説明したが、削除以外の処理についても同様である。
次に説明する本実施形態に係るデジタルカメラ100によれば、このような誤操作を回避できる。
デジタルカメラ100の本体部であるデジタルカメラ本体101の構成を次に説明する。
110は、撮影レンズであり、透過した光束を撮像素子114へと導く。
112は、撮像素子114への露光量を制御するためのシャッタである。
114は、光学像を電気信号に変換する撮像素子であり、例えばCCDセンサ、CMOSセンサ等である。撮影レンズ110に入射した光束は、シャッタ112を介して導かれ、光学像として撮像素子114の撮像面上に結像する。
118は、タイミング発生回路であり、撮像素子114、及び、A/D変換器116にクロック信号や制御信号を供給する。タイミング発生回路118は、メモリ制御回路122、及び、システム制御回路150により制御される。
120は、画像処理回路であり、A/D変換器116からの画像あるいはメモリ制御回路122からの画像に対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。
122は、メモリ制御回路であり、A/D変換器116、タイミング発生回路118、画像処理回路120、画像表示メモリ124、画像メモリ130、圧縮・伸長回路132を制御する。A/D変換器116が出力する画像は、画像処理回路120、及び、メモリ制御回路122を介して、あるいはメモリ制御回路122のみを介して画像表示メモリ124あるいは画像メモリ130に書き込まれる。
128は、画像表示部であり、例えばTFT等の画像表示手段である。
画像表示メモリ124、及び、画像表示部128は、画像表示のための処理を行う。具体的には、画像表示メモリ124に書き込まれた表示用の画像が、画像表示部128に出力されて表示される。また、記録媒体102の記録領域102aに記録されている画像を読み出し、圧縮・伸長回路132によって所定の処理を行った後、画像表示メモリ124を介して画像表示部128に表示することも可能である。また、画像に関連付けて記録されている特定情報に関する表示や、デジタルカメラの操作に関する表示を画像にスーパーインポーズし、画像表示部128に表示することも可能である。
132は、圧縮・伸長回路であり、適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像を圧縮伸長する。圧縮・伸長回路132は、画像メモリ130に格納された画像を読み込んで圧縮処理あるいは伸長処理を行い、処理を終えた画像を画像メモリ130に書き込む。
140は、シャッタ制御回路であり、システム制御回路150の制御に基づいて、シャッタ112を制御する。
142は、測距制御回路であり、システム制御回路150の制御に基づいて、撮影レンズ110のフォーカシングを制御する。
144は、レンズ制御回路であり、システム制御回路150の制御に基づいて、撮影レンズ110の各種の制御を行う。
151は、不揮発性メモリであり、システム制御回路によって実行されるプログラム、及び、システム制御回路150の動作用の定数等を記憶する。
152は、ワークメモリであり、システム制御回路によって使われる変数等を記憶し、システム制御回路の作業領域として使用される。
図3、図5、図7等のフローチャートの処理は、不揮発性メモリ151に記憶されたプログラムをワークメモリ152に展開してシステム制御回路150が実行することで実現される。
154は、表示部であり、システム制御回路150でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージを表示したり、液晶ディスプレイ等の表示機能、及び、動作音や、警告音等を発音したりする。表示部154は、スピーカー等の発音機能を備える。
156は、経過時間を測定するタイマーである。
160は、各種ボタンやスイッチ等からなる操作部であり、撮影、及び、再生を実行する際に各種機能の選択、及び、切り替えの設定や、撮影、及び、再生に係る指示を行う。
168は、セット釦であり、ユーザは、十字キー170等により選択された条件に対し、セット釦168をONすることでデジタルカメラ100に対して決定を指示する。セット釦168は、確定操作部材の例である。
170は、十字キーであり、上釦171、下釦172、左釦173、右釦174を有している。ユーザは、十字キー170を操作することにより、各種設定の選択が可能であり、十字キー170で設定を選択した後、セット釦168をONすることで、各種設定を実行できる。十字キー170は、選択操作部材の例である。
178は、画像処理操作手段の1つであるプロテクト釦であり、画像表示部128に画像が表示されている状態でONすると、その画像が消去できないようにプロテクトがかけられる。
180は、タッチパネル制御回路であり、182は、タッチパネルである。タッチパネル182は画像表示部128に対するタッチ操作(接触操作)、及び、タッチ位置(接触位置)を検出する。
192は、NiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池からなる充電池であり、デジタルカメラ本体101の電源となる電池である。
194は、記録媒体102とのインタフェースである。
196は、記録媒体102と接続を行うコネクタである。
まず、図3、図4を参照して、画像再生消去処理における画像を再生する処理について説明する。図3は、画像再生消去処理における画像を再生する処理のフローチャートである。図4(a)、(b)、(c)は、画像再生画面400を示す図である。
ステップS302において、システム制御回路150は、画像再生画面400を画像表示部128に表示させる表示制御を行う。画像再生画面400は、図4に示すように、記録媒体102に記録された画像が再生された画面である。システム制御回路150は、メモリ制御回路122を制御し、インタフェース194及び102b、コネクタ196及び102cを介して、記録媒体102の記録領域102aに記録されている画像を読み出す。読み出された画像は、システム制御回路150の制御に基づいて、圧縮・伸長回路132及び画像処理回路120が所定の画像処理を施す。所定の画像処理が施された画像は、システム制御回路150の制御に基づいて、画像表示メモリ124に記録された後、画像表示部128に表示される。こうして、画像再生画面400が表示される。
例えば、画像表示部128に図4(b)の画像再生画面400bが表示されているときに十字キー170の左釦173が操作された場合を考える。この場合、記録媒体102の記録領域102aにおいて画像再生画面400bで再生されている画像の1つ前に記録されている画像が、画像表示部128に再生される。そして、画像表示部128に表示される画像再生画面400が図4(a)の画像再生画面400aになる。
また、画像表示部128に図4(b)の画像再生画面400bが表示されているときに十字キー170の右釦174が操作された場合を考える。この場合、記録媒体102の記録領域102aにおいて画像再生画面400bで再生されている画像の1つ後に記録されている画像が、画像表示部128に再生される。そして、画像表示部128に表示される画像再生画面400が図4(c)の画像再生画面400cになる。
ステップS306において、システム制御回路150は、現在画像表示部128に再生表示されている画像に特定情報が付帯されているか否かを判定する。システム制御回路150は、現在画像表示部128に再生表示されている画像に特定情報が付帯されているとき、処理を図7のステップS701に進める。システム制御回路150は、現在画像表示部128に再生表示されている画像に特定情報が付帯されていないとき、処理を図5のステップS501に進める。
ここで、図6(b)、(c)を参照して、消去実行確認画面600について説明する。消去実行確認画面600は、画像に対する消去の処理可否を確認するための確認画面である。消去実行確認画面600には、処理対象画像610、「キャンセル」アイコン620、及び、「消去」アイコン630が表示される。
処理対象画像610は、消去の処理の対象となる画像であり、例えば図6(a)に示す直前の画像再生画面400に表示されていた画像である。
「消去」アイコン630は、ユーザが画像の消去の実行指示操作を行うためのアイコンであり、処理対象画像610に重畳表示される。「消去」アイコン630は、消去実行確認画面600の下部右側に配置される。
システム制御回路150は、メモリ制御回路122を制御して、消去実行確認画面600の画像を作成し、画像表示メモリ124に記憶させた後、画像表示部128に表示させる表示制御を行う。
ステップS503において、システム制御回路150は、セット釦168がONになったか否かを判定する。システム制御回路150は、セット釦168がONのとき処理をステップS504に進め、セット釦168がONではないとき処理をステップS502に戻す。
ステップS504において、システム制御回路150は、消去実行確認画面600の表示を終了し、直近に表示された画像再生画面400を画像表示部128に表示させる表示制御を行う。
ステップS506において、システム制御回路150は、セット釦168がONになったか否かを判定する。システム制御回路150は、セット釦168がONのとき処理をステップS509に進め、セット釦168がONではないとき処理をステップS507に進める。
ステップS508において、システム制御回路150は、図6(b)に示すように、消去実行確認画面600の「キャンセル」アイコン620が選択された状態になるように制御する。その後、システム制御回路150は、処理をステップS502に戻す。
ステップS510において、システム制御回路150は、画像再生画面400を画像表示部128に表示させる表示制御を行う。この画像再生画面400で再生される画像は、記録媒体102の記録領域102aにおいて、ステップS509で消去された画像の1つ前に記録されている画像である。
ここで、図8(a)、(b)を参照して、消去実行確認画面800について説明する。消去実行確認画面800は、画像に対する消去の処理可否を確認するための確認画面である。消去実行確認画面800には、処理対象画像810、「キャンセル」アイコン820、「消去」アイコン830、及び、「特定情報」アイコン840が表示される。
処理対象画像810は、消去の処理の対象となる画像であり、直前の画像再生画面400に表示されていた画像である。ここでの処理対象画像810には特定情報が付帯されている。
「消去」アイコン830は、ユーザが画像の消去の実行指示操作を行うためのアイコンであり、処理対象画像810に重畳表示される。「消去」アイコン830は、消去実行確認画面800の下部左側に配置される。「消去」アイコン830は、図6(b)、(c)の「消去」アイコン630と同様に、画像の消去の実行指示操作を受け付けるための表示アイテムの例である。
「特定情報」アイコン840は、処理対象画像810に付帯された特定情報を示すアイコンであり、処理対象画像810に重畳表示される。本実施形態では特定情報はレーティング情報である。また、図8(a)、(b)の処理対象画像810には、特定情報として、レーティングレベル「4」が付帯されているものとする。
システム制御回路150は、メモリ制御回路122を制御して、消去実行確認画面800の画像を作成し、画像表示メモリ124に記憶させた後、画像表示部128に表示させる表示制御を行う。
ステップS703において、システム制御回路150は、セット釦168がONになったか否かを判定する。システム制御回路150は、セット釦168がONのとき処理をステップS704に進め、セット釦168がONではないとき処理をステップS702に戻す。
ステップS704において、システム制御回路150は、消去実行確認画面800の表示を終了し、直近に表示された画像再生画面400を画像表示部128に表示させる表示制御を行う。
ステップS706において、システム制御回路150は、セット釦168がONになったか否かを判定する。システム制御回路150は、セット釦168がONのとき処理をステップS709に進め、セット釦168がONではないとき処理をステップS707に進める。
ステップS707において、システム制御回路150は、十字キー170が操作されて十字キー170の右釦174がONになったか否かを判定する。システム制御回路150は、十字キー170の右釦174がONのとき処理をステップS708に進め、十字キー170の右釦174がONではないとき処理をS706に戻す。
ステップS708において、システム制御回路150は、図8(a)に示すように、消去実行確認画面800の「キャンセル」アイコン820が選択された状態になるように制御する。その後、システム制御回路150は、処理をステップS702に戻す。
ステップS710において、システム制御回路150は、画像再生画面400を画像表示部128に表示させる表示制御を行う。この画像再生画面400で再生される画像は、記録媒体102の記録領域102aにおいて、ステップS709で消去された画像の1つ前に記録されている画像である。
なお、本変形例において、ステップS901は、図3のステップS306で、システム制御回路150が、現在画像表示部128に再生表示されている画像に特定情報が付帯されていると判定したときに、実行される。
ステップS903からS906までは、図7のステップS703からS706までと同様であるため詳細な説明を省略する。
ステップS907において、システム制御回路150は、十字キー170が操作されて十字キー170の下釦172がONになったか否かを判定する。システム制御回路150は、十字キー170の下釦172がONのとき処理をステップS908に進め、十字キー170の下釦172がONではないとき処理をS906に戻す。
ステップS908からS910までは、図7のステップS708からS710までと同様であるため詳細な説明を省略する。
したがって、ユーザは、特定情報が付帯されていない画像についての消去を連続して行った後に特定情報が付帯された画像を消去する場合、画像の消去の実行指示操作の操作方法が異なるため、反復動作による操作の慣れからくる誤操作を防止できる。
また、特定情報が付帯された画像の消去時は、特定情報が付帯されていない画像の消去時と同様に、例えば、警告画面が追加で表示されることはない。さらに、毎回アイコンの配置が換わることもない。したがって、ユーザの操作が煩雑になることはない。
次に、本実施形態に係るデジタルカメラ100について説明する。第1実施形態に係るデジタルカメラ100と同様の点については、同符号を付し、説明を省略する。本実施形態に係るデジタルカメラ100では、処理対象画像に特定情報が付帯されているとき、画像消去確認画面に特定情報の内容を変更するためのアイコンが表示される。
図11、図12を参照して、画像再生消去処理における特定情報が付帯されている画像を消去する処理について説明する。図11は、画像再生消去処理における特定情報が付帯されている画像を消去する処理のフローチャートである。図12(a)、(b)、(c)は、特定情報が付帯されている画像の消去実行確認画面800の図である。
ステップS1101において、システム制御回路150は、消去実行確認画面1200を画像表示部128に表示させる表示制御を行う。
処理対象画像1210は、消去の処理の対象となる画像であり、直前の画像再生画面400に表示されていた画像である。ここでの処理対象画像1210には特定情報が付帯されている。
「レーティングレベル変更」アイコン1240は、ユーザが特定情報であるレーティング情報の変更の指示操作を行うためのアイコンであり、処理対象画像810に重畳表示される。「レーティングレベル変更」アイコン1240は、消去実行確認画面1200の下部右側に配置される。
「特定情報」アイコン1240は、処理対象画像1210に付帯された特定情報を示すアイコンであり、処理対象画像1210に重畳表示される。また、図12(a)、(b)、(c)の処理対象画像1210には、特定情報として、レーティングレベル「4」が付帯されているものとする。
システム制御回路150は、メモリ制御回路122を制御して、消去実行確認画面1200の画像を作成し、画像表示メモリ124に記憶させた後、画像表示部128に表示させる制御を行う。ステップS1101で表示される消去実行確認画面1200では、「キャンセル」アイコン1220が初期選択されている。
ステップS1103において、システム制御回路150は、十字キー170が操作されて十字キー170の左釦173がONになったか否かを判定する。システム制御回路150は、十字キー170の左釦173がONのとき処理をステップS1106に進め、左釦173がONではないとき処理をステップS1104に進める。
ステップS1105において、システム制御回路150は、消去実行確認画面1200の表示を終了し、直近に表示された画像再生画面400を画像表示部128に表示させる表示制御を行う。
ステップS1107において、システム制御回路150は、セット釦168がONになったか否かを判定する。システム制御回路150は、セット釦168がONのとき処理をステップS1110に進め、セット釦168がONではないとき処理をステップS1108に進める。
ステップS1108において、システム制御回路150は、十字キー170が操作されて十字キー170の右釦174がONになったか否かを判定する。システム制御回路150は、十字キー170の右釦174がONのとき処理をステップS1109に進め、十字キー170の右釦174がONではないとき処理をステップS1107に戻す。
ステップS1110において、システム制御回路150は、消去実行確認画面1200に表示されている処理対象画像1210を記録媒体102の記録領域102aから消去する制御を行う。
ステップS1111において、システム制御回路150は、画像再生画面400を画像表示部128に表示させる表示制御を行う。この画像再生画面400で再生される画像は、記録媒体102の記録領域102aにおいて、ステップS1110で消去された画像の1つ前に記録されている画像である。
ステップS1113において、システム制御回路150は、セット釦168がONになったか否かを判定する。システム制御回路150は、セット釦168がONのとき処理をステップS1116に進め、セット釦168がONではないとき処理をステップS1114に進める。
ステップS1114において、システム制御回路150は、十字キー170が操作されて十字キー170の左釦173がONになったか否かを判定する。システム制御回路150は、十字キー170の左釦173がONのとき処理をステップS1115に進め、左釦173がONではないとき処理をステップS1113に戻す。
ステップS1115において、システム制御回路150は、図12(a)に示すように、消去実行確認画面1200の「キャンセル」アイコン1220が選択された状態になるように制御する。その後、システム制御回路150は、処理をステップS1102に戻す。
ここで、図13(a)、(b)を参照して、レーティングレベル変更画面1300について説明する。図13(a)、(b)は、レーティングレベル変更画面1300を示す図である。
処理対象画像1310は、レーティング情報の変更対象となる画像であり、直近の消去実行確認画面1200の処理対象画像1210と同じ画像である。
「キャンセル」アイコン1330は、ユーザがレーティング情報の変更をキャンセルの指示操作を行うためのアイコンであり、レーティングレベル変更画面1300の下部右側に配置される。
レーティングレベル変更画面1300は、初期状態では、処理対象画像1310のレーティングレベルに対応する「レーティングレベル」アイコン1320が選択された状態になっている。ここで説明する処理対象画像1310のレーティングレベルは「4」である。したがって、図13(a)に示すように、初期状態のレーティングレベル変更画面1300では、レーティングレベル「4」に対応する「レーティングレベル」アイコン1320が選択された状態になっている。
「特定情報」アイコン13440は、処理対象画像1310に付帯された特定情報を示すアイコンであり、処理対象画像1310に重畳表示される。
なお、レーティングレベル変更画面1300において、「キャンセル」アイコン1330を下部左側に配置してもよい。このとき、「レーティングレベル」アイコン1320は、例えば、「キャンセル」アイコン1330の右側に配置される。
ステップS1116の後、システム制御回路150は、処理を図14のステップS1401に進める。
ステップS1401において、システム制御回路150は、十字キー170が操作されたか否かを判定する。システム制御回路150は、十字キー170が操作されたとき処理をステップS1402に進め、十字キー170が操作されていないとき処理をステップS1403に進める。
例えば、レーティングレベル変更画面1300が図13(a)のようにレーティングレベル「4」を表す「レーティングレベル」アイコン1320が選択された状態ときに、十字キー170の左釦173が2回操作された場合を考える。この場合、システム制御回路150は、図13(a)で選択されたアイコンの2個左のアイコンが選択された状態になるように制御する。したがって、図13(b)に示すように、レーティングレベル「2」を表す「レーティングレベル」アイコン1320が選択された状態になる。
ステップS1404において、システム制御回路150は、処理対象画像1310のレーティング情報を、レーティングレベル変更画面1300で選択されている「レーティングレベル」アイコン1320に対応するレーティングレベルに変更する制御を行う。
なお、レーティングレベル変更画面1300の「キャンセル」アイコン1330が選択されていたときにセット釦168がONになった場合、システム制御回路150は次の処理を行ってもよい。すなわち、システム制御回路150は、直近に表示されていた消去実行確認画面1200を画像表示部128に表示させる表示制御を行って、処理を図11のステップS1113等に戻してもよい。
また、上述の実施形態と同様に、ユーザの誤操作を防止でき、さらに、ユーザの操作が煩雑になることを回避できる。
次に、本実施形態に係るデジタルカメラ100について説明する。上述の実施形態に係るデジタルカメラ100と同様の点については、同符号を付し、説明を省略する。
本実施形態に係るデジタルカメラ100は、消去実行確認画面1500におけるアイコンの配置、初期状態の消去実行確認画面1500で選択されているアイコンを除いて第2実施形態のデジタルカメラ100と同様である。消去実行確認画面1500は、本実施形態における特定情報が付帯されている画像についての消去実行確認画面である。
図15(a)を参照して本実施形態における特定情報が付帯されている画像についての消去実行確認画面1500について説明する。消去実行確認画面1500には、処理対象画像1210、「キャンセル」アイコン1220、「消去」アイコン1230、「レーティングレベル変更」アイコン1240、及び、「特定情報」アイコン1250が表示される。
本実施形態の消去実行確認画面1500では、「キャンセル」アイコン1220が下部中央に配置されており、「消去」アイコン1230が「キャンセル」アイコン1220の右側に配置されている。また、「レーティングレベル変更」アイコン1240が「キャンセル」アイコン1220の左側に配置されている。本実施形態の消去実行確認画面1500における「キャンセル」アイコン1220、及び、「消去」アイコン1230の配置は、図6(b)に示す特定情報が付帯されていない画像が消去実行確認画面600となった消去実行確認画面600と同様である。
しかし、本変形例の消去実行確認画面1500では、初期状態ではいずれのアイコンも選択された状態になっていない。本変形例では、初期状態の消去実行確認画面1500が表示された後、システム制御回路150は、十字キー170の操作を検知したときに、例えば「キャンセル」アイコン1220が選択された状態になるように制御する。
なお、本変形例においても、特定情報が付帯されていない画像についての消去実行確認画面は、図6を参照して説明した消去実行確認画面600と同様である。このため、特定情報が付帯されていない画像についての消去実行確認画面600の初期状態では、「キャンセル」アイコン620が初期選択されている。したがって、特定情報が付帯されていない画像については、画像の消去のための「消去」アイコン630を選択するために、ユーザは消去実行確認画面600で十字キー170の右釦174を1回ONにする必要がある。
上述の実施形態では、特定情報をレーティング情報とし、画像に対する処理を画像の消去として説明したが、特定情報はレーティング情報以外でもよく、画像に対する処理は画像の消去以外もよい。
ここでは、特定情報を保護情報と例にして説明する。保護情報は、画像の保護に関する情報である。保護情報として、例えば、画像の印刷が不要であることを表す印刷不要情報、画像の転送が不要であることを表す転送不要情報、及び、画像の保存されているフォルダを変えることができないフォルダ移動不可情報がある。また、保護情報として、画像のコピーができないことを表すデータコピー不可情報がある。
また、画像に対する処理として、印刷、転送、フォルダ移動、及び、コピーを例として説明する。
第1処理実行確認画面1600は、図12に示す消去実行確認画面1200と同様である。ただし、「消去」アイコン1230の代わりに「印刷」アイコン1610が表示され、「レーティングレベル変更」アイコン1240の代わりに「保護解除」アイコン1620が表示される。また、レーティングレベルを表す「特定情報」アイコン1250の代わりに、印刷不要情報が付帯されていることを表す「特定情報」アイコン1660が表示される。
「保護解除」アイコン1620は、処理対象画像1210に付帯された保護情報の印刷不要情報を削除して、処理対象画像1210の印刷についての保護を解除するためのアイコンである。
特定情報として保護情報の印刷不要情報が付帯されていない画像の印刷を行うときの処理実行確認画面は、図6(b)、(c)に示す消去実行確認画面600と同様である。ただし、「消去」アイコン630の代わりに「印刷」アイコン1610が表示される。
第2処理実行確認画面1601は、図16(a)に示す第1処理実行確認画面1600と同様である。ただし、「印刷」アイコン1610の代わりに「転送」アイコン1630が表示される。
第2処理実行確認画面1601の「保護解除」アイコン1620は、処理対象画像1210に付帯された保護情報の転送不要情報を削除して、処理対象画像1210の転送についての保護を解除するためのアイコンである。
特定情報として保護情報の転送不要情報が付帯されていない画像の転送を行うときの処理実行確認画面は、図6(b)、(c)に示す消去実行確認画面600と同様である。ただし、「消去」アイコン630の代わりに「転送」アイコン1630が表示される。
したがって、反復動作による操作の慣れによって、ユーザが転送を所望していない画像を誤って転送して、他者には公開したくない画像が転送されることを回避できる。
第3処理実行確認画面1602は、図16(a)に示す第1処理実行確認画面1600と同様である。ただし、「印刷」アイコン1610の代わりに「フォルダ移動」アイコン1640が表示される。
第3処理実行確認画面1602の「保護解除」アイコン1620は、処理対象画像1210に付帯された保護情報のフォルダ移動不可情報を削除して、処理対象画像1210のフォルダ移動についての保護を解除するためのアイコンである。
特定情報として保護情報のフォルダ移動不可情報が付帯されていない画像の転送を行うときの処理実行確認画面は、図6(b)、(c)に示す消去実行確認画面600と同様である。ただし、「消去」アイコン630の代わりに「フォルダ移動」アイコン1640が表示される。
第4処理実行確認画面1603は、図16(a)に示す第1処理実行確認画面1600と同様である。ただし、「印刷」アイコン1610の代わりに「コピー」アイコン1650が表示される。
第4処理実行確認画面1603の「保護解除」アイコン1620は、処理対象画像1210に付帯された保護情報のデータコピー不可情報を削除して、処理対象画像1210のデータコピーについての保護を解除するためのアイコンである。
特定情報として保護情報のデータコピー不可情報が付帯されていない画像のコピーを行うときの処理実行確認画面は、図6(b)、(c)に示す消去実行確認画面600と同様である。ただし、「消去」アイコン1230の代わりに「コピー」アイコン1650が表示される。
また、上述の各実施形態において、特定情報として、音声情報を用いてもよい。音声情報は、例えばボイスメモとして使われる。この場合であっても、上述の実施形態と同様にユーザの誤操作を防止できる。
このように、特定情報、及び、画像に対して実行する処理は種々あり、ここで説明したものに限定されるものではない。
例えば、図8(a)に示す消去実行確認画面800において、「キャンセル」アイコン820の表示位置に対するタッチ操作に応じて、ユーザはキャンセルの指示を行うことができる。また、「消去」アイコン830の表示位置に対するタッチ操作に応じて、ユーザは消去の指示を行うことができる。タッチ操作の例として、画面をタッチしてから離す操作であるタップが挙げられる。
この場合でも、特定情報が付帯されているか否かに応じて「キャンセル」アイコン820、及び、「消去」アイコン830の位置関係を変更することで、反復動作による慣れからくる誤操作を防止できる。
また、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
Claims (11)
- 選択操作により選択された画像に所定の処理を施すための操作がなされると、画像への処理可否を確認するための確認画面を表示するように制御する表示制御手段と、
前記確認画面を表示した状態において前記所定の処理の実行指示操作を受け付けたことに応じて、前記選択操作により選択された画像に前記所定の処理を施す処理手段と、
前記確認画面において、前記選択操作によって選択された画像が、特定情報を関連付けられた画像であるか否かに応じて前記実行指示操作の操作方法を異ならしめるように制御する制御手段と、
を有し、
前記制御手段は、前記確認画面に表示される、前記実行指示操作を受け付けるための表示アイテムと他の表示アイテムとのうち、前記選択操作によって選択された画像が前記特定情報を関連付けられた画像であるか否かに応じて、初期選択する表示アイテムを変更するように制御し、
前記制御手段は、前記選択操作によって選択された画像が前記特定情報を関連付けられた画像である場合には、前記実行指示操作を受け付けるための表示アイテムを初期選択しないように制御することを特徴とする電子機器。 - 前記制御手段は、前記確認画面に表示される、前記実行指示操作を受け付けるための表示アイテムの表示位置を、前記選択操作によって選択された画像が前記特定情報を関連付けられた画像であるか否かに応じて変更するように制御することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
- 前記特定情報は、画像の保護情報、音声情報、及び、画像のレーティング情報のうち少なくとも1つであることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
- 前記所定の処理は、画像の消去であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電子機器。
- 前記所定の処理は、画像の転送、印刷、フォルダ移動、コピー、及び、課金に係る処理の少なくとも1つであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電子機器。
- 前記実行指示操作は、前記確認画面に表示される、前記実行指示操作を受け付けるための表示アイテムを選択操作部材によって選択し、その状態で確定操作部材を操作する操作であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電子機器。
- 前記実行指示操作は、前記確認画面に表示される、前記実行指示操作を受け付けるための表示アイテムに対応する位置に対するタッチ操作であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電子機器。
- 前記確認画面を表示した状態において、前記実行指示操作とは異なる第2実行指示操作を受け付けたことに応じて、前記特定情報の変更、及び、削除の少なくともいずれかを行う第2処理手段をさらに有し、
前記制御手段は、前記選択操作によって選択された画像が前記特定情報を関連付けられた画像である場合には、前記第2実行指示操作を受け付けるための表示アイテムを表示させる制御を行うことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の電子機器。 - 選択操作により選択された画像に所定の処理を施すための操作がなされると、画像への処理可否を確認するための確認画面を表示するように制御する表示制御ステップと、
前記確認画面を表示した状態において前記所定の処理の実行指示操作を受け付けたことに応じて、前記選択操作により選択された画像に前記所定の処理を施す処理ステップと、
前記確認画面において、前記選択操作によって選択された画像が、特定情報を関連付けられた画像であるか否かに応じて前記実行指示操作の操作方法を異ならしめるように制御する制御ステップと、
を有し、
前記制御ステップは、前記確認画面に表示される、前記実行指示操作を受け付けるための表示アイテムと他の表示アイテムとのうち、前記選択操作によって選択された画像が前記特定情報を関連付けられた画像であるか否かに応じて、初期選択する表示アイテムを変更するように制御し、
前記制御ステップは、前記選択操作によって選択された画像が前記特定情報を関連付けられた画像である場合には、前記実行指示操作を受け付けるための表示アイテムを初期選択しないように制御することを特徴とする電子機器の制御方法。 - コンピュータを、請求項1乃至8のいずれか1項に記載された電子機器の各手段として機能させるためのプログラム。
- コンピュータを、請求項1乃至8のいずれか1項に記載された電子機器の各手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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