JP6771890B2 - エレベーター群管理システム及びかご運行制御方法 - Google Patents

エレベーター群管理システム及びかご運行制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、乗継階においてローカルエレベーターから乗り継ぎすることのできるシャトルエレベーターの運行を制御するエレベーター群管理システム及びかご運行制御方法に関するものである。
近年、超高層ビルでは、エレベーターの乗客輸送効率を高め、その占有面積を小さくすべくシャトルエレベーターとローカルエレベーターを乗り継ぎ可能としたエレベーターシステムが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。シャトルエレベーターは、かごを超高層ビルのメインロビー階と乗継階との間をシャトル運行する。また、乗継階より下層階又は上層階へは、かごが各階に停止可能なローカルエレベーターに乗り継いで移動することができる。
特開2012−218908号公報
上述のシャトルエレベーターには、一般的に大容量のかごが用いられる。このため、少人数の利用しかない夜間などであっても大きなかごを動かさなければならず、電力が無駄に消費される問題がある。
この対策として、シャトルエレベーターのかごの出発間隔を制御する所謂「出発管制方式」が知られている。この出発管制方式では、時間当たりの運行回数を減らすことで消費電力量を削減しているが、他の利用客がいないにも関わらずかご内での長い待ち時間が生じることがある。
本発明の目的は、かご内での長い待ち時間の発生を抑えつつ、エレベーターの消費電力を削減するエレベーター群管理システム及びかご運行制御方法を提供することである。
本発明に係るエレベーター群管理システムは、
乗継階とロビー階をシャトル運行する第1エレベーターの1又は複数の第1かごと、
前記第1かごの運行を各々制御する第1かご制御手段と、
前記第1かご制御手段を群管理する第1群管理制御手段と、
前記乗継階とその上層階又は下層階を運行する第2エレベーターの1又は複数の第2かごと、
前記第2かごの運行を各々制御する第2かご制御手段と、
前記第2かご制御手段を群管理し、前記第1群管理制御手段と通信可能な第2群管理制御手段と、
を具え、
前記第2群管理制御手段は、前記第2かご制御手段から取得した前記第2かごの運行情報に基づき前記第2かごの降車情報を生成し、
前記第1群管理制御手段は、前記乗継階に停止している前記第1かごの前記第1かご制御手段の出発許可要請を、前記第2群管理制御手段から取得した前記降車情報に基づいて許可又は保留する。
前記第2かごの降車情報は、前記第2かごの予想降車開始時間を含んでおり、
前記第1群管理制御手段は、前記第1かご制御手段の出発許可要請を、前記第2かごの降車情報と、前記第2かごから前記第1かごへ乗り継ぐ予想乗継客移動時間に基づいて許可又は保留してもよい。
前記第2かご制御手段は、前記第2かごに乗車している乗客の人数又は前記第2かご内の総荷重に関する乗客情報を取得可能であって、
前記第2かごの降車情報には、前記第2かごの乗客情報が含まれるようにしてもよい。
前記第1群管理制御手段は、前記第2かごの乗客情報と、前記第1かごの積載荷重に基づいて、
前記第1かごに前記第2かごの乗客が乗り継ぎ可能であると判断すると、前記第1かご制御手段の出発許可要請を保留し、
前記第1かごに前記第2かごの乗客が乗り継ぎ不能であると判断すると、前記第1かご制御手段の出発許可要請を許可してもよい。
前記第1群管理制御手段は、複数の運行モードで前記第1かご制御手段を制御可能であって、
前記運行モードには、
前記第1かご制御手段の出発許可要請を前記第2群管理制御手段から取得した前記降車情報に基づいて許可又は保留する運行モードと、
前記第1かご制御手段の出発許可要請を前記第2群管理制御手段から取得した前記降車情報に基づかずに許可する運行モードと、
を含んでいるようにしてもよい。
本発明に係るかご運行制御方法は、乗継階とロビー階をシャトル運行する第1エレベーターの1又は複数の第1かごと、前記乗継階とその上層階又は下層階を各階停止可能に運行する第2エレベーターの1又は複数の第2かごの群管理制御方法であって、
前記第2かごの降車情報を取得するステップ、
前記乗継階に停止している前記第1かごの出発を、前記第2かごの前記降車情報に基づいて許可又は保留するステップ、
を含んでいる。
本発明によれば、第2かごの降車情報に基づいて、乗継階に停止している第1かごの降下運行の出発許可要請を許可又は保留することで、第1かごの乗客の長待ちを抑えつつ、少人数による第1かごの利用を抑制することができ、消費電力量を削減することができる。
すなわち、夜間などの利用者が少ない運行状況下において、第1かごの出発許可要請の保留を行なうことができるようにしたため、ぱらぱらと乗継階に到着する第2エレベーターからの乗継客を、まとめて第1エレベーターの同じかごに乗車させることができるから、消費電力量を削減できる。
図1は、本発明の一実施形態に係るエレベーター群管理システムを適用した超高層ビルにおける各エレベーターの配置図である。 図2は、乗継階の乗場を示す平面図である。 図3は、本発明の一実施形態に係るエレベーター群管理システムの概要を示す図である。 図4は、本発明の一実施形態に係る中高層ローカルエレベーターの機能ブロック図である。 図5は、本発明の一実施形態に係る実施形態のシャトルエレベーターの機能ブロック図である。 図6は、本発明の一実施形態に係る乗車情報テーブルの一例を示す図である。 図7は、本発明の一実施形態に係るシャトルエレベーター群管理システムの出発許可判定処理を示すフローチャートである。
図面を参照して本発明の実施形態のエレベーター群管理システム及びこの群管理システムのかご運行制御方法について説明する。
なお、本実施形態においては、第1エレベーターをシャトルエレベーター6と称し、これに関連する第1かご、第1かご制御手段及び第1群管理制御手段は、夫々かご61A〜61D、かご制御手段64A〜64D、群管理制御手段65に対応している。また、第2エレベーターを中高層ローカルエレベーター4及び/又は高層ローカルエレベーター5と称し、これらに関連する第2かご、第2かご制御手段及び第2群管理制御手段は、かご41A〜41D及び/又は51A〜51D、かご制御手段44A〜44D及び/又は54A〜54D、群管理制御手段45及び/又は55に対応している。
図1は、本発明の一実施形態に係るエレベーター群管理システム1を適用した超高層ビルにおける各エレベーター2〜6の配置図である。図1において、各升の斜線及びクロス線は、エレベーター2〜6のかごが夫々停止可能なサービス階であって、クロス線はメインロビー階およびスカイロビー階を示す。本実施形態では、エレベーターは、低層ローカルエレベーター2、中低層ローカルエレベーター3、中高層ローカルエレベーター4、高層ローカルエレベーター5及びシャトルエレベーター6から構成し、各エレベーター2〜6は、4機のかごを具えている。
図1に示すように、各エレベーター2〜6は、ビルのメインロビー階から最上階の間においてサービス階を分担している。ローカルエレベーター2〜5は、ビルを低層バンク、中低層バンク、中高層バンク、高層バンクに分けてサービスする。シャトルエレベーター6は、メインロビー階と乗継階であるスカイロビー階との間をシャトル運行する。すなわち、シャトルエレベーター6は、メインロビー階とスカイロビー階との間の階床には停止することなく、メインロビー階とスカイロビー階とをシャトル運行する。
なお、本実施形態では、ローカルエレベーター2,3は、乗継階であるスカイロビー階にはサービスしておらず、スカイロビー階では、ローカルエレベーター4,5及びシャトルエレベーター6には乗り継ぎできない構成としている。
乗継階であるスカイロビー階は、図2に示すように、中高層ローカルエレベーター4及び高層ローカルエレベーター5(第2エレベーター)のサービス階であると共に、シャトルエレベーター6(第1エレベーター)のサービス階であり、利用者は、エレベーター4〜6を乗り継ぐことができる。エレベーター4〜6の乗継客は、降車の後、図中矢印に示す方向に沿って移動して、目的とするローカルエレベーター4,5又はシャトルエレベーター6に乗り継ぎできる。
想定されるビルの一例として、スカイロビー階より下層階(低層階、中低層階)を商業施設フロア、スカイロビー階より上層階(中高層階、高層階)をオフィスフロアとする構成を挙げることができる。そして、利用者がメインロビー階から目的階に向かう場合、メインロビー階でシャトルエレベーター6に乗車してスカイロビー階まで移動し、目的階に応じて中高層エレベーター4又は高層階エレベーター5に乗り継げばよい。もちろん、ビルの構成は、本実施形態に限定されるものではない。
そして、本発明においては、ローカルエレベーター4,5から降車しシャトルエレベーター6に乗り継ぐ乗客に関する情報(降車情報)を取得し、当該降車情報に基づいて、シャトルエレベーター6の出発許可要請の許可又は保留を判断することを特徴としている。
本発明が適用できるエレベーター群管理システム1の一実施形態について、図3〜図5を参照しながら説明を行なう。図3は、エレベーター群管理システム1の概要を示す図である。図4は、中高層ローカルエレベーター4の機能ブロック図である。図5は、シャトルエレベーター6の機能ブロック図である。
エレベーター群管理システム1は、各エレベーター2〜6を運行するための各エレベーター群管理システム40,50,60等を含み、これらを通信可能に接続して構成される。すなわち、低層ローカルエレベーター2は、低層ローカルエレベーター群管理システム、中低層ローカルエレベーター3は、中低層ローカルエレベーター群管理システム、中高層ローカルエレベーター4は、中高層ローカルエレベーター群管理システム40、高層ローカルエレベーター5は、高層ローカルエレベーター群管理システム50、シャトルエレベーター6は、シャトルエレベーター群管理システム60により群管理可能に制御される。なお、低層ローカルエレベーター群管理システム及び中低層ローカルエレベーター群管理システムは、上記のとおり、シャトルエレベーター6に乗り継ぎ不能であるため、図示及びその説明を省略する。
中高層ローカルエレベーター群管理システム40は、中高層階で利用客を目的階に案内するべく4機のエレベーター(図2及び図4のかご41A〜41D)を一のかご群として運行管理する。
高層ローカルエレベーター群管理システム50は、高層階で利用客を目的階に案内するべく4機のエレベーター(図2のかご51A〜51D)を一のかご群として運行管理する。
また、シャトルエレベーター群管理システム60は、メインロビー階及びスカイロビー階で利用客を目的階に案内するべく4機のエレベーター(図2及び図5のかご61A〜61D)を一のかご群として運行管理する。
各エレベーター群管理システム40,50,60は、たとえば、専用のLANに接続されて、相互通信可能とすることができる。
以下、各エレベーター群管理システム40,50,60について説明する。
各エレベーター群管理システム40、50,60は、図3に示すように、各エレベーター4,5,6の各かご41A〜41D、51A〜51D、61A〜61Dを制御するかご制御手段44A〜44D、54A〜54D(第2かご制御手段)、64A〜64D(第1かご制御手段)と、各エレベーターを夫々統括的に制御する群管理制御手段45,55(第2群管理制御手段),65(第1群管理制御手段)を具える。
群管理制御手段45は、かご制御手段44A〜44D、群管理制御手段55は、かご制御手段54A〜54D、群管理制御手段65は、かご制御手段64A〜64Dに通信可能に接続されている。
各かご制御手段及び群管理制御手段は、たとえば、CPU、ROM、RAM及び入出力インターフェース等を具えたコンピュータ装置を用いて構成することができ、本発明の制御のためのプログラムや、エレベーターの制御に必要な各種プログラムを記憶、実行する。
中高層ローカルエレベーター群管理システム40のより詳細な構成の一実施形態を図4に示す。なお、図4では、かご制御手段44A〜44D及びかご41A〜41Dの構成、また、乗場に設置される乗場呼び受付装置42については、1のかご及び乗場についてのみ示し、その説明を省略するが、他のかごや乗場も同様の構成とすることができる。
図に示すように、中高層ローカルエレベーター群管理システム40は、乗場呼び受付装置42、かご呼び受付装置43A、かご制御手段44A〜44D及び群管理制御手段45を具えている。
乗場呼び受付装置42は、中高層階の各乗場に配設され、乗場呼びボタン71及び通信制御部72を具えている。乗場呼びボタン71は、利用客の上下方向の乗場呼びの入力を受け付ける。なお、乗場呼びボタン71は、行先階登録装置であってもよい。受け付けられた乗場呼び情報は、通信制御部72から装置識別IDとともに群管理制御手段45に送信される。装置識別IDは、各装置に付与された固有の識別情報である。通信制御部72は、群管理制御手段45とのデータ通信を制御する。
かご呼び受付装置43Aは、かご41A内に配設され、かご呼びボタン75を具えている。かご呼びボタン75は、各階床の番号が表示された複数のボタンが含まれ、乗客の行先階(目的階)となるかご呼びの入力を受け付ける。受け付けられたかご呼びは、かご制御手段44Aが受信して、行先階の情報、かご41Aの号機情報(1号機)とともに群管理制御手段45に送信される。
かご制御手段44Aは、かご制御部76及び通信制御部77を具えている。かご制御部76は、かご呼び情報や、群管理制御手段45から受信した割当情報に基づいて、かご41Aの昇降やドアの開閉等の動作を制御する。また、かご制御部76は、かご呼び等のかご41Aの情報を群管理制御手段45に送信する。通信制御部77は、群管理制御手段45とのデータ通信を制御する。
群管理制御手段45は、機械室などに設けられ、かご41A〜41Dの運行を統括的に管理する。群管理制御手段45は、割当制御部81、割当情報記憶部82、降車情報生成部83、通信制御部84を具えている。
割当制御部81は、現在の各かご41A〜41Dの運行情報を取得し、未割当の乗場呼びをかご41A〜41Dに割り当てるなどの制御を行なう。また、割当制御部81は、既にかご41A〜41Dごとに割り当てられた各呼びに関する割当情報を、割当情報記憶部82で記憶管理する。通信制御部84は、乗場呼び受付装置42、かご制御手段44A〜44D、群管理制御手段65とのデータ通信を制御する。
降車情報生成部83は、かご制御手段44A〜44Dから受信した各かご41A〜41Dの運行情報及び割当情報記憶部82の割当情報等に基づいて、各かご41A〜41Dの降車情報(以下で説明する)を生成する。生成された降車情報は、シャトルエレベーター群管理システム60の群管理制御手段65に送信される。
「降車情報」とは、中高層ローカルエレベーター4から降車し、シャトルエレベーター6に乗り継ぐであろう乗客に関する情報である。降車情報には、号機情報や各かご41A〜41Dが乗継階であるスカイロビー階に到着して戸開完了し、降車を開始する予想降車開始時間を含んでいる。また、降車情報には、以下で説明する乗客情報が含まれる。
「乗客情報」とは、かご41A〜41Dに乗車している乗客に関する情報であり、より具体的には、かご41A〜41Dがスカイロビー階よりも上方階から出発し、最終的にスカイロビー階で降車する乗客に関する情報を少なくとも含んでいる。乗客情報は、たとえば、スカイロビー階への到着前の最終停止階からスカイロビー階へ移動するかご41A〜41Dに乗車している乗客の人数又はかご内の総荷重である。
本発明において、後述するシャトルエレベーター6のかご61A〜61Dの出発許可又はその保留に乗客情報を含む降車情報を採用したのは、乗継客がいないにも関わらずかご61A〜61Dが出発を保留する、あるいは、かご61A〜61Dの出発を保留しても、乗継客が多いために、待機しているかごに乗車できないという不都合を避けるためである。
乗客情報自体の取得は、図4に示すように、かご41Aの床下に荷重センサー78を配置し、かご41A内の乗客の総荷重を計測することで取得できる。また、乗客の人数は、計測されたかご内の総荷重を人の平均体重で除算することで算出できる。勿論、乗客情報の取得方法は上記に限定されるものではなく、たとえば、乗客の人数をかご内画像の画像処理により判定してもよい。
なお、スカイロビー階に利用者が利用可能な施設、たとえば、飲食店やトイレなどがある場合、中高層エレベーター4から降車したすべての乗客が、シャトルエレベーター6に乗り継ぐとは限らず、また、本実施形態では、スカイロビー階で高層エレベーター5も利用可能である。従って、予め中高層エレベーター4を利用した乗客の乗り継ぎ率を設定しておき、乗客情報の算出に用いることもできる。
降車情報生成部83により生成された各かご41A〜41Dの降車情報は、通信制御部84を通じて、シャトルエレベーター6の群管理制御手段65に送信され、後述する図6で説明するように、乗車情報テーブルが作成、更新される。
なお、降車情報生成部83から降車情報が送信されるタイミングは、中層階エレベーター4のかご41A〜41Dがスカイロビー階への到着前の最終停止階を出発したタイミングとすることができる。また、かご41A〜41Dが、スカイロビー階への減速を開始したタイミングとしてもよいし、スカイロビー階で停止したタイミングや戸開完了したタイミングとしてもよい。勿論、常時又は所定時間間隔で降車情報を送信するようにしても構わない。
高層エレベーター5の群管理システム50についても、中高層エレベーター群管理システム40と同様の構成とすることができ、ここではその説明及び図示を省略するが、上記と同様に、高層エレベーター5の各かご51A〜51Dの降車情報をシャトルエレベーター6の群管理制御手段65に送信する。
次に、シャトルエレベーター6の群管理システム60について説明する。なお、以下の説明では、中高層ローカルエレベーター群管理システム40と同様、1のかごについてのみ図示及び説明し、その他のかごについての説明は省略する。また、乗場については、乗継階であるスカイロビー階のみを説明し、メインロビー階の説明は省略する。
シャトルエレベーター群管理システム60は、図5に示すようにスカイロビー階の乗場呼び受付装置62A、メインロビー階の乗場呼び受付装置62B、かご呼び受付装置63A、かご制御手段64A〜64D及び群管理制御手段65を具えている。
乗場呼び受付装置62Aは、スカイロビー階の乗場に配設され、乗場呼びボタン91及び通信制御部92を具えている。乗場呼びボタン91は、利用客の乗場呼びの入力を受け付ける。なお、シャトルエレベーター6は、メインロビー階とスカイロビー階のシャトル運行であるため、乗場呼びボタン91は、メインロビー階に向かう乗場呼びのボタンのみの構成とすることができる。受け付けられた乗場呼び情報は、通信制御部92から装置識別IDとともに群管理制御手段65に送信される。通信制御部92は、群管理制御手段65とのデータ通信を制御する。
また、乗場呼び受付装置62Bは、メインロビー階に配設され、乗場呼び受付装置62Aと同様の構成を有する。乗場呼び受付装置62Bの乗場呼びボタン91が操作されることで乗場呼び情報は、通信制御部92から装置識別IDとともに群管理制御手段65に送信される。
かご呼び受付装置63Aは、かご61A内に配設され、かご呼びボタン95を具えている。かご呼びボタン95は、メインロビー階とスカイロビー階の階床番号が表示された2つのボタンとすることができ、乗客の行先階となるかご呼びの入力を受け付ける。受け付けられたかご呼びは、かご制御手段64Aが受信して、行先階の情報、かご61Aの号機情報(1号機)、装置識別IDとともに群管理制御手段65に送信される。
かご制御手段64Aは、かご制御部96、通信制御部97を具えている。かご制御部96は、かご呼び情報や群管理制御手段65から受信した割当情報に基づいて、かご61Aの昇降やドアの開閉等の動作を制御する。また、かご制御部96は、かご呼び等のかご61Aの情報を群管理制御手段65に送信する。通信制御部97は、群管理制御手段65とのデータ通信を制御する。
また、かご61Aには、かご61A内の乗客の情報、すなわち、乗客の人数や総荷重を計測するセンサーが配置されている。たとえば、センサーは、かご61Aの床下の荷重センサー98であり、かご61A内の乗客の総荷重を計測し、その計測結果をかご制御手段64Aに送信する。かご制御手段64Aは、計測結果を群管理制御手段65に送信する。なお、かご61B〜61Dも同様の構成である。この計測結果は、通常の運行において、かご61Aの最大積載荷重を検知するために用いられることは勿論、本発明においては、ローカルエレベーター4,5からの乗継客をかご61Aに乗車させるかどうか判断する際に、すでにかご61A内にいる乗客との関係で、乗継客がかご61Aに乗車できるかどうかを判定するために用いられる。なお、センサーは、上記に限定されるものではなく、たとえば、乗客の人数をかご内画像の画像処理により判定してもよい。
群管理制御手段65は、機械室などに設けられ、かご61A〜61Dの運行を統括的に管理する。群管理制御手段65は、割当制御部101、割当情報記憶部102、乗車情報生成部103、乗車情報記憶部104、通信制御部105、許可判定部106及びモード制御部107を具えている。
割当制御部101は、現在の各かご61A〜61Dの運行情報を取得し、未割当の乗場呼びをかご61A〜61Dに割り当てるなどの制御を行なう。また、割当制御部101は、既にかご61A〜61Dごとに割り当てた各呼びに対する割当情報を、割当情報記憶部102で記憶管理する。通信制御部105は、乗場呼び受付装置62、かご制御手段64A〜64D、群管理制御手段45,55とのデータ通信を制御する。
乗車情報生成部103は、中高層エレベーター群管理システム40及び高層エレベーター群管理システム50からの降車情報に基づいて、図6に示す乗車情報テーブルを生成し、乗車情報記憶部104で記憶管理する。
乗車情報とは、エレベーター4,5からスカイロビー階で降車して、シャトルエレベーター6に乗り継ぐ乗客に関する情報であり、上記のとおり中高層エレベーター群管理システム40及び高層エレベーター群管理システム50からの降車情報に基づいて乗車情報テーブル(図6)が生成される。そして、乗車情報テーブルは、スカイロビー階に停止しているシャトルエレベーター6のかご61A〜61Dについて降下運行の出発許可要請を許可するか保留するかを決定するために参照される。
乗車情報テーブルは、図6に示すように、ローカルエレベーター4,5のバンク毎に、各号機の降車情報が登録されている。降車情報として、各号機の乗客情報である予想降車人数と、予想乗継客到着時間を挙げることができる。
ローカルエレベーター4,5の各号機からの予想降車人数は、上記にて説明したとおりである。また、予想乗継客到着時間は、ローカルエレベーター4,5から降車する乗客が、シャトルエレベーター6に乗車するまでの予想時間である。予想乗継客到着時間は、前述したかご41A〜41D、51A〜51Dがスカイロビー階に到着する予想降車開始時間と、各かごの予想乗継客移動時間(たとえば15秒)の和とすることができる。予想降車開始時間は、ローカルエレベーター4,5の群管理制御手段45,55から取得することができる。また、予想乗継客移動時間は、予め設定データとして乗車情報記憶部104に記憶しておき、予想降車開始時間に加算すればよい。
乗車情報生成部103は、各群管理制御手段45,55から乗客情報を含む降車情報を受信する毎に乗車情報テーブルを更新する。また、乗車情報生成部103は、時間経過に合わせて予想乗継客到着時間を減算する。そして、予想乗継客到着時間がゼロ秒になると、対応する予想降車人数もゼロにリセットする。
許可判定部106は、乗車情報テーブルに基づいて、スカイロビー階に停止しているかご61A〜61Dの降下方向の出発許可又は出発保留の判定を行なう。当該出発許可又は出発保留の判定は、スカイロビー階に停止しているかご61A〜61Dのかご制御手段64A〜64Dから、出発許可要請を受信したタイミングで行なう。出発保留の場合は、たとえば、スカイロビー階に停止している該当するかご61A〜61Dを戸開状態で待機させる。保留時間は、予め設定された時間(たとえば20秒)を上限とする。保留時間が長いほど、かご61A〜61Dの運行による消費電力量削減効果は高いが、すでにかご61A〜61Dに乗車している乗継客の待ち時間が長くなってしまう。一方、保留時間が短いと、乗継客の待ち時間は短くなるが、かご61A〜61Dの運行回数が増えて、消費電力削減効果は低くなる。
なお、許可判定部106は、上記に加え、スカイロビー階に停止しているかご61A〜61Dに乗継客が乗車できるかどうかの許容人数を、出発許可又は出発保留の判定に採用することができる。許容人数とは、判定対象のかごへの乗車を許可できる人数であり、予め固定値(例えばかごの定員又は最大積載量の50%)とすることができる。許容人数は、判定対象のかご61A〜61Dの現在の乗車人数と、乗車情報テーブルの予想乗車人数との合計人数又は合計重量である。すなわち、出発許可要請を行なっているかご61A〜61Dのかごの現在の乗車人数と、ローカルエレベーター4,5からの乗継客の人数(予想降車人数)との合計値が、当該かごの許容人数を超える場合には、乗継客がシャトルエレベーター6の出発保留しているかごまで到着しても、当該かごに乗車できない可能性がある。このため、許容人数を超える場合には、許可判定部106は、当該かごを保留することなく速やかに出発許可するようにして、降下運転を開始させればよい。
モード制御部107は、運行モードを切り替えることにより、許可判定部106によるかご61A〜61Dの出発許可又は出発保留の判定を行うかどうか、すなわち節電運転を行うかどうかを決定する。具体的には、予め設定された夜間などの利用者の少ない時間帯には「節電運行モード」に切り替えることで節電運転を行い、それ以外の時間帯は通常運転を行う。なお、「節電運行モード」中であっても乗継客の多い交通需要のピークを検出した場合は、輸送効率を優先しなければならない。その場合、モード制御部107は、運行モードを「ピーク運行モード」に切り替えることにより、「節電運行モード」の時間帯であっても、節電運転を行わないようにしている。
具体的には、シャトルエレベーター群管理システム60は、節電運行モードとピーク運行モードの少なくとも2つの運行モードで運行可能となっており、モード制御部107が、節電運行モードにあると判断すると、上記したとおり、かご制御手段64A〜64Dの出発許可要請を、ローカルエレベーター4,5の降車情報に基づいて許可又は保留する。一方、ピーク運行モードと判断されると、出発許可要請をローカルエレベーター4,5の降車情報に基づかずに許可するようにしている。
この節電運行モードは、夜間を例示しているが、予め設定された日中の時間帯、或いは、ビルの利用の少ない休日等に設定することができる。また、節電運行モードとピーク運行モードとの切替は、外部からの信号入力や、群管理システム40,50,60の交通流自動検出に基づいて行なうようにしてもよい。
次に、本発明のかご運行制御方法について説明する。なお、従来と同じ運行制御を実行する部分についてはその説明を省略する。
シャトルエレベーター6の群管理システム60には、中高層エレベーター4の降車情報生成部83と、高層エレベーター5の降車情報生成部から降車情報が送信される。送信される降車情報として、以下の実施形態では、各かご41A〜41D、51A〜51Dの乗客情報である予想降車人数と、予想乗継客到着時間を用いる。そして、シャトルエレベーター6の群管理制御手段65は、ローカルエレベーター4,5から予想降車人数と予想乗継客到着時間を順次受信し、乗車情報生成部103にて、図6に示すような乗車情報テーブルを作成して、乗車情報記憶部104で記憶する。
図7は、シャトルエレベーター群管理システム60の出発許可要請の許可又は保留を判定する処理のフローチャートである。この処理は、群管理制御手段65によって、所定周期で定期的に実行することができる。
シャトルエレベーター6のかご61A〜61Dの何れかがスカイロビー階に停止している状態において、当該かご(以下ではかご61Aとする)に対して、シャトルエレベーター6のかご呼び受付装置63A又はメインロビー階の乗場呼び受付装置62Bが操作されて、群管理制御手段65がかご61Aの出発許可要請を受信したかどうかを判断する(ステップS10)。
出発許可要請を受信していない場合(ステップS10のNO)、群管理制御手段65は、この処理を終了する。一方、出発許可要請を受信した場合(ステップS10のYES)、ステップS11以降の処理を行う。
ステップS11の処理において、モード制御部107は、シャトルエレベーター6が節電運行モード中であるかどうかを判断する。節電運行モード中でない場合(ステップS11のNO)、群管理制御手段65は、降下運行の出発許可をかご制御手段64Aに送信し(ステップS17)、処理を終了する。これにより、かご制御手段64Aは、すぐにかご61Aの降下運行を開始させる。
一方、節電運行モード中である場合(ステップS11のYES)、モード制御部107は、ピーク運行モードであるかどうかを判断する(ステップS12)。ピーク運行モードである場合(ステップS12のYES)、群管理制御手段65は、降下運行の出発許可を行なって(ステップS17)、処理を終了する。一方、ピーク運行モードではない場合(ステップS12のNO)、許可判定部106は、乗車情報生成部103によって作成され、乗車情報記憶部104に記憶されている乗車情報テーブル(図6)を参照して、ローカルエレベーター4,5の各かごの予想乗継客到着時間が保留時間内であるかどうかを判断する(ステップS13)。
許可判定部106により、乗継客到着時間が保留時間内でないと判断されると(ステップS13のNO)、群管理制御手段65は、降下運行の出発許可を行なって(ステップS17)、処理を終了する。一方、保留時間内である場合(ステップS13のYES)、許可判定部106は、乗車情報テーブルの予想降車人数と、荷重センサー98により計測された現在のかご61Aの乗車人数の合計人数が、許容人数以下であるかどうかを判断する(ステップS14)。
かご61Aの合計人数が、許容人数以下でない場合(ステップS14のNO)、乗継客が到着しても、かご61Aには乗車できない可能性があるから、群管理制御手段65は、降下運行の出発許可を行なって(ステップS17)、処理を終了する。一方、許容人数以下である場合(ステップS14のYES)、群管理制御手段65は、保留時間が経過した時点で(ステップS15のYES)、降下運行の出発許可を行なって(ステップS17)、処理を終了する。保留時間が経過していなければ(ステップS15のNO)、かご61Aの出発を保留して(ステップS16)、処理を終了する。その後の時間経過により、たとえば、保留時間内に乗車が予想される乗継客が存在しなくなれば、保留時間が経過する前に降下運行の出発許可を行なって(ステップS17)、処理を終了する。
以上のように、ローカルエレベーター4,5のかご41A〜41D,51A〜51Dの降車情報に基づいて、乗継階に停止しているシャトルエレベーター6のかご61A〜61Dの降下運行の出発許可要請を許可又は保留している。乗継客がいないと予想される場合は、シャトルエレベーターの出発保留を行わないから、シャトルエレベーター6の乗客の長待ちを抑えることができる。また、シャトルエレベーター6のかごの出発を保留させることで、少人数によるシャトルエレベーター6のかごの利用を抑制することができ、消費電力量を削減することができる。
本発明では、夜間などの利用者が少ない節電運行モード中に、シャトルエレベーター6のかごの出発許可要請の保留を行なうことができるようにしているから、ぱらぱらと乗継階に到着するローカルエレベーター4,5からの乗継客をまとめて同じかごに乗車させることができ、消費電力量の削減や乗継客の長待ち抑制を達成できる。
上記説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或いは範囲を限縮するように解すべきではない。また、本発明の各部構成は、上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
たとえば、上記実施形態では、予想乗継客到着時間、予想降車人数及びシャトルエレベーター6のかごの乗車人数を用いて、シャトルエレベーター6の降下運行の出発許可要請の許可及び保留を決定しているが、少なくともシャトルエレベーター6への乗継客がいると判断された場合には出発許可要請を保留するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、シャトルエレベーター6の降下運行の保留時間を固定値としているが、たとえば、ローカルエレベーター4,5の予想降車人数や、出発許可要請したシャトルエレベーター6のかごの現在の乗車人数に応じて可変としてもよい。この場合、予想降車人数や乗車人数が多いほど保留時間を短くすればよい。
さらに、上述の実施形態では、かご内に行先階の入力を受け付けるかご呼び受付装置が配置されていたが、乗場に行先階の入力を受け付ける行先階登録装置を配置するようにしてもよい。この場合、かご呼び受付装置は省略することができる。
1 エレベーター群管理システム
4 中高層ローカルエレベーター
5 高層ローカルエレベーター
6 シャトルエレベーター
40 中高層ローカルエレベーター群管理システム
41A〜41D かご
44A〜44D かご制御手段
45 群管理制御手段
50 高層ローカルエレベーター群管理システム
51A〜51D かご
54A〜54D かご制御手段
55 群管理制御手段
60 シャトルエレベーター群管理システム
61A〜61D かご
64A〜64D かご制御手段
65 群管理制御手段
83 降車情報生成部
103 乗車情報生成部
106 許可判定部
107 モード制御部

Claims (5)

  1. 乗継階とロビー階をシャトル運行する1又は複数のシャトルかごと、前記シャトルかごの運行を各々制御するシャトルかご制御手段と、前記シャトルかご制御手段を群管理するシャトル群管理制御手段と、を含むシャトルエレベーターと、
    前記乗継階とその上層階又は下層階を運行する第1ローカルエレベーターの1又は複数の第1ローカルかごと、前記第1ローカルかごの運行を各々制御する第1ローカルかご制御手段と、前記第1ローカルかご制御手段を群管理し、前記シャトル群管理制御手段と通信可能な第1ローカル群管理制御手段と、を含む第1ローカルエレベーターと、
    前記乗継階とその上層階又は下層階であって、前記第1ローカルエレベーターと異なる階床を運行可能な第2ローカルエレベーターの1又は複数の第2ローカルかごと、前記第2ローカルかごの運行を各々制御する第2ローカルかご制御手段と、前記第2ローカルかご制御手段を群管理し、前記シャトル群管理制御手段と通信可能な第2ローカル群管理制御手段と、を含む第2ローカルエレベーターと、
    を具え、
    前記シャトル群管理制御手段は、予め設定された利用者の少ない時間帯の運行モードである節電運行モードと、それ以外の時間帯の運行モードと、を切り替えるモード制御部を有し、前記モード制御部の前記運行モードが前記節電運行モードである場合に、
    前記第1ローカル群管理制御手段は、前記第1ローカルかご制御手段から取得した前記第1ローカルかごの運行情報に基づき前記第1ローカルかごの降車情報を生成し、
    前記第2ローカル群管理制御手段は、前記第2ローカルかご制御手段から取得した前記第2ローカルかごの運行情報に基づき前記第2ローカルかごの降車情報を生成し、
    前記シャトル群管理制御手段は、前記乗継階に停止している前記シャトルかごの前記シャトルかご制御手段の出発許可要請を、前記第1ローカル群管理制御手段と、前記第2ローカル群管理制御手段から夫々取得したバンク毎の前記降車情報に基づいて許可又は保留する、ものであって、
    前記第1ローカルかごの降車情報は、前記第1ローカルかごの予想降車開始時間を含んでおり、
    前記第2ローカルかごの降車情報は、前記第2ローカルかごの予想降車開始時間を含んでおり、
    前記シャトル群管理制御手段は、前記第1ローカルかごの降車情報及び前記第2ローカルかごの降車情報がバンク毎に登録される乗車情報テーブルを有しており、
    前記シャトル群管理制御手段は、前記シャトルかご制御手段の出発許可要請を、前記乗車情報テーブルにバンク毎に登録された降車情報と、前記シャトルかごへ乗り継ぐ予想乗継客移動時間に基づいて許可又は保留する、
    ことを特徴とするエレベーター群管理システム。
  2. 前記第1ローカルかご制御手段は、前記第1ローカルかごに乗車している乗客の人数又は前記第1ローカルかご内の総荷重に関する乗客情報を取得可能であって、
    前記第1ローカルかごの降車情報には、前記第1ローカルかごの乗客情報が含まれ、
    前記第2ローカルかご制御手段は、前記第2ローカルかごに乗車している乗客の人数又は前記第2ローカルかご内の総荷重に関する乗客情報を取得可能であって、
    前記第2ローカルかごの降車情報には、前記第2ローカルかごの乗客情報が含まれる、
    請求項1に記載のエレベーター群管理システム。
  3. 前記シャトル群管理制御手段は、前記第1ローカルかごの乗客情報及び前記第2ローカルかごの乗客情報と、前記シャトルかごの積載荷重に基づいて、
    前記シャトルかごに前記第1ローカルかごの乗客又は前記第2ローカルかごの乗客が乗り継ぎ可能であると判断すると、前記シャトルかご制御手段の出発許可要請を保留し、
    前記シャトルかごに前記第1ローカルかごの乗客及び前記第2ローカルかごの乗客が乗り継ぎ不能であると判断すると、前記シャトルかご制御手段の出発許可要請を許可する、
    請求項2に記載のエレベーター群管理システム。
  4. 前記節電運行モード以外の運行モードでは、前記シャトルかご制御手段の出発許可要請を前記第1ローカル群管理制御手段及び前記第2ローカル群管理制御手段から取得した前記降車情報に基づかずに許可する、
    請求項1乃至請求項3の何れかに記載のエレベーター群管理システム。
  5. 乗継階とロビー階をシャトル運行する1又は複数のシャトルかごと、前記乗継階とその上層階又は下層階を運行する第1ローカルエレベーターの1又は複数の第1ローカルかごと、前記乗継階とその上層階又は下層階であって、前記第1ローカルエレベーターと異なる階床を運行可能な第2ローカルエレベーターの1又は複数の第2ローカルかごの群管理制御方法であって、
    予め設定された利用者の少ない時間帯の運行モードである節電運行モードと、それ以外の時間帯の運行モードと、を有しており、前記運行モードが前記節電運行モードである場合に、
    前記第1ローカルかごの降車情報と、前記第2ローカルかごの降車情報を夫々バンク毎に取得するステップ、
    前記乗継階に停止している前記シャトルかごの出発を、バンク毎に得られた前記第1ローカルかごの降車情報と、前記第2ローカルかごの降車情報に基づいて許可又は保留するステップ、
    を行なうものであり
    前記第1ローカルかごの降車情報は、前記第1ローカルかごの予想降車開始時間を含み、
    前記第2ローカルかごの降車情報は、前記第2ローカルかごの予想降車開始時間を含み、
    前記許可又は保留するステップは、前記シャトルかごの出発を、バンク毎に得られた降車情報と、前記シャトルかごへ乗り継ぐ予想乗継客移動時間に基づいて許可又は保留する、
    かご運行制御方法。
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