JP6771158B2 - データ記録制御装置、及び、データ記録制御方法 - Google Patents

データ記録制御装置、及び、データ記録制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、データ記録制御装置、及び、データ記録制御方法に関する。
通信ネットワーク又は放送ネットワークを介して受信したAV(Audio/Visual)ストリームデータ(以下、単に「ストリームデータ」という)をAVファイルデータ(以下、単に「ファイル」という)として記録する装置において、小型軽量化及び/又はコストダウンのために、大容量ストレージを内蔵せず、USB(Universal Serial Bus)メモリデバイス又はSD(Secure Digital)メモリカード等の外部ストレージに直接ファイルを記録する装置が存在する。
AVデータを記録するファイルフォーマットとして、MP4 Ver.1がよく用いられる。MP4 Ver.1は、1つのファイル内に、AVデータを格納するメディアデータボックスと、当該メディアデータボックス内のAVデータの格納位置及び再生順序などの情報を格納するムービーボックスを、1つだけ有すると規定する。但し、実際にはMP4 Ver.1対応の再生システムは、メディアデータボックスとムービーボックスが、それぞれ1つであるとする簡略化された仕様しか再生できないものも多い。よって、従来は、ストリームデータの受信が終了し、全てのAVデータがメディアデータボックスを格納した後に、ムービーボックスを作成している。したがって、ストリームデータをファイルとして外部ストレージに記録中に、当該外部ストレージが抜かれてしまうと、外部ストレージに途中まで記録されたファイルは、MP4 Ver.1に準拠していない(破損している)ため、MP4プレーヤーで再生することができない。
このような課題に対して、特許文献1は、MP4 Ver.2における1フラグメント分のフラグメントデータが蓄積されたタイミングで、そのフラグメントデータをSDメモリカードに記録し、第1フラグメントのヘッダのfragment_durationフィールドの総記録時間を更新することにより、ストリームデータの記録中にSDメモリカードが抜かれたとしても、SDメモリカードに記録済みの分のフラグメントデータについては再生可能とする技術を開示している。
特開2005−348078号公報
しかしながら、特許文献1は、MP4 Ver.2を前提としているため、MP4 Ver.1のみに対応しているMP4プレーヤーは、特許文献1の開示技術によって生成されたファイルを再生することができない。MP4 Ver.1はAVデータの再生に必要な機能を有し、且つMP4 Ver.2対応の全てのMP4プレーターでも再生できることから、MP4 Ver.1で記録する利点は大きい。
本発明の目的は、ストリームデータを外部ストレージ(記録メディア)にファイルとして記録している途中で外部ストレージが抜かれたりした場合であっても、MP4 Ver.1に対応するMP4プレーヤーにおいて、外部ストレージに途中まで書き込まれたデータを再生可能とする、データ記録制御装置及びデータ記録制御方法を提供することにある。
本発明の一態様に係るデータ記録制御装置は、ストリームデータをファイルとして記録メディアに記録するデータ記録制御装置であって、前記ファイルが再生できるプレーヤの種別を示すタイプに関する情報を含むファイルタイプボックスと、前記ストリームデータに係るメディアデータを格納するメディアデータボックスのヘッダ情報と、を含むファイルを前記記録メディアに生成する記録準備部と、所定の周期で、前記メディアデータの再生に用いる情報を含むムービーボックスを前記ファイルに書き込み、前記メディアデータボックスのヘッダ情報に含まれるボックスサイズを前記ムービーボックスの直前までのサイズに更新し、任意の情報を格納するフリースペースボックスのヘッダ情報を前記ムービーボックスの後段に追記するボックス確定部と、前記ストリームデータに係るメディアデータを、前記フリースペースボックスのヘッダ情報の後段に追記するデータ書込部と、を備える。
本発明によれば、ストリームデータを外部ストレージ(記録メディア)にファイルとして記録している途中で外部ストレージが抜かれたりした場合であっても、MP4 Ver.1に対応するMP4プレーヤーにおいて、外部ストレージに途中まで書き込まれたデータを再生することができる。
MP4 Ver.1のファイルフォーマットの構成例を示す図。 実施の形態1に係るデータ記録制御装置の構成例を示すブロック図。 実施の形態1に係るファイルの構成例を示す模式図。 実施の形態1に係る外部ストレージへの記録処理の例を示すフローチャート。 実施の形態2に係るデータ記録制御装置の構成例を示すブロック図。 実施の形態2に係るファイルの構成例を示す模式図。 実施の形態2に係る外部ストレージへの記録処理の例を示すフローチャート。 実施の形態3に係るファイルの構成例を示す模式図。 実施の形態3に係る外部ストレージへの記録処理の例を示すフローチャート。 実施の形態3に係る外部ストレージへの記録処理の例を示すフローチャート。 実施の形態3の変形例に係るファイルの構成例を示す模式図。 実施の形態3の変形例に係る外部ストレージへの記録処理の例を示すフローチャート。 本発明に係るコンピュータのハードウェア構成を示すブロック図。
以下、図面を参照しながら、実施の形態を説明する。
(実施の形態1)
<MP4 Ver.1のファイルフォーマット>
まず、図1を用いて、MP4 Ver.1のファイルフォーマットを説明する。
図1に示すように、MP4 Ver.1のフォーマットに準拠するファイル100は、先頭にファイルタイプボックス101が配置され、ファイルタイプボックス101の後段に、例えば、メディアデータボックス102、ムービーボックス103、及び、フリースペースボックス104が配置される。メディアデータボックス102、ムービーボックス103、及び、フリースペースボックス104は、どのような順番に配置されてもよい。ファイルタイプボックス101及びムービーボックス103は、それぞれ、MP4 Ver.1のファイル内に1つ配置される。MP4 Ver.1規格ではメディアデータボックス102及びフリースペースボックス104は、それぞれ、ファイル100内に複数配置されてもよいが、メディアデータボックス102が1つであるファイルしか再生できないプレーヤがあるので、メディアデータボックス102は1つである方が望ましい。
ファイルタイプボックス101には、当該ファイルタイプボックス101のボックスサイズの情報と、当該ボックスが「ファイルタイプボックス」であることを示すボックスタイプ「ftyp」の情報と、当該ファイル100に含まれる音声フレーム及び映像フレーム(以下、まとめて「AVフレーム」と呼ぶことがある)のコーデック種別と、が格納される。コーデック種別は、音声フレームのコーデック及び映像フレームのコーデックの種別を示す情報であり、AVフレームの再生に用いられる。音声コーデックの例は、AAC(Advanced Audio Coding)である。映像コーデックの例は、ITU−T H.264、又は、ITU−T H.265である。
メディアデータボックス102には、当該メディアデータボックス102のボックスサイズ111の情報と、当該ボックスが「メディアデータボックス」であることを示すボックスタイプ「mdat」の情報と、AVフレーム112と、が格納される。
ムービーボックス103には、当該ムービーボックス103のボックスサイズの情報と、当該ボックスが「ムービーボックス」であることを示すボックスタイプ「moov」の情報と、AV総記録時間の情報と、複数の音声フレーム情報と、複数の映像フレーム情報と、が格納される。AV総記録時間は、当該MP4ファイルに含まれる全AVフレームの記録時間を示す情報である。各音声フレーム情報は、メディアデータボックス102に記録されている各音声フレームの参照先を示す情報であり、音声フレームを時系列に再生するために用いられる。各映像フレーム情報は、メディアデータボックス102に記録されている各映像フレームの参照先を示す情報であり、映像フレームを時系列に再生するために用いられる。
フリースペースボックス104には、当該フリースペースボックス104のボックスサイズの情報と、当該ボックスが「フリースペースボックス」であることを示すボックスタイプ「free」の情報と、任意のデータと、が格納される。MP4の規格では、フリースペースボックス104に格納された任意のデータは無視することになっているため、一般的なMP4プレーヤーは、フリースペースボックス104に格納されたデータを無視する。
<データ記録制御装置の構成>
次に、図2を用いて、データ記録制御装置10の構成を説明する。
データ記録制御装置10は、操作受付部201と、受信処理部202と、バッファ部203と、ストリーム解析部204と、ストリーム変換部205と、記録準備部206と、データ書込部207と、ボックス確定部208と、を備える。
操作受付部201は、ユーザからの操作を受け付ける。例えば、操作受付部201は、ユーザから、ストリームデータの記録開始の操作を受けると、記録開始指示を、記録準備部206へ通知する。操作受付部201は、ユーザから、ストリームデータの記録終了の操作を受けると、記録終了指示を、ボックス確定部208へ通知する。
受信処理部202は、ストリーム送信元21から所定のネットワークを介して送信されたストリームデータを受信し、バッファ部203に格納する。
バッファ部203は、データ記録制御装置10内のメモリ(例えば図13のRAM1105)上に構成されている。例えば、TV会議システムの場合、ストリーム送信元21は、カメラ及びマイクが撮影及び収集した相手側のAVデータを、ストリームデータとしてネットワークへ送信するストリーム送信装置に相当する。例えば、番組配信システムの場合、ストリーム送信元21は、番組を構成するAVデータをストリームデータとしてネットワークへ送信するストリーム送信装置に相当する。
ストリーム解析部204は、バッファ部203に格納されたストリームデータを解析し、その解析結果の情報を、ストリーム変換部205へ送信する。ストリームデータの解析結果の情報は、例えば、ストリームデータのフォーマットの情報、AVフレーム112のコーデックの情報、及び、ビットレートの情報等を含む。
ストリーム変換部205は、ストリームデータの解析結果の情報を用いて、バッファ部203に格納されたストリームデータを、外部ストレージ22のファイル100のデータに変換する。なお、ストリームデータのAVフレームを、コーデック及びビットレートをそのまま維持し、ファイル100として外部ストレージ22に記録する場合、ストリーム変換部205は、AVのESデータ(AVを圧縮したデータ本体)フレームについては変換せずに、データのフォーマットのみを変換する。例えば、ストリーム変換部205は、ストリームデータに係るリアルタイム通信で代表的なRTP(Real-time Transport Protocol)フォーマットを、外部ストレージ22のファイル100に係るMP4 Ver.1のメディアデータボックスのESフォーマットに変換する。
記録準備部206は、操作受付部201から記録開始指示を受けたタイミングで、ストリームデータをファイル100として外部ストレージ22に記録するための準備を行う。なお、詳細については、後述の「外部ストレージへの記録処理の詳細」で説明する。
データ書込部207は、ストリーム変換部205によって変換されたAVフレーム112を、ファイル100に追記する。また、データ書込部207は、その追記したAVフレーム112に対するAVフレーム情報を、メモリに保持しておく。また、データ書込部207は、ボックス確定部208からAVフレーム112を追記する処理を中断するよう指示を受けた場合、その間、AVフレーム112を追記する処理を中断する。なお、詳細については、後述の「外部ストレージへの記録処理の詳細」で説明する。
ボックス確定部208は、所定の周期又はタイミングで、メディアデータボックス102を確定させる処理を行う。具体的には、ボックス確定部208は、所定の周期で、メディアデータボックス102内の全てのAVフレームに対するAVフレーム情報を含むムービーボックス103を追記し、その後、メディアデータボックス102のボックスサイズ111をその追記したムービーボックス103の直前までのサイズに変更する。なお、所定の周期は、例えば、所定時間の設定された周期タイマーで測定される。また、所定のタイミングとは、例えば、操作受付部201から記録終了指示を受けたタイミングである。また、ボックス確定部208は、データ書込部207に対して、このメディアデータボックス102を確定させる処理を行う間、AVフレームの追記処理を中断するよう指示し、当該確定処理を完了した後、データ書込部207に対してAVフレームの追記処理を再開するよう指示する。なお、詳細については、後述の「外部ストレージへの記録処理の詳細」で説明する。
<外部ストレージへの記録処理の詳細>
次に、図3のファイル100の模式図と、図4のフローチャートとを用いて、ストリームデータを外部ストレージ22にファイル100として記録する実施の形態1に係る処理の詳細について説明する。
まず、記録準備部206は、操作受付部201から記録開始指示を受けると、外部ストレージ22に、ファイル100のファイルタイプボックス101を書き込む(ST101)。
次に、記録準備部206は、ファイル100のファイルタイプボックス101の後段に、メディアデータボックス102のヘッダ情報(ボックスサイズ111及びボックスタイプ「mdat」)を追記する(ST102)。ST101及びST102の処理により、図3(a)に示すようなファイル100が外部ストレージ22に作成される。
次のST103からST110の処理は、タイマーの設定時間ごとに、それまで記録されたAVフレームを、MP4 Ver.1に対応するMP4プレーヤーで再生できるようにするための処理である。この処理を「ボックス確定処理」という。以下、まず1回目のボックス確定処理について説明し、次に2回目のボックス確定処理について説明する。
<<1回目のボックス確定処理>>
ボックス確定部208は、周期タイマーを開始させる(ST103)。
次に、データ書込部207は、図3(b)に示すように、ST102で追記されたメディアデータボックス102のヘッダ情報の後段に、受信したストリームデータに係るAVフレーム112Aを追記する(ST104)。
次に、データ書込部207は、ST104で追記したAVフレーム112Aに対応するAVフレーム情報を、メモリに保持しておく(ST105)。
次に、ボックス確定部208は、ST103で開始させた周期タイマーが終了したか否か、又は、記録終了指示を受信したか否かを判定する(ST106)。
周期タイマーが未終了である場合、かつ、記録終了指示を未受信である場合(ST106:NO)、フローはST104に戻る。
周期タイマーが終了した場合、又は、記録終了指示を受信した場合(ST106:YES)、ボックス確定部208は、図3(b)に示すように、ST104で追記されたAVフレーム112Aの後段に、メモリに保持されている全てのAVフレーム情報(つまりメディアデータボックス102内の全てのAVフレームに対するAVフレーム情報)を含むムービーボックス103を追記する(ST107)。
次に、ボックス確定部208は、メディアデータボックス102のボックスサイズ111を、ST107で追記したムービーボックス103の直前までのサイズに変更する(ST108)。
次に、ボックス確定部208は、ST106のYESの判定結果が記録終了指示の受信によるものであったか否かを判定する(ST109)。ST106のYESの判定結果が記録終了指示の受信によるものであった場合(ST109:YES)、フローは終了する。
ST106のYESの判定結果が記録終了指示の受信によるものでなかった場合、つまり、ST106のYESの判定結果が周期タイマーの終了であった場合(ST109:NO)、ボックス確定部208は、図3(b)に示すように、ST107で追記されたムービーボックス103の後段に、フリースペースボックス104のヘッダ情報を追記する(ST110)。そして、フローはST103に戻る。次に、ST103に戻った後の処理、つまり2回目のボックス確定処理について説明する。
<<2回目のボックス確定処理>>
ボックス確定部208は、周期タイマーを開始させる(ST103)。
次に、データ書込部207は、図3(b)に示すように、フリースペースボックス104のヘッダ情報の後段に、AVフレーム112Bを追記する(ST104)。
次に、データ書込部207は、ST104で追記したAVフレーム112Bに対応するAVフレーム情報を、メモリに保持しておく(ST105)。
次に、ボックス確定部208は、ST103で開始させた周期タイマーが終了したか否か、又は、記録終了指示を受信したか否かを判定する(ST106)。
周期タイマーが未終了である場合、かつ、記録終了指示を未受信である場合(ST106:NO)、フローはST104に戻る。
周期タイマーが終了した場合、又は、記録終了指示を受信した場合(ST106:YES)、ボックス確定部208は、図3(c)に示すように、ST104で追記されたAVフレーム112Bの後段に、メモリに保持されている全てのAVフレーム情報を含むムービーボックス103を追記する(ST107)。この時点で外部ストレージ22が抜かれたとしても、AVフレーム112Bの追記を開始してから少なくともこの時点までに記録されたAVフレームは再生できないが、AVフレーム112AのAVフレーム情報を含むムービーボックス103に続くものは全てフリースペースボックス104とMP4プレーヤーで解釈されるので、AVフレーム112AをMP4プレーヤーで再生することができる。
次に、ボックス確定部208は、メディアデータボックス102のボックスサイズ111を、ムービーボックス103の直前までのサイズに変更する(ST108)。これにより、この時時以降に外部ストレージ22が抜かれたとしても、少なくともこの時点までに記録されたAVフレーム112A、112BをMP4プレーヤーで再生することができる。
次に、ボックス確定部208は、ST106のYESの判定結果が記録終了指示の受信によるものであったか否かを判定する(ST109)。ST106のYESの判定結果が記録終了指示の受信によるものであった場合(ST109:YES)、フローは終了する。
ST106のYESの判定結果が記録終了指示の受信によるものでなかった場合、つまり、ST106のYESの判定結果が周期タイマーの終了によるものであった場合(ST109:NO)、ボックス確定部208は、図3(c)に示すように、ST107で追記されたムービーボックス103の後段に、フリースペースボックス104のヘッダ情報を追記する(ST110)。そして、フローはST103に戻る。なお、3回目以降のボックス確定処理は、この2回目と同様の処理となる。
ここで、外部ストレージ22のファイル100は、1回目のブロック確定処理が完了した時点で、図3(b)のようになり、2回目のブロック確定処理が完了した時点で、図3(c)のようになる。図3(c)のファイル100では、ムービーボックス103に、AVフレーム112A、112Bに対応するAVフレーム情報が格納されている。MP4プレーヤーは、ムービーボックス103のAVフレーム情報を参照し、図3(c)の時点までに記録されたAVフレーム112A、112Bを問題なく再生することができる。
なお、図3(c)におけるAVフレーム112AとAVフレーム112Bとの間に存在するハッチング領域の情報は、ムービーボックス103のAVフレーム情報から未参照であるので、再生に影響を及ぼさない。また、3回目のブロック確定処理中に追記されている図3(c)のAVフレーム112Cは、フリースペースボックス104に格納されているので、この処理中に外部ストレージ22が抜かれたとしても、このAVフレーム112Cは、再生はされないものの、メディアデータボックス102内のAVフレーム112A、112Bの再生に影響を及ぼさない。
したがって、AVフレーム112を追記中、ムービーボックス103を追記中、又は、フリースペースボックス104の追記中の何れのタイミングで外部ストレージ22が抜かれたとしても、それまでにブロック確定処理によって確定されたAVフレーム112は、MP4 Ver.1に対応するMP4プレーヤーによって問題なく再生される。すなわち、ムービーボックス103が追記され(ST107)、メディアデータボックス102のボックスサイズ111が変更された(ST108)後は、どのタイミングで外部ストレージ22が抜かれたとしても、少なくともST108の処理の時点までに記録されたAVフレーム112は、MP4 Ver.1に対応するMP4プレーヤーによって問題なく再生される。
<実施の形態1の効果>
実施の形態1では、外部ストレージ22のファイル100に対して、データ書込部207が、受信したストリームデータに係るAVフレームをフリースペースボックス104のヘッダ情報の後段に追記し、ボックス確定部208が、所定の周期で、ムービーボックス103とフリースペースボックス104のヘッダ情報とを追記し、メディアデータボックス102のボックスサイズ111を更新する。
これにより、ストリームデータを外部ストレージ22にファイル100として記録中に、外部ストレージ22が抜かれたとしても、外部ストレージ22には、メディアデータボックス102内のAVフレーム112に対応するムービーボックス103を有し、かつ、メディアデータボックス102のボックスサイズ111も正しいファイル100が残る。また、ムービーボックス103から未参照のAVフレームは、図3(c)に示すように、フリースペースボックス104に格納されているので、外部ストレージ22に残ったファイル100は、MP4 Ver.1の規格に準拠している。よって、MP4 Ver.1に対応するMP4プレーヤーは、外部ストレージ22に残ったファイル100を、問題なく再生することができる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、図3(c)に示すように、メディアデータボックス102のAVフレーム112AとAVフレーム112Bの間に存在する不要データ(図3(c)のハッチング部分)をそのまま残している。不要データは、記録時間が短い場合はそれほど多くないが、記録時間が長くなるにつれて、AVフレーム情報の量が多くなるため、ファイル100に占める不要データの割合も大きくなる。そこで、実施の形態2では、この不要データの部分にAVフレーム112を上書きする。これにより、ファイル100に占めるこの不要データの割合が小さくなるので、ファイル100のデータサイズを小さくすることができる。以下、詳細に説明する。
<データ記録制御装置の構成>
次に、図5を用いて、実施の形態2に係るデータ記録制御装置11の構成を説明する。なお、実施の形態2では、実施の形態1と同じ構成要素には同じ参照符号を付し、説明を省略することがある。
図5に示すデータ記録制御装置11は、図2に示す構成に加えて、再利用領域管理部212を備える。
再利用領域管理部212は、AVフレーム112を書き込み可能な再利用領域を管理する。再利用領域とは、最新のムービーボックス103とフリースペースボックス104のヘッダ情報とが追記されたことにより不要となる、それ以前のムービーボックス103とフリースペースボックス104のヘッダ情報との領域である。なお、再利用領域の詳細については後述する。
また、データ書込部207は、ファイル100にAVフレーム112を書き込む際、再利用領域が存在するか否かを再利用領域管理部212に問い合わせ、所定のサイズ以上の再利用領域が存在する場合、当該再利用領域に優先的にAVフレーム112を上書きする。ここで、所定のサイズとは、1回のブロック確定処理の間に記録されるAVフレーム112のデータ量であってよい。このデータ量は、ストリームデータのビットレートと、周期タイマーに設定されている周期(時間)と、に基づいて算出することができる。
<再利用領域の詳細>
次に、図6を用いて、再利用領域の詳細を説明する。ここで、図6(a)は、2回目のブロック確定処理後におけるファイル100を示し、図6(b)は、実施の形態2における3回目のブロック確定処理後のファイル100を示す。
2回目のブロック確定処理後のタイミングで、メディアデータボックス102内に存在する1回目のブロック確定処理で追記された旧ムービーボックスと旧フリースペースボックスのヘッダ情報(図6(a)のハッチング領域)とは不要となる。再利用領域管理部212は、その不要となった領域(図6(a)のハッチング領域)を、再利用領域として管理する。
そして、実施の形態2に係るデータ書込部207は、再利用領域が存在する場合、図6(b)に示すように、再利用領域に、優先的にAVフレーム112Fを上書きする。これにより、実施の形態1と比較して、ファイル100のデータサイズを小さくすることができる。なお、AVフレームの再生順序は、ムービーボックス103のAVフレーム情報で管理されるので、メディアデータボックス102内のAVフレーム112が時系列に並んでいなくても、MP4プレーヤーは再生可能である。
<外部ストレージへの記録処理の詳細>
次に、図6のファイル100の模式図と、図7のフローチャートとを用いて、ストリームデータを外部ストレージ22にファイル100として記録する実施の形態1に係る処理の詳細について説明する。
まず、データ記録制御装置11は、ST201、ST202の処理を行う。なお、ST201、ST202の処理は、図4のST101、ST102の処理と同様であるので、説明を省略する。
次に、ボックス確定部208は、周期タイマーを開始させる(ST203)。
次に、データ書込部207は、再利用領域管理部212に問い合わせて、所定のサイズ以上の再利用領域が存在するか否かを判定する(ST204)。
所定のサイズ以上の再利用領域が存在する場合(ST204:YES)、データ書込部207は、再利用領域(例えば図6(b)のハッチング領域)にAVフレーム112を上書きし(ST205)、ST207へ進む。
再利用領域が存在しない場合(ST204:NO)、データ書込部207は、図4のST104と同様、フリースペースボックス104のヘッダ情報の後段に、AVフレーム112を追記する(ST206)。そして、フローはST207へ進む。
次に、データ書込部207は、ST205又はST206で書き込んだAVフレーム112に対応するAVフレーム情報を、メモリに保持しておく(ST207)。
次に、ボックス確定部208は、ST203で開始させた周期タイマーが終了したか否か、又は、記録終了指示を受信したか否かを判定する(ST208)。
周期タイマーが未終了である場合、かつ、記録終了指示を未受信である場合(ST208:NO)、フローはST204に戻る。
周期タイマーが終了した場合、又は、記録終了指示を受信している場合(ST208:YES)、再利用領域管理部212は、現時点におけるムービーボックス103とフリースペースボックス104のヘッダ情報と(例えば図6(a)のハッチング領域)の領域を、再利用領域に登録する(ST209)。
次に、ボックス確定部208は、ST206で追記されたAVフレーム112の後段に、図4のST107と同様、ムービーボックス103を追記する(ST210)。
次に、ボックス確定部208は、ST202で追記されたメディアデータボックス102のボックスサイズ111を、ST210で追記したムービーボックス103の直前までのサイズに変更する(ST211)。
次に、ボックス確定部208は、ST208のYESの判定結果が記録終了指示の受信によるものであったか否かを判定する(ST212)。ST208のYESの判定結果が記録終了指示の受信によるものであった場合(ST212:YES)、フローは終了する。
ST208のYESの判定結果が記録終了指示の受信によるものでなかった場合、つまり、ST208のYESの判定結果が周期タイマーの終了によるものであった場合(ST212:NO)、ボックス確定部208は、ムービーボックス103の後段に、フリースペースボックス104のヘッダ情報を追記する(ST213)。そして、フローはST203に戻る。
<実施の形態2の効果>
実施の形態2では、再利用領域管理部212が、ファイル100内の再利用領域を管理し、データ書込部207が、所定のサイズ以上の再利用領域が存在する場合、受信したストリームデータに係るAVフレームを再利用領域に書き込む。これにより、実施の形態1の効果に加えて、実施の形態1よりも、ファイル100のデータサイズを小さくすることができる。
(実施の形態3)
実施の形態2は、実施の形態1と比較してファイル100のサイズを小さくすることができるが、メディアデータボックス102内のAVフレーム112が必ずしも再生順に並ぶとは限らない。多くのMP4プレーヤーは、AVフレーム112が再生順に並んでいなくても再生することができるが、一部のMP4プレーヤーは、AVフレーム112が再生順に並んでいないと、正しく再生することができない。そこで、実施の形態3では、実施の形態1と比較してファイル100のサイズを小さくすることができ、さらに、メディアデータボックス102内のAVフレーム112を再生順に並べる方法について説明する。なお、実施の形態3におけるデータ記録制御装置の構成は、図5と同様であるため、ここでの説明を省略すする。
次に、図8のファイル100の模式図と、図9及び図10のフローチャートとを用いて、ストリームデータを外部ストレージ22にファイル100として記録する実施の形態3に係る処理の詳細について説明する。
まず、データ記録制御装置11は、ST301、ST302の処理を行う。なお、ST301、ST302の処理については、図4のST101、ST102の処理と同様であるので、説明を省略する。以下では、まず、図9を参照しながら1回目のボックス確定処理について説明し、次に、図10を参照しながら2回目及び3回目のボックス確定処理について説明する。
<<1回目のボックス確定処理>>
ボックス確定部208は、周期タイマーを開始させる(ST303)。
次に、データ書込部207は、図8(a)に示すように、ST302で追記されたメディアデータボックス102のヘッダ情報の後段に、AVフレーム112Fを追記する(ST304)。
次に、データ書込部207は、ST304で追記したAVフレーム112Fに対応するAVフレーム情報を、メモリに保持しておく(ST305)。
次に、ボックス確定部208は、ST303で開始させた周期タイマーが終了したか否かを判定する(ST306)。周期タイマーが未終了である場合(ST306:NO)、フローはST304に戻る。
周期タイマーが終了した場合(ST306:YES)、ボックス確定部208は、図8(a)に示すように、ST304で追記されたAVフレーム112Fの後段に、少なくとも1回のボックス確定処理で追記されるAVフレーム112のデータ量分のスペース120を空けて、図1のST107と同様の処理により、ムービーボックス103を追記する(ST307)。
次に、ボックス確定部208は、メディアデータボックス102のボックスサイズ111を、ST307で追記したムービーボックス103の直前までのサイズに変更する(ST308)。
次に、ボックス確定部208は、ST307で追記したムービーボックス103の後段に、フリースペースボックス104のヘッダ情報を追記する(ST309)。これにより、ファイル100は、図8(a)に示す構成となる。そして、フローは、図10に示すST310に進む。次に、図10を参照しながら2回目のボックス確定処理について説明する。
<<2回目のボックス確定処理>>
ボックス確定部208は、周期タイマーを開始させる(ST310)。
次に、データ書込部207は、図8(b)に示すように、ST304で追記されたAVフレーム112Fの後段のスペース120に、AVフレーム112Gを追記する(ST311)。
次に、データ書込部207は、ST311で追記したAVフレーム112Gに対応するAVフレーム情報を、メモリに保持しておく(ST312)。
次に、ボックス確定部208は、ST310で開始させた周期タイマーが終了したか否か、又は、記録終了指示を受信したか否かを判定する(ST313)。
周期タイマーが未終了である場合、かつ、記録終了指示を未受信である場合(ST313:NO)、フローはST311に戻る。
周期タイマーが終了した場合、又は、記録終了指示を受信した場合(ST313:YES)、ボックス確定部208は、図8(b)に示すように、ST309で追記したフリースペースボックス104のヘッダ情報の後段に、図1のST107と同様の処理により、ムービーボックス103を追記する(ST314)。この時点で外部ストレージ22が抜かれたとしても、AVフレーム112Gの追記を開始してから少なくともこの時点までに記録されたAVフレームは再生できないが、AVフレーム112FのAVフレーム情報を含むムービーボックスに103に続くものは全てフリースペースボックス104とMP4プレーヤーで解釈されるので、AVフレーム112FをMP4プレーヤーで再生することができる。
次に、ボックス確定部208は、メディアデータボックス102のボックスサイズ111を、ST314で追記したムービーボックス103の直前までのサイズに変更する(ST315)。これにより、ファイル100は、図8(b)に示す構成となる。よって、この時点以降に外部ストレージ22が抜かれたとしても、MP4プレーヤーは、少なくともこの時点までに記録されたAVフレーム112F,112Gを再生することができる。
次に、ボックス確定部208は、ST313のYESの判定結果が記録終了指示の受信によるものであったか否かを判定する(ST316)。ST313のYESの判定結果が記録終了指示の受信によるものであった場合(ST316:YES)、フローは終了する。
ST313のYESの判定結果が記録終了指示の受信によるものでなかった場合、つまり、ST313のYESの判定結果が周期タイマーの終了によるものであった場合(ST316:NO)、ボックス確定部208は、図8(b)に示すように、ST315で追記されたムービーボックス103の後段に、フリースペースボックス104のヘッダ情報を追記する(ST317)。そして、フローはST310に戻る。
<<3回目のボックス確定処理>>
ボックス確定部208は、周期タイマーを開始させる(ST310)。
次に、データ書込部207は、図8(c)に示すように、2回目のボックス確定処理のST304で追記されたAVフレーム112Gの後段に、AVフレーム112Hを追記する(ST311)。すなわち、データ書込部207は、不要となった旧ムービーボックスなどが記録されている領域(すなわち再利用領域)に、AVフレーム112Hを書き込む。
次に、データ書込部207は、ST311で追記したAVフレーム112Hに対応するAVフレーム情報を、メモリに保持しておく(ST312)。
次に、ボックス確定部208は、ST303で開始させた周期タイマーが終了したか否か、又は、記録終了指示を受信したか否かを判定する(ST313)。
周期タイマーが未終了である場合、かつ、記録終了指示を未受信である場合(ST313:NO)、フローはST311に戻る。
周期タイマーが終了した場合、又は、記録終了指示を受信した場合(ST313:YES)、ボックス確定部208は、2回目のボックス確定処理のST309で追記したフリースペースボックス104のヘッダ情報の後段に、ムービーボックス103を追記する(ST314)。
次に、ボックス確定部208は、メディアデータボックス102のボックスサイズ111を、ST314で追記したムービーボックス103の直前までのサイズに変更する(ST315)。これにより、ファイル100は、図8(c)に示す構成となる。よって、この時点以降に外部ストレージ22が抜かれたとしても、MP4プレーヤーは、少なくともこの時点までに記録されたAVフレーム112F、112G、112Hを再生することができる。また、メディアデータボックス102内のAVフレーム112F、112G、112Hは、再生順に並んでいる。
次に、ボックス確定部208は、ST313のYESの判定結果が記録終了指示の受信によるものであったか否かを判定する(ST316)。ST313のYESの判定結果が記録終了指示の受信によるものであった場合(ST316:YES)、フローは終了する。
ST313のYESの判定結果が記録終了指示の受信によるものでなかった場合、つまり、ST313のYESの判定結果が周期タイマーの終了によるものであった場合(ST316:NO)、ボックス確定部208は、ST315で追記されたムービーボックス103の後段に、フリースペースボックス104のヘッダ情報を追記する(ST317)。そして、フローはST310に戻る。なお、4回目以降のボックス確定処理は、この3回目と同様の処理となる。
<実施の形態3の変形例>
図9及び図10で説明した処理の場合、記録時間が長くなると、1回のブロック確定処理におけるムービーボックス103のサイズが大きくなるため、図8(c)のハッチング領域に示すように、メディアデータボックス102内における不要な領域が拡大していく。実施の形態3の変形例では、この不要な領域を、再利用領域として利用する方法について説明する。
次に、図11のファイル100の模式図と、図12のフローチャートとを用いて、実施の形態3の変形例を説明する。なお、図12のフローチャートは、図9のフローチャートの続きである。
<<n回目のボックス確定処理>>
ボックス確定部208は、周期タイマーを開始させる(ST400)。
次に、データ書込部207は、図11(a)に示すように、(n−1)回目で追記されたAVフレーム112の後段に、AVフレーム112Lを追記する(ST401)。なお、nは2以上の整数である。
次に、データ書込部207は、ST401で追記したAVフレーム112Lに対応するAVフレーム情報を、メモリに保持しておく(ST402)。
次に、ボックス確定部208は、ST400で開始させた周期タイマーが終了したか否か、又は、記録終了指示を受信したか否かを判定する(ST403)。
周期タイマーが未終了である場合、かつ、記録終了指示を未受信である場合(ST403:NO)、フローはST401に戻る。
周期タイマーが終了した場合、又は、記録終了指示を受信した場合(ST403:YES)、ボックス確定部208は、メディアデータボックス102内の再利用領域のサイズが十分に大きいか否かを判定する(ST404)。具体的には、再利用領域のサイズが、今回のブロック確定処理で書き込まれるムービーボックス102のサイズと、次回のブロック確定処理で書き込まれるAVフレーム112のサイズとの合計以上であるか否かを判定する。
再利用領域のサイズが不十分である場合(ST404:NO)、ボックス確定部208は、次のST405からST407の処理を実行する。
ボックス確定部208は、図11(b)に示すように、最後段のフリースペースボックス104のヘッダ情報の後段に、ムービーボックス103を追記する(ST405)。
次に、ボックス確定部208は、メディアデータボックス102のボックスサイズ111を、ST405で追記したムービーボックス103の直前までのサイズに(拡大)変更する(ST406)。
次に、ボックス確定部208は、ST405で追記したムービーボックス103の後段に、フリースペースボックス104のヘッダ情報を追記する(ST407)。そして、フローはST420へ進む。
一方、再利用領域のサイズが十分である場合(ST404:YES)、ボックス確定部208は、次のST410からST411の処理を実行する。
ボックス確定部208は、図11(c)に示すように、メディアデータボックス102の再利用領域内における最後部に、ムービーボックス103を書き込む(ST410)。
次に、ボックス確定部208は、メディアデータボックス102のボックスサイズ111を、ST410で書き込んだムービーボックス103の直前までのサイズに(縮小)変更する(ST411)。そして、フローは、ST420へ進む。
ST420として、ボックス確定部208は、ST403のYESの判定が、記録終了指示の受信によるものであったか否かを判定する(ST420)。ST403のYESの判定結果が記録終了指示の受信によるものであった場合(ST420:YES)、フローは終了する。
ST403のYESの判定結果が記録終了指示の受信によるものでなかった場合、つまり、ST403のYESの判定結果が周期タイマーの終了によるものであった場合(ST420:NO)、フローはST400に戻る。
<実施の形態3の効果>
実施の形態3では、ボックス確定部208は、1回目のブロック確定処理において、1回目に追記したAVフレーム112の後段に、所定のスペースを空けてムービーボックス103を書き込み、2回目以降のブロック確定処理においては、前回に追記したAVフレーム112の後段に、今回のAVフレーム112を追記する。これにより、実施の形態1と比較してファイル100のサイズが小さく、かつ、メディアデータボックス102内においてAVフレーム112が再生順に並んでいるファイル100を生成することができる。
また、実施の形態3の変形例では、ボックス確定部208は、ブロック確定処理において、再利用領域が十分に大きい場合は、再利用領域内の最後部に、ムービーボックス103を書き込み、メディアデータボックス102のボックスサイズ111を、その書き込んだムービーボックス103の直前までのサイズに(縮小)変更する。これにより、上記の実施の形態3の効果に加えて、上記の実施の形態3の場合よりも、ファイル100のサイズを小さくすることができる。
以上、本発明に係る実施形態について図面を参照して詳述してきたが、上述したデータ記録制御装置10、11の機能は、コンピュータプログラムにより実現され得る。
図13は、装置10、11の機能をプログラムにより実現するコンピュータのハードウェア構成を示す図である。このコンピュータ1100は、キーボードやマウス、タッチパッドなどの入力装置1101、ディスプレイやスピーカーなどの出力装置1102、CPU(Central Processing Unit)1103、ROM(Read Only Memory)1104、RAM(Random Access Memory)1105、ハードディスク装置やSSD(Solid State Drive)などの記憶装置1106、DVD−ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)やUSB(Universal Serial Bus)メモリなどの記録媒体から情報を読み取る読取装置1107、ネットワークを介して通信を行う送受信装置1108を備え、各部はバス1109により接続される。
そして、読取装置1107は、上記各装置の機能を実現するためのプログラムを記録した記録媒体からそのプログラムを読み取り、記憶装置1106に記憶させる。あるいは、ネットワークカード1108が、ネットワークに接続されたサーバ装置と通信を行い、サーバ装置からダウンロードした上記各装置の機能を実現するためのプログラムを記憶装置1106に記憶させる。
そして、CPU1103が、記憶装置1106に記憶されたプログラムをRAM1105にコピーし、そのプログラムに含まれる命令をRAM1105から順次読み出して実行することにより、上記各装置の機能が実現される。
本発明は、複数の拠点をネットワークで結んでテレビ会議を実現するテレビ会議システムにおいて、ネットワークを介して受信した映像及び音声のストリームを外部ストレージに記録するのに好適である。
10、11 データ記録制御装置
21 ストリーム送信元
22 外部ストレージ
100 ファイル
101 ファイルタイプボックス
102 メディアデータボックス
103 ムービーボックス
104 フリースペースボックス
201 操作受付部
202 受信処理部
203 バッファ部
204 ストリーム解析部
205 ストリーム変換部
206 記録準備部
207 データ書込部
208 ボックス確定部
212 再利用領域管理部

Claims (5)

  1. ストリームデータをファイルとして記録メディアに記録するデータ記録制御装置であって、
    前記ファイルが再生できるプレーヤの種別を示すタイプに関する情報を含むファイルタイプボックスと、前記ストリームデータに係るメディアデータを格納するメディアデータボックスのヘッダ情報と、を含むファイルを前記記録メディアに生成する記録準備部と、
    所定の周期で、前記メディアデータの再生に用いる情報を含むムービーボックスを前記ファイルに書き込み、前記メディアデータボックスのヘッダ情報に含まれるボックスサイズを前記ムービーボックスの直前までのサイズに更新し、任意の情報を格納するフリースペースボックスのヘッダ情報を前記ムービーボックスの後段に追記するボックス確定部と、
    前記ストリームデータに係るメディアデータを、前記フリースペースボックスのヘッダ情報の後段に追記するデータ書込部と、
    を備えるデータ記録制御装置。
  2. 前記メディアデータボックスのボックスサイズの更新によって前記メディアデータボックスに包含されて不要となった元のムービーボックスの領域を、再利用領域として管理する再利用領域管理部をさらに備え、
    前記データ書込部は、前記再利用領域が所定のサイズ以上である場合、前記メディアデータを前記再利用領域に書き込む、
    請求項1に記載のデータ記録制御装置。
  3. 前記ボックス確定部は、初回のムービーボックスの書き込みについては、前記ファイルに追記済みのメディアデータの後段に所定のスペース領域を設け、当該スペース領域の後段に前記ムービーボックスを書き込み、
    前記データ書込部は、最後に書き込んだメディアデータの後段に、順次、前記メディアデータを追記する、
    請求項1又は2に記載のデータ記録制御装置。
  4. 前記メディアデータボックスのボックスサイズの更新によって前記メディアデータボックスに包含され不要となった元のムービーボックスの領域を、再利用領域として管理する再利用領域管理部をさらに備え、
    前記ボックス確定部は、前記再利用領域が所定のサイズ以上である場合、前記ムービーボックスを前記再利用領域に書き込む、
    請求項3に記載のデータ記録制御装置。
  5. ストリームデータをファイルとして記録メディアに記録するデータ記録制御方法であって、
    前記ファイルのタイプに関する情報を含むファイルタイプボックスと、前記ストリームデータに係るメディアデータを格納するメディアデータボックスのヘッダ情報と、を含むファイルを前記記録メディアに生成し、
    所定の周期で、次の(X1)から(X4)、
    (X1)前記メディアデータの再生に用いる情報を含むムービーボックスを前記ファイルに書き込み、
    (X2)前記メディアデータボックスのヘッダ情報に含まれるボックスサイズを前記ムービーボックスの直前までのサイズに更新し、
    (X3)任意の情報を格納するフリースペースボックスのヘッダ情報を前記ムービーボックスの後段に追記し、
    (X4)前記ストリームデータに係るメディアデータを、前記フリースペースボックスのヘッダ情報の後段に追記する、
    を実行する、
    データ記録制御方法。
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