JP6770518B2 - 時計ムーブメント用発振器 - Google Patents

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Description

本発明は、時計ムーブメントのフレーム要素に取り付けられ、傾斜して延在し、第1の双極磁石を支承する懸架された質量体に固定されたハブを備えるテンプの回転軸線を画定するよう意図された香箱真を含み、第1の双極磁石は、香箱真から離間して配置されており、その磁極は香箱真に対して実質的に接線方向に向けられており、テンプの角度位置に応じて、時計ムーブメントのフレームに組み付けられるよう意図された支持体に固定された少なくとも1つの固定双極磁石によって生成される磁場の範囲内に配置可能であり、固定双極磁石は、テンプの回転により画定される第1の双極磁石の軌道上に位置するとともに、第1の双極磁石が固定双極磁石に接近した場合に、同一の極性が互いに向き合い、テンプに作用する復元力モーメントを生じさせるように支持体上に配置される、時計ムーブメント用発振器に関する。
上述した特徴に多少なりとも対応する発振器は、偶然にも、独国実用新案第1789976U号に既に記載されており、この文献は、電磁型の発振器の異なる代替実施形態に関する。図2の実施形態は、アームを備える振り子に関するものであり、アームの自由端は、リールと協働して振り子の発振を維持するように意図された磁石を支承する。アームは、その中心部に、固定磁石と協働するように意図された付加的な磁石をさらに支承し、付加的な磁石の位置は時計ムーブメントのフレームに対して調整可能であり、発振の特定周波数の微調整が、振り子のアームによって支持された磁石の軌道に対して固定磁石の位置を変更することによって可能となる。この文献は、この振り子が理論的に、リールの存在なしに、したがって図示された実施形態の振り子の発振を持続させる電磁的な相互作用なしに、持続的に発振することができる代替案を実行する可能性を示している。
本発明は、代わりに、テンプを含み、懐中時計またはブレスレット時計等の携帯型の時計に実装されることが意図されている発振器の分野に関する。テンプは、一般に、揺動運動を生じるための交互の復元力モーメントをもたらすように意図されたテンプばねに結合している。
しかし、ばねテンプ型の発振器の製造は、習得に細心の注意が必要である。特に、テンプばねを製造するには、それほど広く知られていない、非常に正確なノウハウが必要であり、このことは、代替的解決策の探索を正当化する。
一例として、欧州特許第1,805,565B1号は、1つまたは複数の永久磁石によって復元力が発生する発振器の種々の実施形態を記載している。より具体的には、この文献は、少なくとも1つの固定双極磁石に関連する少なくとも1つの可動双極磁石を支承するテンプまたはアンクルを含み、揺動要素に作用するよう意図されたテンプまたはアンクル上に復元力を発生し、特に、テンプに関連する実施形態の場合には、テンプばねに結合されたテンプの典型的な動きを再現する発振器の構成について記載している。図11は、小さな磁化棒がテンプとして働く実施形態を示す。この棒は、固定永久磁石の磁極によっていずれかの側に反発されながら、前後移動を行うようガイドチャネル内に配置される。磁化棒の運動面に隣接する平面内に位置するアンクルとの磁化棒の協調モードは明確に特定されておらず、この実施形態は全体的に実用的に機能する実施形態というよりも概念に関連しているように思われる。図15の実施形態は、アンクル自体が、2つの固定磁石と協働してアンクルに復元力を生じさせるように配置された2つの小型永久磁石を支承することを提供する。かかる構造は、アンクルの高周波発振につながると考えられているので、良好な等時性を確保することはおそらく困難である。一般に、この文献で提案されている実施形態は、従来の構造を捨て、それらを組み込むために既存の時計キャリバーに大きな変更を加える必要がある。
独国実用新案第1789976U号 欧州特許第1,805,565B1号
本発明の主な目的の1つは、上述したように、テンプばねを含まず、かつ、周囲温度の変動や衝撃にはそれほど敏感ではない単純で堅牢な構造を有しつつも良好な等時性を達成する時計ムーブメント用発振器の製造を可能にする構造を提案することにある。本発明のさらなる目的の1つは、本発明による発振器を既存の時計キャリバーに容易に組み込むことができるようにすることにある。
この目的のために、本発明は、より詳細には、前記の種類の発振器に関し、前記テンプの前記懸架された質量体は、前記第1の双極磁石と同様の配置を有する第2の双極磁石を支承し、第1および第2の双極磁石は、交互に固定双極磁石と協働して、それぞれ反対の復元力モーメントを生じさせることを特徴とする。さらに、本発明による発振器は、時計ムーブメントのエネルギー源とテンプとの間に運動学的リンクを確立するように意図され、テンプが90°よりも大きな振幅で持続的に周期的な揺動運動をすることができるように配置されたアンクルおよびがんぎ車を含む。
これらの特徴に基づき、かつ、全ての期待に反して、同じ磁極を相互に反対にして相互に接近させられている2つの磁石間に発生する反発の基本原理は、時計ムーブメント用発振器を実施するのに適した復元力を発生させることを可能とする。さらに、固定磁石は、機械的バンキング機能を直接実行するので、衝撃の際にテンプが固着する危険性が排除される。
有利には、テンプを実質的に第1の面内に配置し、固定双極磁石を第1の面とは別の第2の面に配置することができる。
さらに、本発明による発振器は、香箱真の旋回装着ベアリングを支承し、固定磁石の支持体が組み付けられるバランスコックを含む。
この場合、支持体は、バランスコックに対してその位置および/または向きを調整できるように、バランスコックに組み付けることができる。
1つの非限定的な好ましい実施形態によれば、テンプが、アンクルと協働してテンプの発振を維持するように配置されたピンを支承することを提供することが可能である。
これらの特徴により、本発明による発振器は、過度の変更を必要とすることなく、既存の時計キャリバーに対して容易に実装することができる。
一般に、第1および第2の双極磁石は、それらの間に20°〜180°の間に含まれる角度間隔を有することが可能である。この場合、第1および第2の双極磁石の少なくとも一方が、角度間隔の値を調整するために移動できるようにテンプに組み付けられることが好ましい。
また、本発明は、上記の特徴に対応する発振器を含む時計ムーブメントと、かかる時計ムーブメントを備えた時計とに関する。
本発明の他の特徴および利点は、非限定的な例として提供される添付の図面を参照して行われる以下の好ましい実施形態の詳細な説明を読めばより明確になるであろう。
本発明の好ましい一実施形態による発振器を含む時計ムーブメントの簡略化された斜視図を示す。 図1の時計ムーブメントの単純化された分解斜視図を示す。
図1は、本発明の好ましい一実施形態による発振器を含む時計ムーブメントの簡略化された斜視図を示し、図2は、図1の時計ムーブメントを同様に、しかし、いくつかの構造の詳細を示すために、分解図で示す。
時計ムーブメントの描写は、本発明による発振器の特徴の理解を容易にするために、図では簡略化されている。
時計ムーブメントは、本発明による発振器を取り付けるためにわずかに変更された既存のキャリバーであってもよく、あるいは、本発明の範囲を逸脱することなく、特別に開発された新しいキャリバーであってもよい。
時計ムーブメントは、フレーム、特にここでは、ムーブメントのホイールの全部または一部を支持するように従来通りに機械加工されたプレート2を含む。具体的には、プレートは、バレル(図示せず)内に収容され、時方輪列(図示せず)を介して発振器1の発振を持続させるよう意図されたばね等のエネルギー源を典型的には支持する。
発振器1は、実質的に従来の一般的形状を有するテンプ4を備えている。すなわち、発振器1は、ハブ6を備え、ハブ6からは、リム10をハブに接続することを可能とする、少なくとも1つのアーム8が延びている。
テンプ4は香箱真12に固定されており、香箱真12によって時計ムーブメントのフレームに旋回可能に取り付けられている。
ここで香箱真12の第1の端部14は、プレート2に配置された第1のベアリング内で旋回され、香箱真の他方の端部16は、バランスコック18に配置され、次いでプレート2に組み付けられた第2のベアリング内で旋回される。
本発明によれば、テンプ4は、香箱真12から離間して配置された少なくとも1つの第1の双極磁石20を支承している。より具体的には、磁石20は、ここではテンプ4のリム10上で極厚に配置された延長部21内に収容されている。磁石20は、テンプ4に対して実質的に接線方向の磁気配向を有する。すなわち、その第1の面22および第2の面24は反対の極性を有する。例えば、第1の面22は、磁石20のN極に関連付けることができ、第2の面24は、そのS極に関連付けることができる。
さらに、バランスコック18は、後述する目的のために、コックに対する角度方向を調整することができようにコックに配置された支持体26を支承している。支持体26は、テンプ4のリム10の近くに位置するように配置された固定双極磁石28を支承している。
したがって、第1の双極磁石20は、テンプ4の角度位置に基づいて、固定双極磁石28によって生成される磁場の範囲内に位置することができる。
実際、バランスコック18上の支持体26の配置は、テンプ4の旋回によって画定されるので、固定双極磁石28が第1の双極磁石20の軌道上に位置するように行われる。この軌道は、実質的に、テンプ4のリム10に隣接し、かつ、それに平行な平面内に位置するトロイド部分の形態である。
さらに、固定双極磁石28は、第1の双極磁石20が接近する際に、同一の極性が互いに対向して反発力をもたらすように、支持体26上に配置される。この配置は、旋回する際に、テンプばねに関連するテンプの典型的な動きを再現することを意図して、テンプに復元力を発生させることを可能にする。
本発明の範囲を逸脱することなく、代替的に、延長部21を、軸線方向ではなく半径方向でリム10に配置することができることに留意されたい。かかる代替方法は、テンプの体積をその厚さの方向において減らすことを可能にするが、その全体の直径を増加させる。無論、支持体26の形状および寸法は、テンプ4上への延長部21の設置に適合させる必要があり、当業者は、自分自身の必要に応じてこれらの要素を適合させることにおいて特別な困難に遭遇することはない。
さらに、本発明による発振器1は、時計ムーブメントのエネルギー源とテンプ12との間に運動学的リンクを確立するように意図され、テンプが継続的に周期的な揺動運動をすることができるように配置されたリンク装置を含む。
上述したように、時計ムーブメントは、典型的には、エネルギー源と発振器との間のリンクを提供する時方輪列を含む。
図中には、時方輪列によって駆動されるがんぎ車30のみが示されている。がんぎ車30は、時計ムーブメントのエネルギー源によって放出されたエネルギーの影響下で、同一の所定の回転方向にそれを回転させようとするそのピニオン(図示せず)を介して連続的にトルクを受ける。
がんぎ車は、通常、時計ムーブメントのフレーム上で旋回されたアンクル32と協働する。アンクル32は通常、がんぎ車30と協働するように配置されたフォーク34と、テンプ4に固定された振り石(図示せず)と協働するように配置された剣先36とを有する。従って、テンプ4は、アンクル32を旋回させてがんぎ車30を解放するためにアンクル32を周期的に作動させるが、がんぎ車はアンクルに小さな衝撃を与えてテンプの発振を維持する。
無論、本発明の範囲を逸脱することなく、リンク装置に関して他の実施形態を考慮することができる。
一例として、おしどりに取り付けられた中間車と協働し、第1および第2の歯車と、一方とは直接に、他方とは中間車を介して、交互に噛み合う単純なリバーサを実施する双方向自動巻取り機構に使用される種類の機構を提供することが可能である。かかる機構は、例えば、技術学校連盟(スイス)により出版された、C.−A. Reymondin他著の「時計理論」と題する本(ISBN2−940025−10−X)の178ページ(図8ー30及び8−31)に記載されており、その教示を参照により本開示に援用する。おしどりに取り付けられた中間車は、テンプの回転方向の各変化時に噛み合う歯車を変え、その振動のそれぞれの間にテンプにエネルギーを伝達することを可能にする。
当業者であれば、本発明の範囲を逸脱することなく、リンク装置の代替実施形態を難なく実施することができる。
一般に、発振器1の代替の実施形態を提供することが可能である。
したがって、例えば、テンプ4が延長部21と同様の第2の延長部41内に収容された第2の双極磁石40を支承するようにすることが可能である。そして、第2の磁石40は、第1の磁石20と同じ向きを有しており、磁石20と40とが交互に固定双極磁石28と協働して、その度毎に、テンプ4の回転方向を逆転させることができる反発力を生じさせる。さらに、テンプに2つの磁石を設けることにより、2つの磁石の間の角度間隔を変更することによってテンプの発振の振幅を調整することが可能になる。
好ましくは、テンプ4の発振の振幅が実質的に180〜340°の間に含まれるように、約20〜180°の角度間隔を設けることが可能である。さらにより好ましくは、角度間隔は、40〜160°の間に含まれ得る。
さらに、これらの図は、ここではテンプ4が、特に、延長部21および41の質量の平衡をとるために、質量に関してテンプの平衡を保つために大きな角の広がりを有する単一のアーム8を備えることを示している。無論、本発明の範囲を逸脱することなく、テンプの釣り合いを提供するために、他の形態および/または解決策を選択することもできる。
支持部26は、コック18への組み立てのための孔52が設けられたベース50を含むことができ、そこから第1および第2のアーム54、56が延在し、第1および第2のアーム54、56は、テンプ4に対して適合された角度方向で配置されるよう意図されており、テンプ4はアンクル32に対して角度をつけて配向される(いずれの場合も、振り石は、香箱真とアンクルの回転軸線とを通る直線に対して実質的に対象な発振をするように配置される)。
第1のアーム54は、従来の脱進機と同様に、コック18上での角度方向を変更するために、支持体26の把持を容易にすることを可能にする。
第2のアーム56は、ここでは、第2のアーム56の主方向に対して垂直に配置された固定双極磁石28用のベッドを有し、固定磁石28は、テンプ4のリム10に対して実質的に接線方向に最終的には配向される。
これらの特徴および支持体26の向きが調整可能であることにより、固定磁石28をテンプによって支持される磁石の軌道上に正確に配置することができるだけでなく、衝撃の際のテンプの固着に対する安全対策を提供する機械的バンキングを画定することも可能とする。
本発明を実施するために使用される双極磁石は、標準的な市販の磁石から作ることができ、当業者は、自己の必要性に適した磁石を選択する際に特別な困難に遭遇しないことに留意されたい。
また、本発明による構成は、既知の解決策に関連して発振器の設計を単純化することを可能にし、さらに発振器を周囲温度の変動に対して敏感でなくすることに留意されたい。
前述の説明は、1つの特定の実施形態を非限定的な例として説明することを目的とするものであり、本発明は、上述したある種の特定の特徴の実施形態、例えば、図示および記載された形態のテンプ、または、種々の磁石に関連して説明した様々な支持体に限定されない。また、当業者は、本発明の範囲を逸脱することなく、この教示を、自己の必要性に合致する時計ムーブメントのテンプとエネルギー源との間のリンク装置を製造するために適合させることもできることに留意されたい。
一般に、当業者であれば、本発明の範囲を逸脱することなく、本開示の内容を自分自身の必要性に適合させ、テンプにより担持された磁石の軌道上に配置され、テンプの回転中に復元力として作用する反発力を生成する固定磁石に関連する少なくとも1つの第1の磁石を支承するテンプを含む時計ムーブメント用の発振器を実施することに格別の困難はないであろう。

Claims (9)

  1. 時計ムーブメントのフレーム(2)要素に取り付けられ、傾斜して延在し、第1の双極磁石(20)を支承する懸架された質量体に固定されたハブを備えるテンプ(4)の回転軸線を画定するよう意図された香箱真(12)を含み、前記第1の双極磁石(20)は、香箱真(12)から離間して配置されており、その磁極は香箱真に対して実質的に接線方向に向けられており、テンプ(4)の角度位置に応じて、時計ムーブメントのフレーム(2)に組み付けられるよう意図された支持体(26)に固定された少なくとも1つの固定双極磁石(28)によって生成される磁場の範囲内に配置可能であり、前記固定双極磁石(28)は、テンプ(4)の回転により画定される前記第1の双極磁石(20)の軌道上に位置するとともに、前記第1の双極磁石(20)が前記固定双極磁石(28)に接近した場合に、同一の極性が互いに向き合い、前記テンプに作用する復元力モーメントを生じさせるように前記支持体(26)上に配置される、時計ムーブメント用発振器(1)であって、
    前記テンプ(4)の前記懸架された質量体は、前記第1の双極磁石(20)と同様の配置を有する第2の双極磁石(40)を支承し、第1および第2の双極磁石(20、40)は、交互に前記固定双極磁石(28)と協働して、それぞれ反対の復元力モーメントを生じさせ、
    前記発振器(1)は、時計ムーブメントのエネルギー源と前記テンプ(4)との間に運動学的リンクを確立するように意図され、前記テンプ(4)が90°よりも大きな振幅で持続的に周期的な揺動運動をすることができるように配置されたアンクル(32)およびがんぎ車(30)を含むことを特徴とする発振器。
  2. 前記テンプ(4)を実質的に第1の面内に配置し、前記固定双極磁石(28)を第1の面とは別の第2の面に配置する、請求項1に記載の発振器(1)。
  3. 前記香箱真(12)の旋回装着ベアリングを支承し、前記支持体(26)が組み付けられるバランスコック(18)を含む、請求項1または2に記載の発振器(1)。
  4. 前記支持体(26)は、前記バランスコック(18)に対してその位置および/または向きを調整できるように、前記バランスコック(18)に組み付けられる、請求項3に記載の発振器(1)。
  5. 前記テンプ(4)は、前記アンクル(32)と協働して前記テンプ(4)の発振を維持するように配置されたピンを支承する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の発振器(1)。
  6. 前記第1および第2の双極磁石(20、40)は、それらの間に20°〜180°の間に含まれる角度間隔を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の発振器(1)。
  7. 前記第1および第2の双極磁石(20、40)の少なくとも一方は、角度間隔の値を調整するために移動できるように前記テンプ(4)に組み付けられる、請求項6に記載の発振器(1)。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の発振器(1)を含む時計ムーブメント。
  9. 請求項8に記載の時計ムーブメントを含む時計。
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