JP6770395B2 - スライダ装置およびこのスライダ装置を備えた形状測定装置 - Google Patents

スライダ装置およびこのスライダ装置を備えた形状測定装置 Download PDF

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Description

本発明は、スライダ装置に関する。例えば、真円度測定装置や表面粗さ測定装置などの精密測定装置の移動機構に好適なスライダ装置に関する。
高精度かつ高分解能な精密測定装置の移動機構には当然に高い移動精度が求められる。
ここで、スライダにかかる力のバランスに不均衡があるとスライダを回転させるモーメントが発生してしまい、その分だけスライダに支持された測定子にも不要な変動が生じてしまう。例えば、摩擦抵抗の合力中心が駆動力の中心からずれていると、スライダの移動時にスライダにモーメントが生じる。
ちなみに、スライダの移動方向が逆になると、モーメントの方向も逆になる。このような事象により、スライダの移動方向によってスライダの姿勢に様々な変動が生じてしまい、これが測定誤差につながってしまうという問題がある。
そこで、特許文献1(特開2015−48908)においては、摩擦抵抗の合力中心を駆動力の中心に一致させることで高精度なスライダ装置を実現している。
特許文献1(特開2015−48908)に開示のすべり案内装置を簡単に説明する。
図1は、特許文献1(特開2015−48908)に開示のすべり案内装置の構成図である。
断面矩形のガイド体2を環囲するようにスライダ3が設けられ、スライダ3はガイド体2に沿ってZ軸方向に移動する。ガイド体2と平行に送りネジ51が設けられ、スライダ3は、送りネジ51に螺合したナット53に連結されている。送りネジ51がモータなどの動力で回転すると、スライダ3がねじ送りによって移動する。
ガイド体2の側面のうち、X軸に垂直な面をX軸基準案内面21およびX軸副案内面22とする。
スライダ3は、X軸基準案内面21に当接するX軸基準摺動パッド31と、X軸副案内面22に当接するX軸副摺動パッド32と、を有する。
このとき、X軸基準摺動パッド31とX軸副摺動パッド32と送りネジ51とが一つの直線上にのるようにし、X軸基準摺動パッド31に生じる摩擦抵抗とX軸副摺動パッド32に生じる摩擦抵抗との合力が送りネジ51の軸線上にのるようにする。したがって、スライダ3がガイド体2に沿って移動するとき、X軸基準摺動パッド31およびX軸副摺動パッド32による摩擦抵抗ではスライダ3にモーメントが発生しない。
ガイド体2の側面のうち、Y軸に垂直な面をY軸基準案内面23およびY軸副案内面24とする。
スライダ3は、Y軸基準案内面23に当接するY軸基準摺動パッド33と、Y軸副案内面24に当接するY軸副摺動パッド34と、を有する。
ここで、送りネジ51は、Y軸基準案内面23に近く、Y軸副案内面24からは遠い。
この状況でもY軸基準摺動パッド33の摩擦抵抗とY軸副摺動パッド34の摩擦抵抗との合力が送りネジ51の軸線上にのるようにしたい。そこで、Y軸基準摺動パッド33がY軸基準案内面23に接触する接触力N33と、Y軸副摺動パッド34がY軸副案内面24に接触する接触力N34と、の比をb/aにする。
(N33/N34=b/a)
ここで、aはY軸基準案内面23と送りネジ51との距離aを表わし、bはY軸副案内面24と送りネジ51との距離bを表わす。これにより、Y軸方向(X軸回り)についてもスライダ3がガイド体2に沿って移動する時の摩擦抵抗の合力が送りネジ51の軸線上にのり、Y軸方向(X軸回り)でもスライダ3にモーメントが発生しない。
なお、接触力N34の調整方法としては、Y軸副摺動パッド34の摺動面の一部にエアポケットを形成し、このエアポケットに適切に調整した圧縮空気(エア)を送り込むことによってなされる。
特開2015−48908号公報
特許文献1(特開2015−48908)の構成を採用すれば確かにスライダ3にモーメントが生じないかもしれないが、設計上の制約が多く、実際にこのすべり案内装置を製造するとなると難しいことも多々ある。
例えば、X軸方向(Y軸回り)のモーメントが発生しないように、X軸基準摺動パッド31とX軸副摺動パッド32と送りネジ51とが一つの直線上にのるようにしなければならないが、送りネジ51の位置によっては難しい制約になる。
送りネジ51がY軸基準案内面23に近すぎると、X軸基準摺動パッド31およびX軸副摺動パッド32はX軸基準案内面21およびX軸副案内面22の縁辺に当接することになる。しかし、摺動パッド31、32が案内面21、22の端に寄り過ぎていては、X軸方向の案内精度を確保するのにバランスが良くない。
また、Y軸副摺動パッド34がY軸副案内面24に接触する接触力N34を圧縮空気の力でちょうどよく減じるというのは難しい調整である。
本発明の目的は、設計上の自由度を確保しながらもスライダの移動方向に伴うヒステリシス誤差を十分に抑制できるスライダ装置およびこのスライダ装置を備えた形状測定装置を提供することにある。
本発明のスライダ装置は、
断面が略矩形状の長手状のコラムと、前記コラムに沿って移動するスライダと、前記コラムと平行に配設され、前記スライダに駆動力を与える駆動ユニットと、を備え、
前記コラムの4つの側面が案内面となっており、4つの側面のうちの一面を第1案内面とし、前記第1案内面に平行な側面を第2案内面とし、前記第1、第2案内面に直交する向きの側面を第3、第4案内面とし、
前記スライダは、
第1案内面を摺動する第1摺動パッドと、
前記第1摺動パッドと対になって前記第2案内面を摺動する第2摺動パッドと、
第3案内面を摺動する第3摺動パッドと、
第3摺動パッドと対になって第4案内面に沿って移動する第4パッドと、を有し、
前記第1摺動パッドと前記第2摺動パッドとを結ぶ仮想線と前記駆動ユニットの駆動軸線との距離はL2(>0)であって、
前記第1摺動パッドと前記第2摺動パッドとに生じる摺動抵抗を用いて、
前記第3摺動パッドと前記第4パッドとによって生じる摺動抵抗の合力を前記駆動ユニットの駆動軸線に一致させる
ことを特徴とする。
本発明の一実施形態では、
前記第4パッドは、プリロード型のエアベアリングであって、
当該第4パッドの静圧軸受面は静圧空気膜を介して前記第4案内面に非接触で対向しており、
当該第4パッドの供給エア圧力を調整することにより、当該第4パッドと対になる前記第3摺動パッドと前記第3案内面との接触部に所定のプリロードを与える
ことが好ましい。
本発明の一実施形態では、
前記第3案内面と前記駆動ユニットの駆動軸線との距離はL1であり、
前記第1摺動パッドと、前記第1摺動パッドと対になる前記第2摺動パッドとは、前記駆動軸線を通るYZ面に対称であり、
前記第1摺動パッドおよび前記第2摺動パッドのそれぞれの個数をmとし、前記第1摺動パッドおよび前記第2摺動パッドの各パッドの垂直抗力をN1とし、
前記第1摺動パッドおよび前記第2摺動パッドの各パッドと前記第1案内面および前記第2案内面との摩擦係数をμとし、
前記第3摺動パッドの個数をkとし、前記第3摺動パッドの各パッドの垂直抗力をN3とし、
前記第3摺動パッドの各パッドと前記第3案内面との摩擦係数をμとするとき、
k・μ・N3・L1=2・m・μ・N1・L2
を満たす
ことが好ましい。
なお、第1摺動パッドと第2摺動パッドとに生じる摩擦力の総和は2・m・μ・N1となり、第3摺動パッドに生じる摩擦力はk・μ・N3となる。
そして、上式を満たすように、前記第1摺動パッドおよび前記第2摺動パッドの少なくとも一方を与圧するようにする。
さらに/または、上式を満たすように、前記第4パッドへの供給エア圧力を調整して、前記第3摺動パッドに与えるプリロードを調整する。
本発明の形状測定装置は、
測定対象物の表面を検出するプローブヘッドを保持した測定本体部を前記スライダ装置の前記スライダに連結した
ことを特徴とする。
特許文献1(特開2015−48908)に開示のすべり案内装置の構成図である。 形状測定装置の主要部を示す図である。 図2中のIII−III線におけるZ軸移動機構の断面図である。 Z軸移動機構のYZ面における断面図である。 エアベアリングの断面図である。
本発明の実施形態を図示するとともに図中の各要素に付した符号を参照して説明する。
(第1実施形態)
本発明に係るスライダ装置の第1実施形態を説明する。
スライダ装置は、例えば、真円度測定装置や表面粗さ測定装置などの高精度かつ高分解能な精密測定装置である形状測定装置の移動機構の一部として、例えば、Z軸移動機構として採用されるものである。
本実施形態のスライダ装置(Z軸移動機構)を採用すると、X方向やZ方向に測定子を移動させながらの連続した高精度測定が可能になり、円錐の側面を連続的にトレースしたり、円柱をスパイラル軌道でトレースしたりすることができるようになる。
図2に形状測定装置100の主要部を示す。
形状測定装置100は、測定本体部110と、測定本体部110をZ軸方向に昇降させるZ軸移動機構200と、を備えている。
形状測定装置100は、表面粗さ測定装置と言われることもあり、また、この形状測定装置100を回転テーブルと組み合わせれば真円度測定装置になる。
測定本体部110は、測定対象物の表面を接触または非接触で検出するプローブヘッド111と、プローブヘッド111を保持するヘッドホルダ114と、ヘッドホルダ114を支持しながらX軸方向に進退するXアーム115と、Xアーム115をX方向に進退させるX駆動部116と、を有する。
なお、三次元直交座標系の座標軸を図2中に示すようにとる。座標系の取り方については後に詳しく説明する。
プローブヘッド111は、先端に測定子113を有するスタイラス112を傾動可能に支持している。プローブヘッド111は、スタイラス112の微小変位を検出するセンサを内蔵しており、これにより、プローブヘッド111は測定子113と測定対象物との接触を検知する。
Xアーム115はX駆動部116によりX方向に進退する。X駆動部116には、Xアーム115の移動量を検出するエンコーダが内蔵されている。
Z軸移動機構(スライダ装置)200は、測定本体部110をZ軸方向に移動させるにあたって、測定本体部110がX軸方向およびY軸方向に意図しない変位をすることを極力抑制し、測定本体部110の高精度なZ軸方向への直線移動を実現するためのものである。
Z軸移動機構200は、Z軸方向に長さをもつ長手状で縦型のZ軸コラム210と、Z軸方向の駆動力を発生させるZ駆動ユニット220と、Z軸コラム210に沿って移動するZスライダ230と、を備える。
図3は、図2中のIII−III線におけるZ軸移動機構200の断面図である。なお、図面が見やすくなるように、一部ハッチングを省略した。
Z軸コラム210は、断面が矩形の長手状のコラムであり、4面それぞれがZスライダ230のスライド移動を案内する案内面となっている。詳しくいうと、Z軸コラム210の一面、具体的にはY軸(−)側の側面にZ軸に沿った凹状の溝216が設けられ、この溝216内にZ駆動ユニット220が配設されている。
ここで、Z軸コラム210においてX軸と交差する一対の側面のうち、X軸(−)側の側面を第1案内面211とし、X軸(+)側の側面を第2案内面212とする。第1案内面211および第2案内面212は、YZ面に平行である。
Z軸コラム210においてY軸と交差する一対の側面のうち、Y軸(−)側の側面を第3案内面213とし、Y軸(+)側の側面を第4案内面214とする。第3案内面213および第4案内面214は、XZ平面に平行である。したがって、第3案内面213および第4案内面214は、第1案内面211および第2案内面212に対して直交する向きの側面である。
Z駆動ユニット220は、前述のように、Z軸コラム210のZ軸に沿った溝216内に配設されている。
Z駆動ユニット220は、Z軸方向に長さを有する送りネジ221と、送りネジ221に螺合するナット223と、送りネジ221を回転駆動させるモータ222と、を備える。
ナット223はナットジョイント246を介してZスライダ230に連結されており、送りネジ221とナット223との螺合により、Zスライダ230はZ軸方向にネジ送りされる。
ここで、本実施形態の説明のために用いる3軸直交座標系では、Z駆動ユニット220の中心軸(駆動軸線)をZ軸とする。言い換えると、送りネジ221の中心線(駆動軸線)と座標系のZ軸とが一致している。そして、送りネジ221の中心線(つまり座標系のZ軸)がX軸とY軸の交点を通る。
Zスライダ230は、Zスライダ本体部240と、Z軸コラム210の各案内面に対して対向するように配置された案内機構260と、を備える。
Zスライダ本体部240は、四角筒形状で、Z軸コラム210を囲むように配設されている。
いま、Zスライダ本体部240の4つの側壁に対してそれぞれ名前を付けることにする。
Zスライダ本体部240のX軸(−)側の側壁を第1側壁241とする。
同様に、X軸(+)側の側壁を第2側壁242とし、Y軸(―)側の側壁を第3側壁243とし、Y軸(+)側の側壁を第4側壁244とする。
さらに、Zスライダ本体部240の4つの内側面に対してそれぞれ名前を付ける。
第1側壁241の内側面を第1内側面251とし、第2側壁242の内側面を第2内側面252とし、第3側壁243の内側面を第3内側面253とし、第4側壁244の内側面を第4内側面254とする。
Z軸コラム210の各案内面211−214とZスライダ本体部240の各内側面251−254とは対向しており、具体的には、Z軸コラム210の第1案内面211に対してZスライダ本体部240の第1内側面251が対向しており、第2案内面212に対してZスライダ本体部240の第2内側面252が対向しており、第3案内面213に対してZスライダ本体部240の第3内側面253が対向しており、第4案内面214に対してZスライダ本体部240の第4内側面254が対向している。
Zスライダ本体部240は、第3内側面253においてZ軸コラム210の溝216内に向けて突設されたナットジョイント246を有する。ナットジョイント246がナット223と固定的に連結され、Zスライダ230とナット223とが一体的に移動するようになっている。
Zスライダ本体部240のY軸(−)側の側壁、つまり第3側壁243の外側面に測定本体部110が連結されている。
いま、Zスライダ230と測定本体部110とが一体的になったユニットがZ方向に昇降する移動体となるので、Zスライダ230と測定本体部110とを一体的に考えたユニットをZ移動体400と称することにする。そして、Z移動体400の重心点が送りネジ221の中心線に一致にするように、Z軸移動機構200は設計されている。
設計の考え方の順番としては、測定本体部110の設計がまずあり、続いて、Zスライダ230を設計し、Zスライダ230と測定本体部110とを一体的に考えたZ移動体400の重心を求める。(このZスライダ230には案内機構260も含む。)
この重心の位置に送りネジ221の中心線が配設されるように、Z軸コラム210に溝216を設ける。
Z移動体400の重心が送りネジ221の中心線に一致にしていれば、Z駆動ユニット220の動力がZ移動体400に作用するときでもZ移動体400にモーメントは発生しない。
ただし、送りネジ221は、Z軸コラム210のX軸方向の幅の中心に位置させる。これは、後述する摩擦抵抗(X軸方向の摩擦抵抗)のバランスをとるための処置である。
また、Y軸方向でみたとき、送りネジ221はZ軸コラム210の第3案内面213に近く、第4案内面214からは遠い。送りネジ221と第3案内面213との距離をL1で表わすことにする。
案内機構260は、Zスライダ230とZ軸コラム210との間の滑動性能を高精度にするためのものであり、Zスライダ230がZ軸コラム210の各案内面に沿った移動を高精度に案内(ガイド)する。
案内機構260の機能としては、
(1)摺動するもの同士の耐摩耗性を確保すること、
(2)振動外乱に対する十分な剛性と減衰性を有すること、
(3)摩擦抵抗をできるだけ小さくすること、
(4)摩擦抵抗がZ移動体400の不要な回転を生まないようにすること、が求められる。
上記の(4)の機能は、言い換えると、摩擦抵抗の合力の中心をZ軸駆動ユニット220の駆動軸、および、Z移動体400の重心に一致させることと等価である。
案内機構260は、第1内側面251に配置された第1摺動パッド261と、第2内側面252に配置された第2摺動パッド262と、第3内側面253に配置された第3摺動パッド263と、第4側壁244に配置されたエアベアリング(第4パッド)300と、を備える。
第1摺動パッド261は、第1内側面251においてZ方向に所定距離(Lz)をあけて2つ設けられている。第2摺動パッド262は、第2内側面252においてZ方向に所定距離(Lz)をあけて2つ設けられている。
なお、図3においては、第1摺動パッド261および第2摺動パッド262はそれぞれ1つずつ表れている。第1摺動パッド261と第2摺動パッド262とは、YZ面を対称面として対称に配置されており、X軸方向においてZ軸コラム210を互いに反対側から挟んでいる。
ここで、互いに対になる第1摺動パッド261と第2摺動パッド262とを結んだ仮想直線はX軸に平行である。
ただし、特許文献1(特開2015−48908号公報)とは違って、第1摺動パッド261と第2摺動パッド262とを結ぶ線上に送りネジ221が位置していない。
Zスライダ230のX軸方向の案内精度を確保するのにバランスがよくなるように、第1、第2内側面251、252においてY軸方向の中央部領域に適切に第1摺動パッド261と第2摺動パッドとが配設されればよい。
ここで、対になる第1摺動パッド261と第2摺動パッド262とを結んだ仮想直線と送りネジ221との間の距離をL2で表わす。すると、第1摺動パッド261と第2摺動パッド262とを結んだ仮想直線と第3案内面213との距離は、"L1+L2"となる。(L1は、送りネジ221と第3案内面213との距離。)
第2摺動パッド262の背面にはプリロード調整バネ270が設けられている。
プリロード調整バネ270の圧縮量の調整により、第2摺動パッド262には適切な与圧N1が与えられている。そして、第2摺動パッド262の与圧N1の反力として、対になる第1摺動パッド261に与圧N1が与えられる。したがって、X軸方向において、"N1×2"の力が互いに向き合ってZ軸コラム210を押していることになる。
第3摺動パッド263は、第3内側面253において4つ配置されている。
図3および図4に表れるように、4つの第3摺動パッド263は、X軸方向にLxの間隔をあけ、Z軸方向にLzの間隔をあけて配置されている。
なお、4つの第3摺動パッド263は、YZ面を対称面として対称の位置にある。
いま、4つの第3摺動パッド263は第3案内面213に接触し、それぞれの第3摺動パッド263は接触力N3でZ軸コラム210の第3案内面213を押している。
なお、この接触力N3は、次に説明するエアベアリング300が第4案内面214を押す力N0の反力として発生するものである。
さて、Zスライダ本体部240の第4側壁244に配置されたエアベアリング300について説明する。
エアベアリング300は、Z軸コラム210の第4案内面214に対向しており、Y軸方向において第3摺動パッド263と対になってZ軸コラム210を挟んでいる。
エアベアリング300は、外部から供給される圧縮空気の空気圧を用い、静圧空気膜350を介して非接触にZ軸コラム210の第4案内面214に予圧N0をかける。
エアベアリング300が第4案内面214に与える与圧N0の反力が、対になる4個の第3摺動パッド263に均等に与えられ、4個の第3摺動パッド263のそれぞれに接触力N3が生じる。つまり、Y軸方向において、N0(=N3×4)の力が互いに向き合ってZ軸コラム210を押していることになる。
図5は、エアベアリング300の断面図である。エアベアリング300は、Zスライダ本体部240の第4側壁244に取り付けられるシリンダケース310と、シリンダケース310にスライド可能に設けられた静圧パッド320と、を有する。
シリンダケース310には、凹部が形成され、この凹部がチャンバ311となっている。シリンダケース310の背面に接続された給気パイプ312からチャンバ311に圧縮空気が供給されている。
静圧パッド320は、チャンバ311にスライド可能に嵌め込まれるピストン部321と、第4案内面214に非接触で対向する静圧軸受部331と、を有する。
ピストン部321は、剛性の低いOリング322を介してシリンダケース310のチャンバ311内に保持されている。
静圧軸受部331の第4案内面214に対向する面を静圧軸受面332と称することにする。
静圧パッド320は、ピストン部321から静圧軸受部331を貫通する貫通孔341を有しており、この貫通孔341が静圧軸受面332に開口するときに径が絞られている。つまり、貫通孔341は、絞り342を介して静圧軸受面332から静圧空気膜350が形成される軸受すきまに通じている。
エアベアリング300において、チャンバ311に圧縮空気が供給されると、静圧パッド320がチャンバ311内の空気圧に押され、第4案内面214に向けてプリロードN0を発生する。
いま、ピストン部321の受圧面積をSとし、圧縮空気の空気圧をPsとする。このとき、プリロードN0は次式で表わされる。
N0=S・Ps
なお、このとき発生するプリロードN0は、ピストン部321のY軸方向の位置にかかわらず一定である。
もう少し詳細にいうと、チャンバ311に供給された圧縮空気は、貫通孔341から絞り342を通って噴気し、静圧軸受面332と第4案内面214との間に静圧空気膜350を形成する。
静圧空気膜350の厚みをh、静圧空気膜350の空気圧をPrとし、また、静圧軸受面332の有効面積をAeとする。このとき、次式が成り立つ。
S・Ps=Ae・Pr(=N0)
つまり、静圧空気膜350とチャンバ311とは絞り342を介して通じているところ、静圧空気膜350の空気圧Prと静圧軸受面332の有効面積Aeとの積がプリロードN0(=S・Ps)に等しくなる。静圧軸受面332の有効面積Aeの方がピストン部321の受圧面積Sよりも大きいとすれば(S<Ae)、絞り342から噴気する空気の空気圧は減圧されてPrになる(Pr<Ps)。
したがって、エアベアリング300が第4案内面214に与える与圧(プリロードN0)は、圧縮空気の供給圧Psの調整によってコントロールできる。
このとき、もちろん、静圧軸受面332と第4案内面214との間には厚さhの剛性を有する静圧空気膜350があり、静圧軸受面332と第4案内面214とは直接には接しておらず、静圧軸受面332と第4案内面214との間の摩擦はゼロである。
また、ピストン部321のY軸方向の位置にかかわらずプリロードN0は一定であり、仮に、第4案内面214にうねりがあったり、第4案内面214と第3案内面213との平行度にずれがあったりしても、静圧パッド320は静圧空気膜350の厚みhを維持するようにある程度の自由度をもって第4案内面214に倣う。
さて、以上のような構成を備える本実施形態において、摩擦抵抗の合力がZ移動体400の重心に一致するように調整できることを説明する。
まず、X軸方向における、Z軸コラム210に掛かる力のつり合いを考える。
第1摺動パッド261と第2摺動パッド262とはともにZ方向に所定距離(Lz)を開けてそれぞれ2つずつ配置され、それぞれ"2×N1"の力でZ軸コラム210の案内面211、212を押し、X軸方向の力が釣り合っている。
ここで、Z軸移動機構200からの駆動力がZ移動体400に作用するとき、摩擦係数をμとして、2・μ・(2×N1)の摩擦力がZ移動体400に掛かる。
また、Y軸方向においては、4つの第3摺動パッド263がZ軸コラム210の案内面213を押している。
4つの第3摺動パッド263がZ軸コラム210を押す力は、対になるエアベアリング300のプリロードN0の反力であり、"N3×4"(=N0)である。すると、摩擦係数をμとして、μ・(N3×4)の摩擦力がZ移動体400に掛かる。
なお、エアベアリング300とZ軸コラム210(第4案内面214)とは非接触であるから、エアベアリング300とZ軸コラム210(第4案内面214)との間の摩擦はゼロである。
さて、送りネジ221(つまりZ軸)と第3案内面213との距離をL1と表わした。
また、第1摺動パッド261と第2摺動パッド262とを結んだ仮想直線と送りネジ221(つまりZ軸)との間の距離をL2と表わした。このとき、摩擦力μ(N1×4)と摩擦力μ(N3×4)とによってX軸回りに生じるモーメントは、次式で表わされる。
M=4・(μ・N3)・L1−4・(μ・N1)・L2
いま、Z移動体400に生じるX軸回りのモーメントをゼロにするとは、上式のモーメントMがゼロになるように調整することを意味している。
0=4・(μ・N3)・L1−4・(μ・N1)・L2
したがって次式を得る。
N3・L1=N1・L2
これらパラメータL1、L2、N1、N3はもちろん調整できる。
(A)L1はZ移動体400の重心および送りネジ221の位置に関係する。
(B)L2は第1、第2摺動パッド261、262の位置に関係する。
(C)N1は、第2摺動パッド262のプリロード調整バネ270に関係する。
(D)N3は、エアベアリング300に供給する圧縮空気圧Psに関係する。
ただし、各パラメータの値を調整できるとしても、調整の自由度や難易度には当然に差がある。
測定装置の設計製作の手順に照らしてみれば、(D)>(C)>(B)>(A)の順で変更し易いパラメータであると言える。
まず、Z移動体400の重心および送りネジ221の位置L1を決め、第1、第2摺動パッド261、262の位置L2を決める。これらは、測定本体部110の重量バランスや、第1、第2摺動パッド261、262によるX軸方向の案内精度を考慮して最適に決定すればよい。
その上で、第2摺動パッド262のプリロード調整バネ270(N1)およびエアベアリング300に供給する圧縮空気圧Ps(N0)を決めればよい。このように、設計上の自由度を確保しながらもZスライダ230の移動方向に伴うヒステリシス誤差を十分に抑制することができるようになる。
なお、第1、第2摺動パッド261、262の位置(L2)は適宜決定すればよいのであるが、"L2>0"であることが必要である。
第1、第2摺動パッド261、262によって生じる摩擦抵抗"μ(N1×4)"は、第3摺動パッド263に生じる摩擦抵抗μ(N3×4)とバランスをとって、摩擦抵抗の合力の中心を調整するのに必要不可欠であるからである。
したがって、第1、第2摺動パッド261、262は、送りネジ221(つまりZ軸)を間にして、第3摺動パッド263と反対側に配置されている必要がある。
もちろん、特許文献1(特開2015−48908号公報)のようにX軸方向の2つのパッドと送りネジ(Z軸)とが一直線上にのっていてはいけない。
本実施形態では、エアベアリング300はZ軸コラム210に対して非接触であるから、その摩擦力はゼロである。したがって、従来(例えば、特許文献1(特開2015−48908号公報))のように総ての摺動パッドがZ軸コラム210に接触している構成に比べれば、摩擦力の合計(摺動抵抗)がその分小さくなる。
摺動抵抗(摩擦抵抗)が小さくなる分、Z軸移動機構200への負担が減じられ、Z移動体400の駆動制御をより円滑に行うことを可能にし、Zスライダ230の変形が抑制されることにより、スライダ装置としての案内精度が向上する。
また、従来(特許文献1(特開2015−48908号公報))の構成では、Y軸副摺動パッドがY軸副案内面に接触する接触力N34を圧縮空気の力でちょうどよく減じるとする。しかし、Y軸副案内面の微小なうねりや、表面あらさ状態や潤滑状態の不均一性がある場合、接触を伴う限り、摺動抵抗にも場所に依存した変動を生じるため、接触力N34の調整に困難を伴う。さらに、この変動はそのままX軸回りのモーメントになり、スライダには意図しない微小な回転が生じることになる。
この点、本実施形態では、エアベアリング300は第4案内面214にそもそも接触しない。そして、Z軸コラム210の第3案内面213および第4案内面214の面精度が多少誤差を持っていても、静圧パッド320が形成する静圧空気膜350による平均化の機能によって常に一定のプリロードN0で第4案内面214を押すことができる。このことは、Z軸コラム210の仕上げ加工や装置全体の組立調整の難易度を下げ、コスト低減にも繋がる。
なお、本発明は上記実施形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
上記の説明においては、エアベアリング300を採用し、エアベアリング300の摩擦力はゼロであるとした。
ここで、エアベアリング300に代えて、特許文献1(特開2015−48908)に開示されたY軸摺動パッドを採用することもできる。Y軸副摺動パッドの摺動面の一部にエアポケットを形成し、このエアポケットに適切に調整した圧縮空気を送り込んで、Y軸副摺動パッドと第4案内面214との接触力(すなわち摩擦力)を調整するようにしてもよい。その上で、第1摺動パッド、第2摺動パッド、第3摺動パッドおよびY軸副摺動パッドに生じる摩擦力の合力がZ移動体400の重心にくるようにする。
いま、第4案内面214と送りネジ221との距離をL3とおく。さらに、Y軸副摺動パッドと第4案内面214との接触力をN34で表わす。このとき、モーメントを表現する式は次のようになる。
0=4・(μ・N3)・L1−4・(μ・N1)・L2−(μ・N34)・L3
この式を満たすようにバランスよく設計すればZ移動体400にはモーメントが発生しない。
ここでポイントになるのは、第1、第2摺動パッド261、262に生じる摩擦力(4・(μ・N1))も用いてX軸回りのモーメントをゼロに調整している点にある。
このことは、第1、第2摺動パッドの位置の自由度を確保するとともに、Y軸副摺動パッドに送り込む空気圧の調整だけに頼らず、バランスの安定性に寄与する。
上記実施形態では、スライダ装置としてZ方向への移動(Z軸移動機構)を例示したが、本発明はもちろん横向き(水平方向)のスライダ装置にも適用できる。
100…形状測定装置、
110…測定本体部、111…プローブヘッド、112…スタイラス、113…測定子、114…ヘッドホルダ、115…アーム、116…X駆動部、
200…Z軸移動機構、
210…Z軸コラム、211…第1案内面、212…第2案内面、213…第3案内面、214…第4案内面、216…溝、
220…Z駆動ユニット、
221…送りネジ、222…モータ、223…ナット、
230…Zスライダ、240…Zスライダ本体部、
241…第1側壁、242…第2側壁、243…第3側壁、244…第4側壁、
246…ナットジョイント、
251…第1内側面、252…第2内側面、253…第3内側面、254…第4内側面、
260…案内機構、
261…第1摺動パッド、262…第2摺動パッド、263…第3摺動パッド、270…プリロード調整バネ、
300…エアベアリング(第4パッド)、
310…シリンダケース、311…チャンバ、312…給気パイプ、320…静圧パッド、321…ピストン部、322…Oリング、331…静圧軸受部、332…静圧軸受面、341…貫通孔、342…絞り、350…静圧空気膜、
400…Z移動体。

Claims (4)

  1. 断面が矩形の長手状のコラムと、前記コラムに沿って移動するスライダと、前記コラムと平行に配設され、前記スライダに駆動力を与える駆動ユニットと、を備え、
    前記コラムの4つの側面が案内面となっており、4つの側面のうちの一面を第1案内面とし、前記第1案内面に平行な側面を第2案内面とし、前記第1、第2案内面に直交する向きの側面を第3、第4案内面とし、
    前記スライダは、
    第1案内面を摺動する第1摺動パッドと、
    前記第1摺動パッドと対になって前記第2案内面を摺動する第2摺動パッドと、
    第3案内面を摺動する第3摺動パッドと、
    第3摺動パッドと対になって第4案内面に沿って移動する第4パッドと、を有し、
    前記第1摺動パッドと前記第2摺動パッドとを結ぶ仮想線と前記駆動ユニットの駆動軸線との距離はL2(>0)であって、
    前記第1摺動パッドと前記第2摺動パッドとに生じる摺動抵抗を用いて、
    前記第3摺動パッドと前記第4パッドとによって生じる摺動抵抗の合力を前記駆動ユニットの駆動軸線に一致させる
    ことを特徴とするスライダ装置。
  2. 請求項1に記載のスライダ装置において、
    前記第4パッドは、プリロード型のエアベアリングであって、
    当該第4パッドの静圧軸受面は静圧空気膜を介して前記第4案内面に非接触で対向しており、
    当該第4パッドの供給エア圧力を調整することにより、当該第4パッドと対になる前記第3摺動パッドと前記第3案内面との接触部に所定のプリロードを与える
    ことを特徴とするスライダ装置。
  3. 請求項2に記載のスライダ装置において、
    前記第3案内面と前記駆動ユニットの駆動軸線との距離はL1であり、
    前記第1摺動パッドと、前記第1摺動パッドと対になる前記第2摺動パッドとは、前記駆動軸線を通るYZ面に対称であり、
    前記第1摺動パッドおよび前記第2摺動パッドのそれぞれの個数をmとし、前記第1摺動パッドおよび前記第2摺動パッドの各パッドの垂直抗力をN1とし、
    前記第1摺動パッドおよび前記第2摺動パッドの各パッドと前記第1案内面および前記第2案内面との摩擦係数をμとし、
    前記第3摺動パッドの個数をkとし、前記第3摺動パッドの各パッドの垂直抗力をN3とし、
    前記第3摺動パッドの各パッドと前記第3案内面との摩擦係数をμとするとき、
    k・μ・N3・L1=2・m・μ・N1・L2
    を満たす
    ことを特徴とするスライダ装置。
  4. 測定対象物の表面を検出するプローブヘッドを保持した測定本体部を請求項1から請求項3のいずれかに記載のスライダ装置の前記スライダに連結した
    ことを特徴とする形状測定装置。
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