JP6770282B2 - 歯科矯正用インプラント装置に用いられるベース部材 - Google Patents

歯科矯正用インプラント装置に用いられるベース部材 Download PDF

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Description

本発明は、歯科矯正用インプラント装置に用いられるベース部材に関する。
歯科矯正においては、移動させたい歯に対して前後左右、傾斜、回転などの三次元的な矯正力を与えることで歯並びを整えている。歯に矯正力を与えるには、歯にブラケットを固定し、基準にする歯のブラケットと移動させたい歯のブラケットとの間にワイヤー等を取り付け、ワイヤーを締めていく。ワイヤーの取り回し、締め付け方などを調整することで、所望の方向へ矯正力を与えるようにしている。
歯科矯正用のインプラント装置においては、口腔内の骨にスクリューやアンカーを埋め込み、このスクリュー等を固定端として所望の歯に矯正力を与える。埋め込まれたスクリュー等にプレートやワイヤー等が固定され、このプレートやワイヤー等を介して歯に矯正力を与えている(例えば、特許文献1〜6参照)。また、歯科矯正用支持体として固定部を顎骨に固定し、露出部を口腔内に露出させる構成が開示されている(例えば、特許文献7、8参照)。
特表2011−519299号公報 特表2009−513228号公報 特開2006−314419号公報 特開2004−97787号公報 特開2001−187071号公報 特表平10−507387号公報 特開2004−174278号公報 特開2004−136134号公報
矯正器具の取り付けは、少なからず患者への負担を強いることになる。また、治療を行う医師の作業負担の軽減は、治療時間の短縮や、的確かつ安定した処置に繋がる。これにより、医師のみならず患者への負担も軽減される。歯科矯正のなかでも、インプラント装置では口腔内の骨にスクリュー等を埋め込む処置が必要なため、負担軽減や高い確実性が求められる。特に、埋め込んだスクリューの緩みの抑制は重要であり、患者ごとに異なる口腔内の形状や歯の状態に対応して的確にワイヤー等の器具を取り付けるスキルも必須である。
本発明は、歯科矯正用インプラント装置において、容易かつ確実に矯正器具を取り付けることができるベース部材を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、歯科矯正用インプラント装置に用いられ、口腔内の骨に埋め込まれた複数のスクリューに固定されるベース部材である。複数のスクリューのそれぞれは、骨に埋め込まれるねじ部と、口腔内で露出する多角柱頭部とを有する。ベース部材は、多角柱頭部と係合可能に設けられた少なくとも3つの係合孔を有する。少なくとも3つの係合孔の相対位置は、少なくとも3つの係合孔のそれぞれに挿通されて固定される3つのスクリューが上面視で同一直線上に並ばない配置となるように設定される。
このような構成によれば、少なくとも3つの係合孔とスクリューとの係合によって、ベース部材を口腔内に3点支持によって安定して固定することができる。この際、スクリューの多角柱頭部と係合孔とが係合してスクリューの回転が抑制されるため、スクリューを押さえておく必要なく多角柱頭部にボルトを締め付けることができる。
上記ベース部材において、複数のスクリューは、第1、第2および第3スクリューを有し、ベース部材は、第1ベース部、第2ベース部および第3ベース部を有していてもよい。第1ベース部は、第1スクリューの多角柱頭部と係合可能に設けられた第1係合孔を有する。第2ベース部は、第2スクリューの多角柱頭部と係合可能に設けられた第2係合孔とを有する。第3ベース部は、第1係合孔の中心と第2係合孔の中心とを結ぶ直線上に並ばず、第3スクリューの多角柱頭部と係合可能に設けられた第3係合孔を有する。
このような構成によれば、第1、第2および第3係合孔のそれぞれと、第1、第2および第3スクリューのそれぞれと係合することにより、ベース部材を口腔内に3点支持によって安定して固定することができる。
上記ベース部材において、第1ベース部と第2ベース部との間、および第1ベース部と第3ベース部との間の少なくとも一方に設けられた可撓性を有する連結部をさらに備えていてもよい。これにより、連結部によって接続された両ベース部の位置関係を調整しやすくなる。すなわち、複雑な口腔内の形状に沿わせてベース部材の位置や角度を合わせ込み、ベース部材を固定した後は口腔内に密着させて、しっかりと固定することができる。
上記ベース部材において、連結部は、第1方向に延在する第1腕部分と、第1腕部分に接続され第1方向とは異なる第2方向に延在する第2腕部分と、を有していてもよい。これにより、連結部の各腕部分の伸びる方向の軸周り、この軸と直交する方向への変形を容易に行うことができることになる。
上記ベース部材において、連結部は、第2腕部分に接続され、第2腕部分に対して第1腕部分が接続されている側に延在する第3腕部分をさらに有していてもよい。これにより、第1〜第3腕部分の3つの腕部分によって、2つの腕部分の場合よりも多くの軸を基準とした変形を行うことができるようになる。
上記ベース部材において、第1、第2および第3係合孔の少なくとも1つは長孔になっていてもよい。長孔によって、長孔の方向および範囲においてスクリューの位置ずれを吸収して、ベース部材を確実に取り付けることができる。
上記ベース部材において、第1、第2および第3ベース部の少なくともいずれかに接続され、補助具を着脱可能に固定する固定部をさらに備えていてもよい。これにより、ベース部材を取り付けたまま、補助具のみを交換することができる。
本発明によれば、歯科矯正用インプラント装置において、容易かつ確実に矯正器具を取り付けることができるベース部材を提供することが可能になる。
本実施形態に係るベース部材の構成を例示する斜視図である。 本実施形態に係るベース部材の構成を例示する平面図である。 (a)〜(c)は、インプラント装置の取り付けについて説明する模式図である。 (a)〜(c)は、ベース部の位置関係および回転角度について説明する模式図である。 (a)〜(c)は、他のベース部材の例を示す模式平面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、同一の部材には同一の符号を付し、一度説明した部材については適宜その説明を省略する。
(インプラント装置およびベース部材の構成)
図1は、本実施形態に係るベース部材の構成を例示する斜視図である。
図1には、ベース部材1とともにインプラント装置(構造)100の分解斜視図が示される。
図2は、本実施形態に係るベース部材の構成を例示する平面図である。
歯科矯正用のインプラント装置100は、口腔P内の骨に埋め込まれるスクリュー5と、このスクリュー5に固定されるベース部材1と、ベース部材1に取り付けられる補助具9とを備える。本実施形態に係るベース部材1は、複数のスクリュー5に固定して使用されるものである。補助具9は矯正方法に合わせて適宜選択される。例えば、補助具9には、プレート型の補助具9Aやワイヤー型の補助具9Bが挙げられる。
スクリュー5は、口腔P内の骨に埋め込まれるねじ部51と、口腔P内に露出する多角柱頭部52とを有する。ねじ部51は例えばスクリュー形状になっており、骨にねじ込むことができるようになっている。スクリュー5の材料には、生体親和性に優れた材料として、例えば純チタンおよびチタン合金等のチタン系材料やステンレス合金などが用いられる。
多角柱頭部52の外形は正多角柱(例えば、六角柱)になっている。多角柱頭部52の中心には雌ねじが設けられており、後述するボルト7を締め付けられるようになっている。ねじ部51と多角柱頭部52との間にはフランジ部53が設けられている。スクリュー5を口腔P内の骨に埋め込む際、フランジ部53の下面が口腔Pの表面に当接する位置までスクリュー5が埋設される。
本実施形態では、少なくとも3つのスクリュー5が口腔P内の骨に埋め込まれている。少なくとも3つのスクリュー5は、第1スクリュー5A、第2スクリュー5Bおよび第3スクリュー5Cを含む。以下の説明において、第1スクリュー5A、第2スクリュー5Bおよび第3スクリュー5Cを区別しない場合にはスクリュー5と称することにする。
ベース部材1は、複数のスクリュー5に固定される。ベース部材1の材料には、スクリュー5と同様、生体親和性に優れた材料として、例えば純チタンおよびチタン合金等のチタン系材料やステンレス合金などが用いられる。ベース部材1には、少なくとも3つの係合孔hが設けられる。係合孔hは、スクリュー5の多角柱頭部52と係合可能に設けられる。係合孔hの開口形状は、多角柱頭部52が嵌まった際に多角柱頭部52の回転を抑制できる形状であればよい。例えば、多角柱頭部52の外形と対応した正多角形(例えば、六角形)や、多角柱頭部52の外形の互いに平行な一対の辺の間隔とほぼ等しい間隔を有する長孔となっている。少なくとも3つの係合孔hは、同一直線上にそれぞれの中心が並ばないように配置される。
本実施形態においてベース部材1は、第1ベース部11と、第2ベース部12と、第3ベース部13とを有する。第1ベース部11は、第1スクリュー5Aの多角柱頭部52と係合可能に設けられた第1係合孔11hを有する。第2ベース部12は、第2スクリュー5Bの多角柱頭部52と係合可能に設けられた第2係合孔12hを有する。第3ベース部13は、第3スクリュー5Cの多角柱頭部52と係合可能に設けられた第3係合孔13hを有する。以下の説明において、第1係合孔11h、第2係合孔12hおよび第3係合孔13hを区別しない場合には係合孔hと称することにする。
ここで、第1係合孔11hの中心と第2係合孔12hの中心とを結ぶ直線を直線CLと称する。第3係合孔13hの中心は、この直線CL上には配置されない。すなわち、第1係合孔11hの中心、第2係合孔12hの中心および第3係合孔13hの中心の3点は、同一平面に含まれることになる。
本実施形態において、説明の便宜上、直線CLに沿った方向を第1方向D1、第1方向D1と直交する方向の1つを第2方向D2、第1方向D1および第2方向D2と直交する方向を第3方向D3と称することにする。
ベース部材1における複数の係合孔hのうち少なくとも1つは長孔になっている。本実施形態のベース部材1では、第2係合孔12hおよび第3係合孔13hが第1方向D1に伸びる長孔になっている。第1係合孔11hの開口形状は正六角形である。
ベース部材1をスクリュー5に固定するにはボルト7が用いられる。すなわち、複数のスクリュー5の各多角柱頭部52をベース部材1の各係合孔hに嵌め込み、多角柱頭部52の中心に設けられた雌ねじにボルト7を締め付ける。これにより、スクリュー5のフランジ部53とボルト7との間でベース部材1が挟み込まれる。
この際、係合孔hが長孔になっていることで、口腔P内の骨に埋め込んだスクリュー5の位置にばらつきが生じても、長孔によってそのばらつきを吸収してベース部材1を取り付けることができる。また、スクリュー5の多角柱頭部52を係合孔hに嵌め込むと多角柱頭部52の回転が抑制されるため、スクリュー5を押さえておくことなくボルト7だけを回転させて締め付けを行うことができる。
ベース部材1において、第1ベース部11と第2ベース部12との間、および第1ベース部11と第3ベース部13との間の少なくとも一方には、可撓性を有する連結部20が設けられる。本実施形態では、第1ベース部11と第2ベース部12との間に第1連結部21が設けられ、第1ベース部11と第3ベース部13との間に第2連結部22が設けられる。以下の説明において、第1連結部21および第2連結部22を区別しない場合には連結部20と称することにする。
連結部20が可撓性を有することによって、連結部20は、第1ベース部11、第2ベース部12および第3ベース部13よりも撓みやすくなっている。この撓みを生じさせるため、連結部20は所定の取り回し形状に設けられている。したがって、連結部20によって連結される2つのベース部の間には隙間が設けられ、直接(最短距離で)接続されていない。
具体的には、連結部20は、第1腕部分201、第2腕部分202および第3腕部分203を有する。第1腕部分201は第2方向D2に延在し、第2腕部分202は第1方向D1に延在する。第3腕部分203は第2腕部分202に対して第1腕部分201が接続されている側に延在する。この第1腕部分201、第2腕部分202および第3腕部分203によって、連結部20は第3方向D3にみて略U字型に屈曲している。
第1連結部21においては、第1ベース部11の側面から第1腕部分201が第2方向D2に延在し、第1腕部分201の先端から第2腕部分202が第1方向D1に延在する。そして、第2腕部分202の先端から第3腕部分203が第2方向D2に延在して第2ベース部12の側面に接続される。
第2連結部22においては、第1ベース部11の第1連結部21とは反対側の側面から第1腕部分201が第2方向D2に延在し、第1腕部分201の先端から第2腕部分202が第1方向D1に延在する。そして、第2腕部分202の先端から第3腕部分203が第2方向D2に延在して第3ベース部13の側面に接続される。
連結部20の幅や断面形状、材料などによって弾性(可撓性)が設定される。第1連結部21および第2連結部22の可撓性によって、第1ベース部11と第2ベース部12との間、および第1ベース部11と第3ベース部13との間の相対的な位置関係を容易に調整することが可能になる。また、第1腕部分201、第2腕部分202および第3腕部分203の取り回しおよび弾性によって、第1ベース部11に対する第2ベース部12の回転角度、および第1ベース部11に対する第3ベース部13の回転角度を容易に調整することが可能になる。この位置関係や回転角度の調整については後述する。
(補助具の取り付け)
補助具9は、ベース部材1に設けられた固定部30に取り付けられる。本実施形態のベース部材1には第1固定部31および第2固定部32が設けられる。以下の説明において、第1固定部31および第2固定部32を区別しない場合には固定部30と称することにする。第1固定部31は第1ベース部11から外方に設けられ、第2固定部32は第2ベース部12から外方に設けられる。
固定部30は第3方向D3に突出する凸部分301を有する。凸部分301の外周には凹凸が形成されている。この凹凸の凸または凹のピッチは一定に設けられる。本実施形態では、凸部分301の中心に対して45度間隔で凸または凹が形成される。また、凸部分301の中心には雌ねじが設けられる。
補助具9には、この凸部分301の外形に対応した孔90hが設けられる。孔90hの内周には、凸部分301の外周の凹凸に対応した凹凸が形成されている。したがって、凸部分301に孔90hを嵌め込むことで、互いの凹凸が噛み合ってベース部材1に対する補助具9の取り付け角度が固定される。補助具9の取り付け角度は、凹凸のピッチ(本実施形態では45度)単位で変えることができる。
凸部分301に孔90hを嵌め込んだ状態で凸部分301の雌ねじにボルト7を締め付ける。これにより、補助具9はボルト7と固定部30との間で挟持され、固定されることになる。
本実施形態のベース部材1では、第1ベース部11に第1固定部31が接続され、第2ベース部12に第2固定部32が接続される。矯正方法に応じて、必要な補助具9を選択して、第1固定部31や第2固定部32に、所望の角度で固定することができる。なお、固定部30の形状は上記に限定されない。固定部30の形状は、補助具9が回転しないように着脱自在に固定できる構造であればよい。
(インプラント装置の取り付け)
図3(a)〜(c)は、インプラント装置の取り付けについて説明する模式図である。
図3では、硬口蓋PLにインプラント装置100を取り付ける例が示される。
先ず、図3(a)に示すように、硬口蓋PLに3つのスクリュー5を埋め込む。スクリュー5のねじ部51は硬口蓋PLの骨(上顎骨)に埋め込まれる。スクリュー5は、フランジ部53の下面が硬口蓋PLの口蓋粘膜に当たる位置まで埋め込まれる。硬口蓋PLにはスクリュー5の多角柱頭部52が露出する状態になる。
本実施形態では、硬口蓋PLの前後方向に所定の間隔で第1スクリュー5Aおよび第2スクリュー5Bが埋め込まれ、第1スクリュー5Aおよび第2スクリュー5Bから左右方向に少し離れた位置に第3スクリュー5Cが埋め込まれる。第1スクリュー5A、第2スクリュー5Bおよび第3スクリュー5Cの埋め込み位置は、ベース部材1の第1係合孔11h、第2係合孔12hおよび第3係合孔13hの位置とほぼ対応した位置である。
次に、図3(b)に示すように、硬口蓋PLに埋め込んだ3つのスクリュー5にベース部材1を取り付ける。すなわち、第1スクリュー5Aの多角柱頭部52を第1ベース部11の第1係合孔11hに嵌め込み、第2スクリュー5Bの多角柱頭部52を第2ベース部12の第2係合孔12hに嵌め込み、第3スクリュー5Cの多角柱頭部52を第3ベース部13の第3係合孔13hに嵌め込む。
この際、3つのスクリュー5と、各係合孔hとの位置関係が僅かにずれていても、係合孔hが長孔になっていることで、その位置ずれを吸収して嵌め込むことができる。また、位置ずれの方向が長孔の方向と異なっていても、連結部20を撓ませることで孔位置を合わせ込むことができる。
3つのスクリュー5にベース部材1を取り付けた後は、各スクリュー5の多角柱頭部52にボルト7を締め付ける。これにより、ベース部材1が3つのスクリュー5に確実に固定されることになる。本実施形態では、直線上に並ばない少なくとも3つのスクリュー5によってベース部材1を固定するため、ベース部材1を3点支持によって安定して固定することができる。また、スクリュー5により固定される前の状態では、第1ベース部11、第2ベース部12および第3ベース部13の相対位置の設定自由度を確保できる程度に可撓性を有していた第1腕部分201、第2腕部分202および第3腕部分203の変形自由度を、3つのスクリュー5によりベース部材1を固定することによって、適切に低下させることができる。
次に、図3(c)に示すように、ベース部材1の固定部30に補助具9を固定する。図示する例では、第1固定部31にワイヤー型の補助具9Bが固定され、第2固定部32にプレート型の補助具9Aが固定される。各補助具9は、固定部30の凸部分301と孔90hとを嵌合することで取り付けられる。そして、凸部分301にボルト7を締め付けることで補助具9を固定部30に固定することができる。
補助具9の使用方法は限定されない。例えば、ワイヤー型の補助具9Bは歯Tに取り付けたバンドやブラケットに締結される。ワイヤー型の補助具9Bは、剛性の高いステンレス合金系のワイヤーを用いて歯Tとベース部材1との相対位置を固定してもよいし、ばね性の高いチタン合金系のワイヤーを用いて適宜湾曲させた状態として補助具9Bによる矯正力(張力や押圧力)を調整して、ベース部材1を基準(固定源)にして歯Tに最適な力を加えてもよい。
本実施形態のベース部材1を用いることで、ベース部材1は固定したまま、補助具9のみを付け替えることができる。すなわち、補助具9はボルト7によって固定部30に固定されているため、ボルト7を外すことでベース部材1を残したまま補助具9だけを取り外すことができる。矯正の方法や進み具合によって異なるタイプの補助具9を使用したい場合、ベース部材1から付け替える必要はなく、補助具9のみを付け替えればよい。これにより、補助具9のみの選択および調整によって歯Tに対して様々な矯正力を与えることができる。本実施形態では、スクリュー5の打ち直しやベース部材1の取り替えを行うことなく、補助具9を取り替えることができ、矯正の過程において患者に対する過度な負担を強いることがなくなる。また、医師による施術の手間も大幅に軽減できることになる。ここで、ベース部材1と補助具9とが一体の場合には、補助具9を外す際にベース部材1も取り外す必要があるところ、この作業は硬口蓋PLに埋め込まれたスクリュー5の締結力を低下させる。このため、補助具9を取り換える回数が増えると、ベース部材1が硬口蓋PLから脱落する可能性が高まってしまう。本実施形態では、ベース部材1を残したまま補助具9だけを脱着でき、上記のようなスクリュー5の締結力低下に起因するベース部材1の脱落のリスクを低減することができる。
また、本実施形態のベース部材1は、直線上に並ばない少なくとも3つのスクリュー5によってしっかり固定されている。このため、補助具9を介して矯正力をかけた場合であってもベース部材1やスクリュー5の緩みの発生を効果的に抑制することができる。一般的には2つのスクリューによってベース部材を固定しているため、2つのスクリューの並ぶ方向以外の方向や、回転方向に力が加わると、ベース部材が動いてしまうことがある。ベース部材の動きや振動などによってスクリューの緩みの誘発につながる。本実施形態のように直線上に並ばない少なくとも3つのスクリュー5によってベース部材1を固定することで、どのような方向に矯正力をかけても、ベース部材1が動いてしまうことがなくなる。これにより、スクリュー5の緩みも抑制できることになる。
また、ベース部材1をしっかり固定できるため、補助具9を取り付ける固定部30の配置における設計自由度が高まる。本実施形態のベース部材1のように、固定部30がスクリュー5による固定位置よりも外側に配置されていると、スクリュー5を中心とした大きな回転モーメントが加わりやすい。特に、補助具9が長いほどスクリュー5に大きな回転モーメントが加わることになる。したがって、2つのスクリューによってベース部材を固定する場合には、2つのスクリューの間(例えば、ベース部材の中央付近)に固定部を配置することが多い。
しかし、本実施形態のように、直線上に並ばない少なくとも3つのスクリュー5によってベース部材1が固定されていると、1つのスクリュー5に加わる回転モーメントを効果的に分散させることができる。このため、ベース部材1の端部(スクリュー5よりも外側)に固定部30を配置しても、ベース部材1およびスクリュー5の緩みを抑制できることになる。したがって、本実施形態では、固定部30のレイアウトの設計自由度が高まる。
(ベース部の位置関係および回転角度)
図4(a)〜(c)は、ベース部の位置関係および回転角度について説明する模式図である。
図4(a)にはベース部材1の斜視図が示され、図4(b)には第2方向D2にみたベース部材1の図が示され、図4(c)には第1方向D1にみたベース部材1の図が示される。
本実施形態のベース部材1においては、第1ベース部11と第2ベース部12との間に第1連結部21が設けられ、第1ベース部11と第3ベース部13との間に第2連結部22が設けられる。この第1連結部21の弾性によって第1ベース部11と第2ベース部12との位置関係および回転角度に自由度が生じる。また、第2連結部22の弾性によって第1ベース部11と第3ベース部13との位置関係および回転角度に自由度が生じる。
連結部20を構成する第1腕部分201、第2腕部分202および第3腕部分203のそれぞれは、腕の延出方向と直交する方向に撓むとともに、腕を中心とした回転方向に捩れる。すなわち、連結部20の各腕部分は、一端を基準とした場合にそれぞれ3軸の自由度を持つことになる。本実施形態のベース部材1では、連結部20によって各ベース部の位置関係および回転角度に自由度を持たせ、口腔Pの様々な形に合わせて的確に取り付けを行うことができる。
例えば、口腔P内の硬口蓋PLは3次元的に湾曲しているとともに、複雑な凹凸形状を有している。この形は患者それぞれで異なっている。このような複雑な形状の口腔P内にベース部材1を固定する場合、連結部20によって各ベース部を撓ませることができるため、スクリュー5の位置ずれや埋め込み角度に対応して各ベース部をスクリュー5に嵌め込むことができるようになる。
例えば、図4(b)に示すように、湾曲している硬口蓋PLに互いに斜めに第1スクリュー5Aおよび第2スクリュー5Bが埋め込まれている場合、第1連結部21を撓ませることで第1スクリュー5Aの軸と直交する方向に第1ベース部11を合わせ、第2スクリュー5Bの軸と直交する方向に第2ベース部12を合わせることできる。
また、例えば、図4(c)に示すように、第1スクリュー5Aおよび第3スクリュー5Cの互いの高さや角度が異なった状態で埋め込まれていても、第2連結部22を撓ませたり、捩ったりすることで、第1スクリュー5Aおよび第3スクリュー5Cのそれぞれの埋め込み方向に対応して第1ベース部11および第3ベース部13のそれぞれの位置および角度を調整することができる。
なお、図4(b)には第1ベース部11と第2ベース部12との位置関係が示され、図4(c)には第1ベース部11と第3ベース部13との位置関係が示されているが、他のベース部間の位置関係でも同様である。
本実施形態のように少なくとも3つのスクリュー5でベース部材1を固定する場合、口腔P内の3次元的な形状に合わせて取り付ける必要が生じる。上記のような連結部20の撓みや捩れを利用することによって、第1ベース部11、第2ベース部12および第3ベース部13の位置や角度を口腔P内の複雑な形状に追従させてベース部材1を確実に固定することができる。
また、連結部20の撓みや捩れを利用して口腔P内にベース部材1を固定した状態では、各スクリュー5に無理な力が加わらないため、固定した後のスクリュー5やボルト7の緩み、ベース部材1のずれは発生しにくい。すなわち、本実施形態のベース部材1では、口腔P内への取り付けの際には口腔P内の形に合わせて自由に調整することができ、施術の負荷を軽減することができる。また、固定した後は、口腔Pの形に追従して(密着して)取り付けられるため、緩みにくく、装着の違和感を少なくすることができる。
なお、第1固定部31における第1ベース部11との接続部分や、第2固定部32における第2ベース部12との接続部分に、くびれや溝(肉薄部分)を設けておいてもよい。これにより、ベース部に対して第1固定部31および第2固定部32を曲げやすくなり、口腔P内の形状に合わせて第1固定部31および第2固定部32の角度を調整しやすくなる。
(他のベース部材の例)
図5(a)〜(c)は、他のベース部材の例を示す模式平面図である。
図5(a)に示すベース部材1Bは、第1ベース部11、第2ベース部12、第3ベース部13および第4ベース部14を有する。各ベース部には係合孔hが設けられる。第1ベース部11、第3ベース部13および第4ベース部14の係合孔hは第1方向D1に伸びる長孔になっている。また、第1固定部31は第1ベース部11の外方に接続され、第2固定部32は第1ベース部11と第2ベース部12との間に設けられる。第1ベース部11と第3ベース部13との間、および第1ベース部11と第4ベース部14との間にはそれぞれ連結部20が設けられる。
このベース部材1Bでは、第1ベース部11の一方側に第3ベース部13が設けられ、他方側に第4ベース部14が設けられる。ベース部材1Bは4つのスクリュー5のそれぞれと第1ベース部11、第2ベース部12、第3ベース部13および第4ベース部14のそれぞれとを固定することによって口腔P内に固定される。ベース部材1Bでは、3つのスクリュー5で固定する場合に比べて強固に取り付けることができる。
また、第2固定部32が第1ベース部11と第2ベース部12との間に設けられているため、補助具9を固定した際にかかる矯正力を、第1ベース部11を固定するスクリュー5と、第2ベース部12を固定するスクリュー5とに分散しやすくなる。したがって、より強い矯正力を加える場合に適した構成となる。
図5(b)に示すベース部材1Cでは、第3ベース部13の伸びる方向が第2方向D2になっている。これに伴い、第3ベース部13に設けられた係合孔hは第2方向D2に伸びる長孔となっている。これにより、第3ベース部13を固定するスクリュー5の位置が第2方向D2にずれた場合のベース部材1Cの取り付け余裕度を高めることができる。
また、第1ベース部11と第3ベース部13との間に設けられた連結部20は、第2方向D2に伸びる第1腕部分201と、第1方向D1に伸びる第2腕部分202とを有し、第1腕部分201の長さは第2腕部分202よりも長い。すなわち、この連結部20は第3方向D3にみて略L字型に設けられている。これにより、第3ベース部13は、第1方向D1および第3方向D3に動きやすくなる。口腔P内の形によっては第3ベース部13の位置を第1方向D1および第3方向D3に多く動かしたい場合もある。このような場合にはベース部材1Cは有効に利用される。なお、スクリュー5(5C)の取り付け位置の第2方向D2への自由度は、第3ベース部13の係合孔hが第2方向D2に長い形状を有していることにより確保される。
図5(c)に示すベース部材1Dでは、第1ベース部11と第3ベース部13との間に設けられた連結部20が4つの腕部分を有している。4つの腕部分は階段状に伸びている。例えば、4つの腕部分は、第1ベース部11から第3ベース部13に向けて、第2方向D2、第1方向D1、第2方向D2、第1方向D1の順に伸びている。これにより、2つおよび3つの腕部分が伸びる構成に比べて、第3ベース部13の可動軸を多くすることができる。
以上説明したように、実施形態によれば、歯科矯正用のインプラント装置100において、容易かつ確実に矯正器具を取り付けることができる係るベース部材1、1B、1Cおよび1Dを提供することが可能となる。
なお、上記に本実施形態およびその具体例を説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。例えば、少なくとも3つの係合孔の中心が同一直線上に並んでいても、少なくとも3つの係合孔のそれぞれに挿通されて固定される3つのスクリュー5が上面視で同一直線上に並ばない配置となるように少なくとも3つの係合孔の相対位置が設定されていればよい。また、ベース部の形状や個数、連結部20の取り回し形状など、上記に説明したもの以外であってもよい。
上記の実施形態では、補助具9を固定するための固定部30はベース部に連設されているが、ベース部同士をつなぐ腕部分に連設されていてもよい。また、腕部分はその可撓性を確保する観点から略U字型を有して腕部分の長さを長くしている場合が多いが、これに限定されない。ベース部間を直線的につないでいてもよいし、略L字型を有していてもよいし、略クランク形状を有していてもよい。各ベース部に設けられる係合孔は平面視で多角形を有しているがこれに限定されない。例えば、長円形(円を一方向に引き延ばした形状)を有していてもよい。スクリュー5の多角柱頭部には雌ねじが設けられているが、雄ねじが設けられていてもよい。この場合には、ボルトに代えてナットを用いてベース部をスクリュー5に対して固定すればよい。同様に、固定部30に設けられている雌ねじは雄ねじであってもよい。この場合も、ボルトに代えてナットを用いて補助具9を固定部30に対して固定すればよい。固定部30の凸部分の外周には凹凸が設けられているが、凸部分の外形は任意である。平面視で、8角形状を有していてもよいし、6角形状を有していてもよい。
また、前述の実施形態またはその具体例に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除、設計変更を行ったものや、実施形態の特徴を適宜組み合わせたものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に包含される。
1,1B,1C,1D…ベース部材
5…スクリュー
5A…第1スクリュー
5B…第2スクリュー
5C…第3スクリュー
7…ボルト
9,9A,9B…補助具
11…第1ベース部
11h…第1係合孔
12…第2ベース部
12h…第2係合孔
13…第3ベース部
13h…第3係合孔
14…第4ベース部
20…連結部
21…第1連結部
22…第2連結部
30…固定部
31…第1固定部
32…第2固定部
51…ねじ部
52…多角柱頭部
53…フランジ部
100…インプラント装置
201…第1腕部分
202…第2腕部分
203…第3腕部分
301…凸部分
90h…孔
CL…直線
D1…第1方向
D2…第2方向
D3…第3方向
P…口腔
PL…硬口蓋
T…歯
h…係合孔

Claims (7)

  1. 歯科矯正用インプラント装置に用いられ、口腔内の骨に埋め込まれた複数のスクリューに固定されるベース部材であって、
    前記複数のスクリューのそれぞれは、前記骨に埋め込まれるねじ部と、前記口腔内で露出する多角柱頭部とを有し、
    前記ベース部材は、前記多角柱頭部と係合可能に設けられた少なくとも3つの係合孔を有し、
    前記少なくとも3つの係合孔の相対位置は、前記少なくとも3つの係合孔のそれぞれに挿通されて固定される少なくとも3つの前記スクリューが上面視で同一直線上に並ばない配置となるように設定され、
    前記複数のスクリューは、第1、第2および第3スクリューを有し、
    前記ベース部材は、
    前記第1スクリューの前記多角柱頭部と係合可能に設けられた第1係合孔を有する第1ベース部と、
    前記第2スクリューの前記多角柱頭部と係合可能に設けられた第2係合孔を有する第2ベース部と、
    前記第1係合孔の中心と前記第2係合孔の中心とを結ぶ直線上に並ばず、前記第3スクリューの前記多角柱頭部と係合可能に設けられた第3係合孔を有する第3ベース部と、を有し、
    前記第1ベース部と前記第3ベース部との間に設けられて可撓性を有し、前記第1ベース部と前記第3ベース部と相対的な位置関係を調整する連結部を備え、
    前記連結部は、一方向に延在する第1腕部分と、前記第1腕部分に接続され前記一方向とは異なる他方向に延在する第2腕部分と、を有し、
    前記第1腕部分および前記第2腕部分は、一端を基準とした場合にそれぞれ3軸の自由度を有することを特徴とする歯科矯正用インプラント装置に用いられるベース部材。
  2. 前記連結部は、前記第2腕部分に接続され、前記第2腕部分に対して前記第1腕部分が接続されている側に延在する第3腕部分をさらに有し、前記第3腕部分は、前記第2腕部分側端を基準とした場合に3軸の自由度を有する、請求項1記載の歯科矯正用インプラント装置に用いられるベース部材。
  3. 前記第1ベース部と前記第2ベース部との間に設けられて可撓性を有し、前記第1ベース部と前記第2ベース部と相対的な位置関係を調整する連結部をさらに備えた請求項2記載の歯科矯正用インプラント装置に用いられるベース部材。
  4. 前記連結部は、一方向に延在する第1腕部分と、前記第1腕部分に接続され前記一方向とは異なる他方向に延在する第2腕部分と、を有し、前記第1腕部分および前記第2腕部分は、一端を基準とした場合にそれぞれ3軸の自由度を有する請求項3記載の歯科矯正用インプラント装置に用いられるベース部材。
  5. 前記連結部は、前記第2腕部分に接続され、前記第2腕部分に対して前記第1腕部分が接続されている側に延在する第3腕部分をさらに有し、前記第3腕部分は、前記第2腕部分側端を基準とした場合に3軸の自由度を有する、請求項4記載の歯科矯正用インプラント装置に用いられるベース部材。
  6. 前記第1、第2および第3係合孔の少なくとも1つは長孔になっている、請求項2〜5のいずれか1つに記載の歯科矯正用インプラント装置に用いられるベース部材。
  7. 前記第1、第2および第3ベース部の少なくともいずれかに接続され、補助具を着脱可能に固定する固定部をさらに備えた請求項2〜6のいずれか1つに記載の歯科矯正用インプラント装置に用いられるベース部材。


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