JP6769164B2 - 絶縁抵抗測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載される高電圧部品の絶縁抵抗値を測定する絶縁抵抗測定装置に関する。
特許文献1には、高電圧電源の正端子と接地電位との間に、保護抵抗器を介して高抵抗値と低抵抗値に切替可能な抵抗値切替回路を接続し、この抵抗値切替回路の両端電圧を測定する電圧測定器を用いて高電圧電源の絶縁抵抗値を測定する絶縁抵抗測定装置が提案されている。
特開2006−220520号公報
しかしながら、絶縁抵抗測定装置内のケーブルの断線などで絶縁抵抗測定装置が故障している場合に、測定者が断線していることに気づかずに絶縁抵抗値を測定すると、絶縁抵抗値を正確に測定することができないという課題がある。
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、絶縁抵抗測定装置の故障を含む異常を確実に検出することで、絶縁抵抗値を正確に測定できる絶縁抵抗測定装置を提供することにある。
本発明に係る絶縁抵抗測定装置は、車両の高電圧部品とシャーシとの間に基礎抵抗器を接続して、前記高電圧部品と前記シャーシとの間の絶縁抵抗値を測定する絶縁抵抗測定装置において、前記基礎抵抗器は、その基礎抵抗値が前記高電圧部品の電圧値に応じて変更され、前記高電圧部品の負端子側と前記シャーシとの間の電圧値、及び前記高電圧部品の正端子側と前記シャーシとの間の電圧値に応じて、前記絶縁抵抗測定装置の異常を判定する異常判定機能を備えた制御部を有するよう構成されたことを特徴とするものである。
本発明によれば、高電圧部品の負端子側とシャーシとの間の電圧、及び高電圧部品の正端子側とシャーシとの間の電圧に応じて、絶縁抵抗測定装置の異常が判定されるので、絶縁抵抗測定装置の故障を含む異常を確実に検出できる。このため、この絶縁抵抗測定装置により測定された絶縁抵抗値の信頼性を担保でき、この絶縁抵抗測定装置によって高電圧部品とシャーシとの間の絶縁抵抗値を正確に測定できる。
本発明に係る絶縁抵抗測定装置の一実施形態が適用された電気車両の駆動系統を示す構成図。 図1の高電圧バッテリとシャーシとの間の絶縁抵抗値を測定する絶縁抵抗測定装置の構成を示す電気回路図。 図2の基礎抵抗器の接続形態を説明する電気回路図。 図3の基礎抵抗器が接続されていない第1段階の初期状態における電圧測定値がV1≧V2の場合の基礎抵抗器の接続形態であり、(A)は第2段階の接続形態を、(B)は第3段階の接続形態をそれぞれ示す電気回路図。 図3の基礎抵抗器が接続されていない第1段階の初期状態における電圧測定値がV1<V2の場合の基礎抵抗器の接続形態であり、(A)は第2段階の接続形態を、(B)は第3段階の接続形態をそれぞれ示す電気回路図。 図2の高電圧バッテリとシャーシとの間の絶縁抵抗値の測定等の手順を示すフローチャート。 図6の故障を含む異常を判定する手順を示すフローチャート。
以下、本発明を実施するための実施形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明に係る絶縁抵抗測定装置の一実施形態が適用された電気車両またはハイブリッド車両の駆動系統を示す構成図である。また、図2は、図1の高電圧バッテリとシャーシとの間の絶縁抵抗値を測定する絶縁抵抗測定装置の構成を示す電気回路図である。図1に示す電気車両(またはハイブリッド車両)10は、車両に搭載された高電圧部品としての高電圧バッテリ11からの直流電流をインバータ12により交流電流に変換してモータ13へ給電し、このモータ13により発生した動力によって走行する。
電気車両10に搭載された高電圧バッテリ11は、図2に示すように、その正端子15及び負端子14がシャーシ16から電気的に絶縁された状態で使用される。高電圧バッテリ11は、漏電等による地絡が発生しない絶縁状態に維持されることが必要である。この高電圧バッテリ11とシャーシ16との間に基礎抵抗器17を接続して、高電圧バッテリ11とシャーシ16との間の絶縁抵抗値を測定するものが絶縁抵抗測定装置20である。
絶縁抵抗測定装置20は、第1電圧測定部21、第2電圧測定部22、切替部23及び制御部24を有して構成される。ここで、基礎抵抗器17は、抵抗値の異なる複数の抵抗器18を備え、この複数の抵抗器18が例えばロータリスイッチなどにより手動または制御部24の制御により選択されることで、基礎抵抗器17の基礎抵抗値Roが高電圧バッテリ11の最大電圧値に応じて設定される。
第1電圧測定部21は、高電圧バッテリ11の負端子14とシャーシ16との間の絶縁抵抗であるN側絶縁抵抗19Nの両端の電圧値(例えば後述の電圧値V1)を測定するものである。また、第2電圧測定部22は、高電圧バッテリ11の正端子15とシャーシ16との間の絶縁抵抗であるP側絶縁抵抗19Pの両端の電圧値(例えば後述の電圧値V2)を測定するものである。
切替部23は、高電圧バッテリ11の負端子14または正端子15と基礎抵抗器17との間に設けられた第1リレー部品25及び第2リレー部品26と、基礎抵抗器17とシャーシ16との間に設けられた第3リレー部品27とを備えてなり、基礎抵抗器17の後述の接続状態(初期状態、第1接続状態、第2接続状態)を切り替える。
つまり、第1リレー部品25と第2リレー部品26は、図2に示すように直列に接続されている。第1リレー部品25は、OFF操作時に第1電圧測定部21のLo側に接続され、ON操作時に第2電圧測定部22のHi側に接続される。また、第2リレー部品26は、OFF操作に遮断状態になり、ON操作時に通電状態になる。更に、第3リレー部品27は、OFF操作時に第1電圧測定部21のHi側に接続され、ON操作時に第2電圧測定部22のLo側に接続される。
第1リレー部品25、第2リレー部品26及び第3リレー部品27のOFF操作時に、図3の実線に示す基礎抵抗器17の初期状態、即ち、高電圧バッテリ11の負端子14及び正端子15とシャーシ16との間に基礎抵抗器17が接続されていない状態になる。また、第1リレー部品25及び第3リレー部品27のOFF操作時及び第2リレー部品26のON操作時に、図3の1点鎖線に示す基礎抵抗器17の第1接続状態、即ち、高電圧バッテリ11の負端子14とシャーシ16との間に基礎抵抗器17が、N側絶縁抵抗19Nと並列に接続された状態になる。更に、第1リレー部品25、第2リレー部品26及び第3リレー部品27のON操作時に、図3の2点鎖線に示す基礎抵抗器17の第2接続状態、即ち、高電圧バッテリ11の正端子15とシャーシ16との間に基礎抵抗器17が、P側絶縁抵抗19Pと並列に接続された状態になる。
図2に示す制御部24は、第1電圧測定部21及び第2電圧測定部22の駆動を制御する。更に、制御部24は、切替部23の切替操作(即ち第1リレー部品25、第2リレー部品26、第3リレー部品27のON、OFF操作)を制御する切替操作機能と、高電圧バッテリ11とシャーシ16との間の絶縁抵抗値Rip、Rinを演算する絶縁抵抗値演算機能と、絶縁抵抗測定装置20等の故障を含む異常を判定する異常判定機能とを有する。制御部24は、絶縁抵抗値の検査結果及び異常判定の結果を表示部28に出力して表示させ、記録部(または外部通信部)29に出力して記録する。この制御部24は、専用電源30からの通電により作動する。
制御部24の切替操作機能のうち、切替部23による第1接続状態と第2接続状態との切替操作は、高電圧バッテリ11とシャーシ16との間に基礎抵抗器17が接続されていない初期状態(図3の実線表示)における第1電圧測定部21により測定された電圧値V1と、上記初期状態における第2電圧測定部22により測定された電圧値V2との大小に応じて択一に実施される。
つまり、基礎抵抗器17の初期状態において第1電圧測定部21が測定したN側絶縁抵抗19Nの両端の電圧値V1が、上記初期状態において第2電圧測定部22が測定したP側絶縁抵抗19Pの両端の電圧値V2以上(V1≧V2)である場合に、制御部24は、図4(A)に示すように、第1リレー部品25、第2リレー部品26及び第3リレー部品27を操作して、基礎抵抗器17を第1接続状態に切り替える。そして、この第1接続状態において、制御部24は、第1電圧測定部21によりN側絶縁抵抗19Nの両端の電圧値VA1を測定させ、第2電圧測定部22によりP側絶縁抵抗19Pの両端の電圧値VA2を測定させる。
次に、制御部24は、図4(B)に示すように、切替部23の第1リレー部品25、第2リレー部品26及び第3リレー部品27を操作して、基礎抵抗器17を第2接続状態に切り替える。そして、この第2接続状態において、制御部24は、第1電圧測定部21によりN側絶縁抵抗19Nの両端の電圧値VB1を測定させ、第2電圧測定部22によりP側絶縁抵抗19Pの両端の電圧値VB2を測定させる。
また、基礎抵抗器17の初期状態(図3の実線参照)において第1電圧測定部21が測定したN側絶縁抵抗19Nの両端の電圧値V1が、上記初期状態において第2電圧測定部22が測定したP側絶縁抵抗19Pの両端の電圧値V2よりも小さい(V1<V2)場合に、制御部24は、図5(A)に示すように、切替部23の第1リレー部品25、第2リレー部品26及び第3リレー部品27を操作して、基礎抵抗器17を第2接続状態に切り替える。そして、この第2接続状態において、制御部24は、第1電圧測定部21によりN側絶縁抵抗19Nの両端の電圧値VA1を測定させ、第2電圧測定部22によりP側絶縁抵抗19Pの両端の電圧値VA2を測定させる。
次に、制御部24は、図5(B)に示すように、切替部23の第1リレー部品25、第2リレー部品26及び第3リレー部品27を操作して、基礎抵抗器17を第1接続状態に切り替える。そして、この第1接続状態において、制御部24は、第1電圧測定部21によりN側絶縁抵抗19Nの両端の電圧値VB1を測定させ、第2電圧測定部22によりP側絶縁抵抗19Pの両端の電圧値VB2を測定させる。
また、制御部24の絶縁抵抗値演算機能は、図4(A)に示すように、基礎抵抗器17の第1接続状態(基礎抵抗器17とN側絶縁抵抗19Nとが並列接続状態)において第1電圧測定部21が測定するN側絶縁抵抗19Nの両端の電圧値VA1、または図5(A)に示す基礎抵抗器17の第2接続状態(基礎抵抗器17とP側絶縁抵抗19Pとが並列接続状態)において第2電圧測定部22が測定するP側絶縁抵抗19Pの両端の電圧値VA2を用い、欧州自動車基準ECE R100に則って、式(1)、式(2)により絶縁抵抗値Rip、Rinを演算する。
Rip=Ro×Vb×(1/VA1−1/V1) ………(1)
Rin=Ro×Vb×(1/VA2−1/V2) ………(2)
ここで、絶縁抵抗値Ripは、P側絶縁抵抗19Pを主体とした絶縁抵抗値であり、絶縁抵抗値Rinは、N側絶縁抵抗19Nを主体とした絶縁抵抗値である。また、Roは、絶縁抵抗器17の基礎抵抗値である。また、Vbは高電圧バッテリ11の総電圧値であり、電圧値V1と電圧値V2とを加算した値である。
更に、制御部24の異常判定機能は、図3、図4及び図5に示す高電圧バッテリ11の負端子14側とシャーシ16との間の電圧値V1、VA1、VB1、及び高電圧バッテリ11の正端子15側とシャーシ16との間の電圧値V2、VA2、VB2に応じて、絶縁抵抗測定装置20が絶縁抵抗値Rip、Rinを正確に測定できない故障を含む異常の有無を、後述の図7に示すように判定する。
この異常は、絶縁抵抗測定装置20と高電圧バッテリ11、シャーシ16の少なくとも一方との接触不良、高電圧バッテリ11とシャーシ16との絶縁劣化、高電圧バッテリ11の電圧低下、絶縁抵抗測定装置20内のケーブルの断線、第1リレー部品25、第2リレー部品26、第3リレー部品27の固着などである。上述の異常判定は、閉じた電気回路内では抵抗値と電圧値が比例関係にあること、基礎抵抗器17が移動して接続された場合には抵抗の両端の電圧値が必ず変化する現象を利用したものである。
次に、制御部24が実施する絶縁抵抗値Rip、Rinの演算のための制御手順を、図6を用いて説明する。
制御部24は、制御の第1段階として、切替部23により基礎抵抗器17を初期状態(図3の実線参照)として、第1電圧測定部21によりN側絶縁抵抗19Nの両端の電圧値V1を測定させ、第2電圧測定部22によりP側絶縁抵抗19Pの両端の電圧値V2を測定させ、更に、これらの電圧値V1と電圧値V2とを加算して、高電圧バッテリ11の総電圧値Vbを算出する(S1)。
次に、制御部24は、制御の第2段階として、まず、第1電圧測定部21による測定電圧値V1と、第2電圧測定部22による測定電圧値V2との大小を比較する(S2)。
制御部24は、ステップS2においてV1≧V2である場合には、次に、図4(A)に示すように、切替部23により基礎抵抗器17を第1接続状態に切り替えて、この基礎抵抗器17をN側絶縁抵抗19Nと並列に接続し、この第1接続状態で、第1電圧測定部21によりN側絶縁抵抗19Nの両端の電圧値VA1を測定させ、第2電圧測定部22によりP側絶縁抵抗19Pの両端の電圧値VA2を測定させる(S3)。
ステップS2において比較した電圧値V1と電圧値V2とがV1<V2である場合には、制御部24は、図5(A)に示すように、切替部23により基礎抵抗器17を第2接続状態に切り替えて、この基礎抵抗器17をP側絶縁抵抗19Pと並列に接続し、この第2接続状態で、第1電圧測定部21によりN側絶縁抵抗19Nの両端の電圧値VA1を測定させ、第2電圧測定部22によりP側絶縁抵抗19Pの両端の電圧値VA2を測定させる(S4)。
制御部24は、制御の第2段階のステップS3(図4(A)参照)で電圧値VA1、VA2を測定させた後、制御の第3段階として、図4(B)に示すように、まず、切替部23により基礎抵抗器17を第2接続状態に切り替えて、この基礎抵抗器17をP側絶縁抵抗19Pと並列に接続し、この第2接続状態で、第1電圧測定部21によりN側絶縁抵抗19の両端の電圧値VB1を測定させ、第2電圧測定部22によりP側絶縁抵抗19Pの両端の電圧値VB2を測定させる(S5)。
このステップS5の次に、制御部24は、図7に示す後述の故障診断による異常判定を実施する(S6)。制御部24は、ステップS6で絶縁抵抗測定装置20等が正常であると判断したときには、制御の第1段階のステップS1で求めた、基礎抵抗器17の初期状態(図3の実線参照)における電圧値V1と、制御の第2段階のステップS3で求めた、基礎抵抗器17の第1接続状態(図4(A)参照)における電圧値VA1とを式(1)に適用して、絶縁抵抗値Ripを演算する(S7)。
制御部24は、制御の第2段階のステップS4(図5(A)参照)で電圧値VA1、VA2を測定させた後、制御の第3段階として、図5(B)に示すように、まず、切替部23により基礎抵抗器17を第1接続状態に切り替えて、この基礎抵抗器17をN側絶縁抵抗19Nと並列に接続し、この第1接続状態で、第1電圧測定部21によりN側絶縁抵抗19Nの両端の電圧値VB1を測定させ、第2電圧測定部22によりP側絶縁抵抗19Pの両端の電圧値VB2を測定させる(S8)。
このステップS8の次に、制御部24は、図7に示す後述の故障診断による異常判定を実施する(S9)。制御部24は、ステップS9で絶縁抵抗測定装置20等が正常であると判断したときには、制御の第1段階のステップS1で求めた、基礎抵抗器17の初期状態(図3の実線参照)における電圧値V2と、制御の第2段階のステップS4で求めた、基礎抵抗器17の第2接続状態(図5(A)参照)における電圧値VA2とを式(2)に適用して、絶縁抵抗値Rinを演算する(S10)。
制御部24は、ステップS6またはS10で求めた絶縁抵抗値Rip、Rinを表示部28に表示させると共に記録部29に記録させ、また、ステップS6またはS9で判定された異常(エラー)を、その内容と共に表示部28に表示させると共に記録部29に記録させる(S11)。
次に、上述のステップS6及びS9の故障診断による異常判定の手順を、図7を用いて説明する。
制御部24は、基礎抵抗器17の初期状態(図3の実線参照)において第1電圧測定部21により測定されたN側絶縁抵抗19Nの両端の電圧値V1と、上記初期状態において、第2電圧測定部22により測定されたP側絶縁抵抗19Pの両端の電圧値V2との和(V1+V2)が、式(3)に示すように第1接続不良判定値X1以下であるときに、接続不良による異常を判定する(S21)。この接続不良による異常判定は、絶縁抵抗測定装置20と高電圧バッテリ11、シャーシ16の少なくとも一方との接触不良、高電圧バッテリ11とシャーシ16との絶縁劣化、高電圧バッテリ11の電圧低下のいずれかの発生を、第1接続エラーとして判定するものである。
|V1+V2|≦X1 ………(3)
制御部24は、ステップS21の後、基礎抵抗器17の第1接続状態(図4(A)参照)において第1電圧測定部21により測定されたN側絶縁抵抗19Nの両端の電圧値VA1と、上記第1接続状態(図4(A)参照)において第2電圧測定部22により測定されたP側絶縁抵抗19Pの両端の電圧値VA2との和(VA1+VA2)、または、基礎抵抗器17の第2接続状態(図5(A)参照)において第1電圧測定部21により測定されたN側絶縁抵抗19Nの両端の電圧値VA1と、上記第2接続状態(図5(A)参照)において第2電圧測定部22により測定されたP側絶縁抵抗19Pの両端の電圧値VA2との和(VA1+VA2)を求める。
その後、制御部24は、ステップS21で求めた和(V1+V2)と、上述のようにして求めた和(VA1+VA2)との差|(V1+V2)−(VA1+VA2)|が、式(4)に示すように第2接続不良判定値X2よりも大きいときに、接続不良による異常を判定する(S22)。この接続不良による異常判定は、絶縁抵抗測定装置20と高電圧バッテリ11、シャーシ16の少なくとも一方との接触不良、または絶縁抵抗測定装置20内のケーブル断線の発生を、第2接続エラーとして判定するものである。
|(V1+V2)−(VA1+VA2)|>X2 ………(4)
制御部24は、ステップS22の後、基礎抵抗器17の初期状態(図3の実線参照)において第1電圧測定部21により測定されたN側絶縁抵抗19Nの両端の電圧値V1と、上記初期状態において第2電圧測定部22により測定されたP側絶縁抵抗19Pの両端の電圧値V2との大小を比較し(S23)、V2≦V1の場合にはステップS24へ、V2>V1の場合にはステップS27へ進む。
制御部24は、ステップS23の後にステップS24で、基礎抵抗器17の初期状態において第1電圧測定部21により測定されたP側絶縁抵抗19Pの両端の電圧値V2と、基礎抵抗器17の第1接続状態(図4(A)参照)において第2電圧測定部22により測定されたP側絶縁抵抗19Pの両端の電圧値VA2とが、それぞれ式(5)に示すように第3接続不良判定値X3以下であり、且つ、上記電圧値V2と、基礎抵抗器17の第2接続状態(図4(B)参照)において第2電圧測定部22により測定されたP側絶縁抵抗19Pの両端の電圧値VB2との差|V2−VB2|が、式(6)に示すように第4接続不良判定値X4以下であるときに、接続不良による異常を判定する(S24)。
この接続不良による異常は、絶縁抵抗測定装置20と高電圧バッテリ11、シャーシ16の少なくとも一方との接触不良、または絶縁抵抗測定装置20内のケーブル断線の発生を、第3接続エラーとして判定するものである。この第3接続エラーは、前述の第2接続エラーと同一の現象を検出するものであるが、故障(異常)の発生箇所を判定するために、別途実施されるものである。
V2≦X3、VA2≦X3 ………(5)
|V2−VB2|≦X4 ………(6)
制御部24は、ステップS24の後に、基礎抵抗器17の初期状態(図3の実線参照)において第1電圧測定部21により測定されたN側絶縁抵抗19Nの両端の電圧値V1と、基礎抵抗17の第1接続状態(図4(A)参照)において第1電圧測定部21により測定されたN側絶縁抵抗19Nの両端の電圧値VA1との差|V1−VA1|が、式(7)に示すように第1固着不良判定値X5以下であり、且つ、上記初期状態(図3の実線参照)において第2電圧測定部22により測定されたP側絶縁抵抗19Pの両端の電圧値V2と、上記第1接続状態(図4(A)参照)において第2電圧測定部22により測定されたP側絶縁抵抗19Pの両端の電圧値VA2との差|V2−VA2|が、式(8)に示すように第1固着不良判定値X5以下であるときに、切替部23の第1リレー部品25、第2リレー部品26、第3リレー部品27の少なくとも1個の固着による故障(第1リレー固着)を判定する(S25)。
|V1−VA1|≦X5 ………(7)
|V2−VA2|≦X5 ………(8)
制御部24は、ステップS25の後に、基礎抵抗器17の第1接続状態(図4(A)参照)において第1電圧測定部21により測定されたN側絶縁抵抗19Nの両端の電圧値VA1と、基礎抵抗器17の第2接続状態(図4(B)参照)において第1電圧測定部21により測定されたN側絶縁抵抗19Nの両端の電圧値VB1との差|VA1−VB1|が、式(9)に示すように第2固着不良判定値X6以下であり、且つ、第1接続状態(図4(A)参照)において第2電圧測定部22により測定されたP側絶縁抵抗19Pの両端の電圧値VA2と、上記第2接続状態(図4(B)参照)において第2電圧測定部22により測定されたP側絶縁抵抗19Pの両端の電圧値VB2との差|VA2−VB2|が、式(10)に示すように第2固着不良判定値X6以下であるときに、切替部23の第1リレー部品25、第2リレー部品26、第3リレー部品27の少なくとも1個の固着による異常(第2リレー固着)を判定する(S26)。
|VA1−VB1|≦X6 ………(9)
|VA2−VB2|≦X6 ………(10)
制御部24は、ステップS23の後にステップS27で、基礎抵抗器17の初期状態(図3の実線参照)において第1電圧測定部21により測定されたN側絶縁抵抗19Nの両端の電圧値V1と、基礎抵抗器17の第2接続状態(図5(A)参照)において第1電圧測定部21により測定されたN側絶縁抵抗19Nの両端の電圧値VA1とが、それぞれ式(11)に示すように第3接続不良判定値X3以下であり、且つ、上記電圧値V1と、基礎抵抗器17の第1接続状態(図5(B)参照)において第1電圧測定部21により測定されたN側絶縁抵抗19Nの両端の電圧値VB1との差|V1−VB1|が、式(12)に示すように第4接続不良判定値X4以下であるときに、接続不良による異常を判定する(S27)。
この接続不良による異常は、絶縁抵抗測定装置20と高電圧バッテリ11、シャーシ16の少なくとも一方との接触不良、または絶縁抵抗測定装置20内のケーブル断線の発生を、第3接続エラーとして判定するものである。この第3接続エラーは、前述の第2接続エラーと同一の現象を検出するものであるが、故障(異常)の発生箇所を判定するために、別途実施されるものである。
V1≦X3、VA1≦X3 ………(11)
|V1−VB1|≦X4 ………(12)
制御部24は、ステップS27の後に、基礎抵抗器17の初期状態(図3の実線参照)において第1電圧測定部21により測定されたN側絶縁抵抗19Nの両端の電圧値V1と、基礎抵抗17の第2接続状態(図5(A)参照)において第1電圧測定部21により測定されたN側絶縁抵抗19Nの両端の電圧値VA1との差|V1−VA1|が、式(13)に示すように第1固着不良判定値X5以下であり、且つ、上記初期状態(図3の実線参照)において第2電圧測定部22により測定されたP側絶縁抵抗19Pの両端の電圧値V2と、上記第2接続状態(図5(A)参照)において第2電圧測定部22により測定されたP側絶縁抵抗19Pの両端の電圧値VA2との差|V2−VA2|が、式(14)に示すように第1固着不良判定値X5以下であるときに、切替部23の第1リレー部品25、第2リレー部品26、第3リレー部品27の少なくとも1個の固着による故障(第1リレー固着)を判定する(S28)。
|V1−VA1|≦X5 ………(13)
|V2−VA2|≦X5 ………(14)
制御部24は、ステップS28の後に、基礎抵抗器17の第2接続状態(図5(A)参照)において第1電圧測定部21により測定されたN側絶縁抵抗19Nの両端の電圧値VA1と、基礎抵抗器17の第1接続状態(図5(B)参照)において第1電圧測定部21により測定されたN側絶縁抵抗19Nの両端の電圧値VB1との差|VA1−VB1|が、式(15)に示すように第2固着不良判定値X6以下であり、且つ、第2接続状態(図5(A)参照)において第2電圧測定部22により測定されたP側絶縁抵抗19Pの両端の電圧値VA2と、上記第1接続状態(図5(B)参照)において第2電圧測定部22により測定されたP側絶縁抵抗19Pの両端の電圧値VB2との差|VA2−VB2|が、式(16)に示すように第2固着不良判定値X6以下であるときに、切替部23の第1リレー部品25、第2リレー部品26、第3リレー部品27の少なくとも1個の固着による異常(第2リレー固着)を判定する(S29)。
|VA1−VB1|≦X6 ………(15)
|VA2−VB2|≦X6 ………(16)
以上のように構成されたことから、本実施形態によれば、次の効果(1)及び(2)を奏する。
(1)図7に示すように、高電圧バッテリ11の負端子14側とシャーシ16との間の電圧値であるN側絶縁抵抗19Nの両端の電圧値V1、VA1、VB1、及び高電圧バッテリ11の正端子15側とシャーシ16との間の電圧値であるP側絶縁抵抗19Pの両端の電圧値V2、VA2、VB2に応じて、絶縁抵抗測定装置20等の異常が判定されるので、例えば故障判定用回路を追加することなく、絶縁抵抗測定装置20等の故障を含む異常を確実に検出できる。このため、この絶縁抵抗測定装置20により測定された絶縁抵抗値Rip、Rinの信頼性を担保でき、この絶縁抵抗測定装置20によって高電圧バッテリ11とシャーシ16との間の絶縁抵抗値Rip、Rinを正確に測定できる。
(2)電気車両10の高電圧バッテリ11とシャーシ16との間に基礎抵抗器17を接続しない初期状態(図3の実線参照)における高電圧バッテリ11の負端子14側とシャーシ16との間のN側絶縁抵抗19Nの両端の電圧値V1、及び上記初期状態における高電圧バッテリ11の正端子15側とシャーシ16との間のP側絶縁抵抗19Pの両端の電圧値V2に応じて、高電圧バッテリ11の負端子14側とシャーシ16との間に基礎抵抗器17を接続する基礎抵抗器17の第1接続状態、または高電圧バッテリ11の正端子15側とシャーシ16との間に基礎抵抗器17を接続する基礎抵抗器17の第2接続状態が、切替部23(第1リレー部品25、第2リレー部品26、第3リレー部品27)により択一に切り替えられる。
そして、基礎抵抗器17の第1接続状態(図4(A)参照)における高電圧バッテリ11の負端子14側とシャーシ16との間のN側絶縁抵抗19Nの両端の電圧値VA1に基づいて、高電圧バッテリ11とシャーシ16との間の絶縁抵抗値Ripがそれぞれ測定される。また、基礎抵抗器17の第2接続状態(図5(A)参照)における高電圧バッテリ11の正端子15側とシャーシ16との間のP側絶縁抵抗19Pの両端の電圧値VA2に基づいて、高電圧バッテリ11とシャーシ16との間の絶縁抵抗値Rinがそれぞれ測定される。従って、測定者が絶縁抵抗値の測定原理を熟知していない場合であっても、測定者の測定作業性が向上して、高電圧バッテリ11とシャーシ16と間の絶縁抵抗値Rip、Rinを容易且つ正確に測定できる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができ、また、それらの置き換えや変更は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、第1電圧測定部21及び第2電圧測定部22は着脱可能に構成されて、校正を容易に実施できるようにしてもよい。また、基礎抵抗器17は、選択可能な抵抗器18を複数備えたものではなく、外部からアクセスして、高電圧バッテリ11の最大電圧に適合した抵抗器に変更できるようにしてもよい。また、高電圧部品は高電圧バッテリ11の場合を述べたが、高電圧トランス等のように高電圧を発生する他の部品であってもよい。
10…電気車両、11…高電圧バッテリ(高電圧部品)、14…負端子、15…正端子、16…シャーシ、17…基礎抵抗器、19N…N側絶縁抵抗、19P…P側絶縁抵抗、20…絶縁抵抗測定装置、21…第1電圧測定部、22…第2電圧測定部、23…切替部、24…制御部、25…第1リレー部品、26…第2リレー部品、27…第3リレー部品、V1、V2…電圧値、Vb…総電圧値、VA1、VA2、VB1、VB2…電圧値、Rip、Rin…絶縁抵抗値、X1…第1接続不良判定値、X2…第2接続不良判定値、X3…第3接続不良判定値、X4…第4接続不良判定値、X5…第1固着不良判定値、X6…第2固着不良判定値。

Claims (9)

  1. 車両の高電圧部品とシャーシとの間に基礎抵抗器を接続して、前記高電圧部品と前記シャーシとの間の絶縁抵抗値を測定する絶縁抵抗測定装置において、
    前記基礎抵抗器は、その基礎抵抗値が前記高電圧部品の電圧値に応じて変更され、
    前記高電圧部品の負端子側と前記シャーシとの間の電圧値、及び前記高電圧部品の正端子側と前記シャーシとの間の電圧値に応じて、前記絶縁抵抗測定装置の異常を判定する異常判定機能を備えた制御部を有するよう構成されたことを特徴とする絶縁抵抗測定装置。
  2. 前記基礎抵抗器を接続していない初期状態、または高電圧部品の負端子側とシャーシとの間に前記基礎抵抗器を接続する第1接続状態、または前記高電圧部品の正端子側と前記シャーシとの間に前記基礎抵抗器を接続する第2接続状態のいずれかを切り替える切替部を有し、
    前記制御部は、前記切替部の切替操作を制御して、前記初期状態における前記高電圧部品の負端子側と前記シャーシとの間の電圧値、及び前記初期状態における前記高電圧部品の正端子側と前記シャーシとの間の電圧値に基づき、前記第1接続状態と前記第2接続状態とを択一に切り替える切替操作機能を備えるよう構成されたことを特徴とする請求項1に記載の絶縁抵抗測定装置。
  3. 前記制御部は、基礎抵抗器の第1接続状態における高電圧部品の負端子側とシャーシとの間の電圧値、または前記基礎抵抗器の第2接続状態における前記高電圧部品の正端子側と前記シャーシとの間の電圧値に基づいて、前記高電圧部品と前記シャーシとの間の絶縁抵抗値を演算する絶縁抵抗値演算機能を備えるよう構成されたことを特徴とする請求項2に記載の絶縁抵抗測定装置。
  4. 前記制御部の異常判定機能は、基礎抵抗器の初期状態における高電圧部品の負端子側とシャーシとの間の電圧値V1と、前記初期状態における前記高電圧部品の正端子側と前記シャーシとの間の電圧値V2との和(V1+V2)が、第1接続不良判定値X1以下であるときに、接続不良による異常を判定するよう構成された請求項2または3に記載の絶縁抵抗測定装置。
  5. 前記制御部の異常判定機能は、基礎抵抗器の初期状態における高電圧部品の負端子側とシャーシとの間の電圧値V1と、前記初期状態における前記高電圧部品の正端子側と前記シャーシとの間の電圧値V2との和(V1+V2)を求め、また、前記基礎抵抗器の第1または第2接続状態における前記高電圧部品の負端子側と前記シャーシとの間の電圧値VA1と、前記第1または第2接続状態における前記高電圧部品の正端子側と前記シャーシとの間の電圧値VA2との和(VA1+VA2)を求め、これらの和の差|(V1+V2)−(VA1+VA2)|が、第2接続不良判定値X2以上であるときに、接続不良による異常を判定するよう構成された請求項2乃至4のいずれか1項に記載の絶縁抵抗測定装置。
  6. 前記制御部の異常判定機能は、基礎抵抗器の初期状態における高電圧部品の正端子側とシャーシとの間の電圧値V2と、基礎抵抗器の第1接続状態における高電圧部品の正端子側とシャーシとの間の電圧値VA2とが、それぞれ第3接続不良判定値X3以下であり、且つ、前記電圧値V2と、前記基礎抵抗器の第2接続状態における前記高電圧部品の正端子側と前記シャーシとの間の電圧値VB2との差|V2−VB2|が第4接続不良判定値X4以下であるとき、
    または、前記初期状態における前記高電圧部品の負端子側と前記シャーシとの間の電圧値V1と、前記第2接続状態における前記高電圧部品の負端子側と前記シャーシとの間の電圧値VA1とが、それぞれ第3接続不良判定値X3以下であり、且つ、前記電圧値V1と、前記第1接続状態における前記高電圧部品の負端子側と前記シャーシとの間の電圧値VB1との差|V1−VB1|が第4接続不良判定値X4以下であるときに、接続不良による異常を判定するよう構成された請求項2乃至5のいずれか1項に記載の絶縁抵抗測定装置。
  7. 前記制御部の異常判定機能は、基礎抵抗器の初期状態における高電圧部品の負端子側とシャーシとの間の電圧値V1と、前記基礎抵抗器の第1または第2接続状態における前記高電圧部品の負端子側と前記シャーシとの間の電圧値VA1との差|V1−VA1|が第1固着不良判定値X5以下であり、且つ、前記初期状態における前記高電圧部品の正端子側と前記シャーシとの間の電圧値V2と、前記第1または第2接続状態における前記高電圧部品の正端子側と前記シャーシとの間の電圧値VA2との差|V2−VA2|が第1固着不良判定値X5以下であるときに、切替器の固着による異常を判定するよう構成された請求項2乃至6のいずれか1項に記載の絶縁抵抗測定装置。
  8. 前記制御部の異常判定機能は、基礎抵抗器の第1または第2接続状態における高電圧部品の負端子側とシャーシとの間の電圧値VA1と、前記基礎抵抗器の第2または第1接続状態における前記高電圧部品の負端子側と前記シャーシとの間の電圧値VB1との差|VA1−VB1|が第2固着不良判定値X6以下であり、且つ、前記第1または第2接続状態における前記高電圧部品の正端子側と前記シャーシとの間の電圧値VA2と、前記第2または第1接続状態における前記高電圧部品の正端子側と前記シャーシとの間の電圧値VB2との差|VA2−VB2|が第2固着不良判定値X6以下であるときに、切替器の固着による異常を判定するよう構成された請求項2乃至7のいずれか1項に記載の絶縁抵抗測定装置。
  9. 前記基礎抵抗器は、抵抗値が異なる複数の抵抗器を備え、高電圧部品の電圧値に応じて前記抵抗器が選択されて基礎抵抗値が変更されるよう構成された請求項1乃至8のいずれか1項に記載の絶縁抵抗測定装置。
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