JP6373296B2 - 絶縁抵抗監視装置およびその監視制御方法ならびに電動制御機器 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばヒータ又はモータなど被測定物の絶縁抵抗を監視する絶縁抵抗監視装置およびその監視制御方法ならびに電動制御機器に関する。
特許文献1には、工作機械等における三相誘導モータの絶縁劣化を自動で監視し、外部に対して検査結果を表示することで、検査工数を著しく削減し得る装置が開示されている(要約「課題」の欄参照)。即ち、特許文献1は、モータに給電されているか否かのON・OFFを検知手段で検知し、該検知手段からのOFF出力に基づいて自動で絶縁抵抗の測定を行う。この際、測定された絶縁抵抗の値と予め設定された閾値とを比較してモータの絶縁劣化の度合を判定する(段落番号「0010」参照)。
また、特許文献1は、モータの停止中に複数回の測定を行い、その測定結果を時系列で前記記憶手段に記憶させるように前記測定制御手段が制御すれば、作業者は複数の測定結果からなる履歴を参照することで、モータの劣化の特性や進行パターン等、モータ管理の上で有用な情報を得る(段落番号「0011」参照)。更に、特許文献1は、複数回の測定結果に基づいて劣化の判定を行うので、1回の測定結果に基づいて判定を行う場合よりも判定精度および信頼性が向上する(段落番号「0012」参照)。
一方、従来よりモータなどの絶縁抵抗値を測定する計測器としては、人手で測定を行うメガテスター(「絶縁抵抗計」と同義)が使用されている。このメガテスターは、高圧測定電圧をモータへ印加して測定を行うので、その測定精度はいわゆる実測値に近似して良好である。
特開2004−251689号公報
ところで、特許文献1では、「なお、誤作動のおそれや測定精度の観点から、前記検査用電源は数V程度の小さな起電力の直流または交流、パルス電源とすることが好ましい」(段落番号「0023」参照)と記載されている。即ち、「検査用電源は数V程度の小さな起電力」であるので、微弱な電流が電力線などに流れる構成となっており、このような微弱な電流では逆に測定精度が低くなるとも考えられる。
一方、メガテスターでは、高圧測定電圧をモータへ印加して測定を行うので、モータの電源線が例えばインバータまたはサーボアンプ機器などに接続された状態ではこれらの制御機器を測定時に破損などする可能性がある。即ち、接触式のメガテスターを使用する場合には、上述したモータの電源線を制御機器から取外して測定しているので、設備によっては膨大な時間および手数などを要し煩雑である。そのため、従来より特許文献1のような技術が開示されているが、その測定精度は低い。
そこで、本発明は、絶縁抵抗計と略同一の測定精度で簡易に測定し得る絶縁抵抗監視装置およびその監視制御方法ならびに電動制御機器を、提供することを目的とする。
本発明の絶縁抵抗監視装置は、被測定物の絶縁抵抗を監視する絶縁抵抗監視装置であって、上記被測定物の電源線に接続され上記電源線を経由する電圧を、上記被測定物の絶縁抵抗へと変換する変換手段と、上記被測定物のアース線に接続される電圧発生手段と、上記変換手段に接続され上記変換手段に印加される電圧を降圧する降圧手段と、上記変換手段および上記降圧手段の間に配される基準抵抗と、上記電圧発生手段で発生する電圧を上記アース線に印加して得られる上記被測定物の絶縁抵抗および上記基準抵抗で分圧して得られる電圧が上記降圧手段を介して入力される制御手段と、電圧に基づく絶縁抵抗値が、実測値の許容範囲内になるよう補正された直線アルゴリズムでの直線絶縁抵抗値として予め記憶される記憶手段と、上記制御手段に入力される電圧に基づき、その入力電圧に対応する上記記憶手段の直線絶縁抵抗値を演算する演算手段と、を備える。
また、本発明は上述した絶縁抵抗監視装置において、上記被測定物が駆動している間は上記電圧発生手段をオフに保持する安全手段は、上記被測定物の動作停止に連動するリレーがオフしたかを検出する第1の安全手段と、上記第1の安全手段からのオフ信号およびこのオフ信号に基づく上記制御手段からの制御信号がスイッチングになる第2の安全手段と、で構成するようにしても良い。更に、本発明は上述した各絶縁抵抗監視装置において、上記絶縁抵抗監視装置の動作停止を確認するタイマを備え、上記制御手段は上記タイマの確認信号に基づき上記絶縁抵抗監視装置をオフするようにしても良い。
また、本発明は上述した各絶縁抵抗監視装置において、上記変換手段は、上記被測定物の複数の電源線を経由する各々の電圧を、上記被測定物における全体としての絶縁抵抗へと合成する合成手段でもあるようにしても良い。更に本発明の電動制御機器は、上述した各絶縁抵抗監視装置を、一体的に組込む組込モードの外部制御機器としても良い。
また、本発明の絶縁抵抗監視制御方法は、被測定物のアース線に接続される電圧発生手段と、上記被測定物の電源線を経由する電圧を絶縁抵抗へと変換する変換手段と、上記変換手段およびこの変換手段に印加される電圧を降圧する降圧手段の間に配される基準抵抗と、を備える絶縁抵抗監視装置において、電圧に基づく絶縁抵抗値が、実測値の近似する範囲内になるよう補正された直線アルゴリズムでの直線絶縁抵抗値として予め記憶手段に記憶され、上記電圧発生手段で発生する電圧を上記アース線に印加して得られる上記被測定物の絶縁抵抗および上記基準抵抗で分圧して得られる電圧が上記降圧手段を介して制御手段に入力され、上記制御手段に入力される電圧に基づき、その入力電圧に対応する上記記憶手段の直線絶縁抵抗値を演算手段が演算する。
本発明では、被測定物の絶縁抵抗および基準抵抗で分圧して得られる電圧が制御手段に入力され、この入力電圧に対応する直線絶縁抵抗値を演算手段が演算するので、この演算される絶縁抵抗値はいわゆる実測値に近似する範囲(「許容範囲」と同義)内になるよう補正される値となる。即ち、本発明によれば、制御手段の入力電圧に対応する被測定物の絶縁抵抗値が、実測値の許容範囲に補正される直線絶縁抵抗値であるので、絶縁抵抗計と略同一の測定精度で簡易に測定し得る。
本実施例における絶縁抵抗監視装置の平面図である。 図1に示す絶縁抵抗監視装置に関する回路図である。 図2に示す回路のタイミングチャート図である。 図1に示す絶縁抵抗監視装置の監視モードに関するフローチャート図である。 図4における監視モード中の測定判別モードに関するサブルーチン図である。 図1に示すようなモータの絶縁抵抗値における経年低下の概念曲線図である。 図2に示すような降圧回路の前で分圧される電圧と絶縁抵抗の概念グラフ図である。 絶縁抵抗値0.1〜10MΩにおける測定グラフ図である。 絶縁抵抗値10〜100MΩにおける測定グラフ図である。 図8及び図9を繋ぎ合わせた絶縁抵抗の測定グラフ図である。 図10における曲線同士の繋合付近を補正した絶縁抵抗の測定グラフ図である。 図2に示すメモリに記憶されている直線性電圧抵抗変換アルゴリズムのグラフ図である。 図12に示す直線アルゴリズムに基づく直線絶縁抵抗値の演算概念図である。
以下、本発明を実施するための形態について、具体化した一実施例を説明する。
以下、図1及び図2に基づいて、本発明の一実施形態である絶縁抵抗監視装置10について説明する。この絶縁抵抗監視装置10は被測定物の絶縁抵抗を監視する装置であり、ここでの被測定物は単相または複数相たとえば三相モータM及びヒータなどである。即ち、絶縁抵抗監視装置10は、いわゆるメガテスター測定方式の監視装置であり、図2に示す外部制御機器Sに接続(「装着」と同義)される。
(絶縁抵抗監視装置の概略構成)
図1に示すように、絶縁抵抗監視装置10には、その監視装置本体12に監視線などの電線20(図2参照)が着脱可能に接続される。監視装置本体12にはその表示面12Aに表示器14及び複数の点灯器16が配置されており、表示面12Aの両端側(図1では上下側)には信号線(図示省略)などを接続する複数の端子18が配列されている。なお、監視装置本体12は、略片手サイズの箱形状となっている。
(絶縁抵抗監視装置の制御系に関する構成)
図2に示すように、絶縁抵抗監視装置10は、制御手段および演算手段であるCPU(中央処理装置)40と、合成手段(「変換手段」をも意味する)である合成回路52と、電圧発生手段である電圧発生回路54と、降圧手段である降圧回路56と、基準抵抗58と、電源回路38を備える。ここで、CPU40などを起動させる電力を供給する絶縁抵抗監視装置10内部の電源回路38は、いわゆる絶縁タイプであり、電圧発生回路54とはグランドを別にしている。なお、電源回路38の配線は、CPU40に接続されている部位以外の図示を省略する。これは、CPU40以外の各電子部品に複数の配線を接続する場合の錯綜を防止するためである。
また、絶縁抵抗監視装置10には、数値を表示させるための表示回路64及び上述した表示器14と、各色に点灯させるための点灯回路66及び上述した点灯器16とを備える。そして、点灯器16または表示器14は、CPU40に基づき、点灯または表示したり、消灯または無表示となる。
(変換手段または合成手段に関する構成)
図2に示すように、外部制御機器Sは、例えば三相誘導モータ(以下、単に「モータ」ともいう)M等を搭載し且つ制御し得るように構成されており、そのためモータMのモータドライバ30を接続している。このモータドライバ30及びモータM間には3本の電源線32がそれぞれ接続されており、またモータM及びモータドライバ30はアース線34・36でそれぞれ接地している。即ち、モータドライバ30のアース線36は、モータMのアース線34に接続している。
一方、アース線36および例えばDC(直流)500Vまたは250Vなどを生成する電圧発生回路54は、電線20が接続されており、電圧発生回路54で発生する電力はアース線36を介してモータドライバ30へ供給される。なお、一般的にモータドライバ30は、外部制御機器Sの図示しない三相交流電源からの電力を周波数変換し、その駆動電力をモータMへ供給することでモータMが駆動制御される。
変換手段または合成手段である合成回路52および3本の電源線32は、3本の監視線(「電線」と同義)20を介してそれぞれ接続されており、そして合成回路52は3本の巻線で発生するそれぞれの漏洩電流を合成する。即ち、被測定物であるモータMにおける3本の電源線32を経由する電圧は、図示しない抵抗を備える合成回路52を介することにより、それぞれの漏洩電流を合成して変換(「変圧」と同義)される。
これら合成される漏洩電流は合成回路52中の抵抗(図示省略)を経て接地に流れ、その際に図示しない抵抗にかかる電圧は図2に示す基準抵抗58とで分圧される。そして、降圧回路56に印加される電圧は、100分の1例えば5〜0Vに降圧される。なお、例えば単相のモータまたはヒータなどの場合は、電源線32が一本であるので、漏洩電流を合成する必要がない。即ち、この場合の合成回路52は、変換手段すなわち変換回路ともいえる。また、本実施例では、基準抵抗58を可変させることにより、測定し得る範囲を変更できるようにしても良い。
(安全手段に関する構成)
図2に示すように、絶縁抵抗監視装置10は、第1の安全手段である安全回路60および第2の安全手段であるアンド回路62を備える。先ず、外部制御機器Sの稼働(すなわちモータMの駆動)中は電圧発生回路54をオフに保持する安全回路60は、外部制御機器Sからのオフチェック(Off Chck)信号に基づき、外部制御機器Sの稼働停止に連動するような補助接点構成となっている。
即ち、安全回路60は、外部制御機器Sの稼働中はオフとなっている補助接点である可変(マグネット)リレーが、外部制御機器Sの稼働停止(すなわち外部制御機器Sからの信号出力)時にオフとなるよう設定している。そして、CPU40は、安全回路60のオフ信号が入力されることにより、外部制御機器S(すなわちモータM)が停止モードであることを検出する。
次に、アンド回路62は、スイッチング回路としてCPU40の単なる信号通信以外のハードウェア的な安全方策(「対応」と同義)として設けられている。即ち、監視装置10は、安全回路60のオフ信号およびこの安全回路60のオフ信号に基づくCPU40からの確認信号の両者が、スイッチングになることによって電圧発生回路54をオンするように設定している。
(CPU40に関する構成)
図2に示すCPU40は、その制御手段の一部を構成する制御部42と、演算手段の一部を構成する演算部44と、記憶手段であるメモリ46と、アナログをデジタルへと変換するA/D48と、タイマ50を内蔵している。CPU40は、安全回路60からのオフ信号(すなわちモータ停止信号)を検出した後、タイマ50のカウント値によって確認信号を生成するように設定されている。
そして、この確認信号に基づきCPU40の制御部42は、アンド回路62へアンド信号を出力する。また、CPU40のタイマ50はインターロック(測定中は外部制御機器Sからの運転準備信号を受付けないように絶縁抵抗監視装置10自体の「起動保障」を意味)としても用いられ、CPU40はアンド回路62をオフとするアンドオフ信号を出力すると共にインターロックをオフするためタイマ50をオン・オフする。即ち、本実施例によれば、各種信号の通信中に何らかの不測事態(「誤作動」と同義)などが発生するのを予防し得るので、誤測定の回避ならびに外部制御機器S及び絶縁抵抗監視装置10の故障を予防する。
降圧回路56には、電圧発生回路54で発生する電圧Vinをアース線34に印加して得られるモータMの絶縁抵抗値Rmおよび基準抵抗58の基準抵抗値Rrefで分圧して得られる電圧Voが入力される。式としては、Vo=Vin×(Rref/(Rm/Rref))である。この電圧Voは、降圧回路56で降圧され、CPU40の制御部42に入力する。そして、この制御部42は、入力電圧Voに基づき、入力電圧Voに対応する直線絶縁抵抗(図13参照)値を演算する。
メモリ46には、入力電圧Voに基づく例えばモータMの絶縁抵抗値Rmが、図12に示すような直線性電圧抵抗変換アルゴリズム(以下、単に「直線アルゴリズム」ともいう)に対応する直線絶縁抵抗値として予め記憶されている。また、メモリ46には、絶縁抵抗監視装置10に各種の処理たとえば監視処理を制御するプログラムが記録されている。そして、CPU40は、絶縁抵抗監視装置10の全体的な動作を司り、例えば運転準備信号がCPU40へ入力される場合にはその運転準備信号に基づき監視処理を行う。
(インタフェイスに関連する構成)
図2に示すように、絶縁抵抗監視装置10は、インタフェイスI/Fとしての運転準備信号(図3中ではシグナルの「S」として表す)入力部70と、測定中信号出力部72と、機器異常信号出力部74と、抵抗低下信号出力部76とを備える。そして、これらの入力部70・出力部72などは、例えばFA機器などの電動制御機器である外部制御機器Sの図示しない端子にそれぞれ接続される。この外部制御機器Sは、絶縁抵抗監視装置10などを一体的に組込み(以下、「組込モード」ともいう)可能となっており、且つ各種機器に適応し得る構成となっている。
また、外部制御機器Sは、図示しない各種スイッチと、ランプ等の表示器と、ブザー等の警報器などを備える。外部制御機器Sは、例えば絶縁抵抗監視装置10の運転スイッチ(図示省略)を押圧など操作すると、運転スイッチ信号(「運転準備信号」と同義)が図2に示す絶縁抵抗監視装置10へと出力されるように構成している。そのため、この運転スイッチ信号は絶縁抵抗監視装置10の運転準備信号入力部70へ入力され、外部制御機器Sが稼働停止すると上述した外部制御機器Sの稼働停止信号は安全回路60へ入力される。
(本実施例の作用)
図3に示すタイミングチャート並びに図4及び図5に示すフローチャートを主に用いて、絶縁抵抗監視装置10の動作およびCPU40の監視処理について説明する。CPU40の監視処理は、運転準備信号が入力されると、プログラムをロードすることによって実行される。実行される処理ルーチンは図4及び図5のフローチャートで表され、これらのプログラムは予めメモリ46(図2参照)のプログラム領域に記憶されている。
先ず図2に示す外部制御機器Sの電源スイッチ(図示省略)がオンされると、図3に示すように、絶縁抵抗監視装置10の電源が入力する(立ち上がる)と共に絶縁抵抗監視装置10は測定中信号(S)を外部制御機器Sへ出力する(立ち上がる)。そののち絶縁抵抗監視装置10には、外部制御機器Sからの運転準備信号(S)を入力する(立ち上がる)と共に、オフチェック信号(S)も入力する(立ち上がる)。
即ち、図4に示すステップ100において、運転準備信号が入力されたか否かを判断する。ステップ100が肯定の場合すなわち運転準備信号が入力された場合には、ステップ101で安全回路60(図2参照)がオフされたか否かを判断する。具体的には、外部制御機器Sからのオフチェック信号に基づく安全回路60のオフ信号が、CPU40へ入力されたか否かを判断する。
なお、ステップ100またはステップ101が否定の場合は、それぞれの信号すなわち運転準備信号またはオフ信号が入力されるのを待つ。ここで、図3に示すように、運転準備信号の入力が(なお「オフチェック信号の入力」も同時に)立ち下がるまでは、外部制御機器Sの設備が稼働中となっている。そのため、図2に示す絶縁抵抗監視装置10は、モータMの回転停止までの時間を充分に確保すべく、タイマ50を用いる。
即ち、CPU40は、図3に示すように、上述した運転準備信号およびオフ信号が立ち下がると、タイマ50のカウントを開始する。そしてCPU40は、所定のカウント値T1(例えば2秒間のカウント値)になると、測定中信号を立ち下げると共にタイマ50のカウントを開始する(ステップ102参照)。
CPU40は、図4に示すステップ104において、タイマ50が所定のカウント値T2(例えば1.5秒間のカウント値)か否かを判断する。ステップ104が否定の場合は、所定時間(「カウント値」と同義)が経過するのを待つ。一方CPU40は、ステップ104が肯定の場合ステップ106でアンド回路6にアンド信号(「確認信号」と同義)を出力すると共にステップ108で外部制御機器Sなどにインターロック信号を出力する。
その後ステップ110において、CPU40は電圧発生回路54がオンか否かを判断する。即ち、上述したアンド信号および安全回路60(図2参照)からのオフ信号が、アンド回路62へそれぞれ入力されると、電圧発生回路54はオンとなり絶縁抵抗監視装置10内で絶縁された直流500V(または直流250Vなど)を所定時間(例えば2秒など)に亘って発生(「生成」と同義)する。
即ちCPU40は、ステップ110が肯定の場合においてタイマ50が図3に示すようカウント値T2になると、電圧発生回路54で電圧を出力させる(立ち上がる)。この場合、CPU40はステップ112で点灯器(図1に示す「測定中」の箇所)16を点灯させる。そして、CPU40は、電圧発生回路54をタイマ50が所定のカウント値T3(上述したように2秒間のカウント値)の間に亘って電圧を発生させる。
また、カウント値T3をカウントする間に亘り、CPU40は表示器14の表示ドットを点滅させる。一方CPU40は電圧発生回路54の電圧発生を停止させる(立ち下げる)と同時に、信号などを立ち上げることで場合によっては後述するよう測定値を表示(ステップ135など)させたり、絶縁低下信号を出力させる(ステップ134)。
更に、図3に示すように測定時間TSは、メモリ46でカウント値T2〜T4の合計の値たとえば5秒などになるように予め設定(「プログラム」と同義)されている。そしてCPU40は、測定中信号の出力を測定時間TSの間に亘り、停止している。なお、ステップ110が否定の場合は、電圧発生回路54がオンになるのを待つ。また、上述したように電圧発生回路54は、カウント値T3のカウント経過後に電圧の生成を停止する(立ち下がる)。
次にステップ114において、CPU40は正規の測定(たとえば電圧直流500Vなど)か否かを判断する。ステップ114が否定の場合は、ステップ116でNG信号を図2に示す機器異常信号出力部74を介して外部制御機器Sへ出力し、後述する終了処理へと移行する。即ち、ステップ114が否定の場合は正常な測定電圧でないので、図2に示すCPU40は例えばその旨を外部制御機器Sへ表示させた上で終了する。
一方、ステップ114が肯定の場合には、ステップ118で測定判別モード(図5に示す「サブルーチン」参照)へ移行する。引続き、この移行処理について説明する。図5に示すように、CPU40はステップ130で抵抗値が100MΩ以上か否かを判断する。ステップ130が肯定の場合すなわち抵抗値が100MΩ以上であれば、CPU40はステップ131で例えばHiを図1に示す表示器14に表示させる。
ステップ130が否定の場合すなわち抵抗値が100MΩ以下の場合は、ステップ132で抵抗値が99〜1MΩの範囲内か否かを判断する。ステップ132が肯定の場合すなわち99〜1MΩの範囲内の場合は、ステップ135でCPU40の演算部44で演算される抵抗値(MΩ)を表示器14に表示させる。
ここで、演算部44での抵抗値MΩの演算処理(「演算データ」などをも含む概念である)について、説明する。先ず、モータの絶縁抵抗は、図6に示すように、例えばモータの経過時間(環境変化などでモータ内部にミスト等が浸入しての劣化が起因する時間など)が約1年を経過すると、急に低下する。なお、図6の縦軸は絶縁抵抗値(MΩ)で、その横軸は経過時間である。
また、図7に示すように電圧(Vo)と絶縁抵抗(MΩ)の関係は、回路(図2参照)の特性などを考慮する実験データによって絶縁抵抗が高い場合、出力電圧Voは低くなる。一方、絶縁抵抗が高い場合、出力電圧Voは印加電圧の500Vに近い値になる。そして、基礎アルゴリズムは、0.1MΩステッツプで0.1MΩから199.9MΩに可変する基準抵抗器を測定して作成する。なお、図7の縦軸は出力電圧(Vo)で、その横軸は絶縁抵抗値(MΩ)である。
即ち、上述したような実験データなどに基づく絶縁抵抗測定アルゴリズム(グラフ)は、上述した0.1MΩから99.9MΩを、例えば2分割にした上で作成し、図8および図9に示すような曲線を描く。なお、図8及び図9の横軸はA/Dへの入力電圧(V)で、その縦軸は絶縁抵抗値(MΩ)である。そして、両者を繋げ合成させると、広帯域での絶縁抵抗測定アルゴリズムは図10に示すような曲線となる。
この曲線(基礎)アルゴリズムにおいて測定精度を考慮すべき箇所は、図8および図9の曲線同士を接合する付近(電圧2.15V付近)の範囲である(図10参照)。そして、図11に示すような直線(リニア)アルゴリズムは、上述した接合範囲の測定精度を保障するために、実験データなどに基づき実測値に近似する範囲(「許容範囲」と同義)内になるような補正を加えた。なお、図11の横軸はA/Dへの入力電圧Vで、その縦軸は絶縁抵抗値(Ω)である。
具体的には、図2に示すメモリ46には図12に示すような直線性電圧抵抗変換アルゴリズムが記憶されており、この直線アルゴリズムに基づき制御部42および演算部44が絶縁抵抗値を演算する。そのため、本実施例では、CPU40が入力電圧Voに基づき、入力電圧Voに対応する直線絶縁抵抗(図13参照)値を演算する。例えば1.85V(または0、47V)が入力電圧として図7に示すA/D48へ入力される場合(図12参照)には、演算部44でメモリ46に記憶されている直線性電圧抵抗変換アルゴリズム(閾値または計算式とは異なる手法)に基づき、モータMの絶縁抵抗値を40MΩ(または10MΩ)へと補正変換される。
また、図13に示すように、1.88V(または0、49V)などが入力電圧の場合、絶縁抵抗値は40MΩ(または10MΩ)などへと補正変換される。ここで、CPU40は、10ビット(1024階調)において0.1MΩ単位の解像度で抵抗値を計測する能力を備える。この計測範囲は最大が100MΩ乃至最小が0.1MΩの範囲となっており、4.9V(または0、005V)が入力電圧の場合(図13参照)、絶縁抵抗値は100MΩ以上(または0.1MΩ)へと補正変換される。
この補正変換された絶縁抵抗値が100MΩ以上と演算部44で演算される場合CPU40は表示器14にHiと表示させ、絶縁抵抗値が0.1MΩと演算される場合CPU40は表示器14にLowと表示させる。そして、図5に示すステップ131およびステップ135の処理終了後は、ステップ136において、CPU40は正常信号を出力する。即ち、図1に示す点灯器16(正常範囲の箇所)は、点灯する。
そして、ステップ132が否定の場合すなわち99〜1MΩの範囲外の場合は、ステップ133でCPU40は上述したよう表示器14にLowを表示させると共にステップ134で絶縁低下信号を図2に示す抵抗低下信号出力部76を介して外部制御機器Sを出力する(図3参照)。即ち、本実施例によれば、外部制御機器Sは絶縁抵抗監視装置10との通信で自動的にモータMの良否などを判別し得ると共に、外部制御機器Sで監視履歴管理が可能となる。なお、ステップ136およびステップ134の処理が終了した場合には、本サブルーチンの処理は終了する。
引続き図4に示すフローチャートに戻り、ステップ116またはステップ118の処理終了後は、ステップ120でアンドオフ信号をアンド回路62(図2参照)へ出力すると共に、ステップ112でロックオフタイマ(図2に示す「タイマ50」と同一)のカウントを開始する。そして、CPU40は、ステップ124において、ロックオフタイマがカウント値か否かを判断する。
ステップ124が肯定の場合には、ステップ126で外部制御機器Sなどにロックオフ信号(「確認信号」と同義)を出力する。そして、ステップ126の処理が終了した場合には、本フローチャートの処理は終了する。なお、ステップ124が否定の場合は、所定時間(「カウント値」と同義)が経過するのを待つ。また、図4に示す測定判別モードは、例えばタイマ50(図2参照)で所定時間毎に行うように設定すれば、所定時間毎に繰り返す。即ち、上述したプログラムの処理の流れ(図4及び図5参照)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能である。
本実施例においては、上述したようにモータMの絶縁抵抗および基準抵抗58で分圧して得られる電圧が制御部42に入力され、この入力電圧に対応する直線絶縁抵抗値を演算部44が演算するので、この演算される絶縁抵抗値は実測値に近似する範囲(「許容範囲」と同義)内になるよう補正される値となる。即ち、本実施例によれば、制御部42の入力電圧に対応するモータMの絶縁抵抗値が、実測値の許容範囲に補正される直線絶縁抵抗値であるので、絶縁抵抗計と略同一の測定精度で簡易に測定し得る。
10…絶縁抵抗監視装置、20…監視線、32…電源線、34・36…アース線、40…CPU、42…制御部(制御手段)、44…演算部(演算手段)、46…メモリ(記憶手段)、50…タイマ、52…合成回路(変換手段または合成手段)、54…電圧発生回路(電圧発生手段)、56…降圧回路(降圧手段)、58…基準抵抗、60…安全回路(第1の安全手段)、62…アンド回路(第2の安全手段)、S…外部制御機器(電動制御機器)、M…モータ(被測定物)

Claims (6)

  1. 被測定物の絶縁抵抗を監視する絶縁抵抗監視装置であって、
    上記被測定物の電源線に接続され上記電源線を経由する電圧を、上記被測定物の絶縁抵抗へと変換する変換手段と、
    上記被測定物のアース線に接続される電圧発生手段と、
    上記変換手段に接続され上記変換手段に印加される電圧を降圧する降圧手段と、
    上記変換手段および上記降圧手段の間に配される基準抵抗と、
    上記電圧発生手段で発生する電圧を上記アース線に印加して得られる上記被測定物の絶縁抵抗および上記基準抵抗で分圧して得られる電圧が上記降圧手段を介して入力される制御手段と、
    電圧に基づく絶縁抵抗値が、実測値の許容範囲内になるよう補正された直線アルゴリズムでの直線絶縁抵抗値として予め記憶される記憶手段と、
    上記制御手段に入力される電圧に基づき、その入力電圧に対応する上記記憶手段の直線絶縁抵抗値を演算する演算手段と、を備える絶縁抵抗監視装置。
  2. 請求項1に記載の絶縁抵抗監視装置において、
    上記被測定物が駆動している間は上記電圧発生手段をオフに保持する安全手段は、上記被測定物の動作停止に連動するリレーがオフしたかを検出する第1の安全手段と、上記第1の安全手段からのオフ信号およびこのオフ信号に基づく上記制御手段からの制御信号がスイッチングになる第2の安全手段と、で構成する絶縁抵抗監視装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の絶縁抵抗監視装置において、上記絶縁抵抗監視装置の動作停止を確認するタイマを備え、上記制御手段は上記タイマの確認信号に基づき上記絶縁抵抗監視装置をオフする絶縁抵抗監視装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の絶縁抵抗監視装置において、上記変換手段は、上記被測定物の複数の電源線を経由する各々の電圧を、上記被測定物における全体としての絶縁抵抗へと合成する合成手段でもある絶縁抵抗監視装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の絶縁抵抗監視装置を、一体的に組込む組込モードの外部制御機器である電動制御機器。
  6. 被測定物のアース線に接続される電圧発生手段と、上記被測定物の電源線を経由する電圧を絶縁抵抗へと変換する変換手段と、上記変換手段およびこの変換手段に印加される電圧を降圧する降圧手段の間に配される基準抵抗と、を備える絶縁抵抗監視装置において、
    電圧に基づく絶縁抵抗値が、実測値の近似する範囲内になるよう補正された直線アルゴリズムでの直線絶縁抵抗値として予め記憶手段に記憶され、
    上記電圧発生手段で発生する電圧を上記アース線に印加して得られる上記被測定物の絶縁抵抗および上記基準抵抗で分圧して得られる電圧が上記降圧手段を介して制御手段に入力され、
    上記制御手段に入力される電圧に基づき、その入力電圧に対応する上記記憶手段の直線絶縁抵抗値を演算手段が演算する絶縁抵抗監視制御方法。
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