JP2004251689A - 三相誘導モータ絶縁劣化監視装置 - Google Patents

三相誘導モータ絶縁劣化監視装置 Download PDF

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Abstract

【課題】工作機械等における三相誘導モータの絶縁劣化を自動で監視し、外部に対して検査結果を表示することで、検査工数を著しく削減し得る装置を提供する。
【解決手段】モータMに給電されているか否かのON・OFFを検知する検知手段30、40と、モータMの絶縁抵抗を測定するための測定手段11b、17と、測定対象となるモータMの巻線を選択する切換回路20と、検知手段30、40がモータMのOFFを検出した際に、検知手段30、40からの出力に基づいて、測定対象となる巻線に検査用電源5から検査電圧を印加して、モータMの絶縁抵抗を測定手段11b、17で測定させ、この測定を切換回路20を制御して各巻線について順次行わせる測定制御手段11aと、測定された絶縁抵抗の値と予め設定された閾値とを比較して、モータMの劣化の度合を判定する判定手段11と、判定の結果を外部に対し表示する表示手段41とを備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として工作機械などに搭載される三相誘導モータの絶縁抵抗を自動で測定し、絶縁劣化の監視を行う装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術およびその問題点】
近年、工作機械等ではサーボモータ(三相誘導モータ)を搭載しているものが多い。これは、自動化や精密加工を実現するためにサーボモータが重要な要素となるからである。しかし、その一方で、精密機器であるサーボモータのメンテナンスに多大なコストが必要となる。一般に、工作機械では多量の切削油を使用するので、モータ内に油が浸入する場合があり、油の浸入により絶縁性能が低下することでモータの誤作動・焼損などが発生する。そのため、モータの絶縁劣化を定期的に検査しなければならない。
【0003】
この絶縁劣化の検査方法として、モータと電源間の配線を外してから、メガー(絶縁抵抗計)等で絶縁抵抗を測定する方法がある。しかし、1台の工作機械には通常3台(3軸)以上のサーボモータが搭載されているので、前記検査方法では、工作機械1台当たりの検査にかなりの工数がかかる。特に、1つの工場内に多数の工作機械が設置されている場合は、多大な労力と人的コストが必要となる。
【0004】
そこで、モータの絶縁劣化を監視する装置として、下記の特許文献1、2に記載されているような装置が知られている。
【0005】
【特許文献1】
特公平6−40724号公報 (第3−5頁、第1図)
【特許文献2】
特開2001−141795号公報 (第3−6頁、第1図)
【0006】
特許文献1の発明は、モータの巻線のうちの1つを電源から切り離して別の測定回路に接続することで、当該巻線の接地に対する絶縁抵抗を測定する。前記装置では、スイッチ回路の操作に人手を要する上、モータの作動中に測定を行うから、ノイズの影響が大きく誤検出のおそれがある。また、電源とモータとの間に、電源線を遮断するためのスイッチ回路の設置工事が必要となるため、時間とコストがかかる。さらに、工作機械では、1つの相を電源から切り離してしまうとモータを正常に作動させることはできない。
【0007】
特許文献2の発明は、モータの停止時において電力変換器によりモータに高周波パルスを送出することで絶縁抵抗を測定する。しかし、この装置では測定に高周波パルスを使用するため、複雑な回路が必要となる。しかも、加工状況や周囲の環境が変化する工作機械では、モータ以外にも漏電が発生しており、モータの漏電だけを精度良く測定することはできない。
【0008】
本発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、工作機械等における三相誘導モータの絶縁劣化を自動で監視し、外部に対して検査結果を表示することで、検査工数を著しく削減し得る装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のある監視装置は、三相交流電源からの電力を周波数変換するモータ制御装置を介して駆動電力が供給される三相誘導モータの絶縁劣化を監視する装置であって、前記モータに給電されているか否かのON・OFFを検知する検知手段と、前記モータの三相電源線およびアースに各々接続された検査用の電力線と、前記モータの絶縁抵抗を測定するための測定手段と、前記測定手段と前記各電力線との間に介挿され、前記三相交流電源とは別に設けられた検査用電源から前記各三相電源線とアースとの間に供給される電力の経路を選択する切換回路と、前記検知手段が前記モータのOFFを検出した際に、前記検知手段からの出力を受けて、前記三相電源線のうちの1つとアースとの間に前記検査用電源から検査電圧を印加して、当該電源線とアースとの間の絶縁抵抗を前記測定手段で測定させ、この測定を前記切換回路を制御して各三相電源線とアースとの間について順次行わせる測定制御手段と、前記測定された絶縁抵抗の値と予め設定された閾値とを比較して、前記モータの劣化の度合を判定する判定手段と、前記判定の結果を外部に対し表示する表示手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】
本発明によれば、モータに給電されているか否かのON・OFFを検知手段で検知し、該検知手段からのOFF出力に基づいて自動で絶縁抵抗の測定を行う。この際、測定された絶縁抵抗の値と予め設定された閾値とを比較してモータの絶縁劣化の度合を判定する。
【0011】
本発明においては、測定手段により測定された複数の絶縁抵抗の値を記憶可能な記憶手段と、前記モータへの給電がOFFである間に、一定の時間間隔で前記測定制御手段に信号を送信するタイマとを更に備えるのが好ましい。かかる構成により、モータの停止中に複数回の測定を行い、その測定結果を時系列で前記記憶手段に記憶させるように前記測定制御手段が制御すれば、作業者は複数の測定結果からなる履歴を参照することで、モータの劣化の特性や進行パターン等、モータ管理の上で有用な情報を得ることができる。
【0012】
本発明においては、前記測定手段により測定された複数の絶縁抵抗の値を記憶可能な記憶手段を更に備え、前記モータへの給電がOFFである間は、前記測定を複数回行うと共に、各回において測定された絶縁抵抗の値を前記記憶手段に記憶させるように前記制御手段が制御し、前記判定手段は、前記記憶手段に記憶されている複数回の測定結果に基づいて前記判定を行うようにしてもよい。かかる構成によれば、複数回の測定結果に基づいて劣化の判定を行うので、1回の測定結果に基づいて判定を行う場合よりも判定精度および信頼性が向上する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。
図1はモータ(三相誘導モータ)Mの絶縁抵抗を測定する本監視装置1を示す。監視装置1は、検査用の4本の電力線12、14、16、18を介して、前記モータMのアース2および前記モータMと前記モータ制御装置100とを接続する三相電源線4、6、8の各々に接続されている。
なお、前記モータ制御装置100は、三相交流電源101からの電力を周波数変換して前記モータMに駆動電力を供給することで、前記モータMの駆動を制御するものである。
【0014】
前記監視装置1は、マイコン10、切換回路20、第1検知手段30および検査用電源5を備えている。前記切換回路20の外部接続端子20a〜20dには、前記各電力線12、14、16、18が各々接続されている。また、前記切換回路20の外部接続端子20eには、前記検査用電源5が接続されている。
【0015】
切換回路
前記切換回路20は、後述するように、前記検査用電源5から前記各電力線12、14、16、18を介して、前記アース2と前記三相電源線4、6、8との間に印加される電力の経路を選択するものである。
図2に示すように、前記切換回路20は、ホトカプラ等からなる4つの無接点リレー21〜24を有している。各リレー21〜24は、各々、前記各電力線12〜18に介挿されている。前記各リレー21〜24の入力端の一端は前記切換回路20の外部接続端子20fに接続されていると共に、他端は、各々、前記マイコン10の端子C1〜C4に接続されている。なお、前記外部接続端子20fには、図示しない外部電源もしくは前記検査用電源5が駆動電源として接続されている。
なお、前記電力線14、16、18は、前記マイコン10の外部入力端子C5に接続されている。
【0016】
前記マイコン10は、CPU(判定手段)11、ROM13、RAM(記憶手段)15および測定回路(測定手段)17を備えている。また、前記マイコン10には、図示しないインターフェイスを介して表示手段41、設定器42およびタイマ43が接続されている。
前記測定回路17は、後述する前記外部入力端子C5に入力された信号の測定を行なうものであり、マイコン10の基板上に実装されている。
【0017】
前記CPU11は、制御部(測定制御手段)11aおよび演算部(測定手段)11bを備えている。
前記制御部11aは、後述の第1検知手段30からの出力に基づいて、前記切換回路20の動作を制御、つまり、前記端子C1〜C4のうち任意の端子を選択して、当該選択した端子に電圧を印加することで、前記各リレー21〜24のON・OFFを制御すると共に、前記測定回路17の動作を制御する。
前記演算部11bは、前記測定回路17と共に絶縁抵抗の測定手段を構成している。前記演算部11bは、前記測定回路17により測定された信号から前記モータMの絶縁抵抗を算出する。
前記CPU11は、前記絶縁抵抗の算出終了後、前記モータMの絶縁劣化の度合の判定を行い、判定結果を前記表示手段41に出力する。
【0018】
前記ROM13には、前記判定の基準となる閾値、たとえば、図3(a)に示す第1〜第3閾値SH1〜SH3が予め設定され記憶されている。この閾値の設定は、前記設定器42によって任意に変更できる。
前記RAM15には、図3(b)に示すように、前記CPU11により複数回行われた測定における絶縁抵抗の値などが時系列で記憶される。
【0019】
検知手段
図1に示す前記第1検知手段30は、前記モータ制御手段100を介して、前記三相交流電源101からの駆動電力が前記モータMに給電されているか否かのON・OFFを検知するものである。図2に示すように、前記第1検知手段30は3つのホトカプラ31〜33を備えている。前記各ホトカプラ31〜33の発光素子は、前記電力線14および前記電力線14を介して、前記各電力線16、18に接続されている。一方、前記各ホトカプラ31〜33の受光素子の一端は前記マイコン10の端子C6に接続されていると共に、他端は接地されている。前記ホトカプラ31は、前記外部接続端子20b、20c間を監視するものであり、前記ホトカプラ32は前記外部接続端子20c、20d間を、前記ホトカプラ33は前記外部接続端子20d、20b間を、それぞれ、監視するものである。したがって、前記モータMへの給電のON・OFFに伴って、前記ホトカプラ31〜33がON・OFFすることで、前記端子C6の電位が変化する。これにより、前記第1検知手段30は前記モータMへの給電のON・OFFを検出する。
【0020】
つぎに、図4のフローチャートおよびタイミングチャートを主に用いて、本監視装置1の動作について説明する。
前記モータMへの給電がON、つまり、前記モータMの駆動中は、前記CPU11の制御部11aは、図2の前記切換回路20のリレー22〜24がONで、かつ、前記リレー21がOFFとなるように制御して前記切換回路20を待機状態に保持している。これにより、前記モータMへの給電がONである間は、前記第1検知手段30のホトカプラ31〜33のうち少なくとも1つはONとなっているため、前記端子C6の電位はゼロ、つまり、ローレベルに保持される。このローレベルが保持されている間、前記制御部11aは、前記リレー21をOFFにし続けることで、前記検査用電源5からの検査電圧が前記モータMに印加されないように制御している。
【0021】
今、前記モータMへの給電がOFF、つまり、前記モータMを停止させると、前記第1検知手段30のホトカプラ31〜33が全てOFFになる。そのため、図4(a)に示すように、前記端子C6の電位がローレベルからハイレベルに変化する。この前記端子C6の電位の変化をトリガとして、前記制御部11aは図4(b)のフローチャートに従って絶縁抵抗の測定を開始する。
【0022】
まず、ステップS1では、前記制御部11aは測定対象となる前記モータMの巻線(図示せず)を選択する。たとえば、U相電源線4に接続された巻線を選択する場合、前記制御部11aは図2の前記切換手段20のリレー21、22をON、かつ、前記リレー23、24をOFFにするように制御する。これにより、他の2相の巻線には検査電圧が印加されず、前記U相電源線4に接続された巻線だけに検査電圧が印加される。前記リレーの切換が終了するとステップS2に進む。
【0023】
ステップS2では、前記制御部11aは、前記選択した巻線の接地に対する絶縁抵抗の測定を行う。前記切換回路20の外部接続端子20eに接続されている前記検査用電源5からの検査用電圧は、リレー21→電力線12→アース2→巻線→U相電源線4→電力線14→リレー22→外部入力端子C5という経路で前記モータMに印加される。その結果、漏洩電流が発生する。
なお、誤作動のおそれや測定精度の観点から、前記検査用電源5は数V程度の小さな起電力の直流または交流、パルス電源とすることが好ましい。
【0024】
前記漏洩電流は、図2の抵抗R0を経て接地点に流れる。この際、前記CPU11の制御部11aは前記測定回路17を制御して、前記外部入力端子C5に入力される信号、たとえば、前記抵抗R0にかかる電圧を測定させる。前記測定回路17は、測定した信号を前記CPU11の演算部11bに出力する。前記演算部11bは、この信号に基づいて下記の(1)式より絶縁抵抗値を算出する。
=(V−V)/I …(1)
ここで、Rは絶縁抵抗、Vは印加検査電圧、Vは外部入力端子C5において測定された信号、Iは漏洩電流である。
漏洩電流Iは下記の(2)式から求めることができる。
=V/R …(2)
ここで、Rは前記抵抗R0の抵抗値である。
したがって、上記(1)、(2)式から絶縁抵抗値を算出することができる。
【0025】
なお、図2における抵抗R1は、誤作動によりモータMの駆動電力が本監視装置1に印加されたとき、本監視装置1の損傷を保護するための抵抗である。また、抵抗R2は、前記第1検知手段30がモータMの駆動電力だけを検知して、前記漏洩電流により作動しないように設けられた駆動電力検出用の抵抗である。
【0026】
ステップS2において、絶縁抵抗の測定(算出)が終了するとステップS3に進む。ステップS3では、前記CPU11は前記ROM13から判定の基準となる閾値を読み出して、当該閾値と前記算出された絶縁抵抗値とを比較することで、絶縁劣化の判定を行う。モータMの各巻線の絶縁抵抗値は、通常100MΩ以上であるため、たとえば、図3(a)のように第1〜第3閾値を、各々、200MΩ、100MΩ、2MΩに設定する。前記CPU11は、測定された絶縁抵抗値が200MΩまたは100MΩ以上であれば、「問題なし」と判定して、当該判定結果を前記表示手段41に出力する。
【0027】
同様に、前記CPU11は、測定された絶縁抵抗値が100MΩよりも小、かつ、2MΩ以上である場合には、「劣化進行中」と判定して、前記モータMの検査、あるいは、交換用モータの準備が必要である旨を前記表示手段41に出力する。
さらに、前記CPU11は、測定された絶縁抵抗値が2MΩよりも小さい場合には、「すぐに交換すべき」と判定して、その旨を前記表示手段41に警告表示させる。
なお、これらの判定結果の表示は、前記CPU11の判定後に続けて表示するようにしてもよいし、作業者がモータMを再始動した際、あるいは、作業者の操作で前記表示手段41に表示するようにしてもよい。
【0028】
前記ステップS3の後、ステップS4では、U相以外の他の2相の絶縁抵抗の測定および劣化判定を行っていない場合には、NOに分岐し、引き続き、V相、W相について順次同様の絶縁抵抗の測定および劣化判定を繰り返す(ステップS1〜ステップS4)。つまり、V相電源線6に接続された巻線については、図2の前記リレー21、23をON、かつ、前記リレー22、24をOFFにし、W相電源線8に接続された巻線については、前記リレー21、24をON、かつ、前記リレー22、23をOFFにする。
【0029】
全ての巻線の劣化判定が終了すると、前記ステップS4でYESに分岐してステップS5に進む。ステップS5では、前記制御部11aは、前記切換手段20を初期状態、すなわち、前記リレー21がOFF、かつ、前記リレー22〜24がONとなっている状態に戻すように制御する。そして、ステップS5の動作を完了するとモータMの絶縁劣化の監視動作を終了する。
【0030】
ところで、本監視装置1は、前記モータMへの給電がOFFである間、前記絶縁抵抗の測定および劣化判定を複数回行うようにしてもよい。この場合、前記CPU11の制御部11aは、前記タイマ43(図1)から一定の時間間隔で入力される信号に基づいて前記測定および判定を行うと共に、図3(b)に示すように、測定された複数の絶縁抵抗値を前記RAM15に時系列で記憶させる。そして、図3(b)のような複数の測定結果からなる履歴を前記表示手段41の1つの画面に表示できるようにすれば、作業者が一目で履歴を確認でき、モータ管理の上で有用な情報を得ることができる。
【0031】
また、前記複数回の測定は、モータMへの給電がOFFになった際、連続的に複数回行うようにしてもよい。複数回の測定が連続あるいは不連続のいずれの場合であっても、前記CPU11は、これら複数の測定結果(絶縁抵抗値)に基づいて前記判定を行うようにしてもよい。たとえば、複数の測定結果の平均値と前記閾値とを比較して前記判定を行うようにしてもよいし、また、複数の測定結果の中で最も値の小さい絶縁抵抗値と前記閾値とを比較して前記判定を行うようにしてもよい。
【0032】
前記実施形態の説明では、説明を簡略化するため、モータMが1つの場合について説明したが、本発明は、モータMを複数個備える工作機械についても適用できる。モータMが複数個設けられた工作機械の絶縁劣化を監視する場合には、複数個のモータMのうち、1以上のモータMが停止しているとき、あるいは、工作機械自体への電源がOFFのときのいずれかの場合に、本装置1は、下記のような構成および動作により、各モータMの絶縁劣化を監視する。
【0033】
(1) 前記切換回路20および前記第1検知手段30を各モータMごとに設け、各々のモータMについて、給電のON・OFFを監視する。1以上のモータMが停止している場合に、当該停止しているモータMについて、前述のように絶縁劣化の検査を行う。こうすることで、工作機械の動作中に随時停止しているモータMの劣化判定を行うことができる。
【0034】
(2) 前記切換回路20を各モータMごとに設けると共に、図1のように、第2検知手段40を設ける。該第2検知手段40は、たとえば、前記モータ制御装置100などに接続され、工作機械自体の主電源のON・OFFを検出して、前記CPU11に信号を送信するためのものである。
前記CPU11は、前記第2検知手段40からのOFF出力を受けると、各々のモータMについて、順次、前記絶縁劣化の測定および判定を行う。こうすることで、工作機械の主電源がOFFの場合に、すなわち、複数個のモータMが全て停止している場合に、各モータMの劣化検査を順次行うことができる。
【0035】
なお、モータMが複数個ある場合には、検査対象となるモータMに対応する切換回路20を、各々、選択する切換装置(図示せず)を、本監視装置1が備えるのが好ましい。
【0036】
以上のとおり、図面を参照しながら好適な実施例を説明したが、当業者であれば、本明細書を見て、自明な範囲で種々の変更および修正を容易に想定するであろう。
たとえば、前記外部入力端子C5で測定する信号は、前記抵抗R0にかかる電圧に代えて漏洩電流Iを直接測定するようにしてもよい。
また、ノイズや動作速度などの観点から、前記切換回路20や第1検知手段30ではホトカプラなどの無接点リレーを用いたが、電磁リレーなどの有接点リレーを用いるようにしてもよい。ただし、有接点リレーを用いた場合は、過電流、過電圧保護回路を追加する必要がある。また、検知手段は必ずしも前記実施形態のように回路で構成する必要はなく、センサなどの電子デバイスにより構成してもよい。
また、前記検査用電源5は内蔵電源であってもよいし、また、別の外部電源を用いるようにしてもよい。ただし、別電源を使用した場合は、安定化電源を使用すると共に、前記抵抗R0の抵抗値および前記測定回路17を適宜必要な仕様に設定変更する必要がある。
したがって、そのような変更および修正は、請求の範囲から定まる本発明の範囲内のものと解釈される。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、検知手段を設け、該検知手段によりモータへの給電のON・OFFを検知することで、モータの停止時に絶縁抵抗を自動で測定するから、人手による定期的なモータ劣化検査を不要にできる。したがって、検査工数を著しく削減することができる上、モータへの給電がOFFのときに絶縁抵抗を測定するので、ノイズが少なく、精度の良い測定を行うことができる。
【0038】
また、モータとモータ制御装置とを接続する三相電源線およびモータのアースに端子接続して本監視装置を取り付けるようにすれば、設置工事をしなくてもよいので、時間とコストを低減することができる。
【0039】
また、一定の時間間隔で信号を送信するタイマと複数の測定結果を時系列で記憶する記憶手段とを設ければ、モータの停止中に複数回の測定を行い、その複数の測定結果を時系列で記憶させることができる。この複数の測定結果からなる履歴を表示手段に時系列で表示できるようにすれば、作業者はこの履歴を参照することで、モータの劣化の特性や進行パターン等、モータ管理の上で有用な情報を得ることができる。
【0040】
また、複数の絶縁抵抗の値を記憶する記憶手段を設け、複数回の測定結果に基づいて前記判定を行うようにすれば、判定の精度および信頼性が更に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す概略構成を示すブロック図である。
【図2】同切換回路の一例を示す回路図である。
【図3】(a)は閾値と劣化判定の方法を示す図表、(b)は記憶手段に記憶される情報の一例を示す図表である。
【図4】(a)は本監視装置が測定を開始するタイミングを示すタイミングチャート、(b)は同監視装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1:監視装置
2:アース
4、6、8:三相電源線
5:検査用電源
12、14、16、18:電力線
11:CPU(判定手段)
11a:制御部(測定制御手段)
11b:演算部(測定手段)
17:測定回路(測定手段)
15:RAM(記憶手段)
20:切換回路
30:第1検知手段
40:第2検知手段
41:表示手段
43:タイマ
100:モータ制御装置
101:三相交流電源
M:三相誘導モータ

Claims (4)

  1. 周波数変換するモータ制御装置を介して、三相交流電源からの駆動電力が供給される三相誘導モータの絶縁劣化を監視する装置において、
    前記モータに給電されているか否かのON・OFFを検知する検知手段と、
    前記モータの絶縁抵抗を測定するための測定手段と、
    前記測定対象となる前記モータの巻線を選択する切換回路と、
    前記検知手段が前記モータのONを検出している間は、前記検知手段からの出力に基づいて、前記三相交流電源とは別に設けられた検査用電源からの検査電圧が前記モータに印加されないことで、前記測定を行わないように制御すると共に、前記検知手段が前記モータのOFFを検出した際は、前記検知手段からの出力に基づいて、測定対象となる巻線に前記検査用電源から検査電圧を印加して、前記モータの絶縁抵抗を前記測定手段で測定させ、この測定を前記切換回路を制御して各巻線について順次行わせる測定制御手段と、
    前記測定された絶縁抵抗の値と予め設定された閾値とを比較して、前記モータの劣化の度合を判定する判定手段と、
    前記判定の結果を外部に対し表示する表示手段と、
    を備えたことを特徴とする三相誘導モータ絶縁劣化監視装置。
  2. 周波数変換するモータ制御装置を介して、三相交流電源からの駆動電力が供給される三相誘導モータの絶縁劣化を監視する装置において、
    前記モータに給電されているか否かのON・OFFを検知する検知手段と、
    前記モータの絶縁抵抗を測定するための測定手段と、
    前記モータの三相電源線およびアースに各々接続された検査用の電力線と、前記測定手段との間に介挿され、前記三相交流電源とは別に設けられた検査用電源から前記各三相電源線とアースとの間に供給される電力の経路を選択する切換回路と、
    前記検知手段が前記モータのOFFを検出した際に当該モータがOFFである場合にのみ、前記検知手段からの出力に基づいて、前記三相電源線のうちの1つとアースとの間に前記検査用電源から検査電圧を印加して、当該電源線とアースとの間の絶縁抵抗を前記測定手段で測定させ、この測定を前記切換回路を制御して各三相電源線とアースとの間について順次行わせる測定制御手段と、
    前記測定された絶縁抵抗の値と予め設定された閾値とを比較して、前記モータの劣化の度合を判定する判定手段と、
    前記判定の結果を外部に対し表示する表示手段と、
    を備えたことを特徴とする三相誘導モータ絶縁劣化監視装置。
  3. 請求項2において、
    前記測定手段により測定された複数の絶縁抵抗の値を記憶可能な記憶手段と、
    前記モータへの給電がOFFの間に、一定の時間間隔で前記測定制御手段に信号を送信するタイマとを更に備え、
    前記タイマからの信号に基づいて、前記測定を複数回行うと共に、各回において測定された複数の絶縁抵抗の値を時系列で前記記憶手段に記憶させるように前記測定制御手段が制御し、
    前記記憶手段に記憶されている複数の測定結果からなる履歴を前記表示手段に時系列で表示することができる三相誘導モータ絶縁劣化監視装置。
  4. 請求項2において、
    前記測定手段により測定された複数の絶縁抵抗の値を記憶可能な記憶手段を更に備え、
    前記モータへの給電がOFFである間は、前記測定を複数回行うと共に、各回において測定された絶縁抵抗の値を前記記憶手段に記憶させるように前記測定制御手段が制御し、
    前記判定手段は、前記記憶手段に記憶されている複数の測定結果に基づいて前記判定を行う三相誘導モータ絶縁劣化監視装置。
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