JP5553422B2 - 車両用充電装置の携帯型検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プラグインハイブリッドカーや電気自動車等の車載電池を備えた車両への充電のために各所に設置された車両用充電装置が、正常に動作するか否かの確認を行うために用いられる車両用充電装置の携帯型検査装置に関するものである。
車載電池を備えた車両に関する標準システムにおいては、車両の種類としてモード1とモード2とが設定されている。モード1の車両は車両用充電装置の充電コネクタと接続して電源が供給されれば、直ちに充電を開始するタイプのものである。一方モード2の車両は車両側にも充電制御回路を備えており、車両側の充電口に車両用充電装置の充電コネクタが接続されると車両用充電装置から充電制御信号(CPLT信号)を送り、この信号を受けた車両側の充電制御回路はその電圧等を変化させることにより接続状態を車両用充電装置に伝え、これらの信号の交換後に充電を開始するものである。この点については、特許文献1に開示されている。
現状では多くの車両はモード2であるため、車両用充電装置もモード2の車両に対応できるものが大部分である。車両用充電装置は工場出荷時には動作確認が行なわれているが、設置後にも車両用充電装置の動作を確認する必要がある。また、屋外に長期間設置されるため、安全上の観点からも正常に動作するか否かを定期的に確認する必要がある。このためには車両用充電装置を実際にモード2の車両に接続し、CPLT信号の交換が正常に行われるか否かを確認しなければならない。しかしこのように実際の車両を用いた動作確認には車両移動等の手数がかかるという問題があった。
特開2009−71899号公報
従って本発明の目的は上記した従来の問題を解決し、実際の車両を用いることなく、各所に設置された車両用充電装置が正常に動作するか否かの確認を行うことができる携帯型検査装置を提供することである。
なお、車両用充電装置の携帯型検査装置に関する先行文献は、出願人が調査した範囲では見当らなかった。
上記の課題を解決するためになされた本発明の車両用充電装置の携帯型検査装置は、携帯可能な本体部に、車両側の充電口を模擬した充電コネクタ接続部と、この充電コネクタ接続部に充電コネクタが接続されたときにそのCPLT信号線と接続され、車両側での充電許可を模擬する電気回路とを設け、更に、本体部には、モード2車両において、CPLT信号が発振状態となった際にパルスの下端電位を一定に維持する機能を有するダイオードの存在を模擬する模擬ダイオードと、該模擬ダイオードとの接続切り替えを行う切替手段を備えたことを特徴とするものである。
なお請求項2のように、本体部に充電ケーブル接続状態から充電許可状態への遷移を模擬する切替手段を設けることができる。また請求項3のように、本体部に電気回路への接続を無効にする切替手段を設けた構造とすることができ、さらに請求項4のように、本体部に充電電流の通電と不通電との切替手段を設けた構造とすることができる。
なお請求項5のように、充電コネクタを介して本体部に引き込まれたアース線と模擬電路とを繋いで漏電を模擬する漏電テスト装置を備えた構造とすることができる。また請求項6のように、模擬漏電電流を測定する電流計測手段を備えることができ、さらに請求項7のように、漏電テスト装置に模擬漏電電流値を変更する電流変更手段を備えた構造とすることができる。
本発明の車両用充電装置の携帯型検査装置は、車両用充電装置の充電コネクタを充電コネクタ接続部に接続することにより、電気回路が車両側での充電許可を模擬して、車両用充電装置を動作させることができる。このため実際の車両を用いることなく、車両用充電装置が正常に動作するか否かを検査することができる。本発明の検査装置は携帯型であるため、各所に設置された車両用充電装置の検査を容易に行うことができる。また請求項2以下の構成を用いれば各種の検査を行うことができ、モード1の車両の検査も可能となる。
なお、車両用充電装置の標準システムとして、CCIDと呼ばれる漏電遮断機構と漏電ブレーカを内蔵した漏電保護装置を地上側設備として備え、車両への充電時に漏電が発生した際、速やかに充電電路を遮断して人体を保護することが規定されており、現在、車両用充電装置の内部に漏電遮断機構を設け、更に、車両用充電装置の内部には、この漏電遮断機構が正常に動作するか否かの確認を行うための漏電テスト用操作部を備える構造が広く採用されている。しかし、従来の漏電テスト用操作部は、実際の電路内での漏電発生を模擬するものではなく、テスト専用回路を用いて疑似的な漏電状態を発生させて漏電遮断機構が正常に動作するか否かの判断を行うものである。具体的には、図7に示すように、テストボタン23の押圧により、ZCT24の一次電流の相バランスを崩し、二次側に起電力を発生させて、漏電遮断機構25の動作テストを行うものであるため、漏電テストで正常判定であった場合にも、他の要因(例えば、接地抵抗(D種接地)が適性値(規格値)でない等)によって、実際の電路では漏電ブレーカ4の引き外しが行われず、漏電保護装置26が正常に動作しないケースが発生しうる問題があった。これに対し、請求項6の発明によれば、充電コネクタを介して本体部に引き込まれたアース線と模擬電路とを繋いで形成される実際の電路内での漏電発生を模擬することができるため、より正確な判定を行うことができる。
更に、請求項7のように、模擬漏電電流を測定する電流計測手段を備えることにより、漏電遮断機能の阻害要因まで特定することができる。
本発明の実施形態を示す模式的な外観図である。 車両用充電装置とモード2の車両との充電回路図である。 CPLT信号の電圧波形図である。 実施形態1の携帯型検査装置の回路構成図である。 図4の要部拡大図である。 実施形態2の携帯型検査装置の回路構成図である。 従来の漏電テスト装置の説明図である。 三相3線の説明図である。 漏電テストのフロー図である。
以下に本発明の実施形態を説明するが、先ず図2と図3を参照しつつ、車両用充電装置1からモード2の車両2への充電を行う場合の手順を説明する。
車両用充電装置1の充電コネクタが車両側の充電口に接続されていない状態においては、図3に示すようにCPLT信号は12Vのままである。しかし充電コネクタが車両側の充電口に接続されると、車両側制御回路3に内蔵されている抵抗r2によって分圧され、CPLT信号は9Vに低下する。車両用充電装置1の充電制御装置5はこの電圧低下によってモード2車両2への接続がなされたことを検知し、パルス出力回路6によりCPLT信号を発振させて、9Vの発振状態とする。このときパルスの下端電圧はダイオード7の存在により−12Vを維持している。
車両側制御回路3はこの9V発振状態を検知すると、充電許可スイッチ8をオンとする。すると抵抗r3の抵抗分圧によってCPLT信号は6V発振に変化し、充電準備が完了する。車両用充電装置1の充電制御装置5はこの6V発振を検知すると開閉器9にオン信号を出力し、充電回路に充電電流が流れて車載電池4への充電が開始される。このようにCPLT信号は変化するため、本発明の携帯型検査装置はこれと同一の電圧変化を模擬する回路構成を備えるものとする。
(実施形態1)
以下に実施形態1の携帯型検査装置の構成を説明する。
図1に示すように、10は携帯可能な本体部であり、その表面には車両側の充電口を模擬した充電コネクタ接続部11と、各種の切替手段(スイッチ)S1〜S5と、CPLT電圧計測端子12と、200V計測端子13と、通電表示ランプ14とが設けられている。また本体部10の内部の基板上には、図5に示すように車両側での充電許可を模擬する電気回路が設けられている。電気回路については以下に説明する。図4に示すように、充電コネクタ接続部11は充電コネクタの5本のピンに対応する5つの接続ピンa〜eを備えている。なお、図5において切替手段S1〜S4は説明のため電気回路上にも表示している。
電源ラインに対応する接続ピンa、bは、図4に示す模擬負荷R4に接続されている。接続ピンbと模擬負荷R4との間には切替手段S5が設けられており、200Vの電圧印加に対しての通電/不通電を切り替えることができる。また接続ピンa、bと切替手段S5との間には、通電表示ランプ14が並列に接続されている。モード1の車両を想定した試験を行う場合で、車両用充電装置1のスタートボタンBを押圧した後に電源ラインに200Vの電圧が印加されるか否かは、通電表示ランプ14により確認することができ、また200V計測端子13にテスター等を当てて検出することができる。さらに、充電電流を実際にこの負荷回路に流すことによって車両用充電装置1の動作を確認することができる。
接続ピンdのCPLT信号線は、図4、図5に示すように切替手段S1を経由して試験抵抗R1、R2、R3に接続されている。これらの試験抵抗は並列に接続されており、試験抵抗R1は車両と充電コネクタとの接続を模擬する。切替手段S2が閉じられたときにR1と並列接続される試験抵抗R2は車両の充電許可状態を摸擬する。切替手段S3が閉じられたときにR1、R2と並列接続される試験抵抗R3は、充電時に換気が必要な鉛蓄電池搭載車両との接続状態を摸擬する。
従って、切替手段S1はモード2の車両との接続あるいは非接続を切り替える機能を有する。モード1の車両には車両側制御回路3が存在しないので、この切替手段S1をオフとすればモード1の車両との接続を摸擬することが可能となる。切替手段S2は、上記したように充電許可状態を摸擬する機能を有する。切替手段S3は換気が必要な鉛蓄電池搭載車両との接続状態を摸擬する。切替手段S4はこれと直列に接続されたダイオード15との接続を選択するもので、このダイオード15は前記したダイオード7に対応するものである。
次に実施形態1の携帯型検査装置の使用方法を説明する。
車両用充電装置1がモード2の車両に充電する機能を検査する場合には、先ず切替手段S1を閉路したうえ、車両用充電装置1の充電コネクタを充電コネクタ接続部11に接続する。なお、モード2の車両にはダイオード7が設けられているため、切替手段S4を開路する。これにより、12Vに設定されているCPLT信号は試験抵抗R1によって9Vに遷移し、モード2の車両に接続された状態を摸擬する。これにより車両用充電装置1の表示部が「充電準備中」を表示すれば正常である。CPLT信号の電圧はCPLT電圧計測端子12にテスター等を接続して計測することもできる。
上記のようにCPLT信号が9Vに遷移したのちに切替手段S2を閉路すると、試験抵抗R1と試験抵抗R2が並列接続されるので、CPLT信号は6Vに遷移し、モード2の車両が充電許可状態になったことを摸擬する。これにより車両用充電装置1の開閉器9がオンとなり、200Vを印加する。同時に車両用充電装置1の表示部が「充電中」を表示し、携帯型検査装置の通電表示ランプ14が点灯すれば、車両用充電装置1は正常に動作したことが確認できる。異常がある場合には、CPLT信号の電圧をCPLT電圧計測端子12にテスター等を接続して計測することにより、どの段階で異常が発生しているかを確認できる。
上記した手順によって、車両用充電装置1がモード2の車両に充電する機能を簡便に検査することができるが、このほかに異常模擬を行わせることも可能である。
先ず鉛蓄電池が搭載されたモード2の車両への充電機能を検査する場合には、切替手段S1、S2の他に切替手段S3も閉路する。これにより第3の試験抵抗R3も並列接続されるため、CPLT信号の電圧は3Vに低下する。これはモード2の車両の換気要求を摸擬するものである。換気対応機能のない車両用充電装置1の場合には、表示部にエラー表示が行なわれて充電は開始されなければ正常である。また換気対応機能を備えた車両用充電装置1の場合には、200Vが印加され、表示部が「充電中」を表示し、携帯型検査装置の通電表示ランプ14が点灯すれば正常である。なお、鉛蓄電池が搭載されたモード2の車両への充電の場合にはCPLT信号が6Vとなることはないので、切替手段S2と切替手段S3とを同時に閉路して9Vから3Vに遷移させてもよい。
次に、切替手段S4を閉路することによりダイオード15を無効とし、車両側制御回路3にダイオード7のない状態を摸擬することができる。充電コネクタを接続し、車両用充電装置1が異常表示を行って200Vの印加を行わなければ正常である。
次に、車両用充電装置1がモード1の車両に充電する機能を検査する場合について説明する。この場合には、切替手段S1を開路すればCPLT信号線は試験抵抗R1、R2、R3から切り離される。このため上記した車両側制御回路3の模擬がなされず、CPLT信号の電圧は変化しない。
この状態において車両用充電装置1のスタートボタンを押圧すると、端子a,b間に200Vが印加され、切替手段S5を閉路した場合には、数アンペアの電流が実際に流れる。また切替手段S5を開路した場合には、200Vが通電表示ランプ14に印加されるが電流は数mAに過ぎず、車両用充電装置1は所定時間後に開閉器9をオフとして通電を遮断する。このようにして、車両用充電装置1がモード1の車両に充電する機能を検査することができる。
以上の説明では、試験抵抗R1、R2、R3を順次並列接続することにより9V,6V,3Vを摸擬する構成としたが、独立の試験抵抗により9V,6V,3Vを摸擬できるようにしてもよい。また、模擬負荷R4はコンデンサに置換することもできる。コンデンサは充電コネクタの接続時に車載電池4に接続されたノイズフィルタに流れる電流(暗電流)を摸擬する。コンデンサに流れる電流は電圧に対して位相がずれることにより、ジュール熱による発熱が少ない利点がある。
図4に示した回路図においては、模擬負荷R4は複数の抵抗R41,R42からなり、切替手段S5´により接続したり分離できる構成となっている。この場合には、R41のみに接続した状態では充電電流値が所定値以上となり、抵抗R41とR42とを接続(合成)した状態では所定値未満の一定の範囲内となるように調整されている。これにより、モード2の充電制御を行わなかった場合の車両用充電装置の充電電流値に応じた動作確認をすることもできる。
なお、上記した実施形態においては手動操作により切替手段を操作したが、シーケンス制御によって切替手段S1、S2を順次閉じるように制御することもできる。手動操作の場合には携帯型検査装置に電源は不要であるが、シーケンス制御を行なう場合には電池から電源を供給することとなる。
このほか、切替手段S1、S2を同時に開閉可能とする切替手段を設けることもできる。この場合には9Vのステップを踏まない簡易的なモード2の車両にも対応することができる。
以上に説明したように、実施形態1の携帯型検査装置を用いれば、実際の車両を用いることなく、車両用充電装置が正常に動作するか否かを簡便に検査することができる。
(実施形態2)
実施形態2の携帯型検査装置は、上記実施形態1の携帯型検査装置に、漏電テスト装置16を追加したものである。
漏電テスト装置16は、図6に示すように、少なくとも漏電テストボタンBTと調整抵抗R5を備えている他、漏電電流変更手段S6と相切替手段S7とを備え、本体部10の内部に配置されている。
本体部10の内部では、電源ラインL1、L2と接続する模擬電路17に、車載電池4を模擬した模擬負荷R4を接続している。模擬負荷R4の上流側に設けた切替手段S5を閉路すると、模擬電路17に電流が流れるようになっている。
漏電テストはモード1またはモード2のいずれの車両に対しても、模擬電路17に電圧を印加した状態で行われる。漏電テストボタンBTの押圧により、模擬電路17の一方とアース線18との間に電路20を設け、漏電を疑似する疑似漏電回路を形成することができる。図7に示すように、従来の漏電テスト用操作部は、実際の電路内での漏電発生を模擬するものではなく、漏電ブレーカ等の内部にテスト専用回路を用いて疑似的な漏電状態を発生させて漏電遮断機構が正常に動作するか否かの判断を行うものである。具体的には、図7に示すように、テストボタン23の押圧により、ZCT24の一次電流の相バランスを崩し、二次側に起電力を発生させて、漏電遮断機構25の動作テストを行うものであるため、漏電テストで正常判定であった場合にも、他の要因(例えば、接地抵抗(D種接地)が適性値(規格値)でない等)によって、実際の電路では漏電ブレーカ4の引き外しが行われず、漏電保護装置26が正常に動作しないケースがあったが、本実施形態における疑似漏電回路は、大地〜トランス21〜分電盤22〜車両用充電装置1〜携帯型検査装置間に形成される実際の電路内での漏電発生を模擬したものであるため、より正確な動作確認を行うことができる。なお調整抵抗R5は、漏電テストボタンBTの押圧により、疑似漏電回路に所定値(例えば15mA)の漏電電流が流れるように調整するものであり、コンデンサでもよい。
漏電電流変更手段S6では、配電方式(単相3線式または三相3線式)に応じて調整抵抗R5と試験抵抗R6との合成抵抗の値を調整し、擬似漏電電流を変更することができる。具体的には、対地間電圧が三相3線と単相3線とでは異なるところ、本実施形態では、いずれにおいても擬似漏電による漏電電流が所定値(例えば15mA)となるように、漏電電流変更手段S6の切替によって三相3線の場合には試験抵抗R6に電流が流れるようにして抵抗値を調整している。漏電電流変更手段S6として可変抵抗を用いることもできる。
また、相切替手段S7の操作によって、漏電電流を流す相を電源ラインL1、L2で切り替えることができる。図8に示すように、三相3線のトランス等で、例えば接地されていないR相が車両用充電装置1に引き込まれた場合、R相では疑似漏電回路を形成できない。このような場合には、S7で他の相(S相・T相)に切り替えた後に漏電テストボタンBTを押圧することにより、疑似漏電回路を形成することができる。実際には車両用充電装置1に引き込まれた相を確認するのは困難なので、漏電テストボタンBTを押圧しても、漏電遮断機構が正常に動作しない場合にS7で他の相に切り替えて漏電テストを行うことができる。
本体部10内部のアース線18には、漏電テストボタンBTを押圧しても漏電遮断機構が正常に動作しなかった場合に、疑似漏電回路を流れる漏電電流が計測できる電流計測手段19を備えている。また、漏電電流によって点灯する表示ランプ(図示しない)を備え、漏電電流が所定値(例えば15mA)以上流れた場合は1回点滅させ、所定値(例えば15mA)未満の場合は2回点滅させて異常を表示することもできる。
次に実施形態2の携帯型検査装置による漏電テストのフローを、図9を用いて説明する。
(ST1:携帯型検査装置への電圧印加)
モード2の車両の充電を前提とする場合には、実施形態1で詳述したように、先ず切替手段S1を閉路したうえ、車両用充電装置1の充電コネクタを充電コネクタ接続部11に接続して、CPLT信号を6Vに遷移させ、車両用充電装置1の開閉器9をオンにして200Vを印加する。
モード1の車両の充電を前提とする場合には、実施形態1で詳述したように、切替手段S1を開路してCPLT信号線を試験抵抗R1、R2、R3から切り離した上で、車両用充電装置1のスタートボタンを押圧して200Vを印加する。
(ST2:漏電ブレーカの動作確認)
電圧印加状態で漏電テストボタンBTを押圧し、疑似漏電回路を形成し、漏電ブレーカが動作して電路が遮断されるか否かを確認する。本実施形態では、分電盤22内に漏電ブレーカ27を備え、漏電ブレーカ27が動作すると、車両用充電装置1への電力供給が停止して車両用充電装置1の表示部等が消灯するため、これによって漏電ブレーカ27が正常に動作するか否かを確認することができる。なお、動作確認を行う漏電ブレーカの設置個所は特に限定されず、例えば、車両用充電装置1の内部に設けられていても動作確認をすることもできる。
(ST3:漏電電流値による異常判定)
更に、電圧印加状態で漏電テストボタンBTを押圧したにも関わらず、漏電ブレーカが不動作の場合には、疑似漏電回路に流れた漏電電流値を電流計測手段19で計測し、漏電保護装置(ELB)の異常(ST4)および接地抵抗の異常(ST5)を判定することができる。具体的には、所定値(例えば15mA)以上の漏電電流が流れていれば実際の電路内での漏電保護装置の不存在を判定し、所定値(例えば15mA)未満であれば実際の電路内での接地抵抗の異常(抵抗値が高い)を判定することができる。
1 車両用充電装置
2 車両
3 車両側制御回路
4 車載電池
5 充電制御装置
6 パルス出力回路
7 ダイオード
8 充電許可スイッチ
9 開閉器
10 本体部
11 充電コネクタ接続部
12 CPLT電圧計測端子
13 200V計測端子
14 通電表示ランプ
15 ダイオード
16 漏電テスト装置
17 模擬電路
18 アース線
19 電流計測手段
20 電路
21 トランス
22 分電盤
23 テストボタン
24 ZCT
25 漏電遮断機構
26 漏電保護装置
27 漏電ブレーカ

Claims (7)

  1. 携帯可能な本体部に、車両側の充電口を模擬した充電コネクタ接続部と、この充電コネクタ接続部に充電コネクタが接続されたときにそのCPLT信号線と接続され、車両側での充電許可を模擬する電気回路とを設け、
    更に、本体部には、モード2車両において、CPLT信号が発振状態となった際にパルスの下端電位を一定に維持する機能を有するダイオードの存在を模擬する模擬ダイオードと、該模擬ダイオードとの接続切り替えを行う切替手段を備えたことを特徴とする車両用充電装置の携帯型検査装置。
  2. 本体部に、充電ケーブル接続状態から充電許可状態への遷移を模擬する切替手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の車両用充電装置の携帯型検査装置。
  3. 本体部に、電気回路への接続を無効にする切替手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の車両用充電装置の携帯型検査装置。
  4. 本体部に、充電電流の通電と不通電との切替手段を設けたことを特徴とする請求項3記載の車両用充電装置の携帯型検査装置。
  5. 充電コネクタを介して本体部に引き込まれたアース線と模擬電路とを繋いで漏電を模擬する漏電テスト装置を備えたことを特徴とする請求項1または3記載の車両用充電装置の携帯型検査装置。
  6. 模擬漏電電流を測定する電流計測手段を備えたことを特徴とする請求項5記載の車両用充電装置の携帯型検査装置。
  7. 漏電テスト装置は模擬漏電電流値を変更する漏電電流変更手段を備えたことを特徴とする請求項5または6記載の車両用充電装置の携帯型検査装置。
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