JP6768166B2 - 型枠の洗浄方法及びセラミックス成形体の製造方法 - Google Patents
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Description
本実施形態に係る金型10の構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、金型10の断面図である。図2は、金型10の分解図である。
セラミックス成形体の製造方法について説明する。
図3は、セラミックス成形体の成形に用いられた後の第1型枠12を示す模式図である。図3に示すように、セラミックス成形体の成形に用いられた後の第1型枠12の表面12aには、離型剤17だけでなく、セラミック粉末、分散媒及びゲル化剤の少なくとも1つを含む固着物19などが付いている。そのため、セラミックス成形体の製造工程では、まず、第1型枠12を洗浄して離型剤17及び固着物19などの付着物を除去する必要がある。なお、第2型枠13も洗浄する必要があるが、第1及び第2型枠12,13の洗浄方法は同じであるため、以下、第1型枠12を例に挙げて洗浄方法を説明する。
図6に示すように、軸心AXを中心として回転する回転ブラシ20によって、洗浄液21から引き出された第1型枠12の表面12aをブラッシングする。これにより、第1型枠12の表面12aに残留している固着物19を除去する。上述のとおり、表面12aに残留している固着物19は、浸漬前の1.05倍以上まで膨潤して表面12aとの密着力が小さくなっているため、比較的容易に表面12aから除去することができる。
図7に示すように、回転ブラシ20の軸心AXを移動方向D2に移動させることによって、第1型枠12の表面12aを再びブラッシングする。これにより、第1ブラッシング工程では付着物30を除去しきれなかった場合に、残留している付着物30を除去する。第1ブラッシング工程において付着物30を十分除去できる場合、第2ブラッシング工程を行わなくてもよい。
洗浄された第1型枠12の表面12aに離型剤17を塗布する。同様に、洗浄された第2型枠13の表面13aにも離型剤18を塗布する。離型剤17,18の塗布方法は特に制限されず、例えば、静電塗布法、ディップコート法、スプレーコート法、ロールコート法などを用いることができる。
セラミックス粉末、分散媒、及びゲル化剤を混合して成形用スラリーを調製する。セラミックス粉末は、セラミックス部材に必要とされる特性に応じて適宜選択される。
第1及び第2型枠12,13を連結させて金型10を組み立て、第1型枠12の注入口14から内部空間16に成形用スラリーを注入する。その後、一定時間(例えば、1時間)放置して、成形用スラリーを固化(ゲル化)させることによって、セラミックス成形体を形成する。そして、第2型枠13から第1型枠12を取り外して、セラミックス成形体を取り出す。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
11 型枠
12 第1型枠
12a 表面
A1 第1端
A2 第2端
12c 第1側面
12d 第2側面
13 第2型枠
13a 表面
13c 第1側面
13d 第2側面
14 注入口
15 排出口
16 内部空間
17 離型剤
18 離型剤
20 回転ブラシ
21 軸部
22 毛部
AX 軸心
P1 第1位置
P2 第2位置
D1,D2 移動方向
E1,E2 回転方向
Claims (18)
- 表面に固着物が付いた型枠の洗浄方法であって、
少なくとも水を含む洗浄液に前記型枠を浸漬させることによって、前記固着物を膨潤させる膨潤工程と、
前記表面をブラッシングすることによって、前記表面から前記固着物を除去するブラッシング工程と、
を備え、
前記固着物は、セラミック粉末、分散媒及びゲル化剤のうち少なくとも1つを含み、
前記膨潤工程では、前記固着物の前記表面への投影面積を浸漬前の1.05倍以上にする、
型枠の洗浄方法。 - 前記洗浄液は、中性洗剤である、
請求項1に記載の型枠の洗浄方法。 - 前記洗浄液の温度は、30℃以上80℃以下である、
請求項1又は2に記載の型枠の洗浄方法。 - 前記膨潤工程における浸漬時間は、60秒以上である、
請求項1乃至3のいずれかに記載の型枠の洗浄方法。 - 前記ブラッシング工程では、軸心を中心として回転する回転ブラシを移動させることによって前記型枠の表面をブラッシングし、
前記型枠の表面は、
前記軸心の移動方向に略平行であり、前記凹部の外縁に連なり、前記第1端を含む第1平行面と、
前記移動方向に略平行であり、前記凹部の外縁に連なり、前記第2端を含む第2平行面と、
前記移動方向に略平行であり、前記凹部の底面である第3平行面と、
前記第1平行面と前記第3平行面とに連なる第1斜面と、
前記第2平行面と前記第3平行面とに連なる第2斜面と、
を含む、
請求項1乃至4のいずれかに記載の型枠の洗浄方法。 - 前記軸心と平行な方向から見た場合に、前記第1乃至第3平行面の少なくとも1つに沿って前記軸心を右方向に移動させる場合、前記回転ブラシを左回転させる、
請求項5に記載の型枠の洗浄方法。 - 前記軸心と平行な方向から見た場合に、前記第1乃至第3平行面の少なくとも1つに沿って前記軸心を右方向に移動させる場合、前記回転ブラシを右回転させる、
請求項5に記載の型枠の洗浄方法。 - 前記軸心と平行な方向から見た場合に、前記第1斜面に沿って前記軸心を右方向に移動させる場合、前記回転ブラシを左回転させる、
請求項6又は7に記載の型枠の洗浄方法。 - 前記軸心と平行な方向から見た場合に、前記第1斜面に沿って前記軸心を右方向に移動させる場合、前記回転ブラシを右回転させる、
請求項6又は7に記載の型枠の洗浄方法。 - 前記第1斜面の上方における前記軸心の移動速度を、前記第1平行面の上方における前記軸心の移動速度より遅くする、
請求項6乃至9のいずれかに記載の型枠の洗浄方法。 - 前記第1斜面の上方における前記軸心の平均移動速度を、前記第1平行面の上方における前記軸心の平均移動速度の1.1倍以上にする、
請求項10に記載の型枠の洗浄方法。 - 前記回転ブラシを前記第1斜面上で停止させる、
請求項10又は11に記載の型枠の洗浄方法。 - 前記軸心と平行な方向から見た場合に、前記第2斜面に沿って前記軸心を右方向に移動させる場合、前記回転ブラシを左回転させる、
請求項5乃至12のいずれかに記載の型枠の洗浄方法。 - 前記軸心と平行な方向から見た場合に、前記第2斜面に沿って前記軸心を右方向に移動させる場合、前記回転ブラシを右回転させる、
請求項5乃至12のいずれかに記載の型枠の洗浄方法。 - 前記第2斜面の上方における前記軸心の移動速度を、前記第3平行面の上方における前記軸心の移動速度より遅くする、
請求項6乃至13のいずれかに記載の型枠の洗浄方法。 - 前記第2斜面の上方における前記軸心の平均移動速度を、前記第3平行面の上方における前記軸心の平均移動速度の1.1倍以上にする、
請求項15に記載の型枠の洗浄方法。 - 前記回転ブラシを前記第2斜面上で停止させる、
請求項15又は16に記載の型枠の洗浄方法。 - 請求項1乃至17のいずれかに記載の型枠の洗浄方法によって前記型枠を洗浄する工程と、
前記型枠を用いて金型を組み立てる工程と、
前記金型に成形用スラリーを注入する工程と、
注入された前記成型用スラリーを固化させることによってセラミックス成形体を成形する工程と、
を備えるセラミックス成形体の製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
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JP2019023732 | 2019-02-13 | ||
JP2019023732 | 2019-02-13 |
Publications (2)
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JP2020131709A JP2020131709A (ja) | 2020-08-31 |
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Family Applications (1)
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JP2020021434A Active JP6768166B2 (ja) | 2019-02-13 | 2020-02-12 | 型枠の洗浄方法及びセラミックス成形体の製造方法 |
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JP2020131709A (ja) | 2020-08-31 |
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