JP6767080B2 - マッサージ器具 - Google Patents
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Description
このような一般的な指圧刺激は、本人以外の施療者が行っているが、自己刺激として、手の届く範囲で本人が指圧を行うこともある。そして、更にこれを他の基材(器具)を利用して効果的に行うことができるように、種々のマッサージ支援器具が提案されている。その中には、足裏への刺激を目的とし、且つゴルフボール等の転動体を用いたものがある(例えば特許文献1・2参照)。
しかしながら、これらは現実には、市場にほとんど提供されておらず、その理由としては、使用時の扱い易さが充分追求されていなかったり、マッサージ刺激の範囲が限られていたりすること等が要因と考えられる。
基台と、
基台上を移動する保持体と、
身体刺激を直接与える転動体とを具え、身体に刺激を与えるようにしたマッサージ器具において、
このマッサージ器具は、基台上に移動案内構造を有し、この移動案内構造によって保持体を基台上で適宜の方向に移動させるものであり、
更に前記保持体は、前記転動体を保持する保持開口が形成されるとともに、移動案内構造の保持体摺動溝によって基台上を摺動するように構成され、
且つ、移動案内構造は、保持体の摺動に伴い、保持体の上方への移動を阻む掛止構造を具えないものであり、
前記転動体が、保持体を伴いながら基台上面を接地転動するように構成されていることを特徴として成るものである。
前記保持体摺動溝には、転動体の転動を補助する転動補助溝が更に形成されることを特徴とする請求項1記載のマッサージ器具。
前記基台には、転動体の転動を案内する固定案内溝が更に形成されていることを特徴として成るものである。
前記転動体は、少なくとも二個設けられることを特徴として成るものである。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、転動体は保持体(保持開口)に保持された状態で基台上を転がるため、マッサージ中に転動体が基台から離反し難く、例えばマッサージ中に転動体だけが、身体から離れて思わぬ方向に転がって行ってしまうことを効果的に防止することができる。
以下、本明細書では、マッサージ刺激を与える部位として主に足裏を想定するが、当該部位としては足裏に限らず、ふくらはぎ、手(掌)、腕など種々の選択が可能である。また、マッサージ刺激を与える部位の移動方向は、必ずしも使用者Mの身体に対して前後方向とは限らず、左右方向、斜め方向なども想定される。ただし、マッサージ器具1の前後・左右方向については、図1(a)に示すように、足裏に刺激を与える場合の使用者Mの前後・左右を基準にしていうものとする。
まず基台2は、一例として図1・図2に示すように、転動体4を転がす際のベースとなる基台本体21に対し、保持体3の移動距離(往復動距離)を決定する当接ストッパー22と、移動する保持体3の軌道を左右方向(幅方向)から規制する軌道ガイド23とを設けて成る。
当接ストッパー22は、例えば使用者Mが足を前後に動かした際に、保持体3の前後移動端を設定するものであり、保持体3を当接ストッパー22に当接させることで、移動の限界値を規制している。このため、当接ストッパー22は、使用者Mの前後方向に一対で設けられ、これらを区別する場合には前側(前側当接ストッパー22F)と後側(後側当接ストッパー22B)とする。
軌道ガイド23は、例えば使用者Mが足を前後に動かした際に、保持体3の移動を左右方向から規制し、保持体3(ひいては転動体4)が正確に前後方向に摺動できるようにしたものである。
ここで本実施例では、図示のように軌道ガイド23は、基台本体21の左右両サイドに設けられるものと、幅方向中央に設けられるものとを具えて成り、これらを区別する場合には、サイド側(サイド側軌道ガイド23S)と中央側(中央側軌道ガイド23C)とする。
なお、ここでは使用者Mの左右の足に一挙にマッサージ刺激が与えられるように保持体3や転動体4を各二個設けたため、軌道ガイド23も上記のように、左右と中央の計三要素で構成されるが、保持体3や転動体4が各一個で済む場合には、軌道ガイド23は左右のサイド側軌道ガイド23Sのみで構成され、中央側軌道ガイド23Cは不要となる(後述の図4(a)参照)。
因みに、ここでは上記のように、各々別部材で形成した基台本体21、当接ストッパー22、軌道ガイド23を組み付けて(接合して)、上記保持体摺動溝25を形成するように説明したが、一つのブロック状部材を始発素材として、このものを適宜彫り込んで保持体摺動溝25を形成することも可能であり、その場合には当該保持体摺動溝25の底部が基台本体21となり、当該溝の周囲が当接ストッパー22及び軌道ガイド23となる。
保持体3は、転動体4を保持しながら、前記保持体摺動溝25に沿って基台2上を往復移動するものであり(ここでは前後方向の摺動)、本実施例では、一例として図1・図2に示すように、保持体摺動溝25に収まる比較的短寸の板状部材として形成される。また、保持体3の中央部には転動体4を保持するための保持開口31が形成され、転動体4は基台本体21に接地しながら、同時にこの保持開口31内に収まるように構成される。
なお、保持体3の厚み寸法(板厚寸法)は、保持体摺動溝25とほぼ同じ寸法である約7mm程度に形成される。因みに、この寸法は、使用者Mが足を前後に移動させることに伴う保持体3の往復移動の際、保持体3が当接ストッパー22や軌道ガイド23を乗り越えてしまうことがなく、転動体4を保持した保持体3が前後にスムーズに移動できる寸法として本出願人が確認した寸法の一例である。
また、保持開口31は、転動体4が基台本体21に接地しながら転動できればよいため、その開口寸法(保持開口31の開口径)は、必ずしも転動体4の直径よりも大きくする必要はない(例えば図2(c)参照)。
因みに、上記図1・図2では、マッサージ中、使用者Mが左右の足を交互に前後移動させることを想定して、二つの保持体3や転動体4を前後に、互い違い状態で図示したが、使用者Mは、両足をほぼ揃えるようにして前後動させることも可能である。その場合、当然ながら二つの保持体3や転動体4は、左右が揃うような前後動となる(これを同調と称することがある)。
転動体4は、基台2上を転動しながら、使用者Mの身体(ここでは足裏)に直接マッサージ刺激を与えるものであり、上記図1・図2では例えばゴルフボールを想定して図示しているが、これよりも小さいビー玉やパチンコ玉でも適用できるし、あるいはもっと大きなボール、例えば野球の硬式ボールなどを適用することもできる。また、硬さ(硬度)としても必ずしも硬いものばかりでなく、軟らかいボール、例えばテニスボール(硬式や軟式のいずれも可)等を適用することができる。
更に、転動体4の形状としては、必ずしも球形(ボール状)に限定されるものではなく、円柱状または円筒状のもの等、転がりに適した種々の形状の部材を適用することができる。因みに、転動体4として円柱体を適用した場合、円柱体の長さ寸法は保持体摺動溝25の幅寸法未満に形成される。
移動案内構造5は、基台2上に構成され、これにより保持体3は、基台2上を円滑に且つ一定のストロークで摺動することができる。
なお、本実施例では、上述したように、保持体摺動溝25が、当該溝の底部を形成する基台本体21と、保持体3の移動端となる当接ストッパー22と、保持体3の摺動を左右方向から規制する軌道ガイド23とによって構成され、上記移動案内構造5は、この保持体摺動溝25によって実質的に構成される。
なお、マッサージを行う際には、例えば使用者Mが椅子に座った姿勢で行うものであり、その足元にマッサージ器具1を載置する。
次いで、使用者Mが、足裏を転動体4に載せるものであり、この際、強いマッサージ刺激が欲しい場合には、足裏で転動体4を強く圧するように足を載せる。
このような状態とした後、使用者Mが足を前後に移動させ、転動体4から足裏に直接マッサージ刺激を入力する(与える)ものである。なお、ここでは使用者Mが転動体4に載せた左右の足を、交互に前後動させるという前提で説明する。
なお、保持体3の前方移動は、保持体3が前側当接ストッパー22Fに当接することで停止となる。もちろん、保持体3が前側当接ストッパー22Fに当接すれば、転動体4の転動も停止するし、足(右足)の前方移動も停止となる。
そして、この場合も保持体3の後方移動は、保持体3が後側当接ストッパー22Bに当接することで停止となる。もちろん、保持体3が後側当接ストッパー22Bに当接すれば、転動体4の転動も停止するし、足(左足)の後方移動も停止となる。
そして、ここでも保持体3の前後移動は、保持体3が各当接ストッパー22に当接することで停止となる。もちろん、この状態になれば、転動体4の転動も停止するし、足の前後移動も停止され、以下、このような両足の交互の前後移動が繰り返される。
そして、このような足の前後移動に伴い、足裏に転動体4の転がりによるマッサージ刺激が直接加えられる(ツボが刺激される)。
また、上記説明では、使用者Mが左右の足を交互に移動させることを想定して説明したが、足の動かし方は、これに限定されるものではなく、例えば左右同調させることも可能であるし、あるいは一方の足は床面などに着地させておき、もう一方の足を片方ずつマッサージすること等も可能である。因みに、片足ずつマッサージするやり方は、使用者Mにとってはマッサージ中、身体のバランスが保ち易いという利点が挙げられる。
因みに上記図3では、サイド側軌道ガイド23S上にも転動体4の転動を案内する溝を形成しており、これを固定案内溝29と称する。
ここで保持体摺動溝25の上面に形成される転動補助溝27は、保持体3の移動方向に沿って比較的長く形成され、この溝に沿って転動体4が転がりながら前後方向に移動し易いように考慮されている。
一方、サイド側軌道ガイド23Sの上面に形成される固定案内溝29は、平面視円形の凹み状に形成され、転動体4がこの円形の凹み(固定案内溝29)に載りながら(つまり前後移動は伴わずに)、この場で転がるように(言わば自転)形成されている。
また、ここではサイド側軌道ガイド23Sに形成された固定案内溝29は、保持体3の保持開口31よりも、小さい径寸法で形成され、ここで転動体4が基台本体21に接地しないように形成される。
なお、転動補助溝27及び固定案内溝29は、左右それぞれの足に対してマッサージを選択的に行うことを考慮して二箇所ずつ(計四箇所)形成したが、転動体4は必ずしも四個設ける必要はない。また、片足ずつマッサージを行う場合には、転動補助溝27を保持体摺動溝25に一箇所、固定案内溝29をサイド側軌道ガイド23Sに一箇所形成すればよい。
本発明は以上述べた実施例を基本的な技術思想とするものであるが、更に次のような改変が考えられる。
まず、上記図1〜図3に示した基本の実施例では、基本的に左右の足を別々に移動させ得るように、保持体3を二つ設けたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば図4(a)に示すように、保持体3は一つのみとし、このものの左右二箇所に転動体4を一つずつ(計二つ)設けることが可能である。この場合、使用者Mは、各転動体4の上に、両足を揃えて載せる態様となり、また保持体3が一つ(共通)であるため、自然に両足は同調した前後移動を行うことになる。すなわち、上記図4(a)に示す改変例は、左右両足の前後移動を完全に同調させたい場合に適した構成と言える。なお、本図4(a)の場合、保持体3が一つであるため、中央側軌道ガイド23Cは不要となる。
なお、ここでは円板状の保持体3の中心部に、このものを回転自在に支持する軸Pを設けたが、軌道ガイド23の作用を担う周囲の部材で、保持体3の円弧軌道が確保できる場合には、この軸Pは必ずしも設ける必要はない。
また、本図4(c)では、当接ストッパー22を設けていないが、別途設けることは可能である。
もちろん、このような掛止構造51も、上記移動案内構造5(保持体3を基台2上で摺動させる移動案内構造5)に包含される。すなわち、上記移動案内構造5は、保持体3を基台2(保持体摺動溝25)から分離させないようにする掛止構造51も具え得るものであるが、これは上述したように本発明に関連する参考例である。
因みに、このような掛止構造51を採用した場合には、例えば前側当接ストッパー22Fを基台本体21に先に固定するのであれば、後側当接ストッパー22Bを基台本体21に固定する前に、この後側(開放端)から保持体3を保持体摺動溝25内に嵌め入れ、その後、この開放端を塞ぐように、後側当接ストッパー22Bを基台2に固定するような組み付け方が好ましい。
なお、図5(c)のような掛止構造51を採用した場合には、上述したピン512と摺動溝513とによって保持体3の左右方向の移動が規制され、保持体3の軌道が確保される。このためピン512と摺動溝513が、上記軌道ガイド23の作用を担い、必ずしも上記図1・図2に示したような軌道ガイド23を設ける必要はない。換言すれば、図5(c)のような掛止構造51では、軌道ガイド23がなくても、保持体3の往復動がスムーズに行える場合には、軌道ガイド23を省略することができる。
具体的には例えば図6(a)に示すように、マッサージ器具1の前端部に調整ブロック61(いわゆる当て木)を回動自在に設け(例えば基台本体21に対し蝶番62で固定)、使用者Mが傾斜させたい場合に、マッサージ器具1の前端に当接していた調整ブロック61を、マッサージ器具1の底部に当接させるように回動させて、マッサージ器具1を傾斜させて使用するものである。
もちろん、このような回動自在の調整ブロック61は、マッサージ器具1の後方端部にも取り付けることが可能であり、前方及び後方の調整ブロック61を共に作用させれば、マッサージ器具1をほぼ水平のまま、調整ブロック61の高さ寸法分、上方に位置させることができる(高さを調節することができる)。
また例えば6図(b)に示すように、上記調整ブロック61に代えて、マッサージ器具1の下面前方に、高さ調整アジャスター63を設けることも可能であり、この高さ調整アジャスター63を、マッサージ器具1の左右二箇所に設ければ、図6(a)と同様にマッサージ器具1を傾斜状態で使用することができ、しかもこの場合には、高さ調整アジャスター63を適宜回転させることで、より細かく傾斜調整が行えるものである。もちろん、このような高さ調整アジャスター63をマッサージ器具1の下面四隅に設ければ、マッサージ器具1の高さ調整が自在に行えるものである。
この場合、転動体4は、保持体3の前後移動に伴い常時水平に転がって行くのではなく、転動補助溝27の凸部を乗り越えるために、上昇動(昇降動)を伴う動き(転がり)となり、これが使用者Mの足裏を強く押圧する作用となり得る。従って、使用者Mとしては、転動体4が単に水平に転がるマッサージよりも、より指圧効果に優れたマッサージ刺激を得ることができる。
また転動体4は、転動補助溝27の凸部を乗り越える際に、重力により前側または後側に向かい易くなり、これが端部移動へのガイドとして機能する。従って、使用者Mの足の動きとしても前後移動が行い易くなり、比較的容易に前後に足を移動させることができる。
なお、転動補助溝27を非水平状態に形成しても、保持体3の摺動は水平状態のままであり、これは図7(b)の平面図に示すように、転動補助溝27の左右に位置する保持体摺動溝25が水平であり、保持体3は、ここを摺動しながら前後に移動するためである。
因みに、転動補助溝27を非水平状態に形成するにあたっては、必ずしも上方に向かって凸状を成すように形成するだけでなく、下方に向かって凸状を成すように形成することも可能である。
そして、このように複数の固定案内溝29をサイド側軌道ガイド23Sに設けることにより、転動体4の動きとして様々なバリエーションが得られ、これが使用者Mにとっては、色々なマッサージ刺激が得られることとなる。
なお、サイド側軌道ガイド23Sに形成した固定案内溝29においても、その底部を水平に形成するのではなく、例えば図8(b)・図8(c)に示すように上方に向かって凸状、または下方に向かって凸状を成すように形成することが可能である。
更に、上記固定案内溝29の底部を直線状に形成する場合には、平面から視た溝幅寸法を必ずしも一定に形成する必要はなく、例えば図8(d)に示すように、固定案内溝29の前後方向中央部を部分的に狭くすることが可能である。この場合、固定案内溝29の底部を水平に形成しても、例えば図8(e)に示すように、幅狭状に形成した溝上端部を転動体4が通過する際には、ここで転動体4が持ち上げられるようになり、前後方向への転がり移動に伴い、昇降動を伴うことになる。すなわち、転動補助溝27の底部を上方に向かって凸状に形成した場合(図7(a)参照)と同様の上下動が得られる。
2 基台
3 保持体
4 転動体
5 移動案内構造
21 基台本体
22 当接ストッパー
22F 前側当接ストッパー
22B 後側当接ストッパー
23 軌道ガイド
23S サイド側軌道ガイド
23C 中央側軌道ガイド
25 保持体摺動溝
27 転動補助溝
29 固定案内溝
31 保持開口
51 掛止構造
511 アリ溝
512 ピン
512a 周囲張出部
513 摺動溝
513a 肩部
61 調整ブロック
62 蝶番
63 高さ調整アジャスター
M 使用者
P 軸
Claims (4)
- 基台と、
基台上を移動する保持体と、
身体刺激を直接与える転動体とを具え、身体に刺激を与えるようにしたマッサージ器具において、
このマッサージ器具は、基台上に移動案内構造を有し、この移動案内構造によって保持体を基台上で適宜の方向に移動させるものであり、
更に前記保持体は、前記転動体を保持する保持開口が形成されるとともに、移動案内構造の保持体摺動溝によって基台上を摺動するように構成され、
且つ、移動案内構造は、保持体の摺動に伴い、保持体の上方への移動を阻む掛止構造を具えないものであり、
前記転動体が、保持体を伴いながら基台上面を接地転動するように構成されていることを特徴とするマッサージ器具。
- 前記保持体摺動溝には、転動体の転動を補助する転動補助溝が更に形成されることを特徴とする請求項1記載のマッサージ器具。
- 前記基台には、転動体の転動を案内する固定案内溝が更に形成されていることを特徴とする請求項1または2記載のマッサージ器具。
- 前記転動体は、少なくとも二個設けられることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載のマッサージ器具。
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C11 | Written invitation by the commissioner to file amendments |
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A521 | Request for written amendment filed |
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A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
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C21 | Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings |
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C092 | Termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings |
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A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
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C211 | Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings |
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C22 | Notice of designation (change) of administrative judge |
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C23 | Notice of termination of proceedings |
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C03 | Trial/appeal decision taken |
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C30A | Notification sent |
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