JP6766774B2 - エンジンの側部構造 - Google Patents

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Description

ここに開示する技術は、エンジンの側部構造に関する。
特許文献1には、エンジンの側部構造の一例として、気筒を有するエンジン本体(エンジン)と、エンジン本体の側方に配置される吸気通路と、吸気通路に設けられ、その吸気通路を通過するガスの流動を制御する流動制御弁と、を備えたものが開示されている。この流動制御弁は、いわゆるタンブルコントロールバルブ(以下、「TCV」という場合がある)であって、所定開度まで開動作することにより、タンブルの生成を促進することができる。
特開2012−219657号公報
ところで、前記特許文献1に記載されたように、吸気通路上にTCVをはじめとする流動制御弁を設けた場合、その流動制御弁のアクチュエータを取り付ける場所としては、例えば、吸気通路を構成する吸気マニホールドの外面が考えられる。
その場合、吸気マニホールドは、エンジンを吸気側と排気側とに2分したときに、吸気側の側面に沿って配置されるようになっているから、アクチュエータもまた、そうした外面付近に配置されることになる。
一方、燃料ポンプやフューエルレール、そして、これらを相互に接続する燃料配管といった燃料系部品もまた、エンジンからの排熱に起因した熱害を避けるべく、アクチュエータと同様に、吸気側の側面付近に配置することが求められる。
本願発明者等は、鋭意検討を重ねた結果、燃料系部品ばかりでなく、流動制御弁を駆動するためのアクチュエータの配置も考慮すると、各部品のレイアウトに改善の余地があることに気付いた。
ここに開示する技術は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、エンジンの側部構造において、各種部品と干渉させることなく、燃料配管をコンパクトにレイアウトすることにある。
ここに開示する技術は、シリンダヘッド及びシリンダブロックを有するエンジン本体と、前記エンジン本体の一側面に沿って配置された吸気マニホールドと、前記吸気マニホールドの内部に設けられた流動制御弁と、前記吸気マニホールドの外部に配設され、かつ前記流動制御弁を駆動するように構成されたアクチュエータと、燃料配管を介して相互に接続された燃料ポンプ及びフューエルレールと、を備えたエンジンの側部構造に係る。
前記吸気マニホールドは、前記エンジン本体を前記一側面側からみたときに、該吸気マニホールドの少なくとも一部が、前記燃料ポンプと前記フューエルレールとの間に位置するように配置される。
そして、前記エンジン本体を前記一側面側から見たときに、前記燃料配管は、前記吸気マニホールドにおける機関出力軸方向一側の端部周縁に沿って延設されている一方、前記アクチュエータは、前記吸気マニホールドにおける当該端部よりも機関出力軸方向他側の外面に取り付けられている。
さらに、前記燃料ポンプは、前記吸気マニホールドに対して上下一側に配置されている一方、前記フューエルレールは、前記吸気マニホールドに対して上下他側に配置され、前記吸気マニホールドは、機関出力軸方向に延びており、前記燃料ポンプ及びフューエルレールのうちの少なくとも一方よりも機関出力軸方向一側に突出し、前記吸気マニホールドにおける前記上下一側には、過給機を通過したガスが流れる通路配管が接続されている一方、前記吸気マニホールドにおける前記上下他側には、前記過給機を迂回した吸気が流れるバイパス通路が接続され、前記アクチュエータは、前記吸気マニホールドにおける前記機関出力軸方向他側の端部に取り付けられている。
なお、ここでいう「吸気マニホールド」は、気筒毎に独立した多岐管の意味には限定されない。サージタンクなど、そうした多岐管が集合した集合部も含むという点で、「吸気マニホールド」の語は広義で用いる。
この構成によれば、吸気マニホールドの少なくとも一部が、燃料ポンプとフューエルレールとの間に位置することになる。そして、吸気マニホールドの一端部に沿うように燃料配管が延設されている。このように延設すると、吸気マニホールドと干渉することなく、燃料配管を可能な限り短く構成することが可能となる。
しかも、アクチュエータは、吸気マニホールドにおいて燃料配管を沿わせた端部よりも他側に取り付けられているから、燃料配管を前述の端部に沿わせるときに、アクチュエータと干渉する虞もない。
このように、吸気マニホールドやアクチュエータなど、各種部品と干渉することなく、燃料配管をコンパクトにレイアウトすることができる。
また、前記エンジン本体は、機関出力軸方向と車両前後方向とが平行になるような姿勢で車両に搭載され、前記機関出力軸方向一側は、車両前後方向における後側に相当する、としてもよい。
この構成によれば、燃料配管は、車両前後方向における後側に配置される。このような配置とすることで、例えば、車両前突時に燃料配管を保護することが可能になる。
ここに開示する別の技術は、シリンダヘッド及びシリンダブロックを有するエンジン本体と、前記エンジン本体の一側面に沿って配置された吸気マニホールドと、前記吸気マニホールドの内部に設けられた流動制御弁と、前記吸気マニホールドの外部に配設され、かつ前記流動制御弁を駆動するように構成されたアクチュエータと、燃料配管を介して相互に接続された燃料ポンプ及びフューエルレールと、を備えたエンジンの側部構造に係る。
前記吸気マニホールドは、前記エンジン本体を前記一側面側からみたときに、該吸気マニホールドの少なくとも一部が、前記燃料ポンプと前記フューエルレールとの間に位置するように配置される。
そして、前記エンジン本体を前記一側面側から見たときに、前記燃料配管は、前記吸気マニホールドにおける機関出力軸方向一側の端部周縁に沿って延設されている一方、前記アクチュエータは、前記吸気マニホールドにおける当該端部よりも機関出力軸方向他側の外面に取り付けられている。
さらに、前記エンジン本体は、機関出力軸方向と車両前後方向とが平行になるような姿勢で車両に搭載され、前記機関出力軸方向一側は、車両前後方向における後側に相当し、前記吸気マニホールドに接続され、該吸気マニホールドに過給機を通過したガスを供給しかつ吸気通路を構成する通路配管をさらに備え、前記燃料ポンプは、車両前後方向において、前記通路配管の後方に配置されている。
なお、ここでいう「吸気マニホールド」は、気筒毎に独立した多岐管の意味には限定されない。サージタンクなど、そうした多岐管が集合した集合部も含むという点で、「吸気マニホールド」の語は広義で用いる。
この構成によれば、吸気マニホールドの少なくとも一部が、燃料ポンプとフューエルレールとの間に位置することになる。そして、吸気マニホールドの一端部に沿うように燃料配管が延設されている。このように延設すると、吸気マニホールドと干渉することなく、燃料配管を可能な限り短く構成することが可能となる。
しかも、アクチュエータは、吸気マニホールドにおいて燃料配管を沿わせた端部よりも他側に取り付けられているから、燃料配管を前述の端部に沿わせるときに、アクチュエータと干渉する虞もない。
このように、吸気マニホールドやアクチュエータなど、各種部品と干渉することなく、燃料配管をコンパクトにレイアウトすることができる。
また、前記燃料ポンプは、前記吸気マニホールドに対して上下一側に配置されている一方、前記フューエルレールは、前記吸気マニホールドに対して上下他側に配置され、前記吸気マニホールドは、機関出力軸方向に延びており、前記燃料ポンプ及びフューエルレールのうちの少なくとも一方よりも機関出力軸方向一側に突出する、としてもよい。
機関出力軸方向において吸気マニホールドが延設されていた場合、機関出力軸方向にコンパクトなレイアウトとするためには、吸気マニホールドの上下一側に燃料ポンプを配置すると共に、その上下他側にフューエルレールを配置することが考えられる。この場合、その吸気マニホールドと干渉しないように燃料配管をレイアウトすることが要求される。
ここで、燃料ポンプ及びフューエルレールの少なくとも一方に対し、吸気マニホールドが機関出力軸方向一側に突出していたときには、その突出した部分を避けるように燃料配管を配置することが求められるものの、必要以上に長く延ばしてしまうと、エンジンの運転に起因した燃料配管の振動が増大してしまい、そのシール性を確保する上で支障を来すという点で不都合である。
またそもそも、前述のように、吸気マニホールドの外面には、流動制御弁のためのアクチュエータが取り付けられるようになっている。そのため、吸気マニホールドばかりでなく、アクチュエータとも干渉しないように燃料配管をレイアウトすることが求められる。このことは、燃料配管を可能な限り短く構成する上で不利であり、前述の不都合を回避するためには好ましくない。
対して、前記の構成によれば、燃料ポンプ及びフューエルレールの少なくとも一方に対し、吸気マニホールドが機関出力軸方向一側に突出しており、その突出した端部に沿うように燃料配管が延設されている。このように延設すると、吸気マニホールドと干渉することなく、燃料配管を可能な限り短く構成することが可能となる。
しかも、アクチュエータは、吸気マニホールドにおいて機関出力軸方向一側に突出した端部よりも他側に取り付けられているから、燃料配管を前述の端部に沿わせるときに、アクチュエータと干渉する虞もない。
さらに詳しくは、前述のように、吸気マニホールドを挟んだ上下一方には燃料ポンプが配置されている一方、上下他方にはフューエルレールが配置されている。そうすると、燃料ポンプ及びフューエルレールを接続する燃料配管には、如何なるレイアウトにおいても、上方から下方(又は下方から上方)へ向かって延ばすことが求められる。アクチュエータは、吸気マニホールドにおける機関出力軸方向一側の端部に対して、上下方向とは直交する方向にオフセットしているから、その端部に対してより確実に離間するようになる。このことは、燃料配管をレイアウトするスペースを確保する上で有効である。
このように、前記の構成は、吸気マニホールドやアクチュエータなど、各種部品と干渉することなく、燃料配管をコンパクトにレイアウトする上で有効である。
また、前記アクチュエータは、前記吸気マニホールドにおける前記機関出力軸方向他側の端部に取り付けられている、としてもよい。
この構成によれば、機関出力軸方向一側の端部の周縁に沿って燃料配管を延ばす一方、同方向他側の端部にはアクチュエータを取り付けることで、燃料配管とアクチュエータとの干渉を可能な限り抑制することができる。
また、前記吸気マニホールドは、サージタンクを構成する、としてもよい。
また、前記吸気マニホールドは、機関出力軸方向に並んで設けられた複数の独立通路を構成する、としてもよい。
また、前記燃料配管は、前記エンジン本体を前記一側面側から見たときに、該エンジン本体における前記機関出力軸方向一側の端面に対し、前記機関出力軸方向他側に配設されている、としてもよい。
この構成によれば、燃料配管は、吸気マニホールドにおける機関出力軸方向一側の端部周縁に沿うように延設されているところ、エンジン本体における当該一側の端面よりは他側に配設されている。これにより、例えば前記エンジンを搭載した車両が衝突した結果、エンジン本体が機関出力軸方向他側から一側に向かうような衝撃を受けたときに、ダッシュパネルなど、車体を構成する部材に対して、燃料配管よりも先にエンジン本体が衝突するようになる。これにより、燃料配管を保護することが可能になる。
以上説明したように、前記のエンジンの側部構造によると、各種部品と干渉させることなく、燃料配管をコンパクトにレイアウトすることができる。
図1は、エンジンの構成を例示する概略図である。 図2は、4つのシリンダ周辺の構成を概略的に示す平面図である。 図3は、吸気通路周辺のレイアウトを斜め前方から見て示す図である。 図4は、吸気通路周辺のレイアウトを一部省略した上で左方から見て示す図である。 図5は、サージタンクを構成する吸気配管の縦断面を示す斜視図である。 図6は、図5とは別の縦断面を示す斜視図である。 図7は、サージタンク周辺の通路構造を上側から見て示す図である。 図8は、エンジンの後部を拡大して示す図である。 図9は、エンジンの参考例を左側から見て示す図である。 図10は、エンジンの参考例を後側から見て示す図である。
以下、エンジンの側部構造の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の説明は例示である。図1は、ここに開示するエンジンの側部構造が適用されたエンジン1を例示する概略図である。また、図2は、4つのシリンダ11周辺の構成を概略的に示す平面図である。
エンジン1は、4輪の車両に搭載されるガソリンエンジン(特に、4ストローク式の内燃機関)であり、図1に示すように、機械駆動式の過給機(所謂スーパーチャージャ)34を備えた構成とされている。なお、この構成例において、エンジン1は、FR方式の車両に搭載されている。
また、本実施形態に係るエンジン1は、図2に示すように、列状に配置された4つのシリンダ(気筒)11を備えており、4つのシリンダ11が車両前後方向に沿って並ぶような姿勢で搭載される、いわゆる直列4気筒の縦置きエンジンとして構成されている。これにより、本実施形態では、4つのシリンダ11の配列方向(気筒列方向)であるエンジン前後方向が車両前後方向と略一致していると共に、エンジン幅方向が車幅方向と略一致している。
以下、特に断らない限り、前側とはエンジン前後方向(気筒列方向)の一方側(車両前後方向の前側であり、かつエンジンフロント側)を指し、後側とはエンジン前後方向の他方側(車両前後方向の後側であり、かつエンジンリア側)を指し、左側とはエンジン幅方向の一方側(車幅方向の左側)を指し、右側とはエンジン幅方向の他方側(車幅方向の右側)を指す。
また、以下の記載において、上側とはエンジン1を車両に搭載した状態(以下、「車両搭載状態」ともいう)における車高方向の上側を指し、下側とは車両搭載状態における車高方向の下側を指す。
(エンジンの概略構成)
この構成例では、エンジン1は、図2に示すように、4つのシリンダ11を有するエンジン本体10と、エンジン本体10の左側に配置され、吸気ポート17、18を介して各シリンダ11に連通する吸気通路30と、エンジン本体10の右側に配置され、排気ポート19、19を介して各シリンダ11に連通する排気通路50とを備えている。なお、図1では1つのシリンダ11のみを示す。
この構成例では、吸気通路30は、ガスを導く複数の通路と、過給機34やインタークーラ36等の装置と、これらの装置を迂回するエアバイパス通路(以下、単に「バイパス通路」という)40とが組み合わされてユニット化された吸気装置を構成している。
エンジン本体10は、吸気通路30から供給されたガスと燃料との混合気を、各シリンダ11内で、所定の燃焼順に従って燃焼させるように構成されている。具体的に、エンジン本体10は、シリンダブロック12と、その上に載置されるシリンダヘッド13とを有している。
シリンダブロック12の内部には、前述の4つのシリンダ11が形成されている。4つのシリンダ11は、クランクシャフト15の中心軸方向(つまり気筒列方向)に沿って列を成すように並んでいる。4つのシリンダ11は、それぞれ円筒状に形成されており、各シリンダ11の中心軸(以下、「気筒軸」という)は、互いに平行に延び、かつ気筒列方向に対して垂直に延びている。以下、図2に示す4つのシリンダ11を、気筒列方向に沿って前側から順に、1番気筒11A、2番気筒11B、3番気筒11C、及び4番気筒11Dと称する場合がある。
各シリンダ11内には、ピストン14が摺動自在に挿入されている。ピストン14は、コネクティングロッド141を介してクランクシャフト15に連結されている。ピストン14は、シリンダ11及びシリンダヘッド13と共に燃焼室16を区画する。燃焼室16の天井面は、いわゆるペントルーフ形状である。なお、ここでいう「燃焼室」は、ピストン14が圧縮上死点に至ったときに形成される空間の意味に限定されない。「燃焼室」の語は広義で用いる。
シリンダヘッド13には、1つのシリンダ11につき、2つの吸気ポート17、18が形成されている。2つの吸気ポート17、18は、それぞれ燃焼室16に連通しており、シリンダ11毎に、第1ポート17と、該第1ポート17に対して気筒列方向に隣接した第2ポート18とを有している。1番気筒11A〜4番気筒11Dのいずれにおいても、第1ポート17と第2ポート18が同じ順番で並んでいる。具体的には、図2に示すように、各シリンダ11において、気筒列方向に沿って前側から順に、第2ポート18と第1ポート17が並んでいる。
各吸気ポート17、18の上流端は、それぞれ、エンジン本体10一方側の外面(左側の外面であり、以下、「取付面」ともいう)10aに開口しており、吸気通路30を構成するダクトの下流端が接続されている。対して、各吸気ポート17、18の下流端は、それぞれ燃焼室16の天井面に開口している。
以下、1番気筒11Aに通じる第1ポートに対し、符号“17”ではなく“17A”を付すと共に、当該気筒11Aに通じる第2ポートに対し、符号“18”ではなく“18A”を付す場合がある。2番気筒11B〜4番気筒11Dについても同様である。例えば、3番気筒11Cに通じる第2ポートに対し、符号“18”ではなく“18C”を付す場合がある。
なお、2つの吸気ポート17、18は、所謂タンブルポート形状とされており、それぞれ、燃焼室16の中に流れ込んだガスが、燃焼室16においてタンブル流を生成するように構成されている。
また、2つの吸気ポート17、18は、各シリンダ11につき、通過するガスの流量が、スワールコントロールバルブ(Swarl Control Valve:SCV)81を介して絞られるように構成されたSCVポートを含む。本実施形態では、前述の第2ポート18がSCVポートとして構成されている。SCV81は、ガスの流動を制御するための流動制御デバイス80を構成している(図7を参照)。
すなわち、この構成例に係る吸気ポート17、18は、タンブル流の生成を促進する形状とされている一方、SCV81を介してスワール流の生成をコントロールするように構成されている。
2つの吸気ポート17、18には、それぞれ吸気バルブ21が配設されている。吸気バルブ21は、燃焼室16と吸気ポート17、18のそれぞれとの間を開閉する。吸気バルブ21は、吸気動弁機構によって所定のタイミングで開閉する。
吸気動弁機構は、この構成例では、図1に示すように、可変動弁機構である吸気電動VVT(Variable Valve Timing)23を有している。吸気電動VVT23は、吸気カムシャフトの回転位相を所定の角度範囲内で連続的に変更するよう構成されている。それによって、吸気バルブ21の開弁時期及び閉弁時期は、連続的に変化する。なお、旧気道便器孔は、電動VVTに代えて、液圧式のVVTを有していてもよい。
シリンダヘッド13にはまた、1つのシリンダ11につき、2つの排気ポート19、19が形成されている。2つの排気ポート19、19は、それぞれ燃焼室16に連通している。
2つの排気ポート19、19には、それぞれ排気バルブ22が配設されている。排気バルブ22は、燃焼室16と排気ポート19、19のそれぞれとの間を開閉する。排気バルブ22は、排気動弁機構によって所定のタイミングで開閉する。
排気動弁機構は、この構成例では、図1に示すように、可変動弁機構である排気電動VVT(Variable Valve Timing)24を有している。排気電動VVT24は、排気カムシャフトの回転位相を所定の角度範囲内で連続的に変更するよう構成されている。それによって、排気バルブ22の開弁時期及び閉弁時期は、連続的に変化する。なお、排気動弁機構は、電動VVTに代えて、液圧式のVVTを有していてもよい。
詳細は省略するが、このエンジン1は、吸気電動VVT23及び排気電動VVT24によって、吸気バルブ21の開弁時期と排気バルブ22の閉弁時期とに係るオーバーラップ期間の長さを調整する。これによって、燃焼室16の中の残留ガスを掃気したり、燃焼室16の中に熱い既燃ガスを閉じ込めたり(つまり、内部EGR(Exhaust Gas Recirculation)ガスを燃焼室16の中に導入したり)する。この構成例においては、吸気電動VVT23及び排気電動VVT24が内部EGRシステムを構成している。なお、内部EGRシステムは、VVTによって構成されるとは限らない。
シリンダヘッド13には、シリンダ11毎にインジェクタ6が取り付けられている。インジェクタ6は、この構成例においては多噴口型の燃料噴射弁であり、燃焼室16の中に燃料を直接噴射するよう構成されている。
インジェクタ6には、燃料供給システム61が接続されている。燃料供給システム61は、燃料を貯留するよう構成された燃料タンク63と、燃料タンク63とインジェクタ6とを互いに連結する燃料供給路62とを備えている。燃料供給路62には、燃料ポンプ65とコモンレール64とが介設している。燃料ポンプ65は、コモンレール64に燃料を圧送する。燃料ポンプ65は、この構成例においては、クランクシャフト15によって駆動されるプランジャー式のポンプである。コモンレール64は、燃料ポンプ65から圧送された燃料を、高い燃料圧力で蓄えるよう構成されている。インジェクタ6が開弁すると、コモンレール64に蓄えられていた燃料が、インジェクタ6の噴口から燃焼室16の中に噴射される。
燃料供給路62は、燃料タンク63及び燃料ポンプ65を相互に接続する上流配管62aと、燃料ポンプ65及びコモンレール64を相互に接続する中継配管62bを有している。なお、コモンレール64は「フューエルレール」の例示であり、中継配管62bは「燃料配管」の例示である。
シリンダヘッド13には、シリンダ11毎に点火プラグ25が取り付けられている。点火プラグ25は、その先端が燃焼室16の中に臨むような姿勢で取り付けられており、燃焼室16の中の混合気を強制的に点火する。
吸気通路30は、エンジン本体10左側の外面である取付面(エンジン本体の一側面)10aに接続されており、各シリンダ11の吸気ポート17、18を含んで構成されている。すなわち、吸気通路30は、燃焼室16に導入するガスが流れる通路であり、各吸気ポート17、18を介して燃焼室16に接続されている。吸気通路30の上流端部には、新気を濾過するエアクリーナ31が配設されている。吸気通路30の下流端近傍には、サージタンク38が配設されている。サージタンク38よりも下流の吸気通路30には、シリンダ11毎に2本ずつ分岐する独立通路39が設けられている。
詳細は後述するが、2本の独立通路39のうちの一方が第1ポート17に接続され、他方が第2ポート18に接続される。以下、前者の独立通路39に対して符号“391”を付す一方、後者に対して符号“392”を付す場合がある。このように、独立通路39の下流端が、各シリンダ11の吸気ポート17、18に接続されている。
吸気通路30におけるエアクリーナ31とサージタンク38との間には、スロットルバルブ32が配設されている。スロットルバルブ32は、その開度を調整することによって、燃焼室16に導入する新気の量を調整するよう構成されている。
吸気通路30において、スロットルバルブ32の下流には過給機34が配設されている。過給機34は、燃焼室16に導入するガスを過給するよう構成されている。この構成例において、過給機34は、エンジン1によって駆動される機械式の過給機である。この過給機34は、ルーツ式のスーパーチャージャとして構成されているものの、この構成はどのようなものであってもよい。例えば、リショルム式や遠心式のスーパーチャージャとしてもよい。
過給機34とエンジン本体10との間には、電磁クラッチ34aが介設されている。電磁クラッチ34aは、過給機34とエンジン1との間で駆動力を伝達させたり、駆動力の伝達を遮断したりする。後述の如く、ECU(Engine Control Unit)など、不図示の制御手段が電磁クラッチ34aの遮断及び接続を切り替えることによって、過給機34のオンとオフとが切り替わる。つまり、このエンジン1は、過給機34のオンとオフとを切り替えることにより、燃焼室16に導入するガスを過給する運転と、燃焼室16に導入するガスを過給しない運転とを切り替えることができるよう構成されている。
吸気通路30における過給機34の下流には、インタークーラ36が配設されている。インタークーラ36は、過給機34において圧縮されたガスを冷却するよう構成されている。この構成例におけるインタークーラ36は、水冷式に構成されている。
また、吸気通路30に組み込まれた各種の装置を結ぶ通路として、吸気通路30は、エアクリーナ31よりも下流側に配設され、エアクリーナ31によって浄化されたガスを過給機34へ導く第1通路33と、過給機34によって圧縮されたガスをインタークーラ36へ導く第2通路35と、インタークーラ36によって冷却されたガスをサージタンク38へ導く第3通路37とを有している。なお、サージタンク38から吸気ポート17、18にかけての流路長(ランナー長)を短くするべく、サージタンク38は、吸気ポート17、18の入口(上流端部)近傍に配設されている。
また、吸気通路30には、過給機34及びインタークーラ36を迂回するバイパス通路40が設けられている。バイパス通路40は、吸気通路30のうちスロットルバルブ32の下流部から過給機34の上流部にかけての部分と、サージタンク38とを互いに接続する。バイパス通路40には、該バイパス通路40を流れるガスの流量を調整するように構成されたバイパスバルブ41が配設されている。
過給機34をオフにしたとき(つまり、電磁クラッチ34aを遮断したとき)には、バイパスバルブ41を全開にする。これにより、吸気通路30を流れるガスは、過給機34をバイパスしてサージタンク38に流入し、独立通路39を介して燃焼室16に導入される。エンジン1は、非過給、つまり自然吸気によって運転する。
過給機34をオンにしたとき(つまり、電磁クラッチ34aを接続したとき)には、バイパスバルブ41の開度を適宜調整する。これにより、吸気通路30において過給機34を通過したガスの一部は、バイパス通路40を通って過給機34の上流に逆流する。バイパスバルブ41の開度を調整することによって、逆流量を調整することができるから、燃焼室16に導入するガスの過給圧を調整することができる。この構成例においては、過給機34とバイパス通路40とバイパスバルブ41とによって、過給システムが構成されている。
排気通路50は、エンジン本体10における右側の外面に接続されており、各シリンダ11の排気ポート19に連通している。排気通路50は、燃焼室16から排出された排気ガスが流れる通路である。排気通路50の上流部分は、詳細な図示は省略するが、シリンダ11毎に分岐する独立通路を構成している。それら独立通路の上流端が、各シリンダ11の排気ポート19に接続されている。排気通路50には、1つ以上の触媒コンバータ51を有する排気ガス浄化システムが配設されている。触媒コンバータ51は、三元触媒を含んで構成されている。なお、排気ガス浄化システムは、三元触媒のみを含むものに限らない。
吸気通路30と排気通路50との間には、外部EGRシステムを構成するEGR通路52が接続されている。EGR通路52は、既燃ガスの一部を吸気通路30に還流させるための通路である。EGR通路52の上流端は、排気通路50における触媒コンバータ51の下流に接続されている。EGR通路52の下流端は、吸気通路30における過給機34の上流、かつスロットルバルブ32の下流に接続されている。
EGR通路52には、水冷式のEGRクーラ53が配設されている。EGRクーラ53は、既燃ガスを冷却するよう構成されている。EGR通路52にはまた、EGRバルブ54が配設されている。EGRバルブ54は、EGR通路52を流れる既燃ガスの流量を調整するよう構成されている。EGRバルブ54の開度を調整することによって、冷却された既燃ガス、つまり外部EGRガスの還流量を調整することができる。
この構成例において、EGRシステム55は、EGR通路52及びEGRバルブ54を含んで構成されている外部EGRシステムと、前述した吸気電動VVT23及び排気電動VVT24を含んで構成されている内部EGRシステムとによって構成されている。
(吸気通路周辺のレイアウト)
以下、吸気通路30の構成と、その周辺の部品のレイアウトについて順番に説明する。
−吸気通路の構成−
図3は、吸気通路30周辺のレイアウトを斜め前方から見て示す図であり、図4は、吸気通路30周辺のレイアウトを一部省略した上で左方から見て示す図である。また、図5は、サージタンク38を構成する吸気配管の縦断面を示す斜視図であり、図6は、図5とは別の縦断面を示す斜視図である。そして、図7は、サージタンク38周辺の通路構造を上側から見て示す図である。図7は、サージタンク38周辺の部材を鋳造するときの中子の形状に相当する。
吸気通路30を構成する各部は、いずれもエンジン本体10の左側、具体的には、前述の取付面10aの左方に配置されている。詳細な図示は省略するが、取付面10aは、シリンダヘッド13及びシリンダブロック12の左側の外面によって構成されている。
前述のように、吸気通路30は、ガスを導く複数の通路(具体的には、第1通路33、第2通路35、第3通路37、サージタンク38及び独立通路39)と、過給機34やインタークーラ36等の装置と、これらの装置を迂回するバイパス通路40とが組み合わされて構成されている(図3も参照)。
ここで、第1通路33をはじめとする各通路は、それぞれ、ガスが流れる配管によって構成されている。それら各通路のうち、第3通路37、サージタンク38及び独立通路39は、一体的な部品として形成された吸気配管によって構成されている。この吸気配管は、取付面10aに沿わせるように配置されており、図4に示すように、エンジン本体10に締結されている。
詳しくは、吸気配管は、図5に示すように、サージタンク38及び独立通路39を横辺とする一方、第3通路37を縦辺とした略T字状の外形を有している。
図4〜図6から見て取れるように、吸気配管においてT字の横辺に対応する部分、つまりサージタンク38及び独立通路39を構成する部分は、機関出力軸方向(この例では気筒列方向と同じ)に延びている。以下、この部分を「吸気マニホールド」と呼称すると共に符号“D”を付す。
なお、ここでいう「吸気マニホールド」は、気筒毎に独立した多岐管の意味には限定されない。サージタンク38など、そうした多岐管が集合した集合部も含むという点で、「吸気マニホールド」の語は広義で用いる。
以下、吸気配管によって構成される各通路について順番に説明する。
第3通路37は、略上下方向に延びる曲管状に形成されており、下方に位置する上流端がインタークーラ36に接続されている一方、上方に位置する下流端がサージタンク38に接続されている。
サージタンク38は、気筒列方向に延び、かつ同方向の両端が閉塞された略筒状に形成されている。このサージタンク38は、吸気ポート17、18の上流端部に対し、複数の独立通路39を挟んで反対側に配置されている。
また、図5に示すように、サージタンク38の内底面38aの中央部(具体的には、気筒列方向の中央部)には導入口38bが開口しており、第3通路37の下流端部は、この導入口38bを介してサージタンク38に接続されている。
また、サージタンク38には、複数の独立通路39それぞれの上流端部が、対応する吸気ポート17、18の並ぶ順に従って列状に並んで接続されている。
詳しくは、サージタンク38の右面には、2本で1組を成す独立通路39が気筒列方向に沿って並んだ状態で4組(つまり、計8本)形成されている。4組の独立通路39は、それぞれ、4組の吸気ポート17、18の各々に対応するように配設されており、吸気マニホールドDをエンジン本体10に対して締結したときに、各独立通路39と、それに対応する吸気ポート17、18とが、それぞれ1本の通路を構成するようになっている。
さらに詳しくは、図7に示すように、第1ポート17と、それに対応する独立通路391とが独立した1本の通路を構成する一方、第2ポート18と、それに対応する独立通路392とが独立した1本の通路を構成する。このようにして、計8本の独立した通路が構成されるようになっている。
そして、第2ポート18に接続される独立通路392には、図7に示すように、前述の流動制御デバイス80を構成するSCV81が配設されている。SCV81は、板状の弁体を有しており、その弁体の開度調整を通じて独立通路392を流れるガスの流動を制御するよう構成されている。例えば、弁体の開度を絞ることで、第2ポート18を通過するガスの流量が低減されるため、4つの第1ポート17のうち、その第2ポート18と同じシリンダ11に接続された第1ポート17を通過するガスの流量を相対的に増やすことができる。なお、SCV81は、「流動制御弁」の例示である。
さらに、流動制御デバイス80は、SCV81に加えて、気筒列方向に延び、かつSCV81を開閉動させる弁軸82と、弁軸82を回転駆動するアクチュエータ83とを備えている。
また、サージタンク38には、2股に分岐したバイパス通路40も接続されている。そうした接続構造を実現するべく、サージタンク38の上面には、サージタンク38の内外を連通させるように構成された第1及び第2導入部38c、38dが設けられている。図7に示すように、第1及び第2導入部38c、38dの各々には、2股に分岐したバイパス通路40の各下流端部が接続されている。
このようにして構成されたサージタンク38には、例えば過給時においては、第1通路33、過給機34、第2通路35、インタークーラ36及び第3通路37を順番に通過したガスが導入口38bから流入するようになる。そうして流入したガスの一部は、第1及び第2導入部38c、38dを介してバイパス通路40を逆流し、第1通路33へ流入する。
対して、自然吸気時においては、サージタンク38には、第1通路33の途中からバイパス通路40に流れ込んだガスが、第1及び第2導入部38c、38dを介して流入するようになる。
―各種部品のレイアウト―
前述のように、吸気通路30の独立通路392上にSCV81を設けた場合、SCV81を駆動するためのアクチュエータ83を取り付ける場所としては、その独立通路392を構成する吸気マニホールドDの外面が考えられる。
その場合、吸気マニホールドDは、エンジン1の取付面10aに沿って配置されるようになっているから、アクチュエータ83もまた、取付面10a付近に配置されることになる。
一方、燃料ポンプ65やコモンレール64、そして、これらを相互に接続する中継配管62bといった燃料系部品もまた、エンジン1からの排熱に起因した熱害を避けるべく、アクチュエータ83と同様に、吸気側の外面である取付面10aに沿って配置することが求められる。
本願発明者等は、鋭意検討を重ねた結果、燃料系部品ばかりでなく、アクチュエータ83の配置も考慮すると、各部品のレイアウトに改善の余地があることに気付いた。
具体的に、前述のように、サージタンク38及び独立通路39を構成する吸気マニホールドDが気筒列方向に延びていた場合、気筒列方向にコンパクトなレイアウトとするためには、吸気マニホールドDの上下一側に燃料ポンプ65を配置すると共に、その上下他側にコモンレール64を配置することが考えられる。この場合、そうした吸気マニホールドDと干渉しないように中継配管62bをレイアウトすることが要求される。
ここで、燃料ポンプ65及びコモンレール64の少なくとも一方に対し、吸気マニホールドDが気筒列方向一側に突出していた場合には、その突出した部分を避けるように中継配管62bを配置することが求められるものの、必要以上に長く延ばしてしまうと、エンジン1の運転に起因した中継配管62bの振動が増大してしまい、そのシール性を確保する上で支障を来すという点で不都合である。
またそもそも、前述のように、吸気マニホールドDの外面には、SCV81のためのアクチュエータ83が取り付けられるようになっている。そのため、吸気マニホールドDばかりでなく、アクチュエータ83とも干渉しないように中継配管62bをレイアウトすることが求められる。このことは、中継配管62bを可能な限り短く構成する上で不利であり、前述の不都合を回避するためには好ましくない。
本願発明者等は、さらに鋭意検討を重ねた結果、各種部品と干渉させることなく、中継配管62bをコンパクトにレイアウトするような構成を見出した。
以下、各種部品のレイアウトと、中継配管62bの取り回しについて順番に説明する。
図8は、エンジン1の後部を拡大して示す図である。
図4に戻ると、吸気マニホールドDは、エンジン本体10を取付面10a側から見たときに、その吸気マニホールドDの少なくとも一部が、燃料ポンプ65とコモンレール64との間に位置するように配置されていることが見て取れよう。
詳しくは、図4に示すように、燃料ポンプ65は、吸気マニホールドDに対して上下一側に配置されている一方、コモンレール64は、その吸気マニホールドDに対して上下他側に配置されている。
具体的に、燃料ポンプ65は、図4に示すように、少なくとも取付面10aを正面視したとき(つまり、エンジン本体10を取付面10a側から見たとき)には、吸気マニホールドDの後端部の下方に配置されている(車両搭載状態における下方に配置されている、としてもよい)。詳細な図示は省略するが、燃料ポンプ65は、燃料の吸入口と吐出口を双方とも略後方へ向けた姿勢で支持されており、吸入口には上流配管62aが接続されている一方、吐出口には中継配管62bが接続されている。
一方、コモンレール64は、吸気マニホールドDの上方に配置されている(車両搭載状態における上方に配置されている、としてもよい)。詳しくは、コモンレール64は、図3からも見て取れるように、気筒列方向に沿わせるような姿勢でシリンダヘッド13に固定されており、その後端部には中継配管62bの下流端が接続されている。
また、コモンレール64は、吸気マニホールドDと同様に気筒列方向に延設されているものの、その後端部(具体的には、中継配管62bとの接続部)は、吸気マニホールドDの後端部Drよりも前方に配置されている。このことは、吸気マニホールドDが、コモンレール64よりも機関出力軸方向一側(後側)に突出していることに等しい。
そして、中継配管62bは、図4に示すように、エンジン本体10の取付面10aを正面視したとき(つまり、エンジン本体10を取付面10a側から見たとき)に、吸気マニホールドDの後端部Dr周縁に沿って延設されている。
具体的に、図8に示すように、中継配管62bは、燃料ポンプ65から後方へ延びた後、略円弧状にカーブして、上方へ向かって延びる。ここで、中継配管62bは後方へ延びることになるものの、図4及び図8において2点鎖線で示されているエンジン本体10の後端面10rよりも前方に位置するようになっている。
その後、中継配管62bは、斜め上前方へ延びた後、略上方へ向かって延びる。中継配管62bにおいて略上方へ向かって延びる部分は、第1留具71によってエンジン本体10に固定されている。第1留具71は、上下方向においては、吸気マニホールドDの同方向における中央部と略同じ位置に配置されている一方、前後方向においては、吸気マニホールドDの後端部Drとエンジン本体10後端面10rとの間に配置されている。
その後、中継配管62bは、斜め上前方へ延びた後、再び略上方へ向かって延びる。中継配管62bにおいて再び略上方へ向かって延びる部分は、第2留具72によってエンジン本体10に固定されている。第2留具72は、上下方向においては、吸気マニホールドDの上方かつコモンレール64の下方に配置されている一方、前後方向において、吸気マニホールドDの後端部Drと略同じ位置に配置されている。
ここで、中継配管62bのうち第1留具71から第2留具72にかけての部分は、図8に示すように、吸気マニホールドDの後端部Drを回り込むように、その周縁に沿って延びている。
その後、中継配管62bは、図3からも見て取れるように、前方へと向きを変えて、コモンレール64の後端部に接続されている。
一方、上流配管62aもまた、中継配管62bと同様に、エンジン本体10の取付面10aを正面視したとき(つまり、エンジン本体10を取付面10a側から見たとき)に、吸気マニホールドDの後端部Dr周縁に沿って延設されている。
具体的に、図8に示すように、上流配管62aは、燃料ポンプ65から斜め上後方へ延びた後、略上方へ向かって延びる。ここで、上流配管62aは後方へ延びることになるものの、前述のエンジン本体10の後端部Drよりも前方に位置するようになっている。
その後、上流配管62aは、斜め上前方へ延びた後、再び略上方へ向かって延びる。中継配管62bにおいて再び略上方へ向かって延びる部分は、第3留具73によってエンジン本体10に固定されている。第3留具73は、上下方向においては、吸気マニホールドDの同方向における上端部(具体的には、第1及び第2導入部38c、38d)と略同じ位置に配置されている一方、前後方向においては、第1留具71と第2留具72との間に配置されている。
ここで、上流配管62aのうち燃料ポンプ65から第3留具73にかけての部分は、図8に示すように、吸気マニホールドDの後端部Drを回り込むように、後方へ向かって凸をなすようにカーブしながら延びている。
対して、SCV81を駆動するためのアクチュエータ83は、吸気マニホールドDの外面のうち、特に、吸気マニホールドDの後端部Drよりも機関出力軸方向一側(前側)の外面に取り付けられている。
具体的に、アクチュエータ83は、図3〜図4等に示すように、吸気マニホールドDの前端部Dfに取り付けられている。このような構成とすることで、吸気マニホールドDの前側にはアクチュエータ83が配置される一方、吸気マニホールドDの後側には上流配管62aと中継配管62bとが配置されるようになる。
以上説明したように、燃料ポンプ65及びコモンレール64の少なくとも一方に対し、吸気マニホールドDが後側に突出している。そして、図8に示すように、その突出した後端部Drの周縁に沿うように中継配管62bが延設されている。このように延設すると、吸気マニホールドDと干渉することなく、中継配管62bを可能な限り短く構成することが可能となる。
しかも、アクチュエータ83は、図4に示すように、吸気マニホールドDにおいて後側に突出した後端部よりも前側に取り付けられているから、中継配管62bを前述の後端部Drに沿わせるときに、アクチュエータ83と干渉する虞もない。
さらに詳しくは、図8に示すように、吸気マニホールドDを挟んだ下方には燃料ポンプ65が配置されている一方、上方にはコモンレール64が配置されている。そうすると、燃料ポンプ65及びコモンレール64を接続する中継配管62bには、如何なるレイアウトにおいても、下方から上方へ向かって延ばすことが求められる。アクチュエータ83は、吸気マニホールドDの後端部Drに対して、上下方向とは直交する前後方向にオフセットしているから、その後端部Drに対してより確実に離間するようになる。このことは、中継配管62bをレイアウトするスペースを確保する上で有効である。
このように、吸気マニホールドDやアクチュエータ83など、各種部品と干渉することなく、中継配管62bをコンパクトにレイアウトすることができる。
また、図4に示すように、吸気マニホールドDの後端部Drの周縁に沿って中継配管62bを延ばす一方、吸気マニホールドDの前端部Dfにはアクチュエータ83を取り付けることで、中継配管62bとアクチュエータ83との干渉を可能な限り抑制することができる。
また、既に説明したように、エンジン本体10は、機関出力軸方向(気筒列方向)と車両前後方向とが平行になるような縦置きの姿勢で車両に搭載されている。そして、図8に示すように、中継配管62bは、車両前後方向における後側に配置されている。このような配置とすることで、例えば車両前突時に中継配管62bを保護することが可能になる。
また、図8に示すように、中継配管62bは、吸気マニホールドDの後端部Dr周縁に沿うように延設されているところ、エンジン本体10の後端面10rよりは前側に配設されている。これにより、例えばエンジン1を搭載した車両が衝突した結果、エンジン本体10が前側から後側に向かうような衝撃を受けたときに、図8に示すダッシュパネルPなど、車体を構成する部材に対して、中継配管62bよりも先にエンジン本体10が衝突するようになる。これにより、中継配管62bとダッシュパネルPとの衝突を抑制し、ひいては中継配管62bを保護することが可能になる。
(吸気マニホールドの参考例)
図9は、エンジンの参考例を左側から見て示す図であり、図10は、エンジンの参考例を後側から見て示す図である。
前記実施形態では、吸気マニホールドDは、サージタンク38及び独立通路39を構成していたが、吸気マニホールドの構成は、それには限定されない。例えば、図9〜図10に示すエンジン1’は、前記実施形態と同様に、縦置きの直列4気筒エンジンとして構成されているものの、その吸気マニホールドD’は、前述の独立通路39に相当する通路のみを構成するようになっている。
詳しくは、図9〜図10に示すように、吸気マニホールドD’によって構成される吸気通路は、気筒列方向に並んで設けられ、かつ各々独立した流路を区画するように形成された複数の独立通路39’とされており、サージタンク38に相当する通路は含まれていない。
この参考例において、燃料ポンプ65’は、前記実施形態とは異なり、吸気マニホールドD’に対して上側に配置されている一方、フューエルレールとしてのコモンレール64’は、吸気マニホールドD’に対して下側に配置されている。
そして、吸気マニホールドD’は、該吸気マニホールドD’によって構成される複数の独立通路39’が気筒列方向に並んでいることから、前記実施形態と同様に機関出力軸方向(この参考例においても、気筒列方向と同じである)に延びており、コモンレール64’よりも同方向一側に突出している。
さらに、エンジン本体一方側の側面10a’を正面視したとき(つまり、エンジン本体10を取付面10a側から見たとき)に、燃料ポンプ65’とコモンレール64’を相互にする燃料配管62’が吸気マニホールドD’の後端部周縁に沿って延設されている一方、各独立通路39’に設けられる流動制御弁を駆動するアクチュエータ83’は、吸気マニホールドD’の前端に取り付けられている。
このような構成とすると、前記実施形態と同様に、燃料配管62’をコンパクトにレイアウトすることが可能となる。
《他の実施形態》
前記実施形態では、FR方式の車両に搭載される縦置きのエンジン1について例示したが、この構成には限られない。例えばFF方式の車両に搭載される横置きのエンジンとしてもよい。
また、前記実施形態では、直列4気筒エンジンについて例示したが、この構成には限られない。例えば、1気筒エンジンや直列6気筒エンジンとしてもよい。
また、前記実施形態では、流動制御デバイス80は、4つのSCV81の全てに対して共通の弁軸82とアクチュエータ83を用いて構成されていたが、この構成には限られない。例えば、SCV81の各々に対して、上下方向に延びる弁軸と、各弁軸を駆動するアクチュエータとを設けてもよい。
また、前記実施形態では、所謂スーパーチャージャとして構成された過給機34を例示したが、ターボチャージャとしてもよい。またそもそも、過給機34は必須ではない。
1 エンジン
10 エンジン本体
10r エンジン本体の後端面(エンジン本体における機関出力軸方向一側の端面)
11 シリンダ(気筒)
12 シリンダブロック
13 シリンダヘッド
10a 取付面(エンジン本体の一側面)
30 吸気通路
38 サージタンク
39 独立通路
81 SCV(流動制御弁)
83 アクチュエータ
62b 中継配管(燃料配管)
64 コモンレール(フューエルレール)
65 燃料ポンプ
D 吸気マニホールド
Dr 吸気マニホールドの後端部(吸気マニホールドにおける機関出力軸方向一側の端部)
Df 吸気マニホールドの前端部(吸気マニホールドにおける機関出力軸方向他側の端部)

Claims (8)

  1. シリンダヘッド及びシリンダブロックを有するエンジン本体と、前記エンジン本体の一側面に沿って配置された吸気マニホールドと、前記吸気マニホールドの内部に設けられた流動制御弁と、前記吸気マニホールドの外部に配設され、かつ前記流動制御弁を駆動するように構成されたアクチュエータと、燃料配管を介して相互に接続された燃料ポンプ及びフューエルレールと、を備えたエンジンの側部構造であって、
    前記吸気マニホールドは、前記エンジン本体を前記一側面側からみたときに、該吸気マニホールドの少なくとも一部が、前記燃料ポンプと前記フューエルレールとの間に位置するように配置され、
    前記エンジン本体を前記一側面側から見たときに、前記燃料配管は、前記吸気マニホールドにおける機関出力軸方向一側の端部周縁に沿って延設されている一方、前記アクチュエータは、前記吸気マニホールドにおける当該端部よりも機関出力軸方向他側の外面に取り付けられ、
    前記燃料ポンプは、前記吸気マニホールドに対して上下一側に配置されている一方、前記フューエルレールは、前記吸気マニホールドに対して上下他側に配置され、
    前記吸気マニホールドは、機関出力軸方向に延びており、前記燃料ポンプ及びフューエルレールのうちの少なくとも一方よりも機関出力軸方向一側に突出し、
    前記吸気マニホールドにおける前記上下一側には、過給機を通過したガスが流れる通路配管が接続されている一方、前記吸気マニホールドにおける前記上下他側には、前記過給機を迂回した吸気が流れるバイパス通路が接続され、
    前記アクチュエータは、前記吸気マニホールドにおける前記機関出力軸方向他側の端部に取り付けられている
    ことを特徴とするエンジンの側部構造。
  2. 請求項1に記載されたエンジンの側部構造において、
    前記エンジン本体は、機関出力軸方向と車両前後方向とが平行になるような姿勢で車両に搭載され、
    前記機関出力軸方向一側は、車両前後方向における後側に相当する
    ことを特徴とするエンジンの側部構造。
  3. シリンダヘッド及びシリンダブロックを有するエンジン本体と、前記エンジン本体の一側面に沿って配置された吸気マニホールドと、前記吸気マニホールドの内部に設けられた流動制御弁と、前記吸気マニホールドの外部に配設され、かつ前記流動制御弁を駆動するように構成されたアクチュエータと、燃料配管を介して相互に接続された燃料ポンプ及びフューエルレールと、を備えたエンジンの側部構造であって、
    前記吸気マニホールドは、前記エンジン本体を前記一側面側からみたときに、該吸気マニホールドの少なくとも一部が、前記燃料ポンプと前記フューエルレールとの間に位置するように配置され、
    前記エンジン本体を前記一側面側から見たときに、前記燃料配管は、前記吸気マニホールドにおける機関出力軸方向一側の端部周縁に沿って延設されている一方、前記アクチュエータは、前記吸気マニホールドにおける当該端部よりも機関出力軸方向他側の外面に取り付けられ、
    前記エンジン本体は、機関出力軸方向と車両前後方向とが平行になるような姿勢で車両に搭載され、
    前記機関出力軸方向一側は、車両前後方向における後側に相当し、
    前記吸気マニホールドに接続され、該吸気マニホールドに過給機を通過したガスを供給しかつ吸気通路を構成する通路配管をさらに備え、
    前記燃料ポンプは、車両前後方向において、前記通路配管の後方に配置されている
    ことを特徴とするエンジンの側部構造。
  4. 請求項3に記載されたエンジンの側部構造において、
    前記燃料ポンプは、前記吸気マニホールドに対して上下一側に配置されている一方、前記フューエルレールは、前記吸気マニホールドに対して上下他側に配置され、
    前記吸気マニホールドは、機関出力軸方向に延びており、前記燃料ポンプ及びフューエルレールのうちの少なくとも一方よりも機関出力軸方向一側に突出する
    ことを特徴とするエンジンの側部構造。
  5. 請求項4に記載されたエンジンの側部構造において、
    前記アクチュエータは、前記吸気マニホールドにおける前記機関出力軸方向他側の端部に取り付けられている
    ことを特徴とするエンジンの側部構造。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載されたエンジンの側部構造において、
    前記吸気マニホールドは、サージタンクを構成する
    ことを特徴とするエンジンの側部構造。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載されたエンジンの側部構造において、
    前記吸気マニホールドは、機関出力軸方向に並んで設けられた複数の独立通路を構成する
    ことを特徴とするエンジンの側部構造。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載されたエンジンの側部構造において、
    前記燃料配管は、前記エンジン本体を前記一側面側から見たときに、該エンジン本体における前記機関出力軸方向一側の端面に対し、前記機関出力軸方向他側に配設されている
    ことを特徴とするエンジンの側部構造。
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