JP6765829B2 - 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、撮像装置 - Google Patents

画像処理装置、画像処理装置の制御方法、撮像装置 Download PDF

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Description

本発明は、視差を有する画像信号の画像処理技術に関するものである。
撮影レンズの射出瞳を複数の瞳部分領域に瞳分割し、分割された瞳部分領域に応じた複数の視差画像を同時に撮影可能な撮像装置がある。特許文献1では、1つの画素に対して、1つのマイクロレンズと複数に分割された光電変換部が形成された2次元撮像素子を備える撮像装置が開示されている。分割された光電変換部は、1つのマイクロレンズを介して撮影レンズの異なる瞳部分領域を通過する光を受光する。各光電変換部により得られる信号から、各瞳部分領域に応じた複数の視差画像を生成することができる。特許文献2では、分割された光電変換部が受光した信号を、全て加算することにより撮像画像を生成することが開示されている。
米国特許4410804号明細書 特開2001−083407号公報
しかしながら、撮影された視差画像のごく一部に欠陥画素が生じた場合、画質低下が起きる可能性がある。本発明は、視差画像に係る欠陥画素の画素信号を補正することを目的とする。
本発明の一実施形態に係る画像処理装置は、複数のマイクロレンズと、各マイクロレンズに対応する複数の光電変換部を有する撮像素子により、第1の光電変換部または第2の光電変換部に対応する視差画像の画素信号を取得し、前記第1の光電変換部および第2の光電変換部に対応する撮像画像を取得する取得手段と、前記視差画像を用いて欠陥となっている画素を検出する欠陥画素検出を行う検出手段と、前記視差画像の画素信号を補正するに当たって、前記検出手段により欠陥画素として検出された画素に対応する信号を、当該画素に隣接する、欠陥画素でない画素に対応する信号を用いて補正する第1の補正と、前記検出手段により欠陥画素として検出された画素に対応する信号を、当該画素に対応する前記撮像画像の画素信号を用いて補正する第2の補正を行う補正手段を備える。
本発明に係る画像処理装置によれば、視差画像に係る欠陥画素の画素信号を補正することができる。
本発明の第1実施形態における撮像装置を示す概略構成図である。 第1実施形態におけるセンサ配列の概略図である。 第1実施形態における画素の概略平面図と概略断面図である。 第1実施形態における画素と瞳分割の概略説明図である。 第1実施形態における瞳分割、デフォーカス量と像ずれ量の概略説明図である。 第1実施形態における検出画素と周辺画素を例示する概略図である。 第1実施形態における視差画像配列と撮像画像配列を例示する概略図である。 第1実施形態における視差画像配列と撮像画像配列の別例を示す概略図である。 第1実施形態における処理を説明するメインフローチャートである。 第1実施形態における欠陥画素補正処理を説明するサブフローチャートである。 本発明の第2実施形態におけるセンサ配列および画素構成の概略図である。
以下、本発明の例示的な実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。各実施形態では、本発明に係る画像処理装置をデジタルカメラ等の撮像装置に適用した例を説明するが、以下の画像処理を実行する情報処理装置や電子機器等に幅広く適用可能である。
[第1実施形態]
図1は本発明の第1実施形態に係る撮像素子を有する撮像装置の構成例を示すブロック図である。撮像光学系(結像光学系)の先端に配置された第1レンズ群101は、レンズ鏡筒にて光軸方向に進退可能に保持される。絞り兼用シャッタ102は、その開口径を調節することで撮影時の光量調節を行う他、静止画撮影時には露光秒時調節用シャッタとしての機能をもつ。第2レンズ群103は、絞り兼用シャッタ102と一体となって光軸方向に進退し、第1レンズ群101の進退動作との連動により、変倍作用(ズーム機能)を有する。第3レンズ群105は、光軸方向の進退により焦点調節を行うフォーカスレンズである。光学的ローパスフィルタ106は、撮影画像の偽色やモアレを軽減するための光学素子である。撮像素子107は、例えば2次元CMOS(相補型金属酸化膜半導体)フォトセンサと周辺回路からなり、撮像光学系の結像面に配置される。
ズームアクチュエータ111は、不図示のカム筒を回動することで、第1レンズ群101および第2レンズ群103を光軸方向に移動させて変倍動作を行う。絞りシャッタアクチュエータ112は、絞り兼用シャッタ102の開口径を制御して撮影光量を調節すると共に、静止画撮影時の露光時間制御を行う。フォーカスアクチュエータ114は、第3レンズ群105を光軸方向に移動させて焦点調節動作を行う。
被写体照明用の電子フラッシュ115は撮影時に使用し、キセノン管を用いた閃光照明装置または連続発光するLED(発光ダイオード)を備えた照明装置が用いられる。AF(オートフォーカス)補助光源116は、所定の開口パターンを有したマスクの像を、投光レンズを介して被写界に投影する。これにより、低輝度の被写体または低コントラストの被写体に対する焦点検出能力が向上する。
カメラ本体部の制御部を構成するCPU(中央演算処理装置)121は、種々の制御を司る制御中枢機能をもつ。CPU121は、演算部、ROM(リード・オンリ・メモリ)、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)、A(アナログ)/D(デジタル)コンバータ、D/Aコンバータ、通信インターフェイス回路等を有する。CPU121はROMに記憶された所定のプログラムに従って、カメラ内の各種回路を駆動し、AF制御、撮像処理、画像処理、記録処理等の一連の動作を実行する。
欠陥画素検出部121aは、撮影画像において欠陥画素があるかどうかを検出する。孤立欠陥画素補正部121bは、隣接してない孤立欠陥画素の補正を行う。隣接欠陥画素補正部121cは、隣接した欠陥画素の補正を行う。欠陥画素の検出および補正処理の詳細については後述する。欠陥画素検出部121a、孤立欠陥画素補正部121b、隣接欠陥画素補正部121cは、CPU121の処理によって実現される機能ブロックとして示す。なお、本実施形態ではCPU121の処理が撮像装置の一部として行われる場合を説明する。これに限らず、CPU121の機能のうち、画像処理や欠陥画素検出部121a、孤立欠陥画素補正部121b、隣接欠陥画素補正部121cを、撮像装置とは別の画像処理装置に設ける実施形態でもよい。
電子フラッシュ制御回路122はCPU121の制御指令に従い、撮影動作に同期して電子フラッシュ115を点灯制御する。補助光源駆動回路123はCPU121の制御指令に従い、焦点検出動作に同期してAF補助光源116を点灯制御する。撮像素子駆動回路124は撮像素子107の撮像動作を制御するとともに、取得した撮像信号をA/D変換してCPU121に送信する。画像処理回路125はCPU121の制御指令に従い、撮像素子107により取得した画像のガンマ変換、カラー補間、JPEG(Joint Photographic Experts Group)圧縮等の処理を行う。
フォーカス駆動回路126はCPU121の制御指令に従い、焦点検出結果に基づいてフォーカスアクチュエータ114を駆動し、第3レンズ群105を光軸方向に移動させて焦点調節を行う。絞りシャッタ駆動回路128はCPU121の制御指令に従い、絞りシャッタアクチュエータ112を駆動し、絞り兼用シャッタ102の開口径を制御する。ズーム駆動回路129はCPU121の制御指令に従い、撮影者のズーム操作指示に応じてズームアクチュエータ111を駆動する。
表示部131はLCD(液晶表示装置)等の表示デバイスを有し、カメラの撮影モードに関する情報、撮影前のプレビュー画像と撮影後の確認用画像、焦点検出時の合焦状態表示画像等を表示する。操作部132は操作スイッチとして、電源スイッチ、レリーズ(撮影トリガ)スイッチ、ズーム操作スイッチ、撮影モード選択スイッチ等を備え、操作指示信号をCPU121に出力する。フラッシュメモリ133はカメラ本体部に着脱可能な記録媒体であり、撮影済み画像データ等を記録する。
次に図2を参照して本実施形態における撮像素子のセンサ部(光電変換部)の配列を説明する。図2は、本実施形態における撮像素子のセンサ部の配列を示す概略図である。図2の左右方向をx軸方向とし、上下方向をy軸方向とし、x軸方向およびy軸方向に直交する方向(紙面に垂直な方向)をz軸方向と定義する。2次元CMOSセンサ(撮像素子)の撮像センサ配列を4列×4行の範囲で例示し、焦点検出センサ配列を8列×4行の範囲で例示する。撮像信号を出力する撮像センサ部は、複数に分割された光電変換部から構成される。本実施形態では、所定方向に2分割された光電変換部を例示する。
2列×2行のセンサ群200は、1組のセンサ部200R,200G,200Bを備える。センサ部200R(左上の位置参照)はR(赤)色の分光感度を有し、センサ部200G(右上と左下の位置参照)はG(緑)色の分光感度を有する。センサ部200B(右下の位置参照)はB(青)色の分光感度を有する。さらに、各センサ部は2列×1行に配列された第1光電変換部201と第2光電変換部202により構成されている。光電変換部はそれぞれ、焦点検出信号を出力する焦点検出センサとしての機能を有する。図2に示す例では、4列×4行のセンサ部(8列×4行の光電変換部)を平面上に多数配置することで、撮像画像信号および焦点検出信号が取得可能である。撮像素子にて、センサ部の周期Pを4μm(マイクロメートル)とし、画素数Nを横5575列×縦3725行(約2075万画素)とする。また、分割された光電変換部の配列方向周期PSUBを2μmとし、対応する画素数Nを横11150列×縦3725行(約4150万画素)とする。
図2に示す撮像素子における1つのセンサ部200Gを、撮像素子の受光面側(+z側)から見た場合の平面図を図3(A)に示す。図3(A)の紙面に垂直な方向にz軸を設定し、手前側をz軸の正方向と定義する。また、z軸に直交する上下方向にy軸を設定して上方をy軸の正方向とし、z軸およびy軸に直交する左右方向にx軸を設定して右方をx軸の正方向と定義する。図3(A)にてa−a切断線に沿って、−y側から見た場合の断面図を図3(B)に示す。センサ部200Gは、各画素の受光面側(+z方向)にて入射光を集光するためのマイクロレンズ305が形成され、分割された複数の光電変換部を備える。例えば、x方向における分割数をNとし、y方向における分割数をNとする。図3には、瞳領域を水平方向にて2分割した例、すなわち、N=2,N=1の場合を例示し、光電変換部301と光電変換部302が形成されている。光電変換部301は第1の焦点検出センサに対応し、光電変換部302は第2の焦点検出センサに対応する。
光電変換部301と光電変換部302は、例えばp型層300とn型層との間にイントリンシック層を挟んだpin構造フォトダイオードとして形成される。または必要に応じて、イントリンシック層を省略し、pn接合フォトダイオードとして形成してもよい。各画素には、マイクロレンズ305と、光電変換部301および光電変換部302との間に、カラーフィルタ306が形成される。必要に応じて、光電変換部ごとにカラーフィルタ306の分光透過率を変えてもよいし、カラーフィルタを省略しても構わない。
センサ部200Gに入射した光はマイクロレンズ305が集光し、さらにカラーフィルタ306で分光された後に、光電変換部301と光電変換部302がそれぞれ受光する。光電変換部301と光電変換部302では、受光量に応じて電子とホール(正孔)が対生成され、空乏層で分離された後、負電荷をもつ電子はn型層(不図示)に蓄積される。一方、ホールは定電圧源(不図示)に接続されたp型層を通じて撮像素子の外部へ排出される。光電変換部301と光電変換部302のn型層(不図示)に蓄積された電子は、転送ゲートを介して、静電容量部(FD)に転送されて電圧信号に変換される。
図4は、画素構造と瞳分割との対応関係を示す概略的な説明図である。図4には、図3(A)に示した画素構造のa−a線での切断面を、+y方向から見た場合の断面図と、結像光学系の射出瞳面(射出瞳400参照)を、−z方向から見た図を示す。図4では、射出瞳面の座標軸と対応を取るために、断面図にてx軸とy軸を図3に示す状態とは反転させて示している。
第1瞳部分領域501は、−x方向に重心が偏倚している光電変換部301の受光面に対し、マイクロレンズ305によって、概ね共役関係になっている。つまり、第1瞳部分領域501は第1光電変換部301で受光可能な瞳領域を表し、瞳面上で+X方向に重心が偏倚している。また、第2瞳部分領域502は、重心が+x方向に偏倚している光電変換部302の受光面に対し、マイクロレンズ305によって、概ね共役関係になっている。第2瞳部分領域502は第2光電変換部302で受光可能な瞳領域を表し、瞳面上で−X方向に重心が偏倚している。また、図4に示す瞳領域500は、光電変換部301と光電変換部302を全て併せた場合の、センサ部200G全体で受光可能な瞳領域である。
入射光は、マイクロレンズにより、焦点位置に集光される。しかし、光の波動性による回折の影響のため、集光スポットの直径は回折限界Δより小さくすることはできず、有限の大きさとなる。光電変換部の受光面サイズは約1〜2μm程度であり、これに対してマイクロレンズの集光スポットが約1μm程度である。そのため、光電変換部の受光面とマイクロレンズを介して共役の関係にある、図4の第1瞳部分領域501と第2瞳部分領域502は、回折暈けのため、明瞭に瞳分割されず、受光率分布(瞳強度分布)となる。
撮像素子と瞳分割との対応関係を図5(A)の概略図に示す。第1瞳部分領域501と第2瞳部分領域502という、異なる瞳部分領域をそれぞれ通過した光束は、撮像素子の各画素に異なる角度で入射する。入射光は、N(=2)×N(=1)に分割された光電変換部301と光電変換部302がそれぞれ受光して光電変換する。本実施形態では、瞳領域が水平方向に2分割されている例を示すが、必要に応じて、垂直方向に瞳分割を行ってもよい。
以上のように本実施形態の撮像素子は、結像光学系の異なる瞳部分領域を通過する光束をそれぞれ受光する複数の光電変換部が設けられたセンサ部を、複数配列させた構造を有する。例えば、撮像素子の画素ごとに、複数の光電変換部の信号を加算して読み出すことで、有効画素数の解像度の撮像画像が生成される。この場合、撮像画像は、画素ごとに複数の光電変換部の受光信号を合成することで生成される。また、別の方法では、撮像素子の光電変換部201の受光信号を集めて第1の視差画像が生成される。撮像画像から第1の視差画像を減算して第2の視差画像が生成される。必要に応じて、撮像素子の光電変換部201の受光信号を集めて第1の視差画像を生成し、光電変換部202の受光信号を集めて第2の視差画像を生成してもよい。異なる瞳部分領域ごとに、光電変換部の受光信号から、1つ以上の視差画像を生成することができる。
本実施形態では、撮像画像、第1の視差画像、第2の視差画像はそれぞれ、ベイヤー配列の画像となる。必要に応じて、ベイヤー配列の撮像画像、第1の視差画像、第2の視差画像にデモザイキング処理を行ってもよい。
次に、撮像素子により取得される第1の視差画像と第2の視差画像のデフォーカス量と、像ずれ量との関係について説明する。
図5(B)は、第1の視差画像と第2の視差画像のデフォーカス量と、第1の視差画像と第2の視差画像との間の像ずれ量について概略的に示す関係図である。撮像面800には撮像素子(不図示)が配置され、図4、図5(A)の場合と同様に、結像光学系の射出瞳が、第1瞳部分領域501と第2瞳部分領域502に2分割される。
デフォーカス量dは、その大きさ|d|が被写体像の結像位置から撮像面800までの距離を表す。被写体像の結像位置が撮像面800よりも被写体側にある前ピン状態では、負符号(d<0)とし、これとは反対の後ピン状態では正符号(d>0)として向きを定義する。被写体像の結像位置が撮像面(合焦位置)にある合焦状態では、d=0である。図5(B)に示す被写体801の位置は、合焦状態(d=0)に対応する位置を示しており、被写体802の位置は前ピン状態(d<0)に対応する位置を例示する。以下では、前ピン状態(d<0)と後ピン状態(d>0)とを併せて、デフォーカス状態(|d|>0)という。
前ピン状態(d<0)では、被写体802からの光束のうち、第1瞳部分領域501(または第2瞳部分領域502)を通過した光束は、いったん集光した後、光束の重心位置G1(またはG2)を中心として幅Γ1(またはΓ2)に広がる。この場合、撮像面800上で暈けた像となる。暈け像は、撮像素子に配列された第1光電変換部301(または第2光電変換部302)により受光され、第1の視差画像信号(または第2の視差画像信号)が生成される。よって、第1の視差画像(または第2の視差画像)は、撮像面800上の重心位置G1(またはG2)にて、幅Γ1(またはΓ2)をもった被写体像(暈け像)の画像データとしてメモリに記憶される。被写体像の幅Γ1(またはΓ2)は、デフォーカス量dの大きさ|d|が増加するのに伴い、概ね比例して増加する。同様に、第1の視差画像と第2の視差画像との間の被写体像の像ずれ量を「p」と記すと、その大きさ|p|はデフォーカス量dの大きさ|d|の増加に伴って増加する。例えば、像ずれ量pは光束の重心位置の差「G1−G2」として定義され、その大きさ|p|は、|d|が増加するのに伴い、概ね比例して増加する。なお、後ピン状態(d>0)では、第1の視差画像と第2の視差画像との間の被写体像の像ずれ方向が前ピン状態とは反対となるが、同様の傾向がある。
したがって、本実施形態の場合には、第1の視差画像と第2の視差画像、または、第1の視差画像と第2の視差画像を加算した撮像信号のデフォーカス量の大きさが増加するのに伴い、第1の視差画像と第2の視差画像との間の像ずれ量の大きさが増加する。
以下、本実施形態における視差画像の補正処理について説明する。
撮像素子107の各画素部、つまり結像光学系の異なる瞳部分領域をそれぞれ通過する光束を受光する複数の光電変換部からは、撮像画像と、1つ以上の視差画像(例えば、第1の視差画像)とが取得される。取得された撮像画像と第1の視差画像は画像処理回路125に入力され、撮像画像に基づいて補正処理が行われる。必要に応じて、取得された撮像画像と視差画像を記録装置の記録媒体に保存してもよい。この場合、保存された撮像画像と視差画像の各データが記録媒体から読み出されて画像処理回路125に入力される。
撮像素子の回路構成や駆動方式により、転送ゲートの短絡などで、撮像画像は正常であるが、例えば第1の視差画像にキズ信号が生じ、点キズや線キズとなる可能性がある。その対策として、量産工程等で検査された点キズ情報や線キズ情報は、画像処理回路125等に事前に記録される。記録された点キズ情報や線キズ情報を用いて視差画像の補正処理が行われる。また、必要に応じて、視差画像をリアルタイムに検査して点キズ判定や線キズ判定を行ってもよい。
図6を参照して、欠陥画素検出について説明する。図6は、欠陥画素検出を行う際、検出画素の出力値(第1出力値)と、検出画素に近接した周辺の画素の出力値(第2出力値)との差分値を算出して評価する方法の説明図である。図6(A)は近接する5×5画素の領域を用いて欠陥画素検出を行う場合を例示する。図6(B)は近接する±3行の領域(7×7画素の領域)を用いて欠陥画素検出を行う場合を例示する。整数の変数iとjを用いて、各画素の位置を表現している。図6では縦方向の画素位置を変数iで表し、横方向の画素位置を変数jで表している。
欠陥画素検出の一般的な方法の1つとして、検出対象の画素に近接した周辺画素を選定した代表値、または、近接した周辺画素を用いて算出した代表値と、欠陥検出画素との差分値を用いる方法がある。この方法は、検出対象の画素と当該画素に近接する周辺画素の出力値を、代表値で正規化してその乖離度を評価する方法である。正規化された値が所定閾値(Eerrorと記す)を超えた場合、検出対象の画素が欠陥画素として検出される。図6(A)に(i,j)で示す個所が、欠陥画素検出を行う対象画素を示している。その出力値をS(i,j)と表記する。図6(A)で示された領域での代表値、つまり5×5画素の出力値のメディアン値を代表値とする場合、これをStyp(i,j)と表記する。メディアン値に代えて、平均値等を用いてもよく、代表値の設定方法については任意である。一般的な欠陥画素検出の評価値(第1の評価値)をEと表記し、所定閾値Errorを用いて、下記条件式(1)が使用される。
Figure 0006765829
式(1)の左辺では輝度で正規化をしているため、輝度の変化が数%の範囲内であれば精度良く欠陥画素検出を行うことができる。しかしながら、R,G,Bといったカラーフィルタの透過率の違いや、シェーディングの違いは数%のオーダーでは収まらない。このため、カラーフィルタに加え、シェーディングの影響がある状態で式(1)を用いて検出精度を保証することは難しい。通常、式(1)を用いて欠陥画素検出を行う場合、カラーフィルタの透過率ごとに評価閾値を設定し、光学系を工夫してシェーディングを極力低減し、受光量違いによるノイズを低減することが行われ、キズ検出精度の向上を図っている。
ところで、レンズ交換式カメラ等での様々な射出瞳距離で撮影を行う場合、シェーディングが発生した状態の画像の欠陥画素検出をリアルタイムで行わなければならない。この場合、画像領域ごとに受光量が異なる状態で検査を行わなければならず、画像領域ごとに検出精度が異なってしまう。これを解決する有効な方法として、検出画素の出力値の変化によるノイズ変化量を加味して、式(1)の評価値を更に正規化する方法がある。
画素のノイズには固定ノイズとランダムノイズがあり、ランダムノイズは出力値に対して、その平方根で変化することが知られている。欠陥画素検出にて、基準出力値をSstdと表記し、評価値全体(第2の評価値)をEtotalと表記する。評価値Etotalのうち、出力値に応じて変化するランダム成分をErandomと表記し、出力値に応じて変化しない固定成分をEfixedと表記する。出力値の変化を加味して欠陥画素検出を行う場合、所定閾値Eerrorを用いて、下記条件式(2)が使用される。
Figure 0006765829
式(2)にて、基準出力値Sstdと代表値Stypを用いて正規化されていることが分かる。そのため、代表値Stypが変化しても常に一定の規格にて検査が可能となり、領域ごとに光量が変化しても同程度の欠陥画素検出精度が得られる。式(1)で算出した評価値Eは、ランダム成分Erandomと固定成分Efixedから構成されるため、
Figure 0006765829
となる。式(3)を、Erandom=E−Efixedとして式(2)に代入し、更に式を整理すると、下記(4)式となる。
Figure 0006765829
式(4)にて、第2の評価値Etotalは第1項と第2項との和から構成される。第1項は、第1の評価値Eを、代表値Stypが小さくなるにつれて大きな値で除算する項である。第2項は、代表値Stypが小さくなるにつれて値が大きくなる項である。Efixedについては欠陥画素検出の所定閾値Eerrorを設定する際に、許容できる値を設定すればよい。また、求められる欠陥画素の検出精度と演算規模のバランスを鑑みて、式(4)の評価値Eとして、出力値の変化率で正規化した項のみを用いてもよいし、全ての項を用いてもよい。
これまでは1画素に着目した欠陥画素検出を説明したが、図6(B)で示した線状の欠陥画素検出の場合においても同様の考え方で適用可能であり、適用範囲は図6で示した限りではない。また、第1の評価値Eを算出する時に用いる代表値Stypは、正規化の精度および欠陥画素検出精度を向上させるために、欠陥検出画素と処理条件に応じて設定される。処理条件とは、例えば画素上に配置されているカラーフィルタ、画素の受光する光束が通過する瞳部分領域、画素加算等である。
孤立欠陥画素補正部121bは、欠陥画素検出にて検出された画素が隣接していない場合の欠陥画素補正を行う。孤立点での欠陥画素補正は、欠陥画素に隣接した画素情報を用いてバイリニア法やバイキュービック法等で行う欠陥画素補正である。孤立欠陥画素信号の補正により、高画質な画像を生成することができる。
孤立点での欠陥画素補正は欠陥画素に隣接した画素が欠陥画素でない場合に有効である。しかし、欠陥画素が隣接している場合には隣接欠陥画素補正部121cが欠陥画素補正を行う。図7を参照して具体例について説明する。図7中の行を整数の変数jで表し、列を整数の変数iで表す。第j行、第i列の位置を(j,i)と表記し、当該位置の第1の視差画像をA(j,i)と表記し、撮像画像をI(j,i)と表記する。図7(A)はベイヤー配列の第1の視差画像配列をj−1からj+1およびi−1からi+1の範囲で示す概略図である。図7(B)はベイヤー配列の撮像画像配列をj−1からj+1およびi−1からi+1の範囲で示す概要図である。
第1の視差画像の第j行の画像がすべて欠陥画素であり、撮像画像については正常である場合を想定する。この場合、補正位置(j,i)における第1の視差画像A(j,i)の信号を算出する補正処理が行われる。下記式(5)は、第1の視差画像A(j,i)の信号がG(緑)の分光感度を有する画素の画素信号である場合の補正式である。
Figure 0006765829
次に第1の視差画像A(j,i)の信号がR(赤)またはB(青)の分光感度を有する画素の画素信号である場合の補正式を下記式(6)に示す。
Figure 0006765829
図8は、第1の視差画像A(j,i)の信号がB(青)の分光感度を有する画素の画素信号である場合を例示する。変数jとiの定義は図7の場合と同じである。図8(A)はベイヤー配列の第1の視差画像配列をj−2からj+2およびi−2からi+2の範囲で示している。図8(B)はベイヤー配列の撮像画像配列をj−2からj+2およびi−2からi+2の範囲で示している。必要に応じて、第2の視差画像の画素信号についても同様に補正処理が行われる。
このように欠陥画素が隣接している場合、第1の視差画像と撮像画像の画素信号を用いて上式により欠陥画素補正を行うことができる。ただし、欠陥画素が隣接していない場合には演算負荷の低減や補正精度の観点から、1つの画像を用いてバイリニア法やバイキュービック法等により欠陥画素補正が行われる。欠陥画素補正は撮像光学系の情報を用いずに、所定の演算方法で行うことが可能である。本実施形態では画像処理装置内でハードウェア処理を行った。これは、外部機器(PC等)でソフトウェア処理を行うよりも高速に欠陥画素補正を行えるためである。欠陥画素の抽出後、撮像装置内で欠陥画素補正処理が実行される。しかし、本発明はこれに限らず、欠陥画素の抽出処理、欠陥画素の補正処理の少なくとも一部をソフトウェア処理で実現してもよい。
次に図9のフローチャートを参照して、本実施形態における視差画像の欠陥画素補正について説明する。S100で処理を開始し、S101で撮像素子107による撮像処理が行われる。次のS102でCPU121は、撮像画像と視差画像の画像データを取得する制御を行ってから、S103へ進む。S103で欠陥画素検出部121aは各画像の欠陥画素検出を行い、S104へ進む。S104では欠陥画素補正処理が実行される。欠陥画素補正処理については図10を用いて後述する。S104の次にS105へ進み、CPU121はS104で補正された画像データの記録処理を実行する。そしてS106へ進み、一連の処理を終了する。
次に図10のサブフローチャートを参照して、欠陥画素補正(図9:S104)について説明する。
S200で欠陥画素補正処理を開始し、S201へ進む。S201でCPU121は画像データの取り込みを制御し、S202へ進む。S202では、S201で取得された画像データの各画素の参照を開始する。次のS203で欠陥画素検出部121aは、欠陥画素検出を行う。欠陥画素検出の結果、欠陥画素が隣接しているかどうかについて判定処理が行われる。S203で、欠陥画素が隣接していないと判定された場合、S204へ進み、欠陥画素が隣接していると判定された場合にはS205へ移行する。
S204で孤立欠陥画素補正部121bは孤立欠陥画素補正処理を実行し、S205へ進む。S205でCPU121は、画像データの画素の参照がすべて終了しているかどうかを判定する。画素の参照がすべて終了していると判定された場合にはS206へ進む。また画素の参照がすべて終了していないと判定された場合にはS202へ戻る。次の画素参照が行われ、S203からS205の処理が繰り返される。
S206でCPU121は、撮像画像、視差画像ともに孤立欠陥画素補正が完了しているかどうかを判定する。撮像画像、視差画像ともに孤立欠陥画素補正が完了していると判定された場合、S207へ進む。撮像画像または視差画像の孤立欠陥画素補正が完了していない場合にはS201へ戻って処理を続行する。
S207でCPU121は、撮像画像と視差画像を取り込む制御を行い、次のS208で視差画像の画素の参照を開始し、S209へ進む。S209では隣接欠陥画素補正部121cは隣接欠陥画素補正処理を実行し、S210へ進む。S210でCPU121は画像データの画素の参照がすべて終了しているかどうかを判定する。画像データの画素の参照がすべて終了している場合にはS211のリターン処理へ進み、欠陥画素補正処理を完了し、メインフローチャートに戻る。またS210で画像データの画素の参照がすべて終了していない場合にはS208へ戻る。次の画素参照が行われ、S209およびS210の処理が繰り返される。
本実施形態によれば、撮影された視差画像の一部に欠陥画素が生じた場合に視差画像の欠陥画素信号を補正することができる。
[第2実施形態]
図11の概略図を参照して、本発明の第2実施形態における撮像素子の撮像センサ部と焦点検出センサ部の配列を説明する。なお、第1実施形態の場合と同様の構成要素については既に使用した符号を用いることで、それらの詳細な説明を省略し、相違点を中心に説明する。
図11(A)は2次元CMOSセンサ(撮像素子)の撮像センサ配列を4列×4行の範囲にて示し、4分割された光電変換部の配列を8列×8行の範囲で示した概略図である。
2列×2行のセンサ群200において、左上の位置にはR(赤)の分光感度を有するセンサ部200Rが配置されている。右上と左下には、G(緑)の分光感度を有するセンサ部200Gが配置され、右下にはB(青)の分光感度を有するセンサ部200Bが配置されている。さらに、各センサ部は2列×2行に配列された第1光電変換部201、第2光電変換部202、第3光電変換部203、第4光電変換部204により構成されている。
図11(A)に示した4列×4行の撮像センサ部(8列×8行の焦点検出センサ部)を平面上でアレイ状に多数配置することで、撮像画像信号(複数の光電変換部の加算信号)が取得可能である。本実施形態で説明する撮像素子は、画素周期Pが4μmであり、画素数Nが横5575列×縦3725行(約2075万画素)である。分割された光電変換部の周期PSUBは2μmであり、対応する画素数NSUBが横11150列×縦7450行(約8300万画素)である。
図11(B)は、撮像素子における1つのセンサ部200Gを、撮像素子の受光面側(+z側)から見た場合の平面図である。x方向に2分割され、y方向に2分割された、第1光電変換部301から第4光電変換部304が形成されている。図11(B)のa−a断面については、図3(B)にて、光電変換部301を第3光電変換部303に置き換え、光電変換部302を第4光電変換部304に置き換えた図と同じであるため、図示を省略する。
本実施形態では、撮像素子のセンサ部ごとに、光電変換部201から204の信号を加算して読み出すことで、有効画素数Nの解像度の撮像画像が生成される。撮像素子の第1から第3光電変換部201、202、203の受光信号をそれぞれ個別に集めて第1、第2、第3視差画像が生成される。あるいは撮像画像信号から、第1の視差画像および第2の視差画像および第3の視差画像の画像信号を減算することにより、第4視差画像が生成される。必要に応じて、撮像素子のセンサ部の第4光電変換部204の受光信号を集めて第4視差画像を生成してもよい。異なる瞳部分領域ごとに、対応する光電変換部の受光信号から1つ以上の視差画像を生成することができる。
また本実施形態では、撮像画像、第1の視差画像、第2の視差画像、第3の視差画像はそれぞれ、ベイヤー配列の画像となる。必要に応じて、ベイヤー配列の撮像画像、第1の視差画像、第2の視差画像、第3の視差画像にデモザイキング処理を行ってもよい。
本実施形態によれば、複数の視差画像に係る欠陥画素信号を補正することができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態を説明する。
本実施形態では、撮像画像および視差画像の画素信号を取得し、2種類の欠陥画素情報を用いて第1および第2の欠陥画素補正が行われる。欠陥画素情報は、製品出荷時や所定のタイミングで検出されてメモリに記憶され、撮像画像とは別に、視差画像に対応する欠陥画素情報として使用される。例えば、複数の視差画像の1つをA像とすると、メモリには、A像用の点の欠陥画素情報と、線の欠陥画素情報が保持される。以下、A像に関する欠陥画素補正を説明する。
CPU121は、例えば第1の欠陥画素補正として、線の欠陥画素情報を参照し、線状領域に対するライン欠陥画素補正を行う。この補正では各ラインに対して、欠陥でない直前ラインを用いた前置補間が行われる。次にCPU121は点(各画素)の欠陥画素検出をリアルタイムで行い、メモリに記憶された点の欠陥画素情報を参照して、撮像画像を用いて第2の欠陥画素補正を行う。なお、ライン欠陥画素補正や点の欠陥画素補正は例示であって、必要に応じて所定形状の領域に対する欠陥画素補正を行うことができる。
撮像画像の信号(例えばA像とB像を加算したA+B像の信号)から、欠陥画素補正が行われたA像の信号を減算することにより、他の視差画像(B像)の信号を生成することができる。
本実施形態では、第1の欠陥画素情報を取得して、欠陥画素でない画素の信号を用いて欠陥画素の信号を補正する第1の補正と、第2の欠陥画素情報を取得して、撮像画像の画素信号を用いて欠陥画素の信号を補正する第2の補正が行われる。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
107 撮像素子
121 CPU
121a 欠陥画素検出部
121b 孤立欠陥画素補正部
121c 隣接欠陥画素補正部

Claims (9)

  1. 複数のマイクロレンズと、各マイクロレンズに対応する複数の光電変換部を有する撮像素子により、第1の光電変換部または第2の光電変換部に対応する視差画像の画素信号を取得し、前記第1の光電変換部および第2の光電変換部に対応する撮像画像を取得する取得手段と、
    前記視差画像を用いて欠陥となっている画素を検出する欠陥画素検出を行う検出手段と、
    前記視差画像の画素信号を補正するに当たって、前記検出手段により欠陥画素として検出された画素に対応する信号を、当該画素に隣接する、欠陥画素でない画素に対応する信号を用いて補正する第1の補正と、前記検出手段により欠陥画素として検出された画素に対応する信号を、当該画素に対応する前記撮像画像の画素信号を用いて補正する第2の補正を行う補正手段を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記補正手段は、前記検出手段により欠陥画素として検出された画素に欠陥画素が隣接していない場合に前記第1の補正を行い、前記検出手段により欠陥画素として検出された画素に欠陥画素が隣接している場合に前記第2の補正を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記取得手段は、前記第1の光電変換部から第1の視差画像の画素信号を取得し、前記第2の光電変換部から第2の視差画像の画素信号を取得し、
    前記補正手段は、前記第1または第2の視差画像の画素信号と、前記第1の視差画像の画素信号および前記第2の視差画像の画素信号を加算した前記撮像画像の画素信号を用いて前記第2の補正を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記取得手段は、前記第1の光電変換部または第2の光電変換部から前記視差画像の画素信号を取得し、前記第1の光電変換部および第2の光電変換部から前記撮像画像の画素信号を取得し、
    前記補正手段は、前記視差画像および撮像画像の画素信号を用いて前記第2の補正を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  5. 前記補正手段は、前記第1の補正を行ってから前記第2の補正を行うことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 複数のマイクロレンズと、各マイクロレンズに対応する複数の光電変換部を有する撮像素子により、第1の光電変換部または第2の光電変換部に対応する視差画像の画素信号を取得し、前記第1の光電変換部および第2の光電変換部に対応する撮像画像を取得する取得手段と、
    前記視差画像に係る第1および第2の欠陥画素情報を記憶する記憶手段と、
    前記視差画像の画素信号を補正するに当たって、前記記憶手段から前記第1の欠陥画素情報を取得して、欠陥画素に対応する信号を、当該欠陥画素に隣接する、欠陥画素でない画素に対応する信号を用いて補正する第1の補正と、前記記憶手段から前記第2の欠陥画素情報を取得して、欠陥画素に対応する信号を、当該欠陥画素に対応する前記撮像画像の画素信号を用いて補正する第2の補正を行う補正手段を備えることを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の画像処理装置を備えることを特徴とする撮像装置。
  8. 撮像画像および視差画像を処理する画像処理装置にて実行される制御方法であって、
    複数のマイクロレンズと、各マイクロレンズに対応する複数の光電変換部を有する撮像素子により、第1の光電変換部または第2の光電変換部に対応する前記視差画像の画素信号を取得し、前記第1の光電変換部および第2の光電変換部に対応する前記撮像画像を取得する取得工程と、
    前記視差画像を用いて欠陥となっている画素を検出する欠陥画素検出を行う検出工程と、
    前記視差画像の画素信号を補正するに当たって、
    前記検出工程で欠陥画素として検出された画素に対応する信号を、当該画素に隣接する欠陥画素でない画素に対応する信号を用いて補正する第1の補正工程と、
    前記検出工程で欠陥画素として検出された画素に対応する信号を、当該画素に対応する前記撮像画像の画素信号を用いて補正する第2の補正工程と、を有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  9. 撮像画像および視差画像を処理する画像処理装置にて実行される制御方法であって、
    複数のマイクロレンズと、各マイクロレンズに対応する複数の光電変換部を有する撮像素子により、第1の光電変換部または第2の光電変換部に対応する前記視差画像の画素信号を取得し、前記第1の光電変換部および第2の光電変換部に対応する前記撮像画像を取得する取得工程と、
    前記視差画像の画素信号を補正するに当たって、
    記憶手段から前記視差画像に係る第1の欠陥画素情報を取得して、欠陥画素に対応する信号を、当該欠陥画素に隣接する、欠陥画素でない画素に対応する信号を用いて補正する第1の補正工程と、
    前記記憶手段から前記視差画像に係る第2の欠陥画素情報を取得して、欠陥画素に対応する信号を、当該欠陥画素に対応する前記撮像画像の画素信号を用いて補正する第2の補正工程と、を有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。

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